JPH10167405A - ごみ収集処理システム - Google Patents

ごみ収集処理システム

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JPH10167405A
JPH10167405A JP33403096A JP33403096A JPH10167405A JP H10167405 A JPH10167405 A JP H10167405A JP 33403096 A JP33403096 A JP 33403096A JP 33403096 A JP33403096 A JP 33403096A JP H10167405 A JPH10167405 A JP H10167405A
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JP
Japan
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garbage
refuse
storage tank
color
bag
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JP33403096A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Matsuki
寛 松木
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Fujicar Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Fujicar Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ごみ種類に応じて複数種類にごみを予め対応
する色のごみ袋、容器に入れて分別し高層建物群のそれ
ぞれから排出させ、これを空気輸送により集中処理施設
へ送りごみ袋、容器の色により仕分け処理することがで
きる処理システムを得る。 【解決手段】 高層処理群のそれぞれの建物内にごみ収
集部I として各階毎に投入口12を有する縦管11とこ
れに接続される貯留槽21を設け、その排出口を仕切弁
23により空気輸送管30に接続して予め着色されたご
み袋、容器を吸引ブロア61による空気流で集中処理施
設IIの中央貯留槽41へ送り、排出されたごみ袋、容器
を色判別装置70により判別して該当するコンベアへ除
去し、仕分けする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高層事務所ビル
や高層マンションなどの高層建物群のそれぞれから排出
されるごみを収集処理するごみ収集処理システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】高層事務所や高層マンションなどの高層
建物から排出されるごみを収集処理する方式として、各
建物毎に縦管又は複数の垂直輸送管を設け、縦管内でご
みバケットを降下させて最下層で貯留装置に移し替え
る、あるいは複数の垂直輸送管内で密閉可能なごみ容器
を降下させ最下層で接続される水平輸送管による空気輸
送で貯留槽にごみ容器を貯留するというものが知られて
いる。前者のシステムについては特開平1−30320
7号公報に、後者のシステムは特開平1−87405号
公報に記載されている。
【0003】前者の公報によるシステムの縦管は、原理
的にはいわゆるダストシュート方式のものであるが、投
下されるバケットを受ける最下層の衝撃を軽減するため
縦管内にバケットを投下する階との間で上昇する気流を
流通させバケットを軟着地させるようにしている。バケ
ット内のごみは最下層で縦管内から出され、移載装置に
より内容物のごみを貯溜装置に移載し、バケットは再び
縦管内に戻されると空気流で上昇して元の階に回収され
る。
【0004】第2の公報によるシステムでは各垂直輸送
管の下端にはごみ容器を水平輸送管に切替え接続する仕
切弁が設けられ、水平輸送管の終端部付近には空気吸引
ブロアにより空気を吸引する吸引ポートとごみ容器を取
り出すための分離機としての取出弁が設けられ、吸引空
気と分離して取り出されて、ごみ容器を貯留槽に投入す
るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した2
