JP2921353B2 - 車両用前照灯装置 - Google Patents

車両用前照灯装置

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JP2921353B2
JP2921353B2 JP20651393A JP20651393A JP2921353B2 JP 2921353 B2 JP2921353 B2 JP 2921353B2 JP 20651393 A JP20651393 A JP 20651393A JP 20651393 A JP20651393 A JP 20651393A JP 2921353 B2 JP2921353 B2 JP 2921353B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用前照灯装置にか
かり、特に、車両前方を照射するヘッドランプの配光を
制御する車両用前照灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両には、夜間等にドライバー前方の視
認性を向上させるために、大きな光量で遠方を照射する
状態と小さな光量で近傍を照射する状態等の配光(所謂
ハイビームとロービーム)が切り換え可能なヘッドラン
プが配設されている。このヘッドランプは、車両の略先
端に固定されて予め定められた比較的広範囲を照射して
いる。
【0003】このヘッドランプを備えた車両が走行する
通常の道路では、自車両の前方を走行する先行車両や自
車両とすれちがう対向車両等の他車両が存在することが
ある。この自車両前方に他車両が存在する場合に、ヘッ
ドランプが遠方照射用の配光(ハイビーム)状態では、
他車両へ向けて大きな光量の光が照射されて他車両のド
ライバーが眩しく感じる。このために、先行車両のテー
ルランプからの光や対向車両のヘッドランプからの光を
検出することによって他車両を検出し、自車両の前方に
他車両が存在するときにはヘッドランプを遠方照射の配
光状態から車両近傍照射の配光状態(ハイビームからロ
ービーム)に切り換える車両用前照灯装置がある。
【0004】ところで、遠方照射の配光状態から車両近
傍照射の配光状態への切り換え時には、急激な光量変動
等によってドライバーに不快感を生じさせる。これを解
消するため、ヘッドランプを遠方照射の配光状態から車
両近傍照射の配光状態(ハイビームからロービーム)に
徐々に切り換える車両用前照灯装置もある(特開平1−
289727号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、遠方照
射の配光状態は、本来遠方の視認性を向上させるために
自車両遠方の配光を重点的に考慮している。このため、
遠方照射の配光状態においては車両近傍の配光が不足傾
向になる。従って、山岳路等の屈曲路を走行するときに
ドライバーが視認性を向上させようと遠方照射の配光状
態にすると車両近傍の路肩や崖側の視認性が低下してし
まう。このため、従来のようにヘッドランプをハイビー
ムからロービームに徐々に切り換えるように行っても、
車両近傍の視認性は低下してしまう。
【0006】本発明は、上記事実を考慮し、屈曲路等の
複雑な形状の道路を車両が走行する時であってもドライ
バーの視認性が低下することなく車両前方を照射するこ
とができる車両用前照灯装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明の車両用前照灯装置は、遠方照
射用ランプと照射方向、照射範囲及び明るさの少なくと
も1つが変更可能な近傍照射用ランプとから構成された
ヘッドランプを左右に各々配設した車両用前照灯と、自
車両前方を走行する他車両の位置と前記自車両前方の走
行路の形状とを検出する走行路状況検出手段と、検出さ
れた他車両の位置及び検出された走行路の形状に基づい
て自車両が進行する方向が照射されるように前記近傍照
射用ランプの照射方向、照射範囲及び明るさの少なくと
も1つを制御する制御手段と、を備えている。
【0008】請求項2に記載の車両用前照灯装置は、請
求項1に記載の車両用前照灯装置において、前記近傍照
射用ランプの断線を検出する断線検出手段を更に備え、
前記制御手段は、近傍照射用ランプの断線が検出された
ときには前記近傍照射用ランプの照射方向、照射範囲及
び明るさの少なくとも1つを予め定めた状態に設定する
ことを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1に記載した発明の車両用前照灯装置
は、遠方照射用ランプと照射方向、照射範囲及び明るさ
の少なくとも1つが変更可能な近傍照射用ランプとから
構成されたヘッドランプを左右に各々配設した車両用前
照灯を備えている。この近傍照射用ランプは、例えば、
