JP2816156B2 - エレベーターのかご位置案内装置 - Google Patents

エレベーターのかご位置案内装置

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JP2816156B2 JP63188456A JP18845688A JP2816156B2 JP 2816156 B2 JP2816156 B2 JP 2816156B2 JP 63188456 A JP63188456 A JP 63188456A JP 18845688 A JP18845688 A JP 18845688A JP 2816156 B2 JP2816156 B2 JP 2816156B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エレベーターの乗場に設けられた表示装置
に係り、特に、エレベーターのサービス状況を一括して
表示するエレベーターのかご位置案内装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のエレベーターのかご位置表示装置は、単に現在
のかごが位置する階床を表示するものであつた。また、
従来技術として知られる特開昭61−226479号公報には、
エレベーターのかご位置を、階床の途中で、かごの運転
方向に対しスクロール動作にて1秒程度で切換え表示す
る方法が記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術による乗場でのかご位置案内は、他階で
の人の乗降があつてかご位置案内が変化するのに時間が
かかる場合などに乗場の待ち客に対し不審感や焦燥感を
与えるという問題点があつた。
また、かごの運転方向に合わせたスクロール動作によ
るかご位置切換え案内において、時々しかかご位置が切
換わらず待ち客が最もいら立つドア開閉による遅延時に
はエレベーターの運転方向やドア開閉状況や混雑状況が
判らない欠点があつた。さらに細かく問題点を挙げる
と、例えば1階から2階へ行く場合を表示すると「1」
の数字が上へスクロールして行きその下から「2」の数
字がスクロールされてくることになる。この場合、従来
より使い慣れてきた縦形インジケータは建物に対して低
い方から1階2階…となつているため「1」の下に
「2」と表示されると異和感を感じることになる。
また、乗り換え案内やユーターン案内や「あと何人乗
れます」と案内するなど個々の表示装置を使つた案内方
法は各種提案されているが、一品一様のハードウエアで
行うとコストアツプとなるだけでなく、スペースが必要
となつたり見づらくなつたり信号伝送に多大な費用を要
したりするため実用化された例がなく、数件のビルのロ
ビーに待ち時間案内表示を点灯している程度であつた。
本発明の目的は、上記の問題点を解消し、利用者が満
足し実用化し易いエレベーターのかご位置案内装置を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、上記目的は、その乗り場に停止が決
定したエレベーターのかご位置と運転方向を表示する手
段と、他階での扉の開度情報又はかご内混雑度をそれら
の度合いに対応づけて変化するアナログ量として表示す
る手段とを設けることにより達成される。ここでいう
「アナログ量としての表示」とは、数値や符号ではな
く、面積や幅等を変化させる表示を指し、その変化が段
階的であってもよいものとする。
〔作用〕
エレベーター乗り場に、その階に停止することが決定
したエレベーターの位置と運転方向を表示し、加えて、
他階での扉の開度情報を、扉の開度に対応づけて変化す
るアナログ量として表示し、又はかご内の混雑度を、混
雑度に対応づけて変化するアナログ量として表示するこ
とにより、乗場の待ち客に対し、待ち客にとって必要な
サービスエレベーターについて、その位置を示すととも
に、この表示位置がなかなか変化しない場合でも、その
位置(他階)での扉の開閉又は混雑という事象と、扉の
開度又は混雑度に対応づけて変化するアナログ量とによ
り、現在の状況を知らせることができる。この場合、予
測待ち時間を表示するものあるいは扉開閉又は満員のよ
うな事象のみを表示するものに比べ、事象の度合いに関
する情報を、その度合いに対応づけて変化するアナログ
量として利用者に認識させることにより、待ち客自身が
待つべき時間をよりイメージし易くすることができるの
で装置に対する不審感や焦燥感は緩和され、信頼感、安
