JPH04181538A - 磁気記録再生装置のリール駆動機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明はＲ−ＤＡＴ等の磁気記録再生装置に関し、特に
リール駆動機構に関する。

（ロ）従来の技術 従来からＲ−ＤＡＴ等の磁気記録再生装置のリール駆動
４ｍ！溝では、再生時のテープの巻き取りにブラシモー
タの回転トルクをそのままリールに伝えるとモータのト
ルクむらがテープ走行に悪影響を与えるため、通常はモ
ータとリールとの間にスリップ機構を設けてトルクの安
定化を図っている。

また、テープアンローディング時もテープの傷みを考慮
して、通常はプレイ時と同じスリップ機構を使用し、比
較的小さなトルクで巻き取りを行い過大なテンションが
テープにかからない様にしている。このため、アンロー
ディング時のテープ巻き取りトルクはスリップ機構の伝
達トルクとなって常に一定である。

（ハ）発明が解決しようとする課題 しかしながら、１つのカセットテープを幾度も繰り返し
使用した場合、カセット内のハブの回転負荷が増大する
ことがある。前述したようにテープ巻き取りトルクが一
定であるため、カセット内のハブの回転負荷がアンロー
ディング時の巻き取りトルクを越えた場合、テープアン
ローディング後にテープがカセットの中に完全に収納さ
れずに外に残りカセット排出時にテープを傷めたり、最
悪の場合にはテープガイド類にテープが引っ掛かってカ
セットの排出が不能となってしまうことがあり、問題と
なっていた。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するためのものであって、テー
プ巻き取りリールの回転負荷の異常を検知する手段と、
該手段のリールの負荷に応じてメカニズムコントロール
用のマイコンからの信号によりリール駆動機構をリール
モータからの動力をスリップ機構を介してリール台を回
転させるかまた、スリップ機構を介さずにリール台を回
転させるのかを切り換えるようにしたことを特徴とする
磁気記録再生装置のリール駆動機構を提案する。

（ホ）作用 上記の如く構成したことにより、テープのハブ回転負荷
が大きくなると、検知手段がこれを検知してスリップ機
構を介さずに、直接大きなリールモータのトルクでテー
プを巻き取ることができる。

（へ）実施例 次に本発明の一実施例である磁気記録再生装置のリール
駆動機構について説明する。

第１図に於て、■はシステムコントロールマイコンで、
供給リール及び巻き取りリール側の回転センサー２．３
からの信号と、メカニズムの動作モードを検出する動作
モードスイッチ４からの信号が入力され、モードモータ
５、リール巻き取り機構切り換え用プランジャー６、リ
ールモータ７の動作を制御する。

また、第２図（ａ）〜第２図（ｄ）はリールの駆動機構
を示すもので、Ｒ，は供給リール台、Ｒ１は巻き取りリ
ール台、Ｌはアイドラレバー、８は矢印Ａの方向に揺動
してリール台のギアと噛み合いリール台Ｒ１又はＲ３を
駆動するアイドラーギア（第１ギア）、９は該アイドラ
ーギア８に噛み合う第２ギア、１０は第２ギア９と一体
になって回転する第３ギア、１１は第３ギア９の上面に
圧縮コイルバネ１２でフェルト１３を介して押圧される
第４ギア、１４は該第４ギア１１と噛み合ってリールモ
ータからの動力を伝達する第５ギア、１５はレバー１６
の先端に取り付けられプランジャー６を吸引したときだ
け第２図（ｄ）の様に第３ギア１０と第４ギア１】との
双方に噛み合い第３ギア１０の回転トルクを第４ギア１
１にスリップ機構を介さずに直接伝達することができる
第６ギアである。その第６ギア１５は第２図（Ｃ）に示
すようにプランジャー６がＯＮされて吸引されことによ
り矢印Ｃ方向に移動して第３ギア１０、第４ギア１１に
噛み合うのである。

次に本発明のテープアンローディング時のメカニズムの
動作を第３図のフローチャートを参照して説明する。テ
ープアンローディング開始命令が前記マイコン１に入力
されると、モードモータ５が回転を始める。

尚、あらかじめ両リール回転センサー２．３からの信号
を入力しておき、テープ巻戻し、早送り等のモード中に
リールが停止しているかどうかを判断してカセットのハ
ブの回転負荷が大きいかどうかということをマイコン１
に記憶させておく（ステップ３）。

そこで、動作中にリールが停止するような状態ならばリ
ール異常と判断し、リールの巻き取り機構をスリップ機
構を介さない第２図（ｄ）に示すＢモードとしくステッ
プ４）、リールが動作して正常な状態ならばリールの巻
き取り機構をスリップ機構を介して行う第２図（ｂ）に
示すＡモードとする（ステップ５）。

次に、モードスイッチ４がアンローディングモードにな
ったなら（ステップ６）、リールモータ７を回転させて
（ステップ７）、該モードスイッチ４がアンローディン
グモード終了となるまでテープの巻き取りを行う（ステ
ップ８）、、’最後にモードモータ５とリールモータ７
を停止させ、（ステップ９．１０）アンローディング動
作を終了する。

以上のようにテープのハブ回転負荷がそれ程大きくない
ときにはスリップ機構を介して巻きとるＡモードでテー
プを巻き取るのでテープを傷めることがない。

尚、例えば早送りや巻戻し等の動作中にリールが停止す
るような場合は、テープハブ回転負荷が大きく、スリッ
プ機構を介してテープの巻き取りを行うと巻き取れない
恐れがある。そこでマイコン１により巻き取り機構をＢ
モードとして、巻き取りトルクをリールモータの駆動ト
ルクにすることで巻き取りトルクをアップし、テープ巻
き取り残りのような事故を防ぐことができる。

但し、この時のリールモータ駆動トルクは予想されるカ
セット内のテープハブ回転負荷トルクより大きな値に設
定しているものである。

（ト）発明の効果 上述したように本発明のリール駆動機構に依れば、アン
ローディング時、テープハブ回転負荷が大きくスリップ
機構を介して巻き取ることができないときだけ、スリッ
プ機構を介することなく大きなトルクで巻き取ることが
できるので、通電はテープを傷めることなくスリップ機
構を介したテープの巻き取り動作を実行させることがで
きるものである。また、アンローディング時にテープが
カセットの外にはみ出すような事故を防止することがで
きるなどの利点を有し、リール駆動機構の信頼性を向上
させる事ができるので、極めて有益なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を説明するための概略構成図、第２図は
それぞれ本発明のリール駆動機構を示す図であって、第
２図（ａ）はリール台と第１、第２ギアの関係を示す図
、第２図（ｂ）はＡモードのときのそれぞれのギアの関
係を示す断面図、第２図（ｃ）は第２〜第５ギアの関係
を示す平面図、第２図（ｄ）はＢモードのときのそれぞ
れのギアの関係を示す断面図、第３図は本発明の動作を
示すフローチャートである。 （１）・・・マイコン、（２）（３）・・・リールセン
サ　　。 −１（７）・・・リールモータ、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）テープ巻き取りリールの回転負荷の異常を検知す
   る手段を設け、該検知手段によるリールの回転負荷に応
   じてメカニズムコントロール用のマイコンからの信号に
   よりリール駆動機構をリールモータからの動力をスリッ
   プ機構を介してリール台を回転させるか又は、スリップ
   機構を介さずにリール台を回転させるのかを切り換える
   ように構成したことを特徴とする磁気記録再生装置のリ
   ール駆動機構。