JPH076068Y2 - 車両のルーフ構造 - Google Patents

車両のルーフ構造

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JPH076068Y2
JPH076068Y2 JP12312588U JP12312588U JPH076068Y2 JP H076068 Y2 JPH076068 Y2 JP H076068Y2 JP 12312588 U JP12312588 U JP 12312588U JP 12312588 U JP12312588 U JP 12312588U JP H076068 Y2 JPH076068 Y2 JP H076068Y2
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JP
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roof
reinforcement
rail
roof rail
panel
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真 山内
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両のルーフ構造に係り、詳しくは、自動車等
の車体におけるルーフパネルとルーフレールとの接合部
の構造に関する。
(従来の技術) 自動車等の車両におけるルーフ構造としては、例えば特
開昭58−141972号公報に記載されているように、内側に
レインフォースメントを接合することによって補強され
たルーフパネルの周縁部を、ルーフレールの外側に溶接
接合したものがある。すなわち、このルーフ構造では、
ルーフレールの外側にチャンネル状のレインレールを長
手方向に取付け、そのレインレール内にルーフパネルと
レインフォースメントのフランジ接合部を嵌め込み三枚
重ねで溶接接合している。あるいは、予めルーフレール
の内側にレインフォースメントを締結部材で結合した
後、接着剤等を介してルーフパネルをレインフォースメ
ントに対して所定の隙間を設けて接着すると共に、ルー
フパネルのフランジ部を、ルーフレールの外側に取付け
られているレインレール内に嵌め込み、二枚重ねで溶接
接合したものがある。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記の前者のように、ルーフパネルとレイン
フォースメントのフランジ接合部を、ルーフレールの外
方に突出して設けられたレインレール内に接合する場
合、ルーフレールに片持支持状態で取付けられているレ
インレール自体の支持剛性に難点があるのみならず、レ
インレール内に三枚重ねで溶接された接合個所に応力集
中が生ずるなどの強度上の問題がある。また、後者にお
いては、レインフォースメントとルーフパネルとを別々
に組付けるために、組付時の作業性が劣るという問題が
ある。さらに、ルーフ部材がルーフレールから外方に突
出したレインレールによって支持される車体構造では、
空力抵抗上不利になるのみならず、外観上洗練さを欠く
という難点もある。
本考案はこのような事情を考慮してなされ、車両のルー
フ構造を、組付性が良好で、ルーフ部材の接合部で応力
集中が少なく、高剛性であるとともに、空力抵抗上有利
で洗練された外観を有するものにすることを課題として
いる。
(課題を解決するための手段) 本考案は、幅方向に差渡されるレインフォースメントが
予め組付けられているルーフパネルを、長手方向に閉断
面が形成されるように二枚のパネルを接合してなるルー
フレールの内側フランジ接合部に取付けるようにした車
両のルーフ構造を前提とする。そして、上記ルーフパネ
ルの外端縁と上記ルーフレールの内端縁との間には、長
手方向に延びるレイン溝が形成されている。上記ルーフ
パネルとレインフォースメントのフランジ接合部は、上
記ルーフレールの内側フランジ接合部に対して四枚重ね
でスポット溶接により接合されている。上記ルーフレー
ルにおける少なくとも一方のパネルに、上記内側フラン
ジ接合部よりも内方に延びる延長部が形成され、その延
長部に上記レインフォースメントが締結部材で結合され
たものとする。
(作用) 組付けに際しては、まず、ルーフレールの少なくとも一
方のパネルにおける内側フランジ接合部よりも内方に延
びる延長部に、予めルーフパネルに組付けられているレ
インフォースメントの端部を載せ、位置合せした後に締
結部材で結合固定する。次いで、前記ルーフレールの内
側フランジ接合部に重ねられたルーフパネルとレインフ
ォースメントのフランジ接合部をスポット溶接すること
により、容易かつ迅速に組付作業を完了することができ
る。
組立られた構造は、ルーフパネルとレインフォースメン
トのフランジ接合部が、直接、支持剛性の高いルーフレ
ールに四枚重ねで溶接接合されていること、及びレイン
フォースメントが幅方向に二点で支持されていること等
から応力集中が少なく、強度・剛性の高いものとなる。
また、ルーフパネルとルーフレールの接合部に形成され
る溝部をレイン溝とすることにより、従来のように、ル
ーフレールから外方に突出したレインレールを設ける必
要がなく、空力抵抗上有利になるとともに、外観が向上
洗練される。
(考案の効果) 本考案の車両のルーフ構造は、ルーフパネルとルーフレ
ールとの接合部分によってレイン溝を形成するととも
に、ルーフパネルとレインフォースメントのフランジ接
合部を二枚のパネルよりなるルーフレールの内側フラン
ジ接合部に対して四枚重ねでスポット溶接により接合
し、さらにルーフレールにおける少なくとも一方のパネ
ルに、上記内側フランジ接合部よりも内方に延びる延長
部を形成し、その延長部に上記レインフォースメントを
締結部材で結合しているので、組付性が向上するととも
に、応力集中の少ない高剛性な構造となるのみならず、
空力抵抗上有利となり、かつ外観も良好となる。
(実施例) 以下に、本考案を実施例に基づいて詳細に説明する。
本実施例に示す車両のルーフ構造は、第3図に示すよう
に、自動車1のルーフパネル2の中央部がレインフォー
スメント3によって補強されており、組付性が良好で、
応力集中が少なく高剛性であるとともに、空力抵抗上有
利で良好な外観を有し、次のように構成される。
第3図におけるI−I線矢視断面である第1図に示すル
ーフパネル2には、幅方向に差渡されるレインフォース
メント3が接着剤やシール剤によって予め組付けられて
いる。そのルーフパネル2のフランジ部2aが、レインフ
ォースメント3の端部を介してルーフレール7の内側フ
ランジ接合部7aに四枚重ねでスポット溶接により接合さ
れている。ルーフレール7は、長手方向に閉断面4を形
成するようにルーフレールインナ5及びルーフレールア
ウタ6を接合してなり、そのルーフレールインナ5に、
内側フランジ接合部7aよりも内方に延びる平突状の延長
部8(第2図参照)が形成されており、その延長部8の
上にレインフォースメント3がビス9で結合されてい
る。ルーフパネル2の外端縁とルーフレール7の内端縁
との間には、長手方向に延びるレイン溝15が形成されて
いる。
上記構成についてより詳細に説明すると、ルーフレール
インナ5に形成される延長部8は、第2図に示すよう
に、レインフォースメント3に対応するように内方に突
出して形成され、その内側に内方に開放される長孔状の
位置決め凹部10が形成され、レインフォースメント3を
固定するためのビス9を挿通できるようになっている。
一方、レインフォースメント3は、上に凸の畝部11の両
側に溝部12が形成されて曲げ剛性の高いものとされ、そ
の畝部11より外方に突出した端部に二つの突出部13a,13
bが形成され、ルーフレール7の内側フランジ接合部7a
及びルーフパネル2のフランジ部2aに対する接合部とさ
れる。畝部11の端部は内方に凹陥状のスロープ11aとさ
れ、その下部が略円形状に下方に陥没し、その中央にビ
ス孔14が穿設形成され、ルーフレールインナ5の延長部
8に対する接合とされる。
以上のように構成されるルーフ構造にあっては、前述し
たように、ルーフレールインナ5とルーフレールアウタ
6の両フランジ部同志が、スポット溶接によって予め接
合されており、一方、レインフォースメント3は、ルー
ルパネル2に所定のすき間16が形成されるように、突出
部13a,13bをフランジ部2aに対応当接させて仮組付けさ
れている。このルーフパネル2をルーフレール7上に組
付けるにあたり、ルーフレール7の内側フランジ接合部
7aにルーフパネル2のフランジ部2aを対応させ、かつレ
インフォースメント3のビス孔14をルーフレールインナ
5の位置決め凹部10に合せて位置決めした後ビス9によ
り締結固定する。次いで、まず、ルーフパネル2のフラ
ンジ部2a、レインフォースメント3の突出部13a,13b及
びルーフレール7の内側フランジ接合部7aを×印で示す
2ケ所にて四枚重ねでスポット溶接し(第1図参照)、
しかる後、ルーフパネル2のフランジ部2aとルーフレー
ル7の内側フランジ接合部7aを三枚重ねでスポット溶接
することにより組付作業が完了する。
このような組付作業において、仮組状態にあるルーフパ
ネル2をルーフレール7に対して位置決めするときに、
ルーフレール7の内側フランジ接合部7aが比較的に幅広
く形成されているため搭載及び位置合わせが容易とな
り、かつ、ビス9によって固定した後そのまま安定した
状態で溶接作業を行うことができるので、組付性が著し
く向上する。このルーフ構造は、レイン溝15がルーフパ
ネル2とルーフレール7間に形成されるため、従来のよ
うな車体外部に突出するものがなく、空力抵抗上有利と
なり、かつ外観が向上洗練する。そして、ルーフパネル
2のフランジ部2aとレインフォースメント3の突出部13
a,13bとがルーフレール7の内側フランジ部7aに四枚重
ねで溶接され、接合部が高剛性なものとなる。また、レ
インフォースメント3がルーフレール7の内側フランジ
接合部7a及び延長部8の二点で接合されるため応力分散
が図られ、ルーフの剛性・強度が向上する。
尚、ルーフレールインナ5に代えてルーフレールアウタ
6に延長部を設けてもよく、あるいはルーフレールイン
ナ5とルーフレールアウタ6とを共に内方に延長して延
長部を形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の車両のルーフ構造における実施例を示
し、第1図はルーフ構造の接合部断面で、第3図におけ
るI−I線矢視断面図、第2図はルーフ構造の接合部の
部分断面斜視図、第3図は自動車の斜視図である。 1……車両(自動車)、2……ルーフパネル、3……レ
インフォースメント、4……閉断面、5……パネル(ル
ーフレールインナ)、6……パネル(ルーフレールアウ
タ)、7……ルーフレール、7a……内側フランジ接合
部、8……延長部、9……締結部材(ビス)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】幅方向に差渡されるレインフォースメント
    が予め組付けられているルーフパネルを、長手方向に閉
    断面が形成されるように二枚のパネルを接合してなるル
    ーフレールの内側フランジ接合部に取付けるようにした
    車両のルーフ構造であって、 上記ルーフパネルの外端縁と上記ルーフレールの内端縁
    との間には、長手方向に延びるレイン溝が形成されてお
    り、 上記ルーフパネルとレインフォースメントのフランジ接
    合部は、上記ルーフレールの内側フランジ接合部に対し
    て四枚重ねでスポット溶接により接合されており、 上記ルーフレールにおける少なくとも一方のパネルに、
    上記内側フランジ接合部よりも内方に延びる延長部が形
    成され、その延長部に上記レインフォースメントが締結
    部材で結合されたことを特徴とする車両のルーフ構造。
JP12312588U 1988-09-20 1988-09-20 車両のルーフ構造 Expired - Lifetime JPH076068Y2 (ja)

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JP12312588U JPH076068Y2 (ja) 1988-09-20 1988-09-20 車両のルーフ構造

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JP12312588U JPH076068Y2 (ja) 1988-09-20 1988-09-20 車両のルーフ構造

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Publication Number Publication Date
JPH0242876U JPH0242876U (ja) 1990-03-23
JPH076068Y2 true JPH076068Y2 (ja) 1995-02-15

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ID=31371689

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JP12312588U Expired - Lifetime JPH076068Y2 (ja) 1988-09-20 1988-09-20 車両のルーフ構造

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JP6075272B2 (ja) 2013-11-14 2017-02-08 マツダ株式会社 車両の側部車体構造

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JPH0242876U (ja) 1990-03-23

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