JP3315324B2 - 集塵灰の輸送方法 - Google Patents
集塵灰の輸送方法Info
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- JP3315324B2 JP3315324B2 JP25007596A JP25007596A JP3315324B2 JP 3315324 B2 JP3315324 B2 JP 3315324B2 JP 25007596 A JP25007596 A JP 25007596A JP 25007596 A JP25007596 A JP 25007596A JP 3315324 B2 JP3315324 B2 JP 3315324B2
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- Japan
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- collected
- ash
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- Air Transport Of Granular Materials (AREA)
- Auxiliary Methods And Devices For Loading And Unloading (AREA)
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ごみ焼却炉にお
いて、ごみを焼却する際に発生した排ガス中の飛灰を集
塵器において捕集し、次いで、捕集した飛灰を、ホッパ
等の貯留設備やその他の処理設備に輸送するための、集
塵灰の輸送方法に関するものである。
いて、ごみを焼却する際に発生した排ガス中の飛灰を集
塵器において捕集し、次いで、捕集した飛灰を、ホッパ
等の貯留設備やその他の処理設備に輸送するための、集
塵灰の輸送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、都市ごみ等を、ごみ焼却炉にお
いて焼却する際に発生した排ガス中の飛灰は、集塵器に
おいて捕集した後、これをホッパ等の貯留設備やその他
の処理設備に輸送している。このような飛灰の輸送手段
として、従来、スクレーパコンベアやスクリューコンベ
ア等の機械式輸送装置や送風機による風力式の空気輸送
装置が使用されていた。
いて焼却する際に発生した排ガス中の飛灰は、集塵器に
おいて捕集した後、これをホッパ等の貯留設備やその他
の処理設備に輸送している。このような飛灰の輸送手段
として、従来、スクレーパコンベアやスクリューコンベ
ア等の機械式輸送装置や送風機による風力式の空気輸送
装置が使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、焼却炉
から発生する飛灰は、例えば、数T/炉・D 〜数百T/
炉・D の処理能力を有する炉の場合、数10〜数100
Kg/hと大量に発生し、従って、上述した各種のコンベア
によってこれを輸送するためには大規模な設備が必要に
なる。
から発生する飛灰は、例えば、数T/炉・D 〜数百T/
炉・D の処理能力を有する炉の場合、数10〜数100
Kg/hと大量に発生し、従って、上述した各種のコンベア
によってこれを輸送するためには大規模な設備が必要に
なる。
【0004】しかも、コンベアの頻繁な維持補修のため
に発生する稼働率の低下、保守費の増大、開放点検等の
ために、飛灰が工場内に飛散する結果、作業環境の悪化
を招くと共に、周辺機器の腐食等を加速する。このよう
な、輸送中における飛灰の飛散を防止するためには、飛
散防止装置や二次集塵装置等を設けなければならず、こ
れらのために、多額の設備費を必要とし、輸送能率も悪
いなどの問題がある。
に発生する稼働率の低下、保守費の増大、開放点検等の
ために、飛灰が工場内に飛散する結果、作業環境の悪化
を招くと共に、周辺機器の腐食等を加速する。このよう
な、輸送中における飛灰の飛散を防止するためには、飛
散防止装置や二次集塵装置等を設けなければならず、こ
れらのために、多額の設備費を必要とし、輸送能率も悪
いなどの問題がある。
【0005】従って、この発明の目的は、上述した問題
を解決し、ごみ焼却炉において焼却する際に発生し、集
塵器において捕集された大量の飛灰を、飛散が生ずるこ
となく、簡単な設備で容易に且つ効率的に輸送すること
ができ、しかも、設置スペースが少なくて済む集塵灰の
輸送方法を提供することにある。
を解決し、ごみ焼却炉において焼却する際に発生し、集
塵器において捕集された大量の飛灰を、飛散が生ずるこ
となく、簡単な設備で容易に且つ効率的に輸送すること
ができ、しかも、設置スペースが少なくて済む集塵灰の
輸送方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、ごみ焼却炉
においてごみを焼却する際に発生した排ガス中の飛灰を
集塵器で捕集し、次いで、捕集した飛灰をふるい装置に
よってふるいながら解砕し且つ冷却し、このようにして
ふるわれた飛灰を粉体ポンプによって導管を通り輸送す
ることに特徴を有するものである。
においてごみを焼却する際に発生した排ガス中の飛灰を
集塵器で捕集し、次いで、捕集した飛灰をふるい装置に
