JPH0535554U - 車体骨格部材の結合部構造 - Google Patents

車体骨格部材の結合部構造

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JPH0535554U
JPH0535554U JP8500591U JP8500591U JPH0535554U JP H0535554 U JPH0535554 U JP H0535554U JP 8500591 U JP8500591 U JP 8500591U JP 8500591 U JP8500591 U JP 8500591U JP H0535554 U JPH0535554 U JP H0535554U
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晶章 高木
彰裕 大伴
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ルーフレール,ルーフレールレインフオース
と、ルーフレールブレースのルーフレール接続部との継
目部分の強度,剛性の向上を図る。 【構成】 フロントルーフレール1の前,後フランジ
2.2上に接合したルーフレールレインフオース3の車
幅方向の端部に、その中央部分を凹設して作業孔16を
囲繞して車幅方向側に向かって下向きの傾斜壁20を形
成し、該傾斜壁20の下端部をルーフレールブレース4
のルーフレール接続部5上で、フロントルーフレール1
の端部上に重ねて、これらを一体的にスポット結合して
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車体骨格部材の結合部構造、とりわけ、ルーフ車幅方向骨格部材であ るルーフレールと、ルーフ前後方向骨格部材であるルーフサイドレールと、車体 上下方向骨格部材であるピラーとが集合して結合される上部三叉部の構造に関す る。
【0002】
【従来の技術】
図10〜12は従来の構造を示すもので、1は断面逆ハット形に形成したルー フレールとしてのフロントルーフレールで、その前,後フランジ部2上にルーフ レールレインフオース3を接合して、これらフロントルーフレール1とルーフレ ールレインフオース3とで閉断面を形成し、車幅方向骨格部材としての所要の強 度,剛性を確保している。
【0003】 4はフロントルーフレール1と同様に断面逆ハット形に形成したルーフレール ブレースで、このルーフレールブレース4はルーフレール接続部5と、ピラー接 続部6、およびルーフサイドレール接続部7とを形成して3つ股状に形成してあ り、前記フロントルーフレール1の車幅方向の端部をルーフレール接続部5に嵌 合してスポット溶接により接合してあると共に、ピラー接続部6にピラーインナ 9とピラーアウタ10とで閉断面に形成したピラーとしてのフロントピラー8を 、およびルーフサイドレール接続部7にレールインナ12とレールアウタ13と で閉断面に形成したルーフサイドレール11を接合するようにしている。図中1 4はルーフパネルを示す。この類似構造は、例えば昭和58年9月30日自動車 技術会発行の「新編自動車工学便覧第6編1−6頁〜1−8頁」に示されている 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
フロントルーフレール1とルーフレールレインフオース3とは、フロントピラ ー8やルーフサイドレール11と同様に閉断面にサブアッセンブリされる関係上 、フロントルーフレール1の車幅方向の端部には、ルーフレールブレース4との 接合時のスポットガン(図示省略)挿入用の作業孔15を設ける必要があり、ま た、この例のようにルーフレールレインフオース3の車幅方向の端部にも同様の 趣旨により作業孔16を設けることもある。また、このように作業孔15,16 が開設されることに加えて、ルーフレールレインフオース3とフロントピラー8 のピラーアウタ10とが、造形上および組付け上の理由から離間状態にあるため 、車体の捩れ荷重等が集中する傾向にある上部三叉部の結合部分の中でも、特に このフロントルーフレール1,ルーフレールレインフオース3と、ルーフレール ブレース4,ピラーアウタ10との継目部分の強度の確保が難しい。
【0005】 そこで、本考案は簡単な構造により、専用の補強材等を必要とすることなく、 上部三叉部の強度,剛性を一段と高めることができる車体骨格部材の結合部構造 を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
断面逆ハット形のルーフレールにルーフレールレインフオースを接合して、こ れらルーフレールとルーフレールレインフオースとで閉断面を形成し、前記ルー フレールの車幅方向の端部を、ルーフレール接続部とピラー接続部およびルーフ サイドレール接続部とを形成した3つ股状のルーフレールブレースのルーフレー ル接続部に嵌合して接合した上部三叉部構造において、前記ルーフレールレイン フオースの車幅方向の端部に下向きの傾斜壁を形成し、この傾斜壁の下端部を前 記ルーフレール接続部上で、該ルーフレール接続部に接続するパネルの端部上に 重ねて接合してある。
【0007】
【作用】
傾斜壁の下端部をルーフレールブレースのルーフレール接続部上で、該ルーフ レール接続部に接続するパネルの端部上に重ねて接合することにより、ルーフレ ールレインフオースの車幅方向の端部がルーフレールブレースを介してピラー, ルーフサイドレールに結合され、かつ、該接合部分がパネルの3重合構造となっ て強度,剛性の向上が図られる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面と共に前記従来の構成と同一部分に同一符号を付 して詳述する。
【0009】 図1〜4において、フロントルーフレール1は断面逆ハット形に形成してあっ て、その前、後フランジ2にルーフレールレインフオース3を接合して、これら フロントルーフレール1とルーフレールレインフオース3とで閉断面に形成して ある点、このフロントルーフレール3はその車幅方向の端部を、ルーフレール接 続部5,ピラー接続部6,ルーフサイドレール接続部7を形成した断面ハット形 の3つ股状のルーフレールブレース4の前記ルーフレール接続部5に嵌合して接 合してある点、および前記フロントルーフレール1,ルーフレールレインフオー ス3の各車幅方向の端部には、スポットガン挿入用の作業孔15,16を設けて ある点、等の基本的構造は前記従来と同様である。
【0010】 ここで、前記ルーフレールレインフオース3の車幅方向の端部には、その中央 部分を凹設して作業孔16を所要の幅で囲繞した形状で、下向きの傾斜壁20を 形成し、この傾斜壁20の下端部をルーフレールブレース4のルーフレール接続 部5上で、該ルーフレール接続部5に接続するパネルの端部上に重ねて図示しな いスポットガンを作業孔15,16に挿入してスポット溶接により接合(以下ス ポット接合と云う)してある図中∨印逆∨印はスポット接合点をあらわす。この 実施例にあっては、傾斜壁20をルーフレールレインフオース3の一般面から漸 次傾斜させて下端末部がフロントルーフレール1端部の一般面上に底付きするよ うにプレス成形してあって、この傾斜壁20の下端部をフロントルーフレール1 の端部の一般面と共にルーフレール接続部5上にスポット接合してある。
【0011】 以上の実施例構造によれば、ルーフレールレインフオース3とフロントピラー 8のピラーアウタ10とが、造形上および組付け上の理由から離間して非接続状 態であっても、傾斜壁20の下端部がフロントルーフレール1の端部と共にルー フレール接続部5上に3枚合わせ状態でスポット接合されていて、ルーフレール レインフオース3がルーフレールブレース4を介してフロントピラー8,ルーフ サイドレール11に実質的に結合されているため、荷重分散を十分に行うことが できる。しかも、この傾斜壁20の凹設によって、該凹設部の前後側壁とフロン トルーフレール1の前後側壁との間には小面積ながらも閉断面部21が形成され ることから、作業孔15,16周りの剛性を高めることができ、上部三叉部の構 造全体としてその強度,剛性を高めることができる。
【0012】 図5〜7に示す実施例は、傾斜壁20をルーフレールレインフオース3の一般 面から若干の段差をもって有段成形する一方、フロントルーフレール1の車幅方 向の端部に、作業孔15を囲繞した状態で前記傾斜壁20に重合する段丘部22 を形成し、傾斜壁20の下端部をフロントルーフレール1の端部の一般面と共に ルーフレール接続部5上にスポット接合すると共に、作業孔15,16の前後周 縁部で傾斜壁20と段丘部22とをスポット接合してある。
【0013】 従って、この実施例によれば作業孔15,16周りが、傾斜壁20と段丘部2 2との2枚合わせ状態でスポット結合されるため面剛性が著しく高められ、上部 三叉部の強度,剛性をより一層高めることができる。
【0014】 図8,9に示す実施例は、ルーフレールレインフオース3の車幅方向の端部に 、端末にフランジ20A1を曲折成形した下向きの傾斜壁20Aを延設すると共 に、該傾斜壁20Aに作業孔16Aを形成する一方、フロントピラー8のピラー アウタ10のフロントルーフレール1側に突出した端部に、端末にフランジ24 を曲折成形した下向きの傾斜壁23を延設し、ルーフレールブレース4のルーフ レール接続部5上で、フランジ24の上にフランジ20A1を重ねてこれらを一 体的に接合したもので、フロントルーフレール1の端部とルーフレール接続部5 との結合、および、フランジ20A1,24とルーフレール接続部5との結合は 、図9に示すようにフロントルーフレール1および傾斜壁20Aに設けた作業孔 15,16Aにスポットガン25を挿入して行われる。
【0015】 なお、前記実施例では何れもルーフ前部の上部三叉部の構造を開示したが、ル ーフ後部の上部三叉部、即ち、ルーフサイドレール11と、図外のリヤピラー, リヤルーフレールとの結合部分にも適用できることは勿論である。
【0016】 また、第1実施例と第2実施例において、ルーフレールレインフオース3の端 部形状が異なっているが、第1実施例のルーフレールレインフオース3形状に第 2実施例のようにルーフレールブレース4のフランジ24を接合させてもよい。
【0017】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、ルーフレールレインフオースの傾斜壁を、ルー フレールブレースのルーフレール接続部上で、該ルーフレール接続部に接続する パネルの端部上に重ねて接合することにより、ルーフレールレインフオースをル ーフレールブレースを介してピラー,ルーフサイドレール等の他の車体骨格部材 に実質的に結合することができるから、荷重分散を効率よく行えて上部三叉部全 体の強度,剛性を一段と高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部を示す斜視図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図。
【図4】同実施例の分解斜視図。
【図5】本考案の第2実施例の要部を示す斜視図。
【図6】図5のC−C線に沿う断面図。
【図7】図5のD−D線に沿う断面図。
【図8】本考案の第3実施例の要部を示す斜視図。
【図9】図8のE−E線に沿う断面図。
【図10】従来の構造の要部を示す斜視図。
【図11】図10のF−F線に沿う断面図。
【図12】図10のG−G線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…ルーフレール、3…ルーフレールレインフオース、
4…ルーフレールブレース、5…ルーフレール接続部、
6…ピラー接続部、7…ルーフサイドレール接続部、8
…ピラー、11…ルーフサイドレール、14…ルーフパ
ネル、20…傾斜壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面逆ハット形のルーフレールにルーフ
    レールレインフオースを接合して、これらルーフレール
    とルーフレールレインフオースとで閉断面を形成し、前
    記ルーフレールの車幅方向の端部を、ルーフレール接続
    部とピラー接続部およびルーフサイドレール接続部とを
    形成した3つ股状のルーフレールブレースのルーフレー
    ル接続部に嵌合して接合した上部三叉部構造において、
    前記ルーフレールレインフオースの車幅方向の端部に下
    向きの傾斜壁を形成し、この傾斜壁の下端部を前記ルー
    フレール接続部上で、該ルーフレール接続部に接続する
    パネルの端部上に重ねて接合したことを特徴とする車体
    骨格部材の結合部構造。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62137775U (ja) * 1986-02-20 1987-08-31
JP3008068U (ja) * 1994-05-24 1995-03-07 寿商事株式会社 ガス調理器

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