JP2814423B2 - ごみ分離貯留排出装置 - Google Patents

ごみ分離貯留排出装置

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JP2814423B2 JP6262678A JP26267894A JP2814423B2 JP 2814423 B2 JP2814423 B2 JP 2814423B2 JP 6262678 A JP6262678 A JP 6262678A JP 26267894 A JP26267894 A JP 26267894A JP 2814423 B2 JP2814423 B2 JP 2814423B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物等のごみ投入口に
投入されたごみを小口径(150A〜350A)の輸送
管により空気輸送し、回転自在の貯留排出ドラム内に収
集するごみ空気輸送設備に好適なごみ分離貯留排出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、輸送管内を空気輸送されてき
たごみと空気とを分離し貯留した後、排出するごみ分離
貯留排出装置は知られている。図5は例えば特公昭61
ー27284号公報あるいは特公昭63ー66585号
公報に示されている従来のこの種のごみ分離貯留排出装
置の構成を示す縦断面図である。
【0003】この従来のごみ分離貯留排出装置は、螺旋
羽根1を内壁に設けた回転自在の貯留排出ドラム2を横
向きに設置し、その入口部に貯留排出ドラム2の回転が
可能となるようにエアフィルタ3を固定設置するととも
に、エアフィルタ3にごみの輸送管4を貫通させ、かつ
エアフィルタ3の外面側を小容積のエアチャンバ5を介
してブロワ6側の吸気管7と接続するようにしている。
輸送管4は途中を二股に分岐させ、一方を建物8内のご
み9の投入口11に連なるシュート12に接続するとと
もに、他方を建物外のごみの投入口13に連なる配管1
4に接続している。また、貯留排出ドラム2の出口側に
は、貯留したごみを排出するための排出弁となる蓋15
を設けるとともに、蓋15の外方下部に、貯留排出ドラ
ム2から排出されたごみを搬送するためのコンベヤ16
が設置されている。このコンベヤ16に代えて搬送車や
管路等の輸送手段を使用したものもある。貯留排出ドラ
ム2は、そのドラム外周面に設けた前後一対のリングロ
ーラ17a,17bが、基台18上に設置した前後一対
の受けローラ19a,19bに回転自在に支承されると
ともに、そのドラム外周面に止着した歯車21が基台1
8上に設置したモータ22側の小歯車と噛み合ってお
り、モータ22により回転させられるようになってい
る。また蓋15は、油圧シリンダ23によって開閉駆動
されるようになっている。
【0004】前述の構成を有する従来のごみ分離貯留排
出装置において、建物8内の投入口11や建物外の投入
口13からシュート12内や配管14内に投棄されたご
み9は、ブロワ6の吸引圧力により輸送管4内を空気輸
送され、貯留排出ドラム2内に導入される。この時、蓋
15は閉塞状態にある。ごみ9は輸送管4の開放端から
貯留排出ドラム2内に放出されて空気と分離され、貯留
排出ドラム2内に貯留される。またごみ9と分離された
空気はエアフィルタ3、エアチャンバ5、吸気管7を経
てブロワ6に吸引される。貯留排出ドラム2内のごみ9
の貯留度が一定以上に達すると、モータ22が自動的に
あるいは手動スイッチにより起動され、貯留排出ドラム
2が回転する。貯留排出ドラム2が回転すると、貯留排
出ドラム2内のごみ導入側に貯留されているごみ9は、
螺旋羽根1により前方に押し進められる。このように貯
留排出ドラム2内のごみ導入側の貯留度が一定以上に達
する毎に螺旋羽根1により前方に押し進められたごみ9
が規定量に達すると、油圧シリンダ23を作動させて蓋
15を開け、次いでモータ22を起動させれば、ごみ9
は螺旋羽根1の推力によって押し出され、コンベヤ16
上に移載され、コンベヤ16から二次輸送手段を介して
焼却場等に輸送され、廃棄処分される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回転自
