JP6453181B2 - 塵芥貯留装置 - Google Patents

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Description

本発明は、塵芥を圧縮して貯留する塵芥貯留装置に関する。
特許文献1に記載されたゴミ貯留機は、ゴミを貯留する回転筒(ドラム)と、前固定台と、後固定台とを備える。前固定台は回転筒の前部に接しており、後固定台は回転筒の後部に接している。回転筒と前固定台との間にシール材が設けられ、回転筒と後固定台との間にシール材が設けられる。シール材を設けることによって、回転筒から、汚水等の汚液が漏洩することを抑止する。
特開2005−200209号公報
本発明の目的は、塵芥が貯留されるドラムから汚液が漏洩することを効果的に抑止できる塵芥貯留装置を提供することにある。
本発明の一局面によれば、塵芥貯留装置は、塵芥を圧縮して貯留する。塵芥貯留装置は、ドラムと、閉塞部と、シール部とを備える。ドラムには、前記塵芥が投入され、ドラムは、回転する。閉塞部は、前記ドラムの両端部のうちの一方の端部である第1端部に形成された開口の一部を塞ぐ。シール部は、前記ドラムの前記第1端部と前記閉塞部との間をシーリングする。シール部は、円環状のパッキンと、突出部と、押圧部とを備える。パッキンは、前記ドラムの前記第1端部の外周面に沿って配置される。突出部は、前記ドラムの前記第1端部の前記外周面から、前記ドラムの径方向に突出する。押圧部は、前記ドラムの前記径方向の外側に配置され、前記パッキンを介して前記突出部と対向する。前記押圧部は、前記突出部に向かって前記パッキンを押圧する。
本発明の塵芥貯留装置において、前記シール部は、規制部をさらに含むことが好ましい。規制部は、前記パッキンよりも、前記ドラムの前記径方向の外側に配置され、前記径方向への前記パッキンの移動を規制することが好ましい。前記ドラムの前記第1端部の前記外周面は、前記規制部に向かって前記パッキンを押圧することが好ましい。
本発明の塵芥貯留装置において、前記シール部は、フランジ部をさらに含むことが好ましい。フランジ部は、前記規制部に形成され、前記押圧部と対向することが好ましい。前記押圧部と前記フランジ部とは連結されることが好ましい。
本発明の塵芥貯留装置において、前記押圧部は、凸部を含むことが好ましい。凸部は、前記パッキンに向かって突出し、前記パッキンに沿って延びることが好ましい。
本発明の塵芥貯留装置は、前記閉塞部に対向する壁部をさらに備えることが好ましい。前記壁部には、前記ドラムの前記両端部のうちの他方の端部である第2端部が挿入される挿入口が形成されることが好ましい。前記ドラムの前記第2端部に形成された開口から前記塵芥が排出されることが好ましい。前記閉塞部には、前記塵芥を前記ドラムに投入するための投入口が形成されることが好ましい。
本発明の塵芥貯留装置において、前記シール部は、突起部をさらに含むことが好ましい。突起部は、前記押圧部をから突出し、前記パッキンに差し込まれることが好ましい。
本発明によれば、塵芥が貯留されるドラムから汚液が漏洩することを効果的に抑止できる。
本発明の実施形態1に係る塵芥貯留装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係る塵芥貯留装置を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態1に係る塵芥貯留装置の閉塞部の裏側を示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係る塵芥貯留装置のシール部を示す断面斜視図である。 本発明の実施形態1に係る塵芥貯留装置のシール部を示す断面図である。 一般的な塵芥貯留装置のシール部を示す断面斜視図である。 一般的な塵芥貯留装置のシール部を示す断面図である。 本発明の実施形態2に係る塵芥貯留装置のシール部の押圧部及び突起部を示す斜視図である。 本発明の実施形態2に係る塵芥貯留装置のシール部を示す断面斜視図である。 本発明の実施形態2に係る塵芥貯留装置のシール部を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。また、本発明の実施形態において、X軸とY軸とZ軸とは互いに直交し、X軸及びY軸は水平面に略平行であり、Z軸は鉛直線に略平行である。
図1は、本発明の実施形態1に係る塵芥貯留装置1を示す斜視図である。図1では、塵芥貯留装置1を塵芥の排出側から見たときの塵芥貯留装置1が示される。図2は、塵芥貯留装置1を示す分解斜視図である。図2では、塵芥貯留装置1のうち、ドラム2、シール部8、及び閉塞部6が示されている。
図1及び図2に示すように、塵芥貯留装置1は、塵芥を圧縮して貯留する。塵芥貯留装置1は、ドラム2と、チェーン4と、投入口6aを有する閉塞部6と、投入側蓋部7と、シール部8と、挿入口10aを有する壁部10と、排出側蓋部11と、フレームFとを備える。フレームFは、ドラム2を囲むように形成される。
ドラム2は、フレームFに回転可能に支持される。ドラム2は、回転軸線AXの回りに、回転方向Rに回転する。実施形態1では、回転方向Rは、塵芥貯留装置1を塵芥の排出側から見たときに、反時計回りを示す。ドラム2の両端部のうちの一方の端部である投入側端部20(第1端部)には、開口OIが形成される。ドラム2には、投入口6aを介して開口OIから塵芥が投入される。ドラム2の両端部のうちの他方の端部である排出側端部22(第2端部)には、開口OEが形成される。開口OEから塵芥が排出される。
ドラム2は、断面円形状であり、回転軸線AXに沿った方向において、ドラム2の内径は異なっている。つまり、ドラム2は、胴部2aと、円筒部2bと、テーパー部2cとを含む。胴部2aは、略円筒状であり、回転軸線AXに沿った方向において、胴部2aの内径は略一定である。胴部2aの両端部のうちの一方端部には、円筒部2bが接合される。円筒部2bは、略円筒状であり、回転軸線AXに沿った方向において、円筒部2bの内径は略一定である。円筒部2bの内径は、胴部2aの内径よりも小さい。胴部2aの両端部のうちの他方端部には、テーパー部2cが接合される。テーパー部2cは、中空の略円錐台状であり、回転軸線AXに沿った方向において、テーパー部2cの内径は異なっている。
チェーン4は、円筒部2bの外周面に形成された大径スプロケットとモーターの回転軸に連結された小径スプロケットとの間に架け渡される。そして、モーターを回転させることによって、小径スプロケット、チェーン4、及び大径スプロケットを介して、ドラム2が回転方向Rに回転する。ドラム2に投入された塵芥は、ドラム2が回転方向Rに回転すると、ドラム2の内部に形成された複数の羽根部材によって、閉塞部6から排出側蓋部11に向けて移動され、排出側蓋部11に押し付けられる。その結果、塵芥は、圧縮されて、ドラム2に貯留される。なお、大径スプロケット、モーター、小径スプロケット、及び複数の羽根部材については、図面の簡略化のため、図示を省略している。また、図面の簡略化のため、排出側蓋部11を二点鎖線で示している。
閉塞部6は、フレームFの両端部のうちの一方端部に取り付けられる。閉塞部6は、ドラム2の投入側端部20に形成された開口OIの一部を塞ぐ。閉塞部6には、塵芥をドラム2に投入するための投入口6aが形成される。
投入側蓋部7は投入口6aを塞ぐ。投入側蓋部7は、投入口6aを塞ぐ閉位置と投入口6aを露出させる開位置との間を移動する。
シール部8は、ドラム2の投入側端部20と閉塞部6との間をシーリングする。
壁部10は、フレームFの両端部のうちの他方端部に取り付けられる。壁部10は閉塞部6に対向する。壁部10には略円形状の挿入口10aが形成される。挿入口10aにはドラム2の排出側端部22が挿入される。従って、排出側端部22が挿入口10aから突出する。
排出側蓋部11は開口OEを塞ぐ。排出側蓋部11は、開口OEを塞ぐ閉位置と開口OEを露出させる開位置との間を移動する。ドラム2に貯留された塵芥を排出するときは、排出側蓋部11が開位置に移動され、開口OEが露出する。そして、ドラム2が回転方向Rに回転すると、塵芥は、ドラム2の内部に形成された複数の羽根部材によって、開口OEからドラム2の外部へ排出される。
図2及び図3を参照して、シール部8の概略について説明する。図2に示すように、シール部8は、突出部12と、押圧部14と、パッキン16と、位置決め部18とを含む。突出部12は、円環状であり、ドラム2の投入側端部20に形成される板状の部材である。突出部12はフランジを形成する。押圧部14は、円環状であり、板状の部材である。パッキン16は、円環状であり、断面略矩形状である。実施形態1では、パッキン16は、グランドパッキン(例えば、編組パッキン)であり、潤滑剤を加えた繊維(糸)を編み組みして形成される。位置決め部18は、円環状であり、閉塞部6の裏面6bに接合される。位置決め部18は、パッキン16がドラム2の投入側端部20の外周面21に沿って配置されるように、パッキン16を位置決めする。
