JPH06274626A - 走行車両検出装置 - Google Patents
走行車両検出装置Info
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- JPH06274626A JPH06274626A JP6025293A JP6025293A JPH06274626A JP H06274626 A JPH06274626 A JP H06274626A JP 6025293 A JP6025293 A JP 6025293A JP 6025293 A JP6025293 A JP 6025293A JP H06274626 A JPH06274626 A JP H06274626A
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- vehicle
- road
- area
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- Traffic Control Systems (AREA)
- Image Analysis (AREA)
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自車両の前方に存在する車両を認識する画像
処理時において、先行車両または対向車両を容易に検出
する。 【構成】 TVカメラで撮影した画像から道路の白線1
42、144を求め、この白線142、144及び水平
線130で囲まれた領域を車両認識領域に設定する。こ
のとき、道路のカーブ路の度合い及び車速に応じて白線
142、144に対する補正幅αR 、αL を定め、定め
た補正幅αR 、αL により先行車両認識領域WP を設定
する。従って、車速や道路のカーブの大小に拘わらず、
先行車両を含む確度の高い領域を先行車両認識領域WP
と設定でき、先行車両の認識も容易となる。
処理時において、先行車両または対向車両を容易に検出
する。 【構成】 TVカメラで撮影した画像から道路の白線1
42、144を求め、この白線142、144及び水平
線130で囲まれた領域を車両認識領域に設定する。こ
のとき、道路のカーブ路の度合い及び車速に応じて白線
142、144に対する補正幅αR 、αL を定め、定め
た補正幅αR 、αL により先行車両認識領域WP を設定
する。従って、車速や道路のカーブの大小に拘わらず、
先行車両を含む確度の高い領域を先行車両認識領域WP
と設定でき、先行車両の認識も容易となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行車両検出装置にか
かり、詳細には、車両の走行中に、自車両の前方を走行
している先行車両や対向車両等の他車両を走行路の状態
や自車両の走行状態に応じて検出する走行車両検出装置
に関する。
かり、詳細には、車両の走行中に、自車両の前方を走行
している先行車両や対向車両等の他車両を走行路の状態
や自車両の走行状態に応じて検出する走行車両検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
車両には、夜間等にドライバーの前方視認性を向上させ
るために、車両の略先端に配設されて予め定められた範
囲を照射するためのヘッドランプが配設されている。
車両には、夜間等にドライバーの前方視認性を向上させ
るために、車両の略先端に配設されて予め定められた範
囲を照射するためのヘッドランプが配設されている。
【0003】このヘッドランプには、ステアリング角に
よる走行方向や車速等の車両の走行状態に応じて車両前
方の照射方向及び照射範囲を変更するために、ヘッドラ
ンプに照射光を遮光するための遮光板を配設しこの遮光
板の移動を制御することによって道路に光を照射したと
きの照射領域と未照射領域との境界部分(以下、カット
ラインという。)を制御するものもある。
よる走行方向や車速等の車両の走行状態に応じて車両前
方の照射方向及び照射範囲を変更するために、ヘッドラ
ンプに照射光を遮光するための遮光板を配設しこの遮光
板の移動を制御することによって道路に光を照射したと
きの照射領域と未照射領域との境界部分(以下、カット
ラインという。)を制御するものもある。
【0004】ところで、ヘッドランプのカットラインを
制御すると、この制御したカットラインに内包される照
射範囲に自車両の前方を同じ方向に走行している車両
(以下、先行車両という。)が存在する場合には、先行
車両のドライバーには、不快なグレアを与えることとな
る。従って、ヘッドランプのカットラインを制御する場
合には、先行車両にグレアを与えることなくカットライ
ンを制御するために、先行車両の位置や方向の認識が必
要になる。
制御すると、この制御したカットラインに内包される照
射範囲に自車両の前方を同じ方向に走行している車両
(以下、先行車両という。)が存在する場合には、先行
車両のドライバーには、不快なグレアを与えることとな
る。従って、ヘッドランプのカットラインを制御する場
合には、先行車両にグレアを与えることなくカットライ
ンを制御するために、先行車両の位置や方向の認識が必
要になる。
【0005】この先行車両の認識方法として、先行車両
のテールランプ(赤色)をカラーCCD等を備えた画像
