JP2008075889A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】左右に区画される貯蔵室間の断熱性を向上させ、構造的強度を向上させることができる冷蔵庫の提供。
【解決手段】外壁を構成する断熱箱体201と、断熱箱体201に取付けられ、前記断熱箱体の内空間を仕切る仕切り218、222と、断熱箱体201の内部、及び、仕切り218、222の内部に一体に充填される断熱材404とを備える冷蔵庫であって、断熱箱体201に取付けられ、断熱箱体201の庫内を仕切る下仕切り218と、下仕切り218の上方に隣接して断熱箱体201の庫内を仕切る上仕切り222と断熱箱体201の内部、及び、下仕切り218の内部、上仕切り222の内部に一体に充填される断熱材202とを備える冷蔵庫であって、下仕切り218は、幅方向中間部に奥行き方向にわたり上方に向かって一体に突設され、前記下仕切りの内部と一体に内部に断熱材が充填される第1突出壁401を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷蔵庫、特に、断熱箱体と一体に断熱材が充填される仕切りの構造などに関する。
近年、冷蔵庫は地球環境保護の観点から更なる省エネルギー化が進むと共に、その使い勝手や収納性の向上が求められている。
従来この種の冷蔵庫は、最も大きな外側の断熱箱体の内空間に断熱性を備えた仕切板を挿入して複数の部屋が形成される構造が採用されている。そして、複数の部屋はそれぞれの目的に応じて異なる温度を実現できるように相互に断熱されている。具体的には、断熱箱体は、金属製の外箱と樹脂製の内箱の二重構造とし、これら外箱と内箱との間に断熱材であるポリウレタン等の断熱材を発泡充填して形成されている。また、断熱箱体の庫内を複数の温度帯で仕切って保存する各食品に適した温度の貯蔵室とするため、断熱性の仕切りを庫内に設けている(例えば、特許文献1参照)。
また、断熱箱体最上部の貯蔵室の上壁後部を下がるように窪ませて冷却ユニットの高圧機器収納凹所を設けることにより、最上部の貯蔵室上奥部の使用性の向上と最下部の貯蔵室の収納容積アップを図っているものもある(例えば、特許文献2参照)。
図7は、特許文献1に記載された従来の冷蔵庫の縦断面図である。
同図に示すように、断熱箱体1は、上から順に、冷蔵室2、冷凍温度帯から冷蔵、野菜、チルド等の温度帯に切り替え可能な切替室3と、切替室3に並列に設けられた貯氷室4、野菜室5、冷凍室6に区画されている。さらに、冷気を生成する冷却器7と、冷気を各貯蔵室に供給するファン8とを収納する冷却室9を断熱箱体1の下側奥部に備えている。
各貯蔵室の区画は、次のようにしてなされている。すなわち、冷蔵室2と切替室3および貯氷室4とは、第一の仕切部10で上下方向に仕切られている。第一の仕切部10の下側後方は、各貯蔵室と冷却室9とを奥行き方向に仕切る第二の仕切部11で仕切られている。この第二の仕切部11は、各貯蔵室を冷却するための冷気用送風路と帰還風路を備えている。第三の仕切部12は切替室3および貯氷室4と野菜室5とを上下方向に仕切っている。野菜室5と冷凍室6とは第四の仕切部13で仕切られている。また、冷蔵室2の背面には冷蔵室2を冷却するための冷気用送風路と帰還風路で構成された第五の仕切部14が設けられている。
これら第三の仕切部12と第四の仕切部13の間には、さらに、図8に分解状態で示すように、切替室3と貯氷室4とを左右方向に区画する別体の左右仕切りが取り付けられている。
次に、各仕切部の取付構造について説明する。
第一の仕切部10は、内箱15と一体成形され成型時の熱で成形断熱材16を内箱15と接着することで冷気や水漏れが無いよう取り付けられている。
第二の仕切部11は冷却室9と区画するために外周にシール材が設けられ、さらに第一の仕切部10後方部に配設された冷蔵室2を冷却するための冷気用送風路と帰還風路を接合するためのシール材が第一の仕切部10との接合面に設けられている。
第三の仕切部12、第四の仕切部13は共に冷気、水漏れが無いようにそれぞれ外周にシール材が設けられている。また第五の仕切部14には、第一の仕切部10後方部に配設された冷蔵室2を冷却するための冷気用送風路を接合するためのシール材が設けられている。
また、図8に示すように、切替室3と貯氷室4とを区画する左右仕切り17は、切替室3や貯氷室4に収納される引き出しを案内するためのレールが設けられており、第三の仕切部12の上面と第四の仕切部13下面にシール材により取り付けられる。
