JP2816083B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

Info

Publication number
JP2816083B2
JP2816083B2 JP5134556A JP13455693A JP2816083B2 JP 2816083 B2 JP2816083 B2 JP 2816083B2 JP 5134556 A JP5134556 A JP 5134556A JP 13455693 A JP13455693 A JP 13455693A JP 2816083 B2 JP2816083 B2 JP 2816083B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
reinforcing plate
groove
inner box
rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5134556A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06347161A (ja
Inventor
征二 木村
信彦 杉原
和吉 桑平
博之 山川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP5134556A priority Critical patent/JP2816083B2/ja
Publication of JPH06347161A publication Critical patent/JPH06347161A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2816083B2 publication Critical patent/JP2816083B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2317/00Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2317/06Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation
    • F25D2317/061Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation through special compartments

Landscapes

  • Refrigerator Housings (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍室の上方に冷蔵室
を、下方に野菜室をそれぞれ形成し、これら各室に冷気
を強制的に循環させることにより各室を冷却するように
した冷蔵庫の引出式の扉の支持構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】本発明に先行する(i)実開平5−275
88号公報、(ii)実公昭62−14555号公報及び(i
ii)実公昭62−41184号公報には、引出式の扉を
出し入れ自在に支持するレールを内箱の左右側壁に取り
付けた冷蔵庫及びレール引出し装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記(i)の公報に示さ
れた冷蔵庫は、レールの裏面に内箱の壁面を挟持する係
止爪を備えた嵌合突起部と、内箱に嵌合突起部が嵌合す
る嵌合穴とを設け、嵌合突起部の周囲に嵌合穴を囲む環
状リブを設けてレールを内箱に取り付けるようにしてい
るため、取付部品の削減や取付作業の簡略化が図れる
が、レールの取り付け強度を向上するための補強部材が
ないので、強度面での不安があった。一方、前記(ii)及
び(iii)に示されるレール引き出し装置は、引き出しを
支持するためのレールを内箱の側壁及び内箱の断熱材側
の面に配置したネジ板により内箱に取り付けるようにし
ているため、ネジを1つ減らしレール及びローラの取り
付け強度を向上できるが、レールとネジ板の固定のため
には少なくとも1つのネジ及びドライバー等の工具が必
要であり、取付作業性が悪く生産性向上の面で課題が残
っていた。
【0004】そこで本発明では、断熱箱体の左右側壁に
取り付けられるレール及び補強板の取付作業を簡略化す
るとともに両部品の取付強度を向上した冷蔵庫を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、内箱、外箱及
び内外両箱間に充填される発泡断熱材で形成される前面
開口の断熱箱体と、この断熱箱体の前面開口を開閉する
引出し式の断熱扉と、この断熱扉を引き出し自在に支持
するレール及び固定ローラと、前記内箱の左右側壁に設
