JP3425314B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP3425314B2
JP3425314B2 JP00751297A JP751297A JP3425314B2 JP 3425314 B2 JP3425314 B2 JP 3425314B2 JP 00751297 A JP00751297 A JP 00751297A JP 751297 A JP751297 A JP 751297A JP 3425314 B2 JP3425314 B2 JP 3425314B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下に配置された
冷蔵室と冷凍室との間に、製氷室と他の貯蔵室を左右に
並べて配置した構成の冷蔵庫に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、冷蔵庫において
は、上段から順に、冷蔵室、左右に並ぶ製氷室及び仕様
切替室、冷凍室、並びに野菜室を設けた構成のものがあ
る。
【0003】一般に、冷蔵庫の本体は、鋼板製の外箱内
に、プラスチックの真空成形により成形された内箱を収
容し、これら外箱と内箱との間に発泡断熱材を充填して
構成される。ところで、上記した多室構成の冷蔵庫を製
造する場合、製造性やコスト面を考えると、各室及び各
室を区画する仕切り部を内箱と一体に成形し、それら各
仕切り部の内部にも発泡断熱材を充填して構成すること
が好ましい。
【0004】ところが、上記したような多数の室を有す
る構成の内箱を真空成形しようとした場合、特に左右に
隣り合った製氷室と仕様切替室の部分の伸び率が、他の
部分に比べて大きくなるため、その部分の肉厚が極端に
薄くなったり、破れが発生したりすることがあり、実際
上は不可能である。
【0005】このため、従来では、それら製氷室と仕様
切替室の部分には、内箱とは別体の断熱プレートを複数
個用い、これら断熱プレートによりそれら製氷室と仕様
切替室とを形成するようにしている。
【0006】しかしながら、このように内箱とは別体の
断熱プレートを複数個用いるようにした場合には、それ
ら各断熱プレートを内箱に取り付けるという作業が必要
となり、製造性が低下すると共に、部品点数も多くな
り、ひいてはコストが高くなってしまう。また、断熱プ
レートを用いた部分の仕切り部は、仕切り部を内箱と一
体に成形し、かつその内部に発泡断熱材を充填した構成
のものと比較すると、断熱性能や強度が低下してしまう
という問題点がある。
【0007】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、多室を形成するものにおいて、
各室を区画する仕切り部を極力内箱と一体に成形するこ
とができ、製造性の低下を極力抑えると共に、部品点数
の増加も抑えることができて、ひいてはコストの上昇を
抑えることができ、また、仕切り部の断熱性能や強度も
極力低下させないようにできる冷蔵庫を提供するにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、内部に真空成形により成形さ
れるプラスチック製の内箱を有する本体内に、冷蔵室
と、この冷蔵室の下方に配置された冷凍室と、これら冷
蔵室と冷凍室との間に左右に並べて配置された製氷室と
他の貯蔵室とを備え、前記各室の前面開口部をそれぞれ
独立した扉により開閉する構成とする冷蔵庫にあって、
前記各室を区画する仕切り部を、少なくとも前記製氷室
と冷凍室との間を除いて前記内箱に一体に成形し、それ
ら各仕切り部の内部に断熱材を充填したことを特徴とす
るものである。
【0009】このような構成の冷蔵庫においては、製氷
室と冷凍室とは同じ温度でよいことから、これらの間の
仕切り部をなくすようにすることができる。そこで、上
記した手段においては、少なくとも製氷室と冷凍室との
間の仕切り部については内箱に一体成形しないようにす
ることで、他の仕切り部を内箱に一体成形することが可
能になる。そして、内箱に一体成形した各仕切り部の内
部には、いわゆる現場発泡による発泡性の断熱材を充填
することができるようになる。これにより、本体内に多
