JP2812939B2 - 電荷転送装置における出力回路 - Google Patents

電荷転送装置における出力回路

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JP2812939B2
JP2812939B2 JP62011356A JP1135687A JP2812939B2 JP 2812939 B2 JP2812939 B2 JP 2812939B2 JP 62011356 A JP62011356 A JP 62011356A JP 1135687 A JP1135687 A JP 1135687A JP 2812939 B2 JP2812939 B2 JP 2812939B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、CCD(電荷結合デバイス)等からなる遅延
素子及び固体撮像装置の信号出力部分に設けられる電荷
転送装置における出力回路に関する。 B.発明の概要 遅延素子及び固体撮像装置のような電荷転送装置の信
号出力部分に設けられる出力回路において、増幅回路の
少なくとも一方の端子にDCレベルが一定で利得が略1と
なるバッファ回路を接続することにより、低電圧下にお
いても十分に動作させ、且つ回路設計等の容易な構成と
するものである。 C.従来の技術 一般に、CCD等からなる遅延素子及び固体撮像装置等
の電荷転送装置の回路構成においては、所定の増幅機能
を有した増幅回路がその出力部に設けられている。 第8図及び第9図は従来の遅延素子及び固体撮像装置
における出力回路をそれぞれ示しており、第8図の例
は、インバータ回路構成の例であり、第9図の例はソー
スフォロワァ回路構成の例である。ここで、これらの出
力回路について各図を参照しながら簡単に説明する。 先ず、第8図の出力回路は、MOSトランジスタ81とMOS
トランジスタ82とで構成されており、入力信号はMOSト
ランジスタ82のゲートに入力して、能動負荷となるよう
にゲートとドレインが接続されたMOSトランジスタ81と
上記MOSトランジスタ82のドレインとの接続点から出力
信号が取り出されるようなインバータ回路構成となって
いる。 次に、第9図の出力回路は、MOSトランジスタ91とMOS
トランジスタ92とで構成されており、入力信号は上記MO
Sトランジスタ91のゲートに入力し、そのMOSトランジス
タ91のソースから出力信号が取り出されるソースフォロ
ワァ回路構成となっている。 D.発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上述のようなインバータ回路構成の出
力回路や、ソースフォロワァ回路構成の出力回路では、
次のような問題点を有することになる。 まず第1に、従来の出力回路では、DCレベルの変動が
伴うことになる。即ち、入力DCレベルが出力DCレベルと
一致せず、これら出力回路にローパスフィルター(LP
F)回路やサンプルホールド(S/H)回路等を組み合わせ
て行った場合には、このDCレベルの変動によって、電源
電圧を高くする必要が生じ、また、回路設計も複雑化す
ることになる。 第2に、ソースフォロワァ回路構成の出力回路にあっ
ては、その利得が0dB以下であり、多段に接続した場合
に利得は更に小さくなる。 第3に、インバータ回路構成の出力回路にあっては、
製造プロセスの条件に左右され、闘値電圧の変動等の問
題があり、闘値電圧が変動した場合には正確な動作を行
うことが困難となる。 最後に、従来、CCD等からなる遅延素子及び固体撮像
装置の扱う信号はアナログ信号であり、MOSトランジス
タを多用したメモリ等の半導体装置と比較して高め電源
電圧を使用し十分な動作を確保することが行われていた
が、最近の低電圧化の傾向からCCD等からなる遅延素子
及び固体撮像装置においてもメモリ同様な低い電圧で駆
動することが要求されている。このような低電圧化を図
った場合には、特にレベル上のマージンが小さくなっ
て、上述の如きDCレベルの変動等によっては正確な動作
を行うことが困難となり、また、その回路設計も容易で