けられ前記レールを取り付ける溝部とを備えた冷蔵庫に
おいて、前記内箱の溝部の断熱材側の面には金属製の補
強板を設け、前記溝部には複数の係合孔と前記固定ロー
ラの支軸を挿入する挿入孔と前記補強板を支持する支持
孔とを設け、前記補強板には前部に前記支軸を固定する
固定孔を後部に前記溝部の支持孔に挿入される突部と前
記係合孔に対応する位置に透孔をそれぞれ設け、前記レ
ールには前記溝部の係合孔及び補強板の透孔に挿入され
る複数の爪部を設け、各爪部を前記溝部の係合孔及び補
強板の透孔にそれぞれ挿入して前記レールを溝部に取り
付けるとともに補強板の突部を前記溝部の支持孔に挿入
してこの補強板を溝部の断熱材側の面に取り付け、前記
固定ローラの支軸を前記内箱の挿入孔を介して前記補強
板の固定孔に固定した冷蔵庫を提供するものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、補強板はレール及び内箱前部
の補強部材として作用することはもとより、固定ローラ
及びレールの取付部材としても作用する。この補強板は
レールの取り付けと同時に内箱に形成した溝部の断熱材
側の面に取り付けられ仮止めできるので、発泡作業前の
補強板及びレールの仮止め部品としてのテープやビス等
を省略できる。また、この状態の補強板の突部を内箱の
支持孔に挿入するだけで補強板を2点で支持することが
できるため、発泡作業を行うために内箱を移動させると
きの振動や発泡断熱材の発泡成長時の発泡圧力等が加わ
っても、補強板が内箱の断熱材側の面から外れる不具合
はなくなる。内外両箱間への断熱材の充填によりレール
の爪部が発泡断熱材に接触し結果的に断熱材の内部に埋
設されるため、補強板の補強効果と相埃ってレールの支
持強度(固定強度)を従来よりも向上することができ
る。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図1乃至図9に基づき
説明する。図1は冷蔵庫の縦断側面図であり、図2は本
発明の冷蔵室及び野菜室への冷気循環を示すための要部
縦断正面図であり、図3は冷凍室の上容器の上方部分で
水平に断面した状態の横断平面図であり、図4は図3の
IV−IV断面図であり、図5は図3のV−V断面図であ
り、図6は内箱を左側から見た状態の側面図であり、図
7は冷凍室の引き出し式の扉を支持する内箱側面を外側
(断熱材側)からみた状態の側面図であり、図8は図7
のVIII−VIII断面図であり、図9は図7のIX−IX断面図
である。
【0008】図1において1は家庭用冷蔵庫であり、こ
の冷蔵庫はその本体を構成する前面開口の断熱箱体2
と、この箱体の開口を閉塞する扉3、4、5とで構成さ
れる。断熱箱体2は、合成樹脂製の内箱7と、塗装鋼板
等金属製の外箱8と、内外両箱間に充填される発泡ポリ
ウレタン樹脂等の発泡断熱材9とでで形成される。扉3
は後述の冷蔵室13に対応する回動式の扉であり、扉4
及び5は引き出し式の扉であり、扉4は冷凍室14に対
応し、扉5は野菜室15に対応している。
【0009】11及び12は断熱箱体2の内部を上中下
3段に仕切る横仕切壁であり、本実施例では仕切壁11
の上方を食品が凍結しない温度(例えば約3℃程度)に
冷却される冷蔵室13、仕切壁12の上方を凍結温度
(例えば約−20℃前後)に冷却される冷凍室14、下
方を冷蔵室の温度より若干高めの野菜の収納に適した温
度(例えば約7℃程度)に冷却される野菜室15として
いる。また、扉4には冷凍食品を収納する下容器として
の容器16が、扉5には野菜を収納する容器17がそれ
ぞれ取り付けられている。
【0010】冷凍室14の背部には仕切板18が配置さ
れ、この仕切板18の後方に冷却器としてのプレートフ
ィン式の蒸発器19及びプロペラファン等の送風機20
を配置する冷却器室21が形成されている。
【0011】22は蒸発器19で冷却された冷気を冷気
吹出口22Aから冷凍室14に供給し冷気吸入口22B
から冷却器室21の下部(詳しくは蒸発器19の下方部
分)に帰還させるための冷凍用冷気ダクトであり、23
は横仕切壁11を貫通し蒸発器19で冷却された冷気を
冷蔵室13へ供給するための冷蔵用冷気ダクトであり、
24はこの冷蔵用冷気ダクト23に連通し吹出口24A
及び24Bから冷蔵室に分配して冷気を供給する分配用
冷気ダクトである。25は冷気ダクトの途中部分(詳し
くは冷蔵用冷気ダクト23と分配用冷気ダクト24の接
続部分)に配置されたいわゆる形状記憶ダンパーなるダ
ンパー装置である。
【0012】断熱箱体2の下部でかつ後部には、圧縮機
31及び蒸発皿32を配置する機械室33が形成されて
いる。35は蒸発器19の下方に配置された露受皿であ
り、36はこの露受皿35と蒸発器19との間に配置さ
れた石英ガラス管ヒータ或るいはバイコール管ヒータ等
の除霜用ヒータであり、この除霜用ヒータ36のガラス
