JP3172314B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP3172314B2
JP3172314B2 JP3854393A JP3854393A JP3172314B2 JP 3172314 B2 JP3172314 B2 JP 3172314B2 JP 3854393 A JP3854393 A JP 3854393A JP 3854393 A JP3854393 A JP 3854393A JP 3172314 B2 JP3172314 B2 JP 3172314B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2317/00Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2317/06Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation
    • F25D2317/065Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation characterised by the air return
    • F25D2317/0653Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation characterised by the air return through the mullion

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍室の上方に冷蔵室
を、下方に野菜室をそれぞれ形成し、これら各室に冷気
を強制的に循環させることにより各室を冷却するように
した冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明に先行する(i)特開平3−267
677号公報、(ii)特開平4−103984号公報及び
(iii)特開平4−288466号公報には、冷凍室より
上に冷蔵室を、冷凍室より下に野菜室を形成し冷却器で
冷却された冷気を冷凍室及び冷蔵室に循環させるように
した冷蔵庫であって、冷蔵室に送られた冷気を冷蔵室用
復路(帰還路)を介して野菜室に導き、野菜室に導いた
冷気を野菜室用復路(帰還路)を介して冷却器を配置し
た冷却器室に戻すようにした冷蔵庫が開示されている。
尚、冷蔵室用復路(帰還路)は断熱箱体の背壁中にダク
ト構成部材を用いて形成されている。
【0003】一方、貯蔵室を仕切壁で上下に区画し、区
画された各室を引出式の扉で開閉させ、この貯蔵室内に
上下関係に複数の容器を出し入れ自在に保持させて、そ
れぞれの容器内を冷却しようとする場合、冷却器室から
貯蔵室へ冷気を導く往路に対してそれぞれの容器に向け
た冷気通路として冷気案内ダクトを設けるようにしたも
のとして、特公平5−632号公報に記載されたような
冷蔵庫がある。この特公平5−632号公報に記載され
た冷蔵庫では、引出式の扉で開閉される各貯蔵室(ここ
では氷温室)に扉の開閉操作により1つの容器を引き出
すようにしてある。氷温室の容積的な関係から1つの容
器だけで良い場合は特に問題はないが、容積的な面から
上下に複数の容器を並べたほうが効率的に食品を収納で
きる場合には容器を上下に配置してそれぞれの容器に冷
気を導く冷気案内ダクトを設ける必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記3つの公報に示す
冷蔵庫においては、断熱箱体の背壁(断熱材)中に冷蔵
室用復路を配置することから、断熱箱体の作成時にダク
ト構成部材を内箱に取り付けた状態で発泡断熱材の充填
作業を行う必要があり、ダクト部材を含め部品が増えこ
のダクト構成部材の取付作業が以外と面倒であり、発泡
作業終了後はダクト部材の交換はできない不具合があ
る。また、断熱材中にダクト部材を埋設させることか
ら、断熱箱体の背壁における断熱性能が部分的に低下す
るだけでなく、冷気が通過するダクト部材からの熱伝導
により外箱に結露する可能性があった。
【0005】一方後者公報に示されるような容器に冷気
を導く複数の冷気案内ダクトを設ける場合には、ダクト
そのものが貯蔵室の容積を縮小させることになるととも
