JPH09145242A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH09145242A
JPH09145242A JP30549895A JP30549895A JPH09145242A JP H09145242 A JPH09145242 A JP H09145242A JP 30549895 A JP30549895 A JP 30549895A JP 30549895 A JP30549895 A JP 30549895A JP H09145242 A JPH09145242 A JP H09145242A
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和文 笹村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】開口部が仕切壁によって細かく仕切られた冷蔵
庫に於いて、ダミーの仕切壁相当品を利用して高温パイ
プの処理をうまく行なうと共に、冷凍室奥部に設置され
る冷却器等の取付け作業を容易にした発明に関するもの
である。 【解決手段】冷蔵室11と冷凍室9を区画する仕切壁2
2を第1と第2の仕切壁(22b、22c)で構成する
と共に、第1の仕切壁22bと、第2の仕切壁22cは
発泡後に冷蔵庫本体1に組付けるようにした冷蔵庫。 【効果】従来の冷蔵庫の組立方式を変えることなく、ボ
トムフリーザータイプの冷蔵庫を製作できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多扉化に対応して、
冷蔵庫の庫内(冷凍室を含む)を数室に仕切った時の冷蔵
庫に関するもので、特に細かく仕切られた時、庫内側よ
り組込まれる冷却器等の組付けを容易にした発明に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】最近市販されている冷蔵庫は冷凍食品を
貯蔵する冷凍室、冷蔵食品を貯蔵する冷蔵室、野菜、く
だものを貯蔵する野菜室、それにチルド食品を貯蔵する
チルド室といった具合に冷蔵庫を細かく区画し、且つそ
れぞれに専用の仕切壁及び扉を備えている。一方、冷蔵
庫の製造工程から見ると、例えば庫内を冷却する冷却器
及びその冷却器で冷却された冷気を各部屋に送る冷気循
環用ファンモータ等は以前として前面の庫内側より冷凍
室背壁近くに配設されている。
【0003】従って前記した如く、仕切壁により庫内が
数室に区画されるようになると、先の冷却器及びファン
モータ等の冷蔵庫本体への組み付けが非常に問題となる
ことは、すぐ理解される所である。一般的にはこのこと
から、庫内前面側からの組み込みを考え組込み部品の多
い冷凍室の間口は大きくとっているのが現状である。
【0004】ところが、最近になって従来冷蔵室の上方
に位置していた冷凍室を冷蔵室の下方に設置する所謂、
ボトムフリーザータイプの冷蔵室が市販されるようにな
ってきた。このものであると当然、冷凍室は引出式(使
い勝手上)となり、この引出式の冷凍室であった場合、
底の深い容器であると、下の方に何が入っているか識別
しにくくなることより、引出式の容器は底の浅いものと
ならざるを得ない。この為容器を2つ或いは3つに分け
ることとなる。こうなると先にも記述した如く、従来冷
却器等の組み付けの為に確保されていた冷凍室の間口が
仕切壁により区画されてしまうこととなる。従って、冷
蔵庫組立時の作業効率等が著しく低下すると言うことと
なっていた。
【0005】尚、多扉化した冷蔵庫の例としては特開昭
60−111867号公報等が揚げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した如き冷凍室が
冷蔵室の下方に位置した冷蔵庫であって、しかも上記冷
凍室前面に仕切壁を設け2つの容器とした冷蔵庫にあっ
ては次のような問題点があった。
【0007】(1) 冷凍室背部に庫内側より組み付ける冷
却器及び冷気循環用ファンモータの組み付け作業が非常
に困難となる。
【0008】(2) 冷却器の上方に冷気循環用ファンモー
タを設置するタイプの冷蔵庫にあっては、上記冷気循環
用ファンモータを取付ける位置が冷凍室上面を形成する
仕切壁より上方に位置してしまう。