所謂ロービーム側ランプを用いて、光軸を偏向すること
により照射方向が偏向でき、ランプ内部に配設された遮
光手段としてのシェードを移動させることにより照射範
囲を変更でき、ランプへ供給する電力量を増減させるこ
とにより明るさを変更できる。また、遠方照射用ランプ
は、例えば、照射方向、照射範囲及び明るさが予め定め
られた所謂ハイビーム側ランプである遠方照射用ランプ
を用いてもよく、照射方向、照射範囲及び明るさの少な
くとも1つが変更可能な遠方照射用ランプを用いてもよ
い。走行路状況検出手段は、自車両前方を走行する他車
両の位置と自車両前方の走行路の形状とを検出する。こ
の走行路状況検出手段には、カメラで撮影した画像を画
像処理して他車両の位置及び走行路の形状を検出する画
像処理装置や路車間通信と測距器等の測定器から他車両
の位置及び走行路の形状を検出する検出装置がある。制
御手段は、検出された他車両の位置及び検出された走行
路の形状に基づいて自車両が進行する方向が照射される
ように近傍照射用ランプの照射方向、照射範囲及び明る
さの少なくとも1つを制御する。従って、遠方照射用ラ
ンプの点灯及び消灯に拘わらず、近傍照射用ランプの照
射方向、照射範囲及び明るさの少なくとも1つの制御に
よって自車両が進行する方向の車両近傍には光が照射さ
れ、視認性は向上する。
【0010】また、請求項2に記載したように、近傍照
射用ランプの断線を検出する断線検出手段を更に備える
ことにより、近傍照射用ランプが断線して所謂片目走行
か否かを判断できる。この近傍照射用ランプの断線が検
出されたときには制御手段が、近傍照射用ランプの照射
方向、照射範囲及び明るさの少なくとも1つを予め定め
た例えば直進路を走行するときの照射状態に設定する。
これにより、近傍照射用ランプで自車両前方が確実に照
射され、近傍照射用ランプの照射方向、照射範囲及び明
るさの少なくとも1つを変更することによる自車両前方
の視認性低下を招くことがない。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。以下の実施例は、車両の前方に配設され
たヘッドランプの配光を制御するヘッドランプの制御装
置に本発明を適用したものである。なお、図中矢印FR
は車体前方方向を、矢印UPは車体上方方向を、矢印L
Hは車幅左方方向を、矢印RHは車幅右方方向を、示
す。
【0012】図1に示したように、車両10のフロント
ボデー10Aの上面部には、エンジンフード12が配置
されており、フロントボデー10Aの前端部の車幅方向
両端部に固定されたフロントバンパ16の上部には、左
右一対(車幅方向両端部)のヘッドランプ18、20が
配設されている。また、エンジンフード12の後端部付
近には、ウインドシールドガラス14が設けられてい
る。このウインドシールドガラス14の上方でかつ車両
10内部(ドライバーの目視位置、所謂アイポイント近
傍)には夜間車両前方を撮影するためのカメラ22が配
置されている。このカメラ22は、画像処理装置48
(図7)に接続されている。このカメラ22は、X線や
粒子線等を受光した暗い可視像の強度を増倍して明るい
可視像に変換するイメージインテンシファイヤー管によ
る暗視用のカメラを用いてもよい。なお、車両10内の
図示しないスピードメーターのケーブルには、車両10
の車速Spを検知する車速センサ66(図7)が配設され
ている。
【0013】図2に示したように、車両10内には、ス
テアリング26が備えられている。このステアリング2
6の図示しない回転軸付近には、ターンシグナルレバー
28及びワイパコントロールレバー30が配設されてい
る。
【0014】ターンシグナルレバー28の先端部に取り
付けられたライトコントロールスイッチ32(図7)
は、ヘッドランプ18、20を点灯と消灯とに切り換え
指示するスイッチであり、ターンシグナルレバー28の
先端部をターンシグナルレバー28の軸を中心として回
転させるとオンオフする。このライトコントロールスイ
ッチ32がオンすることによってヘッドランプ18、2
0が点灯または消灯する。
【0015】また、ターンシグナルレバー28には、ヘ
ッドランプをハイビームとロービームとの何れかへの切
り換えを指示するビーム切換スイッチ70(図7)が取
付けられている。このビーム切換スイッチ70は、ター
ンシングナルレバー28をステアリング26からドライ
バに向けた方向に揺動させることによって、ビーム切換
スイッチ70のオンオフが切り替わる構成とされてい
る。
【0016】車両10の左側には略同様の構成のロービ
ーム側ランプL1及びハイビーム側ランプL2から構成
されたヘッドランプ18が配設され、右側にはロービー
ム側ランプR1及びハイビーム側ランプR2から構成さ
れたヘッドランプ20が配設されている。なお、ハイビ
ーム側ランプL2は、車両10の図示しないフレームに