第二の仕切部11、第三仕切部12、第四の仕切部13、第五の仕切部14、左右仕切り17は断熱箱体1がポリウレタン等の断熱材で充填発泡された後、取り付けられる。
これにより、冷蔵庫内を各食品の温度に適した複数の貯蔵室に区画し使い勝手や収納性を向上させながら、部品点数を削減し組立作業性を向上させることができるものである。
特開平11−325691号公報 特開2001−99552号公報
しかしながら、左右仕切り17を含む各仕切りは、断熱箱体1をポリウレタン等の断熱材で充填発泡された後に取り付けられるため、冷気や水漏れを防止するためにシール材により取り付けられている。このため相当のシール材が必要となり冷蔵庫のコストアップにつながることとなる。さらには、温度差が大きくなる可能性のある切替室3と貯氷室4との間を仕切るため、製造上のばらつきを考慮するとシール材の幅長さも大きくなりさらにコストアップとなる。
また、左右仕切り17は、ポリウレタンより熱伝導率が高いポリスチレン等の成形断熱材で構成されているために、切替室3と貯氷室4との間に大きな温度差が生じた場合に、断熱能力が不足して左右仕切り17に結露が発生する等の問題が生じる可能性がある。
また、左右仕切り17には、切替室3や貯氷室4に収納される引き出しを案内するためのレール18が設けられているが、前記シール材で左右仕切り17が取り付けられているため、取り付け精度が悪く、対向する他のレールとの平行度を保つことができずに引き出しが挿脱し難くなることもある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、冷蔵庫の庫内を左右に区画する左右仕切りであって、断熱性に優れ寸法精度の高い左右仕切りを備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、外壁を構成する断熱箱体と、前記断熱箱体に取付けられ、前記断熱箱体の庫内を仕切る下仕切りと、前記下仕切りの上方に隣接して前記断熱箱体の庫内を仕切る上仕切りと前記断熱箱体の内部、及び、前記下仕切りの内部、前記上仕切りの内部に一体に充填される断熱材とを備える冷蔵庫であって、前記下仕切りは、幅方向中間部に奥行き方向にわたり上方に向かって一体に突設され、前記下仕切りの内部と一体に内部に断熱材が充填される突出壁を備えることを特徴とする。
これにより、断熱材が一体に充填された突出壁を左右の仕切りとすることができるため、剛性が高く断熱性の高い左右の仕切りを備えた冷蔵庫とすることができる。
本発明の冷蔵庫は、使い勝手と収納性を高めつつ、左右方向に区画される貯蔵室間を高い断熱性で仕切ることが可能となる。
請求項1に記載の発明は、外壁を構成する断熱箱体と、前記断熱箱体に取付けられ、前記断熱箱体の庫内を仕切る下仕切りと、前記下仕切りの上方に隣接して前記断熱箱体の庫内を仕切る上仕切りと前記断熱箱体の内部、及び、前記下仕切りの内部、前記上仕切りの内部に一体に充填される断熱材とを備える冷蔵庫であって、前記下仕切りは、幅方向中間部に奥行き方向にわたって上方に向かって一体に突設され、前記下仕切りの内部と一体に内部に断熱材が充填される第1突出壁を備えることを特徴とする冷蔵庫である。これにより、断熱材が一体に充填された第1突出壁を左右の仕切りの一部とすることができるため、剛性が高く断熱性の高い左右の仕切りを備えた冷蔵庫とすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、さらに前記上仕切りに第2突出壁を備える冷蔵庫である。これにより、さらに冷蔵庫の構造的強度を向上せしめ、左右の貯蔵室間の断熱性をさらに高めることが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記第1突出壁と前記第2突出壁とは突き合わせ状態で配置され、上仕切りと下仕切りで区画される空間をさらに左右に仕切る左右仕切りを構成する冷蔵庫である。これにより、さらなる冷蔵庫の構造的強度の向上と断熱性の向上を図ることができ、さらに、左右仕切りを形成するために必要なシール箇所を減少させるとともに、部品点数の減少を図ることができ、コスト低下に寄与することが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1突出壁に引き出し挿脱用のレールを設けたものである。これにより、下仕切りに一体に設けられる第1突出壁にレールが取り付けられるため、寸法安定性が向上し、対向し対になって機能するレールとの平行度を高い状態で維持することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成について同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図を示すものである。