よってふるいながら解砕し且つ冷却し、このようにして
ふるわれた飛灰を粉体ポンプによって導管を通り輸送す
ることに特徴を有するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、この発明の方法を、図面を
参照しながら説明する。図1は、この発明の方法の一実
施態様を示す概略系統図である。図面に示すように、都
市ごみ等を、ごみ焼却炉及び焼却設備1において焼却す
る際に発生した排ガス中の飛灰は、電気式またはバグフ
ィルター式の集塵器2において捕集され、飛灰捕集後の
排ガスは煙突3から大気中に放散される。4は排ガス導
管の途中に設けられたブロワである。
参照しながら説明する。図1は、この発明の方法の一実
施態様を示す概略系統図である。図面に示すように、都
市ごみ等を、ごみ焼却炉及び焼却設備1において焼却す
る際に発生した排ガス中の飛灰は、電気式またはバグフ
ィルター式の集塵器2において捕集され、飛灰捕集後の
排ガスは煙突3から大気中に放散される。4は排ガス導
管の途中に設けられたブロワである。
【0008】集塵器2において捕集された約100℃の
温度の飛灰は、集塵器2の底部排出口からバルブ5によ
って定量的に排出され、振動式または旋回式のふるい機
構を有する飛灰安定装置6に供給される。
温度の飛灰は、集塵器2の底部排出口からバルブ5によ
って定量的に排出され、振動式または旋回式のふるい機
構を有する飛灰安定装置6に供給される。
【0009】飛灰安定装置6は、図2に拡大断面図で示
すように、例えば3〜20mmメッシュの多数のふるい目
7を有しており、ふるい目7上には、多数のボール8が
装入されている。このように、飛灰安定装置6は、ふる
い、解砕および冷却の各機能をそれぞれ単独にまたは複
合的に有する装置である。なお、飛灰の性質によって
は、ボール8を使用しない場合もある。
すように、例えば3〜20mmメッシュの多数のふるい目
7を有しており、ふるい目7上には、多数のボール8が
装入されている。このように、飛灰安定装置6は、ふる
い、解砕および冷却の各機能をそれぞれ単独にまたは複
合的に有する装置である。なお、飛灰の性質によって
は、ボール8を使用しない場合もある。
【0010】このような飛灰安定装置6に供給された飛
灰は、ふるい目7上にある多数のボール8によって解砕
され、振動または旋回等の動きをするふるい目7によっ
てふるわれると共に、この間に約30〜60℃の温度ま
で冷却される。なお、場合によっては、強制空冷等を併
用する。
灰は、ふるい目7上にある多数のボール8によって解砕
され、振動または旋回等の動きをするふるい目7によっ
てふるわれると共に、この間に約30〜60℃の温度ま
で冷却される。なお、場合によっては、強制空冷等を併
用する。
【0011】次いで、上記ふるい装置6によってふるわ
れた低温度の飛灰は、受けホッパまたはシュート12を
経て粉体ポンプ9に供給され、粉体ポンプ9によって例
えば径25mmのプラスチック、透明または半透明のアー
ス線入り導管10(アースを別にとれば他の種類の管で
もよい)を通りホッパ11に送られる。13は、受けホ
ッパまたはシュート12のレベル検出器、14は、ホッ
パ11に送られる飛灰の流量制御器である。
れた低温度の飛灰は、受けホッパまたはシュート12を
経て粉体ポンプ9に供給され、粉体ポンプ9によって例
えば径25mmのプラスチック、透明または半透明のアー
ス線入り導管10(アースを別にとれば他の種類の管で
もよい)を通りホッパ11に送られる。13は、受けホ
ッパまたはシュート12のレベル検出器、14は、ホッ
パ11に送られる飛灰の流量制御器である。
【0012】粉体ポンプ9の運転は、受けホッパまたは
シュート12のレベル検出器13と、飛灰を移送する導
管10の途中または飛灰の輸送先または粉体ポンプ9の
吐出側に設けられた流量制御器14の何れか一方または
両方によって制御される。
シュート12のレベル検出器13と、飛灰を移送する導
管10の途中または飛灰の輸送先または粉体ポンプ9の
吐出側に設けられた流量制御器14の何れか一方または
両方によって制御される。
【0013】飛灰安定装置6における飛灰の解砕および
ふるい時に、必要に応じて、ふるい装置内またはその外
側にファンにより空気を吹き込み、飛灰を冷却するよう
にしてもよい。また、ふるい装置は振動式のほか旋回式
や回転式であってもよい。
ふるい時に、必要に応じて、ふるい装置内またはその外
側にファンにより空気を吹き込み、飛灰を冷却するよう
にしてもよい。また、ふるい装置は振動式のほか旋回式
や回転式であってもよい。
【0014】以上述べたように、この発明の方法によれ
ば、集塵器2(ガス冷却器、HCl 除去装置からの排出灰
を含む)において集塵された大量の飛灰は、ふるい装置
を有する飛灰安定装置6によって、解砕且つふるわれる
と共に、 30〜60℃の温度まで冷却される。従っ
て、これを粉体ポンプ9により、その機能を阻害するこ
となく、導管10を通って定量的にホッパ11に輸送す
ることができ、従って、輸送途中に飛灰の飛散が生ずる
ことはなく、また、輸送用導管10は小径の塩化ビニル
管を使用することが可能で、メンテナンスも容易であ
り、簡単な設備で効率的に飛灰の輸送を行うことができ
る。
ば、集塵器2(ガス冷却器、HCl 除去装置からの排出灰
を含む)において集塵された大量の飛灰は、ふるい装置
を有する飛灰安定装置6によって、解砕且つふるわれる
と共に、 30〜60℃の温度まで冷却される。従っ
て、これを粉体ポンプ9により、その機能を阻害するこ
となく、導管10を通って定量的にホッパ11に輸送す
ることができ、従って、輸送途中に飛灰の飛散が生ずる
ことはなく、また、輸送用導管10は小径の塩化ビニル
管を使用することが可能で、メンテナンスも容易であ
り、簡単な設備で効率的に飛灰の輸送を行うことができ
る。
【0015】なお、粉体ポンプ9の停止時に、導管10
中に残留する灰は、流動用に用いられている除湿空気に
よって輸送先に自動または手動で排出する。また、粉体
ポンプ9の受けホッパ11の下部に残留する灰の吸湿防
止には、ヒータを使用する。
中に残留する灰は、流動用に用いられている除湿空気に
よって輸送先に自動または手動で排出する。また、粉体
ポンプ9の受けホッパ11の下部に残留する灰の吸湿防
止には、ヒータを使用する。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の方法によ
れば、ごみ焼却炉において焼却する際に発生し、集塵器
(ガス冷却器、HCl 除去装置からの排出灰を含む)にお
いて捕集された大量の飛灰を、飛散が生ずることなく、
簡単な設備で容易に且つ効率的に輸送することができ
る、工業上有用な効果がもたらされる。
れば、ごみ焼却炉において焼却する際に発生し、集塵器
(ガス冷却器、HCl 除去装置からの排出灰を含む)にお
いて捕集された大量の飛灰を、飛散が生ずることなく、
簡単な設備で容易に且つ効率的に輸送することができ
る、工業上有用な効果がもたらされる。
【図1】この発明の方法の一実施態様を示す概略系統図
である。
である。
【図2】振動式ふるい装置の拡大断面図である。
1 ごみ焼却炉設備 2 集塵器 3 煙突 4 ブロワ 5 バルブ 6 飛灰安定装置 7 ふるい目 8 ボール 9 粉体ポンプ 10 導管 11 ホッパ 12 受けホッパ 13 レベル検出器 14 流量制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 53/00 - 53/28 B65G 53/32 - 53/66 B65G 69/00 - 69/28 B01D 46/00 F23J 1/00 - 1/02
Claims (1)
- 【請求項1】 ごみ焼却炉においてごみを焼却する際に
発生した排ガス中の飛灰を集塵器で捕集し、次いで、捕
集した飛灰を、ふるいながら解砕し且つ冷却し、このよ
うにしてふるわれた飛灰を、粉体ポンプによって導管を
通り輸送することを特徴とする、集塵灰の輸送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25007596A JP3315324B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 集塵灰の輸送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25007596A JP3315324B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 集塵灰の輸送方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1087081A JPH1087081A (ja) | 1998-04-07 |
JP3315324B2 true JP3315324B2 (ja) | 2002-08-19 |
Family
ID=17202444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25007596A Expired - Fee Related JP3315324B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 集塵灰の輸送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3315324B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001206554A (ja) * | 2000-01-31 | 2001-07-31 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 粉粒体供給搬出装置 |
CN102009852B (zh) * | 2010-10-22 | 2012-07-25 | 福建龙净环保股份有限公司 | 一种气力输送装置 |
CN113955527A (zh) * | 2021-11-12 | 2022-01-21 | 漳州迈邦自动化设备有限公司 | 一种内胎喷粉机 |
-
1996
- 1996-09-20 JP JP25007596A patent/JP3315324B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1087081A (ja) | 1998-04-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |