JPH0314776A - 車両のボデー構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ａ，　産業上の利用分野 本発明は、車両のボデー構造に関する。

ｂ．　従来の技術 従来のフロントピラー上部付近における車両のボデー横
造としては、例えば第９図〜第１３図に示すものがある
．すなわち、車両５１のフロントボデーをなすフロント
ピラー５２の上部は、板厚の比較的厚い鋼板を用いて剛
性を持たせた各種アウタパネルと、板厚の薄い各種イン
チパネルとを互いに接合することによって閉断面とし、
より剛性のある構造となっている． Ｃ．　発明が解決しようとする課題 しかしながら、上述した従来のボデー構造にあっては、
一般的に第ｌＯ図および第１３図に示す如く、ピラーア
ウタパネル５３の後端部がルーフサイドアウタパネル５
４になると共に、ピラーインナバネル５５の後端部がル
ーフサイドインナパネル５６になっており、アウタパネ
ルはアウタパネル同士、インナパネルはインチパネル同
士でつながり合ってフロントピラー５２の上部を閉断面
に形戒しているので、接合箇所が多く組付作業に時間が
掛かり、作業能率の向上が図れなかった．また、従来の
ポデー構造では、第１１図〜第１３図に示す如く、外観
部を構成するルーフパネル５７、フロントピラーアウタ
パネル５３およびルーフサイドアウタパネル５４にそれ
ぞれルーフフロントインナパネル５８、フロントピラー
インナパネル５５およびルーフサイドインナパネル５６
を接合する必要があるため、接着剤５９を用いて固着さ
せたり、あるいは接合箇所にモールディング部材６０を
嵌着させて被覆しなければならず、組付工数および部品
点数が増えて作業コストが高くなり、経済的にも不利で
あった．一方、従来のボデー構造において間断面にする
と、上記各種アウタパネルとインナパネルとの接合部が
片側のフランジ部のみになるため、フロントボデーに作
用する外力に対してパネル全体で受けることができず、
十分な剛性が得られないという欠点があった． 本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって
、その目的は、上述の如き欠点を解消し得る車両のボデ
ー横造を提供することにある．ｄ．　課題を解決するた
めの手段 上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明に
おいては、ルーフパネルと車巾方向に沿って配設される
ルーフフロントインナパネルとの前端部およびルーフサ
イドアウタパネルとルーフサイドインナパネルとの下端
部のみを接合する一方、フロントピラーの上部を構成す
るピラーアウタパネルのフランジ部をピラーインナバネ
ルのフランジ部に接合し、さらに前記ビラーアウタパネ
ルのルーフ巾方向内方へ延びる先端部を前記ルーフフロ
ントインナバネルの側端部と共に前記ピラーインナパネ
ルの内側端部に接合することによって間断面に構成して
いる． ｅ．　実施例 以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する
． 第１図〜第８図は本発明に係る車両のボデー横造の一実
施例を示すものである．図において、１は荷物を運搬す
る小型車両であり、この車両ｌのフロントボデー上部は
、屋根を形戒するルーフパネル２、車巾方向に沿って配
設されるルーフフロントインチパネル３および左右両側
に配設されるフロントピラー４をそれぞれ備えている．
ルーフパネル２とルーフフロントインナパネル３とは、
第７図に示す如く前端部のみが互いに接合された間断面
の構造になっており、ルーフフロントインチバネル３の
後端部はルーフパネル２に固着されていない． 上記フロントピラー４は、剛性の高いピラーアウタバネ
ル５とビラーインナパネル６とから戒り、これらピラー
アウタパネル５とピラーインナパネル６の後端部はそれ
ぞれ対応するルーフサイドアウタパネル７又はルーフサ
イドインナパネル８に一体的につながっている。フロン
トピラー４の上部付近のビラーアウタパネル５は、第３
図に示す如く中央部がやや外方へ湾曲した形状に形威さ
れており、ピラーインナパネル６に重ね合せられた状態
でそのフランジ部５ａが第４図および第６図に示す如く
ピラーインナバネル６のフランジ部６ａに接合されてい
る． また、ピラーアウタパネル５のルーフ巾方向内方へ延び
る先端部５ｂは、上面に配置するルーフフロントインナ
パネル３の側端部３ａと共にビラーインナパネル６の内
側端部６ｂに接合されている。このため、ルーフフロン
トインナパネル３の側端部３ａは、上方に向けて折曲げ
られた段部となっており、これによってピラーアウタパ
ネル５の先端部５ｂをその側端部３ａの下面に差込んで
重ね合せることができるようにｔｉ　威されている．な
お、ルーフフロントインナパネル３とピラーインナパネ
ル６とは、さらに車中中間部で接合されている。

