JP2814798B2 - ゴミの空気輸送設備 - Google Patents

ゴミの空気輸送設備

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JP2814798B2 JP3296762A JP29676291A JP2814798B2 JP 2814798 B2 JP2814798 B2 JP 2814798B2 JP 3296762 A JP3296762 A JP 3296762A JP 29676291 A JP29676291 A JP 29676291A JP 2814798 B2 JP2814798 B2 JP 2814798B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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  • Refuse Collection And Transfer (AREA)
  • Air Transport Of Granular Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴミの空気輸送設備のゴ
ミ貯留排出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のゴミの空気輸送設備の概略
を示す系統図である。図において、1は回転ドラム式の
ゴミ貯留排出装置で、それぞれの建物内に複数設けられ
たゴミ投入口2に設けられた投入シュート3と、投入シ
ュート3に接続され、図示しない駆動源によって回転さ
せられて一旦貯留したゴミを排出する回転ドラム4と、
回転ドラム4から排出されたゴミを受け取る排出シュー
ト5と、輸送支管7aとの連結部分に設けられた排出弁
6とから構成されている。このゴミ貯留排出装置1の排
出弁6は輸送支管7aを介して例えば300mm〜600
mmの大径の輸送管7と連通している。輸送管7の上流側
には吸気弁7が設けられており、輸送管7の下流側は切
替装置9を介して収集センタ10に接続されている。収
集センタ10は輸送管7内に吸込みの空気流を作るブロ
ワ11と、ゴミと空気とを分離する分離機12と、分離
機12で分離されない微細なダストをゴミから分離する
集塵機13と、ブロワ11の騒音を防止する消音器14
と、ゴミと共に輸送されてきた空気の脱臭を行う脱臭装
置15と、脱臭された空気を大気に逃す排気ダクと16
と、分離機12で分離されたダストをゴミ排出装置17
に搬送する搬送装置18とから構成されている。19は
ゴミの空気輸送設備の制御装置である。
【0003】従来のゴミの空気輸送設備は上記のように
構成され、例えば、建物のそれぞれの建物内に複数設け
られたゴミ投入口2に投入されたゴミは収集時間がくる
まで各ゴミ投入口2に設けられたゴミ貯留排出装置1に
1時貯留される。各ゴミ貯留排出装置1に貯留されたゴ
ミは収集時間になると、収集センタ10のブロワ11が
起動し、切替装置9によって収集しようとする建物内に
位置する輸送管7の上流側に設けられている吸気弁8を
開き、その輸送管7内に空気流が作られる。次に、その
輸送管7の上流側に設けられているゴミ貯留排出装置1
の回転ドラム4を回転させると共に排出弁6を開く。そ
うすると、回転ドラム4に貯留されているゴミは排出シ
ュート5に排出され、排出弁6及び輸送支管7aを通っ
て輸送管7に供給され、収集センタ10の分離機12ま
で運ばれる。そして、その建物における最初のゴミ貯留
排出装置1のゴミの排出が終れば、順次次のゴミ貯留排
出装置1のゴミの排出を行い、その建物のゴミの排出が
終れば、切替装置9によって次の建物の輸送管7内に空
気流を作り、次の建物のゴミの排出について輸送管7の
上流側のゴミ貯留排出装置1によりゴミの排出を順次行
っていく。
【0004】分離機12ではゴミと空気とを分離し、ゴ
ミはゴミ排出装置17に送られ、ゴミ排出装置17から
は例えばコンテナ輸送方式によってゴミ焼却場等20に
輸送される。なお、分離機12で分離されない微細なダ
ストは集塵機13で分離され、搬送装置18により分離
機12の下部に送られる。一方、集塵機13を出た空気
は消音器14、脱臭装置15、排出ダスト16を経て大
気に放出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のゴ
ミの空気輸送設備は、ゴミ投入口2に投入されたゴミを
ゴミ貯留排出装置1の回転ドラム4で一旦貯留し、収集
時間ができたときに、吸気弁8を開き、輸送管7にブロ
ワ11の吸引圧力により空気流を作り出し、複数のゴミ
貯留排出装置1を輸送管7の上流側から順次稼動させて
ゴミを輸送管7を介して収集センタ10に運ばれるよう
にしているが、例えば輸送管7の1番上流側と2番目に
上流側のゴミ貯留排出装置1を同時に稼動させた場合に
輸送管7における1番上流側と2番目に上流側のゴミ貯
留排出装置1との間の圧力損失がそこを流れるゴミによ
って生じ、その間の吸入空気圧力が2番目に上流側のゴ
ミ貯留排出装置1における吸入空気圧力より少し小さく
なると、2番目に上流側のゴミ貯留排出装置1は気密構
造として形成されていないためにその各部より空気を吸
引し、その結果1番上流側のゴミ貯留排出装置1からの
空気の流れがより小さくなるため、1番上流側のゴミ貯