管の表面には白金系セラミック脱臭触媒を積層塗布して
焼成してある。この除霜用ヒータ36により、圧縮機3
1の運転時(即ち冷却運転時)には、蒸発器19の下方
に戻ってくる臭気成分を含んだ冷気の臭気成分を吸着
し、臭気成分を除去したクリーンな冷気として再び蒸発
器と熱交換させることができる。また、除霜用ヒータ3
6への通電時(即ち除霜運転時)には、冷却運転時に吸
着した臭気成分を白金系の触媒にて酸化分解して除霜用
ヒータ36の触媒層の活性化及びクリーンな空気を生成
することができる。即ち除霜用ヒータは、臭気成分を吸
着し吸着した臭気成分を酸化分解してクリーンな冷気と
する脱臭浄化機能を有する。
【0013】37は横仕切壁12の下面前部に形成した
冷気吸込口37Aから横仕切壁12の後部でかつ蒸発器
の下方に位置する部分に形成した戻り口37Bに至るよ
うに横仕切壁12内部に前後方向に延在する冷気戻り通
路である。38は露受皿35から蒸発皿32まで除霜水
を案内する配水管である。
【0014】ここで、分配用冷気ダクト24の吹出口2
4A及び24Bから冷蔵室13内へ導かれた冷気は、冷
蔵室13を冷却した後、冷蔵室を正面から見た場合の奥
部右側の下部に形成した冷蔵室戻り口41から案内ダク
ト42を介して冷却器室21の右側に形成した後述する
冷気通路44へ導出される。
【0015】43は内箱7の冷凍室14に対応する背壁
部分に上下方向に形成された突部であり、この突部43
は仕切板18の後方に位置させた第2の仕切板としての
冷却器カバー45の裏面(詳しくはこの裏面に形成され
た位置決め突部46)に当接して、冷却器カバー45の
後方の空間を左右に区画するものである。即ち、突部4
3の左側には冷却器室21が、右側には後述する冷気通
路44が形成される。
【0016】そして、この突部43と冷却器カバー45
と内箱7とで囲まれた部分を、一端が冷蔵室14の案内
ダクト42(詳しくは横仕切壁11に形成したダクト部
としての連通孔)に他端が野菜室15(詳しくは横仕切
壁12に形成したダクト部としての連通孔)にそれぞれ
連通するようにして、冷蔵室13の冷気を野菜室15に
導く冷気通路44としている。このため冷蔵室から野菜
室へ冷気を導くダクト(即ち冷気通路44)は、特別な
ダクト構成部材を用いることなく、冷却器室21を形成
するための部品(即ち冷却器カバー45)を所定位置に
取り付けることで簡単に形成することができ、部品点数
を削減できる。また、この冷気通路44は断熱材9中に
埋設されるものではないため、その組立作業性能が従来
よりも飛躍的に向上し、かつ、断熱箱体2の背壁の断熱
性能が部分的(ダクトを埋設させた部分のこと)に低下
する不具合はなくなる。
【0017】47は内箱7の冷凍室14に対応する左右
両側壁の上部に対向するように前後方向に設けられ後述
する上容器48を出し入れ自在に支持するためのレール
である。上容器48は、図示しない区画壁で左右に区画
され、左側の部分は区画壁50でさらに前後に区画され
ている。そして右側の区画51には後部に取入口52
を、底部に排出口53を形成し、左側の区画54の後部
には取入口55を形成している。また区画54及び56
には各区画に収納される容器を出し入れするための指挿
入口57を形成している。尚、仕切板18の冷気吹出口
22Aは、それぞれ上容器48の取入口52及び55に
対応する位置に形成されている。58は上容器48の区
画51に着脱自在に配置される金属製(例えばアルミニ
ウム製)の小物容器であり、59は同じく区画54に着
脱自在に配置される上面開口の樹脂製の製氷皿であり、
60は区画56に配置される樹脂製の貯氷容器である。
製氷皿59の上面開口は樹脂製の蓋61により閉塞され
る。
【0018】小物容器58を上容器48の区画51に配
置した状態において、小物容器58の下面と上容器48
の区画51とで取入口52から排出口53に至る冷気通
路62が形成される。即ち、小物容器58の下面と上容
器48の区画51とで囲まれた空間を利用して冷気通路
62を形成しているため、冷気通路62を形成する特別
なダクトが不要となり、冷凍室内の有効貯蔵容積の低減
を最小限に抑制することができる。
【0019】また、製氷皿59を上容器48の区画54
に配置した状態において、製氷皿59と上容器48の区
画54とで取入口55から指挿入口57に至る冷気通路
63が形成される。即ち、製氷皿59と上容器48の区
画54とで囲まれた空間を利用して冷気通路63を形成
しているため、冷気通路63を形成する特別なダクトが
不要となる。さらに、製氷皿59には蓋61が被せら
れ、かつ冷気は製氷皿59を下面からだけ冷却するた
め、作成される氷の透明度が高めら、上容器48と製氷
皿49の隙間(詳しくは指挿入口57)から上容器48
の上方空間及び下容器16にも冷気を供給することがで
きるため、上容器48の上面への案内ダクト及び下容器