【0009】(3) 冷凍室後方背面部に冷却器をたてて収
納し、その上方に冷気循環用ファンを設置しようとして
も、圧縮機で冷凍室底面が前方に比較し持ちあがってい
る為、冷凍室後方部にその寸法が確保できない。
【0010】(4) 冷凍室の背壁部に形成される冷却器室
の冷気を冷却室上方に位置する冷蔵室に導くダクト形成
が複雑となる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
すべくなされたものである。即ち、冷蔵室と冷凍室を区
画する仕切壁を第1と第2の仕切壁で構成し、第1の仕
切壁、第2の仕切壁共に発泡後に冷蔵庫本体に組み付け
るようにしたものである。
【0012】具体的には発泡時にはダミーの仕切壁相当
品に仕切板表面を加熱する高温パイプを配設するように
して仕切板表面の露付を防止出来る構造としたものであ
る。即ち、この第1の仕切壁も発泡後に取付けられるも
のであるから、冷凍サイクルの一部をなす高温パイプは
発泡後にこの第1の仕切壁に取付けられることとなる
が、発泡時該パイプを第1の仕切壁の位置に位置させて
おかないと、発泡に支障をきたす。そこで、本発明に於
いてはダミーの仕切壁相当品を用いて発泡し、発泡後に
はそれを取り外し、冷却器取付け作業等が終了した時点
で第1の仕切壁に上記高温パイプを組み付けるようにし
たものである。
【0013】又、第1の仕切壁は冷蔵庫の前面開口部を
仕切る梁状仕切壁となし、第2の仕切壁は第1の仕切壁
と内箱背面両側面を利用して上方から組み付けて固着す
るようにして冷凍室と冷蔵室(野菜室の場合もある)と
の間の熱、冷気遮断等を確実なものとしたものである。
【0014】更には、第2の仕切壁底部を利用して製氷
皿へ冷気を送る冷気ダクトを形成するようにして、ダク
トの取付けを容易にすると共に、製氷皿への冷気供給を
容易にしたものである。
【0015】又更には、第2の仕切壁部の組み付け部を
通して冷却器等を冷凍室背面部に組み付けるようにし、
この種冷蔵庫の組立性を向上させたものである。
【0016】又更には、第2の仕切壁を後部に立上り部
を有す断面L字型となし、立上り部後方に冷気循環用フ
ァンを設置するようにして、冷凍室上面を形成する仕切
壁の位置より上方に上記ファンが設置できるようにした
ものである。
【0017】又更には、内箱側に形成されたシール用リ
ブに第2の仕切壁を上から押え付けるよう組み込むこと
により周囲がシールできるよう上記第2の仕切壁に取付
用フランジを形成し、第2の仕切壁の脱着を容易とな
し、冷気循環用ファン及びファンモータ、冷却器の取
付、若しくはサービス時の交換を容易なものとする他、
シール構造も確実なものとしたものである。
【0018】本発明に於いては、冷蔵室と冷凍室を区画
する仕切壁を第1と第2の仕切壁で構成し、第1の仕切
壁、第2の仕切壁共に発泡後に冷蔵庫本体に組み付ける
ようにしたものであるから、冷蔵庫の前面フランジ部を
加熱する高温パイプ(発泡断熱材中に埋設)のように冷蔵
庫本体側に前組時点で取付けられていなければならない
ものはダミーの仕切相当品に従来の製法通り組み付け、
発泡後にはそのダミーの仕切壁を外しておけば上記高温
パイプが冷却器等の組み付け作業を邪魔すすることがな
いものである。そして、冷却器及び冷気循環用ファンの
冷蔵庫本体への組み込みが終了した時点で第1、第2仕
切壁共に冷蔵庫本体に組み付けられるようにする。
【0019】このことにより上記冷却器或いは、冷気循
環用ファンは第2の仕切壁が本来位置する所を通して冷
凍室背面後方の冷却室に組み付けられる。この時例えば
ネジ等を使用するとすれば、この第2の仕切壁が本来取
付けられる所を通して作業者はそのネジを確認すること
が出来るので作業も非常にやりやすいものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明の詳細を図に示す一実
施例で説明する。図1は、本発明を備えた冷蔵庫の縦断
面図、図2は本発明を備えた仕切壁の組込み状態を説明
する図、図3は図2のA−A断面図、図4は図2のB−
B断面図、図5は図1の冷却室正面図、図6は図1とは
異なる第2の仕切壁の斜視図である。
【0021】先ず図1に於いて、1は冷蔵庫本体、この
