JP3561586B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は冷蔵室の前面開口を密閉する断熱扉に付設されるデュアルポケットに多量の冷気を導くのに好適な冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、冷蔵庫の冷蔵室は広い室内に棚材によって上下に並ぶ幾つかの区域に分けられ、背面の冷気吹き出し口からそれぞれの区域に直接低温の冷気が流れるように構成される。また、冷蔵室には前面開口を密閉する断熱扉に複数個のポケットが備えられ、このポケットと棚材との間に上から下に向かう冷気の流れを保つようにしている。
【0003】
すなわち、図6に示すように冷蔵庫の冷蔵室21は棚22a、22b、22c、22dによって各保存区域に分けられ、また冷蔵室21の前面開口を密閉する断熱扉23には扉パネル24に沿ってポケット25a、25b、25c、25dおよびデュアルポケット26が備えられる。冷蔵室21の背面の冷気吹き出し口(図示せず)から流入した冷気はそれぞれの保存区域を断熱扉23の方向に流れ、さらにポケット25a、25b、25c、25dおよびデュアルポケット26の周囲を通りつつ、冷蔵室21の底部に流れ、背面の冷気吸込み口(図示せず)からダクトを経て野菜室(いずれも図示せず)に流出するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような冷蔵室21の配置においては冷気吹き出し口に近い領域では低い温度の冷気が多量に流動するのに比べて、冷気吹き出し口から離れている断熱扉23に近い領域、特にポケット25a、25b、25c、25dおよびデュアルポケット26の領域では冷蔵室21内を流動して温度上昇した冷気は多量に流れるものの、収納物の温度を短時間で下げるような極く冷たい冷気はあまり多く期待できない。
【0005】
この冷たい冷気が得にくいポケット25a、25b、25c、25dおよびデュアルポケット26の領域は冷気の流動の妨げになるよどみ域を生じさせず、比較的温度の高い冷気が新たなより低温の冷気と入れ換わるように最善の配慮が求められる。特に、最下段に配置されるデュアルポケット26は大きな容積があり、内部によどみ域が生じるだけでも冷気の流動に大きな妨げになり、室内温度が上昇する原因となる。
【0006】
そこで、本発明の目的は冷蔵室のデュアルポケットの内部に冷気のよどみ域が生じるのを防ぎ、室内温度が上昇するのを抑制するようにした冷蔵庫を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に係る発明は冷蔵室の前面開口を密閉する断熱扉の内側パネルに冷蔵室内に突出するようにデュアルポケットを設けてなる冷蔵庫において、デュアルポケットはその底部の一部を前記断熱扉の内側パネル底部に当接されて支持されると共に該内側パネル底部の開放端外側に位置させて各ポケット間の仕切りを形成して、デュアルポケットの各ポケット底部にポケット内外を連通する連絡手段を形成したことを特徴とするものである。
【0008】
さらに、請求項2に係る発明は、望ましくは、連絡手段が各ポケットの底部に形成される複数個の連絡孔により構成される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図4(a)(b)において、冷蔵庫は全域を開口させた前面を除く両側面、背面、天井面および底面を断熱壁として構成される箱状の本体1を有する。この本体1は鋼板からなる外箱と硬質樹脂材料からなる内箱との間に発泡ウレタン等の断熱材を充填して構成される。また、この本体1の内部はその内部に断熱材を充填している上仕切り壁2および下仕切り壁3によってそれぞれ独立した冷蔵室4、冷凍室5および野菜室6に区画されている。
【0010】
さらに、最上部の冷蔵室4の前面開口は回動式の断熱扉7によって密閉されている。冷蔵室4の下側の冷凍室5は引き出し式の断熱扉8a、8b(本実施の形態の冷凍室は上下2段からなる)によって、また、冷凍室5の下側の野菜室6は引き出し式の断熱扉9によってそれぞれ密閉されている。さらに、冷蔵室4の断熱扉7には扉パネルに沿ってポケット10a、10b、10c、10dおよびデュアルポケット11が設けられている。これらのポケット10a、10b、10c、10dおよびデュアルポケット11はいずれも硬質樹脂材料から成形されている。
【0011】
また、冷蔵室4から取り外した断熱扉7を図5に示している。本図においては各ポケットのうちデュアルポケット11だけを示し、他のポケットはすべて省略している。この大形容器であるデュアルポケット11は、図1に示すように、断熱扉7の扉パネル12から冷蔵室4内に突出して配置される。また、デュアルポケット11は底部を断熱扉7に当接されて支持されると共に、デュアルポケット11の側面に形成される後記のU字状の溝と嵌合する突起によって固定されている。
【0012】