同図に示すように、冷蔵庫200は、断熱箱体201と断熱箱体201の開口部を覆う扉300とを備えている。
断熱箱体201は、外箱202と内箱203とを備え、外箱202と内箱203との間に例えば硬質発泡ウレタンなどの断熱材が充填され外部と庫内とを断熱する略直方体形状の箱体である。また、断熱箱体201の庫内は、後述する仕切により複数の貯蔵室に区分されている。また、断熱箱体201は、その最も面積の広い一面が開口しており、当該開口部は、ヒンジを介して取り付けられる扉300や引き出しの前面などにより開閉自在に封止できるものとなされている。
断熱箱体201庫内の最上部には、第一の貯蔵室としての冷蔵室204が配置され、その冷蔵室204の下部に第四の貯蔵室としての切替室205と製氷室206とが横並びに設けられている。また、その切替室205と製氷室206の下部に第二の貯蔵室としての野菜室207が配置され、そして断熱箱体201内部の最下部に第三の貯蔵室としての冷凍室208が配置される。本実施の形態に係る冷蔵庫200は、以上の構成となっている。
冷蔵室204は、物品を凍らせること無く冷蔵保存するための貯蔵室である。従って、冷蔵室204の温度は、物品が凍らない温度範囲の下限である1℃〜5℃の範囲で維持される。
野菜室207は、冷蔵室204と同等もしくは若干高い温度である2℃〜7℃の範囲で維持されることが多い。なお、低温にするほど葉野菜の鮮度を長期間維持することが可能である。
冷凍室208は、冷凍温度帯に維持されており、具体的には、−22℃〜−18℃で維持される。また、冷凍保存状態の向上のために、例えば−30℃や−25℃の低温で維持されることもある。
切替室205は、冷蔵温度帯から冷凍温度帯の間で予め設定された温度帯に切り換えることができる貯蔵室である。例えば、1℃〜5℃で設定されれば冷蔵室として機能し、2℃〜7℃で設定されれば野菜室と同様に機能し、約0℃で設定されればチルド室として機能し、約−3℃で設定されれば、肉や魚などを微凍結状態にして長期保存を行うパーシャル室として機能し、0℃以下の温度帯で設定されれば、冷凍保存用の冷凍室のように機能する。
製氷室206は、冷蔵室204内の貯水タンク(図示せず)から送られた水で製氷室206内に設けられた自動製氷機(図示せず)で氷を作り、貯蔵しておくスペースである。
また冷蔵室204は、冷蔵室204の室内底面と冷蔵室204のドア部の底面を、比較的重みのある鍋類やペットボトル飲料や牛乳パック等を女性や子供でも取り出し易いように低くしてある。
断熱箱体201の天面部は、冷蔵室204の背面方向に向かって階段状に凹みを設けた形状であり、この階段状の凹部に圧縮機209、水分除去を行うドライヤ(図示せず)等の冷凍サイクル高圧側の構成部品が収納されている。すなわち、圧縮機209を配設する凹部は、冷蔵室204内の最上部の後方領域に食い込んで形成されることになる。
以上の構成を採用することにより、手が届きにくくデッドスペースとなっていた断熱箱体201の最上部の貯蔵室の後方領域に圧縮機209を配置することができ、誰もが使いやすい断熱箱体201の最下部の貯蔵室容量を大きくすることができる。
なお、本発明にかかる冷蔵庫としては、従来一般的であった断熱箱体201の最下部の貯蔵室の後方領域に圧縮機209を配置してもよい。
冷却室210は、野菜室207と冷凍室208との背面に設けられている。この冷却室210は、断熱性能を有する第一の仕切り211により野菜室207と冷凍室208から仕切られている。
冷却室210内には、代表的なものとしてフィンアンドチューブ式の冷却器(図示せず)が配設されており、前記冷却器の上部空間には強制対流方式により冷却器で冷却した冷気を冷蔵室204、切替室205、製氷室206、野菜室207、冷凍室208に送風する冷却ファン(図示せず)が配置され、冷却器の下部空間には冷却時に冷却器や冷却ファンに付着する霜を除霜する装置としてのガラス管製のラジアントヒータ(図示せず)が設けられている。
冷却室210から送風される冷気は、後述の風路215、216、215aを経由して各貯蔵室に供給される。また、各貯蔵室の温度は、後述のダンパーによる冷気の供給量により調整される。
第一の仕切り211は、冷却室210と冷凍室208および野菜室207とを仕切る仕切りである。また、第1の仕切り211は、その内部に第一の風路215を備えている。この第一の風路215は、冷凍室208と冷蔵室204、切替室205、製氷室206、野菜室207に冷気を送風するための風路である。