心感を増すことができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面により詳細に説明す
る。
第4図は、本発明に用いられる情報端末装置19a,19b
(システム全体に対する位置付は後述)のハード構成図
であり、サービス案内表示パネルD1F1a,エリアセンサ1
4,インフオメーシヨン装置D1F1bとのインターフエイス
を示す。そして、MPU200は、第10図と第11図に示すフロ
ーに従つて、パラレルインターフエイス193(以下PPIと
略す)による入出力制御や、イメージメモリ199(以下I
Mと略す)、アナログ・デイジタル変換器181(以下A/D
と略す)によるエリアセンサ14からの画像入力制御など
の端末処理を繰り返し実行すると共に、MPU200に内蔵す
るシリアルインターフエイス(以下SIと略す(図示しな
い))によりデータの送受制御を行う。また、MPU200
は、画面表示制御装置(以下CRTCと略す)198や、196,1
97のRAM、コピー制御装置195により、サービス案内表示
パネルD1F1aの出力制御を行う。サービス案内表示パネ
ルD1F1aの画面表示例を(a)のDPM1,DPM2に示し、DPM1
は、予約灯,かご位置,扉の開閉状況やかご内混雑度を
表示し、エレベーターの利用客の習熟度が増した頃に、
DPM2表示に切り替えるものである。
第2図は本発明の一実施例の全体構成を示したもの
で、B1Fから8Fまでのサービス階床を有するエレベータ
ーシステム(ただし、3F以上は省略してある)に本発明
を適用した場合について示したものである。
第2図において、エレベーター制御装置(ホスト)1
は、I/O伝送制御装置2と接続され、さらに各階または
各階層ならびにかご内運転盤内などに設置された入出力
端末装置(以下、端末と略称)4a,4b,19a,19b,6,13とバ
ス(直列データ伝送路)3a,3bによつて接続されてい
る。
I/O伝送制御装置2は各端末4a,4b,19a,19b,6,13を次
々とポーリングし、呼び釦とその応答灯などの各階固有
の情報の授受を行う。
各フロア・ステーシヨンの役割を持つ端末4a,4bは、
ホール操作盤5a〜5cに接続される。そして各端末4a,4b
は呼び釦が押されたかどうかを検知し、その結果を、ポ
ーリングされたときに、バス3aと3bを通つてI/O伝送制
御装置2へ直列伝送し、さらに第3図に詳細回路を示す
様にデユアルポートラムによりホストであるエレベータ
ー制御装置1またはエレベーター群管理制御装置(図示
していない)へ情報を伝達する。
次にホスト1は、かご呼びやホール呼びの登録処理を
行ない、前述と逆の経路により、各端末4a,4bへ情報を
伝送し、ホール操作盤5a〜5cの応答灯点灯制御を行う。
なお、上記したように、この第2図の実施例では、一
例として地下1階(B1F)から地上8階(8F)までの計
9階へサービスするエレベーターの場合を示している。
また、この実施例では、B1階にはパーキングスイツチ
(PAK)16と、満員表示等が可能な情報表示器D7a付きの
LEDを発光源とするインジケーター7aがエレベーター乗
場上部に設置されており、これらの機器はB1F用、入出
力端末装置4aに接続され、入出力制御されるようになつ
ている。
ところで、一般に、1階はロビーで利用者が多い。そ
こで、乗り場にサービス案内表示をするインフオメーシ
ヨン装置D1F1a,D1F1b、音声案内用スピーカ15を設けて
ある。サービス案内とは、例えば、「GOOD MORNING」、
「6階スキー用品バーゲン中」などであり、固定表示や
フリツカー表示,流動表示などを音声と同時に行うこと
ができる。また、乗り場に直接行先階を登録すると共に
エレベーターの先導かご位置を示す操作盤(以後ポート
式インジケータと略称する)5bを設けてある。なお、音
声再生回路は、情報端末装置19aの中に組み込まれてい
る。
他方、2階と3階〜8階は一般の階床なので、情報表
示器8aを用い、通常はかご位置とサービス方向だけを表
示するようになつている。
かご内の端末6は、中形の入出力点数の多い端末装置
を使用し、かご呼びや閉釦(CLOSE)の他にも、自動(A
OUT),手動,平常(NOMAL)の各信号、それにかご重量
検出や着床レベルなどの信号を取り込む。
情報端末装置19bは、かご内上部に、サービス案内表
示も可能なサービス案内表示パネルD10や、乗客人数を
検出するエリアセンサ14を駆動するようになつている。
