JPH0623455Y2 - 自動車用ドアガードバー - Google Patents

自動車用ドアガードバー

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JPH0623455Y2
JPH0623455Y2 JP3725688U JP3725688U JPH0623455Y2 JP H0623455 Y2 JPH0623455 Y2 JP H0623455Y2 JP 3725688 U JP3725688 U JP 3725688U JP 3725688 U JP3725688 U JP 3725688U JP H0623455 Y2 JPH0623455 Y2 JP H0623455Y2
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JP
Japan
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guard bar
door
main body
reinforcement
door guard
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JP3725688U
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JPH01147119U (ja
Inventor
豊 鈴野
Original Assignee
大和工業株式會社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、主に車両の側面衝突に対する自動車用ドア
の強度向上を図るドアガードバーに関するものである。
[従来技術] 従来のこの種のものとしては、例えば第5図ないし第8
図に示すようなものがある。自動車用ドア1は、主にア
ウターパネル2とインナーパネル3とで形作られ、この
両パネル2,3で形成される空間部A内に、第5図およ
び第6図のように、ドアガードバー4が車両前後方向に
沿って配設されている。
このドアガードバー4は、主に車両の側面衝突時等にお
けるドア1の潰れに対する補強のため配設されるもの
で、第7図に示すように、主としてガードバー本体5と
レインフォース6とから構成されている。このガードバ
ー本体5は、3分割された中間部5aと前後端部5b,
5cとがスポット溶接されることにより組立られてお
り、さらに、このガードバー本体5にレインフォース6
がスポット溶接されることにより、第8図のように、ド
アガードバー4が組立てられている。そして、このドア
ガードバー4の前後端部5b,5cがドア1のインナー
パネル3に固定されて配設されるようになっている。
なお、この種のものとしては、例えば実開昭57-168414
号公報に記載されたようなものがある。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来のドアガードバー4にあ
っては、全部で4部品から構成されているため、このド
アガードバー4を製作するには、4つの部品を各々プレ
ス成形にて形成しなければならず、プレス工程数の増加
を招き、又、分離している部品同士を溶接するには、こ
れらの部品の位置決めをしなければならないため、位置
決め装置が必要となる結果、ドアガードバー4の製造が
大変である、という問題がある。
[課題を解決するための手段] この考案は、かかる問題点を解決するため、自動車用ド
アのアウタパネルとインナパネルとで形成される空間部
内に、車両前後方向に沿って配設されて前記ドアの補強
を行う自動車用ドアガードバーにおいて、一枚の板材に
て、ガードバー本体部と一対のレインフォース部とを、
前記ガードバー本体部の上縁部側と下縁部側とに上下2
箇所に設けた中空形状の折曲部を介して重ね合わせた状
態に連続させて形成すると共に、前記ガードバー本体部
と一対のレインフォース部とを固定手段にて互いに固定
した自動車用ドアガードバーとしたことを特徴としてい
る。
[作用] かかる手段によると、ガードバー本体部とレインフォー
ス部とを一枚の板材で形成することにより、従来のよう
に多数の部品をプレス成形する必要がなく、プレス工程
数の削減が図られる。また、ガードバー本体部とレイン
フォース部とは、連続しているため、両者を重ね合わせ
て固定する場合、従来のように別部品を互いに固定する
ものと異なり、両者の位置合わせをする必要がないこと
から、位置決め装置も不要で固定作業性を向上させるこ
とができる。さらに、上縁部と下縁部との上下2箇所に
設けられた中空形状の折曲部より、この折曲部を利用し
てより効果的にドアガードバー全体の剛性向上が図られ
ることとなる。
[実施例] 以下、この考案を実施例に基づいて説明する。
第1図および第2図は、この考案の第1実施例を示す図
である。
まず構成を説明すると、図中符号11はドアガードバー
で、このドアガードバー11は従来と同様に自動車用ド
アのアウターパネルとインナーパネルとで形成される空
間部内に車両前後方向に沿って配設されている。
このドアガードバー11は、一枚の板材で形成され、ガ
ードバー本体部12と2枚のレインフォース部13とか
ら構成されている。これらガードバー本体部12とレイ
ンフォース部13とは、ガードバー本体部12の上縁部
側と下縁部側との上下2箇所に平行に設けられた2箇所
の折曲部14を介して連続した状態に形成されている。
このガードバー本体部12は、ドアの略前端部から後端
部に渡る長さに形成され、長手方向に沿って複数本の溝
部12aが並設され、前後端部12b,12cがドアの
インナパネルに図示省略のブラケットを介して固定され
るようになっている。また、一対のレインフォース部1
3,13は、第1図のように、ガードバー本体部12の
前後端部12b,12cの間の中間部12dに対応した
長さに形成されている。そして、第1図のように、こ
の一対のレインフォース部13とガードバー本体部12
の中間部12dとが、2本の折曲部14を介して重ね合
わされると同時に、複数の部位Xがスポット溶接されて
固定されている。この実施例では、スポット溶接が、こ
の考案の一構成要素である固定手段となっている。この
固定状態において、ガードバー本体部12には、前述の
ように溝部12aが形成されているため、この本体部1
2とレインフォース部13とによって計2箇所の閉断面
部15が形成されている。一方、ガードバー本体部12
とレインフォース部13とを連続させて重ね合わせた状
態の折曲部14は、中空形状に形成されている。
かかる構成よりなるドアガードバー11は、一枚の板材
を所定の形状にプレス成形してガードバー本体部12と
レインフォース部13とを形作り、その後、これら両者
を折曲部14を介して重ね合わせる。この重ね合わせ
は、ガードバー本体部12を押え、この本体部12に対
してレインフォース部13を重ねて行くことにより行
う。そして、この折曲げにより、折曲部14を筒形状に
形成する。しかる後、ガードバー本体部12とレインフ
ォース部13とを図中X部でスポット溶接することによ
り、両者を固定してドアガードバー11の製造が完了す
る。
このようにすれば、ドアガードバー11を一枚の板材で
成形できるため、従来のように4分割された部品を各々
プレス成形するような手間が省ける。また、ガードバー
本体部12とレインフォース部13とをスポット溶接す
る場合には、これらは連続しているため、従来のような
分割タイプのものと異なり、各部品同士の位置決め装置
を必要とせず、溶接作業性の向上等が図られることとな
る。さらに、2箇所の折曲部14を介して2枚のガード
バー本体部12とレインフォース部13とが連続してい
るため、この折曲部14側をスポット溶接する必要な
く、スポット打点数も従来より削減できる。
一方、このようなドアガードバー11は、ガードバー本
体部12とレインフォース部13とを重ね合わせて連続
させるための中空形状の折曲部14を上下に2箇所平行
に形成することにより、この折曲部14を利用して重量
増加をそれ程招くことくなく、断面二次モーメントを効
果的に増大させることができるため、ドアガードバー1
1全体の剛性向上が図られる。
ところで、上記のようなドアガードバー11に、第1図
および第2図中二点鎖線に示すように、長板状のパッチ
16を設けることもできる。このパッチ16を固定する
には、レインフォース部13に第1図中二点鎖線に示す
ように、複数の作業孔13aを穿設し、これらの孔13
aを介してガードバー本体12とスポット溶接してい
る。このようにすると、第2図のようにガードバー本体
部12との間に新たに閉断面部17を形成することがで
きるため、ドアガードバー11の強度を一層向上させる
ことができる。
また、第3図および第4図には、この考案の第2実施例
を示す。
この実施例は、下側の折曲部21から上方に延びる下側
のレインフォース部23と、上側の折曲部22から下方
に延びる上側のレインフォース部24とが互いに重なる
ように設定されている。この下側のレインフォース部2
3には、溝部23aが形成され、この下側のレインフォ
ース部23が前記ガードバー本体部12に重ねられ、更
に、この下側のレインフォース部23に上側のレインフ
ォース部24が重ね合わされて接合されている。
このようにして、両レインフォース部23,24を重ね
合わせると共に、この下側レインフォース部23に溝部
23aを形成して上側レインフォース部24を接合して
閉断面部を形成するようにしている。
このようにすれば、製作工数をそれ程増加させることな
く、第1実施例より、強度を向上させることができるこ
ととなる。
他の構成および作用は第1実施例と同様であるので説明
を省略する。
[考案の効果] 以上説明してきたように、この考案によれば、一枚の板
材からガードバー本体部とレインフォース部とを構成す
ることにより、従来の分割タイプのものと比較すると、
プレス工程数の削減が図られると共に、ガードバー本体
部とレインフォース部との固定作業性の向上をさせるこ
とができ、容易にドアガードバーを製造できる。また、
ガードバー本体部とレイフォース部とを連続させるため
の中空形状の折曲部を、上下に2箇所形成することによ
り、これら折曲部を利用してドアガードバーの剛性向上
をより効果的に図ることができる、という実用上有益な
効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の自動車用ドアガードバ
ーの第1実施例を示す図で、第1図はドアガードバーの
斜視図、第2図は第1図のII-II線に沿う断面図、第3
図および第4図はこの考案の第2実施例を示す図で、第
3図はドアガードバーの第1図に相当する斜視図、第4
図は第3図のIV-IV線に沿う断面図、第5図ないし第8
図は従来例を示す図で、第5図は自動車用ドアの斜視
図、第6図は第5図のVI-VI線に沿う断面図、第7図は
ドアガードバーの分解斜視図、第8図はドアガードバー
の組立状態を示す斜視図である。 11……ドアガードバー 12……ガードバー本体部 13,23,24……レインフォース部 14,21,22……折曲部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車用ドアのアウタパネルとインナパネ
    ルとで形成される空間部内に、車両前後方向に沿って配
    設されて前記ドアの補強を行う自動車用ドアガードバー
    において、 一枚の板材にて、ガードバー本体部と一対のレインフォ
    ース部とを、前記ガードバー本体部の上縁部側と下縁部
    側との上下2箇所に設けた中空形状の折曲部を介して重
    ね合わせた状態に連続させて形成すると共に、前記ガー
    ドバー本体部と一対のレインフォース部とを固定手段に
    て互いに固定したことを特徴とする自動車用ドアガード
    バー。
JP3725688U 1988-03-22 1988-03-22 自動車用ドアガードバー Expired - Lifetime JPH0623455Y2 (ja)

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JP3725688U JPH0623455Y2 (ja) 1988-03-22 1988-03-22 自動車用ドアガードバー

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JP3725688U JPH0623455Y2 (ja) 1988-03-22 1988-03-22 自動車用ドアガードバー

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JPH01147119U JPH01147119U (ja) 1989-10-11
JPH0623455Y2 true JPH0623455Y2 (ja) 1994-06-22

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KR100821010B1 (ko) * 2006-12-14 2008-04-08 현대자동차주식회사 차량용 도어 임팩트 빔

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JPH01147119U (ja) 1989-10-11

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