この第1の仕切り211は、内箱203の内部奥壁に取り付けられるユニットであり、冷却室210から冷凍室208や野菜室207に冷気や水が漏れ出さないように内箱203等と第1の仕切り211の接合部分はシール材により気密性、断熱性を確保しつつ貼り付けられている。
また、第一の仕切り211の上面は、冷蔵室204、切替室205、製氷室206、野菜室207を冷却するための冷気が送風される第二の風路216と接合されるため、当該接合面もシール材により貼り付けられている。
第二の仕切り217は、冷凍室208と野菜室207とを仕切りであり、ポリスチレン等の断熱材で構成されている。この第二の仕切り217は、断熱材充填後の内箱203に挿入配置して取り付けられるものであり、内箱203や第一の仕切り211との接合面はシール材により接合されている。
なお、第一の仕切り211や第二の仕切り217は、これらを接合しているシール材が引き離す方向に力を加えることで乖離するものであるため、取り外し可能である。
図2は、本発明にかかる下仕切りである第三の仕切りと当該第三の仕切りの奥部に取り付けられる第二の風路を示す斜視図、図3は、本実施の形態における仕切りの構成を示す断面図、図4は、本実施の形態における製氷室、切換室に引き出しを挿入した状態を透視状体で示す正面図である。
第三の仕切り218は、切替室205、製氷室206と野菜室207を上下に仕切る仕切りである。同図に示すように、第三の仕切り218は、その幅方向の中間部に奥行き方向にわたって延び、上方に突出する第1突出壁401を備えており、当該第1突出壁401は、切替室205と製氷室206と左右に仕切る左右仕切りの一部を構成している。さらに第1突出壁401の両側壁にはレール402が設けられている。
また、図3に示すように、第三の仕切り218は、上面板219と下面板220とを備えている。当該上面板219と下面板220との間、つまり第三の仕切り218の内部は、断熱箱体201の外箱202と内箱203との間と一体となって硬質発泡ウレタンなどの断熱材400が充填される空間となされている。また、第1突出壁401は、上面板219から一体に膨出状に形成されており、当該第1突出壁401の内部にも断熱材400が一体に充填されている。
ここで、便宜上第三の仕切り218の平板部分を、仕切板301と称する。仕切板301は、平面視略矩形となされているが、奥端部は第二の風路216の外部形状に適合した凹陥部を備えている。そして、図2に示すように、仕切板301の前端以外の、両側端縁と前記凹陥部を含む奥端縁には当該形状に沿った起立状のフランジ226が一体に立設されている。
フランジ226は、第三の仕切り218を断熱箱体201に取り付けた際に、断熱箱体201の内法、または、第二の風路216の外周に当接状態で沿う形状となされている。また、フランジ226の高さは、第四の仕切り222が同様に備えるフランジの端部と係合しうる高さを備えている。
また、フランジ226の第1突出壁401に対向する面には、第1突出壁401と同様にレール402が設けられている。
このように第三の仕切218が一体に備える第1突出壁401とフランジ226とにレール402が設けられているため寸法安定性が高く、例えば図4に示すように、対向するレール402に引き出しAを挿入した場合でも、スムーズに引き出しAを抜き差しすることが可能となる。
下仕切りの上側に隣接して配置される上仕切りとしての第四の仕切り222は、冷蔵室204と切替室205、及び、製氷室206とを上下に仕切る仕切りである。
第四の仕切り222の前縁以外の周縁には垂れ下がったフランジ225が延設されている。さらに、図3に示すように、第四の仕切り222も第三の仕切り218と同様に、下面板223と上面板224とを備えている。当該下面板223と上面板224との間、つまり第四の仕切り222の内部は、第三の仕切り218と同様、断熱箱体201と同時期に硬質発泡ウレタンなどの断熱材が充填される空間が形成される。
また第四の仕切り222は、第三の仕切り218と同様に、その幅方向の中間部に奥行き方向にわたって延び垂下状に突出する第2突出壁403を備えており、当該第2突出壁403は、第三の仕切り218に設けられた第1突出壁401と共に、切替室205と製氷室206と左右に仕切る左右仕切りを構成している。また、第四の仕切り222に設けられる第2突出壁403も、第三の仕切り218に設けられる第1突出壁401と同様に、内部は断熱材400により一体に充填されている。