室を形成するようにしながらも、内箱とは別体の断熱プ
レートを用いることによる不具合を極力なくすことがで
きるようになる。
【0010】この場合、製氷室の隣の他の貯蔵室は、内
箱に一体成形せず、当該他の貯蔵室を配置すべき部位の
周囲の仕切り部部分の前面に形成した開口部から挿入配
置された貯蔵室形成箱により構成し、この貯蔵室形成箱
の外面とこれと対向する仕切り部との間に断熱材を充填
する構成とすることが好ましい(請求項2の発明)。こ
のような構成とした場合には、内箱を一層容易に一体成
形することができるようになる。
【0011】また、請求項1と同様な目的を達成するた
めに、請求項3の発明は、内部に真空成形により成形さ
れるプラスチック製の内箱を有する本体内に、冷蔵室
と、この冷蔵室の下方に配置された冷凍室と、これら冷
蔵室と冷凍室との間に左右に並べて配置された製氷室と
他の貯蔵室とを備え、前記各室の前面開口部をそれぞれ
独立した扉により開閉する構成とする冷蔵庫にあって、
前記製氷室と冷蔵室との間、製氷室と他の貯蔵室との
間、並びに他の貯蔵室と冷凍室との間を区画するクラン
ク状の仕切り部を前記内箱に一体に成形すると共に、こ
の仕切り部の内部に断熱材を充填し、前記冷蔵室と他の
貯蔵室との間に、断熱性を有する断熱プレートを配設し
たことを特徴とするものである。
【0012】このような手段においては、請求項1の場
合と同様に製氷室と冷凍室との間の仕切り部をなくし、
製氷室と冷蔵室との間、製氷室と他の貯蔵室との間、並
びに他の貯蔵室と冷凍室との間を区画するクランク状の
仕切り部を内箱に一体に成形するようにすることによ
り、各仕切り部を内箱と一体に成形することが可能にな
る。そして、このように各仕切り部を内箱と一体に成形
することにより、各仕切り部の内部に、いわゆる現場発
泡による発泡性の断熱材を充填することができるように
なる。
【0013】またこの場合、冷蔵室と他の貯蔵室との間
に断熱プレートを配設しているが、この断熱プレートと
クランク状の仕切り部の2辺と内箱とにより、他の貯蔵
室を形成するようにしているから、内箱とは別に用いる
断熱プレートとしては極力少なくすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につい
て図1ないし図6を参照して説明する。まず、冷蔵庫の
全体構成を示す図5及び図6において、冷蔵庫の本体1
は、鋼板製の外箱2内に、プラスチック製の後述する内
箱3を収容し、これら外箱2と内箱3との間の空間部に
発泡性の断熱材4を充填して構成されている。この本体
1内には、上段から順に、冷蔵室5、左右に並ぶ製氷室
6及び他の貯蔵室としての仕様切替室7、冷凍室8、そ
して野菜室9が設けられており、各室5〜9はそれぞれ
独立した扉10〜14によって開閉されるようになって
いる。各扉10〜14のうち、冷蔵室5の扉10は、右
側部を支点にして前方へ開く回動式であり、他の扉11
〜14は、前方へ引き出す引き出し式となっている。
【0015】この場合、上記仕様切替室7は、その冷却
温度を広い範囲で切り替えることができるようになって
いて、その切り替えにより、冷凍室、パーシャルフリー
ジング室、チルド室、冷蔵室、及び野菜室のいずれかに
選択して使用することができるようになっている。ま
た、製氷室6内には、図示はしないが、自動製氷装置が
配設されている。
【0016】上記内箱3はプラスチックの真空成形によ
り成形されたものであり、上記各室5〜9のうち、仕様
切替室7を除く各室5,6,8,9は、内箱3に一体に
形成しているが、仕様切替室7については、内箱3とは
別に、射出成形により形成された貯蔵室形成箱15(図
1〜図3参照)を内箱3に取り付け、この貯蔵室形成箱
15の内部を仕様切替室7として形成するようにしてい
る。
【0017】内箱3の真空成形直後の形態では、図1に
示すように、製氷室6と冷凍室8との間に仕切り部はな
く、両室6,8間は連通されており、また、貯蔵室形成
箱15を収納するための収納部16の前面部分は、閉塞
板部17によって塞がれた状態となっている。そして、
仕様切替室7を形成する貯蔵室形成箱15を取り付ける
場合には、閉塞板部17に矩形の開口部18(図1には
二点鎖線にて示す)を形成し(図2参照)、貯蔵室形成