在の貯留排出ドラム2の入口部にエアフィルタ3を摺動
自在に固定設置するとともに、輸送管4をエアフィルタ
3を貫通させ、エアフィルタ3の外面側を小容積のエア
チャンバ5を介してブロワ6側の吸気管7と接続するよ
うにした従来のごみ分離貯留排出装置にあっては、以下
のような問題点があった。 イ)比較的強度の弱いエアフィルタ3に重量物であるご
み輸送管4を貫通させるため、エアフィルタ3の構造が
複雑にならざるを得ない。 ロ)エアフィルタ3が貯留排出ドラム2の内面側に設け
られているため、エアフィルタ3の面積を貯留排出ドラ
ム2の断面より大きくすることが不可能となっている。
このため、ブロワ6の吸引圧力を上げながらエアフィル
タ部における空気通過速度を小さくすることが困難で、
風速の速いプラントすなわち搬送ごみの中に重量物が混
入される可能性の高いプラントには使用できないばかり
でなく、ブロワ6の吸引圧力を上げると、エアフィルタ
部における空気通過速度が増大し、搬送されてきたごみ
のエアフィルタ部への吸引付着を招くので、ブロワ6の
吸引圧力ならびに風量とも通常の空気輸送よりかなり小
さく抑えざるを得ない。 ハ)エアフィルタ3と貯留排出ドラム2との間で真空シ
ールしているため、通常のシール構造よりも複雑になら
ざるを得ないばかりでなく、エアフィルタ3の面積を大
きくすればするほど特殊な構造のシール部を大きくしな
ければならない。 ニ)エアフィルタ3が回転自在の貯留排出ドラム2内に
入っているため、一旦分離され降下したごみが貯留排出
ドラム2の回転により舞い上がり、エアフィルタ面への
軽量ごみの吸引付着や金属系ごみの接触を招き易く、短
時間の運転しか行えないばかりでなく、最悪のばあい金
属系ごみによりエアフィルタ3が破損することがある。 ホ)エアフィルタ3を清掃する場合には、一旦ごみを全
て排出し、作業員が貯留排出ドラム内部に入り清掃する
必要がある。 ヘ)エアフィルタ3が貯留排出ドラム2の入口に取付け
られているため、輸送管4を介さずに貯留排出ドラム内
にごみを直接投入することが不可能となっている。 ト)エアフィルタ3を交換する場合には貯留排出ドラム
2を分解する必要があり、そのためにごみ収集を長時間
停止せざるを得ない。
【0006】本発明は、叙上の点に鑑み、真空シール部
やエアフィルタ部の構造が簡単で、エアフィルタ部への
ごみの吸引付着を招くことなくブロワの吸引圧力を上げ
ることができるとともに、エアフィルタの保守点検が容
易で、貯留排出ドラム内にごみを直接投入することが可
能なごみ分離貯留排出装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のごみ分離貯留排
出装置は、貯留排出ドラムの入口部に、一端が貯留排出
ドラム内に開口し、他端側が上方へ傾斜するシュートを
設け、シュートの上部には、エアフィルタをその一方の
面をシュート内に臨ませて配置し、エアフィルタの他方
の面をブロワの吸気側に接続するとともに、シュートの
エアフィルタ内面側近傍に、点検口を設けたものであ
る。
【0008】また、吸気系内のエアフィルタとブロワと
の間に、エアフィルタ洗浄用の外気導入弁を設けたもの
である。
【0009】また、シュートに、エアフィルタを抜き差
し可能な扉を設けたものである。
【0010】また、シュートの上部に、ごみを貯留排出
ドラム内に直接投入できる投入弁を設けたものである。
【0011】
【作用】本発明において、建物等のごみ投入口より投棄
されたごみやダストは、ブロワの吸引圧力により輸送管
内を空気輸送され、貯留排出ドラム内に導入される。こ
の導入時、輸送管の開放端から貯留排出ドラム内に放出
されたごみやダストは、貯留排出ドラム内にて空気と分
離され、貯留排出ドラム内に貯留される。一方、ごみや
ダストと分離された空気は、シュートの下端からシュー
ト内に進入して上方へ流れ、その上部のエアフィルタを
通過してブロワに吸引される。貯留排出ドラム内に貯留
されたごみは、規定量に達するとごみ排出手段により外
部に排出される。このように、傾斜下端側が貯留排出ド
ラム内に開口するシュートを介してエアフィルタを取り
付けることにより、貯留排出ドラムの外部にエアフィル
タを設置することができ、エアフィルタの面積を自由に