また、運転盤上部に設けた、EL及び3色LEDを発光源と
するインフオメーシヨン装置D11も同様に駆動すること
ができる。
ホスト(エレベーター制御装置)1は、群管理制御
盤,保守装置,監視盤,遠方監視システム用端末装置、
それに情報入力・登録制御システム用などに使用する多
機能インタフエース端末装置10U(ユーザコマンドボー
ドと略称す)などと、ネツトワーク伝送制御装置17を介
して伝送路L17によりバス接続される。これにより容易
に群管理システムを組むことができる。
以上の説明により、情報端末装置19a,19bを用いるこ
とにより、エリアセンサ14やITVカメラから画像入力し
た画像データの伝送が出来、かつ、画像データを効率良
くしかも、I/Oのデータ伝送路L17と同一の伝送路を使用
して画像伝送ができる。
第3図はエレベーター制御装置(ホスト)1の制御論
理を決定するマイクロコンピユータ100と、I/O伝送装置
2のハード構成図である。
詳細は省略する。
第19図は群管理のシステム構成を示したものであり、
B1〜8Fまでのサービス階床を有する3台のエレベーター
群管理システム(本図中ではサービス階1〜4Fを図示
し、他階を省略している)に本発明を適用した場合につ
いて示す図である。詳細は省略する。
第1図は、本発明の特徴であるインフオメーシヨン装
置に情報を表示するためのデータの流れと、その制御を
示す図であり、第24〜31図にその処理を説明する図を示
しているが、表示器内部の説明であり、本発明の要旨と
直接関係がないので説明は省略する。
第22図及び第23図は、度合いに対応づけて変化するア
ナログ量として表示した場合の表示例を示している。
いずれの図も3台のエレベーターが併設された建物の
6階における乗場の表示器を示したもので、D6F1,D6F2
及びD6F3はそれぞれ1号機,2号機及び3号機の乗り口上
部に設置した表示器であり、6FU1及び6FU2は上り釦、6F
D1及び6FD2は下り釦、第22図のDt11〜Dt15及び第23図の
Dt21〜Dt25は書く実施例において表示器の表示状態の変
化を説明するためのタイミングである。
次にこの例の動作を説明する。
表示タイミングDt11は6階の待ち客がいない状態、す
なわちホール呼びがない状態を示す。この時におけるホ
ールインフオメーシヨン案内の一例を第22図の最上段に
示す。ここでは表示器設置階6階から最も遠い号機の表
示器にD11aのように時刻や月日などのカレンダー情報,
コマーシヤル、または現状のサービス形態(例えばサー
ビスする階としない階の区分表示)を、選択,改画面切
替え,流動などの表示制御手段により表示する。この様
な共通情報ができるだけ長い間同一表示器に表示された
方が良いと選択した顧客に対しては、到着予測や、かご
位置も離れたエレベーターに表示を選択することが可能
となる。また他の号機の表示器にはD11b及びD11cのよう
にかご位置を表示する。D11bは現在2号機が5階辺りに
いる事を示し、SDの部分を縦スクロールさせる事により
エレベーターが走行中である事を示す。この時のスクロ
ールの速さでエレベーターの速さを表現する事もでき
る。このSD部分のスクロール方向は、エレベーターが上
昇方向サービス期間中はUPスクロール,下降方向サービ
ス期間中はDNスクロールし、運転方向も表すようになつ
ている。D11cは3号機が2階に停止している事を示す。
そして実際のエレベーターのドアの開閉動作に合わせて
DD部分の幅を変えることにより、第24図のG11、G12及び
第32図に示すように、扉の開度に対応づけて変化するア
ナログ量として開度情報を表示することにより、2階に
おいてドアの開閉または利用者の乗降途中である事を表
すようになつている。
第32図に、他階でのエンレベーター扉の開閉状況を、
その開度に対応づけて変化するアナログ量として表示し
た場合の変化状況を示している。同図では、表示階乗り
場に停止することが決定したエレベーターが、表示階乗
り場からみて他階である3階に停止しており、表示タイ
ミングDt31からDt39に亘って扉を開閉した様子を示す。
タイミングDt31は、3階に到着しまだ扉が閉まっている
状態である。タイミングDt32〜Dt34は、扉が開きつつあ
る状態で、Dt35で扉は全開している。Dt36〜Dt38は、扉
が閉じつつある状態で、Dt39で扉は全閉している。この
ような表示を見ている待ち客は、感覚的にあとどれくら
い待てばよいかを認識し、不明なままで待ち時間の長さ