このように、断熱材400が一体に充填された第1突出壁401、第2突出壁403により左右仕切りが構成されることにより、切替室205と製氷室206とを効率よく断熱することができ、例えば切替室205の設定温度を任意に設定しても製氷室206に与える影響を非常に少なく抑えることが可能となる。
また、冷蔵庫200の構造的強度を向上させることができ、また、左右仕切りがポリウレタン断熱材となるので、貯蔵室間の吸熱負荷を低減でき、消費電力を低減できる。
さらに第三の仕切り218と第四の仕切222とに設けられた突出壁402、403で左右仕切りが構成されるため、シール材で接着する箇所を減少させることができ、部品点数も減りコストダウンとシール性の向上が図れる。
次に、本実施の形態に係る冷蔵庫の製造工程を一部説明する。
まず、図2に示すように、事前に第三の仕切り218の奥部に第二の風路216を取り付けておく。当該取付は、第三の仕切り218の奥端部から奥方向に突出したくさび形状の取り付けリブを第二の風路216に強制嵌入することにより行われる。さらに、第四の仕切り222を第二の風路216及び第三の仕切り218に取り付ける。この段階において、第1突出壁401と第2突出壁403とは突き合わせ状態となされ、接合部はシール材で貼り付けられる。
このように第三の仕切り218と、第二の風路216と、第四の仕切り222とを断熱箱体201外部でユニット化しておくことで、各部品を目視しながら容易に組み立てることができ、確実に位置あわせなどができているか確認できることで、シール不良等の冷気洩れを防止することが可能となる。
次に、断熱箱体201を構成する外箱202の内側に内箱203を配置し、当該内箱203に前記ユニット化された第三の仕切り218と、第二の風路216と、第四の仕切り222とを仮取り付けする。
以上により、第二の風路216は、断熱箱体201の庫内の所定の位置に配置される。なお、第二の風路216と上下方向に接続される他の風路215、215aなどとはシール材で接合面などが貼り付けられる。
また、第三の仕切り218、第四の仕切り222の側面には断熱材を導入する導入口が備えられており、第三の仕切り218、第四の仕切り222を取り付けた状態での内箱203の対応部分には断熱材を導出口が備えられている。そして、第三の仕切り218、第四の仕切り222が取り付けられた状態において、前記導入口と導出口の周囲はシール材が貼り付けられ導出口から導入口へ流出する断熱材が漏れ出さないものとなされている。さらに、第三の仕切り218、第四の仕切り222の側面には、導入口から第三の仕切り218内部に導入された断熱材が第三の仕切り218の外部に吐出する吐出口302が設けられている。この吐出口302は内箱203に面して設けられている。
次に、断熱材を注入する際に内箱203等を支持する治具をセットし断熱材を注入する。注入する断熱材としては硬質の発泡ウレタンが採用されている。断熱材は内箱203と外箱202との間に充填されると共に、内箱203に設けられる導出口から第三の仕切り218や第四の仕切り222に設けられる導入口を介して仕切りの内部及び第1突出壁401、第2突出壁403に充填される。さらに断熱材は、吐出口302から漏れだして、第三の仕切り218や第四の仕切り222と内箱203との間に充填される。
以上により、貯蔵室間の仕切り構造として第三の仕切り218と第四の仕切り222が硬質発泡ウレタンで充填されたものであり取り外しができず断熱箱体201と強固に接合しているため、貯蔵室間での冷気漏れがなくなり、品質の安定化につながる。さらに、断熱箱体201内が第三の仕切り218と第四の仕切り222により二枚のウレタンで充填された仕切り構造となり、さらに、ウレタンで一体に充填された第1突出壁401と第2突出壁403とが突き合わせ状態となるために、冷蔵庫本体の箱体強度を強くすることができ、冷蔵庫扉に収納された食品の荷重による冷蔵庫本体の歪みを抑制できる、切替室205と製氷室206との左右に区画された部屋も高い性能で断熱することが可能となる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。本実施の形態は、上記実施の形態1に他の構造を付加したものである。同一の部材などについては同一の符号を付し機能や構造など同一のものはその説明を省略する。
図5は、本発明の実施の形態2おける第三の仕切りおよび第四の仕切り近傍を示す断面図、図6は、同実施の形態における第三の仕切り近傍を分解して示す斜視図である。
図5に示すように、第三の仕切り218が備える第1突出壁401、および、第四の仕切り222が備える第2突出壁403の先端は、右に相互に距離が広がるようにそれぞれに傾斜が設けられている。そして、第1突出壁401と第2突出壁403とで形成されるテーパー状の部分に適合するように取付壁404が嵌合されている。