冷蔵庫本体1は外箱2と内箱3間に発泡断熱材4を充填
した箱体5と圧縮機6、凝縮機7、冷却器8等より成る
冷凍サイクルと、上記箱体5が形成する冷凍室9、野菜
室10、それに冷蔵室11等の前面開口部を閉塞する扉
12、13、14、15等より構成されている。
【0022】尚、上記扉12、13、14は冷凍室9
a、9bを形成する引出し容器16、17及び野菜室1
0を形成する引出し容器18を枠33(破線で図示)を
もって扉側に有している。換言すると、扉12、13、
14は引出し式の扉であり扉の引出しに合わせ、該引出
し容器16、17、18が引き出されてくるものであ
る。
【0023】又、本冷蔵庫は冷凍室9が最下段であり中
央が野菜室10そしてその上が冷蔵室11となるよう構
成されている点も特徴としているものである。
【0024】しかして、上記冷蔵庫本体1は圧縮機6収
納の為に、冷凍室9の後方部を前方部に比較して上底と
している。これに伴い、先の冷凍室の引出し容器16は
この部分を避けた形状に作られている。
【0025】19は冷凍室9の背面後方部に形成された
冷却器室。この冷却器室19内に先の冷却器8は縦て収
納されている。20は上記冷却器8の上方に設置された
冷気循環用ファン。21はファンモータである。これら
冷却器8、冷気循環用ファン20は図1にも示す如く冷
蔵庫本体1の背面部に位置する。従って、圧縮機6によ
り冷凍室9の下面が上底になっているものにあっては冷
凍室9の上面(仕切壁22の下面)より冷気循環用ファ
ン20の位置の方が上方に位置してしまう。
【0026】22は上記した如く仕切壁。この仕切壁2
2は冷凍室9と野菜室10間を熱的に区画する。又、こ
の仕切壁22は後方に立上り部22aを有している。こ
の立上り量は冷気循環用ファン20の上部に至る高さと
する。更に、この仕切壁22は先にも記述した如く冷凍
室9の上面を形成する。換言すると、仕切壁22は扉1
3、14のガスケット(図示せず)の受面も形成してい
るものである。従ってこの仕切壁22の前端部には、仕
切板23表面を加熱し露が付かないようにする為の高温
パイプ24(冷凍サイクルの凝縮器部のパイプを意味す
る)を有している。この仕切板23を基準にして、先の
立上り部22aは上方に立ち上がっているものである。
【0027】25は冷却器室19と冷凍室9を仕切る役
目も果たすファンガードで、冷却器8で冷却された冷気
は冷気循環用ファン20の働きにより冷凍室9に上記フ
ァンガード25を経由して吹き出されるものである。2
6は製氷皿。この製氷皿26は先の仕切壁22の下面近
くに設けられている。27は上記製氷皿26部に冷気を
送る冷気ダクトで、先の仕切壁22の下面に図に示す如
く取付けられ、仕切壁22下面と冷気ダクト27間を冷
気通路としている。
【0028】又、上気仕切壁22は立上り部22aを有
する側(第2の仕切壁22c)と仕切板23を有する側
(第1の仕切壁22b)とに分割されているものであ
る。そして、第1の仕切壁22bは発泡断熱材4の発泡
前に冷蔵庫の箱体5に組み付けられる。これは先の高温
パイプ23を仕切板23の裏面に取付ける為である。即
ち高温パイプ23は冷蔵庫の箱体5の開口前面の大半に
配設されるもので、先の高温パイプ23はその一部であ
る。従って、上記第1の仕切壁22bは上記高温パイプ
23を取付けることが出来る梁状仕切壁であっても良い
ことは言うまでもない。又、上記第1、第2の仕切壁2
2cは発泡後に箱体5に組み付けられるものである。
【0029】即ち、図にも示す如く冷凍室9の間口が第
3の仕切壁28によって2分割されているような冷蔵庫
にあっては、先に説明した冷却器8及び冷気循環用ファ
ン20及びファンモータ21を断熱材4の発泡後、仕切
壁22と第3の仕切壁28との間(30cm以内)を通
して組み付けることは不可能に近いことは容易に推察で
きる所である。即ち上記冷却器8及び冷気循環用ファン
20を箱体5(冷蔵庫本体1)に組み込む人の目の位置
は図に示すような位置となる。そこでこの作業を助ける
為に立上り部22aを有す第2の仕切壁22cと第1の
仕切壁22bとは発泡後の冷却器8の組み付け終了時に
冷蔵庫本体1に組み付けるようにしているものである。
換言するとこの第2の仕切壁22cの大きさは、サービ
ス時冷却器8を冷却器室19より脱着出来る大きさであ