にいらつくことがなく、エレベーターシステムに対する
信頼感、安心感を増す。
Dt12は6階の上昇ホール呼びが発生した際の割当てエ
レベーターの多数のサービス目標達成の総合評価や案内
評価の条件満足度が低い(例えば到着予測時間が長い)
場合で、「しばらくお待ち下さい」というメツセージを
D6F1〜D6F3に渡つて表示する。そうする事によつて3個
の表示器全体を一目する事によつてもメツセージを読み
取れるし、おのおの表示器を見る事によつてもメツセー
ジが読み取れる。なお、このためにはユーザコマンドボ
ート(10U)より3個の表示器に対し上記表示開始の指
令を同時に伝送する必要がある。そこで、あらかじめ表
示器内の伝送局仕様と共にメツセージ文(第25図)や表
示画素(第24図)と表示制御方法(第26図)を登録して
おく。特に、ここでは号機No.により表示オフセツト値
を3文字相当(48または72ドツト)ずつずらして表示開
始する点に、特徴がある。
表示タイミングDt13は到着予測時間がある程度短くな
つた時点における表示タイミングである。D13d及びD13e
の矢印表示は、チヤイムと共に2号機のエレベーターが
割り当てられた事を示すものでブリング表示を行うこと
により注意力を強化する。D13fはかご呼びによつて登録
されたことを示し、ホール呼びにより登録されたことを
区別するために表示を異ならせる。つまり、その階のホ
ール呼びに割り当てられたエレベーターと、かご呼びに
よりその階を行き先階に指定されたエレベーターに対し
て、これらの表示を行っている。Dt12からDt13への移行
時は、特に同一階の同一サイドの表示器間の同期性が重
要であり、一般の伝送手順では制御できない。すなわち
複数の局に同時に受信させ自局の該当する表示指令を実
行する構成が必要である。D6F2のD13bは表示器D6F3のタ
イミングDt11における前述DDと同様に扉が開いているこ
とを表示しており、5階において人の乗降がある事を示
し、D13aはエレベーターのサービス方向でその三角形の
内部を塗りつぶす事により待ち時間を示す。この場合、
人の乗降中につき予測到着時間が停滞しているため、こ
の間は波打ち表示を行うようにする。また予測到着時間
または到着階床数差または到着ストローク差が所定値に
達したばかりであり、かつ扉開閉で待ち時間の短縮が遅
いと予測されるため三角形の底辺位置での波打ち表示の
ままとする。サービス方向が下向きであればこの三角形
は逆三角形表示となる。また、D13cは人形を塗りつぶす
事により混雑度を示す。人形の頭の部分まで塗られると
満員ということになる。すなわち、かご内混雑度に対応
づけて変化するアナログ量として混雑度情報を表示して
いる。
表示タイミングDt14は上昇ホール呼びのサービス案内
中に下降ホール呼び6FD1または6FD2が登録された場合を
示す。表示器D6F1及びD6F3はDN待ち客に対しサービス予
定(エレベーターと時間)を表示できない状況にある
(長待ちとなる率が高い)事を報知する。表示の方法と
しては表示タイミングDt12と同様に「しばらくお待ち下
さい」をD6F1及びD6F3に流動表示するか、亀がゆつくり
歩く図形として表示をする方が好まれたり適している場
合がある。これらはユーザコマンドボード(10U)また
はこれに接続されたパソコンにより、サービス案内条件
別に選択指令する事や習熟度のカーブを与えておく習熟
度レベル別案内方法定義により自在に切替えができる。
また、第22図における2号機の動きを、5階で停止し4
階で停止しそれから6階に来るものと仮定する。この場
合、D14bは2号機が4階に到着しようとしている状態を
示しているのでSD部分はDNスクロールである。D14aは到
着予測時間がある程度短くなつた事を示す、D14cは5階
で人が降りたため混雑度が低くなつている事を示す。
表示タイミングDt15のD6F1は下降ホール呼びに対して
サービスするエレベーター1号機と案内ができた事を示
す。D15aは予測到着時間が所定値以上なので三角形の底
辺で表示をする。また、D6F2は2号機が6階に到着しよ
うとしている状態を示す。D15bは待ち時間が殆どないた
め全体を塗りつぶしており、更に、フリツカさせる事に
より間もなく到着する事を強調して報告する。D15cは4
階から来た状態なのでSDの部分はUPスクロールである。
また、D15dは4階で人が乗り込んだため混雑度が高くな
つた事を示す。従つて、2号機1台では6階での待ち客
を全員乗せる事ができないと群管理制御装置1Gが判断し
