JPH03111303A

JPH03111303A - 中高層建築物の塵芥処理システム

Info

Publication number: JPH03111303A
Application number: JP24600189A
Authority: JP
Inventors: Yoshio Sugimura; 杉村　義夫; Tsutomu Fujita; 勉藤田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1989-09-21
Filing date: 1989-09-21
Publication date: 1991-05-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、集合住宅棟、病院、ビル等の中高層建築物
群から排出される塵芥の処理システムに関するものであ
る。

［従来の技術］中高層集合住宅、病院、ビル等の中高層建築物において
、各階に塵芥の投入口を設け、ダストシュート等の垂直
輸送管及びこれに連通する水平輸送管を介して真空吸引
等の手段により空気流によって移送し塵芥運搬車に排出
するようにした塵芥の処理システムは公知である。（例
えば、特開昭６１−１１４９０４．特開昭６１−２７３
４０１、特開平１−８７４０５公報参照）しかし、各戸ないし各階から大小様々な形状の塵芥をそ
のまま排出するとき、垂直方向は重力により落下するが
、詰まりを防止しながら円滑に水平方向に移送するため
には、大径の直線状輸送パイプと大容量のファンを必要
とし、がっ、大容量のコンテナを備えた塵芥運搬車によ
って頻繁に搬出しなければならないという問題点がある
。

また、建築物が高層化するに従い垂直落下距離が長大と
なり、落下時の衝撃によって塵芥が破壊されたり圧縮さ
れたりして、垂直輸送管下端において詰まりが生じると
いう問題点もある。

そこで、各戸または各階毎に破砕機ないし裁断装置を設
け、垂直輸送管投入前に塵芥を細断して排出し、これを
収集するようにした塵芥処理システムが提案されている
。（例えば、特開昭６２−２４０２０３、特開昭６２−
１１６４０２公報参照）しかし、そのためには各戸または各階毎に破砕機ないし
裁断機を設置しなければならず、その設置面積により居
住空間が圧縮されるばかりでなく騒音の発生源となると
いう別の問題点が生じることになる。

［この発明が解決しようとする課題］この発明は、上記問題点を解決することを課題とするも
ので、建物の地下に破砕機を配設することによって、建
築物が高層化して垂直落下距離が増大しても垂直輸送管
下端において詰まりが生じることなく、居住空間を圧縮
することなく騒音の発生を防止しながら排出塵芥を細断
可能とし、各戸ないし各階から大小様々な形状の塵芥を
そのまま排出しても、水平方向に移送される塵芥は細断
されているため、線数や地形に応じて分岐させたり“、
屈曲または傾斜させて空気輸送することが可能であり、
かつ、塵芥運搬車搬入前にゴミと空気とを分離すること
によって、環境汚染を防止しながら排出塵芥量を圧縮し
、塵芥運搬車による搬出頻度を減少させることができる
塵芥処理システムを提供しようとするものである。

［課題を解決するための手段］この発明は上記課題を解決するための手段を提供するも
のであって、請求項１）の発明は、複数の中高層建築物
１ａ、ｌｂ、・・・１ｎのそれぞれに、各戸又は各層２
ａ、２ｂ、・・・２ｎ毎に塵芥投入口３を備えた垂直輸
送管４を立設すると共に地下に該垂直輸送管４の下端に
面して破砕機５を配設し、該破砕機５の排出口を水平方
向空気輸送管６から分岐した分岐輸送管７に連通させ、
前記水平方向空気輸送管６の排出端６ａにサイクロンコ
レクタ８を配設して空気と塵芥とを分離し、空気はエア
フィルタ９を経て空中に、塵芥は塵芥搬出用コンテナ１
０に排出させるようにしたことを特徴とする塵芥処理シ
ステムを要旨とし、請求項２）の発明は、前記システム
において、中高層建築物１ａ、ｌｂ・・・１ｎのそれぞ
れに配設された破砕機５を、タイムリレーによって順次
一定時間毎に運転されるようにしたことを特徴とし、さ
らに、請求項３）の発明は、前記破砕機５の排出口と分
岐輸送管７との連結部に、破砕機５の運転と連動して開
閉される電磁開閉弁７ａを配設し、該電磁開閉弁７ａを
破砕機５の運転中のみ開とすることを特徴とする塵芥処
理システムを要旨とするものである。