取付壁404は、発泡ポリスチレン等で構成された部材であり、断面は台形となされ、斜辺に該当する部分は第1突出壁401と第2突出壁403との傾斜部分に対応するものとなっている。
また、本実施の形態においても、引き出しを挿脱するためのレール402が第1突出壁401に取り付けられている。
次に、本実施の形態に係る冷蔵庫の製造工程を一部説明する。
まず、図6に示すように、外箱202と内箱203とを備え内部に断熱材の充填空間を備える断熱箱体201第四の仕切り222と、第三の仕切り218とを仮取り付けする。
次に、断熱材を注入する際に内箱203等を支持する治具をセットし断熱材を注入する。注入する断熱材としては硬質の発泡ウレタンが採用されている。断熱材は内箱203と外箱202との間に充填されると共に、内箱203に設けられる導出口から第三の仕切り218や第四の仕切り222に設けられる導入口を介して仕切りの内部及び第1突出壁401、第2突出壁403に充填される。さらに断熱材は、吐出口302から漏れだして、第三の仕切り218や第四の仕切り222と内箱203との間に充填される。さらに、第三の仕切り218および第四の仕切り222が備える第1突出壁401と第2突出壁403との内部にも断熱材が充填される。
次に、第1突出壁401と第2突出壁403との間に取付壁404を取り付ける。当該取付にはシール材が用いられる。
取付壁404の取付は、第1突出壁401と第2突出壁403との間に形成されているテーパー部分に断面台形の取付壁404を押し付けるようにして取り付ける。
このように、テーパー部分を設けることで、シール材にかかるせん断力を低減できると共に、シールに必要な押し付け力を高めることができ、取付壁404を強固に取り付けることができると共に、冷気漏れ等の断熱性を低下させる要因を可及的に回避することが可能となる。
本発明は冷蔵庫、特に断熱箱体と、庫内を仕切る仕切りとに一体に断熱材を充填して形成される冷蔵庫に適用できる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図 同実施の形態におけるユニット化された第三の仕切り及び第二の風路を示す斜視図 同実施の形態における仕切りの構成を示す断面図 同実施の形態における製氷室、切換室に引き出しを挿入した状態を透視状体で示す正面図 本発明の実施の形態2における仕切りの構成を示す断面図 同実施の形態における第三の仕切り近傍を分解して示す斜視図 従来の冷蔵庫を示す縦断面図 従来の冷蔵庫の第三の仕切部近傍を分解して示す斜視図
符号の説明
201 断熱箱体
203 内箱
204 冷蔵室(第一の貯蔵室)
205 切替室(第四の貯蔵室)
207 野菜室(第二の貯蔵室)
208 冷凍室(第三の貯蔵室)
210 冷却室
211 第一の仕切り
215 第一の風路
216 第二の風路
217 第二の仕切り
218 第三の仕切り(下仕切り)
222 第四の仕切り(上仕切り)
225 フランジ
226 フランジ
401 第1突出壁
402 レール
403 第2突出壁

Claims (4)

  1. 外壁を構成する断熱箱体と、前記断熱箱体に取付けられ、前記断熱箱体の庫内を仕切る下仕切りと、前記下仕切りの上方に隣接して前記断熱箱体の庫内を仕切る上仕切りと前記断熱箱体の内部、及び、前記下仕切りの内部、前記上仕切りの内部に一体に充填される断熱材とを備える冷蔵庫であって、前記下仕切りは、幅方向中間部に奥行き方向にわたり上方に向かって一体に突設され、前記下仕切りの内部と一体に内部に断熱材が充填される第1突出壁を備えることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記上仕切りは、幅方向中間部に奥行き方向にわたって垂下状一体に突設され、前記上仕切りの内部と一体に内部に断熱材が充填される第2突出壁を備える請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記第1突出壁と前記第2突出壁とは突き合わせ状態で配置され、上仕切りと下仕切りで区画される空間をさらに左右に仕切る左右仕切りを構成する請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. さらに、前記第1の突出壁の側部に奥行き方向にわたって設けられるレールを備える請求項1に記載の冷蔵庫。
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