JP5426858B2 - 塵芥貯留装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば集合住宅等に設置され、塵芥収集車によって回収されるまでの間、塵芥を一時的に貯留しておくための塵芥貯留装置に関する。
従来より、この種の塵芥貯留装置として、例えば特許文献1に開示されているように、水平方向に延びる回転中心軸に対して回転可能となるように設置された回転ドラムを有する塵芥貯留装置が知られている。
この塵芥貯留装置では、回転ドラムの回転中心軸方向の一端に塵芥が投入される投入口が、その他端に塵芥を排出する開閉可能な排出口が、それぞれ形成されていると共に、その内部には、回転ドラムの内周面に沿って回転中心軸方向に延びる螺旋状の羽根が形成されている。そうしてこの塵芥貯留装置では、回転ドラムの回転に伴い、投入口から投入された塵芥が、螺旋状の羽根によって排出口側に送り込まれるようになり、それによって、その回転ドラム内で、塵芥を圧縮しながら貯留するようになっている。
特開昭54−104666号公報
しかしながら、従来の塵芥貯留装置では、回転ドラム内の塵芥の量が比較的少ないときには、前述したように、回転ドラムの回転に伴い、螺旋状の羽根によって塵芥を排出口側に送り込むことができるものの、回転ドラム内の塵芥の量が多くなったときには、回転ドラムを回転させて螺旋状の羽根を回転させたとしても、排出口側に貯留されている大量の塵芥によって、投入された塵芥が排出口側に送り込まれなくなり、その塵芥が投入口の近傍位置において回転ドラムの内周面に沿ってぐるぐると周回してしまうという不都合がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、回転ドラムの回転によって、塵芥を排出口側に確実に送り込むことが可能な塵芥貯留装置を提供することにある。
本発明は、回転ドラム内の投入口側に、塵芥を導入するための、周壁と上壁とを有する挿入部を配置することによって、その挿入部の周面(後述する、回転方向の進み側及び遅れ側の側部を含)と回転ドラムの内周面との間の径方向に対して、塵芥が通過し難い狭い隙間を形成するようにし、そのことで、塵芥がその投入口の近傍位置において回転ドラムの内周面に沿って周回することを抑制するようにした。
さらに本発明では、その挿入部を回転ドラムに対し偏心して配置することにより、回転中心軸を通る鉛直線を挟んだ前記回転ドラムの回転方向の進み側と遅れ側とのそれぞれにおいて、挿入部の前記周面の一部としての側部と回転ドラムの内周面との間で径方向に対し形成される2つの隙間の内、回転方向の進み側に形成される隙間の方が、その遅れ側に形成される隙間よりも狭くなるようにして、その進み側の隙間を塵芥が通過することを確実に防止するようにしたものである。
本発明の一側面によると、塵芥貯留装置は、水平方向に延びる回転中心軸に対して回転可能に配置されると共に、その回転中心軸方向の一端が開口しかつ、他端が開閉可能な排出口とされた筒状であって、所定の回転方向に回転するに伴い、その内周面に設けられた螺旋状の羽根が、前記開口側から内部に投入された塵芥を、前記排出口側に送り込むことによって、当該塵芥を圧縮してその内部に貯留する回転ドラムと、前記回転ドラムの前記開口から前記回転中心軸方向に挿入されることによって前記回転ドラム内における前記開口の近傍に配置されかつ、前記回転ドラム内に塵芥を導入するための挿入部と、を備える。
前記挿入部は、前記回転ドラムの前記内周面に向かい合うように配置される周壁と、当該周壁の上側で前記回転ドラムの排出口側に向かって斜め下向きに傾斜した上壁と、を有し、前記回転ドラムの前記開口側に、前記塵芥が投入される投入口を備えると共に、当該投入口の下側で、前記周壁おいて前記回転ドラム内で下向きに開口することにより、前記投入口と前記回転ドラム内とを互いに連通する連通口を備え、前記挿入部はまた、前記回転ドラムの回転中心軸方向に見たときに、その中心軸が、前記回転中心軸に対して、その回転中心軸を通る鉛直線を挟んだ左右両側の内、前記塵芥の移動に関して前記回転ドラムの回転方向の進み側に偏心して配置されており、それによって、前記回転方向の進み側と遅れ側とのそれぞれにおいて前記挿入部の側部と回転ドラムの内周面との間で径方向に形成される2つの隙間の内、前記回転方向の進み側に形成される隙間が前記塵芥の通過を抑制する大きさに設定されると共に、前記回転方向の遅れ側に形成される隙間の方が、その進み側に形成される隙間よりも広くなるように構成されている。
