JPS6117343A

JPS6117343A - 無枠式鋳型

Info

Publication number: JPS6117343A
Application number: JP13747384A
Authority: JP
Inventors: Tatsuo Katsuyama; 勝山　辰男; Hajime Ichimura; 元市村
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1984-07-03
Filing date: 1984-07-03
Publication date: 1986-01-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、同一形状の鋳造製品を連続して高い生産性
により製造するのに適した無枠式鋳型に関するものであ
る。

（従来技術）従来、この種の無枠式鋳型としては１例えば第７図ない
し第９図に示すようなものがあった。すなわち１図にお
いて、１は前鋳型、２は後鋳型であり、各鋳型１．２は
それぞれ湯口１１．２１、縦方向の湯道１２　、２２．
横方向の湯道１３゜２３、堰１４．２４を備えていると
共に、中子２５とともに鋳造空間１６．２６を形成して
おり、前記中子２５は幅木２７によって支持された構成
となっている。そして、各鋳型１．２は、鋳型強度を考
慮しである程度の砂つき厚さｔ、　　１ｔ２＋ｔ３＋ｊ
４を確保するようにしていた。

そして、鋳造に際しては、第９図に示すように、まず、
一つの鋳型Ａ　（１）を造型機によって製作してコンベ
ア１０上に押し出す。この鋳造Ａ　（１）は、前部およ
び後部に鋳造空間（１６゜２６）の一部が形成されてい
る。次に、前記鋳型Ａ（１）と同じ鋳型Ｂ（２）を同じ
造型機によって製作して同コンベア１０上に押し出し、
前記した前方の鋳型Ａ（１）の後部に上記鋳型Ｂ（２）
を押し当てるように合わせて両鋳ｆｆ１Ａ　、　Ｂを前
後に並べ、両鋳型Ａ、Ｈの間に設置した中子２５と共に
鋳造空間１６　、２６を形成し、このような操作を繰返
すことによって連続した鋳型１，２を無枠の状態でコン
ベア１０上に並べ、コンベア１０の前方に設置した図示
しない溶湯供給装置より前記鋳造空間１６．２６内に溶
湯を供給することによって、所定形状の鋳造製品を連続
して製造するようにしていた。

このような無枠式鋳型１，２においては、前述したよう
に、鋳型強度を考慮しである程度の砂つき厚さく１＋〜
ｔ４）を設けているか、鋳造方案上において適正砂つき
量に限界があり、外周の砂つき厚さくｔ、〜ｔｎ）は最
低１００關以上を要求されていた。

ところが、鋳造製品を大型化しようとする場合１例えば
四気筒エンジン用のシリンダブロックの製造に用いたと
きと同じ設備で六気筒エンジン用のシリンダブロックを
製造しようとする場合に、同じ造型機を使用して鋳型１
．２を製作すると、特にシリンダ配列方向の端部におけ
る砂つき量（第７図におけるｔ＋、ｔ３）が著しく少な
くなり、したがって、鋳型の必要強度を確保できなくな
るため、同一の造型機で鋳型を製作することには無理が
あり、より大型の造型機を使用して適正な砂つき量をも
つ鋳型を製作する必要があるので、設ｆｌ＃コストおよ
び造型コストが増大するという問題点があった。

（発明の目的）。

この発明は、上述した従来の問題点に着目してなされた
もので、同一形状の鋳型を同一方向に順・送りにする無
枠式鋳型において、鋳造製品をより大型化するときでも
同一の造型機により鋳型を製作することが可能であり、
しかも砂つき量を少なくすることなく適正な強度を確保
することが可能である無枠式鋳型を提供することを目的
としている。

（発明の構成）この発明は、同一形状の鋳型を同一方向に順送りにして
前記鋳型間で中子と共に鋳造空間を形成する無枠式鋳型
において、前記鋳造空間に溶湯を供給する湯道を前記中
子もしくは該中子を支持する輪木部分に設けたことを特
徴としている。

（実施例１）第１図および第２図はこの発明の一実施例を示す図であ
り、四気筒エンジン用シリンダブロックを製造するのに
用いた鋳型を製作するときに使用した造型板を用いて、
六気筒エンジン用シリンダブロックを製造するのに用い
る鋳型を製作する例を示している。

図において、３は前鋳型、４は後鋳型であり、各鋳型３
．４はそれぞれ湯口３１．４１、縦方向の湯道３２，４
２、横方向の湯道３３．４３、堰３４．４４を備えてい
ると共に、中子４５とともに鋳造空間３６．４６を形成
しており、前記中子４５は幅木４７によって支持された
構成となっている。そして、各鋳型３，４は、鋳型強度
を考慮しである程度の砂つき厚さ”Ｓ＋ｊ６＋ｔ７＋ｔ
８を確保するようにしである。

この実施例において、縦方向の湯道３２　、４２はクラ
ンクケース形成用中子４５の部分を中空にすることによ
って形成している。したがって、六気筒エンジン用シリ
ンダブロックを製造する鋳型３．４を四気筒エンジン用
シリンダブロックを製造する鋳型１．２の製作に使用し
たときと同じ造型機を使用して製作したときでも、十分
な砂つきｉ１ｔ’５〜ｔ　ｏ’を確保す）ることができ
る。

なお、クランクケース形成用中子４５の部分を中空にし
て湯道３２．４２を形成するに際しては、中子造型機を
専用化したり、前記中子造型機にシリンダ機構を設けた
りするようにしてもよく、またマンドレル機構を設けた
り、あるいは発泡スチロール等の消失模型を用いたりし
てもよく、その他適宜の手段によって形成するこ−とが
できる。

このようにして製作した鋳型３，４を用いて六気筒エン
ジン用シリンダブロックを鋳造する場合には、従来のと
きと同様に同じ造型機を使用して鋳型３，４を製作した
のち、コンベア上に鋳型３．４を並べて順次移送し、所
定位置で湯口３１．４１より溶湯を供給すればよい。こ
こで、湯口３１．４１より供給された溶湯は、クランク
ケース形成用中子４５内に形成された湯道３２゜４２を
通ったのち湯道３３，４３を流れ、堰３４．４４を経て
鋳造空間３６．４６に入る。

（実施例２）第３図および第４図はこの発明の他の実施例を示す図で
あって、実施例１の場合にはクランクケース形成用中子
４５に湯道３２．４２を形成した例を示したが、この実
施例２の場合にはエンド中子４５に湯道３２．４２を形
成した例を示している。

このようにしたときでも、外周の砂つき量ｔ５〜七〇は
十分に確保されるので、囲気筒エンジン用シリンダブロ
ックを製造する鋳型１，２を製作したときに用いたと同
じ容量の造型機を使用することが可能であり、大気筒エ
ンジン用シリンダブロックを製造するために鋳型造型機
を大型のものに切り換える必要はないので、設備コスト
および造型コストを低くおさえることが可能である。

（実施例３）第５図および第６図はこの発明のさらに他の実施例を示
す図であって、上記実施例２の場合にはエンド中子４５
に湯道３２．４２を形成した例を示したが、この実施例
３の場合には前記中子４５を支持する幅木４７の周囲に
接近して湯道３２゜４２を形成した例を示している。

このようにしたときでも、外周の砂つき量ｔ５〜ｔ８は
十分に確保されるので、鋳造方案上の問題はない。

（発明の効果）以上説明してきたように、この発明によれば、同一形状
の鋳型を同一方向に順送りにして前記鋳型間で中子と共
に鋳造空間を形成する無枠式鋳型において、前記鋳造空
間に溶湯を供給する湯道を前記中子もしくは該中子を支
持する幅木部分に設けた構成としたから、鋳造製品をよ
り大型化するときでも同一の造型機により砂つき量を十
分に確保した鋳型を製作することが可能であり、従来の
ように鋳型の大型化による造型機の大型化によって設備
コストや造型コストが増大するという問題点を解消する
ことが可能であり、生産性の高い無枠式鋳造の適用をさ
らに広めることができるという非常に優れた効果をもた
らすものである。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はこの発明の一実施例にはる無枠式
鋳型の各々部分断面説明図およびクランクケース形成用
中子部分の縦断面図、第３図および第４図はこの発明の
他の実施例による無枠式鋳型の各々正面説明図およびエ
ンド中子部分の縦断面図、ＰｆＩＪ５図および第６図は
このｉｌ、明のさらに他の実施例による無枠式鋳型の各
々正面説明図および幅木部分の縦断面図、第７図および
第８図は従来の無枠式鋳型の各々正面図および縦断面図
、第９図は鋳型の順送り状態を示す断面説明図である。３．４・・・鋳型、３１．４１・・・　湯口、３２．４２・・・湯道、３３．４４・・・堰、３６．４６・・・鋳造空間、４６・・・中子、４７・・・幅木。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）同一形状の鋳型を同一方向に順送りにして前記鋳
型間で中子と共に鋳造空間を形成する無枠式鋳型におい
て、前記鋳造空間に溶湯を供給する湯道を前記中子もし
くは該中子を支持する幅木部分に設けたことを特徴とす
る無枠式鋳型。