［実施例コ図において、１ａ、ｌｂ、・・・１ｎは集合住宅団地を
構成する個々の鉄筋アパート等の複数の中高層建築物で
あって、それぞれ各戸又は各層２ａ。

２ｂ、・・・２ｎ毎に塵芥投入口３を備えた垂直輸送管
４が立設され、各棟の地下には前記垂直輸送管４の下端
に面して破砕機５が配設されている。

この破砕機の構造は任意であるが、上方から供給され下
方に排出される形式の破砕機、例えば、特公平１−２７
７７８号公報に示されるような可逆回転可能なドラム型
破砕機が最適である。

前記建築物１ａ、ｌｂ・・・１ｎのそれぞれの地下に設
置された破砕機５は、タイムリレーによって順次一定時
間毎に運転されるようになっており、その排出口は、水
平方向空気輸送管６から分岐した分岐輸送管７に連通さ
れ、連結部には電磁開閉弁７ａが設けられている。

この電磁開閉弁７ａは前記破砕機５の運転と連動して開
閉され、常時は閉で水平方向空気輸送管６ラインの真空
を保持し、破砕機５の運転時のみ開となり、該破砕機５
で細断された塵芥を分岐輸送管７を経て排出できるよう
になっている。

水平方向空気輸送管６は真空吸引によって塵芥を空気流
によって搬送するようになっており、地形や建物の配置
に応じて緩やかな屈曲または傾斜が許容され、その排出
端６ａはサイクロンコレクタ８に連結されている。

サイクロンコレクタ８により搬送空気と塵芥とは分離さ
れ、上昇空気はエアフィルタ９を経て空中に、落下する
塵芥はスクリューコンベヤ１１を介して塵芥搬出用コン
テナ１０に排出される。

塵芥搬出用コンテナ１０は、車輪を備えた可搬式のもの
で、満杯となったときは運搬車により搬出され、空のコ
ンテナと交換される。

なお、図中１２はルーツブルワ、１３は消音器を示す。

［作用］塵芥投入口３から投入された塵介は垂直輸送管４内を重
力によって降下し、その下端に面した破砕機５上に落下
堆積する。落下の際の衝撃により塵芥の形状が崩れたり
、圧縮されることがあっても、次工程で細片に破砕され
るので何ら支障は生じない。

破砕機５は、各建築物１ａ、ｌｂ、・・・１ｎ毎に順次
タイムリレーによって一定時間毎に稼働し、大小様々な
形状の塵介を１０〜１５０ｍｍ程度の細片に破砕する。

破砕機５の運転中は電磁弁７ａが開き、破砕されて細片
となった塵芥は、分岐輸送管７を経て水平方向空気輸送
管６に真空吸引され、その排出端６ａからサイクロンコ
レクタ８に切線方向に導入される。

サイクロンコレクタ８によって搬送空気と塵芥とは分離
され、上昇する空気はエアフィルタ９によって清浄化さ
れて空中に放出され、一方向壁面に沿って降下する塵芥
は、下端のホッパからスクリューコンベヤ１１を介して
塵芥搬出用コンテナ１０に押し込まれる。

