JP2783134B2 - ヘッドランプ照射範囲制御装置 - Google Patents

ヘッドランプ照射範囲制御装置

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JP2783134B2
JP2783134B2 JP27379493A JP27379493A JP2783134B2 JP 2783134 B2 JP2783134 B2 JP 2783134B2 JP 27379493 A JP27379493 A JP 27379493A JP 27379493 A JP27379493 A JP 27379493A JP 2783134 B2 JP2783134 B2 JP 2783134B2
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隆司 中村
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    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S41/00Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
    • F21S41/60Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution
    • F21S41/68Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution by acting on screens
    • F21S41/683Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution by acting on screens by moving screens
    • F21S41/698Shaft-shaped screens rotating along its longitudinal axis

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘッドランプ照射範囲
制御装置に係り、より詳しくは、自車両のヘッドランプ
の照射範囲と非照射範囲との境界ラインを所定時期に所
定位置に位置させるヘッドランプ照射範囲制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両に配設されているヘッドラン
プは、ロービームとハイビームの2段階配光を行ってい
る。先行車両や対向車両等の他車両が存在する場合に
は、他車両のドライバーに不快なグレアを与えないよう
にロービームが選択されることが多い。しかし、例え
ば、先行車両との車間距離が長い場合、ロービームで自
車両の前方を配光する場合にはドライバーがヘッドラン
プの照射範囲外である暗部を継続して目視しなければな
らず、また、ハイビームで自車両の前方を配光する場合
には先行車両等にグレアを与える場合がある。従って、
常に前方の適切な範囲を照射することは困難であった。
このような問題に鑑み、TVカメラによって検出された
他車両の位置に基づいて、遮光カムを回動させることよ
り自車両前方の領域内においてヘッドランプからの光が
照射される部分と照射されない部分との境界であるカッ
トラインを所定範囲内で変更させて、前記他車両のドラ
イバーにグレアを与えないようにする車両用前照灯装置
が提案されている(特願平5−57031)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
車両用前照灯装置では、例えば、他車両が存在しないこ
とによってカットラインを所定範囲の最上位の位置に位
置させて消灯することにより制御が終わり再度ヘッドラ
ンプを点灯して配光制御を行うとき、自車両の前方に他
車両が存在する場合には、カットラインが最上位の位置
にあることによってヘッドランプの点灯時に他車両のド
ライバーにグレアを与えることがある。
【0004】また、前述の車両前照灯装置では、TVカ
メラによって他車両の位置を検出し、検出された他車両
の位置に基づいてカットラインを変更させているが、例
えば、車線のはっきりしない道路や濃い霧によって自車
両の前方をTVカメラで撮影しても他車両を検出できな
い場合にはカットラインの位置を如何なる位置に位置さ
せればよいか不明なため、カットラインが所定範囲の最
上位の位置にある場合には、自車両の前方の他車両のド
ライバーにグレアを与えることがある。
【0005】そこで、本発明は、上記事実を考慮し、他
車両のドライバーにグレアを与えることがないように自
車両のヘッドランプの配光を制御することの可能なヘッ
ドランプ照射範囲制御装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため請求
項1記載の発明は、オンされることにより自車両のヘッ
ドランプを点灯しかつオフされることにより自車両のヘ
ッドランプを消灯するスイッチと、自車両のヘッドラン
プの照射範囲と非照射範囲との境界ラインを変更させる
境界ライン変更手段と、前記境界ライン変更手段により
変更された境界ラインの位置を検出する境界ライン検出
手段と、前記スイッチがオン又はオフされたとき、前記
境界ライン検出手段により検出された境界ラインの位置
が他車両のドライバーにグレアを与えない所定位置に位
置しているか判断し、前記境界ラインが所定位置に位置
していない場合には前記境界ラインを前記所定位置に位
置するように前記境界ライン変更手段を制御する制御手
段と、を備えている。
【0007】請求項2記載の発明は、自車両のヘッドラ
ンプの照射範囲と非照射範囲との境界ラインを変更させ
る境界ライン変更手段と、前記境界ライン変更手段によ
り変更された境界ラインの位置を検出する境界ライン検
出手段と、他車両の位置を検出する他車両検出手段と、
前記他車両検出手段によって検出さた他車両の位置に基
づいて、自車両のヘッドランプの照射範囲が前記車両の
ドライバーにグレアを与えない領域となる位置に前記境
界ラインを位置させるように前記境界ライン変更手段を
制御すると共に、前記他車両検出手段が他車両を検出不
能な状態のとき前記境界ライン検出手段により検出され
た境界ラインの位置が他車両のドライバーにグレアを与
えない所定位置に位置しているか判断し、前記境界ライ
ンが前記所定位置に位置していない場合には前記境界ラ
インを前記所定位置に位置するように前記境界ライン変
更手段を制御する制御手段と、を備えている。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明によれば、スイッチは、オ
ンされることにより自車両のヘッドランプを点灯しかつ
オフされることにより自車両のヘッドランプを消灯す
る。境界ライン変更手段は、自車両のヘッドランプの照
射範囲と非照射範囲との境界ラインを変更させる。境界
ライン検出手段は、前記境界ライン変更手段により変更
された境界ラインの位置を検出する。制御手段は、前記
スイッチがオン又はオフされたとき、前記境界ライン検
出手段により検出された境界ラインの位置が他車両のド
ライバーにグレアを与えない所定位置に位置しているか
判断し、前記境界ラインが所定位置に位置していない場
合には前記境界ラインを前記所定位置に位置するように
前記境界ライン変更手段を制御する。
【0009】このように、スイッチがオン又はオフされ
たとき、境界ライン検出手段により検出された境界ライ
ンの位置が他車両のドライバーにグレアを与えない所定
位置に位置しているか判断し、所定位置に位置していな
い場合には境界ラインを所定位置に位置させることか
ら、ヘッドランプ点灯時に他車両にグレアを与えること
がない。
【0010】請求項2記載の発明では、境界ライン変更
手段は、自車両のヘッドランプの照射範囲と非照射範囲
との境界ラインを変更させる。境界ライン検出手段は、
前記境界ライン変更手段により変更された境界ラインの
位置を検出する。他車両検出手段は、他車両の位置を検
出する。制御手段は、前記他車両検出手段によって検出
さた他車両の位置に基づいて、自車両のヘッドランプの
照射範囲が前記車両のドライバーにグレアを与えない領
域となる位置に前記境界ラインを位置させるように前記
境界ライン変更手段を制御すると共に、前記他車両検出
手段が他車両を検出不能な状態のとき前記境界ライン検
出手段により検出された境界ラインの位置が他車両のド
ライバーにグレアを与えない所定位置に位置しているか
判断し、前記境界ラインが前記所定位置に位置していな
い場合には前記境界ラインを前記所定位置に位置するよ
うに前記境界ライン変更手段を制御する。
【0011】このように、他車両検出手段が他車両の検
出不能なときは境界ラインを他車両のドライバーにグレ
アを与えない所定位置に位置させるので、他車両検出手
段で他車両を検出することができないことによって他車
両のドライバーにグレアを与えることがない。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1に示すように、車両10のフロントボ
デー10Aの上面部には、エンジンフード12が配置さ
れており、フロントボデー10Aの前端部には車両幅方
向の一端から他端に亘ってフロントバンパ16が固定さ
れている。このフロントバンパ16とエンジンフード1
2の前縁部との間には、車両幅方向両端部に一対のヘッ
ドランプ18、20が配設されている。
【0013】エンジンフード12の後端部付近には、ウ
インドシールドガラス14が設けられており、車両10
内部のウインドシールドガラス14の上方側に対応する
部位の近傍にはルームミラー15が設けられている。ル
ームミラー15の近傍には車両前方の状況を撮像するた
めのTVカメラ22が配置されている。TVカメラ22
は画像処理装置48(図4参照)に接続されている。本
実施例ではTVカメラ22として、単に光量のみを検出
するCCD素子を備え白黒画像を表す画像信号を出力す
るTVカメラを用いている。
【0014】なお、TVカメラ22の配設位置は、車両
前方の道路形状を正確に認識でき、かつドライバーの目
視感覚により合致するように、ドライバーの視点位置
(所謂アイポイント)になるべく近い位置に配置される
ことが好ましい。また、本実施例における道路形状に
は、進行路の形状、例えばセンターラインや縁石等によ
って形成される1車線に対応する道路形状が含まれる。
【0015】また、車両10には図示しないスピードメ
ータが配設されており、この図示しないスピードメータ
のケーブルには、車両10の車速Vを検知する車速セン
サ66(図4参照)が取付けられている。この車速セン
サ66は制御装置50に接続されており、車速Vの検出
結果を出力する。
【0016】図2及び図3に示すように、ヘッドランプ
18はプロジェクタタイプのヘッドランプで、凸レンズ
30、バルブ32及びランプハウス34を備えている。
ランプハウス34は車両10の図示しないフレームに略
水平に固定されており、ランプハウス34の一方の開口
には、凸レンズ30が固定され、他方の開口には、凸レ
ンズ30の光軸L(凸レンズ30の中心軸)上に発光点
が位置するようにソケット36を介してバルブ32が固
定されている。
【0017】ランプハウス34内部のバルブ側には、楕
円反射面のリフレクタ38が形成されており、バルブ3
8から射出された光がリフレクタ38により反射され凸
レンズ30及びバルブ32の間に集光される。この集光
点の近傍にはアクチュエータ40、42が配設されてい
る。アクチュエータ40は、ランプハウス34内に車両
幅方向に沿うように固定された回転軸44に回動可能に
軸支された遮光カム40Aを備えており、この遮光カム
40Aには歯車40Bが固着されている。歯車40Bに
は、モータ40Dの駆動軸に固着された歯車40Cが噛
合している。モータ40Dは制御装置50のドライバ6
4に接続されている。
【0018】また、アクチュエータ42もアクチュエー
タ40と同様に、前記回転軸44に回動可能に軸支され
た遮光カム42Aと、遮光カム40Aに固着された歯車
40Bと、モータ42Dと、モータ42Dに駆動軸に固
着され歯車40Bと噛合する歯車40Cと、で構成され
ている。モータ40Dも制御装置50のドライバ64に
接続されている。リフレクタ38で反射集光されたバル
ブ32の光は、アクチュエータ40、42の遮光カム4
0A、42Aによってその一部が遮光され、それ以外の
光が凸レンズ30から射出される。
【0019】前記遮光カム40A、42Aは、回転軸4
4から外周までの距離が円周方向に沿って連続的に変化
するカム形状をしており、制御装置50からの信号に応
じてモータ40D、42Dが駆動されることによって各
々別個に回動される。この遮光カム40A、42Aの回
動に伴って、バルブ32の光が通過光と遮光された光と
に分断される境界の位置が上下に変化する。この境界が
車両10の前方の配光における照射範囲と非照射範囲と
の境界ラインであるカットラインとして現れることにな
る。
【0020】図8に示すように、遮光カム40Aによっ
て形成される前記境界ラインは、ヘッドランプ18によ
る照射領域内の車両幅方向右側のカットライン70とし
て現れ、遮光カム40Aが回動されることにより、カッ
トライン70の位置は、最上位に対応する位置(図8に
カットライン70として実線で示す位置、所謂ハイビー
ム以下の位置)から最下位に対応する位置(図8に想像
線で示す位置、所謂ロービーム並みの位置)まで平行に
移動する。
【0021】また、遮光カム42Aによって形成される
前記境界ラインは、照射領域内の車両幅方向左側のカッ
トライン72として現れ、遮光カム42Aが回動される
ことにより、カットライン72の位置は最上位の位置
(図8にカットライン72として実線で示す位置、所謂
ハイビーム以下の位置)から最下位の位置(図8に想像
線で示す位置、所謂ロービーム並みの位置)まで平行に
移動する。
【0022】また、ヘッドランプ20はヘッドランプ1
8と同様の構成であるため、詳細な説明は省略するが、
図4に示すようにアクチュエータ41、43が取付けら
れており、アクチュエータ41、43の作動に伴って照
射領域の左側のカットラインの位置及び右側のカットラ
インの位置が各々別個に移動される。
【0023】図4に示すように、カットラインの位置を
変更する制御を行う制御装置50は、リードオンリメモ
リ(ROM)52、ランダムアクセスメモリ(RAM)
54、中央処理装置(CPU)56、入力ポート58、
出力ポート60及びこれらを接続するデータバスやコン
トロールバス等のバス62を含んで構成されている。な
お、このROM52には、後述するマップ及び制御プロ
グラムが記憶されている。
【0024】入力ポート58には、バス80を介して画
像処理装置48が接続されている。この画像処理装置4
8には、TVカメラ22が接続されており、画像処理装
置48は、後述するようにTVカメラ22から入力され
る信号に基づいて、TVカメラ22で撮像された画像を
処理する。入力ポート58には、更に、車両周囲の明暗
を探知してヘッドランプのスイッチを自動的にオン、オ
フするコンライトシステム82及び車速センサ66が接
続されている。出力ポート60は、ドライバ64を介し
てヘッドランプ18のアクチュエータ40、42及びヘ
ッドランプ20のアクチュエータ41、43に接続され
ており、また、画像処理装置48にも接続されている。
【0025】次に、図5ないし図7のフローチャートを
参照して本実施例の作用を説明する。コンライトシステ
ム82の図示しないコンライトスキャナによって車両周
囲が所定値以上暗くなったと判断した場合には、ヘッド
ランプのスイッチがオンされ、コンライトシステム82
からのオン信号により制御装置50に電力が供給され
る。これにより制御装置50がオンし、図5に示す制御
メインルーチンが実行される。この制御メインルーチン
のステップ102で、遮光カム40Aの回動角のゲイン
DEGR、遮光カム42Aの回動角のゲインDEGLか
らカットラインの位置がニュートラル位置に位置してい
るか否か判断する。ここで、カットラインの位置がニュ
ートラル位置に位置しているとは、カットラインが最下
位位置と最上位位置との間の位置に位置していることで
ある。ニュートラル位置にカットラインが位置している
場合には、ステップ106に進み、ニュートラル位置に
カットラインが位置していない場合には、ステップ10
4でカットラインがニュートラル位置に位置するように
遮光カム40Aの回動角のゲインDEGR、遮光カム4
2Aの回動角のゲインDEGLを設定し、設定されたゲ
インDEGR、DEGLに基づいてアクチュエータ4
0、42のモータ40D、42Dを駆動し、遮光カム4
0A、42Aを回動させる。なお、アクチュエータ41
についてはアクチュエータ40と同様に、アクチュエー
タ43についてはアクチュエータ42と同様に各々駆動
する。これにより、カットライン70の位置がニュート
ラル位置に位置し、カットライン72の位置がニュート
ラル位置に位置するよう制御される。
【0026】次のステップ106で、ヘッドランプを点
灯して、ステップ108で、画像処理装置48からの信
号を読み込む。次のステップ110で、読み込んだ信号
によって、TVカメラによって撮影された自車両の前方
のドライバーによって視認される画像と略一致した画像
から画像処理装置48が他車両を検出することができる
状態、すなわち、画像処理装置48が他車両検出可能状
態か否か判断する。他車両検出可能状態であれば、画像
処理装置48から配光制御信号が読み込まれ、他車両検
出可能状態でない場合には画像処理装置48からの認識
不能信号が読み込まれて、画像処理装置48が他車両検
出可能状態であるか否か判断することができる。ここ
で、配光制御信号は、自車両のヘッドランプの照射範囲
が他車両のドライバーにグレアを与えない領域となる位
置にカットラインを位置するための遮光カム40Aの回
動角のゲインDEGR及び遮光カム42Aの回動角のゲ
インDEGLに対応する信号である。なお、この遮光カ
ム40Aの回動角のゲインDEGR、遮光カム42Aの
回動角のゲインDEGLは、TVカメラによって撮影さ
れた画像を画像処理装置48が処理することにより設定
される。
【0027】ステップ110で、他車両検出可能状態で
ないと判断した場合には、ステップ116に進む。ここ
で、他車両検出可能状態でないと判断される場合として
は、例えば、自車両の前方をTVカメラで撮影しても、
車線のはっきりしない道路や濃い霧によって他車両を検
出できない場合や画像処理装置が故障したとき等があ
る。ステップ116で、スイッチがオン状態が否か判断
し、オン状態である場合には、ステップ118で、ヘッ
ドランプのカットラインがニュートラル位置であるか否
か判断し、ニュートラル位置でない場合には、ステップ
120で、前述のステップ104で行ったようにヘッド
ランプのカットラインをニュートラル位置にしてステッ
プ108に戻り、カットラインがニュートラル位置であ
る場合には、そのままの状態でステップ108に戻る。
【0028】一方、ステップ110で、他車両検出可能
状態であると判断した場合には、ステップ112で、配
光制御信号から検出される画像処理装置48で設定され
た遮光カム40Aの回動角のゲインDEGR、遮光カム
42Aの回動角のゲインDEGLに基づいてアクチュエ
ータを制御する。
【0029】ここで、TVカメラ22によって撮影され
た画像を処理して遮光カム40Aの回動角のゲインDE
GR、遮光カム42Aの回動角のゲインDEGLを設定
するための画像処理装置48及び制御装置50の処理を
図6及び図7を参照して説明する。まず、図6に示すス
テップ200で他車両認識処理を行うが、この処理を図
7に示す他車両認識サブルーチンを参照して説明する。
図9(A)には、車両10が道路122を走行している
際にTVカメラ22によって撮影された画像で、ドライ
バーによって視認される画像と略一致したイメージの一
例(イメージ120)を示す。この道路122は、車両
10が走行する車線の両側に白線124を備えている。
なお、上記イメージ上の各画素は、イメージ上に設定さ
れた各々直交するX軸とY軸とによって定まる座標系の
座標(Xn ,Yn )によって位置が特定される。以下で
は、このイメージに基づいて他車両の認識が行われる。
【0030】図7に示すステップ400では、図10に
示すようにイメージ上の所定の幅γを有する領域を白線
検出ウインド領域Wsdとして設定する。本実施例では、
車両10の夜間走行時に車両10の前方の略40〜50
mまでの画像しか検出できないことを考慮し、車両10
の前方60mを越える位置の白線の検出を行わない。ま
た、画像中の下方の領域は他車両が存在する確度が低
い。このため、白線検出ウインド領域Wsdを、車両10
の前方60mまでを検出できるように、所定の水平線1
40以上の領域及び下限線130より下方の領域を除去
した白線検出ウインド領域Wsdを設定する。
【0031】次のステップ402ではウインド領域Wsd
内を明るさについて微分し、この微分値のピーク点(最
大点)を白線候補点であるエッジ点として抽出する。す
なわち、ウインド領域Wsd内を垂直方向(図10矢印A
方向)に、水平方向の各画素について最下位置の画素か
ら最上位置の画素までの明るさについて微分し、明るさ
の変動が大きな微分値のピーク点をエッジ点として抽出
する。これにより、例として図10のウインド領域Wsd
内に示す破線132のように連続するエッジ点が抽出さ
れる。
【0032】ステップ404では直線近似処理を行う。
この処理は、白線候補点抽出処理で抽出されたエッジ点
をハフ(Hough )変換を用いて直線近似し、白線と推定
される線に沿った近似直線142、144を求める。次
のステップ405では、求めた近似直線の交点PN (X
座標値=XN )を求め、求めた交点PN と基準とする予
め定めた直線路の場合の近似直線の交点P0 (X座標値
=X0 )との水平方向の変位量A(A=XN −X0 )を
求める。この変位量Aは、道路122のカーブの度合い
に対応している。
【0033】次のステップ406では、変位量AがA2
≧A≧A1 の範囲内か否かを判定することにより道路1
22が略直線路か否かを判定する。この判定基準値A1
は、直線路と右カーブ路との境界を表す基準値であり、
判定基準値A2 は、直線路と左カーブ路との境界を表す
基準値である。ステップ406で直線路と判定された場
合には、ステップ408で自車両10の車速Vを読み取
る。
【0034】次のステップ410では、読み取った車速
Vに応じて先行車両及び対向車両を認識する車両認識領
域WP を設定するにあたり、近似直線の位置を補正する
補正幅αL 、αR を決定する。高速走行時は車両が旋回
可能な道路の曲率半径が大きいため、略直線の道路を走
行していると見なせるが、低速走行時は旋回可能な曲率
半径が小さいため、車両の直前方が略直線に近い道路で
あっても遠方で道路の曲率半径が小さくなっている場合
には、車両が車両認識領域WP から逸脱する可能性があ
る。このため、前記補正幅αL 、αR は図13に示すよ
うなマップを用い、速度Vが低くなるに従って値が大き
くなるように定める。
【0035】次のステップ412では、下限線130、
補正幅αL 、αR で位置が補正された近似直線142、
144で囲まれた領域(先行車両が存在すると推定され
る領域)の右側に、所定の3角形の領域(対向車両が存
在すると推定される領域)を加えて、先行車両及び対向
車両を認識処理するための車両認識領域WP を決定する
(図11参照)。なお、この車両認識領域WP について
も、車速Vの変化に応じた前記補正幅αL 、αR の変更
に伴って、低速走行時となるに従って面積が大きくされ
る(図12参照)。なお、本実施例では左側通行を想定
しているが、右側通行であれば、対向車両が存在すると
推定される三角形の領域は、前記先行車両が存在すると
推定される領域の左側に加えられる。
【0036】一方、ステップ406の判定が否定される
と、ステップ414において、A>A2 か否かを判定す
ることによって、道路が右カーブ路か左カーブ路かを判
定する。判定が肯定された場合には道路は右カーブ路と
判断され、ステップ416で車両10の車速Vを読み取
って、図13に示すマップを用い、読み取った車速Vに
応じた補正幅αL 、αR に対する補正値αL ’、αR
をステップ418で決定する。次のステップ420で
は、カーブの度合いを表す変位量Aに応じて左右の近似
直線の補正幅αR 、αL を決定するためのゲインGL、
GRを図14及び図15に示すマップを用いて決定し、
ステップ422では決定された補正値αR' 、αL ' 及
びゲインGL、GRに基づいて最終的なウインド領域の
左右の補正幅αR 、αL を決定する。
【0037】このとき道路はカーブ路であるため、左右
は非対称となり、近似直線142、144は異なる傾き
となる。このため、左右の補正幅αR 、αL は独立した
値に設定される。すなわち、道路が右カーブ路で曲率半
径が小さい(変位量Aが大)ときは、先行車両11が右
側に存在する確度が高い。従って、右側のゲインGRを
大きくすることにより補正幅αR を大きくし(図14参
照)かつ左側のゲインGLを小さくすることにより補正
幅αL を小さくする(図15参照)。また、道路が右カ
ーブ路で曲率半径が大きい(変位量Aが小)ときは、右
側のゲインGRを小さくすることにより補正幅αR を小
さくし、かつ左側のゲインGLを大きくすることにより
補正幅αL を大きくする。この補正幅の変化を、図16
にイメージとして示す。
【0038】ステップ424では、決定された補正幅α
L 、αR で位置が補正された近似直線142、144で
囲まれた領域の右側に、前記と同様に対向車両が存在す
ると推定される所定の3角形の領域を加えて、先行車両
及び対向車両を認識処理するための車両認識領域WP
決定する。
【0039】一方、ステップ414の判定が肯定された
場合には道路は左カーブ路であると判断してステップ4
26へ移行し、車両10の車速Vを読み取る。ステップ
428では図13のマップを用いて、読み取った車速V
に応じて左右の補正値αR '、αL ' を決定し、ステッ
プ430で変位量Aに応じた左右のゲインGL、GRを
決定する。すなわち、道路が左カーブ路で曲率半径が小
さい(変位量Aが大)ときは先行車両11が左側に存在
する確度が高いため、図17に示すマップにより右側の
ゲインGRを小さくすることによって補正幅αR を小さ
くし、かつ図18に示すマップにより左側のゲインGL
を大きくすることによって補正幅αL を大きくする。
【0040】次のステップ432では、決定された補正
値αR ' 、αL ' 及びゲインGL、GRに基づいて最終
的なウインド領域の左右の補正幅αR 、αL を決定し、
ステップ434では決定された左右の補正幅αR 、αL
で位置が補正された近似直線142、144で囲まれた
領域の右側に、対向車両が存在すると推定される所定の
3角形の領域を加えて、先行車両及び対向車両を認識処
理するための車両認識領域WP を決定する。
【0041】上記のようにして車両認識領域WP が決定
されるとステップ436へ移行し、他車両の認識処理と
して、車両認識領域WP 内における水平エッジ検出処理
を行う。この水平エッジ検出処理は、まずステップ40
2のエッジ検出処理と同様に、水平エッジ点を検出する
ことを車両認識領域WP 内において行う。次に、検出さ
れた水平エッジ点を横方向に積分し、積分値が所定値を
越える位置のピーク点EP を検出する(図9(B)参
照)。この水平エッジは他車両が存在する場合に現れる
可能性が高い。
【0042】次のステップ438では他車両の位置座標
を演算する。まず垂直エッジ検出処理を行う。水平エッ
ジ点の積分値のピーク点EP が複数あるとき、画像上で
下方に位置するピーク点EP から順に、ピーク点EP
含まれる水平エッジ点の両端を各々含むように垂直線を
検出するためのウインド領域WR 、WL を設定する(図
9(C)参照)。このウインド領域WR 、WL 内におい
て垂直エッジを検出し、垂直線138R、138Lが安
定して検出された場合にウインド領域WR 、W L で挟ま
れた領域に他車両が存在すると判定する。
【0043】次に、ウインド領域WR 、WL 内の各々で
検出された垂直線138R、138Lの横方向の間隔を
求めることによって車幅を求め、車両の中心の座標(X
i,Yi)として車幅中央の座標を求める。この処理を
車両認識領域WP 内において繰り返すことにより、例と
して図19にも示すように、車両認識領域WP 内に存在
するn台(図では5台)の車両の位置座標が求められ
る。なお、検出された垂直線138R、138Lは車両
のテール部の幅方向両端部に対応しているので、座標
(Xi,Yi)は他車両のテール部の中央部付近の位置
を表している。以上により他車両認識処理を終了し、図
6のフローチャートのステップ202へ移行する。
【0044】ステップ202では、後述するゲイン設定
処理で用いる、照射領域の右側においてY座標の値が最
も小さい位置に存在する車両の座標値(XR,YR)及
び照射領域の右側においてY座標の値が最も小さい位置
に存在する車両の座標値(XL,YL)の初期設定を行
う。ここでは、YRにハイビーム時のカットライン70
の位置に対応する値を設定し、YLにハイビーム時のカ
ットライン72の位置に対応する値を設定し、XR、X
Lには任意の値を設定する。ステップ204ではメモリ
上に設けられたエリア「i」の値を1にし、ステップ2
06では前述の他車両認識処理で決定されたn台の車両
の位置座標のうち、「i」台目の車両の座標(Xi,Y
i)の取込みを行う。
【0045】ステップ208では取り込んだXiの値に
基づいて、i台目の車両のX方向位置が、ヘッドランプ
18、20の照射領域内の右側に位置しているか、左側
に位置しているか、もしくは中央に位置しているかを判
定する。なお、ここでいう照射領域内の右側は図8に示
すカットライン70に対応する領域であり、照射領域の
左側はカットライン72に対応する領域である。また、
車両のX方向位置がカットライン70及びカットライン
72にかかる位置であった場合には、中央に位置してい
ると判断する。
【0046】ステップ208で車両が左側に位置してい
ると判断された場合にはステップ210へ移行し、Yi
の値が座標値YLの値よりも小さいか否か判定する。ス
テップ208の判定が肯定された場合には、ステップ2
12においてYLにYiを、XLにXiを各々代入して
ステップ226へ移行する。一方、ステップ208で車
両が右側に位置していると判断された場合にはステップ
222へ移行し、Yiの値が座標値YRの値よりも小さ
いか否か判定する。この判定が肯定されると、ステップ
224でYRにYiを、XRにXiを各々代入してステ
ップ226へ移行する。
【0047】また、ステップ208で車両がカットライ
ン70、72にかかる照射領域の中央に位置していると
判断した場合には、ステップ214でYiの値がYLの
値よりも小さいか否か判定し、判定が肯定された場合に
はステップ216でYLにYiを、XLにXiを各々代
入すると共に、次のステップ218でYiの値がYRの
値よりも小さいか否か判定し、判定が肯定された場合に
はステップ216でYRにYiを、XRにXiを各々代
入してステップ226へ移行する。
【0048】ステップ226では、他車両認識処理で認
識され、位置が検出された全ての他車両に対して上記処
理を行ったか否か判定する。ステップ226の判定が否
定された場合には、ステップ228でiに「1」を加え
てステップ206へ戻り、次の車両の座標(Xi,Y
i)を取込み、取り込んだ座標に基づいてステップ20
8〜226の処理を繰り返す。従って、ステップ200
の他車両認識処理においてn台の車両が認識された場合
にはステップ206〜228の処理がn回繰り返された
後にステップ226の判定が肯定されてステップ230
へ移行する。
【0049】このステップ226の判定が肯定されたと
きには、座標値(XR,YR)にはヘッドランプの照射
領域の右側(及び中央)においてY座標の値が最も小さ
い位置に存在する車両の座標が格納され、座標値(X
L,YL)にはヘッドランプの照射領域の左側(及び中
央)においてY座標の値が最も小さい位置に存在する車
両の座標が格納されることになる。この(XR,Y
R)、(XL,YL)の位置に存在する車両は、照射領
域の右側及び左側において最もグレアを与え易い車両で
ある。なお、車両が存在しない場合、または車両がヘッ
ドランプのハイビーム時のカットライン位置よりも高い
位置(すなわち非常に遠方)に存在していた場合には、
座標値(XR,YR)及び(XL,YL)は初期設定時
の値が保持される。
【0050】ステップ230では、アクチュエータ4
0、41、42、43に設定するゲインを定める処理と
して、座標値(XR,YR)に基づいて、カットライン
70の位置がYRに一致するように遮光カム40Aの回
動角のゲインDEGRを定め、座標値(XL,YL)に
基づいて、カットライン72の位置がYLに一致するよ
うに遮光カム42Aの回動角のゲインDEGLを定め
る。このゲインDEGR、DEGLの決定は、例えば予
め定められたYRとDEGRとの関係を表すマップ、Y
LとDEGLとの関係を表すマップを参照して定めるこ
とができる。そして、以上のように定められた遮光カム
40Aの回動角のゲインDEGR及び42Aの回動角の
ゲインDEGLを、制御装置50に配光制御信号として
出力する。
【0051】前述したように、この配光制御信号を入力
した制御装置50は、図5に示すステップ110で、メ
イン制御装置80が他車両検出可能状態であると判断
し、次のステップ112で、入力したゲインDEGR、
DEGLに基づいてアクチュエータ40、42のモータ
40D、42Dを駆動し、遮光カム40A、42Aを回
動させて、ステップ114に進む。なお、アクチュエー
タ41についてはアクチュエータ40と同様に、アクチ
ュエータ43についてはアクチュエータ42と同様に各
々駆動する。これにより、カットライン70の位置がY
Rに一致し、カットライン72の位置がYLに一致する
よう制御される。前述のように、他車両認識処理で検出
された他車両の座標は、他車両のテール部の中央部の位
置を表しており、この制御によりカットラインは、最も
グレアを与え易い車両のテール部の中央付近に位置され
るので、他車両にグレアを与えることはない。但し、Y
R、YLの位置がカットラインの下限位置よりも低い場
合には、前記下限位置までカットラインを低下させる。
【0052】次のステップ114で、ライトスイッチが
オン状態か否か判断し、オン状態であれば、ステップ1
08に戻り、以上の処理を繰り返す。一方、ライトスイ
ッチがオン状態でない、すなわち、ドライバーがライト
スイッチをオフした場合や自車両周囲が所定値以上に明
るくなって、コンライトシステム82が制御装置50に
オフ信号を送った場合には、ステップ122でヘッドラ
ンプを消灯する。次のステップ124で、ヘッドランプ
のカットラインの位置がニュートラル位置であるか否か
判断し、ニュートラル位置でない場合には、ステップ1
26で、前述のステップ104と同様の処理を行い、カ
ットラインをニュートラル位置に位置させて、本制御を
終了する。一方、ステップ124でヘッドランプのカッ
トラインがニュートラル位置である場合には、カットラ
インをニュートラル位置に位置させたまま本制御を終了
する。
【0053】以上説明した本実施例によれば、ヘッドラ
ンプ消灯時にカットラインをニュートラル位置に位置さ
せて制御を終了すると共に再度ヘッドランプを点灯する
時にもカットラインがニュートラル位置に位置させてい
るので、ヘッドランプの点灯時、自車両の前方に他車両
が存在しても、カットラインが最上位位置のように高い
位置にないので、他車両のドライバーにグレアを与える
ことがない。
【0054】また、TVカメラで自車両の前方を撮影し
ても他車両を検出することができない場合や画像処理装
置の故障時にもカットラインをニュートラル位置に位置
するようにしているので、カットラインが最上位位置の
ように高い位置にある状態でヘッドランプを点灯させな
いので、他車両のドライバーにグレアを与えることがな
い。
【0055】前述の実施例では、ライトスイッチがオ
ン、オフされた場合や、メイン制御装置からの認識不能
信号を入力した場合にカットラインをニュートラル位置
に位置するようする例について説明したが、これに限ら
れるものでなく、例えば、カットラインを最下位位置に
位置するようにしてもよい。
【0056】また、コンライトシステムでライトスイッ
チを自動的にオン、オフする制御について説明したが、
これに限られるものでなく、手動でライトスイッチをオ
ン、オフする場合にも応用することができる。
【0057】さらに、ヘッドライトの配光制御のための
アクチュエータの制御及びヘッドランプを点灯、消灯す
る制御を制御装置が行う例について説明したが、これに
限られるものでなく、車両全体の制御を司るメイン制御
装置が、ライトスイッチがオン、オフされた場合にヘッ
ドランプを点灯、消灯させ、ヘッドランプの配光制御の
ためのアクチュエータの制御を制御装置が行う場合にも
応用することができる。
【0058】また、アクチュエータの制御のための遮光
カムのゲインの設定を画像処理装置が行う例について説
明したが、これに限られるものでなく、この制御を制御
装置が行う場合にも応用することができる。
【0059】さらに、車両前方の状況を撮像するために
TVカメラを用いているが、これに限られるものでな
い。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、スイッ
チがオン又はオフされたとき、境界ライン検出手段によ
り検出された境界ラインの位置が他車両のドライバーに
グレアを与えない所定位置に位置しているか判断し、所
定位置に位置していない場合には境界ラインを所定位置
に位置させることから、ヘッドランプ点灯時に他車両に
グレアを与えることがない、という優れた効果を有す
る。
【0061】請求項2記載の発明では、他車両検出手段
が他車両の検出不能なときでは境界ラインを他車両のド
ライバーにグレアを与えない所定位置に位置させるの
で、他車両検出手段で他車両を検出することができない
ことによって他車両のドライバーにグレアを与えること
がない、という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に利用した車両前部を示す車両斜め前
方から見た斜視図である。
【図2】本発明が適用可能なヘッドランプの概略構成を
示す斜視図である。
【図3】図2のIII −III 線に沿った断面図である。
【図4】制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【図5】本実施例の制御メインルーチンを説明するフロ
ーチャートである。
【図6】メイン制御装置の遮光カムの回動角の設定のた
めのルーチンを説明するフローチャートである。
【図7】メイン制御装置の遮光カムの回動角の設定のた
めのルーチンにおける他車両認識処理のサブルーチンを
説明するフローチャートである。
【図8】アクチュエータにより変位するカットラインを
説明するためのイメージ図である。
【図9】(A)は日中にTVカメラにより撮像される画
像のイメージ図、(B)は水平エッジ点積分処理を説明
するための概念図、(C)は垂直エッジ検出処理を説明
するための概念図である。
【図10】白線認識時のウインド領域を示す線図であ
る。
【図11】車両認識領域を示す線図である。
【図12】車速に応じて車両認識領域を変動させること
を説明するためのイメージ図である。
【図13】車速と近似直線の補正幅との関係を示す線図
である。
【図14】右カーブ路の度合と右側の近似直線の補正幅
を決定するゲインとの関係を示す線図である。
【図15】右カーブ路の度合と左側の近似直線の補正幅
を決定するゲインとの関係を示す線図である。
【図16】異なる曲率のカーブ路に対するウインド領域
及び補正幅を示すイメージ図である。
【図17】左カーブ路の度合と右側の近似直線の補正幅
を決定するゲインとの関係を示す線図である。
【図18】左カーブ路の度合と左側の近似直線の補正幅
を決定するゲインとの関係を示す線図である。
【図19】他車両認識処理によって検出された他車両の
位置を表す座標の一例を示すイメージ図である。
【符号の説明】
18 ヘッドランプ 20 ヘッドランプ 22 TVカメラ 40 アクチュエータ 42 アクチュエータ 48 画像処理装置 50 制御装置 70 カットライン 72 カットライン 82 コンライトシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−57535(JP,A) 特開 平1−278848(JP,A) 特開 平1−244934(JP,A) 特開 昭61−46734(JP,A) 実開 昭56−129890(JP,U) 実開 平5−68007(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60Q 1/08 B60Q 1/14 F21M 3/05

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オンされることにより自車両のヘッドラ
    ンプを点灯しかつオフされることにより自車両のヘッド
    ランプを消灯するスイッチと、 自車両のヘッドランプの照射範囲と非照射範囲との境界
    ラインを変更させる境界ライン変更手段と、 前記境界ライン変更手段により変更された境界ラインの
    位置を検出する境界ライン検出手段と、 前記スイッチがオン又はオフされたとき、前記境界ライ
    ン検出手段により検出された境界ラインの位置が他車両
    のドライバーにグレアを与えない所定位置に位置してい
    るか判断し、前記境界ラインが所定位置に位置していな
    い場合には前記境界ラインを前記所定位置に位置するよ
    うに前記境界ライン変更手段を制御する制御手段と、 を備えたヘッドランプ照射範囲制御装置。
  2. 【請求項2】 自車両のヘッドランプの照射範囲と非照
    射範囲との境界ラインを変更させる境界ライン変更手段
    と、 前記境界ライン変更手段により変更された境界ラインの
    位置を検出する境界ライン検出手段と、 他車両の位置を検出する他車両検出手段と、 前記他車両検出手段によって検出さた他車両の位置に基
    づいて、自車両のヘッドランプの照射範囲が前記車両の
    ドライバーにグレアを与えない領域となる位置に前記境
    界ラインを位置させるように前記境界ライン変更手段を
    制御すると共に、前記他車両検出手段が他車両を検出不
    能な状態のとき前記境界ライン検出手段により検出され
    た境界ラインの位置が他車両のドライバーにグレアを与
    えない所定位置に位置しているか判断し、前記境界ライ
    ンが前記所定位置に位置していない場合には前記境界ラ
    インを前記所定位置に位置するように前記境界ライン変
    更手段を制御する制御手段と、 を備えたヘッドランプ照射範囲制御装置。
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