JP2815614B2 - 4―アミノ―3―カルボキシ―ナフチリジン誘導体、その製法および医薬組成物 - Google Patents
4―アミノ―3―カルボキシ―ナフチリジン誘導体、その製法および医薬組成物Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は4−アミノ−3−カルボキシ−ナフチリジ
ン、その製造方法およびこれらを含有する医薬組成物に
関する。
ン、その製造方法およびこれらを含有する医薬組成物に
関する。
本発明の要旨は式I: 〔式中、 R1およびR2は独立して、水素、C1−C6のアルキル、フ
ェニル、またはベンジルから選ばれるか、またはR1およ
びR2はそれらが結合している窒素原子と一体とともに、
C4−C8の飽和異項環を形成していてもよく、R3およびR4
は独立して、水素、またはC1−C6のアルキルから選ば
れ、R5は水素、ハロゲン、またはC1−C4のアルキル、C1
−C4のアルコキシ、ニトロ、またはトリフルオロメチ
ル、nは1、2、または3、および記号A、B、C、ま
たはDのうち1つはNを表わし、その他はCH、および異
項環窒素のN−オキシドを表わす〕 の化合物および薬学的に許容し得る酸、またはR3がHで
あるときに薬学的に許容し得る塩基との付加塩である。
ェニル、またはベンジルから選ばれるか、またはR1およ
びR2はそれらが結合している窒素原子と一体とともに、
C4−C8の飽和異項環を形成していてもよく、R3およびR4
は独立して、水素、またはC1−C6のアルキルから選ば
れ、R5は水素、ハロゲン、またはC1−C4のアルキル、C1
−C4のアルコキシ、ニトロ、またはトリフルオロメチ
ル、nは1、2、または3、および記号A、B、C、ま
たはDのうち1つはNを表わし、その他はCH、および異
項環窒素のN−オキシドを表わす〕 の化合物および薬学的に許容し得る酸、またはR3がHで
あるときに薬学的に許容し得る塩基との付加塩である。
アルキル基は直鎖、分枝、または環状であってもよ
い。フェニル、またはベンジル基は、所望によりC1−C6
アルキル、C1−C6アルコキシ、トリフルオロメチル、ま
たはニトロ基、またはハロゲン原子(複数も可)で置換
されていてもよい。
い。フェニル、またはベンジル基は、所望によりC1−C6
アルキル、C1−C6アルコキシ、トリフルオロメチル、ま
たはニトロ基、またはハロゲン原子(複数も可)で置換
されていてもよい。
酸の付加塩は、ハロゲン化水素酸、硝酸、硫酸、燐酸
のなどの無機酸と、またはモノーもしくはジーカルボン
酸、例えば酢酸、蟻酸、こはく酸、酒石酸、修酸もしく
はアスパラギン酸などの有機酸と、またはメタスルホン
酸もしくはベンゼンスルホン酸などのスルホン酸と形成
してもよい。
のなどの無機酸と、またはモノーもしくはジーカルボン
酸、例えば酢酸、蟻酸、こはく酸、酒石酸、修酸もしく
はアスパラギン酸などの有機酸と、またはメタスルホン
酸もしくはベンゼンスルホン酸などのスルホン酸と形成
してもよい。
塩基との塩は、アルカリ、またはアルカリ土類の塩、
またはリジン、ピペラジンもしくはエタノールアミンな
どのアミンと形成していてもよい。
またはリジン、ピペラジンもしくはエタノールアミンな
どのアミンと形成していてもよい。
本発明の好ましい化合物のうちで、1,5−ナフチリジ
ン〔式中、R3はメチル、またはエチル、R4は水素および
nは1〕の誘導体類、すなわち、グリシンアミド類、お
よびさらに詳細には、1,5−ナフチリジン誘導体〔式
中、R1およびR2はC3−C5のアルキル基、またはR1もしく
はC1もしくはC2のアルキル基およびR2はフェニル基〕、
およびその塩が挙げられる。
ン〔式中、R3はメチル、またはエチル、R4は水素および
nは1〕の誘導体類、すなわち、グリシンアミド類、お
よびさらに詳細には、1,5−ナフチリジン誘導体〔式
中、R1およびR2はC3−C5のアルキル基、またはR1もしく
はC1もしくはC2のアルキル基およびR2はフェニル基〕、
およびその塩が挙げられる。
さらに、本発明は、式II: の化合物と式III:R4NH(CH2)nCONR1R2のアミン〔各式
中、R1、R2、R4、R5、n、A、B、C、Dは式Iにおけ
ると同意義を有し、R′3は、アルキル基、およびX
は、ハロゲン元素、もしくは脂肪族もしくは芳香族スル
ホネート基から選ばれる] を反応させることからなる、式Iの化合物の製造方法に
関する。
中、R1、R2、R4、R5、n、A、B、C、Dは式Iにおけ
ると同意義を有し、R′3は、アルキル基、およびX
は、ハロゲン元素、もしくは脂肪族もしくは芳香族スル
ホネート基から選ばれる] を反応させることからなる、式Iの化合物の製造方法に
関する。
アミンIIIの置換は、標準的条件下、60℃−150℃の温
度にて、好ましくは生成した酸HXと結合させるため三級
アミンまたは無機塩基の存在下で芳香族炭化水素、アル
コール、または極性非プロトン溶媒などの溶媒中で行う
ことができる。(III)は、反応液中でアミンを遊離さ
せるため相当量の塩基と共に塩の形で反応混合物に添加
することができる。
度にて、好ましくは生成した酸HXと結合させるため三級
アミンまたは無機塩基の存在下で芳香族炭化水素、アル