一方、上記ルーフサイドアウタバネル７およびルーフサ
イドインナバ不ル８は、車両１の前後方向に沿って配設
され、両パネル７．８は第８図に示す如く下端部のみが
互いに接合された開断面の構造になっている．すなわち
、ルーフサイドアウタパネル７の上端部はドリップレー
ル９を介してルーフパネル２に接合されるが、ルーフサ
イドインナパネル８の上端部はいずれのパネルにも接合
されていない。

このように構成したボデー構造では、フロントピラー４
の上部において剛性の高いピラーアウタパネル５のフラ
ンジ部５ａをピラーインナパネル６のフランジ部６ａに
接合させていると共に、ピラーアウクバネル５の先端部
５ｂをさらにルーフフロントインナバネル３の側端部３
ａおよびビラーインナパネル６の内側端部６ｂに接合さ
せているため、開断面構造でありながらフロントボデー
に作用する外力をアウタパネルおよびインナバネルの両
面で受けることが可能になる． 以上、本発明の一実施例につき述べたが、本発明は既述
の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思
想に基づいて各種の変形および変更が可能である． 例えば、既述の実施例におけるビラーアウタパネル５お
よびピラーインナパネル６の形状は図に示すものに限ら
れず、適用車種に対応させて適宜選沢することができる
ことは言う迄もない。

ｆ．　発明の効果 上述の如く、本発明に係る車両のボデー構造は、フロン
トピラーの上部において剛性の高いピラーアウタパネル
のフランジ部をピラーインナパネルのフランジ部に接合
し、さらにピラーアウタパネルのルーフ巾方向内方へ延
びる先端部をルーフフロントインナバネルの側端部と共
にピラーインナパネルの内側端部に接合しているので、
ルーフパネルとルーフフロントインナパネルとの前端部
およびルーフサイドアウタパネルとルーフサイドインナ
パネルとの下端部のみを接合した開断面に構成しても閉
断面に近い剛性が得られる．それに加えて、本発明のボ
デー構造は、間断面に横或されているため、アウタパネ
ルとインナパネルとの接合箇所が少なくて済み、組付作
業の能率を向上させることができるとともに、作業コス
トの低戚化が図れる．

【図面の簡単な説明】

第１図〜第８図は本発明に係る車両のボデー横造の一実
施例を示すものであって、第Ｌ図は車両の全体斜視図、
第２図は第ｌ図におけるＡ部の概念的拡大斜視図、第３
図はビラーアウタパネルの斜視図、第４図はピラーアウ
タパネルを重ね合せた状態のピラーインナパネルの斜視
図、第５図はルーフフロントインナパネルを接合する状
態のピラーアウタパネルおよびビラーインナパネルの斜
視図、第６図は第５図におけるＢ−Ｂ線断面図、第７図
は第１図におけるＣ：−ＣＩ１１断面図、第８図は第１
図におけるＤ−Ｄ線断面図、第９図〜第１３図は従来例
を示すものであって、第９図は車両の全体斜視図、第１
０図は第９図におけるＥ部の概念的拡大斜視図、第１１
図は第９図におけるＦ−Ｆ線断面図、第１２図は第９図
におけるＧ−Ｇ線断面図、第ｌ３図は第９図におけるＨ
−Ｈｌ断面図である．ｌ・・・小型車両、 ２・・・ルーフパネル、 ３・・・ルーフフロントインナパネル、４・・・フロン
トピラー、 ５・・・ピラーアウタパネル、 ６・・・ピラーインナバネル、 ７・・・ルーフサイドアウタパネル、 ８・・・ルーフサイドインナパネル， 第６図 第７図 第８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ルーフパネルと車巾方向に沿って配設されるルーフフロ
   ントインナパネルとの前端部およびルーフサイドアウタ
   パネルとルーフサイドインナパネルとの下端部のみを接
   合する一方、フロントピラーの上部を構成するピラーア
   ウタパネルのフランジ部をピラーインナパネルのフラン
   ジ部に接合し、さらに前記ピラーアウタパネルのルーフ
   巾方向内方へ延びる先端部を前記ルーフフロントインナ
   パネルの側端部と共に前記ピラーインナパネルの内側端
   部に接合することによって開断面に構成したことを特徴
   とする車両のボデー構造。