固定されている。
【0017】図3に示したように、ハイビーム側ランプ
L2は、プロジェクタタイプのヘッドランプであり、光
源としてのバルブ40Cを有している。このバルブ40
Cは、楕円反射面のリフレクタ42Cに取り付けられて
おり、バルブ40Cから射出された光がリフレクタ42
Cによって反射され車両10の前方(図3矢印FR方
向)へ光を射出する構成になっている。このリフレクタ
42C射出側でかつリフレクタ42Cの集光位置付近に
は、シェード44Cが固定され、このシェード44Cの
射出側には、遠方照射用のための凸レンズ46Cが配設
されている。従って、リフレクタ42Cによって反射さ
れたバルブ40Cの光が、シェード44C近傍へ集光さ
れて、シェード44C近傍の位置を発光点として、凸レ
ンズ46Cによって射出され、車両10の前方(図3矢
印FR方向)へ光が射出される。
【0018】ロービーム側ランプL1は、バルブ40S
を備えている。バルブ40Sは、楕円反射面のリフレク
タ42Sに取り付けられており、バルブ40Sから射出
された光がリフレクタ42Sによって反射され車両10
の前方(図3矢印FR方向)へ光を射出する構成になっ
ている。このリフレクタ42Sの射出側でかつリフレク
タ42Sによるの集光位置付近には、対向車防眩のため
照射範囲を上下方向に制限するように移動可能な機能を
有したシェード44Sが配設されている(図4参照)。
このシェード44Sの射出側には、凸レンズ46Sが配
設されている。従って、リフレクタ42Sによって反射
されたバルブ40Sの光が、シェード44S近傍へ集光
されて、シェード44S近傍の位置を発光点として、凸
レンズ46Sによって車両10の前方(図3矢印FR方
向)へ射出される。
【0019】このロービーム側ランプL1の凸レンズ4
6Sは、上記ハイビーム側ランプL2の凸レンズ46C
より拡散角が大きくされており、ロービーム側ランプL
1を点灯させたときの照射範囲は、ハイビーム側ランプ
L1を点灯させたときの照射範囲より広がった範囲とさ
れている。
【0020】また、ロービーム側ランプL1の凸レンズ
46S近傍でかつ車幅内部方向(図3反矢印LH方向)
の外周部位には、軸受80が固定されている。この軸受
80は、車両10の図示しないフレームに垂直に固定さ
れた支柱82に軸支されている。また、ロービーム側ラ
ンプL1のバルブ40S近傍でかつ車幅外部方向(図3
矢印LH方向)の外周部位には、アクチュエータ86が
有する可動子86Aの円筒状の先端が取り付けられてい
る。このアクチュエータ86は車両10の図示しないフ
レームに固定されており、モータ86D及び可動子86
Aをウオームとするウオームギヤから構成されている。
すなわち可動子86Aの後端はウオームとして機能する
ように刻設されウオームホイール86Bに噛み合わされ
ている。この可動子86Aは、図示しない摺動機構によ
り直線的に移動可能にされ、ウオームホイール86Bの
回転軸はモータ86Dのシャフト86Cに固定され、モ
ータ86Dの回転が可動子86Aの直線駆動に変換され
る。従って、制御装置50からの信号に応じたモータ8
6Dの回転により、可動子86Aが水平方向(図3矢印
A方向)に伸縮する。可動子86Aが収縮するとロービ
ーム側ランプL1は右回転し光軸Lが光軸LRになり、
可動子86Aが伸長するとロービーム側ランプL1は左
回転し光軸Lが光軸LLになる。このように、可動子8
6Aの伸縮に応じてヘッドランプ18は支柱82を軸と
して回動し、光軸Lが水平左右方向(図1のRHまたは
LH方向)に偏向される。
【0021】図4に示すように、ロービーム側ランプL
1のシェード44Sのバルブ側は、刻設されたラック部
88Aとされ、アクチュエータ88が有するピニヨン8
8Bに噛み合わされている。ピニヨン88Bは、モータ
88Cの回転軸に固定され、モータ88Cの回転がシェ
ード44Sの上下移動(図4矢印A方向)に変換され
る。これらラック部88A、ピニヨン88B及びモータ
88Cからアクチュエータ88を構成している。従っ
て、制御装置50からの信号に応じたモータ88Cが回
転し、シェード44Sが上下方向(図4矢印A方向)に
移動する。このシェード44Sの上下動により、車両前
方の照射範囲が制限される(図5参照)。すなわち、ヘ
ッドランプによる光の照射領域と未照射領域との境界部
分であるカットラインがドライバーが目視する前方を上
下動する。
【0022】ヘッドランプ20は、上記ヘッドランプ1
8と同様の構成でかつ車幅に沿った車両10の中心(前
後方向、図3矢印FR方向)を軸として対象な位置に配
設された、ロービーム側ランプR1とハイビーム側ラン
プR2とを有している(図7参照)。ハイビーム側ラン
プR2はバルブ41Cを備えている。ロービーム側ラン
プR1は軸受81及びアクチュエータ87(図7)を備
