JP2848215B2 - 走行車両検出装置 - Google Patents

走行車両検出装置

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JP2848215B2
JP2848215B2 JP28500793A JP28500793A JP2848215B2 JP 2848215 B2 JP2848215 B2 JP 2848215B2 JP 28500793 A JP28500793 A JP 28500793A JP 28500793 A JP28500793 A JP 28500793A JP 2848215 B2 JP2848215 B2 JP 2848215B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行車両検出装置にか
かり、詳細には、車両の走行中に、自車両の前方を走行
している先行車両や対向車両等の他車両を走行路の状態
や自車両の走行状態に応じて検出する走行車両検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両には、夜間等にドライバーの
前方視認性を向上させるために、車両の略先端には予め
定められた範囲を照射するためのヘッドランプが配設さ
れている。このヘッドランプには、操舵角による走行方
向や車速等の車両の走行状態に応じて車両前方の照射方
向及び照射範囲を変更するために、ヘッドランプの光軸
を偏向することや照射光を遮光するための遮光板の移動
を制御することによって道路に光を照射したときの照射
領域と未照射領域との境界部分(以下、カットラインと
いう。)を制御するものもある。
【0003】この制御されたカットラインに内包される
照射範囲に自車両の前方を同じ方向に走行している車両
(以下、先行車両という。)が存在する場合には、先行
車両のドライバーに対して不快な眩しさ(以下、グレア
という。)を与えることになる。従って、先行車両のド
ライバーにグレアを与えることなくカットラインを制御
するために、先行車両の位置や方向の認識が必要にな
る。この先行車両の認識方法として、先行車両のテール
ランプ(赤色)をカラーCCD等を備えた画像装置(カ
ラーカメラ)で検出し、検出した画像を画像処理して先
行車両の位置及び方向を特定する、走行車両の認識装置
がある(特開昭62−121599号公報等)。
【0004】また、自車両の前方を逆方向に走行してい
る車両(以下、対向車両という。)のドライバーにグレ
アを与えないために、上記の先行車両の認識と同様に対
向車両の認識が必要となる。この場合、自車両にフォト
センサ等の光量検出器を取り付けて対向車両のヘッドラ
ンプの光量を検出することにより、この対向車両を認識
することができる。
【0005】しかしながら、自車両前方の画像から先行
車両の検出すると共に光量検出器から対向車両を検出す
るため、他車両を検出するための装置が複雑になると共
に他車両の検出処理時間が膨大になる。
【0006】この問題を解消するために、画像処理時の
画面について、先行車両が存在する確度が高い領域及び
対向車両が存在する確度が高い領域等を定めて画像処理
することによって他車両を検出する走行車両検出装置
が、本出願人により提案されている(特願平5−602
52号)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように他車両が存在する確度が高い領域を設定したとき
に、この領域内の何れに他車両が存在しても、他車両の
位置を検出するために必ず全ての領域に渡って水平エッ
ジ検出処理等の画像処理を行わなければならないので、
膨大な処理時間を要すると共に制御系に用いたCPU等
の演算装置に対する負荷が大きくなる。
【0008】本発明は、上記事実を考慮して、グレアを
防止すべき他車両を少ない負荷で容易かつ迅速に検出で
きる走行車両検出装置を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の走行車両検出装置は、自車両前方の画像を検
出する画像検出手段と、前記画像検出手段の出力に基づ
いて自車両が走行する走行路の形状を検出する形状検出
手段と、前記形状検出手段の出力に基づいて他車両を検
出するための車両検出領域を前記画像中に設定する第1
の設定手段と、自車両の前照灯による照度分布及び自車
両から他車両までの距離の少なくとも一方に基づいて定
められるグレア領域を前記画像中に設定する第2の設定
手段と、前記第1の設定手段により設定される車両検出
領域と前記第2の設定手段により設定されるグレア領域
との重複領域内の画像から他車両を検出する車両検出手
段と、を備えている。
【0010】
【作用】本発明の走行車両検出装置は、自車両前方の画
像を検出するための画像検出手段を備えており、画像検
出手段は白黒TVカメラ等のカメラを用いて自車両の前
方の画像を撮影する。形状検出手段は、車両が走行する
走行路の両側縁の形状を検出する。例えば、この走行路
形状検出は、道路の走行レーンの白線や縁石等の連続に
よる両側縁の線を画像処理等により検出できる。この走
行レーンには先行車両が存在する確度が高く、また、こ
の先行車両が存在する確度が高い領域に隣接する領域に
は、対向車両が存在する確度が高い。この境界領域で
は、先行車両と対向車両とが混在する確度が高い。そこ
で、第1の設定手段は、画像検出手段により撮影された
画像中に、形状検出手段の出力、例えば道路形状による
両側縁の線等に基づいて、先行車両及び対向車両等の他
車両を検出するための車両検出領域を設定する。例え
ば、車両検出領域は、先行車両のみが存在すると想定さ
れる先行車両検出領域、対向車両のみが存在すると想定
される対向車両検出領域及び先行車両と対向車両とが混
在すると想定される車両検出重複領域から構成すること
ができる。
【0011】ここで、自車両前方の画像である画像検出
手段により撮影された画像においては、他車両のドライ
バがグレアを感じる度合いは画像上の全ての部位に位置
したときに一様に感ずるものではなく、自車両から他車
両までの相対的な距離、すなわち、相対的な照度に応じ
て変化する。この画像上の他車両のドライバがグレアを
感じる領域は、自車両のヘッドランプ等の前照灯による
前方の照度分布や自車両から他車両までの距離に基づく
実験等により予め求めることができる。従って、上記車
両検出領域内に他車両のドライバがグレアを感じる度合
いが少ない領域を含んでいることになる。
【0012】そこで、第2の設定手段は、自車両の前照
灯による照度分布及び自車両から他車両までの距離の少
なくとも一方に基づいて定められるグレア領域を画像中
に設定する。従って、車両検出手段において、第1の設
定手段により設定される車両検出領域と前記第2の設定
手段により設定されるグレア領域との重複領域内の画像
から他車両を検出することにより、少ない領域について
画像処理でき、迅速かつ高い確度で他車両の検出をもれ