箱15をこの開口部18から収納部16に挿入配置する
ものである。
【0018】上記内箱3には、冷蔵室5と製氷室6及び
仕様切替室7との間を区画する上部横仕切り部20と、
製氷室6と仕様切替室7との間を区画する縦仕切り部2
1と、仕様切替室7と冷凍室8との間を区画する中間横
仕切り部22と、冷凍室8と野菜室9との間を区画する
下部横仕切り部23とが一体に成形されていて、これら
各仕切り部20〜23が、各室5〜9を区画する仕切り
部を構成している。この場合、各仕切り部20〜23の
前面は、内箱3の前面開口部の外周囲に形成されたフラ
ンジ部3aよりも若干後退した位置となるように設定さ
れている。
【0019】ここで、このような構成の内箱3を真空成
形した場合には、収納部16前面の閉塞板部17が収納
部16の後面である内箱3の後面開放部に対応し、収納
部16の左側面16a(縦仕切り部21の左側面)が収
納部16の右側面である内箱3の右側面開放部に対応
し、さらに、収納部16の底面16b(中間横仕切り部
22の下面)が収納部16の上面である上部横仕切り部
20の下面開放部に対応するようになるので、収納部1
6及び閉塞板部17を形成しながらも、これらの部分の
伸び率が他の部分よりも極端に大きくなることがない。
従って、内箱3としては、上段から冷蔵室、冷凍室、及
び野菜室の3室を形成する場合と同様に、真空成形によ
り容易に成形することができる。
【0020】製氷室6と仕様切替室7の前面開口部にお
ける周縁部には、仕切り部20,21,22の前部を覆
うようにして仕切りカバー部材24が設けられている。
この仕切りカバー部材24には、製氷室6と冷凍室8と
の間を前部において区画する区画部25が一体に設けら
れている。下部横仕切り部23の前部にも仕切りカバー
部材26が設けられており、これら仕切りカバー部材2
4及び26により、各室5〜9の前面開口部を各室5〜
9ごとに区画している。
【0021】仕切りカバー部材24及び26の前部に
は、前面側が開放した凹部27,28が形成されてい
て、これら凹部27,28に防露パイプ29(図3及び
図6参照)が配設されている。また、それら凹部27,
28は、前面板30,31により覆われている。
【0022】上記貯蔵室形成箱15の内面の上部には、
吹出し口32aを有するダクト形成部32が設けられ、
また、後部にはダンパ装置33が設けられている。この
ダンパ装置33は、図2にも示すように、貯蔵室形成箱
15の後面開口部を閉塞するように設けられる前面板3
4と、ダンパ本体部35と、このダンパ本体部35を後
方から覆うカバー部36とから構成されていて、貯蔵室
形成箱15にねじ止めにより取り付けられている。ま
た、このダンパ装置33は、貯蔵室形成箱15の内部で
ある仕様切替室7側、及び冷蔵室5側への冷気の供給量
を独立して調整することができる構成となっている。
【0023】冷凍室8の背面側には、仕切り部材37を
介して冷却器室38が設けられ、この冷却器室38内に
冷却器39が収容されている。また、製氷室6側の背部
には、図4に示すように、冷気循環用のファン装置40
が設けられている。冷却器室38で冷却された冷気は、
製氷室6及び冷凍室8内へは直接供給され、また、仕様
切替室7及び冷蔵室5へは、詳細には示されていない
が、ダクト及び上記ダンパ装置33を介して供給され、
さらに、冷蔵室5を通った冷気が野菜室9へも供給され
るようになっており、また、各室5〜9に供給された冷
気は再び冷却器室38へ戻されるようになっている。
【0024】上記構成において、冷蔵庫の本体1を製造
する手順について、概略的に説明する。まず、真空成形
された内箱3における閉塞板部17に開口部18を形成
し、その上で、仕切りカバー部材24に取り付けた貯蔵
室形成箱15をその開口部18から収納部16に挿入
し、仕切りカバー部材24を収納部16の周囲の仕切り
部20〜22の前部にこれを覆うように取り付けると共
に、仕切りカバー部材26を下部横仕切り部23の前部
にこれを覆うように取り付ける。また、各仕切りカバー
部材24,26の凹部27,28には防露パイプ29を
配設し、各凹部27,28にこれを覆うように前面板3
0,31を取り付ける。上記貯蔵室形成箱15の後部に
は、ダンパ装置33を取り付ける。