り、且つその冷却器8等の脱着作業が出来る大きさとし
ておくものである。
【0030】29は突出壁。この突出壁29と先に説明
した仕切壁22(立上り部22a)とで、冷却器室19
の上部を形成する。又、この突出壁29内には成形断熱
材(スチロフォーム)30が発泡断熱材4の充填前に配
設され、該発泡断熱材4により、接着固定されている。
31は上記成形断熱材30及び突出壁29を貫通して形
成された冷気通路を示す。先に説明した仕切壁22の一
辺はこの突出壁29に図に示す如き構造で取付けられて
いる。
【0031】32はダンパー組品を示す。このダンパー
組品32は後述する電動ダンパーと冷気通路を有す断熱
材等により構成されている。而して、上記ダンパー組品
32は突出壁29に乗せるように組み付けられ、丁度先
のダンパー組み品側断熱材に形成された冷気通路が成形
断熱材30に形成された冷気通路31に連通している。
従って、冷却室19内よりの冷却器8を経た冷気は、突
出壁30を経由してダンパー組品32に至り、必要な量
の冷気量だけが該ダンパーの働きにより冷蔵室11等に
供給させるものである。
【0032】18は野菜室用の引出し容器。この野菜室
用の引出し容器18は図に示す如く、先の突出壁29及
び仕切壁22の立上り部22aが野菜室10側に出張る
分、切欠かれた形状に作られている。尚、野菜室用の引
出し容器18の如く冷蔵庫に設けられる引出し容器は特
殊(ダブルレール)なものを除いて、通常冷蔵庫開口面
(仕切板23面)より全体が飛びだすことなく容器18
の2/3位しか引出せない。これは引出し容器18を引
出す枠33やレールの構造に起因するものである。従っ
て、該引出し容器18は先の突出壁29と立上り部22
aに当接する迄の奥行きとする必要がないものである。
【0033】換言すると、上記引出し容器18の後方部
は無効空間になっているのが現状の冷蔵庫である。この
無効空間を利用すべく先のダンパー組品32を設置した
ものである。41はダンパー組品から出た冷気を冷蔵室
11に供給する冷蔵室用ダクト。このダクト41より冷
気は図に示す如く冷蔵室11に吹き出されて行くもので
ある。
【0034】次に図2、3、4を用いて、仕切壁22の
構造及び取付構造について説明すると、上記仕切壁22
は先にも説明した如く、第1の仕切壁22bと第2の仕
切壁22cに分割されているもので、その接続部は図
2、図4の如く構成され、継目より水、冷気等が洩れな
い工夫が施されている。又、第2の仕切壁22cと内箱
3との接続は図3の如く構成されている。尚、第1の仕
切壁22bは図には示してないが、内箱3に形成したガ
イド溝に前面よりスライドして組み込む、従来から採用
されている方式で取付けられているものである。
【0035】34は上記第2の仕切壁22cとの両側端
に設けられた、ネジ締め用ガイド穴。35は内箱3の側
壁に形成された仕切壁取付用の段差。この段差35を利
用し、先の第2の仕切壁22cとは、ネジ36止めされ
るものである。即ち、上記第2の仕切壁22cの背部
は、図1の如く突出壁に取付けられ、両側は段差35
に、そして前部は第1の仕切壁22bに図4の如く組み
付けられるものである。
【0036】図からも明らかな如く、第2の仕切壁22
cは冷却器室19への冷却器8及び冷気循環用ファン2
0の組み込みが完了した時点で上から蓋をするような格
好で取付けられるものである。勿論、第2の仕切壁22
cと接する段部35、突出壁29、それに第1の仕切壁
22bとの当接部には、冷気及び水洩れを防止する為の
シール材が施されていることは当然である。このシール
材の取付けを容易にする手段として図6の如く第2の仕
切壁22cを容器状となし、その端面にフランジ37を
設け、このフランジ37裏面にシール材(例えば軟質ウ
レタンフォーム等)を貼り付けるようにすることが考え
られる。勿論この時には、受面となる内箱3、突出壁2
9、第1の仕切壁22b側も対応させておく必要がある
ことは言うまでもない。
【0037】次に図5を用いて、突出壁29上面に取付
けられるダンパー組品32及びこのダンパー組品32下
部に形成されている冷却器室19との関係を説明する。
図に於いて、32はダンパー組品、このダンパー組品3