なく行うことができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の走行車両検
出装置が適用された実施例を詳細に説明する。第1実施
例の走行車両検出装置100は、車両10の前方を走行
する他車両を白黒TVカメラによる階調画像から得る場
合に本発明を適用したものである。
【0014】図6に示すように、車両10のフロントボ
デー10Aの上面部には、エンジンフード12が配置さ
れており、フロントボデー10Aの前端部には車両幅方
向の一端から他端に亘ってフロントバンパ16が固定さ
れている。このフロントバンパ16とエンジンフード1
2の前縁部12Aとの間には、車両幅方向両端部に一対
のヘッドランプ18、20が配設されている。
【0015】エンジンフード12の後端部付近には、ウ
インドウシールドガラス14が設けられており、車両1
0内部のウインドウシールドガラス14の上方側に対応
する部位の近傍にはルームミラー15が設けられてい
る。ルームミラー15の近傍には車両前方の状況を撮像
するためのTVカメラ22が配置されている。TVカメ
ラ22は画像処理装置148(図1参照)に接続されて
いる。本実施例ではTVカメラ22として、単に光量の
みを検出するCCD素子を備え白黒画像を表す画像信号
を出力するTVカメラを用いている。
【0016】なお、TVカメラ22の配設位置は、車両
前方の道路形状を正確に認識でき、かつドライバーの目
視感覚により合致するように、ドライバーの視点位置
(所謂アイポイント)になるべく近い位置に配置される
ことが好ましい。また、本実施例における道路形状に
は、進行路の形状、例えばセンターラインや縁石等によ
って形成される1車線に対応する道路形状が含まれる。
【0017】また、車両10には図示しないスピードメ
ータが配設されており、この図示しないスピードメータ
のケーブルには、車両10の車速Vを検知する車速セン
サ66(図1参照)が取付けられている。この車速セン
サ66は制御装置150に接続されており、車速Vの検
出結果を出力する。
【0018】図2及び図3に示すように、ヘッドランプ
18はプロジェクタタイプのヘッドランプで、凸レンズ
30、バルブ32及びランプハウス34を備えている。
ランプハウス34は車両10の図示しないフレームに略
水平に固定されており、ランプハウス34の一方の開口
には、凸レンズ30が固定され、他方の開口には、凸レ
ンズ30の光軸R(凸レンズ30の中心軸)上に発光点
が位置するようにソケット36を介してバルブ32が固
定されている。
【0019】ランプハウス34内部のバルブ側には、楕
円反射面のリフレクタ38が形成されており、バルブ3
2から射出された光がリフレクタ38により反射され凸
レンズ30及びバルブ32の間に集光される。この集光
点の近傍にはシェード40が設けられており、リフレク
タ38で反射集光されたバルブ32の光は、シェード4
0によってその一部が遮光され、それ以外の光が凸レン
ズ30から射出されるようになっている。また、シェー
ド40の回転軸42は、車両幅方向に向いている。
【0020】回転軸42の両端部42A、42Bは、ラ
ンプハウス34内部に形成された軸受部(図示省略)に
軸支されており、車両幅方向(図2の矢印X方向)、即
ち回転軸42の軸線M方向と、回転軸42の軸廻り方向
(図2の矢印Y方向)と、へ移動可能に軸支されてい
る。
【0021】回転軸42の一方の端部42Aの近傍には
歯車44が固着されており、歯車44には、モータ46
の駆動軸に固着された歯車48が噛合している。従っ
て、モータ46の駆動軸が回転すると、歯車48が回転
し、歯車44と一体的にシェード40が矢印Y方向へ回
転する。なお、歯車44は軸線M方向に長く、歯車44
が矢印X方向へ移動した場合にも、歯車44と歯車48
とが噛合するようになっている。また、モータ46は図
示を省略したブラケットによってランプハウス34内部
に固定されており、図1に示されるように、制御装置1
50のドライバ164に接続されている。
【0022】また、回転軸42の他方の端部42Bの近
傍には、ラック50が固着されており、ラック50に
は、モータ52の駆動軸に固着された歯車54が噛合し
ている。従って、モータ52の駆動軸が回転すると、歯
車54が回転し、ラック50と一体的にシェード40が
矢印X方向へ移動する。なお、ラック50は、各凹凸部
が回転軸42の外周部にリング状に形成されており、ラ
ック50が矢印Y方向へ回動した場合にも、ラック50
と歯車54とが噛合するようになっている。また、モー
タ52は図示を省略したブラケットによってランプハウ
ス34内部に固定されており、図1に示されるように、
制御装置150のドライバ164に接続されている。
【0023】図4に示されるように、シェード40は円
柱状とされており、車両幅方向(矢印X方向)に沿って
軸心Nと外周部との距離R1が短い小径部40Aと、軸
心Nと外周部との距離R2 が長い大径部40Bと、小
径部40Aと大径部40Bとを直線的に連結し、軸心N
と外周部との距離R3が除々に増加する中間部40C
と、で構成されている。
【0024】また、シェード40の軸線Mは、軸心Nに
対してオフセットしている。従って、シェード40が軸
線Mを軸として回動すると、軸線Mと外周部との距離S
1、S2、S3がそれぞれ回転軸廻り方向(矢印Y方
向)に沿って連続的に変化する。
【0025】従って、制御装置150からの信号に応じ
たモータ46、52の駆動によって、シェード40が矢
印X方向及び矢印Y方向へ所定量移動する。これによ
り、シェード40のエルボー部(図2の大径部40Bと
中間部40Cとの境41付近)によりバルブ32の光が
通過光と遮光された光とに分断され、車両10の前方の
明暗の境界であるカットラインが移動する。
【0026】シェード40の大径部40Bによって形成
される明暗の境界は、図5に示すように、ヘッドランプ
18による照射領域内の車両幅方向右側のカットライン
70として現れ、シェード40が矢印Y方向に回動され
ることにより、カットライン70の位置は、最上位に対
応する位置(図5にカットラインUとして示す位置、ハ
イビームの光軸より下の位置)から最下位に対応する位
置(図5にカットラインNとして示す位置、通常のロー
ビームの位置)まで平行に移動する。
【0027】また、シェード40の中間部40Cによっ
て形成される明暗の境界は、照射領域内の車両幅方向左
側のカットライン72として現れ、シェード40が矢印
Y方向に回動されることにより、カットライン72の位
置は最上位の位置(図5にカットラインUとして示す位
置、ハイビームの光軸より下の位置)から最下位に対応
する位置(図5にカットラインNとして示す位置、通常
のロービームの位置)まで平行に移動する。
【0028】一方、シェード40の大径部40Bと中間
部40Cとの境41(図4参照)による明暗の境界は、
配光におけるカットライン70とカットライン72との
交点である結合点(以下、エルボーポイントという。)
73を示している。従って、このエルボーポイント73
は、シェード40のX方向、Y方向(図4参照)への移
動によってカットライン70の位置が最上位に対応する
位置(図5のU位置)でかつカットライン72の位置が
最下位の位置(図5のN位置)のときに点73aの位置
となり、カットライン70の位置が最上位に対応する位
置(U位置)でかつカットライン72の位置が最上位の
位置(図5のU位置)のときに点73bの位置となり、
カットライン70の位置が最下位に対応する位置(N位
置)でかつカットライン72の位置が最上位の位置(図
5のU位置)のときに点73cの位置となり、カットラ
イン70の位置が最下位に対応する位置(N位置)でか
つカットライン72の位置が最下位の位置(図5のN位
置)のときに点73dの位置となる。
【0029】これにより、シェード40の移動によるカ
ットライン70,72の移動によって、エルボーポイン
トの位置は点73a,73b,73c,73dの4点で
囲まれた範囲Er(図5に斜線で示した範囲)内を移動
可能になる。従って、この範囲Erにおけるエルボーポ
イント73の位置が定まれば、この位置にエルボーポイ
ント73が位置するようにモータ46,52の回転量を
演算できる。すなわち、イメージ上の距離とモータ4
6,52の回転によるエルボーポイント73の移動量と
の対応は撮像倍率及びモータの伝達率(モータのギヤ
比)等により予め定めることができる。
【0030】なお、範囲Er内におけるエルボーポイン
ト73の位置とこの位置にシェード40を移動させるた
めのモータ46,52の回転量とをマップとして記憶す
るようにしてもよい。
【0031】ヘッドランプ20はヘッドランプ18と同
様の構成であるため、詳細な説明は省略する。
【0032】図1に示すように、制御装置150は、リ
ードオンリメモリ(ROM)152、ランダムアクセス
メモリ(RAM)154、中央処理装置(CPU)15
6、入力ポート158、出力ポート160及びこれらを
接続するデータバスやコントロールバス等のバス162
を含んで構成されている。なお、このROM152に
は、他車両へグレアを与える範囲であるグレアウインド
ウ80(詳細は後述)及び制御プログラムが記憶されて
いる。
【0033】入力ポート158には車速センサ66及び
画像処理装置148が接続されている。この画像処理装
置148は、後述するようにTVカメラ22及び制御装
置150から入力される信号に基づいて、TVカメラ2
2で撮像されたイメージを画像処理する。出力ポート1
60は、ドライバ164を介してヘッドランプ18のモ
ータ46、52及びヘッドランプ20のモータ46、5
2に接続されている。また、出力ポート160は、画像
処理装置148にも接続されている。
【0034】次に、先行車両及び対向車両である他車両
のドライバーに対して眩しさを与えると想定される領域
として定めたグレアウインドウ80について説明する。
他車両のドライバーは、自車両10のヘッドランプ1
8,20の光により他車両のドライバーの眼前照度が所
定照度、例えば、本実施例では実験により求めた値であ
る0.5Lux以上の明るさになると、グレアを感じる
ことが多いため、定めるグレアウインドウ80は、他車
両のドライバーに対して略0.5Lux以上の明るさの
光を与える領域を網羅すればよい。また、自車両10と
他車両との車間距離等に応じてドライバーの視認範囲が
変化し配光範囲を変化させる必要があるので、本実施例
では、頻度的に他車両が存在する確度が高い車間距離の
範囲として20m未満、20m以上で40m未満及び4
0m以上の3種類の車間距離を想定している。
【0035】図7に示したように、TVカメラ22で撮
像されたイメージ120上に対するグレアウインドウ8
0は、40m以上の車間距離に対応する第1グレアウイ
ンドウ80A、20m以上で40m未満の車間距離に対
応する第2グレアウインドウ80B、20m未満の車間
距離に対応する第3グレアウインドウ80Cの3領域か
ら構成されている。このグレアウインドウ80に関する
データ、すなわちイメージ上の座標値で定まる範囲のデ
ータがROM152に記憶されている。なお、このイメ
ージ120は、直線路を走行したときの前方画像を示し
ている。この各グレアウインドウ80A〜80Cは、以
下のようにして定めることができる。
【0036】図8に示したように、40m以上の車間距
離で他車両が存在し左右の立体角にして±14度の範囲
の配光を左右の曲線路を含めて考慮して制御することを
想定した場合には、自車両10のヘッドランプ18,2
0の光による前方の等照度線は、0.5Luxについて
は等照度線82Aとなり、2Luxついては等照度線8
2Bとなる。従って、第1グレアウインドウ80Aは、
0.5Luxに関する等照度線82Aに囲まれた領域を
含むように設定すればよい。このとき、40m以上の車
間距離に対応する画像上の上下方向の長さは、TVカメ
ラ22を配置したときの方位で定まるので、車間距離に
対応する画像上の上下の水平線83A,83Bと等照度
線82A内の領域を含む左右の垂直線84A,84Bで
囲まれた4角形領域を第1グレアウインドウ80Aに設
定する。
【0037】図9に示したように、20m以上で40m
未満の車間距離で他車両が存在し左右の立体角にして±
25度の範囲の配光を左右の曲線路を含めて考慮して制
御することを想定した場合には、上記の第1グレアウイ
ンドウ80Aの設定と同様に、等照度線は0.5Lux
について等照度線82Aとなり、2Luxついて等照度
線82Bとなる。従って、20mから40m未満の車間
距離に対応する画像上の上下方向の長さが予め定まるの
で、車間距離に対応する画像上の上下の水平線85A,
85Bと等照度線82A内の領域を含む左右の垂直線8
6A,86Bで囲まれた4角形領域を第2グレアウイン
ドウ80Bに設定する。
【0038】20m未満の車間距離ではイメージ上の何
れの部位に他車両が存在してもグレアを与える確度が高
いため、第3グレアウインドウ80Cは、図7に示すよ
うに、第2グレアウインドウ80Bで用いた水平線85
B以下の範囲を全て設定する。
【0039】上記のグレアウインドウは、車速に応じて
大きさが変化するようにしてもよい。また、上記では、
車間距離を3つに分類した場合を説明したが、2つまた
は4つ以上に分類してもよい。また、特に分類せずに1
つの領域でもよい。この場合、上記のようにして求めた
グレアウインドウを合わせて1つの領域としてグレアウ
インドウを構成してもよい。
【0040】なお、分類された各グレアウインドウが隣
接することに限定されず、グレアウインドウの各々が重
複する領域を有するように設定してもよい。
【0041】また、上記のグレアウインドウは矩形状に
設定(図7参照)した場合の例を説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、車両前方の照度分布か
らグレアウインドウを設定するようにしてもよい。例え
ば、図8に示した0.5Luxの等照度線82Aを距離
に応じて複数に分割した形状でもよい。
【0042】次に、本実施例の作用を説明する。ドライ
バーが自車両10の図示しないライトスイッチをオン
し、ヘッドランプ18、20を点灯させると、所定時間
毎に図10に示す制御メインルーチンが実行される。こ
の制御メインルーチンのステップ200では対向車両認
識処理が実行される。ステップ200の対向車両認識処
理は、画像処理装置148において、TVカメラ22に
よって撮像されたイメージを用いた画像処理である。な
お、TVカメラ22の画像信号によって形成されるイメ
ージ上の各画素は、イメージ上に設定された各々直交す
るX軸とY軸とによって定まる座標系の座標(Xn ,Y
n )で位置を特定する。
【0043】この対向車両認識処理を、図11乃至図1
5を参照して詳細に説明する。図12には、自車両10
が直線の道路122を走行している際にTVカメラ22
によって撮像された、ドライバーによって視認される画
像と略一致したイメージの一例(イメージ120)を示
す。この道路122は、両側に白線124を備えてお
り、自車両10が走行するための走行レーン122A及
び対向車両11Aが走行するための対向レーン122B
の境界であるセンターライン126を備えている。以下
では、このイメージに基づいて他車両の認識が行われ
る。図11のステップ300では、図13に示すよう
に、走行レーン122Aの両側のライン(この場合、白
線124及びセンターライン126)を検出するために
イメージ上で所定の幅γを有する領域を白線検出ウイン
ドウ領域Wsdとして設定する。本実施例では、白線等の
検出確度が高い中央部の領域を含むように、白線検出ウ
インドウ領域Wsdを、所定の水平線140及び下限線1
30の間の領域を白線検出ウインドウ領域Wsdとして設
定する。
【0044】次のステップ302ではウインドウ領域W
sd内を明るさについて微分し、この微分値のピーク点
(最大点)を白線候補点であるエッジ点として抽出す
る。すなわち、ウインドウ領域Wsd内を垂直方向(図1
3矢印A方向)に、水平方向の各画素について最下位置
の画素から最上位置の画素までの明るさについて微分
し、明るさの変動が大きな微分値のピーク点をエッジ点
として抽出する。これにより、図13のウインドウ領域
sd内に示す破線132のように連続するエッジ点が抽
出される。
【0045】次のステップ304では、ステップ302
において白線候補点抽出処理で抽出されたエッジ点をハ
フ(Hough )変換を用いて直線近似し、白線等と推定さ
れる線に沿った近似直線142、144を求める。次の
ステップ306では、求めた近似直線142,144の
交点PN (X座標値=XN )を求め、求めた交点PN
基準とする予め定めた直線路の場合の近似直線の交点P
0 (X座標値=X0 )との水平方向の変位量A(A=X
N −X0 )を求める。この変位量Aは、道路122のカ
ーブの度合いに対応している。
【0046】次のステップ308では、ステップ304
において求めた近似直線142、144を用いて先行車
両及び対向車両を認識する各車両認識領域WP 、WPO
設定する。すなわち、近似直線142、144及び下限
線130で囲まれた範囲を先行車両認識領域WP と定
め、近似直線144の右側の画像範囲を対向車両認識領
域WPOと定める。この近似直線144付近では、先行車
両11と対向車両11Aとが混在する確度が高いため、
各々が重複するように設定してもよく、独立した領域を
定めてもよい。
【0047】なお、各車両認識領域WP 、WPOを設定す
るにあたり、図14に示したように、現在の車速Vに応
じて先行車両認識領域WP に関する近似直線の位置を補
正する補正幅αL 、αR 、対向車両認識領域WPOに関す
る近似直線の位置を補正する補正幅αA を決定してもよ
い。この場合の補正幅の設定は、車速及び曲線路のカー
ブの度合により、他車両が設定された車両認識領域から
逸脱する可能性を低下させるためであり、例えば、直線
路では車速Vが遅くなるに従って値が大きくなるよう
に、曲線路ではカーブの度合に応じてカーブ方向の幅が
大きくなるように設定する。この補正幅は、マップとし
て予め記憶しておくことが好ましい。
【0048】次のステップ310では、設定された車両
認識領域から、処理する他車両の種類に応じた車両認識
領域を選択する。この場合、対向車両認識処理であるの
で、対向車両認識領域WPOが選択され、次のステップ3
12において、対向車両認識領域WPO内における水平エ
ッジ検出処理を行う。なお、対向車両認識処理の説明を
簡単にするために図15(A)に示した対向車両11A
を含むイメージ120を用いて説明する。この水平エッ
ジ検出処理は、上記ステップ302のエッジ検出処理と
同様に、水平エッジ点を検出することを対向車両認識領
域WPO内で行い、検出された水平エッジ点を横方向に積
分した積分値が所定値を越える位置のピーク点EP を検
出する(図15(B)参照)。このピーク点EP は対向
車両が存在する場合に現れる確度が高い。なお、ピーク
点EP が複数あるときは、イメージ120上の対向車両
認識領域WPO内の画像上において、下方に位置するピー
ク点EP (すなわち、車間距離がより近い点)を選択す
る。従って、この選択に際してもイメージの全ての領域
から選択するのではなく、対向車両が存在する確度が高
いイメージ上の一部の領域から選択する。このように、
選択領域を制限しているので、画像処理装置の負荷は軽
減する。
【0049】なお、図15(B)に示すように、イメー
ジ120上の対向車両認識領域WPO内に線90より下方
の領域92を設定し、この領域92を除いた対向車両認
識領域WPO内の画像上において、下方に位置するピーク
点EP を選択してもよい。これは、対向車両と自車両と
の車間距離が短い場合は、対向車両と自車両とが直に
[すれちがう]ので、車間距離が短い位置に存在するこ
とが想定される対向車両について、配光の制御対象から
除いてもよいためである。このようにすれば、選択領域
はさらに小さくなり、画像処理装置の負荷がさらに軽減
する。
【0050】次のステップ314では対向車両の位置座
標を演算すると共にこの対向車両までの車間距離を演算
する。対向車両11Aの有無は、対向車両認識領域WPO
内で対向車両11Aのヘッドランプ等の有無により判別
できる。例えば、図15(C)に示したように、明るさ
を特定するための所定値となる閾値を設定して上記のピ
ーク点EP を含む水平線近傍領域Zに存在する画素群9
4R,94Lを求める。この画素群94R,94Lの中
心座標値を求め、2つの中心座標値があると共にこの間
隔Xoがピーク点EP を含む水平線近傍に存在する標準
的な車両の車幅So(予めROMに記憶)を基準とした
比率が所定範囲内であるときに、対向車両11Aが存在
すると判定する。これと共にこの比率から自車両10か
ら対向車両11Aまでの車間距離SR を演算する。対向
車両11Aが有であるときには対向車両11Aの代表座
標値として対向車両の車幅中央の座標(Xa,Ya)を
求めて本ルーチンを終了し、図10のフローチャートの
ステップ202へ進む。
【0051】なお、上記で対向車両11Aが無のときに
は車間距離SR =0と設定する。これによって、車間距
離SR の値には、SR =0かSR >0かにより対向車両
11Aが自車両10の前方に存在するか否かを表す情報
をも含むことになる。
【0052】また、上記では白線124を検出して道路
(走行レーン)を特定しているが、道路122の側縁部
に形成される縁石によって検出してもよい。この場合、
白線と縁石とを階調画像の検出レベルを変更することに
よりいずれも検出することができる。
【0053】図10のステップ202では、画像処理装
置138からの信号を読み取ると共にステップ314で
求めた車間距離がSR =0か否かを判断することによっ
て対向車両の有無を判断する。対向車両11Aが無の場
合には、ステップ208へ進む。一方、対向車両11A
が有の場合には、ステップ204へ進み、グレアウイン
ドウ80(図7)を読み取ると共に、画像処理装置14
8において検出された対向車両11Aの代表座標値とし
て対向車両の車幅中央の座標(Xa,Ya)が各グレア
ウインドウ80A,80B,80Cの内部であるか否か
を判断することによってグレアウインドウ80内に対向
車両11Aが存在するか否かを判断する。この場合、各
グレアウインドウ80A,80B,80Cの4隅の座標
値を用いて対向車両11Aの代表座標値を比較すること
によって判断できる。否定判断された場合にはグレアを
感じる配光の範囲内に対向車両11Aが存在しないと判
定され、ステップ208へ進む。一方、肯定判断された
場合には、ステップ206において対向車両に対してグ
レアを与えない配光に制御するためのカットライン70
のイメージ上の位置HRを演算した後に、ステップ20
8へ進む。
【0054】ステップ206では、イメージ上で対向車
両11Aを表す代表座標値付近の位置にカットライン7
0を位置させるため、代表座標値(Xa,Ya)のY軸
座標値Yaを、カットライン70のイメージ上の位置H
Rとして設定する。すなわち、カットライン70は水平
であり(図5参照)、イメージ上の位置HRが定まれ
ば、この座標値を通過するカットライン70を定めるこ
とができる。
【0055】なお、この位置HRは、対向車両のドライ
バーに対してグレアを与えない程度に所定量だけ代表座
標値から上方へ位置するようにしてもよい。
【0056】ステップ208では、先行車両認識処理が
実行される。なお、このステップ208では、図16
(A)に示す先行車両11Bが存在するイメージ120
を用いて処理する場合を説明する。また、先行車両認識
処理は、上記図11の対向車両認識処理と同様のため上
述の図11のフローチャートを用いて上記の説明におけ
る対向車両を先行車両に代えて処理する。なお、ステッ
プ308までの処理は2度行う必要がないので、本ステ
ップ208ではステップ310から実行する。
【0057】ステップ310では、設定された車両認識
領域から、先行車両認識領域WP が選択され、次のステ
ップ312において他車両の認識処理とし先行車両認識
処理される。このステップ312では、上記と同様に先
行車両認識領域WP 内で水平エッジ検出処理を行い、検
出された水平エッジ点を横方向に積分した積分値が所定
値を越える位置のピーク点EP を検出する(図16
(B)参照)。このピーク点EP は先行車両が存在する
場合に現れる確度が高い。なお、ピーク点EP が複数あ
るときは、イメージ120上の先行車両認識領域WP
の画像上において、下方に位置するピーク点EP (車間
距離がより近い点)を選択する。従って、上記対向車両
の場合と同様に、イメージの全ての領域から選択するの
ではなく、先行車両が存在する確度が高いイメージ上の
一部の領域から選択でき、画像処理装置の負荷は軽減す
る。
【0058】次のステップ314では先行車両の位置座
標を演算すると共に先行車両までの車間距離SL を演算
する。まず垂直エッジ検出処理を行う。水平エッジ点の
積分値のピーク点EP が複数あるとき、画像上で下方に
位置するピーク点EP から順に、ピーク点EP に含まれ
る水平エッジ点の両端を各々含むように垂直線を検出す
るためのウインドウ領域WR 、WL を設定する(図16
(C)参照)。このウインドウ領域WR 、WL 内におい
て垂直エッジを検出し、垂直線138R、138Lが安
定して検出された場合にウインドウ領域WR 、WL で挟
まれた領域に他車両が存在すると判定する。
【0059】この検出された垂直線138R,138L
の横方向の間隔Sは車幅に対応するため、この車幅とピ
ーク点EP 位置とから先行車両11Bと自車両10との
車間距離SL を演算する。例えば、標準的な車両の車幅
So(予めROMに記憶)を基準として、イメージから
検出する車両の車幅に対応する間隔Sの比率を求め、こ
の比率から車間距離SL を演算できる。また、先行車両
11Bの中心の座標(Xb,Yb)として車幅中央の座
標を求める。この垂直線138R、138Lは車両のテ
ール部の幅方向両端部に対応しているので、座標(X
b,Yb)は先行車両のテール部の中央部付近の位置を
表している。以上により先行車両認識処理を終了し、図
10のフローチャートのステップ210へ進む。
【0060】なお、垂直線138R,138Lの横方向
の間隔は、垂直線138R、138Lの各々の代表的な
X座標(例えば、平均座標値や多頻度の座標値)の差か
ら演算してもよい。
【0061】図10のステップ210では、画像処理装
置138からの信号を読み取ると共にステップ314で
求めた先行車両11Bまでの車間距離がSL =0か否か
を判断することによって先行車両11Bの有無を判断す
る。先行車両11Bが無の場合には、ステップ216へ
進む。一方、先行車両11Bが有の場合には、ステップ
212へ進み、グレアウインドウ80(図7)を読み取
ると共に、画像処理装置148において検出された先行
車両11Bの代表座標値として先行車両11Bの車幅中
央の座標(Xb,Yb)が各グレアウインドウ80A,
80B,80Cの内部であるか否かを判断することによ
ってグレアウインドウ80内に先行車両11Bが存在す
るか否かを判断する。この場合、各グレアウインドウ8
0A,80B,80Cの4隅の座標値を用いて先行車両
11Bの代表座標値を比較することによって判断でき
る。否定判断された場合にはグレアを感じる配光の範囲
内に先行車両11Bが存在しないと判定され、ステップ
216へ進む。一方、肯定判断された場合には、ステッ
プ214において先行車両11Bに対してグレアを与え
ない配光に制御するためのカットライン72のイメージ
上の位置HLを演算した後に、ステップ216へ進む。
【0062】ステップ214では、イメージ上で先行車
両11Bを表す代表座標値付近の位置にカットライン7
2を位置させるため、代表座標値(Xb,Yb)のY軸
座標値Ybを、カットライン72のイメージ上の位置H
Lとして設定する。すなわち、カットライン72の傾き
は予め定まっているため(図5参照)、イメージ上の位
置HLが定まれば、この座標値を通過するカットライン
72を定めることができる。
【0063】なお、この位置HLは、先行車両のドライ
バーに対してグレアを与えない程度に所定量だけ代表座
標値から上方へ位置するようにしてもよい。
【0064】ステップ216では、エルボーポイント位
置演算処理が実行される。すなわち、上記で定めたカッ
トライン70、72の交点座標を求めることにより、エ
ルボーポイント73のイメージ上の位置を演算する。な
お、対向車両11A及び先行車両11Bが無のときのカ
ットライン70、72の初期位置として初期値が予め定
められており、ステップ216では、少なくとも一方の
他車両が無のときに、該当する他車両に関する初期値を
用いる。
【0065】次に、この演算されたエルボーポイント7
3の位置からステップ218においてシェード40の移
動量を演算し、ステップ220において演算された移動
量だけモータ46,52を回転することによりシェード
40を移動し、本ルーチンを終了する。
【0066】これにより、先行車両及び対向車両の少な
くとも一方の他車両が自車両前方に存在するときに、先
行車両及び対向車両のドライバーがグレアを感じること
のない配光に制御することができる。
【0067】このように、本実施例では、先行車両を認
識するための先行車両認識領域または対向車両を認識す
るための対向車両認識領域と、他車両のドライバーに対
してグレアを与えると想定されるグレアウインドウと、
の重複領域に他車両が存在するか否かを判断して存在す
る場合に他車両のドライバーに対してグレアを与えるこ
とを防止するための配光制御をするので、先行車両及び
対向車両である他車両を認識するための車両認識領域の
全てを対象領域として配光制御することなく、他車両の
存在確度が高い領域内で、さらに他車両のドライバーに
対してグレアを与える領域のみを制御対象の領域とする
ことができる。このように、制御対象の領域が減ぜられ
るため、制御装置の負荷を軽減できる。
【0068】次に、本発明の第2実施例を説明する。第
2実施例の走行車両検出装置100は、第1実施例と同
様の構成であるため、同一部分には同一符号を付して詳
細な説明は省略し、以下異なる作用のみを説明する。
【0069】ドライバーが自車両10の図示しないライ
トスイッチをオンし、ヘッドランプ18、20を点灯さ
せると、所定時間毎に図17に示す制御メインルーチン
が実行される。ステップ200では上記図10と同様に
対向車両認識処理(図11)が実行され、道路122の
カーブの度合いに対応する変位量A、対向車両11Aの
位置座標及対向車両11Aまでの車間距離SR を演算す
る。
【0070】次のステップ202で、画像処理装置14
8からの信号を読み取ると共に対向車両の有無を判断
し、対向車両11Aが無の場合には、ステップ208へ
進む。一方、対向車両11Aが有の場合には、ステップ
230へ進み、車間距離に対応して設定された3つのグ
レアウインドウ80(図7)を読み取ると共に、画像処
理装置148において求めた対向車両11Aの車間距離
R に該当するグレアウインドウを選択する。この選択
されるグレアウインドウは、80A〜80Cの何れか1
つであるが、以下の説明を簡単にするため、40m以上
前方に他車両が存在する場合を想定し、グレアウインド
ウ80Aを選択した場合を説明する。次のステップ23
2では、選択された該当グレアウインドウ80Aのデー
タを出力すると共に画像処理装置148では図18の該
当グレアウインドウ80Aによるグレアウインドウ処理
が実行される。グレアウインドウ処理が実行されると、
図18のステップ320へ進み、走行レーン122A,
対向レーン122Bによる道路122の両側の線を抽出
する。この場合、走行レーン122A及び対向レーン1
22Bの白線124を抽出する。走行レーン122A側
の白線124の抽出は、イメージ120(図12参照)
から白線候補点として抽出されたエッジ点を用いて、上
記で白線と推定された線に沿う近似直線142の近傍で
かつイメージ下方のエッジ点を抽出する。次にこのイメ
ージ下方のエッジ点の近接または連続する点から、スプ
ライン補間等により得た曲線を走行レーン122A側の
白線124を得る。対向レーン122B側の白線124
の抽出は、上記で走行レーン122Aの両側のライン
(白線124及びセンターライン126)として設定さ
れた位置近傍のエッジ点を除いた連続するエッジ点を抽
出することにより行う。これにより、道路122の両側
の白線124をイメージ120上で定めることができ、
図19に示したように、白線124で囲まれた領域を道
路領域Wxとして定める。
【0071】次のステップ322では、ステップ230
で選択されたグレアウインドウ80Aのデータを読み取
ると共に、このグレアウインドウ80Aをイメージ12
0上に設定する。次のステップ324では、ステップ3
22で設定されたグレアウインドウ80Aとステップ3
20で定めた道路領域Wxとの重複領域(図19の斜線
部分)を求め、求めた重複領域を配光制御領域Wcとし
て設定する。この配光制御領域Wcは、他車両に対して
グレアを与える領域を示すことになる。次のステップ3
26では、配光制御領域Wcに対向車両が存在するか否
かを判断すると共に、判断結果を出力して処理を終了す
る。
【0072】図17のステップ234では、画像処理装
置148からの配光制御領域Wc内における対向車両の
有無を表す信号に基づいて対向車両に対してグレアを与
える範囲であるグレアウインドウ80内に対向車両11
Aが存在するか否かを判断する。否定判断された場合に
はグレアを感じる配光の範囲内に対向車両11Aが存在
しないと判定され、ステップ208へ進む。一方、肯定
判断された場合には、上記と同様にステップ206にお
いてカットライン70のイメージ上の位置HRを演算し
た後に、ステップ208へ進む。
【0073】ステップ208では、上記と同様に先行車
両認識処理が実行され、ステップ210において、先行
車両11Bの有無を判断する。先行車両11Bが無の場
合には、ステップ216へ進む。一方、先行車両11B
が有の場合には、ステップ236において上記のステッ
プ230と同様に、車間距離に対応して設定された3つ
のグレアウインドウ80(図7)を選択し、次のステッ
プ238において選択されたグレアウインドウによるグ
レアウインドウ処理が実行される(図18参照)。
【0074】グレアウインドウ処理が終了すると、ステ
ップ240において画像処理装置148からの配光制御
領域Wc内における先行車両の有無を表す信号に基づい
て先行車両11Bに対してグレアを与える範囲であるグ
レアウインドウ80内に先行車両11Bが存在するか否
かを判断する。否定判断された場合にはグレアを感じる
配光の範囲内に先行車両11Bが存在しないと判定さ
れ、ステップ216へ進む。一方、肯定判断された場合
には、上記と同様にステップ214でカットライン70
のイメージ上の位置HLを演算した後に、ステップ21
6へ進む。
【0075】ステップ216、218,220は上記と
同様のため、説明を省略する。これにより、先行車両及
び対向車両の少なくとも一方の他車両が自車両前方に存
在するときに、先行車両及び対向車両のドライバーがグ
レアを感じることのない配光に制御することができる。
【0076】このように、本実施例では、道路の形状に
則した制御領域を定めることができると共に、他車両の
ドライバーに対してグレアを与えると想定される領域を
制御対象の領域として定めることができ、道路形状に則
して制御対象の領域が減ぜられるため、他車両のドライ
バーに対してグレアを与える領域が減少することなく、
制御装置の負荷を軽減できる。
【0077】図20(1)には、道路が曲線路であると
きの例として、半径100mの左曲線路の道路において
40m以上前方に他車両が存在すると判断された場合の
配光制御領域Wcを示した。また、図20(2)には、
半径100mの右曲線路の道路において40m以上前方
に他車両が存在すると判断された場合の配光制御領域W
cを示した。図20(3)には、半径100mの右曲線
路の道路において20m以上40m未満前方に他車両が
存在すると判断された場合の配光制御領域Wcを示し
た。
【0078】次に、第3実施例を説明する。上記実施例
では、対向車両認識をした後に先行車両認識をして配光
を制御している。この制御では、対向車両及び先行車両
の各々について同等の制御を行っている。ここで、左カ
ーブ等の曲線路では、対向車両の位置が自車両のヘッド
ランプの配光でホットゾーン(約300Luxの範囲)
に存在することがあり、このホットゾーン内に対向車両
が存在すると、対向車両のドライバーは自車両のヘッド
ランプの光を直接目視することになる。従って、対向車
両に対する配光を優先制御することが有効である。
【0079】なお、第3実施例の走行車両検出装置10
0は、第1実施例及び第2実施例と同様の構成であるた
め、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略
し、以下異なる作用のみを説明する。
【0080】ドライバーが自車両10の図示しないライ
トスイッチをオンし、ヘッドランプ18、20を点灯さ
せると、所定時間毎に図21に示す制御メインルーチン
が実行され、ステップ400において上記と同様に対向
車両認識処理が実行され(図11)、道路122のカー
ブの度合いに対応する変位量A、対向車両11Aの位置
座標及対向車両11Aまでの車間距離SR を演算する。
【0081】次のステップ402では、自車両10と対
向車両11Aとの相対速度Vfの検出処理がなされる。
なお、相対速度Vfの検出処理は、他車両の車速を検出
するためのレーザードップラー計等の計測器により計測
された他車両の車速と車速センサ66により検出された
自車両10の車速との差から検出することができる。ま
た、他車両の車速を検出するための計測器を備えること
なく、車速センサ66により検出された自車両10の車
速を他車両が走行する車速と想定して、検出された車速
を2倍や所定倍にした値を相対車速としてもよい。次の
ステップ404では、予め定めた相対速度Vkを読み取
ると共に、Vf>Vkか否かを判断し、Vf>Vkの場
合には対向車両11Aが存在すると判断し、ステップ4
06において以下に説明する対向車両優先制御サブルー
チンを実行して本ルーチンを終了する。一方、Vf≦V
kの場合には、ステップ408において上記で説明した
通常の配光制御(図10のステップ202から)を実行
して本ルーチンを終了する。
【0082】ステップ406の対向車両優先制御サブル
ーチンが実行されると、図22のステップ420におい
て、制御装置150から画像処理装置148へ先行車両
認識処理の実行開始を指示する先行車両認識指示信号が
出力される。これは、以下に説明するように制御装置1
50で対向車両の配光制御中にあっても、画像処理装置
148では先行車両認識処理を並列的に行うためであ
る。次のステップ204では、グレアウインドウ80を
読み取り、検出された対向車両11Aの車幅中央の座標
(Xa,Ya)がグレアウインドウ80(80A,80
B,80C)内に存在するか否かを判断する。否定判断
された場合にはステップ426へ進み、肯定判断された
場合にはステップ206でカットライン70の位置HR
を演算した後に、ステップ426へ進む。
【0083】ステップ426では、エルボーポイント位
置が演算される。すなわち、カットライン70、72の
交点座標を求めることにより、エルボーポイント73の
イメージ上の位置を演算する。なお、対向車両11Aが
無のときには、前回のカットライン70の位置または予
め定められた初期値が設定される。また、エルボーポイ
ント73のイメージ上の位置は、道路122のカーブの
度合いに対応する変位量Aに相当する量だけ左右方向
(図2のX方向)に移動させてもよい。次のステップ4
28では、この演算されたエルボーポイント73の位置
からシェード40の移動量を演算し、ステップ430に
おいて演算された移動量だけモータ46,52を回転す
ることによりシェード40を移動する。このステップ4
30のシェード40の移動が終了した後に、ステップ4
32へ進む。
【0084】上記対向車両に対するグレア防止のための
配光制御中には、画像処理装置148が上記先行車両認
識指示信号を受けて先行車両認識処理を実行している。
【0085】ステップ432では、この画像処理装置1
48における先行車両認識処理が終了するまでループす
ると共に、処理が終了すると、先行車両11Bの有無を
判断する。先行車両11Bが無の場合には、ステップ4
38へ進む。一方、先行車両11Bが有の場合には、ス
テップ212において先行車両に対してグレアを与える
範囲であるグレアウインドウ80内に先行車両11Bが
存在するか否かを判断し、否定判断の場合にはステップ
438へ進み、肯定判断の場合には、上記と同様にステ
ップ214において70の位置HLを演算した後に、ス
テップ438へ進む。
【0086】ステップ438では、ステップ426と同
様に、エルボーポイント位置演算処理が実行される。す
なわち、上記で制御されたカットライン70、及び上記
で定めたカットライン72の交点座標を求めることによ
り、エルボーポイント73のイメージ上の位置を演算す
る。なお、先行車両11Bが無のときのカットライン7
2の初期位置は予め定められている。次のステップ44
0では、演算されたエルボーポイント73の位置からシ
ェード40の移動量を演算し、ステップ442において
演算された移動量だけモータ46,52を回転すること
によりシェード40を移動し、本ルーチンを終了する。
【0087】このように、本実施例では、自車両のヘッ
ドランプによる直接光で対向車両に対してグレアを与え
ることを防止する制御が優先され、対向車両に対する配
光制御中に先行車両認識処理を同時に行うので、対向車
両のドライバーへのグレア防止を迅速に行うことができ
る。
【0088】上記、図21の制御メインルーチンは、図
23に示した制御メインルーチンに置換可能である。こ
の図23の制御メインルーンは図21の制御メインルー
チンにおける相対速度に代えて対向車両までの車間距離
の差分値により対向車両優先制御するか否かを判断する
ものである。すなわち、ステップ410において、演算
された現在の車間距離を記憶した後に、前回の車間距離
を読み取る。次に、この読み取った前回の車間距離及び
現在の車間距離を用いて、SRO−SR >Kを演算するこ
とにより、急激な接近か否かを判断する。急激な接近の
場合には、上記で説明したステップ406の対向車両優
先制御を実行し、緩慢な接近の場合にはステップ408
の通常の配光制御を行う。
【0089】なお、上記の実施例では、左側通行で車両
が走行する場合について説明したが、右側通行への適用
も容易であると共に、複数の走行車線を有する道路への
適用も容易である。
【0090】また、上記実施例では、先行車両側のカッ
トラインを形成するためのシェードと対向車両側のカッ
トラインを形成するためのシェードとが一体のシェード
を用いているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、隣接させた2つのシェードを独立して制御してもよ
い。
【0091】また、上記実施例では、自車両前方の配光
を制御するためにヘッドランプ内に遮光するためのシェ
ードを配設し円柱状のシェードの上下左右の移動によっ
て配光制御する場合の例を説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、板状のシェードを移動させて
もよく、光軸を偏向させてもよい。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、他
車両が存在する確度が高い車両検出領域と照度分布及び
車間距離の少なくとも一方に基づいて定められる他車両
に対しグレアを与えることが想定されるグレア領域との
重複領域内の画像から他車両を検出することにより、少
ない領域について画像処理できるので、迅速かつ高い確
度で他車両の検出をもれなく行うことができる、という
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる、制御装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図2】本実施例のヘッドランプの概略構成を示す斜視
図である。
【図3】図2の2−2線に沿った断面図である。
【図4】本実施例に用いたヘッドランプのシェードを示
す斜視図である。
【図5】ヘッドランプにより形成されるカットラインを
説明するためのイメージ図である。
【図6】車両前部を示す車両斜め前方から見た斜視図で
ある。
【図7】グレアウインドウを示すイメージ図である。
【図8】自車両の40m前方に他車両が存在するときに
左右14度の範囲で配光制御するときの道路の配光状態
を示すイメージ図である。
【図9】自車両の20〜40m前方に他車両が存在する
ときに左右25度の範囲で配光制御するときの道路の配
光状態を示すイメージ図である。
【図10】第1実施例の走行車両検出装置の制御メイン
ルーチンを示すフローチャートである。
【図11】図10のステップ200の詳細を示すフロー
チャートである。
【図12】カメラが前方の道路を撮像したイメージ図で
ある。
【図13】白線認識時のウインドウ領域を示す線図であ
る。
【図14】先行車両及び対向車両を認識するための認識
領域を示す線図である。
【図15】(A)は日中にTVカメラにより撮像される
対向車両を含む画像のイメージ図、(B)は水平エッジ
点積分処理を説明するための概念図、(C)は垂直エッ
ジ検出処理を説明するための概念図である。
【図16】(A)は日中にTVカメラにより撮像される
先行車両を含む画像のイメージ図、(B)は水平エッジ
点積分処理を説明するための概念図、(C)は垂直エッ
ジ検出処理を説明するための概念図である。
【図17】第2実施例の走行車両検出装置の制御メイン
ルーチンを示すフローチャートである。
【図18】図17のステップ232の詳細を示すフロー
チャートである。
【図19】略直線の道路の前方40m以上に他車両が存
在するときの配光制御領域を説明するためのイメージ図
である。
【図20】図19と異なる道路形状のときの配光制御領
域を説明するためのイメージ図であり、(1)は半径1
00mの左カーブの道路の40m以上前方に他車両が存
在する状態を示し、(2)は半径100mの右カーブの
道路の40m以上前方に他車両が存在する状態を示し、
(3)は半径100mの右カーブの道路の20〜40m
未満前方に他車両が存在する状態を示している。
【図21】第3実施例の走行車両検出装置において対向
車両を優先させるための制御メインルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図22】図21のステップ406の詳細を示すフロー
チャートである。
【図23】第3実施例の走行車両検出装置において対向
車両を優先させるための他の制御メインルーチンを示す
フローチャートである。
【符号の説明】
100 走行車両検出装置 10 自車両 11 先行車両 11A 対向車両 80A 第1グレアウインドウ 80B 第2グレアウインドウ 80C 第3グレアウインドウ Wc 配光制御領域 WP 先行車両認識領域 WPO 対向車両認識領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08G 1/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車両前方の画像を検出する画像検出手
    段と、 前記画像検出手段の出力に基づいて自車両が走行する走
    行路の形状を検出する形状検出手段と、 前記形状検出手段の出力に基づいて他車両を検出するた
    めの車両検出領域を前記画像中に設定する第1の設定手
    段と、 自車両の前照灯による照度分布及び自車両から他車両ま
    での距離の少なくとも一方に基づいて定められるグレア
    領域を前記画像中に設定する第2の設定手段と、 前記第1の設定手段により設定される車両検出領域と前
    記第2の設定手段により設定されるグレア領域との重複
    領域内の画像から他車両を検出する車両検出手段と、 を備えた走行車両検出装置。
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