JPH0210585Y2 - - Google Patents

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JPH0210585Y2
JPH0210585Y2 JP7816079U JP7816079U JPH0210585Y2 JP H0210585 Y2 JPH0210585 Y2 JP H0210585Y2 JP 7816079 U JP7816079 U JP 7816079U JP 7816079 U JP7816079 U JP 7816079U JP H0210585 Y2 JPH0210585 Y2 JP H0210585Y2
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JP
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tape
slack
reel
cassette
switch
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JP7816079U
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【考案の詳細な説明】 この考案は、カセツトテープレコーダのたるみ
除去手段に関するものであり、その目的とすると
ころは、カセツト装填によつて自動的にテープた
るみの除去動作を行い、テープたるみが消滅した
ことを検知してこれを停止させるようにした実用
性の高いテープたるみ除去装置を提供することに
ある。
従来、カセツト内のテープにはテープたるみを
生じている場合が多く、このようなカセツトを用
いて録音などを行つた場合には種々の弊害を生ず
る。
例えば、カセツトテープレコーダにおいては、
リールデスクにサプライトルクを加えてテープに
バツクテンシヨンを与えているが、供給側のテー
プにたるみがある場合にはこのバツクテンシヨン
が零になり、テープストレツチ(テープの斜走
行)などのテープ走行不安定やテープのヘツドタ
ツチ不良を招き、特に消去ヘツドにおいては消去
不良を生じ易い。
また、巻取り側のテープにたるみがあると、テ
ープがピンチローラに巻付いて動作不能に陥るこ
ともある。
このようなテープたるみは、シングルキヤツプ
スタン方式のテープレコーダでは録音あるいは再
生によつて比較的早く(数秒程度)吸収される
が、デユアルキヤプスタン方式のテープレコーダ
においては、2個のキヤプスタンの僅かな速度差
によつてテープ張力を附与するようにしているた
めに、両キヤプスタン間のテープたるみがある場
合にはこれを吸収するのに数分を要することがあ
り、その間は上記の弊害が解消されないという問
題があつた。
従つて、カセツトテープレコーダ、特にデユア
ルキヤプスタン方式のものにおいては、録音ある
いは再生動作に先立つて一定時間巻戻しあるいは
早送りを行つてテープたるみを除去する手段が採
られているが、テープたるみの量が不定であり、
かつ、テープたるみがなくなつたことを検知する
手段を持たないために、予想される最大のテープ
たるみでも除去できるように巻戻しあるいは早送
り時間を設定している。
このために必要以上にテープが巻取られること
が多く、たるみのないテープまで巻取つてしまう
とか、テープの頭出しが大幅に狂うというような
不都合を生ずる。
この考案は、上記のような欠点を改善し、テー
プたるみを短時間で除去できるもので、図面はそ
の一実施例の制御回路を示す。
この図において、MCはメカニズムコントロー
ル回路で、操告作スイツチS1〜S4を一時的にオン
にすることによつて、それぞれの操作モードに応
じたメカニズム動作を行うように構成されてお
り、S1はストツプスイツチ、S2はプレイスイツ
チ、S3は早送りスイツチ、S4は巻戻しスイツチで
ある。
S5はカセツト検出スイツチで、カセツトをテー
プレコーダに装填した場合にオンになる。
また、図中RD1は巻取り側リールで、モータ
M1により回転駆動される。モータM1はメカニ
ズムコントロール回路MCによつて制御され、例
えばプレイスイツチS2、早送りスイツチS3の
オンによつて回転し、ストツプスイツチS1のオ
ンによつて回転停止する。
RD2は供給側リールで、モータM2によつて
回転駆動される。モータM2はメカニズムコント
ロール回路MCによつて制御され、例えば巻戻し
スイツチS4のオンによつて回転し、ストツプス
イツチS1のオンによつて回転停止する。巻取り
側リールRD1には、通常のテープレコーダでよ
く使用されているように、テープカウンタTCが
連結されていて、巻取り側リールRD1の回転方
向によつて順方向又は逆方向に回転して数字の増
減がなされ、テープ位置が確認できるようになつ
ている。
なお、モータM2による供給側リールRD2の
回転方向は、モータM1による巻取り側リール
RD1の回転方向とは逆であるが、モータM1,
M2が同時に回転することはない。
従つて、テープが装着されているときは、モー
タM1による巻取り側リールRD1の回転時供給
側リールRD2はテープの張力によつてのみ同方
向に回転する。逆にモータM2による供給側リー
ルRD2の回転時、巻取り側リールRD1はテー
プの張力によつてのみ同方向に回転する。Mは外
周にNとSとが交互に着磁された回転マグネツト
で、巻取り側リールRD1と連動して回転するテ
ープカウンタTCの軸上などに設けられ、また、
S6はリードスイツチで、上記回転マグネツトMに
近接して接置され、回転マグネツトMの回転によ
つてオン、オフする。
G1とG2はNANDゲートで、G1とG2によつてフ
リツプフロツプ回路を構成し、S点が一時的にロ
ーレベル(接地レベル)になつた場合にO点をハ
イレベル(ほぼ電源電圧Vcc)に、P点をローレ
ベルに保持することができる。
また、R点がローレベルになつた場合には、上
記とは逆の状態、つまりO点をローレベルに、P
点をハイレベルに保持する。
なお、この実施例の回路では、テープレコーダ
の電源がオンになつた場合に、O点はロールベ
ル、P点はハイレベルになるように回路構成され
ているが、このような初期条件の設定法について
は公知であるので、その詳細な説明は省略する。
また、図中の一点鎖線で囲んだ部分は制御回路
CCとして動作する。
次に、上記回路の動作について説明すると、先
ずテープレコーダにカセツトを装填した場合に
は、スイツチS5がオンになり、S点はコンデンサ
C3の充電によつて一時的にローレベルとなる。
これによつてO点はローレベルからハイレベル
に、P点はハイレベルからローレベルに変り、こ
の時コンデンサC2の充電によつて、コンデンサ
C2とダイオードD2の接続点も一時的にローレベ
ルになり、ダイオードD2を通じてスイツチS4
非接地側接点Vが接地電位近くになり、巻戻しス
イツチS4のオンと同じ状態になつて、モータM
2が回転し、供給側リールRD2が巻戻し方向に
回転する。
これによつてテープが巻戻されるわけである
が、テープにたるみがある間は巻取り側リールデ
スクは回転せず、すなわち、回転マグネツトMも
回転しないので、リードスイツチS6は働かない。
次に、テープたるみがなくなると、巻取り側リ
ールRD1は、テープの張力より供給側リール
RD2と同方向に回転し、これにより、回転マグ
ネツトMが回転し、リードスイツチS6はオン、オ
フを繰り返すようになる。
なお、リードスイツチS6の初期状態はオン、オ
フ何れでも良く、例えば初めにスイツチS6がオフ
であると、コンデンサC4の両端子電圧が共に電
源電圧Vccと等しく、その電荷は零であるから、
次にスイツチS6がオンになると、コンデンサC4
の充電によつてR点は一時的にローレベルにな
る。
このようにO点とP点のレベルが反転し、O点
はハイレベルからローレベルに、P点はローレベ
ルからハイレベルに変り、O点がローレベルにな
ると、ダイオードD1を通じてストツプスイツチ
S1の非接地側の接点Wが接地レベルになつて、上
記の巻戻し動作を停止させ、テープたるみ除去動
作はこれで完了する。
なお、PLAY等の通常の動作により回転マグネ
ツトMが回転し、リードスイツチS6がオン、オフ
を繰り返しても、カセツト装填によりカセツト検
出スイツチS5がオンである限り、G1とG2により
構成されているフリツプフロツプ回路の状態はこ
れ以上変化しないので、再度テープたるみ除去動
作が開始されることはない。
以上のように、この考案は、テープレコーダに
対するカセツトの装填動作によつて自動的に巻戻
し動作を開始し、テープたるみが消滅して巻取り
側リールデスクが回転し始めた場合に、上記巻戻
し動作を自動停止させるようにしたものである。
なお、この実施例においては巻戻し動作によつ
てテープたるみを除去し、回転検出機構は巻取り
リールデスク側に設けているが、これとは逆に早
送り動作によつてテープたるみを除去し、回転検
出機構は供給リールデスク側に設けることもで
き、要はテープを巻取るリールデスクと反対のリ
ールデスク側に回転検出機構を設けてあればよ
い。
また、テープたるみをより完全に除去し、か
つ、必要最小限のテープだけを巻取るためには上
記の巻き戻しあるいは早送り速度を通常動作の場
合より遅くした方がよく、例えば巻戻しあるいは
早送り動作を開始させるための制御信号によつて
リールモータの電源電圧を制御してその回転速度
を下げるようにすることもできる。
さらに、リールデスクの回転検出機構として回
転マグネツトMとリードスイツチS6を用いている
が、これらは従来から用いられている自動停止装
置用のものを兼用できるので、例えば光源と孔明
き円板と光電素子とによる組合せ、あるいは回転
マグネツトとホール素子との組合せによるものな
ども使用可能である。
以上のように、この考案のテープたるみ除去装
置は、カセツトの装填によつて自動的にテープの
たるみをなくする方向への巻取り動作が行われ、
テープたるみの消滅を検出することによつてその
巻取り動作を停止するので、特に意識せずとも録
音あるいは再生動作に先立つてテープたるみを完
全に過不足なく除去し、これに起因するテープ走
行の不安定や消去不良などを確実に防止できる。
さらに、テープたるみの大小に関りなく、テー
プたるみの消滅を検出することによつてその巻取
り動作を停止しているので、余分なテープが巻取
られたり、たるみが残つたままになつてしまつた
りすることがなく、また、テープたるみの消滅を
検出するための検出機構にはカセツトテープレコ
ーダに広く用いられている自動停止装置用のリー
ルデスク回転検出機構を兼用できるので、本装置
を附加したことによるコストアツプは僅少であ
る。
さらにまた、録音あるいは再生動作に関係な
く、実用性の高いテープたるみ除去装置として単
独させて使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例の制御回路の回路図
である。 MC……メカニカルコントロール回路図、S1
S2,S3,S4……操作スイツチ、S5……カセツト検
出スイツチ、M……回転マグネツト、S6……リー
ドスイツチ、G1,G2……NANDゲート、D1,D2
……ダイオード、C1,C2,C3,C4……コンデン
サ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 供給側および巻取り側リールデスクに対する駆
    動手段とリールデスクの駆動および停止を指令す
    る制御回路と非駆動側リールデスクに対する回転
    検出手段とカセツト装填検出手段とを備え、カセ
    ツトテープレコーダに対するカセツト装填により
    上記カセツト装填検出手段が動作した場合に、制
    御回路を通じて駆動側リールデスクを駆動してテ
    ープたるみを巻取るが、テープを介して従動回転
    可能な非駆動側リールデスクの回転を上記回転検
    出手段によつて検出した場合には、上記制御回路
    を通じて上記駆動側リールデスクの駆動を直ちに
    停止するように構成したことを特徴とするテープ
    たるみ除去装置。
JP7816079U 1979-06-08 1979-06-08 Expired JPH0210585Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7816079U JPH0210585Y2 (ja) 1979-06-08 1979-06-08

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JP7816079U JPH0210585Y2 (ja) 1979-06-08 1979-06-08

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Publication Number Publication Date
JPS55178845U JPS55178845U (ja) 1980-12-22
JPH0210585Y2 true JPH0210585Y2 (ja) 1990-03-15

Family

ID=29311615

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JP7816079U Expired JPH0210585Y2 (ja) 1979-06-08 1979-06-08

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