2は電動ダンパー38と、このダンパー38を包む断熱
材39、それにケース40等より構成されている。しか
して、上記断熱材39には、突出壁29に設けた冷気通
路31で受け取った冷気を、電動ダンパー38部に導
き、且つその電動ダンパー38を経た冷気を冷蔵室用ダ
クト41迄矢印の如く導く冷気通路42、及び冷蔵室1
1の戻り冷気を冷却器8に導く戻しダクト45に連接す
る冷気通路43を有している。
【0038】47は電気品ボックス(例えば基板等を収
納)で、先のケース40内に組み込まれている。次に冷
却器8で冷却された冷気と、先のダンパー組品32との
関係について説明する。図5に於いて、冷気循環用ファ
ン20により強制循環される冷気の内、冷凍室9に吹き
出される冷気は、吐出口48、49よりファンガード2
5(図1)を経て冷凍室9に吹き出され、ファンガード
25下部より冷却器8に戻るものである。
【0039】一方、冷蔵室11側に吹き出される冷気
は、突出壁29に形成された冷気通路31を経てダクト
組品側の冷気通路42に入り、電動ダンパー38でコン
トロールされた冷気量が冷蔵室用ダクト41より冷蔵室
11に図1に示す如く吹き出されて行くものである。
又、冷蔵室11を冷却した後の冷気は、ダンパー組品3
2に設けられた冷気通路43を経て、突出壁29に連続
するよう庫内側に突出して形成された、第2の突出壁4
4中に設けた戻しダクト45を通して、冷却器8下部に
戻されるものである。この時野菜室10は冷蔵室11を
冷却した冷気の一部、又は全部を回すことにより冷却さ
れるものである。そして野菜室10冷却後の冷気は、先
の戻しダクト45の途中に設けた、野菜室冷気戻り口4
6より冷却器8側に戻されるものである。
【0040】次に、図7を用いて図1に示す高温パイプ
と仕切壁との関係を示す。図に於いて、1は冷蔵庫本
体、2は外箱、3は内箱そして9は冷凍室、10は野菜
室、11は冷蔵室、24は高温パイプ、この高温パイプ
24は冷凍サイクル中の放熱部にあたる部分で露付防止
の為のものである。先にも説明したが、本発明に於いて
は図1で示す第1の仕切壁22bと、第2の仕切壁22
cを発泡後でしかも冷凍室等への冷却器8に組込後組付
ける様にして冷却器8等の冷凍室9への組み付け作業を
容易にしている。
【0041】ここで問題になるのが高温パイプの処理で
ある。通常、この高温パイプ24は外箱2のフランジ部
2a裏側(発泡断熱材側)に配設されている。作業の手
離れを考えた場合、この高温パイプ24は仕切壁22以
外の仕切壁同様発泡時点で仕切壁に固定してしまうのが
良い訳であるが、冷凍室9奥部に冷却器8を組み込む作
業を容易にする為にはL寸法で500mm前後が必要に
なる。従って、本発明に於いては、第1の仕切り壁22
b部にダミーの仕切壁相当品50を用いたものである。
即ち、このダミーの仕切壁相当品50は発泡時には冷蔵
庫本体1に組付けておき、発泡後には図7に示す如く冷
蔵庫本体より取外しておき、冷却器8の冷凍室9奥部へ
の組み込み作業を容易にしておくものである。
【0042】換言すると、作業者は必要に応じ高温パイ
プを邪魔にならない位置まで折り曲げておくことが出来
るものがある。一連の作業が終了した時点で図に示すよ
うな第1の仕切壁に該高温パイプを組み付け、それを冷
蔵庫本体に組込んだものである。勿論第2の仕切壁22
cは第1の仕切壁22bの組込み完了後に行なわれるも
のである。一方冷蔵庫のサービス(保守点検)時には第
2の仕切壁22cを取り外せば十分その作業が出来る設
計としておくものである。
【0043】
【発明の効果】本発明は以上説明した如き構造を有する
ものであるから、発泡後冷蔵庫本体に組み付けられる冷
気循環用ファン、或いは冷却器は第1及び第2の仕切壁
部がない所で組付け作業が出来る。従って、その作業は
容易なものとなり生産性の向上は勿論、サービス性も向
上するものである。これとともに高温パイプに傷等を付
けることなく、発泡工程を終すことが出来るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を備えた冷蔵庫の縦断面図。
【図2】本発明を備えた仕切壁の組み込み状態を説明す
る図。
【図3】図2のA−A断面図。
【図4】図2のB−B断面図。
【図5】図1の冷却室正面図。
