JP2812149B2 - 車両用前照灯装置 - Google Patents

車両用前照灯装置

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JP2812149B2
JP2812149B2 JP5163612A JP16361293A JP2812149B2 JP 2812149 B2 JP2812149 B2 JP 2812149B2 JP 5163612 A JP5163612 A JP 5163612A JP 16361293 A JP16361293 A JP 16361293A JP 2812149 B2 JP2812149 B2 JP 2812149B2
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隆司 中村
孝和 森
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Toyota Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S41/00Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
    • F21S41/60Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution
    • F21S41/68Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution by acting on screens
    • F21S41/683Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution by acting on screens by moving screens
    • F21S41/698Shaft-shaped screens rotating along its longitudinal axis

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Gear Transmission (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両走行中に、車両の
前方を照射するヘッドランプの配光を制御する車両用前
照灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両にはヘッドランプが車両前端部の右
側及び左側に一対配設されており、夜間等のように前方
の状況を視認することが困難な場合に点灯され、ドライ
バーの前方視認性を向上させるようになっている。この
ヘッドランプは、照射範囲がハイビームとロービームの
2段階にのみ切替え可能となっている構成が一般的であ
り、先行車両や対向車両等の他車両が存在する場合に
は、他車両のドライバーを眩惑させる不快なグレアを与
えないようにロービームが選択されることが多い。しか
しながら、例えば先行車両との車間距離が長い等の場合
には、ロービームではドライバーがヘッドランプの照射
範囲外である暗部を継続して目視し、ハイビームでは先
行車両等にグレアを与える等のように、常に前方の適切
な範囲を照射することは困難であるという不具合があっ
た。
【0003】このため、ハイビームとロービームとの間
で配光を除々に変化させ前方の適切な範囲を照射するよ
うにヘッドランプの配光を制御することが提案されてい
る(特開平 1-289727 号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このヘ
ッドランプの光軸を数段階に上下方向へ変化させる制御
は、ヘッドランプの配光が上下方向へ段階的に変化する
だけであるため、細かな配光制御ができないという不具
合があった。
【0005】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、細かな配光制御が可能となり、他車両にグレアを与
えることなく車両前方の視認性を向上させることができ
る車両用前照灯装置を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る車両用前照灯装置は、ヘッドランプの光
照射範囲内に設けられ、車両幅方向と車両上下方向とへ
移動可能とされた遮光手段と、この遮光手段を車両幅方
向に移動させる第1移動手段と、前記遮光手段を車両上
下方向に移動させる第2移動手段と、他車両の位置を検
出する位置検出手段と、前記位置検出手段によって検出
された他車両の位置に基づいて、前記第1移動手段と前
記第2移動手段との内の少なくとも一方を作動させる制
御手段と、を有することを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明では、位置検出手段によって他車両の位
置を検出する。制御手段は位置検出手段によって検出さ
れた他車両の位置に基づいて、第1移動手段と第2移動
手段との内の少なくとも一方を作動させる。例えば、第
1移動手段を作動させると、遮光手段が車両幅方向に移
動する。このため、カットラインが車両幅方向に変化す
る。また、第2移動手段を作動させると、遮光手段が車
両上下方向に移動する。このため、カットラインが車両
上下方向に変化する。従って、必要に応じて、第1移動
手段と第2移動手段とを作動させることによって、遮光
手段を車両幅方向と車両上下方向とへ移動することがで
き、細やかな配光制御が行える。このため、他車両にグ
レアを与えることなく、可能な限り車両前方を照射でき
るので視認性が向上ができる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を詳
細に説明する。
【0009】図4に示すように、車両10のフロントボ
デー10Aの上面部には、エンジンフード12が配置さ
れており、フロントボデー10Aの前端部には車両幅方
向の一旦から他端に亘ってフロントバンパ16が固定さ
れている。このフロントバンパ16とエンジンフード1
2の前縁部12Aとの間には、車両幅方向両端部に一対
のヘッドランプ18、20が配設されている。
【0010】エンジンフード12の後端部付近には、ウ
インドシールドガラス14が設けられており、車両10
内部のウインドシールドガラス14の上方側に対応する
部位の近傍にはルームミラー15が設けられている。ル
ームミラー15の近傍には車両前方の状況を撮像するた
めの位置検出手段の一部としてのTVカメラ22が配置
されている。TVカメラ22は位置検出手段の一部とし
ての画像処理装置148(図5参照)に接続されてい
る。本実施例ではTVカメラ22として、単に光量のみ
を検出するCCD素子を備え白黒画像を表す画像信号を
出力するTVカメラを用いている。
【0011】なお、TVカメラ22の配設位置は、車両
前方の道路形状を正確に認識でき、かつドライバーの目
視感覚により合致するように、ドライバーの視点位置
(所謂アイポイント)になるべく近い位置に配置される
ことが好ましい。また、本実施例における道路形状に
は、進行路の形状、例えばセンターラインや縁石等によ
って形成される1車線に対応する道路形状が含まれる。
【0012】また、車両10には図示しないスピードメ
ータが配設されており、この図示しないスピードメータ
のケーブルには、車両10の車速Vを検知する車速セン
サ66(図5参照)が取付けられている。この車速セン
サ66は画像処理装置148に接続されており、車速V
の検出結果を出力する。
【0013】図1及び図2に示すように、ヘッドランプ
18はプロジェクタタイプのヘッドランプで、凸レンズ
30、バルブ32及びランプハウス34を備えている。
ランプハウス34は車両10の図示しないフレームに略
水平に固定されており、ランプハウス34の一方の開口
には、凸レンズ30が固定され、他方の開口には、凸レ
ンズ30の光軸R(凸レンズ30の中心軸)上に発光点
が位置するようにソケット36を介してバルブ32が固
定されている。
【0014】ランプハウス34内部のバルブ側には、楕
円反射面のリフレクタ38が形成されており、バルブ3
2から射出された光がリフレクタ38により反射され凸
レンズ30及びバルブ32の間に集光される。この集光
点の近傍には遮光手段としての遮光手段としてのシェー
ド40が設けられており、リフレクタ38で反射集光さ
れたバルブ32の光は、シェード40によって遮光さ
れ、それ以外の光が凸レンズ30から射出されるように
なっている。また、シェード40の回転軸42は、車両
幅方向に向いている。
【0015】回転軸42の両端部42A、42Bは、ラ
ンプハウス34内部に形成された軸受部(図示省略)に
軸支されており、車両幅方向(図1の矢印X方向)、即
ち回転軸42の軸線M方向と、回転軸42の軸廻り方向
(図1の矢印Y方向)と、へ移動可能に軸支されてい
る。
【0016】回転軸42の一方の端部42Aの近傍には
歯車44が固着されており、歯車44には、第2移動手
段としてのモータ46の駆動軸に固着された歯車48が
噛合している。従って、モータ46の駆動軸が回転する
と、歯車48が回転し、歯車44と一体的にシェード4
0が矢印Y方向へ回転する。なお、歯車44は軸線M方
向に長く、歯車44が矢印X方向へ移動した場合にも、
歯車44と歯車48とが噛合するようになっている。ま
た、モータ46は図示を省略したブラケットによってラ
ンプハウス34内部に固定されており、図5に示される
如く、制御手段としての制御装置150のドライバ16
4に接続されている。
【0017】また、回転軸42の他方の端部42Bの近
傍には、ラック50が固着されており、ラック50に
は、第1移動手段としてのモータ52の駆動軸に固着さ
れた歯車54が噛合している。従って、モータ52の駆
動軸が回転すると、歯車54が回転し、ラック50と一
体的にシェード40が矢印X方向へ移動する。なお、ラ
ック50は、各凹凸部が回転軸42の外周部にリング状
に形成されており、ラック50が矢印Y方向へ回動した
場合にも、ラック50と歯車54とが噛合するようにな
っている。また、モータ52は図示を省略したブラケッ
トによってランプハウス34内部に固定されており、図
5に示される如く、制御装置150のドライバ164に
接続されている。
【0018】図3に示される如く、シェード40は円柱
状とされており、車両幅方向(矢印X方向)に沿って軸
心Nと外周部との距離R1が短い小径部40Aと、軸心
Nと外周部との距離R2 が長い大径部40Bと、小径
部40Aと大径部40Bとを直線的に連結し、軸心Nと
外周部との距離R3が除々に増加する中間部40Cと、
で構成されている。
【0019】また、シェード40の軸線Mは、軸心Nに
対してオフセットしており、軸線Mと外周部との距離S
1、S2、S3がそれぞれ回転軸廻り方向(矢印Y方
向)に沿って連続的に変化するようになっている。
【0020】従って、制御装置150からの信号に応じ
てモータ46、52が駆動されることによって、シェー
ド40が矢印X方向及び矢印Y方向へ所定量移動するの
にともなって、バルブ32の光が通過光と遮光された光
とに分断される境界の位置が車両上下方向と車両幅方向
に所定距離変化し、この境界が車両10の前方の配光に
おける明暗の境界であるカットラインとして現れること
になる。
【0021】シェード40の大径部40Bによって形成
される明暗の境界は、図8に示すように、ヘッドランプ
18による照射領域内の車両幅方向右側のカットライン
70として現れ、シェード40が矢印Y方向に回動され
ることにより、カットライン70の位置は、最上位に対
応する位置(図8にカットラインU2として示す位置、
ハイビームの光軸より下の位置)から最下位に対応する
位置(図8にカットラインNとして示す位置、通常のロ
ービームの位置)まで平行に移動する。なお、カットラ
インNとカットラインU2との中間位置がカットライン
U1となる。
【0022】また、シェード40の中間部40Cによっ
て形成される明暗の境界は、照射領域内の車両幅方向左
側のカットライン72として現れ、シェード40が矢印
Y方向に回動されることにより、カットライン72の位
置は最上位の位置(図8にカットラインU2として示す
位置、ハイビームの光軸より下の位置)から最下位に対
応する位置(図8にカットラインNとして示す位置、通
常のロービームの位置)まで平行に移動する。なお、カ
ットラインNとカットラインU2との中間位置がカット
ラインU1となる。
【0023】一方、シェード40の大径部40Bと中間
部40Cとの境41(図3参照)は、カットライン70
とカットライン72との結合点73(図8の点73aか
ら点73jの各点)として現れる。
【0024】従って、図9(A)に示される如く、シェ
ード40の境41が、車両幅方向の通常位置Nにある場
合に、シェード40が、図9(D)に示される、軸線M
と外周部との距離S2が最大となる位置イから、矢印Y
方向に90°ずつ回転して図9(E)に示される位置ロ
と、図9(F)に示される距離S2が最小となる位置ハ
となると、図8に示される如く、結合点73の位置は、
それぞれ73f、73e、73dとなる。
【0025】また、図9(B)に示される如く、シェー
ド40が通常位置Nより左側の位置L1 にある場合に、
シェード40が矢印Y方向に90°ずつ回転して図9
(D)に示される位置イ、図9(E)に示される位置ロ
となると、図8に示される如く、結合点73の位置は、
それぞれ73c、73bとなる。
【0026】また、図9(B)に示される如く、シェー
ド40が位置L1 より左側の位置L 2 にある場合に、シ
ェード40が矢印Y方向に90°ずつ回転して図9
(D)に示される位置イとなると、図8に示される如
く、結合点73の位置は73aとなる。
【0027】また、図9(C)に示される如く、シェー
ド40が通常位置Nより右側の位置R1 にある場合に、
シェード40が矢印Y方向に90°ずつ回転して、図9
(E)に示される位置ロ、図9(F)に示される位置ハ
となると、図8に示される如く、結合点73の位置は、
それぞれ73h、73gとなる。
【0028】また、図9(C)に示される如く、シェー
ド40が位置R1 より右側の位置R 2 にある場合に、シ
ェード40が矢印Y方向に90°ずつ回転して、図9
(F)に示される位置位置ハとなると、図8に示される
如く、結合点73の位置は73jとる。
【0029】即ち、シェード40を上下方向に3ポジシ
ョンN、U1、U2、車両幅方向に5ポジションL2
1 、N、R1 、R2 移動可能とすると、図10のマッ
プに従って、結合点73の位置が図8の73a、73
b、73c、73d、73e、73f、73g、73
h、73jへ移動する。
【0030】また、ヘッドランプ20はヘッドランプ1
8と同様の構成であるため、詳細な説明は省略する。
【0031】図5に示すように、制御装置150は、リ
ードオンリメモリ(ROM)152、ランダムアクセス
メモリ(RAM)154、中央処理装置(CPU)15
6、入力ポート158、出力ポート160及びこれらを
接続するデータバスやコントロールバス等のバス162
を含んで構成されている。なお、このROM152に
は、図10のマップ及び制御プログラムが記憶されてい
る。
【0032】入力ポート158には車速センサ66及び
画像処理装置148が接続されている。この画像処理装
置148は、後述するようにTVカメラ22及び制御装
置150から入力される信号に基づいて、TVカメラ2
2で撮像されたイメージを画像処理する。出力ポート1
60は、ドライバ164を介してヘッドランプ18のモ
ータ46、52及びヘッドランプ20のモータ46、5
2に接続されている。また、出力ポート160は、画像
処理装置148にも接続されている。
【0033】次に、図6及び図7のフローチャートに基
づいて本実施例の作用を説明する。ドライバーが車両1
0の図示しないライトスイッチをオンし、ヘッドランプ
18、20を点灯させると、所定時間毎に図6に示す制
御メインルーチンが実行される。この制御メインルーチ
ンのステップ200では他車両認識処理が実行され、自
車両に先行して走行している先行車両及び対向する車線
を走行している対向車両が認識される。この他車両認識
処理について図7のフローチャートを参照して説明す
る。
【0034】図11(A)には、車両10が道路122
を走行している際にTVカメラ22によって撮像され
た、ドライバーによって視認される画像と略一致したイ
メージの一例(イメージ120)を示す。この道路12
2は、車両10が走行する車線の両側に白線124を備
えている。なお、上記イメージ上の各画素は、イメージ
上に設定された各々直交するX軸とY軸とによって定ま
る座標系の座標(Xn ,Yn )によって位置が特定され
る。以下では、このイメージに基づいて他車両の認識が
行われる。
【0035】ステップ400では、図12に示すように
イメージ上の所定の幅γを有する領域を白線検出ウイン
ド領域Wsdとして設定する。本実施例では、車両10の
夜間走行時に車両10の前方の略40〜50mまでの画
像しか検出できないことを考慮し、車両10の前方60
mを越える位置の白線の検出を行わない。また、画像中
の下方の領域は他車両が存在する確度が低い。このた
め、白線検出ウインド領域Wsdを、車両10の前方60
mまでを検出できるように、所定の水平線140以上の
領域及び下限線130より下方の領域を除去した白線検
出ウインド領域W sdを設定する。
【0036】次のステップ402ではウインド領域Wsd
内を明るさについて微分し、この微分値のピーク点(最
大点)を白線候補点であるエッジ点として抽出する。す
なわち、ウインド領域Wsd内を垂直方向(図12矢印A
方向)に、水平方向の各画素について最下位置の画素か
ら最上位置の画素までの明るさについて微分し、明るさ
の変動が大きな微分値のピーク点をエッジ点として抽出
する。これにより、例として図12のウインド領域Wsd
内に示す破線132のように連続するエッジ点が抽出さ
れる。
【0037】ステップ404では直線近似処理を行う。
この処理は、白線候補点抽出処理で抽出されたエッジ点
をハフ(Hough )変換を用いて直線近似し、白線と推定
される線に沿った近似直線142、144を求める。次
のステップ405では、求めた近似直線の交点PN (X
座標値=XN )を求め、求めた交点PN と基準とする予
め定めた直線路の場合の近似直線の交点P0 (X座標値
=X0 )との水平方向の変位量A(A=XN −X0 )を
求める。この変位量Aは、道路122のカーブの度合い
に対応している。
【0038】次のステップ406では、変位量AがA2
≧A≧A1 の範囲内か否かを判定することにより道路1
22が略直線路か否かを判定する。この判定基準値A1
は、直線路と右カーブ路との境界を表す基準値であり、
判定基準値A2 は、直線路と左カーブ路との境界を表す
基準値である。ステップ406で直線路と判定された場
合には、ステップ408で自車両10の車速Vを読み取
る。
【0039】次のステップ410では、読み取った車速
Vに応じて先行車両及び対向車両を認識する車両認識領
域WP を設定するにあたり、近似直線の位置を補正する
補正幅αL 、αR を決定する。高速走行時は車両が旋回
可能な道路の曲率半径が大きいため、略直線の道路を走
行していると見なせるが、低速走行時は旋回可能な曲率
半径が小さいため、車両の直前方が略直線に近い道路で
あっても遠方で道路の曲率半径が小さくなっている場合
には、車両が車両認識領域WP から逸脱する可能性があ
る。このため、前記補正幅αL 、αR は図15に示すよ
うなマップを用い、速度Vが低くなるに従って値が大き
くなるように定める。
【0040】次のステップ412では、下限線130、
補正幅αL 、αR で位置が補正された近似直線142、
144で囲まれた領域(先行車両が存在すると推定され
る領域)の右側に、所定の3角形の領域(対向車両が存
在すると推定される領域)を加えて、先行車両及び対向
車両を認識処理するための車両認識領域WP を決定する
(図13参照)。なお、この車両認識領域WP について
も、車速Vの変化に応じた前記補正幅αL 、αR の変更
に伴って、低速走行時となるに従って面積が大きくされ
る(図14参照)。なお、本実施例では左側通行を想定
しているが、右側通行であれば、対向車両が存在すると
推定される三角形の領域は、前記先行車両が存在すると
推定される領域の左側に加えられる。
【0041】一方、ステップ406の判定が否定される
と、ステップ414において、A>A2 か否かを判定す
ることによって、道路が右カーブ路か左カーブ路かを判
定する。判定が肯定された場合には道路は右カーブ路と
判断され、ステップ416で車両10の車速Vを読み取
って、図15に示すマップを用い、読み取った車速Vに
応じた補正幅αL 、αR に対する補正値αL ’、αR
をステップ418で決定する。次のステップ420で
は、カーブの度合いを表す変位量Aに応じて左右の近似
直線の補正幅αR 、αL を決定するためのGR、GLを
図16及び図17に示すマップを用いて決定し、ステッ
プ422では決定された補正値αR ' 、α L ' 及びG
L、GRに基づいて最終的なウインド領域の左右の補正
幅αR 、αLを決定する。
【0042】このとき道路はカーブ路であるため、左右
は非対称となり、近似直線142、144は異なる傾き
となる。このため、左右の補正幅αR 、αL は独立した
値に設定される。すなわち、道路が右カーブ路で曲率半
径が小さい(変位量Aが大)ときは、先行車両11が右
側に存在する確度が高い。従って、右側のGRを大きく
することにより補正幅αR を大きくし(図16参照)か
つ左側のGLを小さくすることにより補正幅αL を小さ
くする(図17参照)。また、道路が右カーブ路で曲率
半径が大きい(変位量Aが小)ときは、右側のGRを小
さくすることにより補正幅αR を小さくし、かつ左側の
GLを大きくすることにより補正幅αLを大きくする。
この補正幅の変化を、図18にイメージとして示す。
【0043】ステップ424では、決定された補正幅α
L 、αR で位置が補正された近似直線142、144で
囲まれた領域の右側に、前記と同様に対向車両が存在す
ると推定される所定の3角形の領域を加えて、先行車両
及び対向車両を認識処理するための車両認識領域WP
決定する。
【0044】一方、ステップ414の判定が肯定された
場合には道路は左カーブ路であると判断してステップ4
26へ移行し、車両10の車速Vを読み取る。ステップ
428では図15のマップを用いて、読み取った車速V
に応じて左右の補正値αR '、αL ' を決定し、ステッ
プ430で変位量Aに応じた左右のGL、GRを決定す
る。すなわち、道路が左カーブ路で曲率半径が小さい
(変位量Aが大)ときは先行車両11が左側に存在する
確度が高いため、図19に示すマップにより右側のGR
を小さくすることによって補正幅αR を小さくし、かつ
図20に示すマップにより左側のGLを大きくすること
によって補正幅αL を大きくする。
【0045】次のステップ432では、決定された補正
値αR ' 、αL ' 及びGL、GRに基づいて最終的なウ
インド領域の左右の補正幅αR 、αL を決定し、ステッ
プ434では決定された左右の補正幅αR 、αL で位置
が補正された近似直線142、144で囲まれた領域の
右側に、対向車両が存在すると推定される所定の3角形
の領域を加えて、先行車両及び対向車両を認識処理する
ための車両認識領域W P を決定する。
【0046】上記のようにして車両認識領域WP が決定
されるとステップ436へ移行し、他車両の認識処理と
して、車両認識領域WP 内における水平エッジ検出処理
を行う。この水平エッジ検出処理は、まずステップ40
2のエッジ検出処理と同様に、水平エッジ点を検出する
ことを車両認識領域WP 内において行う。次に、検出さ
れた水平エッジ点を横方向に積分し、積分値が所定値を
越える位置のピーク点EP を検出する(図11(B)参
照)。この水平エッジは他車両が存在する場合に現れる
可能性が高い。
【0047】次のステップ438では他車両の位置座標
を演算する。まず垂直エッジ検出処理を行う。水平エッ
ジ点の積分値のピーク点EP が複数あるとき、画像上で
下方に位置するピーク点EP から順に、ピーク点EP
含まれる水平エッジ点の両端を各々含むように垂直線を
検出するためのウインド領域WR 、WL を設定する(図
11(C)参照)。このウインド領域WR 、WL 内にお
いて垂直エッジを検出し、垂直線138R、138Lが
安定して検出された場合にウインド領域WR 、WL で挟
まれた領域に他車両が存在すると判定する。
【0048】次に、ウインド領域WR 、WL 内の各々で
検出された垂直線138R、138Lの横方向の間隔を
求めることによって車幅を求め、車両の中心の座標(X
i,Yi)として車幅中央の座標を求める。この処理を
車両認識領域WP 内において繰り返すことにより、例と
して図21にも示すように、車両認識領域WP 内に存在
するn台(図では3台)の車両の位置座標が求められ
る。なお、検出された垂直線138R、138Lは車両
のテール部の幅方向両端部に対応しているので、座標
(Xi,Yi)は他車両のテール部の中央部付近の位置
を表している。以上により他車両認識処理を終了し、図
6のフローチャートのステップ202へ移行する。
【0049】ステップ202では、後述するゲイン設定
処理で用いる、照射領域の右側においてY座標の値が最
も小さい位置に存在する車両の座標値(XR,YR)及
び照射領域の左側においてY座標の値が最も小さい位置
に存在する車両の座標値(XL,YL)の初期設定を行
う。ここでは、YRにハイビーム時のカットライン70
の位置に対応する値を設定し、YLにハイビーム時のカ
ットライン72の位置に対応する値を設定し、XR、X
Lには任意の値を設定する。ステップ204ではメモリ
上に設けられたエリア「i」の値を1にし、ステップ2
06では前述の他車両認識処理で決定されたn台の車両
の位置座標のうち、「i」台目の車両の座標(Xi,Y
i)の取込みを行う。
【0050】ステップ208では取り込んだXiの値に
基づいて、i台目の車両のX方向位置が、ヘッドランプ
18、20の照射領域内の右側に位置しているか、左側
に位置しているか、もしくは中央に位置しているかを判
定する。なお、ここでいう照射領域内の右側は図8に示
すカットライン70に対応する領域であり、照射領域の
左側はカットライン72に対応する領域である。また、
車両のX方向位置がカットライン70及びカットライン
72にかかる位置であった場合には、中央に位置してい
ると判断する。
【0051】ステップ208で車両が左側に位置してい
ると判断された場合にはステップ210へ移行し、Yi
の値が座標値YLの値よりも小さいか否か判定する。ス
テップ208の判定が肯定された場合には、ステップ2
12においてYLにYiを、XLにXiを各々代入して
ステップ226へ移行する。一方、ステップ208で車
両が右側に位置していると判断された場合にはステップ
222へ移行し、Yiの値が座標値YRの値よりも小さ
いか否か判定する。この判定が肯定されると、ステップ
224でYRにYiを、XRにXiを各々代入してステ
ップ226へ移行する。
【0052】また、ステップ208で車両がカットライ
ン70、72にかかる照射領域の中央に位置していると
判断した場合には、ステップ214でYiの値がYLの
値よりも小さいか否か判定し、判定が肯定された場合に
はステップ216でYLにYiを、XLにXiを各々代
入すると共に、次のステップ218でYiの値がYRの
値よりも小さいか否か判定し、判定が肯定された場合に
はステップ216でYRにYiを、XRにXiを各々代
入してステップ226へ移行する。
【0053】ステップ226では、他車両認識処理で認
識され、位置が検出された全ての他車両に対して上記処
理を行ったか否か判定する。ステップ226の判定が否
定された場合には、ステップ228でiに「1」を加え
てステップ206へ戻り、次の車両の座標(Xi,Y
i)を取込み、取り込んだ座標に基づいてステップ20
8〜226の処理を繰り返す。従って、ステップ200
の他車両認識処理においてn台の車両が認識された場合
にはステップ206〜228の処理がn回繰り返された
後にステップ226の判定が肯定されてステップ230
へ移行する。
【0054】このステップ226の判定が肯定されたと
きには、座標値(XR,YR)にはヘッドランプの照射
領域の右側(及び中央)においてY座標の値が最も小さ
い位置に存在する車両の座標が格納され、座標値(X
L,YL)にはヘッドランプの照射領域の左側(及び中
央)においてY座標の値が最も小さい位置に存在する車
両の座標が格納されることになる。この(XR,Y
R)、(XL,YL)の位置に存在する車両は、照射領
域の右側及び左側において最もグレアを与え易い車両で
ある。なお、車両が存在しない場合、または車両がヘッ
ドランプのハイビーム時のカットライン位置よりも高い
位置(すなわち非常に遠方)に存在していた場合には、
座標値(XR,YR)及び(XL,YL)は初期設定時
の値が保持される。
【0055】ステップ230では、モータ46、52に
設定するゲインを定める処理として、座標値(XR,Y
R)に基づいて、カットライン70の位置がYRに一致
するようにシェード40のY方向の回動角のゲインDE
GRを定め、座標値(XL,YL)に基づいて、カット
ライン72の位置がYLに一致するようにシェード40
の軸線M方向(X方向)の移動距離のゲインDEGLを
定める。このゲインDEGR、DEGLの決定は、YR
とYLの関係からゲインDEGRとDEGLを決定する
予め定められたマップ(図10)を参照して定めること
ができる。
【0056】例えば、図10に示される如く、カットラ
イン70の延長線とカットライン72の延長線との交点
73を図8の73cとするための、座標値YRと座標値
YLの関係は、対向斜線側:YRのU1 と、自車線側:
YLのNとからcが得られ、モータ46のY方向の回転
角のゲインDEGRとしての角度イと、モータ52のX
方向の移動距離のゲインDEGLとしての位置L1 とが
得られる(図9(E)、図9(B)参照)。
【0057】次のステップ232では、上記で決定した
ゲインDEGR、DEGLに基づいてモータ46、52
を駆動し、シェード40を回動または移動させる。これ
により、カットライン70の位置がYRに一致し、カッ
トライン72の位置がYLに一致するよう制御される。
前述のように、他車両認識処理で検出された他車両の座
標は、他車両のテール部の中央部の位置を表しており、
この制御によりカットラインは、最もグレアを与え易い
車両のテール部の中央付近に位置されるので、他車両に
グレアを与えることはない。但し、YR、YLの位置が
カットラインの最下位の位置Nよりも低い場合には、前
記最下位の位置Nまでカットラインを低下させる。
【0058】次に、上記処理によるカットラインの制御
結果について説明する。例えば車両10前方の他車両と
して、図21に「1」の符号を付した点の位置(車両1
0前方の左側)にのみ車両が存在していた場合には、カ
ットライン72の位置が、図22に一点鎖線で示すよう
に「1」の点の位置に一致するように制御される。この
とき照射範囲の右側のカットライン70は一点鎖線で示
す位置にあり前記車両にグレアを与えることはなく、か
つ車両10のドライバーが照射範囲の不足を感ずること
はない。
【0059】また、例えば図21に「2」の符号を付し
た点の位置にも車両が存在していた場合、カットライン
72の位置が、図22に二点鎖線で示すように「2」の
点の位置に一致するように制御される。これとともに、
結合点73の位置が73cの位置に近づくように制御さ
れる。
【0060】このため、図23に示すように、「2」の
符号を付した点の位置に先行車両が存在し、上下方向の
みカットラインを移動する従来の場合、その照射範囲は
図23の一点鎖線70A、72Aの下側の範囲である。
一方、本実施例のように上下方向及び車両幅方向にカッ
トラインを移動する場合、その照射範囲は図23の二点
鎖線70B、72Bの下側の範囲である。従って、本発
明は、上下方向及び車両幅方向にシェード40を移動さ
せることで、従来に比べて図23の斜線部の範囲が照射
可能となり、視認性が向上している。
【0061】また、図21の「3」の点(車両前方の右
側)にのみ車両が存在していた場合には、カットライン
70の結合点73hの位置が、図22に実線で示すよう
に「3」の点の位置に近づくように制御される。
【0062】このため、図24に示すように、「3」の
符号を付した点の位置に対向車両が存在し、上下方向の
みカットラインを移動する従来の場合、その照射範囲は
図24の一点鎖線70A、72Aの下側の範囲である。
一方、本実施例のように上下方向及び車両幅方向にカッ
トラインを移動する場合、その照射範囲は図24の二点
鎖線70B、72Bの下側の範囲である。従って、本発
明は、上下方向及び車両幅方向にシェード40を移動さ
せることで、従来に比べて図24の斜線部の範囲が照射
可能となり、視認性が向上している。
【0063】このように、本実施例はシェード40を車
両幅方向(図1の矢印X方向)と、回転軸42の軸廻り
方向(図1の矢印Y方向)と、へ移動可能とし、ヘッド
ランプ18、20のカットライン位置をモータ46、5
2で制御できるように構成し、他車両が検出されたとき
に、検出された他車両が存在する領域内のカットライン
の位置を制御するので、従来の段階的にカットラインを
変更する構造に比べて、カットラインの変更が細かくで
き、検出された他車両がどの位置にいても、必要最小限
の範囲のみを防眩することができるので視認性が向上す
る。また、従来の段階的にカットラインを変更する構造
に比べて、カットラインの変更が滑らかに行えるため違
和感のない制御ができる。
【0064】なお、上記実施例では、シェード40の形
状を、小径部40Aと大径部40Bと中間部40Cと有
する円柱状としたが、シェード40の形状はこれに限定
されない。
【0065】また、上記実施例では、遮光手段としてシ
ェード40を使用したがシェード40に代えて、遮光板
等の他の遮光手段を使用しても良い。また、上記実施例
では、第1移動手段及び第2移動手段としてモータを使
用したが、モータに代えてソレノイド等の他の移動手段
を使用しても良い。さらに、上記実施例では、シェード
40によってカットラインをカットライン70とカット
ライン72とに2分割したが、カットラインの分割数及
び分割位置はこれに限定されるものではない。
【0066】
【発明の効果】本発明の車両用前照灯装置は、上記構成
としたので、細かな配光制御が可能となり、他車両にグ
レアを与えることなく車両前方の視認性を向上させるこ
とができるという優れた技術を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の車両用前照灯装置が適用さ
れたヘッドランプの概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】本発明の一実施例の車両用前照灯装置のシェー
ドを示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施例の車両用前照灯装置が適用さ
れた車両前部を示す車両斜め前方から見た斜視図であ
る。
【図5】本発明の一実施例の車両用前照灯装置の制御装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の一実施例の車両用前照灯装置の制御メ
インルーチンを説明するフローチャートである。
【図7】他車両認識処理を説明するフローチャートであ
る。
【図8】本発明の一実施例の車両用前照灯装置のカット
ラインを説明するためのイメージ図である。
【図9】(A)はシェードの通常状態を示すイメージ
図、(B)はシェードの左移動状態を示すイメージ図、
(C)はシェードの右移動状態を示すイメージ図、
(D)はシェードのイの位置への回転状態を示すイメー
ジ図、(E)はシェードのロの位置への回転状態を示す
イメージ図、(F)はシェードのハの位置への回転状態
を示すイメージ図である。
【図10】本発明の一実施例の車両用前照灯装置の制御
装置のマップである。
【図11】(A)は日中にTVカメラにより撮像される
画像のイメージ図、(B)は水平エッジ点積分処理を説
明するための概念図、(C)は垂直エッジ検出処理を説
明するための概念図である。
【図12】白線認識時のウインド領域を示す線図であ
る。
【図13】車両認識領域を示す線図である。
【図14】車速に応じて車両認識領域を変動させること
を説明するためのイメージ図である。
【図15】車速と近似直線の補正幅との関係を示す線図
である。
【図16】右カーブ路の度合と右側の近似直線の補正幅
を決定するゲインとの関係を示す線図である。
【図17】右カーブ路の度合と左側の近似直線の補正幅
を決定するゲインとの関係を示す線図である。
【図18】異なる曲率のカーブ路に対するウインド領域
及び補正幅を示すイメージ図である。
【図19】左カーブ路の度合と右側の近似直線の補正幅
を決定するゲインとの関係を示す線図である。
【図20】左カーブ路の度合と左側の近似直線の補正幅
を決定するゲインとの関係を示す線図である。
【図21】他車両認識処理によって検出された他車両の
位置を表す座標の一例を示すイメージ図である。
【図22】図21の「1」〜「3」の位置に車両が存在
した場合のカットラインの位置の制御結果を示すイメー
ジ図である。
【図23】図21の「2」の位置に車両が存在した場合
のカットラインの位置の制御結果を示すイメージ図であ
る。
【図24】図21の「3」の位置に車両が存在した場合
のカットラインの位置の制御結果を示すイメージ図であ
る。
【符号の説明】
18 ヘッドランプ 20 ヘッドランプ 22 TVカメラ 40 シェード(遮光手段) 46 モータ(第2移動手段) 52 モータ(第1移動手段) 70 カットライン 72 カットライン 148 画像処理装置(位置検出手段) 150 制御装置(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−97003(JP,U) 実開 平6−267304(JP,U) 実開 平6−43906(JP,U) 実開 平5−97005(JP,U) 実開 昭63−167601(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21M 3/18 F21M 3/05 F21M 3/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドランプの光照射範囲内に設けら
    れ、車両幅方向と車両上下方向とへ移動可能とされた遮
    光手段と、 この遮光手段を車両幅方向に移動させる第1移動手段
    と、 前記遮光手段を車両上下方向に移動させる第2移動手段
    と、 他車両の位置を検出する位置検出手段と、 前記位置検出手段によって検出された他車両の位置に基
    づいて、前記第1移動手段と前記第2移動手段との内の
    少なくとも一方を作動させる制御手段と、 を有することを特徴とする車両用前照灯装置。
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