に、ダクトの数が多くなればなるほど部品点数及び取付
作業工数の増加となり、コストが増大する不具合があっ
た。
【0006】そこで本発明では、断熱箱体の断熱材中に
ダクトを埋設することを止め、内箱と仕切板とでダクト
(冷気通路)を形成する一方、冷凍室に上下関係に2つ
の容器を配置し、簡単な構成により一方の容器へ案内し
た冷気の一部を他方の容器に案内するようにした冷蔵庫
を提供することを目的とする。
【0007】また本発明は、冷凍室の扉の引出操作によ
り上下2つの容器を一緒に引出操作できるようにした冷
蔵庫を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、内箱、外箱及
び内外両箱間に充填される発泡断熱材で形成される前面
開口の断熱箱体と、この断熱箱体の内部を上中下3段に
仕切り上から順に冷蔵室、冷凍室及び野菜室を形成する
2つの横仕切壁と、前記内箱の冷凍室に対応する部分と
間隔を存して配置されこの内箱との間に冷却器を収納す
る冷却器室を形成する仕切板とを備え、前記冷却器で冷
却された冷気を前記冷蔵室及び冷凍室に循環させる冷蔵
庫において、前記内箱の冷凍室に対応する背壁に前記仕
切板背面に当接しこの仕切板の後方の空間を左右に区画
する突部を設け、この突部と前記仕切板及び内箱で囲ま
れた部分を前記冷蔵室と野菜室とを連通し冷蔵室の冷気
を野菜室に導く冷気通路としたものである。
【0009】また本発明は、内箱、外箱及び内外両箱間
に充填される発泡断熱材で形成される前面開口の断熱箱
体と、この断熱箱体の内部を上中下3段に仕切り上から
順に冷蔵室、冷凍室及び野菜室を形成する2つの横仕切
壁と、前記内箱の冷凍室に対応する部分と間隔を存して
配置されこの内箱との間に冷却器を収納する冷却器室を
形成する仕切板とを備えた冷蔵庫において、前記内箱の
冷凍室に対応する側壁に設けられ上面開口の上容器を前
後方向に出し入れ自在に支持するレールと、前記上容器
に着脱自在に配置される金属製の小物容器とを備え、前
記上容器にはその後部に取入口を、その下面に排出口を
それぞれ形成し、前記仕切板には前記取入口に対応する
ように冷気吹出口を形成し、前記小物容器と上容器とで
前記取入口から排出口に至る冷気通路を形成したもので
ある。
【0010】さらに本発明は、内箱、外箱及び内外両箱
間に充填される発泡断熱材で形成される前面開口の断熱
箱体と、この断熱箱体の内部を上中下3段に仕切り上か
ら順に冷蔵室、冷凍室及び野菜室を形成する2つの横仕
切壁と、前記内箱の冷凍室に対応する部分と間隔を存し
て配置されこの内箱との間に冷却器を収納する冷却器室
を形成する仕切板とを備えた冷蔵庫において、前記内箱
の冷凍室に対応する側壁部分に設けられ上面開口の上容
器を前後方向に出し入れ自在に支持するレールと、前記
上容器に着脱自在に支持される上面開口の製氷皿と、こ
の製氷皿の開口を閉塞する蓋とを備え、前記上容器には
その後部に取入口を、その上部に指挿入口をそれぞれ形
成し、前記仕切板には前記取入口に対応するように冷気
吹出口を形成し、前記製氷皿と上容器とで前記取入口か
ら指挿入口に至る冷気通路を形成したものである。
【0011】最後に本発明は、内箱、外箱及び内外両箱
間に充填される発泡断熱材で形成される前面開口の断熱
箱体と、この断熱箱体の内部を上中下3段に仕切り上か
ら順に冷蔵室、冷凍室及び野菜室を形成する2つの横仕
切壁と、前記内箱の冷凍室に対応する部分と間隔を存し
て配置されこの内箱との間に冷却器を収納する冷却器室
を形成する仕切板と、前記冷凍室の開口を閉塞する引出
式の扉とを備えた冷蔵庫において、前記扉の後部に設け
られる上面開口の下容器と、前記内箱の冷凍室に対応す
る側壁に前後方向に設けられるレールと、このレールに
出し入れ自在に支持される上面開口の上容器とを備え、
前記上容器の下面に突部を設け、前記下容器の上部の途
中に前記扉を所定距離だけ引き出したときに前記突部に
引っ掛かる引掛部を設けたものである。
【0012】
【作用】請求項1によれば、冷蔵室の冷気を野菜室に導
く冷気通路を、内箱の冷凍室に対応する背壁の突部と冷
却器室を形成する仕切板及び内箱を利用して形成できる
ため、冷気通路を形成するための特別な部品を廃止で
き、断熱箱体の背壁内へのダクト取付作業の廃止及び断
熱性能の低下を抑制できる。
【0013】請求項2によれば、上容器の取入口から排