そして、前記投入口は、前記回転ドラムの回転中心軸よりも下側の位置でかつ、当該回転中心軸を通る前記鉛直線上に配置されかつ、前記連通口は、前記回転ドラムの回転中心軸を通る鉛直線を挟んだ左右方向について、前記回転方向の進み側に形成される隙間と遅れ側に形成される隙間との間に配置され、前記上壁は、前記連通口を通じて前記回転ドラム内に投入されかつ、前記螺旋状の羽根によって、前記回転方向の遅れ側に形成される隙間を通って移動してきた前記塵芥を、前記回転ドラムの排出口側に向かって斜め下向きに滑り落とす。
この構成によると、回転ドラムの開口から挿入部を挿入してその内部に配置することにより、回転ドラムの開口近傍(つまり、投入口近傍)では、挿入部の周面(回転方向の進み側及び遅れ側の側部を含)と回転ドラムの内周面との間の径方向に隙間が形成される。
投入口を通じて回転ドラム内に投入された塵芥は、回転ドラムの回転中心軸方向に見たときに、回転ドラムが所定の回転方向に回転するに伴い、回転ドラムの内周面に設けられた螺旋状の羽根によって、その内周面に沿うように、回転中心軸を通る鉛直線を挟んだ前記回転ドラムの回転方向の遅れ側から進み側に向かって移送されるようになるが、挿入部の周面と回転ドラムの内周面との間の径方向に形成した隙間を、塵芥が通過し難い程度の幅に設定することによって、塵芥が投入口の近傍位置において回転ドラムの内周面に沿ってぐるぐると周回することが抑制され、排出口側へと送られることになる。
前記の構成ではさらに、回転ドラムの内周面に向かい合うように配置される周壁と、当該周壁の上側で回転ドラムの排出口側に向かって斜め下向きに傾斜した上壁と、を有する挿入部を、その回転ドラムに対して偏心して配置している。このことによって、前記回転方向の進み側と遅れ側とのそれぞれにおいて、挿入部の側部と回転ドラムの内周面と間に形成される2つの隙間の内、回転方向の進み側の隙間は相対的に狭くなって、塵芥の通過を抑制する大きさに設定されるため、塵芥の通過がさらに規制される。従って、回転ドラムが回転するに伴い、回転ドラムの内周面に沿って回転方向の遅れ側から進み側に向かって移送される塵芥は、前記回転方向の進み側の隙間を通過することができない。そうして、その隙間を通過できない塵芥は、挿入部の上壁により排出口側に向かって斜め下向きに滑り落ちるようになる。こうして、回転ドラム内に塵芥の量が比較的少ないときは勿論のこと、塵芥量が比較的多量になったときでも、回転ドラムの回転によって、塵芥を排出口側に確実に送り込むことが可能になる。
また、前記投入口は、前記回転ドラムの回転中心軸よりも下側の位置でかつ、当該回転中心軸を通る前記鉛直線上に配置されていることで、塵芥貯留装置における塵芥投入高さが、低くなる。このことは、人がその投入口に塵芥を直接投入する場合において、塵芥貯留装置の使い勝手を向上させる。
特に回転ドラムを備えた塵芥貯留装置において、その回転ドラムの回転中心軸の高さは、塵芥貯留装置内の塵芥を収集する塵芥収集車の投入高さに合わせて設定される。このため、回転ドラムの回転中心軸の高さは、比較的高い位置に設定されることになり、従来の塵芥貯留装置では、投入口の高さも比較的高くなりがちであった。ところが、前記の構成では、投入口の位置を、回転ドラムの回転中心軸よりも下側の位置に設定することによって、回転ドラムの設置高さの制約を受けることなく、投入口が、直接投入に適当な位置に配置されることになる。
前記回転ドラムの前記開口付近は、当該開口に向かって先細となるテーパ状に形成されている、としてもよい。
前記挿入部は、前記回転ドラムの回転中心軸から下側に配置された半円筒形状を有している、としてもよい。
前述したように、投入口を回転ドラムの回転中心軸よりも下側の位置に設定することによって、挿入部における回転ドラムの回転中心軸から上側の部分は不要になる。そこで、挿入部を半円筒形状にして、挿入部を小型化することによって、回転ドラムの容量がその分拡大する。また、挿入部の材料費も節約される。
