JPH09138050A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH09138050A
JPH09138050A JP32120595A JP32120595A JPH09138050A JP H09138050 A JPH09138050 A JP H09138050A JP 32120595 A JP32120595 A JP 32120595A JP 32120595 A JP32120595 A JP 32120595A JP H09138050 A JPH09138050 A JP H09138050A
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JP
Japan
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cooler
compartment
refrigerator
blower
refrigerating
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JP32120595A
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Inventor
Hitoshi Aoki
均史 青木
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵室と野菜室の間に冷凍室を形成した冷蔵
庫において、その高さ寸法が縮小される場合にも所要の
冷却能力を確保する。 【解決手段】 冷蔵庫1は、前面に開口する断熱箱体6
内を上下区画壁8、9によって区画することにより、中
央の冷凍室13とその上下の冷蔵室11及び野菜室12
とを形成すると共に、冷凍室13内奥部に形成した冷却
室22内に冷却器23と送風機24を設置し、冷却器2
3により冷却された冷気を送風機24にて各室内に供給
して成る。冷却器23は、所定間隔で複数枚配列された
フィン41と、各フィン41を貫通する冷媒配管42と
から構成され、フィン41が水平方向に延在する状態で
設置されると共に、送風機24は、この冷却器23の側
方に配設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱箱体内に中央
の冷凍室とその上下の冷蔵室及び野菜室を区画形成し、
冷凍室内奥部に設けた冷却器からの冷気を送風機にて各
室内に供給して成る冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種冷蔵庫は、例えば実公平
6−12301号公報(F25D23/00)に示され
ている。図23及び図24に係る従来の冷蔵庫101を
示す。冷蔵庫101は鋼板製の外箱102と、硬質樹脂
製の内箱103間に発泡ポリウレタン等の断熱材104
を現場発泡方式にて充填して成る前面開口の断熱箱体1
06から構成されている。この断熱箱体106の庫内
は、前記内箱103と一体に成形され、内部に成形断熱
材107が収納された上区画壁108及び下区画壁10
9とによって上下三室に区画されており、上区画壁10
8の上方を冷蔵室111、下区画壁109の下方を野菜
室112、それらの間を冷凍室113とされている。
【0003】そして、冷蔵室111の前面開口は回動式
の断熱扉114によって開閉自在に閉塞されると共に、
冷凍室113及び野菜室112は、上面開口の容器11
4A、116A、117Aを備えた引き出し式の断熱扉
114、116(冷凍室113はこれら上下二段)、1
17によりそれぞれ開閉自在に閉塞されている。
【0004】また、冷凍室113の奥部には仕切板12
1にて冷却室122が区画形成されており、この冷却室
122内に冷却器123が縦設されている。この冷却器
123は、所定間隔を存して複数枚設けられ、上下方向
に延在したフィンと、これらフィンを貫通する冷媒配管
から成る所謂プレートフィン型の熱交換器であり、その
上方には送風機124が設けられている。そして、仕切
板121の上部及び中央部には冷凍室吐出口113A
が、また、下部には冷凍室吸込口113Bが形成されて
いる。
【0005】更に、上区画壁108内の成形断熱材10
7内後部にはそれを上下に貫通するかたちで案内ダクト
126が形成されており、この案内ダクト126は送風
機124を迂回するかたちで冷却室122内と冷蔵室1
11内奥下端部とを連通している。一方、冷蔵室111