専用の冷気案内ダクトがそれぞれ不要となり、ダクト部
品等の部品点数を削減できる。
【0020】65は上容器48の区画51の下面前部に
下容器16内に臨むように形成した突部であり、66は
上容器48及び下容器16を所定位置に収納した状態に
おいて突部65の所定距離だけ後方に位置するように下
容器16の上部に形成した引掛部である。即ち、冷凍室
の扉4を所定距離分引き出すまでは下容器16だけを引
き出すことができ、この所定距離以上扉4を引き出すと
下容器16の引掛部66が上容器48の突部65の後ろ
に引っ掛かるため、上下両容器を扉4と共に同時に引き
出すことができる。このため、冷凍室の扉4を所定距離
以上引き出した場合には、上容器48も一緒に引き出さ
れることから、貯氷容器60内の貯氷量及び製氷皿59
の製氷状態を確認することができる。
【0021】一方、内箱7の左右側面及び背面には、そ
れぞれ連続する2つの溝部71、72が形成してあり、
溝部71には横仕切壁11の左右側面及び背面が嵌め込
まれるもので、溝部72には横仕切壁12の左右側面及
び背面が嵌め込まれるものである。各溝部71及び72
には、横仕切壁の側面に形成した爪部(図示せず)を挿
入させるために略等間隔となるように複数(本実施例で
は左右側面にそれぞれ3個、背面に4個の計10個)の
角孔73を形成している。
【0022】他方、内箱7の冷凍室14及び野菜室15
に対応する左右側面には、それぞれ後述するレール86
(野菜室のレールは図示せず冷凍室のレールのみ図示す
る)を取り付けるための溝部75及び76が形成してあ
る。各溝部75及び76は、レール86を収納できる深
さ(奥行き)を有して、図9に示すような断面コ字形状
をなす。冷凍室14の溝部75には、後述するレール8
6の爪部87を挿入するための複数(本実施例では2
個)の係合孔77と、後述する固定ローラ84の支軸8
5を挿入する挿入孔78と、後述する補強板90の突部
95を挿入支持する支持孔79とを設けている。同様に
野菜室15の溝部76には、後述するレール86の爪部
87を挿入するための複数(本実施例では3個)の係合
孔80と、後述する固定ローラ84の支軸85を挿入す
る挿入孔81と、補強板90の突部95を挿入支持する
支持孔82とを設けている。尚、係合孔77、80及び
挿入孔78、81はそれぞれ図中の方形状及び丸形状に
限定されるものではなく、爪部や支軸の外形状に合わせ
て適宜選定すればよい。
【0023】84は冷凍室14の引出し式の扉4の裏面
に取り付けられ容器16を支持する枠体のレールを前後
方向引き出し自在に支持するために内箱7の左右側壁の
前部に取り付けられる固定ローラであり、この固定ロー
ラ84はその支軸85の先端側に形成したネジ溝を挿入
孔81を介して後述する補強板90の固定孔91に固定
することで内箱7に取り付けられる。
【0024】86は内箱7の溝75に取り付けられる冷
凍室用のレールであり、このレール86には内箱7の溝
部75に形成した係合孔77及び補強板90の透孔93
に挿入される複数(本実施例では2個)の爪部87と、
この爪部87を溝部75の係合孔77及び後述する補強
板90の透孔93の所定位置に挿入させるように位置決
めするための位置決めリブ88と、断熱材の充填時にお
いて係合孔77と爪部87との隙間から断熱材が内箱7
の庫内側に漏れ出たとしてもレール86よりも内側に漏
れないようにするための漏れ防止リブ89とをそれぞれ
設けている。
【0025】90はレール86を溝部75に取り付ける
にあたりレール86の取り付け強度を向上するために溝
部75の断熱材側の面に取り付けられる平面L字状の金
属製の補強板であり、この補強板90には前部に固定ロ
ーラ84の支軸85を固定する固定孔91を、後部に溝
部75の支持孔79に挿入される突部95を、溝部75
の係合孔77に対応する位置に透孔93をそれぞれ設け
ている。またこの補強板90には構造強度を向上するた
めに補強用のビード92を設け、さらに断熱材9との接
触付き面積及び食い付き強度を増すために端辺に複数の
補強フランジ94を形成している。
【0026】ここでレール86の取り付け手順を簡単に
説明すると、まず、レール86を水平状態のままで後方
に押し込むようにしながら、レールの後部に位置する爪
部87から順に前側の爪部に対して後部に位置する係合
孔77から順に前側の係合孔77にそれぞれ挿入する。
この挿入時に爪部87は補強板90の透孔93にも挿入
され、位置決めリブ88により隙間なく係合孔77に填
まり込む。この爪部87により補強板90の内箱7の断
熱材側の面への仮固定ができる。次に補強板90の突部
95を内箱7の支持孔79に挿入支持させて、補強板9
0を2点支持する。この状態で発泡作業を行うために内
箱7を外箱8内へ移動させたときの振動や発泡断熱材9
の発泡成長時の発泡圧力等が加わっても、補強板90は
内箱の断熱材側の面から外れることはない。
【0027】以上のような構成において、断熱箱体2の
組立て手順及び発泡作業について簡単に説明する。ま
ず、組み立てた横仕切壁11及び12を内箱7の溝部7
1及び72にレール86を溝部75にそれぞれ嵌め込
む。次に、蒸発器19及び除霜用ヒータ36等の部品を
組み付ける。そして、各部品を組み込んだ内箱7を門型
に折り曲げた外箱8に収納し、底板及び背面板(図示せ
ず)を取り付け、(必要ならば入れ子を入れ)発泡治具
に組み込んで、外箱の適所に形成した断熱材の注入孔
(図示せず)から発泡断熱材9の原液を内外両箱間に注
入して発泡させる。所定時間の後、治具及び入れ子を取
り除けば断熱箱体2が出来上がる。その後、分配用冷気
ダクト24及び冷蔵用冷気ダクト23を取り付け、冷却
器室21の前面に冷却器カバー45及び仕切板18を取
り付ける。この冷却器カバー45を取り付けることによ
り、最上段の貯蔵室(即ち冷蔵室)13から最下段の貯
蔵室(野菜室)15へ冷気を導く冷気通路44が形成さ
れる。
【0028】また、最上段の貯蔵室(実施例では冷蔵
室)13の冷気を最下段の貯蔵室(野菜室)15に導く
冷気通路44を、内箱の中段の貯蔵室(実施例では冷凍
室)14に対応する部分と冷却器室21の前面を構成す
る仕切板(実施例では冷却器カバー45)とで囲まれる
部分を利用して形成できるため、冷気通路44を形成す
るための特別な部品(ダクト部材)を廃止して部品の共
用及び組立作業の簡略化を図ることができ、断熱箱体2
の背壁内へのダクト取付作業の廃止及び断熱性能の低下
を抑制できる。
【0029】尚、内外両箱7、8間への断熱材9の充填
によりレール86の爪部87が発泡断熱材9に接触し結
果的に爪部87は断熱材9の内部に埋設されるため、補
強板90の補強効果と相埃ってレール86の支持強度
(固定強度)を従来よりも向上させることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、補強板はレール及び内
箱前部の補強部材として作用することはもとより、固定
ローラ及びレールの取付部材としても作用する。即ち、
補強板はレールの取り付けと同時に内箱に形成した溝部
の断熱材側の面に取り付けられ仮止めできるので、発泡
作業前の補強板及びレールの仮止め部品としてのテープ
やビス等を省略できる。また、この状態の補強板の突部
を内箱の支持孔に挿入するだけで補強板を2点で支持す
ることができるため、発泡作業を行うために内箱を移動
させるときの振動や発泡断熱材の発泡成長時の発泡圧力
等が加わっても、補強板が内箱の断熱材側の面から外れ
る不具合はなくなる。内外両箱間への断熱材の充填によ
りレールの爪部が発泡断熱材に接触し結果的に断熱材の
内部に埋設されるため、補強板の補強効果と相埃ってレ
ールの支持強度(固定強度)を従来よりも向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷蔵庫の縦断側面図である。
【図2】本発明の冷蔵室及び野菜室への冷気循環を示す
ための要部縦断正面図である。
【図3】冷凍室の上容器の上方部分で水平に断面した状
態の横断平面図である。
【図4】図3のVI−VI断面図である。
【図5】図3のV−V断面図である。
【図6】内箱を左側から見た状態の側面図である。
【図7】冷凍室の引き出し式の扉を支持する内箱側面を
外側(断熱材側)からみた状態の側面図である
【図8】図7のVIII−VIII断面図である。
【図9】図7のIX−IX断面図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 2 断熱箱体 4,5 扉(引出式の扉) 7 内箱 8 外箱 9 発泡断熱材 14 冷凍室 15 野菜室 75,76 溝部 77,80 係合孔 78,81 挿入孔 79 支持孔 84 固定ローラ 85 支軸 86 レール 87 爪部 90 補強板 91 固定孔 93 透孔 95 突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山川 博之 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−6688(JP,A) 実開 昭64−16590(JP,U) 実開 昭59−94284(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25D 25/00 F25D 23/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内箱、外箱及び内外両箱間に充填される
    発泡断熱材で形成される前面開口の断熱箱体と、この断
    熱箱体の前面開口を開閉する引出し式の断熱扉と、この
    断熱扉を引き出し自在に支持するレール及び固定ローラ
    と、前記内箱の左右側壁に設けられ前記レールを取り付
    ける溝部とを備えた冷蔵庫において、前記内箱の溝部の
    断熱材側の面には金属製の補強板を設け、前記溝部には
    複数の係合孔と前記固定ローラの支軸を挿入する挿入孔
    と前記補強板を支持する支持孔とを設け、前記補強板に
    は前部に前記支軸を固定する固定孔を後部に前記溝部の
    支持孔に挿入される突部と前記係合孔に対応する位置に
    透孔をそれぞれ設け、前記レールには前記溝部の係合孔
    及び補強板の透孔に挿入される複数の爪部を設け、各爪
    部を前記溝部の係合孔及び補強板の透孔にそれぞれ挿入
    して前記レールを溝部に取り付けるとともに補強板の突
    部を前記溝部の支持孔に挿入してこの補強板を溝部の断
    熱材側の面に取り付け、前記固定ローラの支軸を前記内
    箱の挿入孔を介して前記補強板の固定孔に固定したこと
    を特徴とする冷蔵庫。
JP5134556A 1993-06-04 1993-06-04 冷蔵庫 Expired - Fee Related JP2816083B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5134556A JP2816083B2 (ja) 1993-06-04 1993-06-04 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5134556A JP2816083B2 (ja) 1993-06-04 1993-06-04 冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06347161A JPH06347161A (ja) 1994-12-20
JP2816083B2 true JP2816083B2 (ja) 1998-10-27

Family

ID=15131091

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5134556A Expired - Fee Related JP2816083B2 (ja) 1993-06-04 1993-06-04 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2816083B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5486940B2 (ja) * 2010-01-27 2014-05-07 株式会社東芝 冷蔵庫
JP6530271B2 (ja) * 2015-07-31 2019-06-12 シャープ株式会社 冷蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06347161A (ja) 1994-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5819552A (en) Air-circulated refrigerator
JP6655277B2 (ja) 冷蔵庫
JP2816083B2 (ja) 冷蔵庫
JP3172314B2 (ja) 冷蔵庫
JP2859087B2 (ja) 冷蔵庫
JP3507670B2 (ja) 冷蔵庫
JP3440025B2 (ja) 冷蔵庫
JP3425314B2 (ja) 冷蔵庫
JP3600579B2 (ja) 冷蔵庫
JP3510770B2 (ja) 冷蔵庫
JPS62288468A (ja) 5温度式冷蔵庫
JP3467342B2 (ja) 冷蔵庫
JP6674522B2 (ja) 冷蔵庫
JP6955587B2 (ja) 冷蔵庫
JP3540549B2 (ja) 冷蔵庫
JPH08247638A (ja) 冷蔵庫
JP2911334B2 (ja) 冷蔵庫等の扉装置
JP3713464B2 (ja) 冷蔵庫
JP3179671B2 (ja) 冷蔵庫
JPH0537183Y2 (ja)
JPH10259985A (ja) 冷蔵庫
JPH03225181A (ja) 冷蔵庫本体の製造方法
JPH05141840A (ja) 冷蔵庫
JPH08145546A (ja) 冷蔵庫等の扉装置
JP2002098466A (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070814

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080814

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090814

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees