JP2812411B2 - テープ駆動装置 - Google Patents

テープ駆動装置

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JP2812411B2
JP2812411B2 JP4082308A JP8230892A JP2812411B2 JP 2812411 B2 JP2812411 B2 JP 2812411B2 JP 4082308 A JP4082308 A JP 4082308A JP 8230892 A JP8230892 A JP 8230892A JP 2812411 B2 JP2812411 B2 JP 2812411B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業用の利用分野】本発明は2つのリール台間に配設
されたドラムにテープをローデイングさせるテープ駆動
装置に関するものである。例えばテープローディング時
ドラムに結露が生じていた場合でもテープがドラムに巻
き付くのを防止する、磁気記録再生装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】VTR装置等、2つのリール台間に配設
されたドラムにテープをローデイングさせる装置におけ
る従来のローディング機構は、通常供給側リール台にブ
レーキをかけ、ドラムを常に供給リールからテープが引
き出される方向に回転させながらローディングを行って
いる。
【0003】また、巻取リール台にテープがない始端状
態では供給リール台のブレーキを解除して、ローディン
グを行っていた。この従来のローデイング制御を図4に
示す。図中、CWは時計方向への回転を、CCWは反時
計方向への回転を示している。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、従
来のローデイング機構においては、ドラムが結露してテ
ープが貼付いた場合においても、通常は供給リ−ル台に
ブレーキをかけた状態で供給リールよりテープを引き出
そうとするため、テ−プを引き出すことがなかつた。
【0005】しかし、ドラムが結露した場合、始端時の
ローディングにおいては、供給リールのブレーキを解除
するため、同様にテープがドラムに貼付き、供給リール
からテープが次々に繰出されて、ドラムに巻付いてたる
み、テープダメージとなるという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決することを目的としてなされたもので、上述の課題を
解決する一手段として例えば以下の構成を備える。即
ち、2つのリール台間に配設されたドラムにテープをロ
ーディングさせるテープ駆動装置であって、通常は一方
のリール台にブレーキを作動させてテープローディング
を行い、他方のリール台に引き出すテープがない場合に
は前記ブレーキを解除してテープローディングを行うと
ともに、テープローディング中に前記ドラムにテープが
巻回開始した時点において、前記通常の場合は、前記ブ
レーキが制動中のリール台からテープを引き出す方向に
前記ドラムを回転させ、前記他方のリール台に引き出す
テープがない場合は、この他方のリール台からテープを
引き出す方向に前記ドラムを回転させる制御手段を備え
ることを特徴とする。
【0007】
【作用】以上の構成において、始端時のローディング時
にはドラムを逆転させる様に制御することにより、ドラ
ムへのテープの巻付きによるテープダメージを防止する
ことができる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳細に説明する。 [第1実施例] 図1は本発明に係る一実施例のテープ駆動部の機構を示
す図であり、図1中、1はドラム、2,3は巻き付きポ
スト4,5テープをドラム1に巻回するために植立さ
れているリングであり、ギア6,7と噛合して互いに逆
方向に回転する。ギア6はモータ9の回転駆動軸に圧入
されたモータギア8と噛合している。
【0009】10はテープの内蔵されたカセットであ
り、本実施例装置にカセツト10を挿入した状態時にそ
の開口部10aにポスト4,5が入り込んで、テープ1
1を引き出し可能な構成となつている。12は発光ダイ
オード、13,14はそれぞれ光検出素子を含む供給、
巻取側のエンドセンサであり、この発光ダイオード12
とエンドセンサ13,14との中間をテープ11が通過
