JP2584470Y2 - 車体骨格部材の結合部構造 - Google Patents

車体骨格部材の結合部構造

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JP2584470Y2
JP2584470Y2 JP1991085005U JP8500591U JP2584470Y2 JP 2584470 Y2 JP2584470 Y2 JP 2584470Y2 JP 1991085005 U JP1991085005 U JP 1991085005U JP 8500591 U JP8500591 U JP 8500591U JP 2584470 Y2 JP2584470 Y2 JP 2584470Y2
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roof rail
roof
rail
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晶章 高木
彰裕 大伴
光則 中村
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車体骨格部材の結合部構
造、とりわけ、ルーフ車幅方向骨格部材であるルーフレ
ールと、ルーフ前後方向骨格部材であるルーフサイドレ
ールと、車体上下方向骨格部材であるピラーとが集合し
て結合される上部三叉部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図10〜12は従来の構造を示すもの
で、1は断面逆ハット形に形成したルーフレールとして
のフロントルーフレールで、その前,後フランジ部2上
にルーフレールレインフオース3を接合して、これらフ
ロントルーフレール1とルーフレールレインフオース3
とで閉断面を形成し、車幅方向骨格部材としての所要の
強度,剛性を確保している。
【0003】4はフロントルーフレール1と同様に断面
逆ハット形に形成したルーフレールブレースで、このル
ーフレールブレース4はルーフレール接続部5と、ピラ
ー接続部6、およびルーフサイドレール接続部7とを形
成して3つ股状に形成してあり、前記フロントルーフレ
ール1の車幅方向の端部をルーフレール接続部5に嵌合
してスポット溶接により接合してあると共に、ピラー接
続部6にピラーインナ9とピラーアウタ10とで閉断面
に形成したピラーとしてのフロントピラー8を、および
ルーフサイドレール接続部7にレールインナ12とレー
ルアウタ13とで閉断面に形成したルーフサイドレール
11を接合するようにしている。図中14はルーフパネ
ルを示す。この類似構造は、例えば昭和58年9月30
日自動車技術会発行の「新編自動車工学便覧第6編1−
6頁〜1−8頁」に示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】フロントルーフレール
1とルーフレールレインフオース3とは、フロントピラ
ー8やルーフサイドレール11と同様に閉断面にサブア
ッセンブリされる関係上、フロントルーフレール1の車
幅方向の端部には、ルーフレールブレース4との接合時
のスポットガン(図示省略)挿入用の作業孔15を設け
る必要があり、また、この例のようにルーフレールレイ
ンフオース3の車幅方向の端部にも同様の趣旨により作
業孔16を設けることもある。また、このように作業孔
15,16が開設されることに加えて、ルーフレールレ
インフオース3とフロントピラー8のピラーアウタ10
とが、造形上および組付け上の理由から離間状態にある
ため、車体の捩れ荷重等が集中する傾向にある上部三叉
部の結合部分の中でも、特にこのフロントルーフレール
1,ルーフレールレインフオース3と、ルーフレールブ
レース4,ピラーアウタ10との継目部分の強度の確保
が難しい。
【0005】そこで、本考案は簡単な構造により、専用
の補強材等を必要とすることなく、上部三叉部の強度,
剛性を一段と高めることができる車体骨格部材の結合部
構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】断面逆ハット形のルーフ
レールにルーフレールレインフオースを接合して、これ
らルーフレールとルーフレールレインフオースとで閉断
面を形成し、前記ルーフレールの車幅方向の端部を、ル
ーフレール接続部とピラー接続部およびルーフサイドレ
ール接続部とを形成した3つ股状のルーフレールブレー
スのルーフレール接続部に嵌合して接合し、前記ルーフ
レールのルーフレールブレースとの接続部近傍に作業孔
を形成してなる上部三叉部構造において、前記ルーフレ
ールレインフオースの車幅方向の端部に作業孔を形成す
るとともに、この作業孔を囲繞するようにして下向きの
傾斜壁を形成し、この傾斜壁の下端部を前記ルーフレー
ル接続部上でルーフレールまたはピラーアウタの端部上
に重ねて接合してある。
【0007】
【作用】傾斜壁の下端部をルーフレールブレースのルー
フレール接続部上で、ルーフレールまたはピラーアウタ
の端部上に重ねて接合することにより、ルーフレールレ
インフオースの車幅方向の端部がルーフレールブレース
を介してピラー,ルーフサイドレールに結合され、か
つ、該接合部分がパネルの3重合構造となって強度,剛
性の向上が図られる。特に、この上部三叉部は、ルーフ
レール端部の作業孔開設やルーフレールレインフォース
とピラーアウタとの離間によって強度的に脆弱になり易
い部位であるにもかかわらず、3枚合わせの接合構造
と、傾斜壁の前後に2つの側壁が形成されることとによ
って、強度,剛性が効果的に高められる
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面と共に前記従来
の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
【0009】図1〜4において、フロントルーフレール
1は断面逆ハット形に形成してあって、その前、後フラ
ンジ2にルーフレールレインフオース3を接合して、こ
れらフロントルーフレール1とルーフレールレインフオ
ース3とで閉断面に形成してある点、このフロントルー
フレール3はその車幅方向の端部を、ルーフレール接続
部5,ピラー接続部6,ルーフサイドレール接続部7を
形成した断面ハット形の3つ股状のルーフレールブレー
ス4の前記ルーフレール接続部5に嵌合して接合してあ
る点、および前記フロントルーフレール1,ルーフレー
ルレインフオース3の各車幅方向の端部には、スポット
ガン挿入用の作業孔15,16を設けてある点、等の基
本的構造は前記従来と同様である。
【0010】ここで、前記ルーフレールレインフオース
3の車幅方向の端部には、その中央部分を凹設して作業
孔16を所要の幅で囲繞した形状で、下向きの傾斜壁2
0を形成し、この傾斜壁20の下端部をルーフレールブ
レース4のルーフレール接続部5上で、該ルーフレール
接続部5に接続するパネルの端部上に重ねて図示しない
スポットガンを作業孔15,16に挿入してスポット溶
接により接合(以下スポット接合と云う)してある図中
∨印逆∨印はスポット接合点をあらわす。この実施例に
あっては、傾斜壁20をルーフレールレインフオース3
の一般面から漸次傾斜させて下端末部がフロントルーフ
レール1端部の一般面上に底付きするようにプレス成形
してあって、この傾斜壁20の下端部をフロントルーフ
レール1の端部の一般面と共にルーフレール接続部5上
にスポット接合してある。
【0011】以上の実施例構造によれば、ルーフレール
レインフオース3とフロントピラー8のピラーアウタ1
0とが、造形上および組付け上の理由から離間して非接
続状態であっても、傾斜壁20の下端部がフロントルー
フレール1の端部と共にルーフレール接続部5上に3枚
合わせ状態でスポット接合されていて、ルーフレールレ
インフオース3がルーフレールブレース4を介してフロ
ントピラー8,ルーフサイドレール11に実質的に結合
されているため、荷重分散を十分に行うことができる。
しかも、この傾斜壁20の凹設によって、該凹設部の前
後側壁とフロントルーフレール1の前後側壁との間には
小面積ながらも閉断面部21が形成されることから、作
業孔15,16周りの剛性を高めることができ、上部三
叉部の構造全体としてその強度,剛性を高めることがで
きる。
【0012】図5〜7に示す実施例は、傾斜壁20をル
ーフレールレインフオース3の一般面から若干の段差を
もって有段成形する一方、フロントルーフレール1の車
幅方向の端部に、作業孔15を囲繞した状態で前記傾斜
壁20に重合する段丘部22を形成し、傾斜壁20の下
端部をフロントルーフレール1の端部の一般面と共にル
ーフレール接続部5上にスポット接合すると共に、作業
孔15,16の前後周縁部で傾斜壁20と段丘部22と
をスポット接合してある。
【0013】従って、この実施例によれば作業孔15,
16周りが、傾斜壁20と段丘部22との2枚合わせ状
態でスポット結合されるため面剛性が著しく高められ、
上部三叉部の強度,剛性をより一層高めることができ
る。
【0014】図8,9に示す実施例は、ルーフレールレ
インフオース3の車幅方向の端部に、端末にフランジ2
0A1を曲折成形した下向きの傾斜壁20Aを延設する
と共に、該傾斜壁20Aに作業孔16Aを形成する一
方、フロントピラー8のピラーアウタ10のフロントル
ーフレール1側に突出した端部に、端末にフランジ24
を曲折成形した下向きの傾斜壁23を延設し、ルーフレ
ールブレース4のルーフレール接続部5上で、フランジ
24の上にフランジ20A1を重ねてこれらを一体的に
接合したもので、フロントルーフレール1の端部とルー
フレール接続部5との結合、および、フランジ20
1,24とルーフレール接続部5との結合は、図9に
示すようにフロントルーフレール1および傾斜壁20A
に設けた作業孔15,16Aにスポットガン25を挿入
して行われる。
【0015】なお、前記実施例では何れもルーフ前部の
上部三叉部の構造を開示したが、ルーフ後部の上部三叉
部、即ち、ルーフサイドレール11と、図外のリヤピラ
ー,リヤルーフレールとの結合部分にも適用できること
は勿論である。
【0016】また、第1実施例と第実施例において、
ルーフレールレインフオース3の端部形状が異なってい
るが、第1実施例のルーフレールレインフオース3形状
に第実施例のようにピラーアウタ10のフランジ24
を接合させてもよい。
【0017】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、ルーフレ
ールレインフオースの傾斜壁を、ルーフレールブレース
のルーフレール接続部上でルーフレールまたはピラーア
ウタの端部上に重ねて接合することにより、ルーフレー
ルレインフオースをルーフレールブレースを介してピラ
ー,ルーフサイドレール等の他の車体骨格部材に実質的
に結合することができるから、荷重分散を効率よく行え
て上部三叉部全体の強度,剛性を一段と高めることがで
きる。特に、この上部三叉部は、ルーフレール端部の作
業孔開設やルーフレールレインフォースとピラーアウタ
との離間によって強度的に脆弱になり易い部位であるに
もかかわらず、3枚合わせの接合構造と、傾斜壁の前後
に2つの側壁が形成されることとによって、強度,剛性
が効果的に高められる
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部を示す斜視図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図。
【図4】同実施例の分解斜視図。
【図5】本考案の第2実施例の要部を示す斜視図。
【図6】図5のC−C線に沿う断面図。
【図7】図5のD−D線に沿う断面図。
【図8】本考案の第3実施例の要部を示す斜視図。
【図9】図8のE−E線に沿う断面図。
【図10】従来の構造の要部を示す斜視図。
【図11】図10のF−F線に沿う断面図。
【図12】図10のG−G線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…ルーフレール、3…ルーフレールレインフオース、
4…ルーフレールブレース、5…ルーフレール接続部、
6…ピラー接続部、7…ルーフサイドレール接続部、8
…ピラー、11…ルーフサイドレール、14…ルーフパ
ネル、20…傾斜壁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−8068(JP,U) 実開 昭62−137775(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 25/04 - 25/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面逆ハット形のルーフレールにルーフ
    レールレインフオースを接合して、これらルーフレール
    とルーフレールレインフオースとで閉断面を形成し、前
    記ルーフレールの車幅方向の端部を、ルーフレール接続
    部とピラー接続部およびルーフサイドレール接続部とを
    形成した3つ股状のルーフレールブレースのルーフレー
    ル接続部に嵌合して接合し、前記ルーフレールのルーフ
    レールブレースとの接続部近傍に作業孔を形成してなる
    上部三叉部構造において、前記ルーフレールレインフオ
    ースの車幅方向の端部に作業孔を形成するとともに、こ
    の作業孔を囲繞するようにして下向きの傾斜壁を形成
    し、この傾斜壁の下端部を前記ルーフレール接続部上
    ーフレールまたはピラーアウタの端部上に重ねて接合
    したことを特徴とする車体骨格部材の結合部構造。
JP1991085005U 1991-10-18 1991-10-18 車体骨格部材の結合部構造 Expired - Lifetime JP2584470Y2 (ja)

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JPS62137775U (ja) * 1986-02-20 1987-08-31
JP3008068U (ja) * 1994-05-24 1995-03-07 寿商事株式会社 ガス調理器

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