以上説明したように、本発明によると、回転ドラムの開口から挿入部を挿入してその内部に配置することにより、回転ドラムの開口近傍(投入口近傍)において、挿入部の周面と回転ドラムの内周面との間に径方向に、比較的狭い隙間が形成されることで、塵芥が投入口の近傍において回転ドラムの内周面に沿ってぐるぐると周回することが抑制されると共に、挿入部をさらに、回転ドラムに対して偏心して配置することによって、回転方向の進み側において形成される挿入部と回転ドラムとの隙間が相対的に狭くなって、塵芥の通過を抑制する大きさに設定されるため、塵芥が周回することがさらに規制される。そうして、回転ドラム内に塵芥の量が比較的少ないときは勿論のこと、塵芥量が比較的多量になったときでも、回転ドラムの回転によって、塵芥を排出口側に確実に送り込むことができ、塵芥貯留装置の圧縮効率を高めることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、実施形態に係る塵芥貯留装置1の全体を示している。この塵芥貯留装置1は、例えば集合住宅等に設置されて、塵芥収集車9によって回収されるまでの間、各家庭等から排出された塵芥を一時的に貯留する装置である。ここで、本実施形態では、塵芥貯留装置1に対して塵芥を投入する投入口321に手動の開閉扉322を取り付けて、その投入口321に、人が直接、塵芥を投入するように構成されている。しかしながら、塵芥を投入する構成は、これに限定されるものではなく、例えば、図示は省略するが、投入口に反転投入装置を取り付けることによって、セットしたコレクタを自動で持ち上げて、塵芥を投入口に投入するようにしてもよいし、前記塵芥貯留装置の投入口を、集合住宅等の各階に設けた投入口とシューターを介して接続するようにしてもよい。
尚、以下においては、図1に示す塵芥貯留装置1の側面視において、図の左側を塵芥貯留装置1の前側、図の右側を塵芥貯留装置1の後側と呼ぶと共に、図2に示す塵芥貯留装置1の正面視において、図の左側を塵芥貯留装置1の左側、図の右側を塵芥貯留装置1の右側と呼ぶ場合がある。
塵芥貯留装置1は、両端開口の略円筒形状を有しかつ、その内部に塵芥を貯留する回転ドラム2を備えている。回転ドラム2は、図1において仮想的に示すカバー29内に配設されている。回転ドラム2は、筒軸方向の一側(図1の左側)から他側(図1の右側)に向かって順に、投入側テーパ部21、直胴部22及び排出側テーパ部23が互いに連続して配置されることにより、構成されている。
投入側テーパ部21は、前記直胴部22の一端から筒軸方向の一側に向かって、所定のテーパ角度で先細となるように形成されており、その一端の開口211は、図2等に示すように、比較的大径の円形状に構成されている。後述するように、この開口211には導入部材3が挿入され、その導入部材3によって、この開口211は閉塞される。
直胴部22は、筒軸方向に一定の径で延びている部分である。例えば回転ドラム2の容量を変更する場合には、この直胴部22の筒軸方向の長さを変更すればよい。
排出側テーパ部23は、前記直胴部22の他端から筒軸方向の他側に向かって、前記投入側テーパ部21のテーパ角度よりも大きいテーパ角度で先細となるように形成されている。排出側テーパ部23の他端に設けられた開口は、回転ドラム2内に貯留されている塵芥を排出するための排出口231として機能し、この排出口231は、開閉部232によって開閉可能に構成されている。
また、図示は省略するが、回転ドラム2の内周面には、螺旋状の羽根が、回転ドラム2の開口211から排出口231に向かって、筒軸方向に延びるように配設されている。
そうして、回転ドラム2の筒軸が水平方向に延びるように、その回転ドラム2が配設された状態で、投入側テーパ部21の外周面と、排出側テーパ部の外周面とのそれぞれの面がローラ24によって支持されることにより、この回転ドラム2は、その筒軸(以下、回転中心軸X1と呼ぶ)を中心として回転可能に配置されることになる。また、図示は省略するが、この回転ドラム2には、例えばモータ等の駆動源を含む駆動機構が設けられており、この駆動機構が作動することによって、回転ドラム2は、後述するように塵芥を排出口231に送り込むときには、図2に矢印で示すように、塵芥貯留装置1を正面から見て反時計回り方向に回転するように構成されている。尚、回転ドラム2は、駆動機構の作動によって時計回り方向にも回転可能に構成されており、必要に応じて時計回りに回転することがある。