つの公報によるごみ貯留排出システムは、いずれも1つ
の建物内に縦管又は複数の垂直輸送管と1つの貯留槽を
対応して設け、各建物の貯留槽が満杯になると貯留槽か
らごみ収集搬送車に移し替えてごみ処理施設へ送るとい
う方式を前提としている。従って、ごみ収集搬送車は各
建物毎にごみを収集しなければならず、かかるごみ収集
システムは地域全体で見ると必らずしも効率的なシステ
ムとは言えない。そこで、最近は一定の地域内に存在す
る多数の高層建物に対し、各建物毎に貯留槽は設置する
が、その貯留槽からごみを収集する手段として空気輸送
方式の水平輸送管を各建物の貯留槽に接続し、各建物か
らのごみを中央処理施設のセンタドラム(大型貯留槽)
に集めて一括処理する方式が計画されている。
【0006】しかしながら、このような大規模な空気輸
送方式によるごみの収集システムを設計する場合、例え
ば、前述の第1の特許公報による塵芥収集方法ではごみ
を可燃ごみと不燃ごみに分別収集して輸送する方式であ
り、最近のごみを多種類に分けて分別収集する方式を採
用する傾向を考慮した場合、分別収集を具体的にどのよ
うな形式とするかによって細部の構成を種々検討する必
要がある。
【0007】又、単に水平輸送管で各建物の貯留槽を接
続するだけでは必らずしも高効率にごみを収集できると
は限らず、ダストシュートから貯留槽へ、あるいは貯留
槽から水平輸送管へどのようにしてごみを投入するかが
問題となる。
【0008】この発明は上述した高層建物間のごみを空
気輸送管で接続するごみ収集処理システムの問題に留意
して、一定容積以下に制限したごみ袋、容器を着色して
予め多種類のごみに分別収集して各建物毎に貯留し、高
層建物間を接続した空気輸送管で集中処理施設へ送り、
そこでごみ袋、容器の色で分別処理することにより大規
模なシステムで高効率に各高層建物から出るごみを分別
し得るごみ収集処理システムを提供することを課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決する手段として、高層建物群のそれぞれに建物各階
で排出されるごみを入れた分別種類の色のごみ袋又は容
器を投入する投入口を有する縦管を貫設し、投入落下し
たごみ袋又は容器を一時貯留する貯留槽に上記縦管を接
続し、各貯留槽の排出側を開閉弁を介して接続した空気
輸送管を集中処理施設まで導いてその中央貯留槽に接続
し、中央貯留槽から排出されコンベアで搬送されるごみ
袋又は容器の色から色判別手段によりごみを種類別に分
別するように構成して成るごみ収集処理システムとした
のである。
【0010】上記の構成としたこの発明のごみ収集処理
システムは、予め分別収集しようとするごみ種類数に対
応して色分けされたごみ袋又は容器を用いることを前提
とする。高層建物群にはそれぞれ各階でごみを投入する
ための投入口を有する縦管が設置され、その下端は貯留
槽に接続されている。
【0011】貯留槽はその排出側出口が開閉弁で通常は
閉じられており、この状態で各建物からのごみが袋、容
器に収容されて投入され、貯留槽内に一時的に貯留され
る。
【0012】集中処理施設からの制御指令により各建物
群の貯留槽の開閉弁が各建物毎に順次開かれて空気輸送
管に接続されると貯留槽に貯留されているごみが吸引空
気流で排出され、空気輸送管により集中処理施設の中央
貯留槽まで送られる。
【0013】集中処理施設の中央貯留槽に送り込まれた
ごみ袋、容器は貯留槽内にある程度圧縮貯留されるが、
一定量以上になると排出口から排出されコンベアで搬送
され、その途中で色判別手段によりごみ袋、容器の色を
判別してごみを種類別に分別する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は実施形態のごみ収
集処理システムの全体概略図である。この処理システム
は高層事務所や高層マンションなどの高層建物群のそれ
ぞれの建物から排出されるごみをごみ種類ごとにごみ袋
又は容器に入れて空気輸送し集中処理施設へ送って集中
処理しようとするものである。このような空気輸送シス
テムにおいて、ごみ袋又は容器はごみ種類に応じて予め
決められた色によりごみを分別収集処理することを前提
としている。ごみ種類と色は、例えば瓶・缶を赤、厨芥
を黄、焼却用の紙類を緑、再生使用される紙類を白とい
うように決める。
【0015】図示のごみ収集処理システムは、高層建物
群と集中処理施設間に亘って設けられる大規模なもので
