JPH0611887Y2 - 自動車車体の前部構造 - Google Patents

自動車車体の前部構造

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JPH0611887Y2
JPH0611887Y2 JP1988003102U JP310288U JPH0611887Y2 JP H0611887 Y2 JPH0611887 Y2 JP H0611887Y2 JP 1988003102 U JP1988003102 U JP 1988003102U JP 310288 U JP310288 U JP 310288U JP H0611887 Y2 JPH0611887 Y2 JP H0611887Y2
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和彦 綾部
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、自動車車体の前部構造に関する。
b.従来の技術 従来の自動車車体の前部構造として、例えば第7図およ
び第8図に示すものがある。同図において、フロントウ
インドガラス51の下部に配設されるカウル部52は両側部
がフロントピラー53に結合されている。すなわち、フロ
ントピラー53は、車体の強度を保持するためサイドボデ
ィアウタパネル54とピラーインナパネル55との結合によ
って箱型断面に構成され、フロントピラー53の前端フラ
ンジ部56にはカウル部52を形成するカウルアッパパネル
57およびカウルサイドアウタメンバ58がスポット溶接に
て接合されている。なお、59はカウルサイドインナメン
バ、60はカウルトップパネルである。
c.考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上述した従来の自動車車体の前部構造に
あっては、カウル部52とフロントピラー53とが前端フラ
ンジ部56においてのみ結合されているので、結合部の強
度および車体前部の剛性が十分とれないという欠点があ
った。また、カウルアッパパネル57およびカウルサイド
アウタメンバ58の端部と前端フランジ部56との接合にあ
たって、溶接ガン61を第8図に示す如く配置してスポッ
ト溶接しなければならないので、溶接作業性が極めて悪
く、組付作業の能率向上が図れなかった。
本考案はこのような実状に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、上述の如き問題点を解消し得る自動車
車体の前部構造を提供することにある。
d.問題点を解決するための手段 上記従来技術の有する問題点を解決するために、本考案
においては、フロントウィンドガラスを間に置いて車体
の両側に配設されるフロントピラーと、前記フロントウ
ィンドガラスの下部に配設されるカウル部とを互いに結
合することによって構成される自動車車体の前部構造に
おいて、前記フロントピラーをサイドボディアウタパネ
ルとピラーインナパネルとの結合によって箱型断面に構
成するとともに、前記ピラーインナパネルの前端部を前
記サイドボディアウタパネルに対して車体前方側に延出
して形成し、前記カウル部を形成するカウルアッパパネ
ルの両側端部を前記フロントピラーの両端結合部のほぼ
中間部に位置するピラーインナパネルに2枚合せで接合
する一方、前記ピラーインナパネルの前端部を前記カウ
ル部のカウルサイドアウタメンバの後端部に2枚合せで
接合するとともに、前記カウル部のカウルサイドインナ
メンバの上下端部をそれぞれ前記カウルサイドアウタメ
ンバおよびカウルアッパパネルに2枚合せで接合してい
る。
以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示すもので、図に
おいて1は小型自動車であって、この自動車1の車体前
部2の両側にはフロントウインドガラス3を間に置いて
フロントピラー4,5が配設されている。また、フロン
トウインドガラス3の下部にはカウル部6が車体前部2
の車巾方向に沿って配設されており、左右のフロントピ
ラー4,5とカウル部6とはスポット溶接にて互いに結
合されている。
上記フロントピラー4は車体前部2のほぼ上下方向に沿
って延びており、サイドボディアウタパネル7とピラー
インナパネル8との結合によって箱型断面に構成されて
いる。しかして、サイドボディアウタパネル7およびピ
ラーインナパネル8の前後端には、それぞれパネルを水
平または垂直に折り曲げて形成した結合用のフランジ部
7a,8a,7b,8bが設けられ、ピラーインナパネル8の前端