回転ドラム2における排出口231の後方位置には、回転ドラム2と塵芥収集車9との間に介在するようにコンベア25が配設されている。コンベア25は、回転ドラム2の排出口231から排出された塵芥を塵芥収集車9の投入口まで搬送する。
一方、回転ドラム2における回転中心軸X1方向の一端部付近には、この回転ドラム2の一端部を取り囲むように、門型のフレーム26が配設されていると共に、この門型フレーム26に対して導入部材3が取り付けられている。
導入部材3は、図2,3に示すように、門型フレーム26の前側に対して固定されて、回転ドラム2の回転中心軸X1方向の一端側の開口211を覆う略矩形板状の閉塞プレート31と、塵芥を投入するための投入部32と、回転ドラム2の開口211のシールを行うシール部33と、回転ドラム2の開口211を通じてその内部に配設される挿入部34と、を備えて構成されている。
シール部33は、前記閉塞プレート31の裏面から突出するフランジ331が、回転ドラム2の開口211よりも小径でかつ、当該開口211と同軸の環状となるように設けられた部分であり、その環状のフランジ331の外周面の全域に亘って、所定の断面形状を有するシール部材332が取り付けられて構成されている。図3,5に示すように、シール部33は、回転ドラム2の開口211を横切るように、その開口211内に挿入されており、これによって、その外周面に取り付けられたシール部材332が、回転ドラム2の開口211の縁部における内壁に対して摺動可能に当接する。このことで、回転する回転ドラム2と、静止している導入部材3との間のシールが行われる。
前記環状のフランジ331の突出端に対しては、略円形状の支持プレート333が取り付けられており、この支持プレート333に対して、投入部32及び挿入部34がそれぞれ固定されている。
投入部32は、前記支持プレート333から、前方に向かって延びるように配設された筒型の部材であって、その前端開口には、図1においてのみ図示する、手動の開閉扉322が取り付けられている。この前端開口によって、開閉扉322により開閉可能でかつ、塵芥を投入するための投入口321が構成される。一方、投入部32の後端は、前記支持プレート333を厚み方向に貫通しており、投入部32の後端開口は、支持プレート333の裏面側に開口している。ここで、投入部32は、上下左右に配設された4つの区画壁によって区画形成されることで、全体として横断面略矩形状を有しており、この内、下側の区画壁は、投入口321から後方に向かって水平方向に延びる水平部分323と、その水平部の後端に連続すると共に下向きに傾斜したシュート部分324とからなる。このシュート部分324によって、投入口321から投入された塵芥が、スムースに回転ドラム2内に導入されるようにしている。
この投入部32はまた、回転中心軸X1に対して左右対称となるように配設されていると共に、回転ドラム2の回転中心軸X1よりも下側位置に配設されるように円形状の支持プレート333における下端部に配設されている。このことにより、この塵芥貯留装置1では、図1に示すように、投入口321の投入高さ(H)が、比較的低くなるように設定されている。このように投入高さを低くすることによって、人が塵芥を投入口321から直接投入し易くなり、塵芥貯留装置1の使い勝手が良くなる。
挿入部34は、支持プレート333の裏面に対して取り付けられかつ、後方に向かって延びるように配設されている。
挿入部34は、図3,4において明確に示すように、上壁341と周壁342とを含んで下半分の半円筒状を有している。半円筒状の挿入部34は、支持プレート333に対して、回転ドラム2の回転中心軸X1よりも下側となるように配置され、支持プレート333の裏面から後方に向かって延びるように配設されている。これによって、挿入部34は、回転ドラム2の開口211の近傍において、その回転ドラム2内に位置することになり、挿入部34の周面と回転ドラム2の内周面との間の径方向に隙間が形成されることになる。