3号機が追加割り当てされ、その事を乗り場に表示する
ためにD6F3の表示を開始する。
ただし、Dt12でのメツセージ表示やDt13での矢印表示
はその号機がサービス案内していない場合のみ表示を行
うものとする。また、操作されたホール釦側の2台のエ
レベーターのみ表示する方法もユーザコマンドボード
(10U)で選択できる。
次に第23図の第2の実施例の動作を説明する。こちら
は多少利用者の習熟度が高い条件を満足(一社専有ビル
で2ケ月目より)したビルを想定している。
この場合も3台のエレベーターが併設された建物の6
階における乗場の表示器を示したものである。Dt21〜Dt
25は表示器D6F1〜D6F3の表示状態の変化を示す。
表示タイミングDt21はホール呼のない状態で、自階の
ホール呼び発生に際し好都合な号機の表示器に対しD21a
のように時刻と時分の間に1秒または2/3秒または1/2秒
ごとのブリングを表示し、他の号機の表示器には何も表
示しない事とし、これにより省エネと表示器の寿命延長
をはかる。特に夜間や休日のサービス案内モードとして
また、クラシツクなビル内用の表示方法としても好適で
あり、ユーザコマンドボード(10U)により選択条件と
案内モードの記憶と実行指令制御ができる。またエレベ
ーター台数が少なかつたりサービス階床が少ないエレベ
ーターに設置される表示器や、たとえ高階床であつても
HCR(High Cool Return:最高位置呼びでの反転)やLCR
(Low Cool Return:最低位置呼びでの反転)する端階付
近の階に設置される表示器の表示モードとして好適であ
り例えば県庁舎やホテルの様に習熟度の高くなりにくい
ビルであつても顧客の好みにより階床別にユーザコマン
ドボードにより選択される。また、この時の交通流を過
去の交通流知識より判断して6階はDN呼びの発生が多い
と言える時はDN呼びサービスに好適なエレベーターに時
刻やコマーシャル等を表示する。また、半々の時はいず
れの方向に対してもサービス可能なエレベーターを選択
すると共に総合評価のMIN(最小)のエレベーターを選
択する。
表示タイミングDt22ではホール呼びが発生した状態で
ある。階床表示を始めた号機が、サービスするエレベー
ターである事を示す。この場合は2号機が割り当てられ
た事によりサービスするエレベーターである事を利用者
に報知する。表示器D6F2のD22bはサービスする2号機が
6階付近を走行中である事を示している。ここでD22aの
ように表示された場合は一度上昇してUターンして戻つ
て来る事を示しているので、D22bが6階を表示している
場合にドアが開かなくとも待ち客に不安感を抱かせる事
がない。D22cは待ち時間を示す。また、この時下降呼び
にサービス中の2号機を除外すると上昇呼びに対しては
3号機が最も好適な条件(例えば最も早く到着する)を
満足したのでD22dのように時刻を表示する。
表示タイミングDt23の表示器D6F2は第22図の第1実施
例と同様に扉を開いていることを表示しており、8階に
おいて人の乗降がある事を示す。D23aは内部を塗りつぶ
していく事によりエレベーターの運転方向も示すように
なつている。この場合、8階でUターンして戻つて来る
と仮定しているのでUターンの中間点まで塗られる事に
なる。D23bはD22cより到着予測時間が短くなつた事を示
している。このように、この実施例においては、乗場に
設けられたかご位置表示装置において、エレベーターの
停止が決定した階の当該エレベーター乗り場に、当該エ
レベーターのかご位置と運転方向を表示する手段ととも
に、他階停止中の当該エレベーターの扉の開度情報を含
む開閉状況及び当該エレベーターかご内の混雑度を、そ
れらの度合いに対応づけて変化するアナログ量として表
示する手段とを設けている。
表示タイミングDt24の表示器D6F2は6階に間もなく到
着する事を示している。D24aは6階に到着するので全て
塗りつぶされ、到着を強調するためフリツカする。D24b
は到着予測時間の表示が不要となつたのでこれを消去し
てかごの中から降り客がいる場合(かご呼びやかご重量
で判断)、乗場待客にかご降り客がいる事を報知するた
めに人形の移動する形として表現する。尚、必ずしも時
計式待ち時間表示を消去する必要はない。例えば待ち時
間の時計を緑で表示し人形を赤としたり、表示人形によ
り一回り大きな人形の逆図形で表示し、待ち時間時計の
任意の部分を黒(消去)とし、その中に人形表示をする