コール、または極性非プロトン溶媒などの溶媒中で行う
ことができる。(III)は、反応液中でアミンを遊離さ
せるため相当量の塩基と共に塩の形で反応混合物に添加
することができる。
式I〔式中、R3=H〕の化合物は、酸性または塩基性
媒体中で相当するエステルを加水分解することによって
得られる。
媒体中で相当するエステルを加水分解することによって
得られる。
アミンの塩は、通常の方法で、式Iのアミンに少なく
とも酸の1モル当量を作用させて得られる。
とも酸の1モル当量を作用させて得られる。
式IIの化合物は公知である;特に、式: の1,5−ナフチリジン誘導体はケミカル・アブストラク
ト(Chem.Abstr.)第97巻162862nに記載されている;こ
れは相当する3−エトキシカルボニル−4−ヒドロキシ
−1,5−ナフチリジンにPOCl3を作用させて製造されてい
る。
ト(Chem.Abstr.)第97巻162862nに記載されている;こ
れは相当する3−エトキシカルボニル−4−ヒドロキシ
−1,5−ナフチリジンにPOCl3を作用させて製造されてい
る。
化合物IIは通常、次の反応式: 〔各式中、R′3、R5、A、B、C、Dは式IIにおける
と同じである〕 により、アミノピリジンから出発して、相当するヒドロ
キシ化誘導体である中間体から得られる。
と同じである〕 により、アミノピリジンから出発して、相当するヒドロ
キシ化誘導体である中間体から得られる。
これらの化合物または相当する塩化物誘導体のN−オ
キシド体は、通常の方法により過酸を作用させて製造す
る。
キシド体は、通常の方法により過酸を作用させて製造す
る。
これらの製造方法は、ヘテロサイクリック・コンパウ
ンド(Heterocyclic Compounds)第7巻第199−236頁
(1961年)、ジョン・ウィリー刊、およびコンプリヘン
シブ・ヘテロサイクリック・ケミストリー(Comprehens
ive Heterocyclic Chemistry)第582−625頁(1984
年)、ペルガモン刊、に記載されている。
ンド(Heterocyclic Compounds)第7巻第199−236頁
(1961年)、ジョン・ウィリー刊、およびコンプリヘン
シブ・ヘテロサイクリック・ケミストリー(Comprehens
ive Heterocyclic Chemistry)第582−625頁(1984
年)、ペルガモン刊、に記載されている。
式IIIの化合物のいくつかは公知である;その他は、
アール・ディ・ハワースら、ジャーナル・オブ・ケミカ
ル・ソサィエティ(J.Chem.Soc.)第2972−2980(1952
年)に記載された化合物などの類似化合物について記載
された方法により製造することができる。これらでは式
III: 〔式中、R4=H〕の化合物をフタルイミド中間体を経由
して製造している。またはジー.ビー.ベットロおよび
ジェイ・エフ・カバリャ、カゼッタ・ヒミカ・イタリア
ナ(Gazz.Chem.Ital.)第896−907(1954年)記載の、
アミンR2NH2を、ClCH2COClにNHR1R2を作用させて得られ
たCl−(CH2)−CONR1R2塩素化誘導体と反応させてるも
のである〔各式中、R1、R2およびR4は式Iにおけると同
じである〕。
アール・ディ・ハワースら、ジャーナル・オブ・ケミカ
ル・ソサィエティ(J.Chem.Soc.)第2972−2980(1952
年)に記載された化合物などの類似化合物について記載
された方法により製造することができる。これらでは式
III: 〔式中、R4=H〕の化合物をフタルイミド中間体を経由
して製造している。またはジー.ビー.ベットロおよび
ジェイ・エフ・カバリャ、カゼッタ・ヒミカ・イタリア
ナ(Gazz.Chem.Ital.)第896−907(1954年)記載の、
アミンR2NH2を、ClCH2COClにNHR1R2を作用させて得られ
たCl−(CH2)−CONR1R2塩素化誘導体と反応させてるも
のである〔各式中、R1、R2およびR4は式Iにおけると同
じである〕。
式Iの化合物およびそれらの塩は、インビトロおよび
インビボで、ベンゾジアゼピンの中枢および末梢受容体
に対し著しい親和性を示し、本発明の別の目的は、本発
明の化合物の少くとも1つを活性成分として含む医薬組
成物である。
インビボで、ベンゾジアゼピンの中枢および末梢受容体
に対し著しい親和性を示し、本発明の別の目的は、本発
明の化合物の少くとも1つを活性成分として含む医薬組
成物である。
ベンゾジアゼピンの中枢受容体に作用するナフチリジ
ン類は、ヨーロッパ特許公開第0234971号に記載の1,8−
ナフチリジン類などがすでに公知であるが、この先行文
献に記載された異項環の置換体は、式Iの生成物のそれ
と非常にかけ離れている一方、ケミカル・アブストラク
ト(Chem.Abstr.)第97巻第162862n記載4−アミノ−1,
5−ナフチリジン−3−イル−カルボン酸類などの、他
のより類似の構造の誘導体は、抗菌活性、すなわち、非
常に異種の活性を有するにすぎない。
ン類は、ヨーロッパ特許公開第0234971号に記載の1,8−
ナフチリジン類などがすでに公知であるが、この先行文
献に記載された異項環の置換体は、式Iの生成物のそれ
と非常にかけ離れている一方、ケミカル・アブストラク