フランジ部8aは第3図に示す如くサイドボディアウタパ
ネル7の前端フランジ部7aより車体前方側に延出して形
成されている。サイドボディアウタパネル7の前端フラ
ンジ部7aはピラーインナパネル8の前後端フランジ部8
a,8b間に固着されているとともに、サイドボディアウタ
パネル7の後端フランジ部7bはピラーインナパネル8の
後端フランジ部8bに突合せられて固着されている。
一方、上記カウル部6はカウルトップパネル9,カウル
アッパパネル10,カウルサイドアウタメンバ11およびカ
ウルサイドインナメンバ12からなり、これらパネルをス
ポット溶接にて相互に接合することにより車巾方向へ延
びる閉断面形状に形成されている。すなわち、一枚のパ
ネルをほぼ直角に折り曲げたカウルトップパネル9とカ
ウルアッパパネル10とは上下端部においてそれぞれ固着
され、カウルトップパネル9の上端部付近にはこれを屈
曲させて形成したフロントウインドガラス3の接合面
(図示せず)が設けられている。そして、カウルトップ
パネル9およびカウルアッパパネル10の両側部は、第2
図および第6図に示す如くカウルサイドインナメンバ12
の上下端部12a,12bと2枚合せでそれぞれ固着されてお
り、カウルサイドインナメンバ12の上端部12aはカウル
サイドアウタメンバ11の上端部11aと固着されている。
また、上記カウルアッパパネル10の両側部はカウルサイ
ドインナメンバ12の結合位置より左右のフロントピラー
4,5側に延出して形成され、両側端部10aは第5図に
示す如くサイドボディアウタパネル7の前後端フランジ
部7a,7bと結合するピラーインナパネル8のほぼ中間部
に2枚合せで固着されている。一方、ピラーインナパネ
ル8の前端フランジ部8aの上部は第2図に示す如く逆L
字状に形成され、カウルサイドアウタメンバ11の下端部
11bおよび後端部11cに2枚合せで固着されている。しか
して、ピラーインナパネル8,カウルアッパパネル10,
カウルサイドインナメンバ12およびカウルサイドアウタ
メンバ11の相互接合によって箱型断面のボックス13が形
成され、このボックス13と同じく箱型断面のフロントピ
ラー4,5とが結合されるようになっている。
上記構成のフロントピラー4,5とカウル部6とを組付
けるには、予めカウルトップパネル9とカウルアッパパ
ネル10とをスポット溶接にて接合するとともに、カウル
サイドインナメンバ12の上下端部12a,12bをそれぞれカ
ウルトップパネル9およびカウルアッパパネル10に2枚
打ちで接合して固着しておく。
次いで、ピラーインナパネル8をカウルアッパパネル10
の側端部10aに重ね合せ、この重合せ部を一対の溶接ガ
ン14,15にて挾持して2枚打ちでスポット溶接を行い、
両パネル8、10を結合する。そして、サイドボディアウ
タパネル7の前後端フランジ部7a,7bをピラーインナパ
ネル8に重ね合せ、これら重合せ部をそれぞれ溶接ガン
14,15にて挾持してスポット溶接を行い、両パネル7,
8を結合する。そののち、カウルサイドアウタメンバ11
の上下端部11a,11bおよび後端部11cをカウルサイドイン
ナメンバ12の上端部12aおよびカウルアッパパネル8の
前端フランジ部8aに重ね合せ、これら重合せ部を上述と
同様の方法によりそれぞれ溶接ガン14,15にて挾持して
2枚打ちでスポット溶接を行い、カウルサイドアウタメ
ンバ11とカウルサイドインナメンバ12およびカウルアッ
パパネル8とを結合すると、左右のフロントピラー4,
5とカウル部6との組付けが完了する(第2図および第
5図参照)。
このように構成した自動車車体の前部構造によれば、カ
ウルアッパパネル10とピラーインナパネル8,ピラーイ
ンナパネル8とサイドボディアウタパネル7およびピラ
ーインナパネル8とカウルサイドアウタメンバ11との各
結合箇所をスポット溶接にて簡単に接合することが可能
になるため、溶接性が良くなり、組付工数を低減できる
とともに組付作業の能率向上が図れる。
以上、本考案の一実施例につき述べたが、本考案は既述
の実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的思
想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、既述の実施例においてはカウルトップパネル
9,カウルアッパパネル10,カウルサイドアウタメンバ
11およびカウルサイドインナメンバ12によってカウル部
6の閉断面を構成したが、カウル部6の前面をカウルト
ップパネル9に代えてカウルフロントパネルを用い、こ