出口に至る冷気通路を、上容器に着脱自在に配置される
金属製の小物容器と上容器との間にできる空間を利用し
て形成できるため、この冷気通路を形成する特別なダク
トが不要となり、上容器の排出口から下容器にも冷気を
供給することができるため、下容器専用の冷気案内ダク
トは不要となり、部品点数を削減できる。
【0014】請求項3によれば、上容器の取入口から指
挿入口に至る冷気通路を、上容器に着脱自在に支持され
る上面開口の製氷皿と上容器との間にできる空間を利用
して形成できるため、この冷気通路を形成する特別なダ
クトが不要となる。また、製氷皿には蓋が被せられ、か
つ冷気は製氷皿を下面から冷却するため、氷の透明度が
高められる。さらに、上容器の指挿入口から上容器の上
面及び下容器にも冷気を供給することができ、上容器の
上面への案内ダクト及び下容器専用の冷気案内ダクトは
不要となり、部品点数を削減できる。
【0015】請求項4によれば、上容器の下面に突部を
設け、下容器の上部に冷凍室の扉を所定距離だけ引き出
したときに前記突部に引っ掛かる引掛部を設けたことか
ら、冷凍室の扉を所定距離引き出すまでは下容器だけを
引き出すことができ、それ以上扉を引き出すと下容器の
引掛部が上容器の突部に引っ掛かるため上下両容器を一
緒に引き出すことができる。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例を図1乃至図7に基づき
説明する。図1は冷蔵庫の縦断側面図であり、図2は本
発明の冷蔵室及び野菜室への冷気循環を示すための要部
縦断正面図であり、図3は冷凍室の上容器の上方部分で
水平に断面した状態の横断平面図であり、図4は図3の
要部(A部)拡大断面図であり、図5は図3のV−V断
面図であり、図6は図3のVI−VI断面図であり、図7は
冷凍室の上容器、小物容器及び製氷皿の斜視図である。
【0017】図1において1は家庭用冷蔵庫であり、こ
の冷蔵庫はその本体を構成する前面開口の断熱箱体2
と、この箱体の開口を閉塞する扉3、4、5とで構成さ
れる。断熱箱体2は、合成樹脂製の内箱7と、塗装鋼板
等金属製の外箱8と、内外両箱間に充填される発泡ポリ
ウレタン樹脂等の発泡断熱材9とで形成される。扉3は
後述の冷蔵室13に対応する回動式の扉であり、扉4及
び扉5は引出式の扉であり、扉4は冷凍室14に対応
し、扉5は野菜室15に対応している。
【0018】11及び12は断熱箱体2の内部を上中下
3段に仕切る横仕切壁であり、本実施例では仕切壁11
の上方を食品が凍結しない温度(例えば約3℃程度)に
冷却される冷蔵室13、仕切壁12の上方を凍結温度
(例えば約−20℃前後)に冷却される冷凍室14、下
方を冷蔵室の温度より若干高めの野菜の収納に適した温
度(例えば約7℃程度)に冷却される野菜室15として
いる。また、扉4には冷凍食品を収納する下容器として
の容器16が、扉5には野菜を収納する容器17がそれ
ぞれ取り付けられている。
【0019】冷凍室14の背部には仕切板18が配置さ
れ、この仕切板18の後方に冷却器としてのプレートフ
ィン式の蒸発器19及びプロペラファン等の送風機20
を配置する冷却器室21が形成されている。
【0020】22は蒸発器19で冷却された冷気を冷気
吹出口22Aから冷凍室14に供給し冷気吸入口22B
から冷却器室21の下部(詳しくは蒸発器19の下方部
分)に帰還させるための冷凍用冷気ダクトであり、23
は横仕切壁11を貫通し蒸発器19で冷却された冷気を
冷蔵室13へ供給するための冷蔵用冷気ダクトであり、
24はこの冷蔵用冷気ダクト23に連通し吹出口24A
及び24Bから冷蔵室に分配して冷気を供給する分配用
冷気ダクトである。25は冷蔵用冷気ダクト23と分配
用冷気ダクト24の接続部分に配置されたいわゆる形状
記憶ダンパーなるダンパー装置である。
【0021】断熱箱体2の下部でかつ後部には、圧縮機
31及び蒸発皿32を配置する機械室33が形成されて
いる。35は蒸発器19の下方に配置された露受皿であ
り、36はこの露受皿35と蒸発器19との間に配置さ
れた石英ガラス管ヒータ或るいはバイコール管ヒータ等
の除霜用ヒータであり、この除霜用ヒータ36のガラス
管の表面には白金系セラミック脱臭触媒を積層塗布して
焼成してある。この除霜用ヒータ36により、圧縮機3
1の運転時(即ち冷却運転時)には、蒸発器19の下方
に戻ってくる臭気成分を含んだ冷気の臭気成分を吸着
し、臭気成分を除去したクリーンな冷気として再び蒸発
器と熱交換させるようにしている。また、除霜用ヒータ
36への通電時(即ち除霜運転時)には、冷却運転時に
吸着した臭気成分を白金系の触媒にて酸化分解して除霜
用ヒータ36の触媒層の活性化及びクリーンな空気を生
成するようにしている。即ち除霜用ヒータ36は、臭気
成分を吸着し吸着した臭気成分を酸化分解してクリーン
な冷気とする脱臭及び浄化機能を有する。
【0022】37は横仕切壁12の下面前部に形成した
冷気吸込口37Aから仕切壁12の後部でかつ蒸発器1
9の下方に位置する部分(詳しくは除霜用ヒータ36の
側方部分)に形成した戻り口37Bに至るように、横仕
切壁12内部に前後方向に延在し冷気吸い込み口37A
部分から上方へ立ち上がり最も高い部分から戻り口37
Bに向けて下方へ緩やかに傾斜させた野菜室冷気戻り通
路である。38は露受皿35から蒸発皿32まで除霜水
を案内する配水管である。野菜室冷気戻り通路37の戻
り口37Bが除霜用ヒータ36の側方に位置することか
ら、冷蔵室13及び野菜室14を循環して臭気成分を含
んだ冷気を効率良く除霜用ヒータ36に接触させること
ができ臭気成分の吸着性が良くなり、さらに野菜室冷気
戻り通路37は戻り口37Bに向けて緩やかに傾斜する
ことから、通路37内に結露した場合でも露をこの戻り
口37Bひいては露受皿38に向けて案内することがで
き野菜室15への滴下を抑止できる。
【0023】ここで、分配用冷気ダクト24の吹出口2
4A及び24Bから冷蔵室13内へ導かれた冷気は、冷
蔵室13を冷却した後、冷蔵室を正面から見た場合の奥
部右側の下部に形成した冷蔵室戻り口41から案内ダク
ト42を介して冷却器室21の右側に形成した後述する
冷気通路44へ導出さる。
【0024】43は内箱7の冷凍室14に対応する背壁
部分に上下方向に形成された突部であり、この突部43
は仕切板18の後方に位置させた第2の仕切板としての
冷却器カバー45の裏面(詳しくはこの裏面に形成され
た位置決め突部46)に当接して、冷却器カバー45の
後方の空間を左右に区画するものである。即ち、突部4
3の左側には冷却器室21が、右側には後述する冷気通
路44が形成される。
【0025】そして、この突部43と冷却器カバー45
と内箱7とで囲まれた部分を、一端が冷蔵室14の案内
ダクト42に他端が野菜室15にそれぞれ連通され冷蔵
室13の冷気を野菜室15に導く冷気通路44としてい
る。このため冷蔵室から野菜室へ冷気を導くダクト(即
ち冷気通路44)は、特別なダクト構成部材を用いるこ
となく、冷却器室21を形成するための部品(即ち冷却
器カバー45)を所定位置に取り付けることで簡単に形
成することができ、部品点数が削減できる。また、この
冷気通路44は断熱材9中に埋設されるものではないた
め、その組立作業性能が従来よりも向上し、かつ、断熱
箱体2の背壁の断熱性能が部分的(ダクトを埋設させた
部分のこと)に低下する不具合はなくなる。しかも、こ
の冷気通路44の形成により冷凍室の有効容積が減少す
ることはない。
【0026】47は内箱7の冷凍室14に対応する左右
両側壁の上部に対向するように前後方向に設けられ後述
する上容器48を出し入れ自在に支持するレールであ
る。上容器48は図7に示すように区画壁49で左右に
区画され、左側の部分は区画壁50でさらに前後に区画
されている。区画51には後部に取入口52を、底部に
排出口53を形成し、区画54の後部には取入口55が
形成してある。また区画54及び56には指挿入口57
が形成してある。尚、仕切板18の冷気吹出口22A
は、それぞれ上容器48の取入口52及び55に対応す
るように形成されている。
【0027】58は上容器48の区画51に着脱自在に
配置される金属製(例えばアルミニウム製)の小物容器
であり、59は同じく区画54に着脱自在に配置される
上面開口の樹脂製の製氷皿であり、60は区画56に配
置される樹脂製の貯氷容器である。製氷皿59の上面開
口は樹脂製の蓋61により閉塞される。
【0028】小物容器58を上容器48の区画51に配
置した状態において、小物容器58の下面と上容器48
の区画51とで取入口52から排出口53に至る冷気通
路62が形成される。即ち、小物容器58の下面と上容
器48の区画51とで囲まれた空間を利用して冷気通路
62を形成しているため、冷気通路62を形成する特別
なダクトが不要となり、冷凍室内の有効貯蔵容積の低減
を最小限に抑制することができる。
【0029】また、製氷皿59を上容器48の区画54
に配置した状態において、製氷皿59と上容器48の区
画54とで取入口55から指挿入口57に至る冷気通路
63が形成される。即ち、製氷皿59と上容器48の区
画54とで囲まれた空間を利用して冷気通路63を形成
しているため、冷気通路63を形成する特別なダクトが
不要となる。さらに、製氷皿59には蓋61が被せら
れ、かつ冷気は製氷皿59を下面からだけ冷却するた
め、氷の透明度が高められ、上容器48の指挿入口57
から上容器48の上方空間及び下容器16にも冷気を供
給することができ、上容器48の上面への案内ダクト及
び下容器専用の冷気案内ダクトがそれぞれ不要となり、
ダクト構成部品等の部品点数を削減できる。
【0030】65は上容器48の区画51の下面前部に
下容器16内に臨むように形成した突部であり、66は
上容器48及び下容器16を所定位置に収納した状態に
おいて突部65の所定距離だけ後方に位置するように下
容器16の上部に形成した引掛部である。即ち、冷凍室
の扉4を所定距離分引き出すまでは下容器16だけを引
き出すことができ、この所定距離以上扉4を引き出すと
下容器16の引掛部66が上容器48の突部65の後ろ
に引っ掛かるため、上下両容器を扉4と共に同時に引き
出すことができる。このため、冷凍室の扉4を所定距離
以上引き出した場合には、上容器48も一緒に引き出さ
れ、その都度貯氷容器60内の貯氷量及び製氷皿59の
製氷状態を確認することができる。尚製氷皿59には蓋
61が被せてあるため扉4の出し入れ操作により皿内の
水がこぼれることはない。
【0031】
【発明の効果】請求項1によれば、冷蔵室の冷気を野菜
室に導く冷気通路を、内箱の冷凍室に対応する背壁の突
部と冷却器室を形成する仕切板及び内箱を利用して形成
できるため、冷気通路を形成するための特別な部品を廃
止でき、断熱箱体の背壁内へのダクト取付作業の廃止及
び断熱性能の低下を抑制できる。
【0032】請求項2によれば、上容器の取入口から排
出口に至る冷気通路を、上容器に着脱自在に配置される
金属製の小物容器と上容器との間にできる空間を利用し
て形成できるため、この冷気通路を形成する特別なダク
トが不要となり、上容器の排出口から下容器にも冷気を
供給することができるため、下容器専用の冷気案内ダク
トは不要となり、部品点数を削減できる。
【0033】請求項3によれば、上容器の取入口から指
挿入口に至る冷気通路を、上容器に着脱自在に支持され
る上面開口の製氷皿と上容器との間にできる空間を利用
して形成できるため、この冷気通路を形成する特別なダ
クトが不要となる。また、製氷皿には蓋が被せられ、か
つ冷気は製氷皿を下面から冷却するため、氷の透明度が
高められる。さらに、上容器の指挿入口から上容器の上
面及び下容器にも冷気を供給することができ、上容器の
上面への案内ダクト及び下容器専用の冷気案内ダクトは
不要となり、部品点数を削減できる。
【0034】請求項4によれば、上容器の下面に突部を
設け、下容器の上部に冷凍室の扉を所定距離だけ引き出
したときに前記突部に引っ掛かる引掛部を設けたことか
ら、冷凍室の扉を所定距離引き出すまでは下容器だけを
引き出すことができ、それ以上扉を引き出すと下容器の
引掛部が上容器の突部に引っ掛かるため上下両容器を一
緒に引き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷蔵庫の縦断側面図である。
【図2】本発明の冷蔵室及び野菜室への冷気循環を示す
ための要部縦断正面図である。
【図3】冷凍室の上容器の上方部分で水平に断面した状
態の横断平面図である。
【図4】図3のA部拡大断面図である。
【図5】図3のV−V断面図である。
【図6】図3のVI−VI断面図である。
【図7】冷凍室の上容器、小物容器及び製氷皿の斜視図
である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 2 断熱箱体 4 扉(引出式の扉) 7 内箱 8 外箱 9 発泡断熱材 11,12 横仕切壁 13 冷蔵室 14 冷凍室 15 野菜室 16 下容器 18 仕切板 19 蒸発器(冷却器) 21 冷却器室 22A 冷気吹出口 43 突部 44,62,63 冷気通路 45 冷却器カバー(仕切板) 47 レール 48 上容器 52,55 取入口 53 排出口 57 指挿入口 58 小物容器 59 製氷皿 61 蓋