【図6】図1とは異なる第2の仕切壁の斜視図。
【図7】図1に示す高温パイプと仕切壁との関係を示す
図。
【符号の説明】
1・・・冷蔵庫本体、 2・・・外箱、 3・
・・内箱、4・・・発泡断熱材、 5・・・箱体、
6・・・圧縮機、7・・・凝縮器、 8・
・・冷却器、9・・・冷凍室(9a、9b冷凍室)、
10・・・野菜室、11・・・冷蔵室、 1
2・・・冷凍室扉、 13・・・冷凍室扉、14・・・
野菜室扉、 15・・・冷蔵室扉、16・・・引出し
容器(冷凍室9a用)、17・・・引出し容器(冷凍室
9b用)、18・・・引出し容器(野菜室用)、 1
9・・・冷却器室、20・・・冷気循環用ファン、
21・・・ファンモータ、22・・・仕切壁、
22a・・・立上り部、 22b・・・第1の仕切
壁、22c・・・第2の仕切壁、 23・・・仕切板、
24・・・高温パイプ、25・・・ファンガード、
26・・・製氷皿、 27・・・冷気ダクト、2
8・・・第3の仕切壁、 29・・・突出壁、 2
9a・・・凹溝、30・・・成形断熱材、 31・
・・冷気通路、32・・・ダンパー組品、33・・・
枠、34・・・ネジ締め用ガイド穴、 35・・
・仕切壁取付用の段差、36・・・ネジ、 37
・・・フランジ、 38・・・電動ダンパー、39・
・・断熱材、 40・・・ケース、 40a・
・・取付脚、40b・・・ネジ取付用凹部、 41・
・・冷蔵室用ダクト、42・・・冷気通路(吐出用)、
43・・・冷気通路(戻り用)、44・・・第2の突
出壁、 45・・・戻しダクト、46・・・野菜
室冷気戻り口、 47・・・電気品ボックス、48・
・・吐出口、 49・・・吐出口、50・
・・ダミーの仕切壁相当品。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷蔵室と冷凍室を区画する仕切壁を第1と
    第2の仕切壁で構成し、第1の仕切壁、第2の仕切壁共
    に発泡後に冷蔵庫本体に組み付けるようにしたことを特
    徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】発泡時にはダミーの仕切壁相当品に仕切壁
    表面を加熱する高温パイプを配設するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】第1の仕切壁は冷蔵庫の前面開口部を仕切
    る梁状仕切壁となし、第2の仕切壁は第1の仕切壁と、
    内箱背面、両側面を利用して上方から組み付けて固着す
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】第2の仕切壁底部を利用して製氷皿へ冷気
    を送る冷気ダクトを形成するようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】第2の仕切壁部の組み付け部を通して冷却
    器等を冷凍室背面部に組み付けるようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】第2の仕切壁を後部に立上り部を有す断面
    L字形となし、立上り部後方に冷気循環用ファンを設置
    するようにしたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵
    庫。
  7. 【請求項7】内箱側に形成されたシール用リブに第2の
    仕切壁を上から押え付けるよう組み込むことにより周囲
    がシールできるよう上記第2の仕切壁に取付用フランジ
    を形成したことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103423940A (zh) * 2013-08-13 2013-12-04 海信容声(广东)冰箱有限公司 一种设有独立变温室的冰箱
CN110081646A (zh) * 2019-05-17 2019-08-02 合肥华凌股份有限公司 风道组件及制冷设备
WO2022110781A1 (zh) * 2020-11-26 2022-06-02 青岛海尔电冰箱有限公司 冰箱

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