の奥部には内箱103背面と間隔を存して背面ダクト板
127が取り付けられており、この背面ダクト板127
と内箱103間に上下に延在する冷蔵室背面ダクト12
8が形成されている。
【0006】この冷蔵室背面ダクト128の下端は、冷
蔵室111の下奥部の上区画壁108上に設けられた断
熱製のダンパーケース131に連通接続され、このダン
パーケース131の下部は前記案内ダクト126の上端
に連通しており、このダンパーケース131内において
冷蔵室背面ダクト128と案内ダクト126は連通され
る。また、このダンパーケース131内には冷蔵室11
1内の温度を検出して冷蔵室背面ダクト128への流路
を開閉するダンパーサーモスタット132が収納されて
おり、背面ダクト板127の前面には冷蔵室吐出口11
1Aが形成されている。また、冷蔵室111内には棚1
40・・が複数段架設されている。
【0007】前記ダンパーサーモスタット132は、ガ
ス封入式のベローズが内蔵された本体132Aと、この
本体132Aより上方に突出して設けられたバッフル板
132Bとから構成され、このバッフル板132Bを前
後に移動させることによってダンパーケース131内の
風路入口131Aを開閉する。
【0008】ダンパーケース131の前側には周囲の冷
蔵室111内と略仕切られた氷温コーナー133が構成
されており、ダンパーケース131にはこの氷温コーナ
ー133用の吐出口133Aも形成されている。また、
氷温コーナー133奥部には野菜室112への冷気導入
口134が形成されており、この冷気導入口134と野
菜室112内に形成した野菜室吐出口112Aは、断熱
材104内を降下する野菜室ダクト136にて連通され
ている。
【0009】更に、下区画壁109内の成形断熱材10
7内には野菜室帰還ダクト138が形成され、野菜室1
12内上部と冷却室122下部を連通している。
【0010】以上の構成で、冷却器123と周知の冷凍
サイクルを構成する圧縮機150及び前記送風機124
が運転されると、冷却器123にて冷却された冷気は送
風機124により冷凍室吐出口113Aより冷凍室11
3内に吹き出される。そして、冷凍室113内を循環し
て冷却した後、冷気は下部の冷凍室吸込口113Bから
冷却室122内下部に帰還する。これによって、冷凍室
113は所定の冷凍温度(−20℃程)に維持される。
【0011】また、送風機124より吹き出された冷気
の一部は案内ダクト126に流入し、ダンパーサーモス
タット132を経て冷蔵室背面ダクト128内を上昇し
た後、冷蔵室吐出口111A・・より冷蔵室111内に
吹き出される。ダンパーサーモスタット132は冷蔵室
111内の温度に基づいてダクト128への冷気供給を
開閉制御し、冷蔵室111内の温度を所定の冷蔵温度
(例えば+5℃程)に維持する。尚、氷温コーナー13
3内は狭い領域に比較的多量の冷気が供給されるため、
例えば0℃〜−1℃程の低温に冷却される。
【0012】また、冷蔵室111内(氷温コーナー13
3内を含む)を循環した冷気は、前記冷気導入口134
より野菜室ダクト136に流入し、そこを経て野菜室吐
出口112Aより野菜室112内に吐出される。そし
て、野菜室112内を循環し、容器117A内を間接的
に冷却した後、冷気は下区画壁109内に形成した野菜
室帰還ダクト138内を経て冷却室122内下部に帰還
する。これによって、容器117A内の野菜は乾燥が防
がれた状態で+8℃〜+10℃程の温度に保冷される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の冷
蔵庫101は冷凍室113内奥部に形成した冷却室12
2内に冷却器123を設置すると共に、この冷却器12
3はフィンが上下方向に延在するように縦設され、その
上方に送風機124を配置した構成とされていた。その
ため、冷気は冷却器123内(フィン間)を下から上に
流通するかたちとなる。
【0014】しかしながら、近年では冷蔵庫の使用性を
改善するためにその高さを低くする傾向にあり、それに
伴って、この種冷蔵室と野菜室の間に冷凍室を配置した
冷蔵庫においては、冷凍室の上下寸法が縮小される状況
となっている。このような状況では、冷却器123の冷
気流通方向の寸法が縮小されてしまい、熱交換性能が悪
化して冷却能力が低下してしまう問題が生じる。
【0015】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、冷蔵室と野菜室の間に冷
凍室を形成した冷蔵庫において、その高さ寸法が縮小さ