また、図に示すようにデュアルポケット11は連続している第1ポケット13および第2ポケット14を有する。この第1ポケット13および第2ポケット14の底部にはポケット内外を連通する連絡手段、たとえば複数個の連絡孔15、16がそれぞれ形成されている。
【0013】
このデュアルポケット11の全体構造は図2(a)(b)に示される。2連の第1および第2ポケット13、14はほぼ大きさが等しく、それぞれ底部に上記の複数個の連絡孔15、16が穿たれている。連絡孔15、16の一つひとつは長孔であって、第1ポケット13の連絡孔15は容器長手方向に沿って一直線状に並び、第2ポケット14の連絡孔16は容器長手方向に沿って一直線状に並ぶが、一つひとつの方向は連絡孔15に倣わず、斜めに傾けて配置される。
【0014】
また、図3に示すように、デュアルポケット11の側面にはU字状の溝17が形成されており、この溝17に扉パネル12に形成される突起18を嵌合させてデュアルポケット11が断熱扉7に固定されるようになっている。この突起18は片面に2個づつ形成される(図5参照)。
【0015】
上記構成からなる冷蔵庫においては冷蔵室4内に流れた冷気が断熱扉7のポケット10a、10b、10c、10dの周囲を通りつつ、冷蔵室4の底部に向かって流れる。冷気の一部はデュアルポケット11の外側を通り抜けるが、残りはデュアルポケット11の第1および第2ポケット13、14内に流入する。この冷気は図示しない第1および第2ポケット13、14内の収納物を冷却しながら底部に達し、直ちに連絡孔15、16を通り抜け、冷蔵室4内の冷気と合流する。さらに、冷気は冷蔵室4の底部に流れて背面の図示しない冷気吸い込み口を通ってダクト(図示せず)に流入する。
【0016】
このように、第1および第2ポケット13、14内には常に冷気の流れが保たれ、第1および第2ポケット13、14内のいずれの箇所でも冷気のよどみ域が生じない。この第1および第2のポケット13、14に流れる冷気は、ここに達するまでに室内の収納物から熱を奪って温度が上昇しているので、もし第1および第2ポケット13、14内で多量の冷気が滞留すると、室内温度が上昇することになるが、本実施の形態においては第1および第2ポケット13、14内で冷気が常に入れ換わっており、デュアルポケット11のまわりの温度が上昇するのを確実に防止することができる。
【0017】
また、この冷気のよどみ域をなくす方法はこれ以外のやり方でも可能であるが、本実施の形態においては連絡孔15、16を形成するという簡便な方法で通風効果を上げることができ、何ら特別な手段を付加する必要がなく、極めて安価に製作することが可能である。
【0018】
さらに、よどみ域を可能な限り減らすために連絡孔15、16は一つひとつの面積を比較的大きく、しかも数多く設けるのが望ましい。また、これは本実施の形態の長孔に限られない。たとえば、スリット、角孔、丸孔など様々な形状で構成することが可能である。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に係る発明は、デュアルポケットはその底部の一部を断熱扉の内側パネル底部に当接されて支持されると共に該内側パネル底部の開放端外側に位置させて各ポケット間の仕切りを形成して、デュアルポケットの各ポケット底部にポケット内外を連通する連絡手段を形成しているので、各ポケット内で冷気のよどみ域が生じるのを防ぐことができ、冷蔵室の室内温度が上昇するのを抑制することが可能である。
【0020】
さらに、請求項2に係る発明は連絡手段を連絡孔で構成しているので、安価に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷蔵庫の要部を示す断面図。
【図2】(a)は図1に示されるデュアルポケットの平面図。(b)は同じデュアルポケットの正面図。
【図3】断熱扉に組み込まれたデュアルポケットの側面図。
【図4】(a)本発明に係る冷蔵庫の斜視図。(b)冷蔵室の断熱扉を開けた状態を示す斜視図。
【図5】図4に示される断熱扉の背面図。
【図6】従来技術による冷蔵室内の冷気循環経路を示すための図。
【符号の説明】
1 本体
4 冷蔵室
7 断熱扉
11 デュアルポケット
12 扉パネル
13 第1ポケット
14 第2ポケット
15、16 連絡孔

Claims (2)

  1. 冷蔵室の前面開口を密閉する断熱扉の内側パネルに該冷蔵室内に突出するようにデュアルポケットを設けてなる冷蔵庫において、前記デュアルポケットはその底部の一部を前記断熱扉の内側パネル底部に当接されて支持されると共に該内側パネル底部の開放端外側に位置させて各ポケット間の仕切りを形成して、前記デュアルポケットの各ポケット底部にポケット内外を連通する連絡手段を形成したことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記連絡手段が各ポケットの底部に形成される複数個の連絡孔であることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
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