大きくすることができる。このため、ブロワの吸引圧力
を上げながらエアフィルタ部における空気通過速度を小
さくすることができて、風速の速いプラントへの適用が
可能となり、適用範囲が拡大する。更に、エアフィルタ
にごみ輸送管を貫通させなくてよいため、エアフィルタ
の構造が簡略化される。更にまた、固定設置されるシュ
ートとエアフィルタとの間で真空シールすればよいた
め、エアフィルタ周りのシール構造が簡略化される。更
に、貯留排出ドラムへのシュート貫通部のシール構造
も、ごみ排出手段として例え螺旋羽根を有するドラム回
転方式のものを用いた場合であっても、通常のシール構
造ですむため、装置のコストを安価にできる。更にま
た、エアフィルタは、貯留排出ドラム内のごみ導入部か
ら離れたシュート上部に配置されているため、エアフィ
ルタ面への軽量ごみの吸引付着や金属系ごみの接触がな
くなる。このため、エアフィルタの保護が図れ、長時間
運転が可能となる。更に、シュートのエアフィルタ内面
側近傍に点検口を設けているため、エアフィルタの清掃
を装置内部に入ることなく点検口より簡単に行うことが
できる。
【0012】また、吸気系内のエアフィルタとブロワと
の間に、エアフィルタ洗浄用の外気導入弁を設けること
により、エアフィルタ下流側の風路内に外気を導入する
ことが可能となって、ブロワの運転を止めなくても、エ
アフィルタ下流側風路の内圧をエアフィルタ上流側風路
の内圧よりも高くすることができる。このため、エアフ
ィルタ部に、エアフィルタ下流側風路からエアフィルタ
上流側風路への空気の流れ(定常運転時とは逆の流れ)
を発生させることができ、これによりエアフィルタに付
着している微細なダスト等を吹き飛ばし除去することが
でき、エアフィルタを自動的に洗浄することができる。
【0013】また、シュートに、エアフィルタを抜き差
し可能な扉を設けることにより、貯留排出ドラムやシュ
ート等を分解することなく、エアフィルタの交換が行え
る。このため、エアフィルタの交換のための停止時間の
大幅な短縮化が図れ、装置の能率を向上させることがで
きる。
【0014】また、シュートの上部に、ごみを貯留排出
ドラム内に直接投入できる投入弁を設けることにより、
ごみ輸送管を介さずに貯留排出ドラム内にごみを直接投
入することが可能となる。
【0015】
【実施例】実施例1. 以下、図示実施例により本発明を説明する。図1は本発
明の請求項1,2,3の発明に係るごみ分離貯留排出装
置の概略構成を示す縦断面図、図2はその右側面図であ
り、各図中、従来に相当する部分には同一符号を付して
ある。なお、ここではごみ排出手段として従来と同様の
螺旋羽根を有するドラム回転方式のものを例に挙げて説
明するが、その駆動機構については省略し、本発明の特
徴部分を中心に図示して説明する。
【0016】本実施例のごみ分離貯留排出装置は、螺旋
羽根1を内壁に有する回転自在の貯留排出ドラム2を横
向きに設置し、その入口部に、一端が貯留排出ドラム内
に開口するとともに他端側が上方へ傾斜する風路となる
シュート31が設けられている。シュート31は、断面
が矩形状を呈し、基台(図示せず)上に固定されてお
り、その傾斜角度は45°かそれよりも大きく設定さ
れ、シュート31内部に進入したごみが重力降下により
下方へ滑り落ちるようになっている。シュート31の貯
留排出ドラム2への貫通部には、ベアリング32が斜め
に取り付けられ、ベアリング32のアウタレース32a
が貯留排出ドラム入口側の端壁2aに形成した孔2bに
密嵌しており、貯留排出ドラム2が自在に回転できるよ
うになっている。シュート31の上部は断面が拡大され
た鉛直方向の直管部31aに形成され、直管部31aの
内部にエアフィルタ33が風路を遮るように水平配置さ
れるとともに、直管部31aの最上部が頂壁31bによ
って閉塞され、頂壁31bとシュート31との間の空間
部34にブロワ6側の吸気管7が接続されている。シュ
ート31のエアフィルタ下面側近傍の側壁31cには、
点検口31dが設けられ、開閉可能な閉塞板35により
密閉されている。吸気系内のエアフィルタ33とブロワ
6との間、つまり直管部31aの頂壁31bには、空間
部34内に外気を導入できる外気導入弁36が設置され
ており、外気導入弁36によって空間部34内に外気を