のフロントパネルを各パネルやメンバに接合してカウル
部6の閉断面を構成してもよい。
e.考案の効果 上述の如く、本考案に係る自動車車体の前部構造は、フ
ロントピラーをサイドボディアウタパネルとピラーイン
ナパネルとの結合によって箱型断面に構成するととも
に、前記ピラーインナパネルの前端部を前記サイドボデ
ィアウタパネルに対して車体前方側に延出して形成し、
カウル部を形成するカウルアッパパネルの両側端部を前
記フロントピラーの両端結合部のほぼ中間部に位置する
ピラーインナパネルに2枚合せで接合する一方、前記ピ
ラーインナパネルの前端部を前記カウル部のカウルサイ
ドアウタメンバの後端部に2枚合せで接合するととも
に、前記カウル部のカウルサイドインナメンバの上下端
部をそれぞれ前記カウルサイドアウタメンバおよびカウ
ルアッパパネルに2枚合せで接合することにより、閉断
面形状のカウル部とフロントピラーとを互いに結合した
ので、従来の車体前部構造と比べて、接合強度および車
体前部の剛性を著しく高めることができる。
また、本考案に係る自動車車体の前部構造は、左右のフ
ロントピラーとカウル部とをほぼ2枚打ちで接合してい
るので、これら両者をスポット溶接にて簡単に接合でき
る上、3枚打ちに比して接合強度を向上させることが可
能になり、溶接性が良くなって組付工数を削減できると
ともに、組付作業の能率向上と製造コストの低減化が図
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案に係る自動車車体の前部構造の
一実施例を示すものであって、第1図は自動車の全体斜
視図、第2図は第1図におけるA部付近の拡大斜視図、
第3図は第1図におけるA部付近の分解斜視図、第4図
は第2図におけるB−B線断面図、第5図は第2図にお
けるC−C線断面図、第6図は第2図におけるD−D線
断面図、第7図および第8図は従来の自動車車体の前部
構造を示すものであって、第7図は自動車の全体斜視
図、第8図は第7図におけるE−E線断面図である。 1…小型自動車、 2…車体前部、 3…フロントウインドガラス、 4,5…フロントピラー、 6…カウル部、 7…サイドボディアウタパネル、 8…ピラーインナパネル、 9…カウルトップパネル、 10…カウルアッパパネル、 11…カウルサイドアウタメンバ、 12…カウルサイドインナメンバ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントウィンドガラスを間に置いて車体
    の両側に配設されるフロントピラーと、前記フロントウ
    ィンドガラスの下部に配設されるカウル部とを互いに結
    合することによって構成される自動車車体の前部構造に
    おいて、前記フロントピラーをサイドボディアウタパネ
    ルとピラーインナパネルとの結合によって箱型断面に構
    成するとともに、前記ピラーインナパネルの前端部を前
    記サイドボディアウタパネルに対して車体前方側に延出
    して形成し、前記カウル部を形成するカウルアッパパネ
    ルの両側端部を前記フロントピラーの両端結合部のほぼ
    中間部に位置するピラーインナパネルに2枚合せで接合
    する一方、前記ピラーインナパネルの前端部を前記カウ
    ル部のカウルサイドアウタメンバの後端部に2枚合せで
    接合するとともに、前記カウル部のカウルサイドインナ
    メンバの上下端部をそれぞれ前記カウルサイドアウタメ
    ンバおよびカウルアッパパネルに2枚合せで接合したこ
    とを特徴とする自動車車体の前部構造。
JP1988003102U 1988-01-14 1988-01-14 自動車車体の前部構造 Expired - Lifetime JPH0611887Y2 (ja)

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JPH01107672U JPH01107672U (ja) 1989-07-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6017414Y2 (ja) * 1978-10-02 1985-05-28 マツダ株式会社 自動車のフロントデツキ部の結合構造

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JPH01107672U (ja) 1989-07-20

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