れる場合にも所要の冷却能力を確保することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の冷蔵庫は、前面
に開口する断熱箱体内を区画壁によって区画することに
より、中央の冷凍室とその上下の冷蔵室及び野菜室とを
形成すると共に、冷凍室内奥部に形成した冷却室内に冷
却器と送風機を設置し、冷却器により冷却された冷気を
送風機にて各室内に供給して成るものであって、冷却器
は、所定間隔で複数枚配列されたフィンと、各フィンを
貫通する冷媒配管とから構成され、フィンが水平若しく
は傾斜した方向に延在する状態で設置されると共に、送
風機は、この冷却器の側方に配設されているものであ
る。
【0017】係る構成によれば、冷凍室の上下寸法が縮
小されても、冷却器の冷気流通方向の寸法を維持し、熱
交換性能を保持することが可能となる。従って、所要の
冷却能力を確保して各室内を円滑に冷却することができ
るようになる。また、上下の冷蔵室及び野菜室へ冷気供
給するダクト構造も簡素化することが可能となり、冷却
効率の向上と庫内有効容積の拡大を図ることができるよ
うになる。
【0018】請求項2の発明の冷蔵庫は、上記において
冷蔵室内に複数段架設された棚と、各棚上の空間に対応
して両側部にそれぞれ形成された複数の吐出口及び吸込
口とを備えており、各吐出口を冷却室の冷気吐出側に、
吸込口を冷却室の冷気吸込側にそれぞれ連通させたもの
である。
【0019】係る構成によれば、上記に加えて冷蔵室内
の各棚上の空間にそれぞれ満遍なく冷気を循環させるこ
とができるようになるので、冷蔵室内における温度分布
の偏りを抑制して、均一な冷却を実現することができる
ようになる。特に、冷却器はフィンが水平若しくは傾斜
した方向に延在する状態で設置されると共に、送風機
は、この冷却器の側方に配設されているので、冷蔵室の
両側に位置して上下にダクトを形成することにより、冷
却室の冷気吐出側及び冷気吸込側に各吐出口及び吸込口
をそれぞれ連通させることが可能となり、ダクト構造も
簡素化することが可能となる。
【0020】請求項3の発明の冷蔵庫は、請求項1にお
いて各フィンが、前後方向において傾斜する部分を備え
ているものである。
【0021】係る構成によれば、冷却器をそのフィンが
水平方向に延在する状態で設置しても、各フィンに付着
した除霜水を円滑に滴下させ、排水処理することができ
るようになる。特に、フィンに傾斜部分を構成すること
によって、同一の外径寸法で比較した場合、フィン面積
が拡張される。従って、冷却器の熱交換性能を向上させ
ることができるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
例を詳述する。図1は本発明の冷蔵庫1の縦断側面図、
図2は冷蔵庫1の正面図(扉を除く。一部透視。)であ
る。冷蔵庫1は鋼板製の外箱2と、硬質樹脂製の内箱3
間に発泡ポリウレタン等の断熱材4を現場発泡方式にて
充填して成る前面開口の断熱箱体6から構成されてい
る。この断熱箱体6の庫内は、前記内箱3と一体に成形
され、内部に断熱材4が充填された上区画壁8、及び、
内部に成形断熱材7が収納された下区画壁9によって上
下三室に区画されており、上区画壁8の上方を冷蔵室1
1、下区画壁9の下方を野菜室12、それらの間を冷凍
室13とされている。
【0023】そして、冷蔵室11の前面開口は回動式の
断熱扉14によって開閉自在に閉塞されると共に、冷凍
室13及び野菜室12は、前述同様の上面開口の容器5
A、5B、10を備えた引き出し式の断熱扉15、16
(冷凍室13はこれら上下二段)、17によりそれぞれ
開閉自在に閉塞されている。
【0024】また、冷凍室13の奥部には仕切板21に
て冷却室22が区画形成されており、この冷却室22内
に冷却器23が配設されている。この冷却器23は図3
〜図7に示す如く、アルミニウム薄板小片から成る複数
枚の熱交換用フィン41・・と、冷媒配管42とから成
る。各フィン41・・には透孔が穿設されており、各フ
ィン41の延在方向を上下方向とし、且つ、左右方向に
傾斜した状態で冷媒配管42は前記透孔に挿通される。
それによって、フィン41・・・は相互に所定間隔を存
して冷媒配管42に固定され、その状態で冷媒配管42
は蛇行状に屈曲される。
【0025】また、フィン41の間隔は上部が密、下部
が疎とされる。尚、フィン41に透孔を穿設せず、図8
の如く前後の端面から内方に向かう切欠41Aを形成
し、係るフィン41・・を所定の位置に配列した状態