ト(Chem.Abstr.)第97巻第162862n記載4−アミノ−1,
5−ナフチリジン−3−イル−カルボン酸類などの、他
のより類似の構造の誘導体は、抗菌活性、すなわち、非
常に異種の活性を有するにすぎない。
これらの化合物は、経口、直腸もしくは腸管外経由で
投与することができ、医薬組成物は、錠剤、カプセル、
顆粒製剤、シロップ、坐剤または注射液の調製に通常使
用される賦形剤とともに式Iの化合物およびそれらの塩
を含む。
投与することができ、医薬組成物は、錠剤、カプセル、
顆粒製剤、シロップ、坐剤または注射液の調製に通常使
用される賦形剤とともに式Iの化合物およびそれらの塩
を含む。
ベンゾジアゼピンの中枢受容体に対する作用薬が抗不
安、鎮痙、鎮静および緊張緩和活性を有し、一方、末梢
受容体のバインダーは抗不安、心臓血管拡張、または免
疫変調活性を有し得ることが知られている。
安、鎮痙、鎮静および緊張緩和活性を有し、一方、末梢
受容体のバインダーは抗不安、心臓血管拡張、または免
疫変調活性を有し得ることが知られている。
本発明の化合物は、5mg−300mgの1日当り投与量で病
的状態の処置に有効であり、化合物の製造、患者の年
令、およびその症状の重大性により1−3回投与するこ
とが可能である。
的状態の処置に有効であり、化合物の製造、患者の年
令、およびその症状の重大性により1−3回投与するこ
とが可能である。
本発明の化合物は生化学的試薬として使用することが
できる。
できる。
下記の実施例は、本発明を具体的に説明するものであ
る。製造化合物の元素分析値は許容標準値に相当する;
掲載融点は瞬間融点である。核磁気共鳴スペクトルにお
ける化学シフトは、Si(OH3)3を内部標準として測定
したものである;qはカドルプレット、tはトリプレッ
ト、mはマルチプレット、sはシングレット、dはダブ
レットおよび(XH)はXプロトンに相当するシグナルで
ある。
る。製造化合物の元素分析値は許容標準値に相当する;
掲載融点は瞬間融点である。核磁気共鳴スペクトルにお
ける化学シフトは、Si(OH3)3を内部標準として測定
したものである;qはカドルプレット、tはトリプレッ
ト、mはマルチプレット、sはシングレット、dはダブ
レットおよび(XH)はXプロトンに相当するシグナルで
ある。
式IIの化合物の製造 1)4−クロロ−1,5−ナフチリジン−3−イル−カル
ボン酸エチル(式II:R3=C2H5,R5=H,A=N,B=C=D=
CH,X=Cl)。
ボン酸エチル(式II:R3=C2H5,R5=H,A=N,B=C=D=
CH,X=Cl)。
POCl30.64mlを、還流テトラヒドロフラン25ml中ケミ
カル・アブストラクト(Chem.Abstr.)第97巻162862nに
引用された方法を使用して製造した4−ヒドロキシ−1,
5−ナフチリジン−3−イル−カルボン酸エチル1.27gお
よびトリエチルアミン0.98mlの溶液に滴下しつつ加え、
溶媒および過剰のPOCl3を減圧下留去する;残渣を氷水
にて処理し、混合物を濃NH4OHを添加して中和し、水層
をエチルエーテルで抽出する。
カル・アブストラクト(Chem.Abstr.)第97巻162862nに
引用された方法を使用して製造した4−ヒドロキシ−1,
5−ナフチリジン−3−イル−カルボン酸エチル1.27gお
よびトリエチルアミン0.98mlの溶液に滴下しつつ加え、
溶媒および過剰のPOCl3を減圧下留去する;残渣を氷水
にて処理し、混合物を濃NH4OHを添加して中和し、水層
をエチルエーテルで抽出する。
有機溶媒を除去後、得られた固体をシリカカラム上ク
ロマトグラフィーにより、シクロヘキサンおよび酢酸エ
チルの混合物(80/20)で溶出して精製する。精製物の
融点は71℃である。
ロマトグラフィーにより、シクロヘキサンおよび酢酸エ
チルの混合物(80/20)で溶出して精製する。精製物の
融点は71℃である。
2)4,6−ジクロロ−1,5−ナフチリジン−3−イル−カ
ルボン酸エチル(II:X=Cl,R3=C2H5,R5=6−Cl,A=N,
B−C=D=CH) a)ナフチリジンの製造 5−アミノ−2−クロロピリジン10.2gおよびエチル
−エトキシメチレンマロネート16mlを140−145℃に加熱
する。生成すると同時にエタノールを留去する。シリカ
カラム上クロマトグラフィーによりシクロヘキサンおよ
び酢酸エチルの混合物(8/2)で溶出して精製後、エチ
ル−N−(2−クロロ−5−ピリジル)アミノメチレン
マロネートを回収する。m.p.=126℃(シクロヘキサ
ン)。収率:85%。
ルボン酸エチル(II:X=Cl,R3=C2H5,R5=6−Cl,A=N,
B−C=D=CH) a)ナフチリジンの製造 5−アミノ−2−クロロピリジン10.2gおよびエチル
−エトキシメチレンマロネート16mlを140−145℃に加熱
する。生成すると同時にエタノールを留去する。シリカ
カラム上クロマトグラフィーによりシクロヘキサンおよ
び酢酸エチルの混合物(8/2)で溶出して精製後、エチ
ル−N−(2−クロロ−5−ピリジル)アミノメチレン
マロネートを回収する。m.p.=126℃(シクロヘキサ
ン)。収率:85%。
前記化合物17gとダウテルムA(ジフェニルエーテル1
15.7mlおよびビフェニル45gから製造する)中に240℃に