挿入部34の上壁341は、支持プレート333の位置から後方の下方に向かって斜め方向に延びている。これによって上壁341は、半楕円形状を有することになる。
挿入部34は、その前端は開口しており、これによって、挿入部34と投入部32とは、互いに連通している。そうして、挿入部34における後端は閉塞されている一方、その周面には、下向きに開口する連通口343が形成されており、この連通口343を通じて、挿入部34と回転ドラム2の内部とが互いに連通することになる。こうして、投入部32の投入口321と、回転ドラム2内とが互いに連通することになり、その投入口321に投入された塵芥が、投入部32及び挿入部34を介して、回転ドラム2内に導入されることになる。
そうして本実施形態に係る塵芥貯留装置1において最も特徴的な点として、この半円筒状の挿入部34は、図2,4に示すように、その径が、回転ドラム2の開口211の径よりも小径となるように形成されていると共に、挿入部34は、その筒軸X2が回転ドラム2の回転中心軸X1に対して水平方向に偏心するように配置されている。より詳細には、図2,4に示すように、回転ドラム2の回転中心軸X1方向に見たときに、回転ドラム2の回転中心軸X1を通る鉛直線を挟んだ左右の両側、つまり回転ドラム2の回転方向の前側(図2における左側、図4における右側、つまり、回転方向の進み側)と、回転方向の後側(図2における右側、図4における左側、つまり、回転方向の遅れ側)の内、挿入部34の筒軸X2が、回転ドラム2の回転中心軸X1に対して水平にかつ、回転方向の前側に位置するように、挿入部34が配設されている。このことにより、挿入部34における左右の側部と、回転ドラム2の内周面との間で径方向に形成される2つの隙間C1,C2の内、回転方向の前側の隙間C2は、回転方向の後側の隙間C1よりも狭くなるようになっている。
次に、前記構成の塵芥貯留装置1の動作について説明する。先ず、この塵芥貯留装置1に塵芥を投入するときには、開閉扉322を手で開けることで、投入口321を開放して、その投入口321を通じて、例えば袋に入った塵芥を投入する。前述したように、この塵芥貯留装置1では、投入口321の位置が比較的低い位置に設定されているため、人は、そのまま投入口321から塵芥を投入することができる。これによって、例えば投入口の高さが比較的高いときには、その投入口の前に、人が載るためのステップや、スロープを設けなければならなくなるところ、この塵芥貯留装置1では、そうした設備は不要である。
投入口321から投入された塵芥は、投入部32から挿入部34を通って、連通口343から回転ドラム2の内部に導入される。それと共に、図示省略のセンサが、塵芥が投入されたことを検出する。その投入検出に基づいて、図示省略の制御部が駆動手段を作動することにより、回転ドラム2が、図2に示す反時計回りに、所定量だけ回転する。尚、塵芥を投入する度に回転ドラム2を回転させるのではなく、回転ドラム2内に所定量の塵芥が投入されたときに、回転ドラム2を回転させるようにしてもよい。
回転ドラム2の回転に伴い、その内周面に取り付けられた螺旋状の羽根(図示省略)が回転中心軸X1を中心として回転し、このことによって、連通口343の付近にある塵芥は、螺旋状の羽根により回転ドラム2の内周面に沿って移動する。このときに、例えば連通口343の縁等によって塵芥の入った袋が破れ、その内部の空気が抜けるようになる。このように導入部材3は、回転ドラム2内に投入される袋入り塵芥の破袋機能を有しており、このことによって、塵芥の容積を小さくすることができる。
そうして、螺旋状の羽根によって回転ドラム2の内周面に沿って移動する塵芥は、挿入部34の左右両側と回転ドラム2の内周面との間の隙間C1,C2の内、回転方向後側の隙間C1を通って上方に移動すると共に、挿入部34の上方を通って回転方向前側へと移動する(図2,3の白抜きの矢印参照)。そうして塵芥は、回転方向前側における、挿入部34の側部と回転ドラム2の内周面との隙間C2へと至るようになるが、この回転方向前側の隙間C2は相対的に狭いため、塵芥がこの隙間C2を通過することは抑制される。このため塵芥は、挿入部34の上壁341上に載るようになって、その上壁341によって排出口231の側の下方に向かって滑り落ちるようになる。その後、塵芥は、螺旋状の羽根によって排出口231の側へとさらに送り込まれるようになる。このようにして、塵芥は、投入口321の近傍位置において回転ドラム2の内周面に沿ってぐるぐると周回してしまうことなく、排出口231の側へ送り込まれる。