ない。 そこで、本発明は上述の問題点に鑑み、低電圧下にお
いても十分に動作し且つ回路設計等も容易に行うことが
でき、また、製造上のばらつきにも強い構成の遅延素子
及び固体撮像装置等の電荷転送装置における出力回路の
提供を目的とする。 E.問題点を解決するための手段 本発明は、増幅回路と、該増幅回路の入出力側の少な
くとも一方に接続され、DCレベルを一定とするための帰
還ループが形成された利得が略1のバッファ回路とを有
してなる電荷転送装置における出力回路により上述の問
題点を解決する。 ここで、上記増幅回路は、インバータ回路やソースフ
ォロワァ回路を用いることができる。また、上述のよう
なバッファ回路としては、オペアンプとインバータ若し
くはソースフォロワァを組み合わせ、そのインバータ
(ソースフォロワァ)の出力がオペアンプに帰還(負帰
還)される回路構成の所謂バートン回路を用いることが
できる。 F.作用 DCレベルが一定で利得が略1となるバッファ回路を増
幅回路と接続して行くことで、出力回路の各部における
レベルの上下変動を抑えることができ、単一のDCレベル
を基準にして容易に回路設計を行うことが可能となっ
て、特に低電圧化を図った場合や出力回路の一部にサン
プルホールド回路やローパスフィルター回路等を組み込
んだ場合に有効である。 G.実施例 本発明の好適な実施例を図面を参照しながら説明す
る。 第1の実施例 本発明の第1の実施例にかかる遅延素子及び固体撮像
装置等の電荷転送装置の出力回路は、第1図及び第3図
に示すように、増幅回路としてソースフォロワァ構成の
回路を有し、DCレベルが一定で利得が略1となるバッフ
ァ回路としてバートン回路構成を接続してなるものであ
る。 まず、その基本的構成について、第1図に基づき説明
すると、例えばCCDのフローティングゲートから出力さ
れる出力信号が入力するソースフォロワァ回路10と、出
力DCレベルを一定にするためのバートン回路20とを有し
ており、ソースフォロワァ回路10の出力部にバートン回
路20の入力部が接続され、DCレベルの変動の抑えた出力
が可能な回路構成となっている。 ここで、第2図を参照しながら、上記バートン回路20
について説明すると、バートン回路20は、オペアンプ20
Aとソースフォロワァ回路20Bとからなり、そのソースフ
ォロワァ回路20Bの出力が上記オペアンプ20Aに負帰還さ
れる構成となっている。このバートン回路20全体として
は、ボルーテージホロワとして機能し、高い入力インピ
ーダンスを有し、低い出力インピーダンスを有すること
になる。したがって、このように構成される遅延素子及
び固体撮像装置の出力回路のDCレベルの変動は抑制さ
れ、且つ次段に各種信号処理回路を設けた場合でも有効
に駆動できることになる。 なお、上記ソースフォロワァ回路10やバートン回路20
のソースフォロワァ回路20Bは、それぞれインバータ回
路としても良く、特にバートン回路20にインバータ回路
を用いた場合には、そのインバータ回路は帰還ループ中
の回路であることから、プロセス条件によるトランジス
タ特性等の変動があった時でも、その回路動作への影響
へ小さなものとなる。なお、インバータ回路とした場合
の帰還ループは正帰還ループとなる。 第3図は、第1の実施例を遅延素子及び固体撮像装置
における出力回路の具体的な回路図であり、まず、ソー
スフォロワァ回路10を構成するように、電源電圧と接地
電圧の間に直列にNMOSトランジスタ11とNMOSトランジス
タ12が配設されている。入力部となるNMOSトランジスタ
11のゲートは、例えばCCDのフローティングゲートFGと
接続して入力信号を受けて動作し、そのNMOSトランジス
タ11のソースから出力信号が次段のバートン回路20のNM
OSトランジスタ21のゲートに供給される。上記NMOSトラ
ンジスタ12は負荷として用いられている。 次に、DCレベルが一定で利得が略1となるバッファ回
路であるバートン回路20は、差動トランジスタ対を構成
するNMOSトランジスタ21,22とカレントミラーに接続さ