留排出装置1から排出されたゴミが輸送管7内にたま
り、空気流で搬送されなくなるために、2台のゴミ貯留
排出装置1を同時に稼動させて同時に輸送管7に供給し
て収集センタ10へ収集させることができなくなるとい
う問題点があった。
【0006】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたもので、建物内に位置して同一の吸気弁を使用す
る輸送管に接続された複数台のゴミ貯留排出装置を同時
に稼動させてゴミを輸送管に落して収集センタで安定し
て収集することができるゴミの空気輸送設備を得ること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るゴミの空気
輸送設備は、それぞれの建物内に設けられた複数のゴミ
投入口から投入されたゴミを各ゴミ投入口に設けられた
回転ドラム式のゴミ貯留排出装置を介して内部に吸込み
の空気流が作られた一本の輸送管により収集センタに収
集するようにしたゴミの空気輸送設備において、各建物
内に位置して同一の吸気弁を使用する輸送管に接続され
た複数台のゴミ貯留排出装置の全てを、これら各ゴミ貯
留排出装置からゴミを同時排出可能にするためにそのゴ
ミ投入口側とゴミ排出側に気密性を有する弁を備えて気
密構造として形成したものである。
【0008】
【作用】本発明においては、ゴミの空気輸送設備におけ
るそれぞれの建物内に位置して同一の吸気弁を使用する
輸送管に接続された複数台の回転ドラム式のゴミ貯留排
出装置の全てを、これら各ゴミ貯留排出装置からゴミを
同時排出可能にするためにそのゴミ投入口側とゴミ排出
側に気密性を有する弁を備えて気密構造として形成して
いる。
【0009】従って、複数台のゴミ貯留排出装置を同時
に稼動させた場合、それらのゴミ貯留排出装置の各部よ
り空気を吸引することがなくなり、吸気弁から吸い込ま
れた空気の流れが輸送管に十分確保され、輸送管をゴミ
で閉塞させることなく、一本の輸送管における複数台の
ゴミ貯留排出装置よりゴミを同時排出させ、これらのゴ
ミを一本の輸送管を介して一つの収集センタへ収集させ
ることができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例の要部を示す系統
図、図2は同実施例のゴミ貯留排出装置を示す概略構成
図、図3は同実施例のゴミ貯留排出装置のシール部を示
す断面図である。図において、1は輸送管7上の最上流
側に配置された従来例と同様な構成のゴミ貯留排出装
置、7はある建物内に位置する輸送管、8は輸送管7の
上流側に設けられた吸気弁、21は輸送管7上の最上流
側即ち収集センタに最も遠くに配置されたゴミ貯留排出
装置1以外の残りの気密構造として形成されたゴミ貯留
排出装置である。このゴミ貯留排出装置21はゴミ投入
口2に設けられた投入シュート23と、投入シュート2
3の途中に設けられた気密性を有するゲート弁24と、
ゴミ投入口2から投入されたゴミを投入シュート23を
介して受け入れ、貯留排出する回転ドラム25と、投入
シュート23と回転ドラム25との接続部分をシールパ
ッキンにより気密的にシールする入口側シール部26
と、回転ドラム25から排出されたゴミを受け取る排出
シュート27と、回転ドラム25と排出シュート27と
の接続部分をシールパッキンにより気密的にシールする
出口側シール部28と、排出シュート27と輸送支管7
aとの連結部分に設けられた気密性を有する排出弁29
とから構成されている。30は回転ドラム25の内周面
に設けられたラセンガイド、31は回転ドラム25の出
口を開閉する蓋、32は蓋31を可動させる蓋開閉シリ
ンダ機構、33は回転ドラム25を回転自在に支持する
支持ローラ、34は回転ドラム25を回転駆動するモー
タ駆動機構である。
【0011】入口側シール部26は排出シュート23の
排出口に設けられたフランジ板35の周縁部外面と回転
ドラム25の入口側周縁部内面との間に3つのシールパ
ッキング部材36と2つのベアリング部材37を介在さ
せて形成され、シールパッキンを構成している。
【0012】なお、出口側シール部28も入口側シール
部26と同様なシールパッキンで構成されている。
【0013】上記のように構成されたゴミの空気輸送設
備においては、それぞれの建物内に設けられたゴミ投入
口2に投入されたゴミは収集時間がくるまで各ゴミ投入
口2に設けられたゴミ貯留排出装置1、21に貯留され
る。各ゴミ貯留排出装置1、21に貯留されたゴミは収
集時間になると、収集センタのブロワが起動し、輸送管
7の上流側に設けられている吸気弁8が開いて輸送管7
内に吸込み空気が作られる。
【0014】次に、例えば輸送管7の1番上流側と2番
目に上流側の2つのゴミ貯留排出装置1,21の回転ド
ラム4,24をそれぞれ回転させると共に排出弁6,2
6を開く。そうすると、各回転ドラム1,24に貯留さ
れているゴミは排出シュート5,27に排出され、排出
弁6,29及び輸送管支管7aを通って輸送管7に同時
に供給され、輸送管7を介して収集センタまで運ばれ
る。このとき、輸送管7におけるこれら2つのゴミ貯留
排出装置1と21との間にそこを流れるゴミによって圧
力損失が生じ、その間の吸込空気圧力が2番目に上流側
のゴミ貯留排出装置21における吸込空気圧力より少し
小さくなるが、2番目の上流側のゴミ貯留排出装置21
は投入シュート23に気密性を有するゲート弁24を設
け、回転ドラム25と投入シュート23及び排出シュー
ト27との接続部分に気密的にシールするシール部2
6,28を設け、排出シュート27と輸送支管7aとの
連結部分に気密性を有する排出弁29を設けてなる気密
構造として形成されているために、そのゴミ貯留排出装
置21の各部より空気を吸引することがなく、これら2
つのゴミ貯留排出装置1,21との間の圧力損失はそれ
以外に生じないため、1番上流側のゴミ貯留排出装置1
からの空気の流れが十分確保され、これら2台のゴミ貯
留排出装置1,21を同時に可動させても、輸送管7が
ゴミで閉塞されることなく、安定したゴミの同時収集が
可能となった。
【0015】従って、建物内に位置する輸送管7に接続
されている2つのゴミ貯留排出装置1,21のゴミ収集
時間当りの排出能力は従来と同じでも収集能力は2倍に
向上し、収集時間の短縮及び電気代等の運転費の軽減が
図れた。
【0016】上述の説明は輸送管7の1番上流側と2番
目に上流側の2つのゴミ貯留排出装置1,21を同時に
稼動させた場合であるが、輸送管7の1番上流側と1番
下流の2つのゴミ貯留排出装置21を同時に稼動させた
り、1番上流側を除いた2つのゴミ貯留排出装置21,
21を同時に稼動させた場合にもゴミの同時収集が可能
であることはいうまでもなく、2台以上のゴミ貯留排出
装置1,21を同時に稼動させた場合にもゴミの同時収
集が可能で、収集能力は2〜5倍に向上し、収集時間の
短縮及び電気代等の運転費の軽減が図れる。なお、同一
の吸気弁8を使用する輸送管7に接続された複数台のゴ
ミ貯留排出装置1,21を全て気密構造としても複数台
を同時に稼動させることができるが、収集センタ10に
最も遠いゴミ貯留排出装置以外の残りのゴミ貯留排出装
置を気密構造とすることにより、複数台のゴミ貯留排出
装置の全てを気密構造とする場合に比べて設備費が安価
となる。
【0017】なお、この実施例では、入口側及び出口側
シール部26,28をシールパッキンとして構成してい
るが、充分な気密性を有するものであればこれに限られ
ないことは勿論である。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおり、ゴミの空
気輸送設備におけるそれぞれの建物内に位置して同一の
吸気弁を使用する輸送管に接続された複数台の回転ドラ
ム式のゴミ貯留排出装置の全てを、これら各ゴミ貯留排
出装置からゴミを同時排出可能にするためにそのゴミ投
入口側とゴミ排出側に気密性を有する弁を備えて気密構
造として形成しているので、複数台のゴミ貯留排出装置
を同時に稼動させた場合、それらのゴミ貯留排出装置の
各部より空気を吸引することがなくなり、吸気弁から吸
い込まれた空気の流れが輸送管に十分確保され、輸送管
をゴミで閉塞させることなく、一本の輸送管における複
数台のゴミ貯留排出装置よりゴミを同時排出させ、これ
らのゴミを一本の輸送管を介して一つの収集センタへ収
集させることができ、各ゴミ貯留排出装置の排出能力は
同じであってもゴミの空気輸送設備における収集能力を
2〜5倍に向上させ、収集時間の短縮及び電気代等運転
費の軽減が図れるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を示す系統図である。
【図2】同実施例のゴミ貯留排出装置を示す概略構成図
である。
【図3】同実施例のゴミ貯留排出装置のシール部を示す
断面図である。
【図4】従来のゴミの空気輸送設備の概略を示す系統図
である。
【符号の説明】
1 ゴミ貯留排出装置 2 ゴミ投入口 7 輸送管 21 ゴミ貯留排出装置 23 投入シュート 24 ゲート弁 25 回転ドラム 26 入口側シール部 27 排出シュート 28 出口側シール部 29 排出弁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれの建物内に設けられた複数のゴ
    ミ投入口から投入されたゴミを各ゴミ投入口に設けられ
    た回転ドラム式のゴミ貯留排出装置を介して内部に吸込
    みの空気流が作られた一本の輸送管により収集センタに
    収集するようにしたゴミの空気輸送設備において、 各建物内に位置して同一の吸気弁を使用する輸送管に接
    続された複数台のゴミ貯留排出装置の全てを、これら各
    ゴミ貯留排出装置からゴミを同時排出可能にするために
    そのゴミ投入口側とゴミ排出側に気密性を有する弁を備
    えて気密構造として形成したことを特徴とするゴミの空
    気輸送設備。
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JPS5740131A (en) * 1980-08-19 1982-03-05 Shikoku Seisakusho:Kk Disc brake
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JPS6283924A (ja) * 1985-10-08 1987-04-17 Nippon Furekuto Kk ごみの空気輸送設備

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