あり、大別すると各高層建物内のごみ収集部Iと、高層
建物群から集中処理施設へごみを空気輸送する空気輸送
管30と、集中処理施設IIとから成る。
【0016】図示の高層建物群は、例えば50階、30
階、3階、2階建の各種高層建物から成り、それぞれの
建物内にごみ収集部A1 、A2 ……が設けられている。
それぞれのごみ収集部Aは、一般にダストシュートと呼
ばれる縦管11にごみ投入口を各階毎に設けたごみ投下
手段10と各建物の最下層(必ずしも最下層でなくても
よい)に設けた貯留手段20とから成る。
【0017】上記縦管が各建物屋上のルーバ室に開放さ
れ、ルーバ室のルーバを介して大気に接続されている。
ごみ投入口12は、図2、図3に示すように、手動開閉
自在かつ完全密封形の開閉手段を備えており、この開閉
手段はごみ袋又は容器を一定容積に制限して受け入れる
ような容積制限形のごみ受けを兼ねている。
【0018】図2に示すように、投入口12は建物各階
で裏側に縦管11が垂直方向に貫設されている壁面にそ
の壁面から突出する形式の開閉手段として設けられてお
り、台形状の側板の端に半円形状のドラムを有するケー
ス13の一部に開口14を設け、ケース13内に回転自
在かつ完全密閉形のごみ受け15を挿置し、このごみ受
け15に両端の軸を介して開閉ハンドル16を取り付
け、これをフランジ13aを介して取付板17に取付け
たものである。15aはごみ受け15の底板、18は投
入禁止表示部である。
【0019】上記投入口12のごみ受け15は、図3の
(a)に示すように下方に若干先開き状に開いた内部が
空洞状の容器で、外周はケース13の半円形ドラム内面
に摺接する半円筒容器として形成されており、図示の状
態では底板15aが開口14を完全に閉じるようになっ
ている。そして、図3(b)に示すように、開閉ハンド
ル16を180°回転させると、ごみ受け15の上部が
投入口の開口14に対応して位置し、ごみ受け15の内
部にごみ袋又は容器を受け入れる状態となる。
【0020】上記構造の投入口は完全密閉形のものとし
ているが、実際には上記半円筒容器が回転自在であるた
めわずかな隙間からの空気臭の洩れを防止したいとき
は、図3の(a)に2点鎖線で示すように回転自在なダ
ンパ17を垂直に設け、その下端を当り17aに当接さ
せて縦管11内にごみ袋、容器G、G’が落下する際に
生じるわずかな圧力でダンパ17を当り17aに押し付
けるようにしてもよい。当り17aがごみ袋、容器G、
G’の投入落下時に引掛り落下がスムースでないとき
は、ダンパ17を少し下方に伸ばし、ケース13の下板
を当り17aと同じ作用をするように段違いに少し広げ
たものとするとよい。
【0021】なお、この処理システムに用いられるごみ
袋G又は容器G’は、例えば図3(b)に示すような形
状であり、前述した赤、黄、緑、白のいずれかの色が着
色され、かつ上記ごみ受け15の一定容積空間内に収容
し得る程の大きさ(体積)のものとする。材料は紙、プ
ラスチックフィルム、布などの可撓性があればよい。容
器G’形式の場合は蓋を閉じる形状のものとする。
【0022】又、上記一定容量のごみ袋G又はごみ容器
G’に対し、図1の各建物内縦管11はその断面積が
G、G’の70〜80%程度を占める寸法というような
一定の相関関係を有するものとし、断面形状が円形、楕
円形、又は矩形のいずれかとする。
【0023】上記縦管11内に投入口からごみ袋G又は
容器G’が投入された際に縦管11の下端で落下衝撃音
が生じるのを防止したい場合は、図示省略しているが、
縦管11の下端付近から上昇空気流を供給し、ごみ袋
G、容器G’が軟着地するような手段を設けるとよい。
【0024】図1に示すように、各高層建物内の縦管1
1の下端に接続される貯留槽21は、後で説明する中央
貯留槽と基本形式は同じであり、大きさが各建物の大き
さに応じてそれぞれ異なる。又、この貯留槽21の排出
部は、排出カバー22で覆われその内側に円板形の排出
蓋24が設けられている。又、排出カバー22の下部に
は空気輸送管の空気洩れを防ぐため仕切弁23を設けて
空気輸送管30に接続されている。なお、排出蓋24、
仕切弁23は通常は閉じられている。
【0025】空気輸送管30は、上流端が開放端31に
より開放状とされ、開放端31の近くにバタフライ弁3
2が挿置されている。なお、上記仕切弁23とバタフラ
イ弁32は手動操作もできるが、遠隔操作もできるよう