【0025】さらに、内箱3内における冷凍室8の背部
に、仕切り部材37を介して冷却器39を配設すると共
に、製氷室6側の背部にファン装置40を配設し、ま
た、冷蔵室5の背部などに冷気案内用のダクトなどを配
設する。
【0026】そして、このようにして各部品を取り付け
た内箱3を外箱2内に収容した状態で、これら外箱2と
内箱3との間の空間部に、発泡性の断熱材4を、いわゆ
る現場発泡により充填する。このとき、冷蔵室5と製氷
室6との間の上部横仕切り部20の内部、仕様切替室7
を構成する貯蔵室形成箱15及びダンパ装置33の外面
とこれと対向する各仕切り部20,21,22(収納部
16の内面)との間の空間部、並びに冷凍室8と野菜室
9との間の下部横仕切り部23の内部にも、上記発泡性
の断熱材4が充填される。なお、下部横仕切り部23の
内部には、予め成形された断熱材を配置しておいてもよ
い。このようにして、冷蔵庫の本体1が製造されること
になる。
【0027】上記した第1実施例によれば、次のような
作用効果を得ることができる。すなわち、製氷室6と冷
凍室8との間の仕切り部については内箱に一体成形せ
ず、しかも、仕様切替室7については、内箱3とは別体
の貯蔵室形成箱15により形成するようにしたことによ
り、各室5〜9を仕切る仕切り部20〜23を内箱3に
一体成形することが可能になる。この場合、特に、内箱
3を成形する際に、仕様切替室7を形成すべき部位に閉
塞板部17及び収納部16を成形し、その閉塞板部17
に形成した開口部18に貯蔵室形成箱15を挿入するこ
とで仕様切替室7を形成するようにしたことにより、内
箱3としては、上段から冷蔵室、冷凍室、及び野菜室の
3室を形成する場合と同様に、真空成形により容易に成
形することができる。
【0028】そして、内箱3に一体成形した各仕切り部
20〜23の内部には、現場発泡による発泡性の断熱材
4を充填することができるようになる。これにより、本
体1内に室5〜9を形成するようにしながらも、それら
各室5〜9を区画する仕切り部20〜23を極力内箱3
と一体に成形することができ、内箱3とは別に複数枚の
断熱プレートを用いる場合に比べて、製造性の低下を極
力抑えると共に、部品点数の増加も抑えることができ
て、ひいてはコストの上昇を抑えることができる。ま
た、各仕切り部20〜23の断熱性能や強度も極力低下
させないようにできる利点もある。
【0029】また、各仕切り部20〜23の前部にこれ
を覆うように仕切りカバー部材24,26を設け、これ
ら仕切りカバー部材24,26により各室5〜9の前面
開口部を各室5〜9毎に区画し、各室5〜9の前面開口
部を、それぞれ独立した扉10〜14により開閉する構
成としているので、扉10〜14を開けた際に、冷気が
必要以上に漏れることを防止することができる。
【0030】さらには、ファン装置40を製氷室6側の
背部に設けると共に、ダンパ装置33を仕様切替室7の
背部に設けるようにしたことにより、ダンパ装置33を
冷蔵室5の背部に設ける場合に比べて、冷蔵室5の容積
を大きく確保できる利点がある。
【0031】加えて、仕様切替室7は、本実施例の場
合、冷却温度を広い範囲で切り替えることができるよう
になっていて、特に野菜室としても使用することができ
る。また、ダンパ装置33により当該仕様切替室7への
冷気の供給量を直接制御するので、仕様切替室7内の冷
気の入れ替えが少なくてよい。このため、仕様切替室7
を野菜室として使用した場合には、適度な湿度に保ちや
すく、野菜などを一層良好に貯蔵することができるよう
になる利点がある。
【0032】なお、上記した第1実施例では、貯蔵室形
成箱15と、これの前部に配置される仕切りカバー部材
24とを別体にて構成したが、これらを一体に構成する
こともできる。
【0033】図7は本発明の第2実施例を示したもので
あり、この第2実施例は、上記した第1実施例とは次の
点が異なっている。すなわち、内箱3に、製氷室6と冷
蔵室5との間、製氷室6と他の貯蔵室としての仕様切替
室41との間、並びに仕様切替室41と冷凍室8との間
を区画するクランク状の仕切り部42を一体に成形する
と共に、この仕切り部42の内部に、発泡性の断熱材4
を充填する構成とする。また、冷蔵室5と仕様切替室4