などの表示制御を表示マクロ定義文により実行制御でき
る。この時6階の階床やかごを表す基本図形は緑で示し
ておき降りる人を赤で表示する事にしておく。
表示タイミングDt25は下降ホール呼び釦6FD1または6F
D2が押された事により1号機が新たに6階へサービスす
る事が決定した後の表示例である。この時1号機の表示
器D6F1はDNホール呼びにサービスする事をホールに報知
している。D25aは1号機がUターン運転をしないで直接
6階に来る事を示しているので、Uターンする事を示す
曲線矢印ではなく同方向サービスを示す直線矢印または
下向き三角形表示となる。3号機の表示器D6F3はエレベ
ーターが6階に到着し間もなく乗り込める事を示してい
る(降り客がいない事を示している)。D25bは6階でU
ターンしたので全て塗りつぶされている。
第27A図〜第29図に上記のような表示を行うマクロプ
ログラムの例を示す。第27A図及び第27B図は第22図の波
打ち表示D13aの説明図で第26図の棚番DA2−13の内容を
示す。また、第28図及び第29図は、第22図の横棒DNスク
ロールの扉開き階床案内D13bの説明図で第26図の棚番DA
2−6の内容を示す。
第16図〜第18B図及び第31図は、マクロのコマンド及
び引数や変数の説明を説明する図である。
第30図のD30aはマクロプログラム(良く知られている
マクロアセンブラのマクロ定義プログラムのように、あ
る一連の命令を実行するためのプログラムの集合体をマ
クロプログラムと称し、以下マクロと略称する。)をコ
ールするためのフオーマツトである。
これらの図については、本願発明の要旨と直接関係な
いので説明は省略する。
第5図は、第6図の報知器制御処理で実行される場合
のフローチヤートでる。この図を第22図を例にして説明
する。C560−3で割当てホール呼びと判定され、C560−
4で長待ちと判定された場合は表示タイミングDt12のよ
うに表示する。また、長待ちでない場合、C560−4及び
C560−7により表示タイミングDt13のD6F2のD13a及びD1
3bのように表示する。C560−8で到着と判定された場合
は、表示タイミングDt15のD6F2のD15bをフリツカさせ
る。このような方法により報知制御処理が行なわれる。
第33図がユーザコマンドボードである。UD1が表示画
面である。US1〜US4によりメツセージ等の選択を行な
い、US5のキーで実行する。ユーザコマンドボードを使
用することにより、案内文の作成やデータの登録が容易
になる。
度合いに対応づけて変化するアナログ量表示によるサ
ービス案内は以上のような制御によつて行なわれる。
エレベーターの運転方向に対する方向への横棒のスク
ロール表示を階床表示と一括して表示した例が第29図の
D29m,D29n,D29oである。運転方向がUP方向の時は横棒SD
をUPスクロールさせる。また、運転方向がDN方向の時は
横棒SDをDNスクロールさせる。また、これとは逆に、階
床を表わす数字があたかもスクロールしているように見
せるために運転方向がUPの時は横棒をDNスクロールさ
せ、運転方向がDNの時は横棒をUPスクロールさせること
もできる。これらの選択は第33図のユーザコマンドボー
ド10Uにより容易に行える。このようにかご位置表示と
運転方向表示を同時に行えば、利用者は直感的に2種類
の情報を得ることができる。また、かご位置表示と運転
方向表示を別々に表示する必要がなくなり省エネにもな
るし、空いた部分に他の情報を案内することもできる。
上記スクロール部分は、横棒としたがスクロール部分の
デザイン,色等はこれに限るものではない。
扉の開閉状況の表示を階床表示と一括して表示した例
が第32図である。人の乗降のために扉が開く様子を表わ
しているのが表示タイミングDt31〜Dt34である。Dt35は
扉が完全に表いた状態を示し、これが表示されている間
は人の乗降中であることを表わす。人の乗降が終了し、
扉が閉じる様子を表わしているのがDt36〜Dt39である。
例えば6階の乗場にいる客がこの表示を見た場合に、エ
レベーターが人の乗降のために3階に止つていることを
知らせることができ待ち客の焦燥感を緩和させられる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、かご位置表示パ
ネルに対しエレベーターの位置と運転方向を表示すると
同時に、合わせて他階での扉の開度情報又はかご内混雑
度をそれらの度合いに対応づけて変化するアナログ量と