(前述の完成状態)で、予め蛇行状に屈曲した冷媒配管
42を切欠41Aに嵌合し、貫通されても良い。
【0026】更に、フィン41を小片とせず、図9〜図
11に示す如く上下に長い短冊状のアルミニウム薄板に
て構成しても良い。この場合には、冷媒配管24は直管
状のものをフィン41・・に貫通させ、端部をUベンド
管にて連通させて蛇行状とすることになる。尚、この場
合にもフィン41・・の端面に切欠41Aを形成して予
め蛇行状とした冷媒配管42を嵌合し、貫通させても良
い(図12)。そして、何れの場合にもフィン41・・
は左右方向に傾斜した状態で冷媒配管42に固定する。
【0027】更にまた、フィン41全体を傾斜させず
に、図13〜図22(図13〜図17が図3〜図7に対
応し、図18が図8に対応する。また、図19〜図21
が図9〜図11に対応し、図22が図12に対応す
る。)に示す如くその前後縁部のみを折曲して相互に反
対方向に傾斜させても良い。
【0028】そして、係る冷却器23は上部(図3、図
9、図13、図19)が向かって左側に、下部が向かっ
て右側となるよう、90度寝かせて冷却室22内に設置
される。この状態で各フィン41・・は水平方向に延在
すると共に、その傾斜部分(全体若しくは前後縁部)が
前方若しくは後方に傾斜した状態となる。
【0029】また、この冷却器23の向かって左方には
送風機24が設けられており、仕切板21の向かって左
側の送風機24に対応する位置には冷凍室吐出口13A
が、また、向かって右側上部及び下部には冷凍室吸込口
13Bが形成されている。
【0030】一方、冷蔵室11内には複数段の棚40・
・が架設されると共に、冷蔵室11の左右奥隅部には冷
蔵室吐出ダクト26と、冷蔵室吸込ダクト27がそれぞ
れ上下に渡って形成されている。前記冷蔵室吐出ダクト
26の下端は上区画壁8内を貫通してそのまま冷却室2
2の向かって左上部(冷気吐出側)に連通すると共に、
上区画壁8内には冷蔵室吐出ダクト26内の風路を開閉
するダンパー29が設けられる。
【0031】他方、冷蔵室吸込ダクト27の下端も上区
画壁8内を貫通してそのまま冷却室22の向かって右上
部(冷気吸込側)に連通されている。そして、冷蔵室吐
出ダクト26の前面には各棚40・・・上の空間左側上
部にそれぞれ対応して冷蔵室吐出口11A・・が形成さ
れると共に、冷蔵室吸込ダクト27の前面には各棚40
・・・上の空間右側下部にそれぞれ対応して冷蔵室吸込
口11B・・が形成されている。また、各吐出口及び吸
込口は上方のもの(送風機24から遠いもの)程開口面
積が大きくなるように構成され、それによって、冷気吐
出量を均一化している。
【0032】尚、51は冷蔵室11内下部に区画形成さ
れた氷温コーナーであり(図2では撤去)、この氷温コ
ーナー51に対応する位置のダクト26及び27にも吐
出口51A及び吸込口51Bがそれぞれ形成されてい
る。
【0033】また、野菜室12の左奥隅上部には野菜室
吐出ダクト52が形成され、右奥隅部には上下に渡る野
菜室吸込ダクト53がそれぞれ形成されている。前記野
菜室吐出ダクト52の上端は下区画壁9内を貫通してそ
のまま冷却室22の向かって左下部(冷気吐出側)に連
通すると共に、野菜室吸込ダクト53の上端も下区画壁
9内を貫通してそのまま冷却室22の向かって右下部
(冷気吸込側)に連通されている。
【0034】そして、野菜室吐出ダクト52の前面には
野菜室吐出口12Aが形成されると共に、野菜室吸込ダ
クト53の下部前面には野菜室吸込口12Bが形成され
ている。
【0035】以上の構成で、冷却器23と周知の冷凍サ
イクルを構成する圧縮機50及び前記送風機24が運転
されると、冷却器23にて冷却された冷気は送風機24
により前面の冷凍室吐出口13Aより冷凍室13内に吹
き出される。そして、冷凍室13内を向かって左から右
に循環して冷却した後、冷気は冷凍室吸込口13Bから
冷却室22内に帰還する。これによって、冷凍室13は
所定の冷凍温度(−20℃程)に維持される。
【0036】また、送風機24より吹き出された冷気の
一部は向かって左側上方(冷気吐出側)に吹き上げら
れ、ダンパー29を経て冷蔵室吐出ダクト26に流入す
る。そして、当該ダクト26内を上昇しながら、各冷蔵
室吐出口11A・・より冷蔵室11内の各棚40・・上
の空間に吹き出される。
【0037】ダンパー29は、冷蔵室11内の温度を検
出するセンサーを備えた図示しない制御装置により制御
される図示しないモータにて開閉駆動され、ダクト26
に流入する冷気量を調整する。これによって、冷蔵室1
1内の温度は所定の冷蔵温度(例えば+5℃程)に維持
される。
【0038】特に、冷気は各棚40上の空間にそれぞれ
吐出されるので、棚40が透明樹脂製などの板体であっ
ても、各棚40上の物品を均一且つ円滑に冷却できるよ
うになる。また、ダンパー29は上区画壁4内に設けら
れているので、冷蔵室11或いは冷凍室13の有効内容
積が狭められず、物品収納能力を向上させることが可能
となる。
【0039】そして、冷蔵室11内の各棚40・・上の
空間を向かって左から右に循環した冷気は、各冷蔵室吸
込口11B・・より冷蔵室吸込ダクト27に流入し、そ
こを降下して冷却室22の右側上部(冷気吸込側)に帰
還する。
【0040】更に、送風機24より吹き出された冷気の
一部は向かって左側下方(冷気吐出側)に吹き出され、
野菜室吐出ダクト52に流入する。そして、当該ダクト
52を経て野菜室吐出口12A・・より野菜室12内に
吹き出される。
【0041】そして、野菜室12内の容器10周囲を向
かって左から右に循環した冷気は、野菜室吸込口12B
・・より野菜室吸込ダクト53に流入し、そこを上昇し
て冷却室22の右側下部(冷気吸込側)に帰還する。こ
れによって、容器10内の野菜は乾燥が防がれた状態で
+8℃〜+10℃程の温度に保冷される。
【0042】冷却器22内に帰還した冷気は冷却器23
内(フィン41間)を右から左に通過しながら熱交換し
た後、送風機24に吸い込まれて再び各室11、12、
13に吐出分配されることになるが、本発明ではフィン
41・・が水平方向に延在する状態で冷却器23を設置
しているので、冷凍室13の上下寸法が縮小されても、
冷却器23の冷気流通方向の寸法を維持し、熱交換性能
を保持することが可能となる。従って、所要の冷却能力
を確保して各室11、12、13内を円滑に冷却するこ
とができるようになる。また、上下の冷蔵室11及び野
菜室12へ冷気供給するダクト構造も上下方向にそのま
ま形成すれば良くなり、冷却効率の向上と庫内有効容積
の拡大を図ることができるようになる。
【0043】また、冷蔵室11内の各棚40・・上の空
間に対応して両側部にそれぞれ冷蔵室吐出口11A及び
冷蔵室吸込口11Bを形成し、各吐出口11A・・を冷
蔵室吐出ダクト26を介して冷却室22の冷気吐出側
に、吸込口11B・・を冷蔵室吸込ダクト27を介して
冷却室22の冷気吸込側にそれぞれ連通させているの
で、ダクト構造が一層簡素化される。
【0044】そして、冷却器23には着霜が成長するた
め、定期的に除霜が行われるが、本発明では冷却器23
の各フィン41・・の全体が若しくは一部が前後方向に
おいて傾斜しているので(傾斜部分を備える)、実施例
の如く冷却器23をそのフィン41が水平方向に延在す
る状態で設置しても、各フィン41・・に付着した除霜
水を円滑に滴下させ、排水処理することができるように
なる。特に、フィン41を傾斜させる(傾斜部分を構成
する)ことによって、同一の外径寸法で比較した場合、
フィン41の面積が拡張される。従って、冷却器23の
熱交換性能が向上する。
【0045】尚、実施例では冷却器23をそのフィン4
1・・が水平方向に延在する状態で設置したが、それに
限らず、垂直では無く垂直から所定角度で傾斜した方向
に延在する状態で設置しても本発明は有効である。
【0046】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、中央
の冷凍室とその上下の冷蔵室及び野菜室とを形成した冷
蔵庫において、冷凍室奥部の冷却室に設置する冷却器
を、そのフィンが水平若しくは傾斜した方向に延在する
状態で設置すると共に、送風機を、この冷却器の側方に
配設したので、冷蔵庫高さ寸法縮小のために冷凍室の上
下寸法が縮小されても、冷却器の冷気流通方向の寸法を
維持し、熱交換性能を保持することが可能となる。従っ
て、所要の冷却能力を確保して各室内を円滑に冷却する
ことができるようになる。また、上下の冷蔵室及び野菜
室へ冷気供給するダクト構造も簡素化することが可能と
なり、冷却効率の向上と庫内有効容積の拡大を図ること
ができるようになるものである。
【0047】また、請求項2の発明によれば、上記に加
えて冷蔵室内に複数段架設された棚と、各棚上の空間に
対応して両側部にそれぞれ形成された複数の吐出口及び
吸込口とを備え、各吐出口を冷却室の冷気吐出側に、吸
込口を冷却室の冷気吸込側にそれぞれ連通させたので、
冷蔵室内の各棚上の空間にそれぞれ満遍なく冷気を循環
させることができるようになり、冷蔵室内における温度