また回転ドラム2内の塵芥の量が多くなったときでも、前記と同様に、塵芥が回転方向前側の隙間C2を通過し難くなっているため、塵芥を、挿入部34の上壁341を通じて排出口231の側の下方に向かって滑り落とすことができる。従って、回転ドラム2内の塵芥の量が多くなったときには、螺旋状の羽根のみでは、塵芥が排出口側へと送り込まれ難くなり、塵芥が投入口の近傍位置において回転ドラムの内周面に沿って周回してしまいがちになるのに対し、この構成の塵芥貯留装置1では、そうした現象の発生を防止して、塵芥を排出口231の側に確実に送り込むことができるようになる。
回転ドラム2内が塵芥が満量になる等によって、その回転ドラム2内の塵芥を排出するときには、開閉部232により排出口231を開けると共に、回転ドラム2を回転させながらコンベア25を駆動する。このことで、回転ドラム2内の塵芥は排出口231を通じて排出されて、コンベア25により塵芥収集車9に搬送されることになる。
このように、本実施形態に係る塵芥貯留装置1によると、回転ドラム2の開口211近傍に挿入部34を設けると共に、その挿入部34をさらに、回転ドラム2に対して偏心させて配置することによって、回転方向前側における挿入部34の側部と回転ドラム2の内周面との間の隙間C2を狭くしている。このことにより、塵芥がこの隙間C2を通過することを抑制すると共に、螺旋状の羽根によって挿入部34の上方に持ち上げられた塵芥を、挿入部34の上壁341によって排出口231の側の下方に向かって滑り落ちるようにして、塵芥を排出口231の側に確実に送り込むことができるようになる。
こうして、この構成の塵芥貯留装置1では、塵芥を排出口231の側に確実に送り込むことができるため、回転ドラム2内で塵芥を、効率的に圧縮して貯留することができる。
尚、前記の構成では、回転ドラム2の回転中心軸X1と挿入部34の筒軸X2とを水平方向に偏心させているが、挿入部34の筒軸X2が、回転ドラム2の回転中心軸X1に対して回転方向の前側に偏心するのであれば、必ずしも水平方向に偏心させなくてもよい。
ここで、前記の塵芥貯留装置1とは異なり投入口と回転ドラムの開口位置との間の距離が離れているときには、投入口と連通口との間の全体を、後方下向きに傾斜したシュート部分によって連結しなければ、投入口から投入した塵芥を回転ドラムまで確実に導入することができない。このため、シュート部分の上端に位置する投入口は、比較的高い位置に位置することになる。
これに対し、前記構成の塵芥貯留装置1では、閉塞プレート31を門型フレーム26の前側に固定することによって、回転ドラム2の位置を、できるだけ投入口321に近づけるようにしている。このため、図3に示すように、シュート部分324の長さを短くしても、投入口321から投入した塵芥を、回転ドラム2内に確実に導入することができる。その結果、この塵芥貯留装置1では、投入口321の高さを任意に設定することができるようになる。この塵芥貯留装置1では、投入のし易さを考慮して、投入口321の高さ位置を比較的低い位置に設定するようにしている。
また、回転ドラム2を備えた塵芥貯留装置1では、塵芥収集車9の投入口高さに合わせて、排出口231の高さを設定する必要がある。このため、回転ドラム2の回転中心軸X1の高さは、その排出口231の高さの制約を受け、回転ドラム2の回転中心軸X1の高さを、所定高さよりも低くすることはできない。
これに対し、この塵芥貯留装置1では、回転ドラム2の投入側の開口211を比較的大径となるようにしており、これによって、回転ドラム2の回転中心軸X1の高さ位置は、所定高さよりも低くすることができないとしても、開口211の最下位置は比較的低い位置にすることが可能になる。その結果、投入口321の高さ位置を、より一層低い位置に設定することを可能にしている。