して表示することができるので、客に対し容易に案内内
容を認識させ、また、不審感や焦燥感を緩和させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のプログラムとテーブルの関
係を示す機能ブロツク図、第2図はエレベーター制御シ
ステムをバス方式により具体化した一実施例を示す全体
構成図、第3図はホストマイコンと直列伝送制御回路の
一実施例を示す構成図、第4図は入出力端末装置の一実
施例を示すブロツク図、第5図は報知器制御処理のフロ
ーチヤート、第6図,第7図,第8図,第9図,第10
図,第11図は動作説明用のフローチヤート、第12図,第
13図は伝送路上でのデータ説明図、第14図はデイアルポ
ートラムの使用例におけるラムマツプの説明図、第15図
はデータ登録用メモリマツプを示す図、第16図,第17
図,第18A図,第18B図はデータ制御用登録コマンドの説
明図、第19図,第20図は群管理のシステム全体を示す構
成図、第21図は第19図の動作を説明するタイムチヤー
ト、第22図,第23図,第32図はエレベーターのサービス
案内表示例を示す図、第24図,第25図は登録データの例
を示す図、第26図は登録マクロテーブルを示す図、第27
A図,第27B図,第28図,第29図はマクロプログラムの例
の説明図、第30図はマクロプログラムコールの伝送フオ
ーマツト説明図、第31図は変数の説明図、第32図は本発
明の一実施例による他階でのエレベーター扉の開閉状況
を、その開度に対応づけて変化するアナログ量として表
示した場合の変化状況を示す図、第33図はユーザコマン
ドボードの説明図である。 1……エレベーター制御装置(ホスト)、2……I/O伝
送制御装置、3a,3b……バス、19……情報端末装置、14
……エリアセンサー、D1F1a,D1F1b,D10,10C……かご位
置表示装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 入江 俊二 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日 立製作所水戸工場内 (72)発明者 藤原 道雄 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日 立製作所水戸工場内 (56)参考文献 特開 昭51−42244(JP,A) 特開 昭62−116484(JP,A) 特開 昭62−240279(JP,A) 特開 昭63−60881(JP,A) 特開 昭62−275983(JP,A) 特開 昭58−216875(JP,A) 実開 昭62−29370(JP,U) 実開 昭60−53780(JP,U) 実開 昭51−84065(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 3/00 - 3/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗場に設けられたかご位置表示装置におい
    て、エレベーターの停止が決定した階の当該エレベータ
    ー乗り場に、当該エレベーターのかご位置と運転方向を
    表示する手段と、他階停止中の当該エレベーターの扉の
    開度情報を,扉の開度に対応づけて変化するアナログ量
    として表示する手段とを設けたことを特徴とするエレベ
    ーターのかご位置案内装置。
  2. 【請求項2】乗場に設けられたかご位置表示装置におい
    て、エレベーターの停止が決定した階の当該エレベータ
    ー乗り場に、当該エレベーターのかご位置と運転方向を
    表示する手段と、当該エレベーターかご内の混雑度情報
    を,混雑度に対応づけて変化するアナログ量として表示
    する手段とを設けたことを特徴とするエレベーターのか
    ご位置案内装置。
  3. 【請求項3】上記停止が決定した階とは、その階のホー
    ル呼びに当該エレベーターが割り当てられた階である特
    許請求の範囲第1項又は第2項記載のエレベーターのか
    ご位置案内装置。
  4. 【請求項4】上記停止が決定した階とは、当該エレベー
    ターのかご呼びによって行き先階に指定された階である
    特許請求の範囲第1項又は第2項記載のエレベーターの
    かご位置案内装置。
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