JPH03225181A - 冷蔵庫本体の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は冷蔵庫の庫内を内箱内に仕切壁を挿入して区画
するものの製造方法に関する。

（ロ）従来の技術 従来比の種冷蔵庫では本願に先行する実公昭４６−１６
０１４号公報に示される如く、庫内を仕切壁によって左
右酸るいは上下に区画して、冷凍室や冷蔵室等の温度の
異なる貯蔵室を構成する如く成している。

（ハ）発明が解決しようとする課題 然し乍ら、冷蔵庫箱体の組立て時には仕切壁と内箱は密
着しているものの、冷蔵庫の冷却運転が開始され庫内が
冷やされると、内箱、仕切壁共に収縮し、両者間に隙間
が生じやすく、それによって各室間の冷気の漏れが発生
して温度調節が困難になる問題がある。そのため、本願
に先行する実開昭５２−１２１８６９号公報に記載され
るように内箱と仕切壁間に、両者の収縮量を補填する厚
いシール材を介在させる必要が生じ、部品点数の増加と
組立て作業性の悪化を招来していた。

本発明は係る課題を解決するためになされたものである
。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は外箱と、側壁に透孔を穿設した内箱とをこれら
両箱間に断熱材の充填空間を存して組合せた箱体と、側
面に係合爪を突出形成した仕切壁とを準備し、前記係合
爪を前記透孔に挿入係合することにより前記仕切壁を前
記箱体所定位置に挿入せしめ、前記充填空間に発泡性断
熱材を充填せしめることにより前記透孔より発泡断熱材
の一部を漏洩させて仕切壁に接着せしめることにより冷
蔵庫本体を製造するものである。

（ホ）作用 本発明によれば係合爪が内箱に係合することにより、仕
切壁及び内箱が収縮しても両者が離れることはなく、ま
た、仕切壁に接着する断熱材によって両者間がシールさ
れる。

（へ）実施例 次に本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第１
図は仕切壁５の斜視図、また、第２図は冷蔵庫本体１の
縦断面図である。

第１図において、１は冷蔵庫本体で、２は金属製の外箱
である。４は合成街脂製の内箱であり、上から略％の位
置の両側壁４ａ、４ａに対向して水平に仕切壁５支持用
の凹みを作るレール３０が形成され、更に両側壁両側壁
４ａ、４ａのレール３０．３０内には透孔３３．３３が
せんせつされている。内箱４は断熱材３の充填空間を形
成して外箱２内に組み込まれ、箱体３１を構成する。仕
切壁５は内部に冷気通路が構成された成形断熱材を有し
た板状体であり、その両側面５ａ、５ａには両側方に突
出する係合爪３２．３２が形成されている。

この構成において、外箱２と内箱４とを前記断熱材３の
充填空間を存して組合せた箱体３１を準備すると共に、
係合爪３２．３２を形成した仕切壁５を準備し、第１図
中矢印の如く係合爪３２．３２を透孔３３．３３に挿入
しながら、仕切壁５をレール３０．３０上に載せた状態
で後方に向けて挿入する。この挿入によって係合爪３２
．３２は第３図の拡大断面図に示す如く内箱４に係合す
る。これによって仕切壁５と内箱は強固に結合する。仕
切壁５を箱体３１の所定位置に挿入した状態では仕切壁
５の後部及び側面５ａは内箱４内面に当接する。

その後、所定の発泡用治具内に箱体３１を組み込み、両
箱２．４間の充填空間にポリウレタン等の発泡性断熱材
の原液を注入して発泡せしめ、前記充填空間内に断熱材
３を充填せしめる。この発泡工程において断熱材３は係
合爪３２．３２と内箱４の隙間を通り、透孔３３．３３
から少許漏出するように各寸法を決めておく。これによ
って断熱材３は仕切壁５の側面５ａに接着し、仕切壁５
と内箱４間をシールする。　これによってシール性は向
上し、仕切壁５の側面５ａや内箱４に貼る軟室シール材
を排除し、成るいは、その量を削減することも可能とな
る。

上記の如く仕切壁５を組み込んで完成した冷蔵庫本体ｌ
において、仕切壁５の上方には冷凍室６が、又、下方に
は冷蔵室７が区画形成される。冷蔵室７は、その上部に
複数の棚１１・・・を装設すると共に、その下部に仕切
板１２及び野菜容器１３を配設している。１４は前記冷
凍室６の扉、１５は前記冷蔵室７の扉である。扉１４．
１５はそれぞれ冷蔵庫本体ｌの前面開口縁の一例部に回
動自在に枢支されている。１６は前記野菜容器１３と一
体に引き出される引き出し扉である。１７は冷蔵庫本体
１の機械室１ａに配設したコンプレッサであり、冷媒回
路１８の一部を構成している。

冷媒回路１８はその冷媒流路に順次前記コンプレッサー
１７、図示しないコンデンサー、減圧手段及び冷却器１
９等を接続している。

２０は送風機で、前記冷却器１９で冷却された冷気を吹
出口２１から冷凍室６に吹き出し、又、冷蔵室７には吹
出口２５から吹き出す。送風機２０とコンプレッサー１
７は冷凍室６の温度でオン・オフ制御することで冷凍室
６を一１８℃程に冷却する。冷蔵室７はダンパーサーモ
２４によって吹出口２１を開閉することにより＋３℃程
に維持する。

このような冷却運転によって仕切壁５及び内箱４は冷や
されて収縮するので仕切壁５の側面５ａはレール３０か
ら離間しようとするが、係合爪３２が内箱４に係合し、
且つ、断熱材３が仕切壁５に接着しているので離間する
ことはなく、従って両室間の冷気の漏洩は阻止されるの
で両室６及び７の温度制御に不都合が生じなくなる。

（ト）発明の効果 本発明によれば係合爪が内箱に係合する組立て中の位置
決めが容易となると共に、それによって仕切壁及び内箱
が収縮しても両者が離れることはなく、また、仕切壁に
接着する断熱材によって両者間のシール性が向上する。

このことにより仕切壁と内箱間のシール作業の簡略化も
可能となり、強度及び気密性の良好な構造となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は仕切壁の斜視図、第２図は冷蔵庫本体の縦断面
図、第３図は透孔部分の冷蔵庫本体の拡大平断面図であ
る。 １・・・冷蔵庫本体、２・・・外箱、３・・・断熱材、
４・・・内箱、５・・・仕切壁、６・・・冷凍室、７・
・・冷蔵室、３２・・・係合爪、３３・・・透孔。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）外箱と、側壁に透孔を穿設した内箱とをこれら両箱
   間に断熱材の充填空間を存して組合せた箱体と、側面に
   係合爪を突出形成した仕切壁とを準備し、前記係合爪を
   前記透孔に挿入して内箱に係合することにより前記仕切
   壁を前記箱体所定位置に挿入せしめ、前記充填空間に発
   泡性断熱材を充填せしめることにより前記透孔より発泡
   断熱材の一部を漏洩させて仕切壁に接着せしめたことを
   特徴とする冷蔵庫本体の製造方法。