具体的にこの塵芥貯留装置1では、回転ドラム2の回転中心軸X1よりも下側に、投入口321を配設しており、このことによってこの塵芥貯留装置1では、人は、そのまま投入口から塵芥を投入することができるようになっている。
尚、回転ドラム2を、投入口321に対して、できるだけ前方位置に位置付けることは、塵芥貯留装置1の設置スペースを小さくする上でも有効である。
また、挿入部34としては、下半分だけでなく、上半分も含めて全体として円筒形状に形成することも可能である。しかしながら、前述したように、投入口321を回転ドラム2の回転中心軸X1よりも下側に配設することによって、仮に挿入部34を円筒形状としても、その上半分の部分は不要な部分となる。そこで、挿入部34を半円筒形状にすることによって、その分、回転ドラム2の容量が増えることになる。また、挿入部34の材料費も節約することができるという利点がある。
以上説明したように、本発明は、回転ドラム内で塵芥を効率的に圧縮して貯留することができるため、回転ドラムを備えた塵芥貯留装置として有用である。
塵芥貯留装置の側面説明図である。 塵芥貯留装置の正面図である。 図2のIII−III断面図である。 導入部材の背面図である。 導入部材のシール部分を拡大して示す断面図である。
1 塵芥貯留装置
2 回転ドラム
211 開口
231 排出口
3 導入部材
321 投入口
343 連通口
C1 回転方向後側の隙間
C2 回転方向前側の隙間
X1 回転中心軸
X2 筒軸

Claims (3)

  1. 水平方向に延びる回転中心軸に対して回転可能に配置されると共に、その回転中心軸方向の一端が開口しかつ、他端が開閉可能な排出口とされた筒状であって、所定の回転方向に回転するに伴い、その内周面に設けられた螺旋状の羽根が、前記開口側から内部に投入された塵芥を、前記排出口側に送り込むことによって、当該塵芥を圧縮してその内部に貯留する回転ドラムと、
    前記回転ドラムの前記開口から前記回転中心軸方向に挿入されることによって前記回転ドラム内における前記開口の近傍に配置されかつ、前記回転ドラム内に塵芥を導入するための挿入部と、を備え、
    前記挿入部は、前記回転ドラムの前記内周面に向かい合うように配置される周壁と、当該周壁の上側で前記回転ドラムの排出口側に向かって斜め下向きに傾斜した上壁と、を有し、前記回転ドラムの前記開口側に、前記塵芥が投入される投入口を備えると共に、当該投入口の下側で、前記周壁おいて前記回転ドラム内で下向きに開口することにより、前記投入口と前記回転ドラム内とを互いに連通する連通口を備え、
    前記挿入部はまた、前記回転ドラムの回転中心軸方向に見たときに、その中心軸が、前記回転中心軸に対して、その回転中心軸を通る鉛直線を挟んだ左右両側の内、前記塵芥の移動に関して前記回転ドラムの回転方向の進み側に偏心して配置されており、それによって、前記回転方向の進み側と遅れ側とのそれぞれにおいて前記挿入部の側部と回転ドラムの内周面との間で径方向に形成される2つの隙間の内、前記回転方向の進み側に形成される隙間が前記塵芥の通過を抑制する大きさに設定されると共に、前記回転方向の遅れ側に形成される隙間の方が、その進み側に形成される隙間よりも広くなるように構成され、
    前記投入口は、前記回転ドラムの回転中心軸よりも下側の位置でかつ、当該回転中心軸を通る前記鉛直線上に配置されかつ、前記連通口は、前記回転ドラムの回転中心軸を通る鉛直線を挟んだ左右方向について、前記回転方向の進み側に形成される隙間と遅れ側に形成される隙間との間に配置され、
    前記上壁は、前記連通口を通じて前記回転ドラム内に投入されかつ、前記螺旋状の羽根によって、前記回転方向の遅れ側に形成される隙間を通って移動してきた前記塵芥を、前記回転ドラムの排出口側に向かって斜め下向きに滑り落とす塵芥貯留装置。
  2. 請求項1に記載の塵芥貯留装置において、
    前記回転ドラムの前記開口付近は、当該開口に向かって先細となるテーパ状に形成されている塵芥貯留装置。
  3. 請求項1又は2に記載の塵芥貯留装置において、
    前記挿入部は、前記回転ドラムの回転中心軸から下側に配置された半円筒形状を有している塵芥貯留装置。
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