導入した際には、エアフィルタ33前後の差圧によって
その下流側から上流側への空気の流れ(定常運転時とは
逆の流れ)が発生し、これによりエアフィルタ33に付
着している微細なダスト等を吹き飛ばし除去することが
できるようになっている。つまりエアフィルタ33を自
動的に洗浄することができるようになっている。直管部
31aの側壁31eには、エアフィルタ33を抜き差し
可能な扉37が設けられており、貯留排出ドラム2やシ
ュート31等を分解することなく、エアフィルタ33の
交換が行えるようになっている。建物等のごみ投入口に
連なる輸送管4は、強度の確保が容易なシュート31の
側壁31cを貫通することによりシュート31に支持固
定され、貯留排出ドラム2に接続されている。それ以外
の構成は前述の従来例と同様である。
【0017】本実施例のごみ分離貯留排出装置におい
て、エアフィルタ33の面積はこのフィルタ部での空気
通過速度が2m/sec 以下となるように設定した。これ
により、ブロワ6の吸引圧力を上げながらエアフィルタ
部における空気通過速度を小さくすることができて、微
細なダストのエアフィルタ部への吸引付着を抑えること
ができ、かつ風速の速いプラントへの適用も可能となっ
た。
【0018】前述の構成を有する本実施例のごみ分離貯
留排出装置において、建物等のごみ投入口内に投棄され
たごみは、ブロワ6の吸引圧力により輸送管4内を空気
輸送され、貯留排出ドラム2内に導入される。この導入
時、輸送管4の開放端から貯留排出ドラム2内に放出さ
れたごみやダストは、貯留排出ドラム2内にて空気と分
離され、貯留排出ドラム2内に貯留される。一方、ごみ
やダストと分離された空気は、シュート31の下端開口
からシュート31内に進入して上方へ流れ、その上部の
エアフィルタ33を通過してブロワ6に吸引される。貯
留排出ドラム2内のごみ9の貯留度が一定以上に達する
と、従来と同様の駆動手段(図示せず)によって貯留排
出ドラム2が回転させられ、貯留排出ドラム2内のごみ
導入側に貯留されているごみ9を、螺旋羽根1により前
方に押し進める。このように貯留排出ドラム2内のごみ
導入側の貯留度が一定以上に達する毎に螺旋羽根1によ
り前方に押し進められたごみ9が規定量に達すると、従
来と同様の駆動手段(図示せず)によって蓋15が開け
られるとともに、貯留排出ドラム2が回転させられる。
これにより、ごみ9は螺旋羽根1の推力によって外部に
押し出され、コンベヤ16上に移載され、コンベヤ16
から二次輸送手段を介して焼却場等に輸送され、廃棄処
分される。
【0019】このように、傾斜下端側が貯留排出ドラム
2内に開口するシュート31を介してエアフィルタ33
を取り付けることにより、貯留排出ドラム2の外部にエ
アフィルタ33を設置することができ、エアフィルタ3
3の面積を自由に大きくすることができる。このため、
ブロワ6の吸引圧力を上げながらエアフィルタ部におけ
る空気通過速度を小さくすることができて、風速の速い
プラントへの適用が可能となり、適用範囲が拡大する。
また、エアフィルタ33にごみ輸送管4を貫通させなく
てよいため、エアフィルタ33の構造が簡略化される。
また、固定設置されるシュート31とエアフィルタ33
との間で真空シールすればよいため、エアフィルタ周り
のシール構造が簡略化される。また、シュート31をベ
アリング32により貯留排出ドラム2へとりつけている
ため、ごみ排出手段として例え螺旋羽根1を有するドラ
ム回転方式のものを用いた場合であっても、通常のシー
ル構造ですむため、装置のコストを安価にできる。ま
た、エアフィルタ33は、貯留排出ドラム2内のごみ導
入部から離れたシュート上部に配置されているため、エ
アフィルタ面への軽量ごみの吸引付着や金属系ごみの接
触がなくなる。このため、エアフィルタ33の保護が図
れ、長時間運転が可能となる。
【0020】更に、シュート31のエアフィルタ内面側
近傍に点検口31dを設けているため、エアフィルタ3
3の清掃を装置内部に入ることなく点検口31dより簡
単に行うことができる。
【0021】更にまた、吸気系内のエアフィルタ33と
ブロワ6との間に、エアフィルタ洗浄用の外気導入弁3
6を設けているので、エアフィルタ下流側の風路すなわ
ち空間部34内に外気を導入することが可能となって、
ブロワ6の運転を止めなくても、空間部34の内圧をエ
アフィルタ上流側風路の内圧よりも高くすることができ
る。このため、エアフィルタ部に、空間部34(エアフ
ィルタ下流側)からエアフィルタ上流側風路への空気の
流れ(定常運転時とは逆の流れ)を発生させることがで
き、これによりエアフィルタ33に付着している微細な
ダスト等を吹き飛ばして除去することができ、エアフィ
ルタ33を自動的に洗浄することができる。
【0022】更に、シュート31の直管部31aに、エ
アフィルタ33を抜き差し可能な扉37を設けているの
で、貯留排出ドラム2やシュート31等を分解すること
なく、エアフィルタ33の交換が行える。このため、エ
アフィルタ33の交換のための停止時間の大幅な短縮化
が図れ、装置の能率を向上させることができる。
【0023】なお、前述の実施例では貯留排出ドラム2
内のごみ排出手段として螺旋羽根1を有するドラム回転
方式のものを例に挙げて説明したが、これに限るもので
なく、例えば貯留排出ドラム2から独立したベルトコン
ベヤやスクリューコンベヤなど他の方式のものも採用可
能である。要するに貯留排出ドラム2内に導入されたご
みをその入口側から出口側へ搬送できるものであれば如
何様なものでもよい。貯留排出ドラム2から独立した方
式のごみ排出手段を採用した場合には、貯留排出ドラム
2を固定方式とすることができるので、貯留排出ドラム
2内へのシュート31貫通部のシール構造を一層簡略化
することができる。
【0024】実施例2. 図3は本発明の請求項1,2,3,4の発明に係るごみ
分離貯留排出装置の概略構成を示す縦断面図、図4はそ
の右側面図であり、各図中、前述の実施例1(図1及び
図2)に相当する部分には同一符号を付してある。な
お、ここでは前述した点検口、外気導入弁、エアフィル
タ抜き差し用扉については省略し、この実施例の特徴部
分を中心に図示して説明する。
【0025】この実施例のごみ分離貯留排出装置は、傾
斜配置されるシュート31Aをストレート状に形成し、
その周壁の上部壁31fに、エアフィルタ33Aをその
一方の面をシュート31A内に臨ませて配置するととも
に、エアフィルタ33Aの外面側がエアチャンバ41に
より覆われ、エアチャンバ41を介してブロワ6側の吸
気管7と接続されている。また、シュート31Aは、そ
の傾斜上部となる反貯留排出ドラム側端が開口され、こ
の開口部に投入弁42が設けられており、投入弁42よ
りごみを貯留排出ドラム2内に直接投入できるようにな
っている。更に、建物等のごみ投入口に連なる輸送管4
は、シュート31Aの側方、つまりシュート31Aに取
り付けられたベアリング32のインナレース32bを貫
通することによりインナレース32bに支持固定され、
貯留排出ドラム2に接続されている。それ以外の構成は
前述の実施例1と同様である。
【0026】この実施例においては、シュート傾斜上部
に投入弁42を設けているので、輸送管4を介さずに貯
留排出ドラム2内にごみを直接投入することができる。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、傾
斜下端側が貯留排出ドラム内に開口するシュートを介し
てエアフィルタを取り付けるようにしたので、貯留排出
ドラムの外部にエアフィルタを設置することができ、エ
アフィルタの面積を自由に大きくすることができる。こ
のため、ブロワの吸引圧力を上げながらエアフィルタ部
における空気通過速度を小さくすることができて、風速
の速いプラントへの適用が可能となり、適用範囲が拡大
する。更に、エアフィルタにごみ輸送管を貫通させなく
てよいため、エアフィルタの構造が簡略化される。更に
また、固定設置されるシュートとエアフィルタとの間で
真空シールすればよいため、エアフィルタ周りのシール
構造が簡略化される。更に、貯留排出ドラムへのシュー
ト貫通部のシール構造も、ごみ排出手段として例え螺旋
羽根を有するドラム回転方式のものを用いた場合であっ
ても、通常のシール構造ですむため、装置のコストを安
価にできる。更にまた、エアフィルタは、貯留排出ドラ
ム内のごみ導入部から離れたシュート上部に配置されて
いるため、エアフィルタ面への軽量ごみの吸引付着や金
属系ごみの接触がなくなる。このため、エアフィルタの