分布の偏りを抑制して、均一な冷却を実現することがで
きるようになる。特に、冷却器はフィンが水平若しくは
傾斜した方向に延在する状態で設置されると共に、送風
機は、この冷却器の側方に配設されているので、冷蔵室
の両側に位置して上下にダクトを形成することにより、
冷却室の冷気吐出側及び冷気吸込側に各吐出口及び吸込
口をそれぞれ連通させることが可能となり、ダクト構造
も簡素化することが可能となるものである。
【0048】更に、請求項3の発明によれば、請求項1
に加えて各フィンが、前後方向において傾斜する部分を
備えているので、冷却器をそのフィンが水平方向に延在
する状態で設置しても、各フィンに付着した除霜水を円
滑に滴下させ、排水処理することができるようになる。
特に、フィンに傾斜部分を構成することによって、同一
の外径寸法で比較した場合、フィン面積が拡張される。
従って、冷却器の熱交換性能を向上させることができる
ようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷蔵庫の縦断側面図である。
【図2】本発明の冷蔵庫の一部透視正面図である。
【図3】本発明の冷蔵庫の冷却器の正面図である。
【図4】図3の冷却器の平面図である。
【図5】図3の冷却器の側面図である。
【図6】図3のA−A線断面図である。
【図7】図3のB−B線断面図である。
【図8】本発明の他の実施例の冷却器の図5に対応する
側面図である。
【図9】本発明の更に他の実施例の冷却器の正面図であ
る。
【図10】図9の冷却器の平面図である。
【図11】図9の冷却器の側面図である。
【図12】本発明の更に他の実施例の冷却器の図11に
対応する側面図である。
【図13】本発明の冷蔵庫の更に他の実施例の冷却器の
正面図である。
【図14】図13の冷却器の平面図である。
【図15】図13の冷却器の側面図である。
【図16】図13のC−C線断面図である。
【図17】図13のD−D線断面図である。
【図18】本発明の更に他の実施例の冷却器の図15に
対応する側面図である。
【図19】本発明の更に他の実施例の冷却器の正面図で
ある。
【図20】図19の冷却器の平面図である。
【図21】図19の冷却器の側面図である。
【図22】本発明の更に他の実施例の冷却器の図21に
対応する側面図である。
【図23】従来の冷蔵庫の縦断側面図である。
【図24】従来の冷蔵庫の一部透視平面図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 4 断熱材 6 断熱箱体 8 上区画壁 9 下区画壁 11 冷蔵室 11A 冷蔵室吐出口 11B 冷蔵室吸込口 12 野菜室 12A 野菜室吐出口 12B 野菜室吸込口 13 冷凍室 13A 冷凍室吐出口 13B 冷凍室吸込口 21 仕切板 22 冷却室 23 冷却器 24 送風機 26 冷蔵室吐出ダクト 27 冷蔵室吸込ダクト 40 棚 41 フィン 42 冷媒配管 52 野菜室吐出ダクト 53 野菜室吸込ダクト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に開口する断熱箱体内を区画壁によ
    って区画することにより、中央の冷凍室とその上下の冷
    蔵室及び野菜室とを形成すると共に、前記冷凍室内奥部
    に形成した冷却室内に冷却器と送風機を設置し、前記冷
    却器により冷却された冷気を前記送風機にて各室内に供
    給して成る冷蔵庫において、 前記冷却器は、所定間隔で複数枚配列されたフィンと、
    各フィンを貫通する冷媒配管とから構成され、前記フィ
    ンが水平若しくは傾斜した方向に延在する状態で設置さ
    れると共に、前記送風機は、この冷却器の側方に配設さ
    れていることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 冷蔵室内に複数段架設された棚と、各棚
    上の空間に対応して両側部にそれぞれ形成された複数の
    吐出口及び吸込口とを備え、各吐出口を冷却室の冷気吐
    出側に、吸込口を冷却室の冷気吸込側にそれぞれ連通さ
    せたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 各フィンは、前後方向において傾斜する
    部分を備えていることを特徴とする請求項1に記載の冷
    蔵庫。
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