に駆動モータなどに弁開閉手段が接続されており、集中
処理施設からの制御信号が送られると駆動モータを駆動
して開閉自在とされている(図示省略)。
【0026】上記空気輸送管30は上述した各高層建物
群の貯留槽間を走行してその他端は所定地域に設置され
る集中処理場IIの中央貯留槽40に接続されている。中
央貯留槽40は圧縮貯留槽として知られている従来のも
のと基本形式は同じであり、以下、その概略を説明す
る。
【0027】中央貯留槽40は、長い円筒状のドラム4
1をベースフレーム42上に、前、後端付近の一対の支
持ローラ43で回転自在に、かつほぼ水平に支持されて
いる。貯留槽40内には内周面に沿って螺旋状の送り羽
根(圧縮羽根)44が設けられている。
【0028】図5の(b)に示すように、ドラム41の
排出口45には蓋板46aをアーム46bに連結しこれ
をシリンダ46cで開閉する蓋開閉機構46が設けられ
ている。42aは側フレーム、41aはドラムを途中で
補強するためのリブ、41bは覗窓である。
【0029】図5の(a)に示すように、ドラム41の
入口側端にはドラム41を回転駆動するため外輪に大歯
車が加工された旋回座ベアリング47が設けられてお
り、この外輪はドラムの端板に取り付けられ、その大歯
車に小歯車(ピニオン)48を介してモータ49の回転
動力が伝達される。又、ドラム内側にはサイクロン50
が設けられ、入口管51に前述の空気輸送管30の端末
が接続され、出口管52は後述する集塵機への配管に接
続されている。
【0030】入口管51は当然であるがサイクロン50
の接線方向に接続されている(図示省略)。53はサイ
クロン50の点検用扉であり、通常は閉じられている。
54は覗き窓、42bは側フレームである。なお、55
は入口側の端板で、旋回座ベアリングの内輪に取付けら
れている。従って、端板55に取り付けられている入口
管51、出口管52、及び内側のサイクロン50は回転
せず、ドラム41が端板55の外周を密閉状で回転す
る。
【0031】図1に示すように、出口管52はバグフィ
ルタ60を介して吸引ブロア61に接続されており、ブ
ロアの吐出側はさらに活性炭による脱臭装置62を介し
て大気放出管63により大気へ開放されている。サイク
ロン50によりごみ袋又は容器が分離された後の空気を
吸引ブロア61で吸引するが、この吸引空気には空気中
に浮遊する微細ごみが混合しているためバグフィルタ6
0で分離し、さらにごみから放出される悪臭を脱臭装置
62で処理するのである。
【0032】一方、中央貯留槽40の排出側には、排出
口45から排出されるごみ袋又は容器の色を判別してご
み種類を分別するための色分別装置70が集中処理場II
に備えられている。この色分別装置70は、排出された
ごみ袋又は容器を移送するコンベア71の移動方向に沿
って複数種類の色を判別する色別センサ72(この実施
形態では赤、黄、緑、白の4色)を備えている。73は
色種類の表示部、74は色別不可のごみ袋又は容器G、
G’を受けるごみ受けである。
【0033】上記色別センサ72は、コンベア71上を
送られるごみ袋、容器G、G’の特定の色をそれぞれ判
別するセンサであり、そのいずれかの検出信号は図示し
ない制御回路へ送られそこで色の判別が行なわれる。そ
して、この制御回路での判別結果に従って、図示しない
除去装置で検出された色のごみ袋、容器G、G’をコン
ベアから除去して別のコンベア75R 、75Y 、7
G 、75W のいずれかに落下させる。
【0034】上記コンベア75のいずれかにより送られ
たごみ袋G、G’は一時貯留槽76R 、76Y 、7
G 、76W のいずれかに一時貯留された後トラックに
移し変えて所定の場所、例えば、焼却場あるいは業者の
所へ送られる。
【0035】なお、上記説明ではコンベア71上を送ら
れるごみ袋、容器G、G’は色判別された後除去装置で
他のコンベア75へ移載するとしたが、他のコンベア7
5で送る間にごみ袋、容器G、G’を破袋又は破砕して
内容物をさらに細かく分別するようにしてもよい。
【0036】上記の構成としたごみ収集処理システムの
作用について以下説明する。
【0037】まず、高層建物のいずれかの、例えばごみ
収集部I1 でごみ袋、容器G、G’が色別に分別されて
その建物のいずれかの階の投入口から縦管11内に投入
されるものとする。このごみ袋、容器G、G’が投入さ
れる際には貯留槽21の排出側の仕切弁23は閉じられ
ており、縦管11と貯留槽21の内部は連通している。
【0038】しかし、縦管11内を落下するごみ袋、容
器G、G’は縦管11の断面に対して相当の割合を占め
る一定の関係により、ごみ袋、容器G、G’の下方へ空
気をわずかながら圧縮しながらかつ風の抵抗を受けて落
下するから、ごみ袋、容器G、G’はその自重で急激に
落下するのではなくゆっくりと落下し、貯留槽21の入
口に軟着地する。
【0039】上記落下時のごみ袋、容器G、G’による
わずかな圧縮力は、ごみ袋、容器G、G’が投入された
際より下方の投入口に対して空気がそこからその際に漏
れるように作用するが、投入口12は完全密閉形として
いるから各階に漏れることはない。このため、ごみ袋、
容器G、G’からの悪臭が各階で臭うことが防止され
る。
【0040】一方、このごみ収集処理システムでは集中
処理施設II内の図示しない制御回路を介して空気輸送管
30によるごみ収集処理の指令が出力される。この指令
制御は各高層建物の貯留槽21に対して集中管理により
行なわれる。このため、ごみ収集処理のため、各高層建
物のオーナ又は入居者グループは予め上記貯留槽21を
設けて空気輸送によるごみ処理の契約を行なっておく必
要がある。
【0041】集中処理施設IIからの指令制御は、例えば
毎日午前中に又は午後に各建物での業務開始前、あるい
は終了後にというように一定の時刻、あるいは処理期間
を一定間隔となるように行なわれる。又、その場合各高
層建物に対して一斉に空気輸送を開始するのではなく、
例えばごみ収集部I1 、I3 、I5 ……というように各
高層建物に対して一定の順序を予め決めておき、その順
序に従って各建物毎に順次空気輸送を行なう。
【0042】上記指令制御による操作は次の通りであ
る。空気輸送のため吸引ブロア61がまず起動される
が、この時上述したように、各建物の貯留槽21の仕切
弁23は閉じられており、空気輸送管30内に空気流を
生じさせるため上流端31付近のバタフライ弁32が開
放されている。この状態で各高層建物毎の貯留槽21か
らのごみ袋、容器G、G’の排出が行なわれる。
【0043】まず、ごみ袋、容器G、G’を排出しよう
とする建物の貯留槽21の仕切弁23を開き、次に、貯
留槽21の排出部の円形の排出蓋24も開いて貯留槽2
1を回転させると、貯留槽21の内部に設けられた送り
羽根によりごみ袋、容器G、G’は順次排出側へ送ら
れ、排出部より落下して仕切弁23を通り空気輸送管3
0に送り込まれ、空気流に乗って中央貯留槽まで輸送さ
れる。
【0044】なお、空気輸送管30の開放端近くに設け
られたバタフライ弁32は図1の如く建物が直列に並ん
でいる場合は開放端に1つ設置すればよいが、建物が散
在する場合は、メーンの空気輸送管から各建物に枝管を
出してそれぞれの開放端近くにバタフライ弁を設ける必
要がある。貯留槽21内部には中央貯留槽41と同様に
送り羽根が設けられているから、ごみ袋、容器G、G’
が投入された後は適宜時間にそのドラムを回転させて投
入側から排出側へ内部で少しずつ移動させられてある程
度ごみ袋、容器G、G’が互いに密接状態まで若干の圧
縮が行なわれている。
【0045】以上のようにして空気輸送管30により空
気輸送されるごみ袋、容器G、G’は各高層建物から順
次集中処理施設IIの中央貯留槽41へ送り込まれる。こ
の中央貯留槽41に送られるごみ袋、容器G、G’は、
入口に設けられているサイクロン50により空気輸送の
空気流と分離され、この貯留槽41でもドラムが回転し
て少しずつ圧縮移動され排出側へ送られる。
【0046】中央貯留槽41内で一定量のごみ袋、容器
G、G’が排出側へ送られると、蓋開閉機構46による
蓋板46aが開かれて排出されたごみ袋、容器G、G’
は色分別装置70のコンベア71で送られる。この搬送
中に色別センサ72によりごみ袋、容器G、G’の色が
判別される。この色分別装置70で色分別されるごみの
種類は、図示の例では次の通りとしている。 瓶・缶 ……赤 厨芥 ……黄 紙類(焼却) ……緑 紙類(再資源)……白 上記以外にも、例えば瓶と缶を再分別し、その他を入れ
ても色としてもよい。
【0047】以上のように色分別装置70でごみ袋、容
器G、G’の色を判別してその判別された色の位置で除
去装置によりごみ袋、容器G、G’をコンベア71から
除去する。その後の処理については前述した通りであ
る。
【0048】なお、上記実施形態では色分別装置70は