1との間に、内箱3とは別に製造された、断熱性を有す
る断熱パネル43を取り付け、この断熱パネル43とク
ランク状の仕切り部42の2辺とにより、仕様切替室4
1を形成するようにしている。
【0034】このような構成とした第2実施例において
も、製氷室6と冷凍室8との間の仕切り部をなくすと共
に、冷蔵室5と仕様切替室41との間の仕切り部を内箱
3とは別体の断熱プレート43により構成することによ
り、仕切り部42及び23を内箱3に一体に成形するこ
とが可能になる。そして、このように仕切り部42,2
3を内箱3と一体に成形することにより、各仕切り部4
2,23の内部に、現場発泡による発泡性の断熱材4を
充填することができるようになる。
【0035】またこの場合、冷蔵室5と仕様切替室41
との間には断熱プレート43を配設しているが、この断
熱プレート43と、クランク状の仕切り部42の2辺
と、内箱3により、仕様切替室41を形成するようにし
ているから、内箱3とは別に用いる断熱プレートとして
は極力少なくすることができる。
【0036】なお、本発明は上記しかつ図面に示した各
実施例に限定されるものではなく、例えば、前方から見
て製氷室6を右側、仕様切替室7,41を左側に配置し
てもよいなど、要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実
施することができる。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、少なくとも製
氷室と冷凍室との間の仕切り部については内箱に一体成
形しないようにすることで、他の仕切り部を内箱に一体
成形することが可能になる。そして、内箱に一体成形し
た各仕切り部の内部には、いわゆる現場発泡による発泡
性の断熱材を充填することができるようになる。これに
より、本体内に多室を形成するようにしながらも、各室
を区画する仕切り部を極力内箱と一体に成形することが
でき、製造性の低下を極力抑えると共に、部品点数の増
加も抑えることができて、ひいてはコストの上昇を抑え
ることができ、また、仕切り部の断熱性能や強度も極力
低下させないようにできる。
【0038】請求項2の発明によれば、製氷室の隣の他
の貯蔵室を内箱とは別体にて構成することにより、内箱
を一層容易に成形することができるようになる。
【0039】請求項3の発明によれば、請求項1の場合
と同様に製氷室と冷凍室との間の仕切り部をなくし、ク
ランク状の仕切り部を内箱に一体に成形するようにする
ことにより、各仕切り部を内箱と一体に成形することが
可能になる。そして、このように各仕切り部を内箱と一
体に成形することにより、各仕切り部の内部に、現場発
泡による発泡性の断熱材を充填することができるように
なる。またこの場合、冷蔵室と他の貯蔵室との間に断熱
プレートを配設しているが、この断熱プレートとクラン
ク状の仕切り部の2辺と内箱とにより、他の貯蔵室を形
成するようにしているから、内箱とは別に用いる断熱プ
レートとしては極力少なくすることができる。
【0040】請求項5の発明によれば、製氷室と冷凍室
との間の仕切り部をなくしながらも、各室の前面開口部
を、それぞれ独立した扉により開閉する構成としたこと
により、扉を開けた際に、冷気が必要以上に漏れること
を防止することができる。
【0041】請求項6の発明によれば、ファン装置を製
氷室側の背部に設けると共に、ダンパ装置を仕様切替室
の背部に設けるようにしたことにより、ダンパ装置を冷
蔵室の背部に設ける場合に比べて、冷蔵室の容積を大き
く確保できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、内箱を前方
から見た状態の要部の分解斜視図
【図2】内箱を後方から見た状態の要部の分解斜視図
【図3】要部の縦断側面図
【図4】冷却器室及びファン装置部分を前方から見た状
態の正面図
【図5】全体の正面図
【図6】全体の縦断側面図
【図7】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
1は本体、2は外箱、3は内箱、4は断熱材、5は冷蔵
室、6は製氷室、7は仕様切替室(他の貯蔵室)、8は
冷凍室、9は野菜室、10〜14はそれぞれ扉、15は
貯蔵室形成箱、16は収納部、17は閉塞板部、18は
開口部、20〜23はそれぞれ仕切り部、24,26は
仕切りカバー部材、33はダンパ装置、38は冷却器
室、39は冷却器、40はファン装置、41は仕様切替
室(他の貯蔵室)、42はクランク状の仕切り部、43
は断熱プレートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−288466(JP,A) 特開 平6−257928(JP,A) 特開 平3−225180(JP,A) 特開 昭62−288468(JP,A) 特開 平8−233428(JP,A) 特開 昭62−255777(JP,A) 実開 昭60−83882(JP,U) 実開 昭62−184388(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 23/08 F25D 23/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に真空成形により成形されるプラス
    チック製の内箱を有する本体内に、冷蔵室と、この冷蔵
    室の下方に配置された冷凍室と、これら冷蔵室と冷凍室
    との間に左右に並べて配置された製氷室と他の貯蔵室と
    を備え、前記各室の前面開口部をそれぞれ独立した扉に
    より開閉する構成とする冷蔵庫にあって、 前記各室を区画する仕切り部を、少なくとも前記製氷室
    と冷凍室との間を除いて前記内箱に一体に成形し、それ
    ら各仕切り部の内部に断熱材を充填したことを特徴とす
    る冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 他の貯蔵室は、内箱に一体成形せず、当
    該他の貯蔵室を配置すべき部位の周囲の仕切り部部分の
    前面に形成した開口部から挿入配置された貯蔵室形成箱
    により構成され、 この貯蔵室形成箱の外面とこれと対向する仕切り部との
    間に断熱材が充填されていることを特徴とする請求項1
    記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 内部に真空成形により成形されるプラス
    チック製の内箱を有する本体内に、冷蔵室と、この冷蔵
    室の下方に配置された冷凍室と、これら冷蔵室と冷凍室
    との間に左右に並べて配置された製氷室と他の貯蔵室と
    を備え、前記各室の前面開口部をそれぞれ独立した扉に
    より開閉する構成とする冷蔵庫にあって、 前記製氷室と冷蔵室との間、製氷室と他の貯蔵室との
    間、並びに他の貯蔵室と冷凍室との間を区画するクラン
    ク状の仕切り部を前記内箱に一体に成形すると共に、こ
    の仕切り部の内部に断熱材を充填し、 前記冷蔵室と他の貯蔵室との間に、断熱性を有する断熱
    プレートを配設したことを特徴とする冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 他の貯蔵室は、設定温度の切り替えが可
    能な仕様切替室であることを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 少なくとも製氷室と他の貯蔵室の前面開
    口部における周縁部に、仕切り部の前部を覆うようにし
    て仕切りカバー部材を設けて、各室の前面開口部を各室
    毎に区画し、各室の前面開口部を、それぞれ独立した扉
    により開閉する構成としたことを特徴とする請求項1な
    いし4のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 冷凍室の背部に冷却器を収容した冷却器
    室を設けると共に、製氷室側の背部に冷気循環用のファ
    ン装置を設け、他の貯蔵室の背部に、当該他の貯蔵室へ
    の冷気の供給量を調整するダンパ装置を設けたことを特
    徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の冷蔵庫。
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