する様に構成されている。テープ11の供給リール1
5、巻取リール16の取付部付近は光透過材で構成され
ている。このため、この光透過材で構成されている部分
が発光ダイオード12とエンドセンサ13,14との中
間を通過すると、エンドセンサ13,14に発光ダイオ
ード12の光が到達し、テープ11の始端及び終端を検
出することができる。
【0010】17は回転基軸17aを中心に揺動するブ
レーキであり、バネ19のバネ力によりブレーキパツド
が供給リール15に押圧されて供給リール15の回転を
制動する。18はブレーキソレノイドで、ブレーキソレ
ノイド18が付勢されることによりブレーキ17のブレ
ーキパツドによる供給リール15への押圧を解除する。
20はリング3の回転に従つて回転するロ−タリスイツ
チであり、リング3の回転角を検出することにより、ポ
スト4,5のドラム1への巻付動作の開始、終了を検出
する。
【0011】以上のモータ9、エンドセンサ13,1
4、ソレノイド18、ロータリスイッチ20は、コント
ロール回路21に接続されている。コントロール回路2
1は、エンドセンサ13,14、ロータリスイッチ20
よりの検出結果を解析すると共に、モータ9、ソレノイ
ド18等の制御を行なう。コントロール回路21はマイ
クロコンピユータで構成することにより、簡単な構成
で、且つ汎用性の高い、ものとすることができる。本実
施例のコントロール回路21の制御を、図2のフローチ
ヤートを参照して以下に説明する。
【0012】本構成において、ステツプS1で不図示の
カセットインスイッチにより、カセットが装着されたか
否かを監視する。不図示のカセットインスイッチによ
り、カセットの装着が検出されるとステツプS1よりス
テツプS2に進み、先ず、巻取側のエンドセンサ14の
検出状態を調べる。エンドセンサ14に発光ダイオード
12の光が着光していれば始端と判断し、ステツプS3
でソレノイド18を通電し、ブレーキ17を解除する。
続くステツプS4でドラム1を時計方向に回転させる。
【0013】次にステツプS5でモードモータ9を時計
方向に回転させ、ローディング動作を開始する。そし
て、ステツプS6でロータリスイッチ20がローディン
グ完了を検出するのを監視する。ロータリスイッチ20
がローディング完了を検出したならステツプS7に進
み、ドラム1の回転を停止する。そして続くステツプS
8でモードモータ9を停止し、ローディングを完了す
る。
【0014】一方、ステツプS2でエンドセンサ14に
発光ダイオード12の光が着光していなければステツプ
S2よりステツプS10に進み、ソレノイド17への通
電を行なわずブレーキオン状態を維持して供給リール1
5を固定する。そして続くステツプS11でドラム1を
反時計方向に回転させる。次にステツプS12でモード
モータ9を時計方向に回転させローディング動作を開始
する。
【0015】そして、ステツプS13及びステツプS1
4で、エンドセンサ14に発光ダイオード12の光が着
光し、テープ始端が検出されるか、又はロータリスイッ
チ20がローディング完了を検出するのを監視する。ス
テツプS14でロータリスイッチ20がローディング完
了を検出したら、ステツプS7に進み、以下、ドラム1
及びモードモータ9を停止し、ローディングを完了す
る。
【0016】ただし、このローディング動作中はステツ
プS13で常にエンドセンサ14の検出を確認し、テー
プ始端を検出したら、ステツプS13よりステツプS1
5に進み、モードモータ9を一時停止し、続くステツプ
S16でドラム1も一時停止する。そしてステツプS3
に進み、始端検出時の動作を行なう。以上の様に制御す
ることにより、ローディング途中にドラムが結露して貼
付いたテープをリール台から引き出そうとした場合、始
端でなければ供給リール台にブレーキが作用していて引
き出せず、始端であれば、巻取リールに引き出すテープ
がないので、いずれにしてもテープを引き出せず、従っ
てドラムにテ−プが巻付く等してテープダメージとなる
のを防止できる。
【0017】[第2実施例]上述した第1実施例におい
ては、ローディング動作中、始端検出をしなければずっ
と同一方向にドラムが回転している。しかし、結露によ
るトラブルはドラムにテープが接触した直後に発生す
る。このため、ロータリスイッチ20でドラム1にテー
プが接触した後のタイミングを検出し、それ以後はドラ
ムが逆転する様に設定しても良い。
【0018】このロータリスイッチ20でドラム1にテ
ープが接触した後のタイミングを検出し、それ以後はド
ラムが逆転する様に設定する本発明に係る第2実施例に
おけるコントロール回路21の制御フローチヤートを図
3に示す。図3において、図2と同様構成については同
一ステツプ番号を付し、詳細説明を省略する。図3に示
す第2実施例においては、先ず、ステツプS5のモード
モータ9を時計方向に回転させ、ローディング動作を開
始した後、ステツプS6でロータリスイッチ20がロー
ディング完了を検出するのを監視する間に、ステツプS
31、ステツプS32のステツプを実行する。
【0019】ステツプS31ではテープとドラム1とが
接触状態となるのを監視し、接触状態となるとステツプ
S32でドラム1を今までとは逆の反時計方向に回転さ
せる。そしてステツプS6に進む様に制御する。なお、
テープとドラム1との接触は、ロ−タリスイツチ2によ
りリング3の回転角を検出してポスト4,5のドラム1
への巻付動作を検出することで判断可能である。
【0020】また、他の第1実施例との相違点は、ステ
ツプS12のモードモータ9を時計方向に回転させ、ロ
ーディング動作を開始した後、ステツプS13及びステ
ツプS14でエンドセンサ14に発光ダイオード12の
光が着光し、テープ始端が検出されるか、又はロータリ
スイッチ20がローディング完了を検出するのを監視す
る処理の間に、ステツプS41〜ステツプS43のステ
ツプを実行する点である。
【0021】先ずステツプS41及びステツプS42
で、エンドセンサ14に発光ダイオード12の光が着光
し、テープ始端が検出されるか、又はテープとドラム1
とが接触状態となるのを監視する。この状態でテープ始
端が検出されたときにはステツプS41よりステツプS
15に進む。一方、テープ始端が検出されることなくテ
ープとドラム1とが接触状態となつた場合にはステツプ
S42よりステツプS43に進み、ドラム1を今までと
は逆の時計方向に回転させてからステツプS13の処理
に進む。
【0022】以上の様に制御することにより、ドラム1
の回転がリール固定側のテープのテンションを下げる方
向となるため、ローディング時のテンションが上がるこ
とによるテープダメージを防止することができる。な
お、第2実施例においては、ドラム1にテープが接触し
た後の結露ではテープのドラム巻付が発生する可能性が
あるが、その確率は非常に低く、ほとんど問題となるこ
とはない。
【0023】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、結露
時のテープのドラムへの巻付を有効に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の構成を示す平面図であ
る。
【図2】本発明に係る第1実施例のコントロール回路に
おけるローデイング動作の制御手順を示すフローチヤー
トである。
【図3】本発明に係る第2実施例のコントロール回路に
おけるローデイング動作の制御手順を示すフローチヤー
トである。
【図4】従来例のこの種の装置におけるローデイング動
作を示すフローチヤートである。
【符号の説明】
1 ドラム 2,3 ローディングリング 4,5 引き出しポスト 6,7 ギア 8 モータギア 9 モードモータ 10 カセット 11 テープ 12 発光素子 13,14 エンドセンサ 15 供給リール 16 巻取リール 17 ブレーキ 18 ソレノイド 19 ブレーキバネ 20 ロータリスイッチ 21 コントロール回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのリール台間に配設されたドラムに
    テープをローディングさせるテープ駆動装置であって、 通常は一方のリール台にブレーキを作動させてテープロ
    ーディングを行い、他方のリール台に引き出すテープが
    ない場合には前記ブレーキを解除してテープローディン
    グを行うとともに、テープローディング中に前記ドラム
    にテープが巻回開始した時点において、前記通常の場合
    は、前記ブレーキが制動中のリール台からテープを引き
    出す方向に前記ドラムを回転させ、前記他方のリール台
    に引き出すテープがない場合は、この他方のリール台か
    らテープを引き出す方向に前記ドラムを回転させる制御
    手段を備えることを特徴とするテープ駆動装置。
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