て添加する。
15.7mlおよびビフェニル45gから製造する)中に240℃に
て添加する。
ついで、この溶液を245℃に加熱し、この温度を45分
間維持する。生成すると同時にエタノールを留去する。
室温に冷却後、沈澱を濾取し、石油エーテルで洗滌す
る。以上の条件下、(6−クロロ−4−ヒドロキシ−1,
5−ナフチリジン−3)−イル−カルボン酸エチルおよ
び(6−クロロ−4−ヒドロキシ−1,7−ナフチリジン
−3)−イル−カルボン酸エチルを前者に対し95重量%
含有するものを得る。
間維持する。生成すると同時にエタノールを留去する。
室温に冷却後、沈澱を濾取し、石油エーテルで洗滌す
る。以上の条件下、(6−クロロ−4−ヒドロキシ−1,
5−ナフチリジン−3)−イル−カルボン酸エチルおよ
び(6−クロロ−4−ヒドロキシ−1,7−ナフチリジン
−3)−イル−カルボン酸エチルを前者に対し95重量%
含有するものを得る。
2種の異性体の分離は誘導体IIの段階で行う。
b)塩素化 前記異性体の混合物12gをPOCl3100mlに添加し、還流
温度に0.5時間維持し、つぎに過剰のPOCl3を減圧下留去
する。
温度に0.5時間維持し、つぎに過剰のPOCl3を減圧下留去
する。
ついで、残渣を氷水にして処理し、5−10℃の温度
で、NaOH水溶液を添加して中和する;水層をジクロロメ
タン150mlで2回抽出し、有機層をMgSO4で乾燥後濃縮す
る。
で、NaOH水溶液を添加して中和する;水層をジクロロメ
タン150mlで2回抽出し、有機層をMgSO4で乾燥後濃縮す
る。
式II〔式中、X=Cl and A−N,B=C=D=CH(1,5−
ナフチリジンC=N,A=B=D=CH(1,7−ナフチリジ
ン〕 の化合物をシリカカラム上クロマトグラフィーにかけ、
シクロヘキサンおよび酢酸エチルの混合物(95/5)で溶
出して分離する。
ナフチリジンC=N,A=B=D=CH(1,7−ナフチリジ
ン〕 の化合物をシリカカラム上クロマトグラフィーにかけ、
シクロヘキサンおよび酢酸エチルの混合物(95/5)で溶
出して分離する。
シクロヘキサンから再結晶後、1,5−誘導体の融点は1
14℃である:1 H NMR(60 MHz,CDCl3):1.10−1.30(t,3H)4.10−4.6
0(q,2H)7.40−7.50(d,1H)8.05−8.30(d,1H)9.15
(s,1H),9.40(s,1H)。
14℃である:1 H NMR(60 MHz,CDCl3):1.10−1.30(t,3H)4.10−4.6
0(q,2H)7.40−7.50(d,1H)8.05−8.30(d,1H)9.15
(s,1H),9.40(s,1H)。
1,7−誘導体は同一条件下異なるNMRスペクトルを示
す:1.40−1.75(t,3H)4.40−4.89(q,2H)8.20(s,1
H)9.15(s,1H)9.40(s,1H)。
す:1.40−1.75(t,3H)4.40−4.89(q,2H)8.20(s,1
H)9.15(s,1H)9.40(s,1H)。
3)(4,7−ジクロロ−1,8−ナフチリジン−3)−イル
−カルボン酸エチル POCl3 36mlおよび上記2−a記載の方法で、6−アミ
ノ−2−クロロピリジンから出発して製造した(7−ク
ロロ−4−ヒドロキシ−1,8−ナフチリジン−3)−イ
ル−カルボン酸エチル10gの混合物を還流下1時間加熱
する。シクロヘキサンから再結晶後融点は134−136℃で
ある。
−カルボン酸エチル POCl3 36mlおよび上記2−a記載の方法で、6−アミ
ノ−2−クロロピリジンから出発して製造した(7−ク
ロロ−4−ヒドロキシ−1,8−ナフチリジン−3)−イ
ル−カルボン酸エチル10gの混合物を還流下1時間加熱
する。シクロヘキサンから再結晶後融点は134−136℃で
ある。
4)(4−クロロ−1,6−ナフチリジン−3)−イル−
カルボン酸エチル(II:R3=C2H5,R5=H,A=C=D=CH,
B=N,X=Cl)。
カルボン酸エチル(II:R3=C2H5,R5=H,A=C=D=CH,
B=N,X=Cl)。
この化合物は、エム・ジェイ・ワイス、ヘテロサイク
リック・コムパウンド(Hetero cyclic Compound)(19
61年)第7巻第216頁、エルダーフィールドに記載の方
法を用い、(4−ヒドロキシ−1,6−ナフチリジン−
3)−イル−カルボン酸エチルから出発して製造する。
リック・コムパウンド(Hetero cyclic Compound)(19
61年)第7巻第216頁、エルダーフィールドに記載の方
法を用い、(4−ヒドロキシ−1,6−ナフチリジン−
3)−イル−カルボン酸エチルから出発して製造する。
融点は71℃である。
5)(4,6−ジクロロ−1,5−ナフチリジン−3)−イル
−カルボン酸エチルの1−オキシド (II:R3=C2H5,R5=6−Cl,A=N,B=C=D=CH,X=C
l) (4,6−ジクロロ−1,5−ナフチリジン−3)−イル−
カルボン酸エチル10gおよびメタクロロ過安息香酸13.8g
を、酢酸200ml中、室温にて96時間撹拌する。ついで溶
媒を減圧下留去し、残渣を冷ヘキサンから再結晶する。
−カルボン酸エチルの1−オキシド (II:R3=C2H5,R5=6−Cl,A=N,B=C=D=CH,X=C
l) (4,6−ジクロロ−1,5−ナフチリジン−3)−イル−
カルボン酸エチル10gおよびメタクロロ過安息香酸13.8g
を、酢酸200ml中、室温にて96時間撹拌する。ついで溶
媒を減圧下留去し、残渣を冷ヘキサンから再結晶する。
沈澱物をジクロロメタンに溶解、溶液を炭酸ナトリウ
ムの水溶液、ついで水で洗滌する。溶媒を留去し、残渣
をエタノールから再結晶する。融点は140−150℃の範囲
である。
ムの水溶液、ついで水で洗滌する。溶媒を留去し、残渣
をエタノールから再結晶する。融点は140−150℃の範囲
である。
実施例1 [6−クロロ−4−(N,N−ジプロピルカルバモイルメ
チルアミノ)1,5−ナフチリジン−3]−イル−カルボ
ン酸エチル(参照:SR25966)。
チルアミノ)1,5−ナフチリジン−3]−イル−カルボ
ン酸エチル(参照:SR25966)。
式I:R1=R2=C3H7,R3=C2H5,R4=H,R5=6−Cl,A=N,B
=C=D=CH,n=1。
=C=D=CH,n=1。
(4,6−ジクロロ−1,5−ナフチリジン−3)−イル−
カルボン酸エチル3.9gを前記と同様に製造し、2−アミ
ノ−N,N′−ジプロピルアセトアミド塩酸塩2.7gおよび
エタノール30ml中トリエチルアミン4.5mlとともに還流
する。溶媒を減圧下留去後、残渣をジクロロメタン50ml
中に溶解し、有機層を水洗し、乾燥後、溶媒を除去す
る。
カルボン酸エチル3.9gを前記と同様に製造し、2−アミ
ノ−N,N′−ジプロピルアセトアミド塩酸塩2.7gおよび
エタノール30ml中トリエチルアミン4.5mlとともに還流
する。溶媒を減圧下留去後、残渣をジクロロメタン50ml
中に溶解し、有機層を水洗し、乾燥後、溶媒を除去す
る。
残渣は、シラカカラム上クロマトグラフィーにかけ、
シクロヘキサンおよび酢酸エチルの混合物で溶出し、つ
いでシクロヘキサンから再結晶することができる。M.P.
=126℃(収率72%)。
シクロヘキサンおよび酢酸エチルの混合物で溶出し、つ
いでシクロヘキサンから再結晶することができる。M.P.
=126℃(収率72%)。
1H NMR(80MHz,CDCl3)δ(ppm):0.80−1.2(q,6H)1.
25−1.50(t,3H)1.50−1.85(m,4H)3.10−3.50(q,4
H)4.20−4.50(q,2H)4.80−5.00(d,2H)7.18−7.36
(d,1H)7.90−8.10(1H)9.10(s,1H)10.30−10.55
(m,1H、互変性) 実施例2−27 式Iの1,5−ナフチリジン〔式中、n=1または2〕
を、実施例1記載の方法を用いて製造し、下記第1表に
示す。
25−1.50(t,3H)1.50−1.85(m,4H)3.10−3.50(q,4
H)4.20−4.50(q,2H)4.80−5.00(d,2H)7.18−7.36
(d,1H)7.90−8.10(1H)9.10(s,1H)10.30−10.55
(m,1H、互変性) 実施例2−27 式Iの1,5−ナフチリジン〔式中、n=1または2〕
を、実施例1記載の方法を用いて製造し、下記第1表に
示す。
実施例22の酸は、相当するエステル2.5gに0.5N NaOH6
0mlを還流下2時間作用させて製造する。
0mlを還流下2時間作用させて製造する。
実施例27の化合物は実施例26の化合物のN−オキシド
である。
である。
実施例28: [6−クロロ−4−(N,N−ジプロピルカルバモイルメ
チルアミノ)1,7−ナフチリジン−3]−イル−カルボ
ン酸エチル(SR26224):式I:R1=R2=C3H7;R3=C2H5;R
4=H;R5=6−Cl;A=B=D=CH;C=N;n=1)。
チルアミノ)1,7−ナフチリジン−3]−イル−カルボ
ン酸エチル(SR26224):式I:R1=R2=C3H7;R3=C2H5;R
4=H;R5=6−Cl;A=B=D=CH;C=N;n=1)。
(4,6−ジクロロ−1,7−ナフチリジン−3)−イル−
カルボン酸エチル0.83g、2−アミノ−(N,N−ジプロピ
ル)アセトアミド塩酸塩0.65g、トリエチルアミン0.94m
lおよび無水アルコール20mlから出発して実施例1の方
法により製造。シリカカラム上(溶出剤:トルエンおよ
びエタノール、99/1)精製後、残渣をシクロヘキサンか
ら再結晶する。M.p.=150℃ 収率=85%)。1 H NMR(60 MHz,CDCl3)δ:0.80−1.10(t,6H)1.20−
1.95(m,7H)2.10−2.50(q,4H)4.30−3.65(m,4H)7.
95(s,1H)9.05(s,1H)10.10−10.30(m,1H)。
カルボン酸エチル0.83g、2−アミノ−(N,N−ジプロピ
ル)アセトアミド塩酸塩0.65g、トリエチルアミン0.94m
lおよび無水アルコール20mlから出発して実施例1の方
法により製造。シリカカラム上(溶出剤:トルエンおよ
びエタノール、99/1)精製後、残渣をシクロヘキサンか
ら再結晶する。M.p.=150℃ 収率=85%)。1 H NMR(60 MHz,CDCl3)δ:0.80−1.10(t,6H)1.20−
1.95(m,7H)2.10−2.50(q,4H)4.30−3.65(m,4H)7.
95(s,1H)9.05(s,1H)10.10−10.30(m,1H)。
実施例29: [4−(N−メチル−N−クロロフェニル−カルバモイ
ルメチルアミノ)1,7−ナフチリジン−3]−イル−カ
ルボン酸エチル(SR26773式)式I:R1=CH3;R2=(4−C
l)C6H4;R3=C2H5;R4=R5=H;A=B=D=CH;C=N;n=
1。
ルメチルアミノ)1,7−ナフチリジン−3]−イル−カ
ルボン酸エチル(SR26773式)式I:R1=CH3;R2=(4−C
l)C6H4;R3=C2H5;R4=R5=H;A=B=D=CH;C=N;n=
1。
ジェイ・シー・ムレイおよびシー・アール.ハウザ
ー、ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー
(J.Org.Chem)第2008−2014頁(1954年)記載の(4−
クロロ−1,7−ナフチリジン−3)−イル−カルボン酸
エチル0.69g、エタノール10ml中2−アミノ(N−メチ
ル−N−4−クロロフェニル)アセトアミド塩酸塩0.66
gから出発して、トリエチルアミン0.8mlの存在下、実施
例1記載の方法により製造。最終生成物を、シラカカラ
ム上、クロマトグラフィーにかけ、トルエンおよびエタ
ノール(95/5−v/v)で溶出し分離し、トルエンから再
結晶する。M.p.=242℃(収率:32%)1 H NMR(80 MHz,CDCl3)δ1.2−1.5(t,3H);3.3(s,3
H);4.1−4,6(m,4H)7.1−7.6(m,5H);8.3−8.5(d,1
H);9.1(s,1H);9.2(s,1H);9.8−10.1(m,1H)。
ー、ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー
(J.Org.Chem)第2008−2014頁(1954年)記載の(4−
クロロ−1,7−ナフチリジン−3)−イル−カルボン酸
エチル0.69g、エタノール10ml中2−アミノ(N−メチ
ル−N−4−クロロフェニル)アセトアミド塩酸塩0.66
gから出発して、トリエチルアミン0.8mlの存在下、実施
例1記載の方法により製造。最終生成物を、シラカカラ
ム上、クロマトグラフィーにかけ、トルエンおよびエタ
ノール(95/5−v/v)で溶出し分離し、トルエンから再
結晶する。M.p.=242℃(収率:32%)1 H NMR(80 MHz,CDCl3)δ1.2−1.5(t,3H);3.3(s,3
H);4.1−4,6(m,4H)7.1−7.6(m,5H);8.3−8.5(d,1
H);9.1(s,1H);9.2(s,1H);9.8−10.1(m,1H)。
実施例30−32: 1,8−ナフチリジン誘導体を前記と同様に製造して得
る。
る。
実施例30:(SR26305) 式I:R1=R2=C3H7,R3=C2H5;R4=H,R5=7−Cl,A=B=
C=CH,D=N,n=1。
C=CH,D=N,n=1。
2−アミノ−N,N−ジプロピルアセトアミド塩酸塩1.2
8g、(4,7−ジクロロ−1,8−ナフチリジン−3)−イル
−カルボン酸エチル、エタノール30ml中トリエチルアミ
ン1.85mlを2時間還流する。
8g、(4,7−ジクロロ−1,8−ナフチリジン−3)−イル
−カルボン酸エチル、エタノール30ml中トリエチルアミ
ン1.85mlを2時間還流する。
揮発性物質を減圧下で除去し、最終生成物をシクロヘ
キサンで残渣からソックスレーで抽出する。
キサンで残渣からソックスレーで抽出する。
収率75%。M.p.=151℃1 H NMR(60 MHz,CDCl3):0.70−1.10(t,6H)1.30−1.9
0(m,7H)3.00−3.60(q,4H)4.20−4.70(m,4H)7.00
−7.20(d,1H)8.30−8.50(d,1H)9.0(s,1H)10.5
(m,1H)。
0(m,7H)3.00−3.60(q,4H)4.20−4.70(m,4H)7.00
−7.20(d,1H)8.30−8.50(d,1H)9.0(s,1H)10.5
(m,1H)。
実施例31:(SR26285) 式I:R1=R2=C3H7,R3=C2H5,R4=H,R5=7−CH3,A=B
=C=CH,D=N,n=1。
=C=CH,D=N,n=1。
M.p.=162℃(酢酸エチルから再結晶)1 H NMR(60 MHz,CDCl3)δ:0.70−1.05(m,6H)1.30−
1.90(m,7H)2.60(s,3H)3.0−3.55(q,4H)4.20−4.6
0(m,4H)6.95−7.10(d,1H)8.30−8.50(d,1H)9.10
(s,1H)10.10−10.40(m,1H)。
1.90(m,7H)2.60(s,3H)3.0−3.55(q,4H)4.20−4.6
0(m,4H)6.95−7.10(d,1H)8.30−8.50(d,1H)9.10
(s,1H)10.10−10.40(m,1H)。
実施例32: 式I:R1=CH3,R2=(4−Cl)C6H4,R3=C2H5,R4=H,R5=
7−Cl,A=B=C=CH,D=N,n=1。
7−Cl,A=B=C=CH,D=N,n=1。
M.p.=174℃(アセトニトリルから再結晶) 実施例33: [4−(N−メチル−N−4−クロロフェニルカルバモ
イルメチルアミノ)1,6−ナフチリジン−3]−イル−
カルボン酸エチル(SR26625) (式I:R=R1=CH3;R2=(4−Cl)C6H4;R3=C2H5;R4=R
5=H;A=C=D−CH;B=N,n=1。
イルメチルアミノ)1,6−ナフチリジン−3]−イル−
カルボン酸エチル(SR26625) (式I:R=R1=CH3;R2=(4−Cl)C6H4;R3=C2H5;R4=R
5=H;A=C=D−CH;B=N,n=1。
M.p.=232℃(エタノールから再結晶後)1 H NMR(80 MHz CDCl3)δ:1.20−1.60(t,3H);3.4
(s,3H);4.1−4.6(m,4H);7.1−7.7(m,5H);8.4−8.