図3は、位置決め部18を示す拡大斜視図である。図3に示すように、位置決め部18は、規制部30と、フランジ部32とを含む。規制部30は、円環状であり、閉塞部6の裏面6bから突出する板状の部材である。フランジ部32は、円環状であり、規制部30の先端部から、閉塞部6の裏面6bに沿って延びる板状の部材である。フランジ部32と規制部30とは略直角を形成する。
また、閉塞部6には、規制部34と、規制部36とが形成される。規制部34は、閉塞部6の裏面6bから突出しており、円環状の板状の部材である。規制部34の直径は、規制部30の直径よりも小さい。規制部36は、閉塞部6の裏面6bから突出しており、円環状の板状の部材である。規制部36の直径は、規制部34の直径よりも小さい。規制部34及び規制部36は、ドラム2の径方向への移動を規制する。
図4及び図5を参照して、シール部8の詳細について説明する。図4は、シール部8を示す断面斜視図である。図5は、シール部8を示す断面図である。図4及び図5では、円環状のシール部8の最下部近傍が示される。図4及び図5に示すように、パッキン16は、ドラム2の投入側端部20の外周面21と規制部30とに挟まれるとともに、押圧部14とドラム2の突出部12とに挟まれている。具体的には、次の通りである。
パッキン16は、ドラム2の投入側端部20の外周面21に沿って配置される。規制部30は、閉塞部6の裏面6bから、ドラム2の回転軸線AX(図2)に沿って突出している。規制部30は、パッキン16よりも、ドラム2の径方向Aの外側に配置され、径方向Aへのパッキン16の移動を規制する。規制部30は、パッキン16を介してドラム2の投入側端部20の外周面21に対向している。ドラム2の投入側端部20の外周面21は、規制部30に向かってパッキン16を押圧する。
フランジ部32は、規制部30に形成され、押圧部14と対向する。具体的には、フランジ部32は、規制部30の先端部からドラム2の径方向Aに延びている。つまり、位置決め部18は断面略L字状である。また、突出部12は、ドラム2の投入側端部20の外周面21から、ドラム2の径方向Aに突出する。
押圧部14は、ドラム2の径方向Aの外側に配置され、パッキン16と対向する。押圧部14は、パッキン16を介して、突出部12と対向する。押圧部14とフランジ部32とは連結される。具体的には、押圧部14とフランジ部32とにボルト25を貫通させ、ナット27をボルト25に螺合することによって、押圧部14を締め付ける。その結果、押圧部14は、ドラム2の突出部12に向かってパッキン16を押圧する。具体的には、押圧部14は、各々が断面略円形状の複数の凸部14aを含む。実施形態1では、2つの凸部14aが設けられる。凸部14aは、パッキン16に向かって突出し、パッキン16に沿って延びる円環状の部材である。凸部14aは、突出部12に向かってパッキン16を押圧する。
図4〜図7を参照して、シール部8と一般的なシール部102とを比較して説明する。図6は、一般的な塵芥貯留装置100のシール部102を示す断面斜視図である。図7は、シール部102を示す断面図である。図6及び図7に示すように、一般的な塵芥貯留装置100は、シール部102、ドラム104、及び投入側閉塞部106を備える。シール部102は、パッキン108、溝部110、及び押圧部112を含む。
パッキン108は円環状である。溝部110は、投入側閉塞部106の裏面106aに円環状に形成される。溝部110には、パッキン108が嵌め込まれる。溝部110及びパッキン108は、ドラム104の投入側端部116の内周面116aよりも、ドラム104の回転軸線に近い側に設けられる。
押圧部112は、断面略L字状の部材であり、円環状に形成される。押圧部112は、パッキン108と対向し、ドラム104の投入側端部116の内周面116aよりも、ドラム104の回転軸線に近い側に設けられる。一方、ドラム104には、円環状の内壁部104aが形成される。内壁部104aは、ドラム104の内周面116aから、溝部110向かって起立する板状の部材である。内壁部104aと押圧部112とはボルト114によって連結され、押圧部112はボルト114に締め付けられる。その結果、押圧部112は、投入側閉塞部106に向かってパッキン108を押圧する。
押圧部112によってパッキン108を押圧することによって、ドラム104から汚水等の汚液が漏洩することを抑止する。しかしながら、塵芥を圧縮したり、塵芥を排出したりする場合、ドラム104が、投入側閉塞部106から排出側壁部に向かう方向Bに僅かに移動する場合がある。この場合、押圧部112はドラム104の内壁部104aに連結されているため、押圧部112はドラム104とともに方向Bに僅かに移動する。その結果、押圧部112からパッキン108への押圧力が低下し、パッキン108が効果的に機能しない場合がある。
これに対して、実施形態1によれば、図4及び図5を参照して説明したように、ドラム2には突出部12が形成されており、ドラム2が、閉塞部6から壁部10に向かう方向Bに移動した場合、突出部12も方向Bに移動する。従って、突出部12は押圧部14に向かってパッキン16を押圧し、パッキン16に加えられる押圧力が大きくなる。その結果、パッキン16は、ドラム2が方向Bに移動していない場合よりも、突出部12に密着する。つまり、パッキン16がドラム2を効果的に密閉する。その結果、塵芥が貯留されるドラム2から、汚水等の汚液が漏洩することを効果的に抑止できる。
また、実施形態1によれば、パッキン16は、ドラム2の外周面21によって、規制部30に向かって押圧されている。従って、ドラム2が方向Bに移動した場合であっても、ドラム2の外周面21からパッキン16への押圧力が低下することを抑制できる。その結果、パッキン16がドラム2を更に効果的に密閉し、ドラム2から汚液が漏洩することを更に効果的に抑止できる。
さらに、実施形態1によれば、ドラム2の外周面21が規制部30に向かってパッキン16を押圧していることに加えて、押圧部14が突出部12に向かってパッキン16を押圧している。その結果、パッキン16がドラム2を更に効果的に密閉し、ドラム2から汚液が漏洩することを更に効果的に抑止できる。
さらに、実施形態1によれば、押圧部14は、フランジ部32に連結されており、ドラム2に連結されていない。従って、ドラム2が方向Bに移動した場合であっても、押圧部14からパッキン16への押圧力が低下することを抑制できる。その結果、パッキン16がドラム2を更に効果的に密閉し、ドラム2から汚液が漏洩することを更に効果的に抑止できる。
さらに、実施形態1によれば、押圧部14は、凸部14aによってパッキン16を押圧している。従って、パッキン16への単位面積当たりの押圧力を大きくできる。その結果、パッキン16がドラム2を更に効果的に密閉し、ドラム2から汚液が漏洩することを更に効果的に抑止できる。
さらに、実施形態1によれば、ドラム2には、円環状の内壁部23が形成される。内壁部23は、ドラム2の投入側端部20の内周面29から起立する板状の部材である。内壁部23を形成することによって、ドラム2から塵芥が漏洩することを更に抑制できる。
さらに、実施形態1によれば、図1〜図3に示すように、塵芥貯留装置1は、シール部8の下方に、傾斜している樋40をさらに備えている。従って、仮に、ドラム2の投入側端部20から、汚液が漏洩したとしても、樋40によって汚液を汚液溜めに案内できる。その結果、汚液によって、塵芥貯留装置1及びその周囲環境が汚染されることを抑制できる。
(実施形態2)
図8〜図10を参照して、本発明の実施形態2に係る塵芥貯留装置1について説明する。実施形態2に係る塵芥貯留装置1の構成は、実施形態1に係る塵芥貯留装置1の構成と同様である。ただし、図8に示すように、実施形態2に係る塵芥貯留装置1は、実施形態1に係る塵芥貯留装置1の構成に加えて、突起部15をさらに含む。以下、実施形態2が実施形態1と異なる点を主に説明する。
図8は、実施形態2に係る塵芥貯留装置1のシール部8の押圧部14及び突起部15を示す斜視図である。図8に示すように、シール部8は複数の突起部15をさらに含む。実施形態2では、突起部15は無頭釘である。例えば、突起部15は押圧部14に溶接される。複数の突起部15は、押圧部14の周方向に沿って等間隔で配置される。また、突起部15は、押圧部14の凸部14aの設けられる側から突出している。具体的には、突起部15は、凸部14aと凸部14aとの間から突出している。従って、突起部15の基端部分が2つの凸部14aに支えられ、突起部15を補強できる。
図9は、シール部8を示す断面斜視図である。図10は、シール部8を示す断面図である。図9及び図10に示すように、突起部15は、ボルト25と略平行であり、ボルト25よりもドラム2の近くに位置する。また、突起部15は、凸部14aを介してボルト25と対向している。
さらに、突起部15は、押圧部14からパッキン16に向かって突出している。そして、突起部15はパッキン16に差し込まれる。例えば、突起部15はパッキン16に刺し込まれる。従って、実施形態2によれば、位置決め部18におけるパッキン16のずれ及び偏り、並びに位置決め部18からのパッキン16の脱落を抑制できる。その他、実施形態2では、実施形態1と同様の効果を有する。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)〜(5))。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)ドラム2の形状は特に限定されない。例えば、ドラム2は、内径が一定の円筒体であってもよいし、内径が一定の円筒体の両端部に、円錐台状の中空の部材を結合することによって形成されてもよい。
(2)突出部12、押圧部14、規制部30、及びフランジ部32の各々は、1つの部材で円環状に形成されていてもよいし、複数の部材によって円環状に形成されていてもよい。
(3)凸部14aの数は、単数であってもよいし、3以上の複数であってもよい。凸部14aの形状は特に限定されない。また凸部14aは設けなくてもよい
(4)シール部8は、塵芥貯留装置1における塵芥の投入側に設けられたが、塵芥貯留装置1における塵芥の排出側に設けてもよいし、投入側と排出側との双方に設けてもよい。
(5)実施形態2において、複数の突起部15は、等間隔で配置されたが、任意の間隔で配置されてもよい。また、突起部15は、複数であったが、1つでもよい。さらに、突起部15は、無頭釘であったが、無頭釘に限定されない。例えば、突起部15は、有頭釘であってもよいし、ネジであってもよい。突起部15がネジの場合は、突起部15をパッキン16に捻じ込むことにより、突起部15をパッキン16に差し込む。
本発明は、塵芥貯留装置に関するものであり、産業上の利用可能性を有する。
1 塵芥貯留装置
2 ドラム
6 閉塞部
6a 投入口
8 シール部
10 壁部
10a 挿入口
12 突出部
14 押圧部
14a 凸部
15 突起部
16 パッキン
18 位置決め部
30 規制部
32 フランジ部

Claims (6)

  1. 塵芥を圧縮して貯留する塵芥貯留装置であって、
    前記塵芥が投入され、回転するドラムと、
    前記ドラムの両端部のうちの一方の端部である第1端部に形成された開口の一部を塞ぐ閉塞部と、
    前記ドラムの前記第1端部と前記閉塞部との間をシーリングするシール部と
    を備え、
    前記シール部は、
    前記ドラムの前記第1端部の外周面に沿って配置される円環状のパッキンと、
    前記ドラムの前記第1端部の前記外周面から、前記ドラムの径方向に突出する突出部と、
    前記ドラムの前記径方向の外側に配置され、前記パッキンを介して前記突出部と対向する押圧部と
    を含み、
    前記押圧部は、前記突出部に向かって前記パッキンを押圧する、塵芥貯留装置。
  2. 前記シール部は、
    前記パッキンよりも、前記ドラムの前記径方向の外側に配置され、前記径方向への前記パッキンの移動を規制する規制部をさらに含み、
    前記ドラムの前記第1端部の前記外周面は、前記規制部に向かって前記パッキンを押圧する、請求項1に記載の塵芥貯留装置。
  3. 前記シール部は、
    前記規制部に形成され、前記押圧部と対向するフランジ部をさらに含み、
    前記押圧部と前記フランジ部とは連結される、請求項2に記載の塵芥貯留装置。
  4. 前記押圧部は、
    前記パッキンに向かって突出し、前記パッキンに沿って延びる凸部を含む、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の塵芥貯留装置。
  5. 前記閉塞部に対向する壁部をさらに備え、
    前記壁部には、前記ドラムの前記両端部のうちの他方の端部である第2端部が挿入される挿入口が形成され、
    前記ドラムの前記第2端部に形成された開口から前記塵芥が排出され、
    前記閉塞部には、前記塵芥を前記ドラムに投入するための投入口が形成される、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の塵芥貯留装置。
  6. 前記シール部は、
    前記押圧部をから突出し、前記パッキンに差し込まれる突起部をさらに含む、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の塵芥貯留装置。
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