れたPMOSトランジスタ23,24及び定電流源としてのNMOS
トランジスタ25からなる演算増幅回路と、電源電圧と接
地電圧の間に直列に配設されたNMOSトランジスタ26,27
からなるソースフォロワァ回路とからなっている。上記
NMOSトランジスタ22のドレインより取り出された演算増
幅回路の出力信号は、上記NMOSトランジスタ26のゲート
に入力し、ソースフォロワァ回路の出力信号は、マイナ
ス入力のNMOSトランジスタ22のゲートに入力して負帰還
ループを構成している。そして、当該出力回路の出力
は、上記ソースフォロワァ回路のNMOSトランジスタ26の
ソースから取り出される構成となっている。 このような回路構成とすることで、本実施例の遅延素
子及び固体撮像装置における出力回路は、出力低インピ
ーダンスとなり、DCレベルの変動は抑制され、次段に各
種信号処理回路を設けた場合でも有効に駆動できること
になる。そして、特に遅延素子及び固体撮像装置の低電
圧化を図った場合でも、DCレベルを定めて回路設計が可
能となり、レベル上のマージンを大きくとることがで
き、信号のダイナミックレンジを大きくすることができ
る。さらに、プロセス上の原因による特性のばらつきも
吸収される。なお、バートン回路20は演算増幅回路とイ
ンバータ回路の組み合わせによるものでも良い。また、
上記ソースフォロワァ回路10の入力側にDCレベルが一定
で利得が略1となるバッファ回路を配置しても良い。 第2の実施例 本発明の第2の実施例は、第4図及び第5図に示すよ
うに、増幅回路としてソースフォロワァ構成の回路を有
し、DCレベルが一定で利得が略1となるバッファ回路と
してバートン回路構成の回路を接続し、さらに、その出
力側にローパスフィルター回路及びバッファ回路を配設
させたものである。 まず、その基本的構成について、第4図に基づき説明
すると、例えばCCDのフローティングゲートから出力さ
れる出力信号が入力するソースフォロワァ回路10と、出
力DCレベルを一定にするためのバートン回路20とを有し
ており、このバートン回路20の出力側にはアクティブロ
ーパスフィルター回路50が接続され、さらにそのアクテ
ィブローパスフィルター回路50の出力側にはバートン回
路60が接続されている。 このような本実施例の遅延素子及び固体撮像装置にお
ける出力回路は、上記アクティブローパスフィルター回
路50の入力側のみならず出力側にもDCレベルが一定で利
得が略1となるバートン回路20,60を配していることか
ら、DCレベルの変動を抑え且つ利得を維持することがで
き、回路設計を容易なものとすることができる。 第5図は、このような本実施例の一具体例であって、
まず、ソースフォロワァ回路10として、電源電圧と接地
電圧の間に直列にNMOSトランジスタ11とNMOSトランジス
タ12が配設されている。NMOSトランジスタ11のゲート
は、例えばCCDのフローティングゲートと接続して入力
信号を受けて動作し、そのNMOSトランジスタ11のソース
から出力信号が次段のバートン回路20のNMOSトランジス
タ21のゲートに供給される。上記NMOSトランジスタ12は
負荷として用いられている。 次に、DCレベルが一定で利得が略1となるバッファ回
路であるバートン回路20は、差動トランジスタ対を構成
するNMOSトランジスタ21,22とカレントミラーに接続さ
れたPMOSトランジスタ23,24及び定電流源としてのNMOS
トランジスタ25からなる演算増幅回路と、電源電圧と接
地電圧の間に直列に配設されたNMOSトランジスタ26,27
からなるソースフォロワァ回路とからなっている。上記
NMOSトランジスタ22のドレインより取り出された演算増
幅回路の出力信号は、上記NMOSトランジスタ26のゲート
に入力し、そのNMOSトランジスタ26のソースより取り出
されるソースフォロワァ回路の出力信号は、マイナス入
力のNMOSトランジスタ22のゲートに入力して負帰還ルー
プを構成している。 そして、このバートン回路20の出力部である上記NMOS
トランジスタ26のソースには、アクティブローパスフィ
ルター回路50が接続する。このアクティブローパスフィ
ルター回路50は、抵抗として機能するMOSトランジスタ5
1aに接続され、その他端には正帰還ループにおけるキャ
パシタ52aと第2の抵抗として機能するMOSトランジスタ
51bが接続し、そのMOSトランジスタ51bの他端には、第
2のキャパシタ52bが接続する。これらMOSトランジスタ
51a,51b及びキャパシタ52a,52bによって当該アクティブ
ローパスフィルター回路50の時定数特性を定めることが
できる。そして、上記MOSトランジスタ51bの他端から
は、さらに演算増幅回路が接続されており、この演算増
幅回路は、差動トランジスタ対を構成するNMOSトランジ
スタ53,54とカレントミラーに接続されたPMOSトランジ
スタ55,56及び定電流源としてNMOSトランジスタ57とに
より構成されている。この演算増幅回路の出力は、上記
NMOSトランジスタ54のドレインより取り出されてソース
フォロワァ回路のNMOSトランジスタ58のゲートに接続さ
れ、負荷であるNMOSトランジスタ59の接続点である当該
NMOSトランジスタ58のソースから上記演算増幅回路のNM
OSトランジスタ54のゲートに接続する負帰還ループが形
成されている。そして、その負帰還ループが形成された
NMOSトランジスタ58のソースから上記キャパシタ52aを
有した正帰還ループが接続され、さらに、そこから次段
のバートン回路60に接続されるように構成されている。 このようなアクティブローパスフィルター回路50の次
には、DCレベルが一定で利得が略1となるバッファ回路
であるバートン回路60が接続している。このバートン回
路60は、上記バートン回路20と同様に、差動トランジス
タ対を構成するNMOSトランジスタ61,62とカレントミラ
ーに接続されたPMOSトランジスタ63,64及び定電流源と
してのNMOSトランジスタ65からなる演算増幅回路と、電
源電圧と接地電圧の間に直列に配設されたNMOSトランジ
スタ66,67からなるソースフォロワァ回路とからなって
いる。上記NMOSトランジスタ62のドレインより取り出さ
れた演算増幅回路の出力信号は、上記NMOSトランジスタ
66のゲートに入力し、そのNMOSトランジスタ66のソース
からは、マイナス入力のNMOSトランジスタ62のゲートに
入力する負帰還ループが設けられている。そして上記NM
OSトランジスタ66のソースからは、さらに出力信号が取
り出され、この出力信号は当該アクティブローパスフィ
ルターを有した出力回路の出力信号として、他の信号処
理装置へと伝送されることになる。 このような構成を有した本実施例を遅延素子及び固体
撮像装置における出力回路は、上記アクティブローパス
フィルター回路50を、DCレベルが一定で利得が略1とさ
れるバートン回路20及びバートン回路60で挟んで存在さ
せている。即ち、バートン回路20,60でDCレベルの変動
なく該アクティブローパスフィルター回路50が配される
ことになり、このようにバートン回路を配することで回
路設計上困難なく出力回路自体を多機能化できることに
なる。 また、DCレベルを一定に保つことができるため、CCD
等の低電圧化の傾向に従って出力回路の電源電圧自体を
低電圧にしたときであっても、レベルのマージンを大き
く確保することができ、ダイナミックレンジを大きくと
って十分な動作をさせるようにすることができる。 また、バートン回路は、帰還系を有しており、仮にこ
の帰還系を構成するトランジスタの特性がプロセス条件
によって変動したとしても、直接に駆動するためのトラ
ンジスタではなく帰還系内で動作するものであることか
ら、製造プロセス条件の変動による悪影響を十分に小さ
くすることができる。 なお、上述のソースフォロワァ構成となるNMOSトラン
ジスタ11,12、26,27、58,59、66,67は、それぞれインバ
ータ構成としても良く、また、ソースフォロワァ回路10
を無い構成とし、バートン回路20,アクティブローパス
フィルター回路50,バートン回路60が直列に接続される
回路構成としても良い。 第3の実施例 遅延素子及び固体撮像装置における出力回路の第3の
実施例は、第6図及び第7図に示すように、増幅回路と
してソースフォロワァ構成の回路を有し、DCレベルが一
定で利得が略1となるバッファ回路としてバートン回路
構成の回路を接続し、これにサンプルホールド回路を接
続して同様にDCレベルが一定で利得が略1となるバッフ
ァ回路を接続し、さらに、その出力側にローパスフィル
ター回路及びバッファ回路を配設させたものである。 まず、その基本的構成について、第6図に基づき説明
すると、例えばCCDのフローティングゲートから出力さ
れる出力信号が入力するソースフォロワァ回路10に出力
DCレベルを一定にするためのバートン回路20が接続され
ている。このバートン回路20の出力側には一定時間レベ
ルを保持して動作するサンプルホールド回路30が接続さ
れ、さらにそのサンプルホールド回路30の出力側にはDC
レベルが一定とされ利得が略1であるバッファ回路とし
てバートン回路40が接続されている。このバートン回路
40の出力側にはアクティブローパスフィルター回路50が
接続され、さらにそのアクティブローパスフィルター回
路50の出力側にはバートン回路60が接続されている。 このような本実施例の遅延素子及び固体撮像装置にお
ける出力回路は、上記ソースフォロワァ回路10、上記サ
ンプルホールド回路30及び上記アクティブローパスフィ
ルター回路50が、それぞれDCレベルが一定で利得が略1
となるバートン回路20,40、60でそれぞれ区切られる構
成となっており、このためDCレベルの変動を抑え且つ利
得を維持することができ、その回路設計を容易なものと
することができる。即ち、上記バートン回路20,40,60は
それぞれ高入力低出力インピーダンスであることから、
レベルのマージンを確保し、低電圧化を図った場合であ
っても十分に動作させることが可能となる。 第7図は、このような遅延素子及び固体撮像装置にお
ける出力回路の具体的な一例であって、まず、ソースフ
ォロワァ回路10として、電源電圧と接地電圧の間に直列
にNMOSトランジスタ11とNMOSトランジスタ12が配設され
ている。NMOSトランジスタ11のゲートは、例えばCCDの
フローティングゲートと接続して入力信号を受けて動作
し、そのNMOSトランジスタ11のソースから出力信号が次
段のバートン回路20のNMOSトランジスタ21のゲートに供
給される。上記NMOSトランジスタ12は負荷として用いら
れている。 次に、DCレベルが一定で利得が略1となるバッファ回
路であるバートン回路20は、差動トランジスタ対を構成
するNMOSトランジスタ21,22とカレントミラーに接続さ
れたPMOSトランジスタ23,24及び定電流源としてのNMOS
トランジスタ25からなる演算増幅回路と、電源電圧と接
地電圧の間に直列に配設されたNMOSトランジスタ26,27
からなるソースフォロワァ回路とからなっている。上記
NMOSトランジスタ22のドレインより取り出された演算増
幅回路の出力信号は、上記NMOSトランジスタ26のゲート
に入力し、そのNMOSトランジスタ26のソースより取り出
されるソースフォロワァ回路の出力信号は、マイナス入
力のNMOSトランジスタ22のゲートに入力して負帰還ルー
プを構成している。 そして、このバートン回路20の出力部である上記NMOS
トランジスタ26のソースには、本実施例ではサンプルホ
ールド回路30が接続する。このサンプルホールド回路30
は、サンプリング信号がゲートに伝達されるスイッチン
グトランジスタ31と、サンプルホールドキャパシタ32と
からなっている。このサンプルホールド回路30の動作
は、上記スイッチングトランジスタ31のゲートに供給さ
れるサンプルホールドパルスに応じてスイッチングトラ
ンジスタ31がオン・オフ動作し、その動作によって、信
号のあるレベルが上記サンプルホールドキャパシタ32に
蓄積される。 次に、このようなサンプルホールド回路30の出力側に
は、上記バートン回路20と略同一のバートン回路40が接
続する。このバートン回路40によって、上記サンプルホ
ールド回路30と次のアクティブローパスフィルター回路