複数種類の色判別センサ72を用いたが、このような各
色毎のセンサでなく例えばカラーCCD画像撮像手段
(カメラ)を用いて画像処理により色を判別するように
してもよい。
【0049】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
ごみ収集処理システムは、予め選定された色のごみ袋、
容器に対応するごみ種類のものを収納して各建物内の縦
管に投入口から投入し貯留槽に一時的に貯留し、集中処
理施設からの遠隔制御指令により貯留槽の排出側の開閉
弁を各建物毎に順次開いて空気輸送管から排出されたご
み袋、容器をコンベアで送る途中で色判別手段により色
判別して分別するようにしたから、高層建物群から排出
されるごみをごみ種類毎に色分けして分別収集処理が大
規模システムでも高効率に処理可能となり、ごみ収集貯
留操作も遠隔から集中処理ができるという利点が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ごみ収集処理システムの全体概略構成図
【図2】投入口の拡大斜視図
【図3】同上の(a)断面図、(b)作用の説明図
【図4】中央貯留槽の側面図
【図5】図4の矢視A−A、B−Bからの(a)正面
図、(b)背面図
【符号の説明】
10 ごみ投下手段 11 縦管 12 投入口 13 ケース 14 開口 15 ごみ受け 16 開閉ハンドル 20 貯留手段 21 貯留槽 22 排出カバー 23 仕切弁 30 空気輸送管 31 上流端 32 バタフライ弁 40 中央貯留槽 41 ドラム 45 排出口 46a 蓋板 51 入口管 52 出口管 60 バグフィルタ 61 吸引ブロア 70 色判別装置 71 コンベア 72 色別センサ 73 表示部 74 ごみ受け

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高層建物群のそれぞれに建物各階で排出
    されるごみを入れた分別種類の色のごみ袋又は容器を投
    入する投入口を有する縦管を貫設し、投入落下したごみ
    袋又は容器を一時貯留する貯留槽に上記縦管を接続し、
    各貯留槽の排出側を開閉弁を介して接続した空気輸送管
    を集中処理施設まで導いてその中央貯留槽に接続し、中
    央貯留槽から排出されコンベアで搬送されるごみ袋又は
    容器の色から色判別手段によりごみを種類別に分別する
    ように構成して成るごみ収集処理システム。
  2. 【請求項2】 前記投入口が、開口を有する投入ケース
    に内接して半円筒状ごみ受けを回転自在に設け、このご
    み受けによりケース開口と縦管とを非連通状でごみ袋、
    容器を投入自在としたものから成ることを特徴とする請
    求項1に記載のごみ収集処理システム。
  3. 【請求項3】 前記中央貯留槽にサイクロンを内蔵し、
    空気輸送管により空気輸送されるごみ袋又は容器を空気
    流と分離するようにしたことを特徴とする請求項1又は
    2に記載のごみ収集処理システム。
JP33403096A 1996-12-13 1996-12-13 ごみ収集処理システム Pending JPH10167405A (ja)

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JP33403096A JPH10167405A (ja) 1996-12-13 1996-12-13 ごみ収集処理システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008207392A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd スクリーン印刷機
ES2318982A1 (es) * 2006-08-02 2009-05-01 Ros Roca, S.A. Sistema de recogida de accion inmediata.
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CN114850065A (zh) * 2022-03-29 2022-08-05 青岛大学 一种智能模式识别分拣装置

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