6(d,1H):9−9.2(d,2H);10.4−10.7(m,1H)。
(s,3H);4.1−4.6(m,4H);7.1−7.7(m,5H);8.4−8.
6(d,1H):9−9.2(d,2H);10.4−10.7(m,1H)。
実施例34: [4−(N,N−ジプロピルカルバモイルメチルアミノ)
1,6−ナフチリジン−3]−イル−カルボン酸エチル(S
R25874) (式I:R1=R2=C3H7;R3=C2H5;R4=R5H,A=C=D=CH;
B=N)。
1,6−ナフチリジン−3]−イル−カルボン酸エチル(S
R25874) (式I:R1=R2=C3H7;R3=C2H5;R4=R5H,A=C=D=CH;
B=N)。
M.p.=145゜シクロヘキサンから再結晶後。
実施例35: 実施例15の生成物を含む錠剤 錠剤は従来技術により、SR26130の30mgおよび賦形剤
として、ラクトース(80mg)、トウモロコシデンプン
(4mg)、ステアリン酸マグネシウム(1mg)およびポリ
ビニルピロリドン(2mg)を用いて調製する。
として、ラクトース(80mg)、トウモロコシデンプン
(4mg)、ステアリン酸マグネシウム(1mg)およびポリ
ビニルピロリドン(2mg)を用いて調製する。
実施例36: 実施例1の生成物を含むカプセル セルローズ10mg、ラクトーズ30mg、タルク5mg、ナト
リウムカルボキシメチルデンプン5mgおよびステアリン
酸マグネシウム1mgを充填したサイズ1のゼラチンカプ
セルに、SR25966の25mgを封入する。
リウムカルボキシメチルデンプン5mgおよびステアリン
酸マグネシウム1mgを充填したサイズ1のゼラチンカプ
セルに、SR25966の25mgを封入する。
前述の実施例による化合物はほとんど毒性がない:記
載のように、マウスにおけるLD50は経口投与において実
施例1の化合物では1800mg/kgである。中枢性および末
梢性ベンゾジアゼピン受容器に対するインビトロにおけ
る親和性を、インビボにおいて抗不安、緊張緩和および
鎮痙作用を有するものについて測定した。
載のように、マウスにおけるLD50は経口投与において実
施例1の化合物では1800mg/kgである。中枢性および末
梢性ベンゾジアゼピン受容器に対するインビトロにおけ
る親和性を、インビボにおいて抗不安、緊張緩和および
鎮痙作用を有するものについて測定した。
a)インビトロにおける中枢性ベンゾジアゼピン受容体
に対する親和性: ブレストラップおよびスクワィア、プロシーディング
・オブ・ナショナル・アカデミィ(Proc.Nat.Acad.)US
A、第74巻(9)第3805−3809頁(1977年)に記載に類
似する方法を使用したがインキュベーションは4℃にて
90分間、1.5mM−フルニトラゼパムの存在下で行った。
に対する親和性: ブレストラップおよびスクワィア、プロシーディング
・オブ・ナショナル・アカデミィ(Proc.Nat.Acad.)US
A、第74巻(9)第3805−3809頁(1977年)に記載に類
似する方法を使用したがインキュベーションは4℃にて
90分間、1.5mM−フルニトラゼパムの存在下で行った。
結果を第2表に示す。
b)インビトロにおける末梢性ベンゾジアゼピン受容体
に対する親和性 IC50は公知の末梢型受容体の結合体であるPK11195の
特異的結合を50%阻害する被験化合物の濃度である;N−
1−メチルプロピル(2−クロロ−1−フェニル)−3
−イソキノリル−カルボキサミド(セー・エ・ア社製、
フランス)の粉剤。ジェイ.ベナヴィドら、ブレイン・
リサーチ・ブレタン(Brain Res.Bull.)第60−77頁(1
984年)記載の方法と類似する方法を用いた。
に対する親和性 IC50は公知の末梢型受容体の結合体であるPK11195の
特異的結合を50%阻害する被験化合物の濃度である;N−
1−メチルプロピル(2−クロロ−1−フェニル)−3
−イソキノリル−カルボキサミド(セー・エ・ア社製、
フランス)の粉剤。ジェイ.ベナヴィドら、ブレイン・
リサーチ・ブレタン(Brain Res.Bull.)第60−77頁(1
984年)記載の方法と類似する方法を用いた。
得られた結果を下記の第3表に示す。
c)鎮痙作用 生成物の動物についてのエベレットおよびリチャー
ド、ジャーナル・オブ・ファーマコロジィ・アンド・イ
クスペリメンタル・テラプチク(J.Pharm.Exp.Ther.)
第402−407頁(1944年)記載の方法により、ペンテトラ
ゾール(pentetrazole)投与による痙攣発作トリガーに
対する抑制の程度を測定した。被験化合物をマウス10匹
の各群に経口投与し、30分後、ペンテトラゾール125mg/
kgの皮下注射をする。痙攣剤投与後30分間に緊張性発作
のなかった動物数を計数し、有効投与量50、すなわち、
その投与量で動物の50%が防御される、を測定した。
ド、ジャーナル・オブ・ファーマコロジィ・アンド・イ
クスペリメンタル・テラプチク(J.Pharm.Exp.Ther.)
第402−407頁(1944年)記載の方法により、ペンテトラ
ゾール(pentetrazole)投与による痙攣発作トリガーに
対する抑制の程度を測定した。被験化合物をマウス10匹
の各群に経口投与し、30分後、ペンテトラゾール125mg/
kgの皮下注射をする。痙攣剤投与後30分間に緊張性発作
のなかった動物数を計数し、有効投与量50、すなわち、
その投与量で動物の50%が防御される、を測定した。
これらの化合物および公知の鎮痙剤について得られた
結果を第4表に示す;フィニーの方法を適用して、信頼
限界は95%であった。
結果を第4表に示す;フィニーの方法を適用して、信頼
限界は95%であった。
d)抗不安作用 アール・ジェイ・スチーフン、ブリティッシュ・ジャ
ーナル・オブ・ファーマコロジィ(Brit.J.Pharm.)記
載の方法を使用した。
ーナル・オブ・ファーマコロジィ(Brit.J.Pharm.)記
載の方法を使用した。
不慣れな環境に置かれたり、未経験の食物を与えられ
たマウスに観察される摂食抑制を減少させることが知ら
れている。
たマウスに観察される摂食抑制を減少させることが知ら
れている。
実施例19の化合物は、32mg/kgの経口投与量で、食物
摂取を130%に増大したが、同一条件下で、クロルジア
ゼポキシドは16mg/kg投与で73%、ジアゼパムは4mg/kg
投与で80%、メプロバメートは60mg/kg投与で95%に減
少させただけであった。
摂取を130%に増大したが、同一条件下で、クロルジア
ゼポキシドは16mg/kg投与で73%、ジアゼパムは4mg/kg
投与で80%、メプロバメートは60mg/kg投与で95%に減
少させただけであった。
e)インビボにおける催眠作用: 作用をジャンセン、ジャーナル・オブ・メディシン・
アンド・ファーマコロジカル・ケミストリー(J.Med.Ph
arm.Chem)第281頁(1959年)記載の方法により検討し
た。この方法によると、実施例1の化合物のED50はI.V.
投与で、8/mg/kgであるが、チオペンタールナトリウム
のそれは17mg/kgであった。
アンド・ファーマコロジカル・ケミストリー(J.Med.Ph
arm.Chem)第281頁(1959年)記載の方法により検討し
た。この方法によると、実施例1の化合物のED50はI.V.
投与で、8/mg/kgであるが、チオペンタールナトリウム
のそれは17mg/kgであった。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 471/04 114 C07D 471/04 114A (72)発明者 ペテル・ユジエーヌ・カーン フランス国31120 ポルテーシュル‐ガ ロンヌ ロケット、リュ・マルセル・ド ル 8番 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 471/00 - 471/22 A61K 31/435
Claims (6)
- 【請求項1】式I 〔式中、 R1およびR2は独立して、水素、C1−C6のアルキル、フェ
ニル、またはベンジルから選ばれるか、またはR1および
R2はそれらが結合している窒素原子と一体とともに、C4
−C8の飽和異項環を形成していてもよく、R3およびR4は
独立して、水素、またはC1−C6のアルキルから選ばれ、
R5は水素、ハロゲン、またはC1−C4のアルキル、C1−C4
のアルコキシ、ニトロ、またはトリフルオロメチル、n
は1、2、または3、および記号A、B、C、またはD
のうち1つはN、またはN−オキシドを表わし、その他
はCHを表わす〕 で示される化合物およびそれらの薬学的に許容し得る酸
または塩基の付加塩。 - 【請求項2】式IのAがN、およびB、C、Dが各々CH
を表わす、請求項1記載の化合物。 - 【請求項3】式I〔式中、R4がHを表わし、nが1であ
る〕の化合物である、請求項1および2のいずれか1項
記載の化合物。 - 【請求項4】式II: 〔式中、Xはハロゲン、またはスルホニルから選ばれ、
R′3はアルキル、R5およびA、B、C、Dは式Iにお
けると同じ意義を有する〕の誘導体を、式III: 〔式中、R1、R2、R4およびnは式Iにおけると同じ意義
を有する〕 のアミンと反応させ、所望により、かくして得られたエ
ステル(I)を相当する酸(R3=H)に加水分解するこ
とを特徴とする請求項1記載の式Iの化合物の製造方
法。 - 【請求項5】請求項1−3のいずれか1項記載の化合物
の有効量を含有する抗不安、鎮痙、鎮静および催眠剤と
して用いられる医薬組成物。 - 【請求項6】請求項1−3のいずれか1項記載の化合物
の有効量を含有する血管拡張剤または免疫調節剤として
用いられる医薬組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR8807723 | 1988-06-09 | ||
FR8807723A FR2632639B1 (fr) | 1988-06-09 | 1988-06-09 | Derives d'amino-4 carboxy-3 naphtyridines, leur preparation et compositions pharmaceutiques qui les contiennent |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0232078A JPH0232078A (ja) | 1990-02-01 |
JP2815614B2 true JP2815614B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=9367129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1143955A Expired - Lifetime JP2815614B2 (ja) | 1988-06-09 | 1989-06-05 | 4―アミノ―3―カルボキシ―ナフチリジン誘導体、その製法および医薬組成物 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4996213A (ja) |
EP (1) | EP0346207B1 (ja) |
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