コンテナ１０が一杯になったときは、運搬車により搬出
され空のコンテナに交換される。

［効果］この発明によれば、複数の中高層建築物１ａ。

ｌｂ、・・・１ｎのそれぞれに、各戸又は各層２ａ。

２ｂ、・・・２ｎ毎に塵芥投入口３を備えた垂直輸送管
４を立設すると共に地下に該垂直輸送管４の下端に面し
て破砕機５を配設し、該破砕機５の排出口を水平方向空
気輸送管６から分岐した分岐輸送管７に連通させ、前記
水平方向空気輸送管６の排出端６ａにサイクロンコレク
タ８を配設して空気と塵芥とを分離し、空気はエアフィ
ルタ９を経て空中に、塵芥は塵芥搬出用コンテナ１０に
排出させるようにしたことにより、建築物が高層化して
垂直落下距離が増大しても垂直輸送管４の下端において
塵芥の形状の破壊や圧縮等に起因する詰まりが生じる虞
れなく、仮りに詰まりが生じたとしても次工程において
破砕されるため詰まりは解消し、また、破砕機５は地下
に配設されるので居住空間を圧縮することなく、騒音の
発生を防止しながら排出塵芥を細断することができ、各
戸ないし各階から大小様々な形状の塵芥をそのまま排出
しても、水平方向に移送される塵芥は破砕機５によって
細断されているため１棟数や地形に応じて分岐させたり
、屈曲または傾斜させて空気輸送することが可能であり
、かつ、塵芥運搬車搬入前にゴミと空気とを分離するこ
とによって、環境汚染を防止しながら排出塵芥量を圧縮
し、塵芥運搬車による搬出頻度を減少させることができ
る塵芥処理システムを提供することができる。

また、各建築物１ａ、ｌｂ・・・１ｎのそれぞれに配設
された破砕機５を、タイムリレーによって順次一定時間
毎に運転されるようにしたことにより、複数の中高層建
築物からなる集合住宅団地等において、各線毎に滞留す
る塵芥を順次破砕して能率よく収集することができ、そ
の際、前記破砕機５の排出口と分岐輸送管７との連結部
に、破砕機５の運転と連動して開閉される電磁開閉弁７
ａを配設し、該電磁開閉弁７ａを破砕機５の運転中のみ
開とすることによって、真空吸引効果を高めることがで
き、一系統の吸引ラインによって多数種の塵芥を収集す
ることが可能となる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の要部を示す縦断説明図、２図は塵芥
の収集系統図である。１ａ、ｌｂ・・・１ｎ：中高層建築物２ａ、２ｂ・・・２ｎ：各戸または各階３：塵芥投入口４：垂直輸送管５：破砕機６：水平方向空気輸送管７：分岐輸送管７ａ：電磁開閉弁８：サイクロンコレクタ９：エアフィルタ１０：コンテナ１１ニスクリユーコンベヤ１２ニル−ツブロワ１３：消音器第

Claims

【特許請求の範囲】１）複数の中高層建築物（１ａ、１ｂ・・・１ｎ）のそ
れぞれに、各戸又は各層（２ａ、２ｂ・・・２ｎ）毎に
塵芥投入口（３）を備えた垂直輸送管（４）を立設する
と共に地下に該垂直輸送管（４）の下端に面して破砕機
（５）を配設し、該破砕機（５）の排出口を水平方向空
気輸送管（６）から分岐した分岐輸送管（７）に連通さ
せ、前記水平方向空気輸送管（６）の排出端（６ａ）に
サイクロンコレクタ（８）を配設して空気と塵芥とを分
離し、空気はエアフィルタ（９）を経て空中に、塵芥は
塵芥搬出用コンテナ（１０）に排出させるようにしたこ
とを特徴とする塵芥処理システム。２）複数の中高層建築物（１ａ、１ｂ・・・１ｎ）のそ
れぞれに配設された破砕機（５）は、タイムリレーによ
って順次一定時間毎に運転されることを特徴とする前項
記載の塵芥処理システム。３）破砕機（５）の排出口と分岐輸送管（７）との連結
部に、破砕機（５）の運転と連動して開閉される電磁開
閉弁（７ａ）を配設し、該電磁開閉弁（７ａ）は破砕機
（５）の運転中のみ開となることを特徴とする請求項１
）又は２）記載の塵芥処理システム。