50との間のDCレベルの変動が抑制され、利得の低下もな
い。このバートン回路40は、差動トランジスタ対を構成
するNMOSトランジスタ41,42とカレントミラーに接続さ
れたPMOSトランジスタ43,44及び定電流源としてのNMOS
トランジスタ45からなる演算増幅回路と、電源電圧と接
地電圧の間に直列に配設されたNMOSトランジスタ46,47
からなるソースフォロワァ回路とからなっている。上記
NMOSトランジスタ42のドレインより取り出された演算増
幅回路の出力信号は、上記NMOSトランジスタ46のゲート
に入力し、そのNMOSトランジスタ46のソースより取り出
されるソースフォロワァ回路の出力信号は、マイナス入
力のNMOSトランジスタ42のゲートに入力して負帰還ルー
プを構成している。 次に、このバートン回路40の出力側に配置されるアク
ティブローパスフィルター回路50については、上述の第
2の実施例のものと同様に、上記バートン回路40のNMOS
トランジスタ46のソースが抵抗として機能するMOSトラ
ンジスタ51aに接続され、その他端には正帰還ループに
おけるキャパシタ52aと第2の抵抗として機能するMOSト
ランジスタ51bが接続し、そのMOSトランジスタ51bの他
端には、第2のキャパシタ52bが接続する構成となって
いる。そして、上記MOSトランジスタ51bの他端からは、
さらに演算増幅回路が接続されており、この演算増幅回
路は、差動トランジスタ対を構成するNMOSトランジスタ
53,54とカレントミラーに接続されたPMOSトランジスタ5
5,56及び定電流源としてのNMOSトランジスタ57とにより
構成されている。この演算増幅回路の出力は、上記NMOS
トランジスタ54のドレインより取り出されてソースフォ
ロワァ回路のNMOSトランジスタ58のゲートに接続され、
負荷であるNMOSトランジスタ59の接続点である当該NMOS
トランジスタ58のソースから上記演算増幅回路のNMOSト
ランジスタ54のゲートに接続する負帰還ループが形成さ
れている。そして、その負帰還ループが形成されたNMOS
トランジスタ58のソースから上記キャパシタ52aを有し
た正帰還ループが接続され、さらに、そこから次段のバ
ートン回路60に接続されるように構成されている。 このようなアクティブローパスフィルター回路50の次
には、DCレベルが一定で利得が略1となるバッファ回路
であるバートン回路60が接続している。このバートン回
路60は、上記バートン回路20と同様に、差動トランジス
タ対を構成するNMOSトランジスタ61,62とカレントミラ
ーに接続されたPMOSトランジスタ63,64及び定電流源と
してのNMOSトランジスタ65からなる演算増幅回路と、電
源電圧と接地電圧の間に直列に配設されたNMOSトランジ
スタ66,67からなるソースフォロワァ回路とからなって
いる。上記NMOSトランジスタ62のドレインより取り出さ
れた演算増幅回路の出力信号は、上記NMOSトランジスタ
66のゲートに入力し、そのNMOSトランジスタ66のソース
からは、マイナス入力のNMOSトランジスタ62のゲートに
入力する負帰還ループが設けられている。そして上記NM
OSトランジスタ66のソースからは、さらに出力信号が取
り出され、この出力信号は当該アクティブローパスフィ
ルターを有した出力回路の出力信号として、他の信号処
理装置へと伝送されることになる。 このような構成を有した本実施例の遅延素子及び固体
撮像装置における出力回路は、上記サンプルホールド回
路30と、上記アクティブローパスフィルター回路50と
は、それぞれDCレベルが一定で利得が略1とされるバー
トン回路20,40,60により挟まれて配置されている。した
がって、これら各バートン回路20,40,60でDCレベルの変
動を有効に抑えることができ、上記サンプルホールド回
路30や上記アクティブローパスフィルター回路50を回路
設計上困難なく配置することが可能となる。 また、CCD等の低電圧化の傾向に従って出力回路の電
源電圧自体を低電圧にしたときであっても、レベルのマ
ージンを大きく確保することができ、ダイナミックレン
ジを大きくとって十分な動作をさせるようにすることが
でき、さらにトランジスタの特性等がプロセス条件によ
って変動したとしても、帰還系においては製造プロセス
条件の変動による悪影響を十分に小さくすることができ
る。また、上記バートン回路20,40,60及びアクティブロ
ーパスフィルター回路50の各バートン回路構成は略同一
の構成となり、回路配置作業上やプロセス上においてそ
の取り扱いに便宜である。 なお、上述のソースフォロワァ構成となるNMOSトラン
ジスタ11,12、26,27、46,47、58,59、66,67は、それぞ
れインバータ構成としても良く、また、ソースフォロワ
ァ回路10を無い構成としても良い。 また、上述の実施例では、増幅回路にバートン回路を
バッファ回路として接続し、さらにアクティブローパス
フィルター回路やサンプルホールド回路を加えたものに
ついて説明したが、これらアクティブローパスフィルタ
ー回路やサンプルホールド回路を加えたものに限定され
ず、さらに他の信号処理回路をバートン回路等のDCレベ
ルが一定で利得が略1とされるバッファ回路で挟むよう
な構成とすることも可能である。 H.発明の効果 本発明の遅延素子及び固体撮像装置等の電荷転送装置
における出力回路は、DCレベルが一定で利得が略1とさ
れるバッファ回路を用い、このバッファ回路によって、
DCレベルの変動を抑制して、レベルのマージンを大きく
し、当該出力回路のダイナミックレンジを大きくするこ
とができる。このため低電圧化を図ったときでも容易に
回路設計することが可能であり、多機能化を図った場合
に有利である。 また、帰還系におけるトランジスタの特性が変動した
場合であっても、本発明の出力回路ではそのプロセス上
の悪影響を十分に小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の遅延素子及び固体撮像装置における出
力回路の第1の実施例にかかるブロック図、第2図はそ
の出力回路のバートン回路の具体的構成を示すブロック
図、第3図は上記第1の実施例にかかる出力回路の回路
構成を示す回路図、第4図は本発明の遅延素子及び固体
撮像装置における出力回路の第2の実施例にかかるブロ
ック図、第5図は上記第2の実施例にかかる出力回路の
回路構成を示す回路図、第6図は本発明の遅延素子及び
固体撮像装置における出力回路の第3の実施例にかかる
ブロック図、第7図は上記第3の実施例にかかる出力回
路の回路構成を示す回路図である。 また、第8図は従来の遅延素子及び固体撮像装置におけ
る出力回路の一例を示す回路図、第9図は従来の固体撮
像装置における出力回路の他の一例を示す回路図であ
る。 10……ソースフォロワァ回路 20……バートン回路 30……サンプルホールド回路 40……バートン回路 50……アクティブローパスフィルター回路 60……バートン回路
フロントページの続き (72)発明者 ▲真▼城 康人 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−34798(JP,A) 特開 昭56−116373(JP,A) 特開 昭61−25380(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/30 H01L 27/14 H01L 29/76

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.増幅回路と、該増幅回路の入出力側の少なくとも一
    方に接続され、DCレベルを一定とするための帰還ループ
    が形成された利得が略1のバッファ回路を有してなる電
    荷転送装置における出力回路。 2.上記バッファ回路は、バートン回路からなることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の電荷転送装置に
    おける出力回路。
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