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内箱、外箱及び内外両箱間に充填される
    発泡断熱材で形成される前面開口の断熱箱体と、この断
    熱箱体の内部を上中下3段に仕切り上から順に冷蔵室、
    冷凍室及び野菜室を形成する2つの横仕切壁と、前記内
    箱の冷凍室に対応する部分と間隔を存して配置されこの
    内箱との間に冷却器を収納する冷却器室を形成する仕切
    板とを備え、前記冷却器で冷却された冷気を前記冷蔵室
    及び冷凍室に循環させる冷蔵庫において、前記内箱の冷
    凍室に対応する背壁に前記仕切板背面に当接しこの仕切
    板の後方の空間を左右に区画する突部を設け、この突部
    と前記仕切板及び内箱で囲まれた部分を前記冷蔵室と野
    菜室とに連通し冷蔵室の冷気を野菜室に導く冷気通路と
    したことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 内箱、外箱及び内外両箱間に充填される
    発泡断熱材で形成される前面開口の断熱箱体と、この断
    熱箱体の内部を上中下3段に仕切り上から順に冷蔵室、
    冷凍室及び野菜室を形成する2つの横仕切壁と、前記内
    箱の冷凍室に対応する部分と間隔を存して配置されこの
    内箱との間に冷却器を収納する冷却器室を形成する仕切
    板とを備えた冷蔵庫において、前記内箱の冷凍室に対応
    する側壁に設けられ上面開口の上容器を前後方向に出し
    入れ自在に支持するレールと、前記上容器に着脱自在に
    配置される金属製の小物容器とを備え、前記上容器には
    その後部に取入口を、その下面に排出口をそれぞれ形成
    し、前記仕切板には前記取入口に対応するように冷気吹
    出口を形成し、前記小物容器と上容器とで前記取入口か
    ら排出口に至る冷気通路を形成したことを特徴とする冷
    蔵庫。
  3. 【請求項3】 内箱、外箱及び内外両箱間に充填される
    発泡断熱材で形成される前面開口の断熱箱体と、この断
    熱箱体の内部を上中下3段に仕切り上から順に冷蔵室、
    冷凍室及び野菜室を形成する2つの横仕切壁と、前記内
    箱の冷凍室に対応する部分と間隔を存して配置されこの
    内箱との間に冷却器を収納する冷却器室を形成する仕切
    板とを備えた冷蔵庫において、前記内箱の冷凍室に対応
    する側壁部分に設けられ上面開口の上容器を前後方向に
    出し入れ自在に支持するレールと、前記上容器に着脱自
    在に支持される上面開口の製氷皿と、この製氷皿の開口
    を閉塞する蓋とを備え、前記上容器にはその後部に取入
    口を、その上部に指挿入口をそれぞれ形成し、前記仕切
    板には前記取入口に対応するように冷気吹出口を形成
    し、前記製氷皿と上容器とで前記取入口から指挿入口に
    至る冷気通路を形成したことを特徴とする冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 内箱、外箱及び内外両箱間に充填される
    発泡断熱材で形成される前面開口の断熱箱体と、この断
    熱箱体の内部を上中下3段に仕切り上から順に冷蔵室、
    冷凍室及び野菜室を形成する2つの横仕切壁と、前記内
    箱の冷凍室に対応する部分と間隔を存して配置されこの
    内箱との間に冷却器を収納する冷却器室を形成する仕切
    板と、前記冷凍室の開口を閉塞する引出式の扉とを備え
    た冷蔵庫において、前記扉の後部に設けられる上面開口
    の下容器と、前記内箱の冷凍室に対応する側壁に前後方
    向に設けられるレールと、このレールに出し入れ自在に
    支持される上面開口の上容器とを備え、前記上容器の下
    面に突部を設け、前記下容器の上部の途中に前記扉を所
    定距離だけ引き出したときに前記突部に引っ掛かる引掛
    部を設けたことを特徴とする冷蔵庫。
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