えて軸受81を軸支する支柱83を軸として光軸Lが水
平左右方向(図1のRHまたはLH方向)に偏向可能に
配設されると共に、シェード45S及びアクチュエータ
89を備えてシェード45Sが垂直方向(図1のUPま
たはUP逆方向)に移動可能に配設されている。ヘッド
ランプ20の構成はヘッドランプ18と同様であるため
詳細な説明は省略する。なお、ヘッドランプ20は、ロ
ービーム側ランプR1とハイビーム側ランプR2の各々
の光軸は、上記ヘッドランプ18と同様に略同一方向と
なるように配設されている。
【0023】従って、図6に示すように、ヘッドランプ
18、20のハイビーム側ランプL2、R2の点灯によ
って領域HIからなる遠方までの照射範囲が形成され、
ロービーム側ランプL1、R1の点灯によって基準領域
LO(1点鎖線で囲まれた領域)からなる近傍の照射範
囲が形成される。このロービーム側ランプL1、R1の
点灯時に、アクチュエータ88、89を制御することに
よって光の到達距離に対応される領域(2点鎖線で囲ま
れた領域)LOFFが制御される。また、アクチュエータ
86を制御することによって左方の光の広がりに対応さ
れる領域(3点鎖線で囲まれた領域)LOL が制御さ
れ、アクチュエータ87を制御することによって右方の
光の広がりに対応される領域(3点鎖線で囲まれた領
域)LOR が制御される。
【0024】図7に示すように、ヘッドランプ18、2
0の配光制御するための制御装置50は、リードオンリ
メモリ(ROM)52、ランダムアクセスメモリ(RA
M)54、中央処理装置(CPU)56、入力ポート5
8、出力ポート60、ドライバ64及びこれらを接続す
るデータバスやコントロールバス等のバス62を含んで
構成されている。なお、このROM52には、後述する
ヘッドランプの制御を行なうための制御プログラムが記
憶されている。入力ポート58には、ビーム切換スイッ
チ70の制御端70G、車速センサ66及び画像処理装
置48を介してカメラ22が接続されている。なお、ビ
ーム切換スイッチ70の制御端70Gからは、ビーム切
換スイッチ70がオン、すなわちドライバーによってハ
イビーム照射の指示がなされたときにハイレベルの信号
が出力される構成になっている。また、入力ポート58
には、ランプ切れ検出回路72、74を介してロービー
ム側バルブL1、R1に接続されている。このランプ切
れ検出回路72、74は、ロービーム側バルブL1、R
1へバッテリBTの電力が供給されたか否かを判別する
ことによってランプ切れか否かを検出する回路である。
出力ポート60は、ドライバ64を介してアクチュエー
タ86、87、88、89に接続されると共に画像処理
装置48に接続されている。
【0025】上記画像処理装置48は、カメラ22及び
制御装置50から入力される信号に基づいてカメラ22
で撮影した画像(イメージ)を画像処理する装置であ
る。ここで、カーブ等の曲線路等の道路形状を走行する
ときにはドライバーはその道路形状に応じて注視位置が
変化する。従って、道路形状に応じたドライバーの注視
位置が特定できれば、その方向へヘッドランプを偏向す
れば、ドライバーの視認性が良好な照射状態を得ること
ができる。このドライバーの注視位置を画像処理を用い
て求める方法を以下に簡単に説明する。なお、画像信号
によって形成されるイメージ上の各画素は、イメージ上
に設定された各々直交するX軸とY軸とによって定まる
座標系の座標(Xn ,Yn )で位置を特定する。
【0026】本発明者は、車両10が複数の走行速度
(車速V)で走行したときドライバーが注視する位置を
検出する実験を行い、ドライバーは車速Vに拘わらず約
1.5秒後に車両10が到達する位置を注視していると
いう結果を得た。この実験では、車両10からドライバ
ーが注視する視点位置までの距離を、視線方向(視線と
車両10の走行方向と成す角度)及び車速Vから求めた
結果である。従って、道路形状及び車速Vを特定できれ
ば、ドライバーの注視位置を求めることができる。
【0027】本実施例では、撮影した画像から道路の平
面図を生成して現時点の車両10の走行方向と道路形状
に応じてドライバーが目視する視線方向との成す偏差角
φを求めている。
【0028】図8には、2車線を有した道路122を走
行中にカメラ22によって撮影したイメージ120を示
した。この道路122では、車線がライン124で境界
されると共に、縁石126が道路122とそれ以外との
境界とされている。イメージ120には、道路122に
平行かつ車両10の走行方向と一致するドライバーの視
線Lの高さ及び方向に対応する位置に基準点Dが打点さ
れると共に、走行中の地平線と一致する、基準点Dを通
過する水平線Horと、この水平線Horと直交しかつ点D
を通過する直線が垂直線Verとが位置している。画像処
理装置48では、ライン124及び縁石126のイメー
ジ120上の画素位置を表す複数の画像データに基づい
て、道路122を上方から見た道路形状を特定するため
のイメージ130を生成する(図9参照)。
【0029】図9に示したように、車両10の現車速V
におけるドライバーの注視距離は、以下の式(1)に示
したように車両10から現車速Vで約1.5秒後の距離
X(半径Xの円周上)の部位である。道路122は、画
像処理装置48で求められた道路形状であり、通常、ド
ライバーはこの道路形状に応じた方向を目視する。本実
施例では、簡易的に、道路122の道路形状に沿って設
けられているライン124の形状を道路形状として特定
している。従って、このライン124と半径Xとの交点
Pを、ドライバーの注視位置として特定することができ
る。
【0030】なお、上記ではライン124で道路形状を
特定したが、車両が車線内を走行する位置(軌跡)を想
定しその位置で道路形状を特定するようにしてもよい。
また、膨張収縮処理等の画像処理によって道路を抽象化
した線分に変換してこの線分により道路形状を特定する
ようにしてもよい。
【0031】 X = 1.5・(10/36)・V −−− (1) 但し、 V:車速 (単位、km/h) X:注視距離(単位、m)
【0032】この交点Pを通過する直線が、道路形状に
応じてドライバーが目視する方向(ドライバーの視線L
1)と略一致する方向である。従って、車両10の走行
方向と一致するドライバーの視線Lと道路形状に応じた
視線L1との成す角度が、車両10の走行状態(車速
V)及び道路形状に応じてドライバーの視線方向が変化
する角度を示す偏差角φとなる。
【0033】従って、求めた偏差角φに応じてロービー
ム側のヘッドランプ18、20を偏向するための配光制
御量を演算し、演算された配光制御量に応じて光軸を偏
向すればヘッドランプ18、20の配光はドライバーの
注視位置を含むことになる。この配光制御量は、車速V
及び偏差角φに応じて照射範囲を増減させるときのロー
ビーム側ランプの偏向角度θに換算することによって得
ることができる。なお、ドライバーの注視位置は、上記
式(1)に示したように車両10の走行状態(車速V)
を含め考慮されている。
【0034】また、自車両10の前方には、通常、他車
両(先行車両及び対向車両)が走行する。この他車両へ
自車両10のヘッドランプによる光の照射範囲内に、他
車両のアイポイントとなる位置(先行車両のバックミラ
ー位置及び対向車両のドライバーのアイポイント)が含
まれるときには、他車両のドライバに対してグレアを与
えることがある。従って、自車両10の前方を走行する
他車両が認識できれば、この他車両へグレアを与えない
ように配光制御することができる。この他車両(先行車
両及び対向車両)の認識を画像処理で求める方法を以下
に説明する。
【0035】本実施例では、画像処理装置48によって
他車両(先行車両及び対向車両)の認識及び車間距離を
求めている。
【0036】図10(1)に示すように、カメラ22に
よって撮影した画像であるイメージ120には車両10
が走行する道路122の車線両側の白線124内に先行
車両11が位置している。画像処理装置48では、この
イメージ120を画像処理する。
【0037】先ず、以下のように白線候補点抽出処理及
び直線近似処理を順に行って車両10の走行レーンを検
出した後に、車両認識領域WP を設定する。
【0038】白線候補点抽出処理では、車線の白線と推
定される候補点を抽出する。先ず、白線を含むと推定さ
れる所定の幅γを有するウインド領域WS を設定し(図
10(3)参照)、このウインド領域WS 内の明るさの
変動が大きい点(垂直方向の明るさの微分値の最大点)
を白線候補点(エッジ点)として抽出する。このエッジ
点の連続を求めた場合を図10(3)の点線132に示
した。なお、イメージ120の上下の領域には、先行車
両11が存在する確度が低いため、処理対象領域として
予め定めた上限線128及び下限線130の間の範囲を
用いる。
【0039】次の直線近似処理では、白線候補点抽出処
理で抽出されたエッジ点をハフ(Hough )変換を用いて
直線近似して白線と推定される線に沿った直線134、
136を求める。この直線134、136と下限線13
0とで囲まれた領域を車両認識領域WP として設定する
(図10(4)参照)。なお、上記道路122がカーブ
路のときには、上記求めた直線136、138の傾き差
を有した車両認識領域WP になる(図10(2)参
照)。
【0040】車両認識領域WP の設定が終了すると、以
下のように検出処理して、設定された車両認識領域内W
P における先行車両11の有無を判定すると共に先行車
両11の有のときに車間距離SL を演算する。
【0041】先ず、車両認識領域WP 内において、上記
白線候補点検出処理と同様にエッジ点を検出し、検出さ
れたエッジ点を横方向に積分した積分値が所定値を越え
る位置のピーク点EP を検出する(図10(5)参
照)。なお、ピーク点EP が複数あるときは、画像上で
下方に位置するピーク点EP (距離のより近い点)を選
択する。このピーク点EP に対応する水平方向の画素点
の両端を各々含むウインド領域WR 、WL を設定する
(図10(6)参照)。このウインド領域WR 、WL
において垂直方向の連続点(垂直線138R,138
L)が安定して検出された場合に先行車両11が存在す
ると判定する。
【0042】この検出された垂直線138R,138L
の横方向の間隔Sは車幅に対応するため、この車幅とピ
ーク点EP 位置とから先行車両11と自車両10との車
間距離SL を演算する。例えば、標準的な車両の車幅S
oを基準として、イメージから検出する車両の車幅に対
応する間隔Sの比率を求め、この比率から車間距離S L
を演算できる。上記垂直線138R,138Lの横方向
の間隔は、垂直線138R、138Lの各々の代表的な
X座標(例えば、平均座標値や多頻度の座標値)の差か
ら演算できる。
【0043】なお、上記で先行車両11が無のときには
車間距離SL =0と設定する。これによって、車間距離
L の値には、SL =0かSL >0かにより先行車両1
1が自車両10の前方に存在するか否かを表す情報をも
含むことになる。
【0044】次に、イメージ120からの対向車両11
Aの認識処理について説明する。先ず、上記の先行車両
認識処理の後に、求めた近似直線132(対向車両側)
を含むように補正するための補正量αを設定する。この
補正は、対向車両が対向車両側の近似直線132近傍に
位置する確度が高いので、設定される対向車両認識領域
の大きさによって対向車両のヘッドランプ等の検出が除
外されることを防ぐための近傍に位置して補正をするた
めである。この設定された補正量αに応じて直線133
を求めて求めた直線133の右方(左側通行時)を対向
車両認識領域W POとして設定する(図11参照)。この
対向車両認識領域WPO内において、対向車両11Aのヘ
ッドランプの光による光点に基づいて上記先行車両認識
処理と同様に、対向車両11Aを認識処理し、車間距離
R を求める。
【0045】ここで、ヘッドランプの上下の配光による
明暗の境界付近(カットラインの位置)は、光の到達距
離に相当するので、上記のようにして求めた車間距離が
少ない他車両について、車間距離に相当するようにヘッ
ドランプの上下の配光を移動すれば、他車両に対してグ
レアを与えることがない光を前方へ照射することができ
る。
【0046】なお、上記対向車両認識領域WPOを設定し
た後に、対向車両11Aの存在確度が高い予め定めた上
限線及び下限線の間の範囲を含む領域Wooを設定し、こ
の領域Woo内で対向車両11Aを認識処理して車間距離
R を求めてもよい。
【0047】また、上記では白線124を検出して道路
を特定しているが、白線124のみを用いることなく、
道路122の側縁部に形成される縁石によって検出して
もよい。この場合、白線と縁石とを階調画像の検出レベ
ルを変更することによりいずれも検出することができ
る。
【0048】ここで、ハイビーム側ランプとロービーム
側ランプとに切り換え可能な通常の4灯式のヘッドラン
プでは、ロービーム側ランプが自車両近傍の比較的広範
囲の視認性向上を目的とすると共にハイビーム側ランプ
が高速走行時等の遠方の視認性向上を目的としている。
このため、ハイビーム側ランプ点灯時における自車両近
傍の配光は不足している。また、カーブ等の道路におけ
る左右の視認性を向上させる制御をカーブに対応するラ
ンプの光軸偏向により行う場合、一方のバルブが断線し
た(所謂、片目走行)とき、照射範囲が左右に変動し車
両正面方向をドライバーが見誤ることがある。そこで、
本実施例では、以下の表1に示した判断基準を定めてい
る。すなわち、ロービーム側ランプ点灯時である通常の
走行時におけるカットライン上下制御及び光軸偏向制御
による配光制御を配光制御Aとし、カットラインの上下
制御を行わないハイビーム側ランプ点灯時に光軸偏向制
御により自車両近傍の視認性を向上させる配光制御を配
光制御Bとし、バルブが断線したときにカットラインの
上下制御のみを行う配光制御を配光制御Cとしている。
【0049】
【表1】
【0050】但し、cH:シェード位置(高さ) U:シェード最上段位置 D:シェード最下段位置 θ:直進方向を基準としたランプの偏向角度 S:直進時の各ランプの初期角度 L:最大左カーブ時の偏向角度 R:最大右カーブ時の偏向角度
【0051】本実施例のカーブ対応光軸偏向制御は、車
両前方の道路形状に一方のロービーム側ランプL1、R
1を偏向させる。すなわち、左カーブ路のときは、左側
のロービーム側ランプL1を直進時の初期角度Sから最
大左カーブ時の偏向角度Lの間で制御すると共に、右側
のロービーム側ランプR1は直進時の初期角度Sに設定
する。また、右カーブ路のときは、右側のロービーム側
ランプR1を直進時の初期角度Sから最大右カーブ時の
偏向角度Rの間で制御すると共に、左側のロービーム側
ランプL1は直進時の初期角度Sに設定する。直進路の
ときは、左側のロービーム側ランプL1及び右側のロー
ビーム側ランプR1の各々を直進時の初期角度Sに設定
する。この関係を以下の表2に示した。このカーブ対応
光軸偏向制御によって、車両の直進方向の視認性が確保
されると共に前方の道路形状に応じた車両近傍の視認性
も向上される。
【0052】
【表2】
【0053】但し、 θL :直進方向を基準とした左側
のロービーム側ランプL1の偏向角度 θR :直進方向を基準とした右側のロービーム側ランプ
R1の偏向角度
【0054】以下、本実施例の作用を説明する。ライト
コントロールスイッチ32がオンされると、所定時間毎
に図12に示した配光制御ルーチンのステップ202が
実行される。ステップ202では、画像処理装置48へ
画像処理開始信号を出力した後に、画像処理装置48に
おいて求められた自車両10と先行車両11の車間距離
L 及び自車両10と対向車両11Aの車間距離SR
読み取られると共に偏差角φが読み取られる。画像処理
装置48では、上記画像処理の説明で述べたように、先
行車両11及び対向車両11Aの認識処理が行われると
共に、先行車両11についての車間距離SL 及び対向車
両11Aについての車間距離SR を演算すると共に、偏
差角φを演算する。
【0055】次に、ビーム切換スイッチ70の出力信号
を読み取って(ステップ204)、ビーム切換スイッチ
70がオンか否かを判断することにより、ヘッドランプ
18、20のハイビーム側ランプL2、R2が点灯され
ているか否かを判断する。ハイビーム側ランプの点灯時
には、ステップ212へ進み、上記説明したように自車
両近傍の視認性向上を図るため、ロービーム側ランプを
点灯すると共に、アクチュエータ88、89の駆動によ
り光の到達距離に対応するシェード44S、45Sを最
下段に設定して照射範囲が最大限に広くされかつ、カー
ブ路等の道路形状(注視位置に対応する偏差角φ)に応
じてカーブの方向(左右)に対応するアクチュエータ8
6、87を駆動することにより偏向角度θ(θL
θR )が制御される(配光制御B)。
【0056】一方、ハイビーム側ランプが点灯されてい
ないときは、ロービーム側ランプの点灯であるため、ラ
ンプ切れ検出回路72、74の出力信号に基づいて(例
えば、ハイレベル信号の出力により)ランプの断線を検
出した後に(ステップ208)、ステップ210におい
てロービーム側ランプL1,R1の何れかが断線してい
るか否かを判断し、断線していない場合にはステップ2
14において上記で説明したカーブ対応光軸偏向制御を
行い、道路形状に応じた方向に照射範囲が拡大されると
共に、他車両にグレアを与えないようアクチュエータ8
8、89の駆動により光の到達距離に対応するシェード
44S、45Sが制御される(配光制御A)。また、ロ
ービーム側ランプL1,R1の何れかが断線している場
合にはステップ216へ進み、ロービーム側ランプL
1,R1は共に直進時の初期角度Sに設定されると共に
他車両にグレアを与えないようアクチュエータ88、8
9の駆動でシェード44S、45S(光の到達距離)が
移動され、車両前方へ光が照射される(配光制御C)。
従って、片目走行でランプを偏向させて、車両前方の視
認性を低下させることはない。
【0057】このように、本実施例では、遠方の重点的
な配光が設定されたハイビーム側のランプ点灯時におい
ても、ロービーム側ランプを道路形状に応じて偏向する
ようにしているため、車両近傍の視認性が低下すること
がない。また、ロービーム側ランプ点灯時には、ランプ
切れを検出しランプ切れが生じているときは偏向制御す
ることなく、直進路と同様の方向にランプが設定される
ため、片目走行時に偏向制御を継続することによる自車
両前方の視認性低下が生じることがなく、ヘッドランプ
を点灯することができる。
【0058】なお、上記実施例では、ロービーム側ラン
プの光軸偏向制御を直進路、右カーブ路及び左カーブ路
の3つに大別したが、右カーブ路及び左カーブ路の2つ
であってもよく、3つ以上の分類を用いてもよい。
【0059】また、上記実施例では、光軸や照射範囲が
変更可能なヘッドランプを備えた車両用前照灯装置へ適
用させた場合を説明したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、光量が変更可能なヘッドランプを有する
車両用前照灯装置へも適用も可能である。また、光軸、
照射範囲及び光量少なくとも1つが変更可能なヘッドラ
ンプ、更にその組み合わせによるヘッドランプを有する
車両用前照灯装置でもよい。
【0060】また、上記実施例では、他車両の検出を自
車両前方を撮影した画像から求めているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、測距器等の距離測定装置
を用いて検出するようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明によれば、自車両の前方を走行する他車両の位置及
び走行路の形状に基づいて近傍照射用のヘッドランプの
照射方向、照射範囲及び明るさの少なくとも1つを制御
するようにしたため、道路等の走行路が複雑な形状であ
るときであっても、自車両近傍の視認性も向上できる、
という効果がある。
【0062】請求項2に記載した発明によれば、近傍照
射用ランプの断線を検出し断線が検出されたときには近
傍照射用のヘッドランプの照射方向、照射範囲及び明る
さを固定するようにしたため、車両前方の視認性が低下
することなくかつ照射方向、照射範囲及び明るさが変動
しないのでドライバーが不快感を感じることがないよう
にヘッドランプを点灯することができる、という効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両前部を示す車両斜め前方から見た斜視図で
ある。
【図2】車両前部を示す車両の運転席斜め後方から見た
斜視図である。
【図3】本発明の車両用前照灯装置が適用可能なヘッド
ランプの概略構成図である。
【図4】ヘッドランプ斜め前方から見た斜視図である。
【図5】アクチュエータの制御により変位する照射領域
と未照射領域との境界(カットライン)を説明するため
のイメージ図である。
【図6】ヘッドランプの光により照射される照射範囲の
概念を示す平面図である。
【図7】本発明の車両用前照灯装置が適用可能なヘッド
ランプ構成と制御装置を示す概略構成図である。
【図8】カメラにより撮影された車両前方の画像を示す
イメージ図である。
【図9】図8のイメージから画像処理により注視位置を
求める過程を説明するためのイメージ図である。
【図10】カメラが出力する画像に基づいて先行車両を
認識する過程を説明するためのイメージ図である。
【図11】対向車両認識領域を示すイメージ図である。
【図12】本実施例の配光制御メインルーチンを示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
18 ヘッドランプ(車両用前照灯) 22 カメラ 48 画像処理装置(走行路状況検出手段) 50 制御装置(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21M 3/18 B60Q 1/00 - 1/56

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠方照射用ランプと照射方向、照射範囲
    及び明るさの少なくとも1つが変更可能な近傍照射用ラ
    ンプとから構成されたヘッドランプを左右に各々配設し
    た車両用前照灯と、 自車両前方を走行する他車両の位置と前記自車両前方の
    走行路の形状とを検出する走行路状況検出手段と、 検出された他車両の位置及び検出された走行路の形状に
    基づいて自車両が進行する方向が照射されるように前記
    近傍照射用ランプの照射方向、照射範囲及び明るさの少
    なくとも1つを制御する制御手段と、 を備えた車両用前照灯装置。
  2. 【請求項2】 前記近傍照射用ランプの断線を検出する
    断線検出手段を更に備え、前記制御手段は、近傍照射用
    ランプの断線が検出されたときには前記近傍照射用ラン
    プの照射方向、照射範囲及び明るさの少なくとも1つを
    予め定めた状態に設定することを特徴とする請求項1に
    記載の車両用前照灯装置。
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FR2850617B1 (fr) * 2003-01-31 2006-03-17 Valeo Vision Dispositif d'eclairage comportant des moyens pour compenser la defaillance d'un code virage
RU2010137887A (ru) * 2010-09-14 2012-03-20 Владимир Витальевич Мирошниченко (RU) Способ освещения пространства передними фарами транспортного средства
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