保護が図れ、長時間運転が可能となる。更に、シュート
のエアフィルタ内面側近傍に点検口を設けたので、エア
フィルタの清掃を装置内部に入ることなく点検口より簡
単に行うことができる。
【0028】また、本発明によれば、吸気系内のエアフ
ィルタとブロワとの間に、エアフィルタ洗浄用の外気導
入弁を設けたので、エアフィルタ下流側の風路内に外気
を導入することが可能となって、ブロワの運転を止めな
くても、エアフィルタ下流側風路の内圧をエアフィルタ
上流側風路の内圧よりも高くすることができる。このた
め、エアフィルタ部に、エアフィルタ下流側風路からエ
アフィルタ上流側風路への空気の流れ(定常運転時とは
逆の流れ)を発生させることができ、これによりエアフ
ィルタに付着している微細なダスト等を吹き飛ばし除去
することができ、エアフィルタを自動的に洗浄すること
ができる。
【0029】また、本発明によれば、シュートに、エア
フィルタを抜き差し可能な扉を設けたので、貯留排出ド
ラムやシュート等を分解することなく、エアフィルタの
交換が行える。このため、エアフィルタの交換のための
停止時間の大幅な短縮化が図れ、装置の能率を向上させ
ることができる。
【0030】また、本発明によれば、シュートの上部
に、ごみを貯留排出ドラム内に直接投入できる投入弁を
設けたので、ごみ輸送管を介さずに貯留排出ドラム内に
ごみを直接投入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るごみ分離貯留排出
装置の概略構成を示す縦断面図である。
【図2】第1の実施例に係るごみ分離貯留排出装置の右
側面図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係るごみ分離貯留排出
装置の概略構成を示す縦断面図である。
【図4】第2の実施例に係るごみ分離貯留排出装置の右
側面図である。
【図5】従来のごみ分離貯留排出装置の構成を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
1 螺旋羽根(ごみ排出手段) 2 貯留排出ドラム 2b 孔(貯留排出ドラムの入口部) 4 輸送管 6 ブロワ 7 吸気管(ブロワの吸気側) 9 ごみ 11,13 投入口 31,31A シュート 31d 点検口 33,33A エアフィルタ 36 外気導入弁 37 扉 42 投入弁
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 53/24,53/60 B65F 5/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ごみ投入口に投入されたごみをブロワの
    吸引圧力により輸送管内を空気輸送し、ごみ排出手段を
    有し前記輸送管の開放端が接続された貯留排出ドラム内
    に収集するごみ分離貯留排出装置において、 前記貯留排出ドラムの入口部に、一端が貯留排出ドラム
    内に開口し、他端側が上方へ傾斜するシュートを設け、 該シュートの上部には、エアフィルタをその一方の面を
    シュート内に臨ませて配置し、エアフィルタの他方の面
    を前記ブロワの吸気側に接続するとともに、シュートの
    該エアフィルタ内面側近傍に、点検口を設けてなるごみ
    分離貯留排出装置。
  2. 【請求項2】 吸気系内のエアフィルタとブロワとの間
    に、エアフィルタ洗浄用の外気導入弁を設けてなる請求
    項1記載のごみ分離貯留排出装置。
  3. 【請求項3】 シュートに、エアフィルタを抜き差し可
    能な扉を設けてなる請求項1又は請求項2のいずれかに
    記載のごみ分離貯留排出装置。
  4. 【請求項4】 シュートの上部に、ごみを貯留排出ドラ
    ム内に直接投入できる投入弁を設けてなる請求項1乃至
    請求項3のいずれかに記載のごみ分離貯留排出装置。
JP6262678A 1994-10-26 1994-10-26 ごみ分離貯留排出装置 Expired - Fee Related JP2814423B2 (ja)

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