装置(カラーカメラ)で検出し、検出した画像を画像処
理して先行車両の位置及び方向を特定する、走行車両の
認識装置がある(特開昭62−121599号、特開昭
62−131837号、特開昭63−78300号、公
報参照)。
のテールランプ(赤色)をカラーCCD等を備えた画像
装置(カラーカメラ)で検出し、検出した画像を画像処
理して先行車両の位置及び方向を特定する、走行車両の
認識装置がある(特開昭62−121599号、特開昭
62−131837号、特開昭63−78300号、公
報参照)。
【0006】しかしながら、テールランプを検出するた
めに、色を検出できる素子を用いることは、検出素子自
体が非常に高価であるため、容易に利用することができ
ない。また、色成分を含む画像の画像処理は、複雑かつ
難解であるため、認識装置への負荷が多くなり、実用上
は困難である。
めに、色を検出できる素子を用いることは、検出素子自
体が非常に高価であるため、容易に利用することができ
ない。また、色成分を含む画像の画像処理は、複雑かつ
難解であるため、認識装置への負荷が多くなり、実用上
は困難である。
【0007】そこで、単に光量のみを検出するCCD素
子を有するカメラ(白黒カメラ)を利用して先行車両を
検出することが考えられるが、画像として検出した道路
上には、先行車両以外からの光をも検出するために明る
いポイント(画素や画像領域)が大量に存在し、先行車
両の識別は難しくなる。
子を有するカメラ(白黒カメラ)を利用して先行車両を
検出することが考えられるが、画像として検出した道路
上には、先行車両以外からの光をも検出するために明る
いポイント(画素や画像領域)が大量に存在し、先行車
両の識別は難しくなる。
【0008】また、先行車両の認識性を高める上で、道
路に設けられた車線を特定するための白線を検出して、
この白線内に存在する車両を先行車両と認識することが
できる。
路に設けられた車線を特定するための白線を検出して、
この白線内に存在する車両を先行車両と認識することが
できる。
【0009】しかしながら、夜間では、主にヘッドラン
プのみの光が照射されているため、画像として検出され
る白線は、検出画像内における自車両の前方40〜50
メートル程度の距離に対応する画像領域である。このた
め、この距離を越える距離に先行車両が存在するときに
は自車線上の車両と認識することは困難になる。ここ
で、高感度のカメラを使用し、画像の検出感度を増加さ
せることが考えられるが、装置が非常に高価かつ大型と
なるため、容易に利用することができない。
プのみの光が照射されているため、画像として検出され
る白線は、検出画像内における自車両の前方40〜50
メートル程度の距離に対応する画像領域である。このた
め、この距離を越える距離に先行車両が存在するときに
は自車線上の車両と認識することは困難になる。ここ
で、高感度のカメラを使用し、画像の検出感度を増加さ
せることが考えられるが、装置が非常に高価かつ大型と
なるため、容易に利用することができない。
【0010】また、先行車両からの光を検出できた場合
であっても、夜間の場合、車両のテールランプ及び自車
両のヘッドランプの照射で明るくされるバンパー付近し
か見えないため、水平エッジは求まるが、垂直エッジ検
出は殆ど不可能である。
であっても、夜間の場合、車両のテールランプ及び自車
両のヘッドランプの照射で明るくされるバンパー付近し
か見えないため、水平エッジは求まるが、垂直エッジ検
出は殆ど不可能である。
【0011】また、白線検出では、通常、白線の不連続
性を解消するために直線近似を行うため、カーブ等で
は、車両検出領域外に先行車両が存在することがある。
このため、カーブ等ではヘッドランプを先行車両へグレ
アを生じさせるようなハイビーム側に制御する場合もあ
る。
性を解消するために直線近似を行うため、カーブ等で
は、車両検出領域外に先行車両が存在することがある。
このため、カーブ等ではヘッドランプを先行車両へグレ
アを生じさせるようなハイビーム側に制御する場合もあ
る。
【0012】上記では、ヘッドランプによるグレアを先
行車両に与えないために、先行車両の認識を画像で行う
が、自車両の前方を逆方向に走行している車両(以下、
対向車両という。)にグレアを与えないためにも、先行
車両の認識と同様に対向車両の認識が必要となる。
行車両に与えないために、先行車両の認識を画像で行う
が、自車両の前方を逆方向に走行している車両(以下、
対向車両という。)にグレアを与えないためにも、先行
車両の認識と同様に対向車両の認識が必要となる。
【0013】この対向車両の認識には、自車両にフォト
センサ等の光量検出器を取り付けて対向車両のヘッドラ
ンプの光量を検出することにより、対向車両を検出しか
つ認識するが、ヘッドランプのカットラインを制御する
場合には、自車両からの光の反射光を検出することがあ
り、光量だけを検出して対向車両と認識することでは不
十分であり、自車両と対向車両との車間距離の検出が必
要である。
センサ等の光量検出器を取り付けて対向車両のヘッドラ
ンプの光量を検出することにより、対向車両を検出しか
つ認識するが、ヘッドランプのカットラインを制御する
場合には、自車両からの光の反射光を検出することがあ
り、光量だけを検出して対向車両と認識することでは不
十分であり、自車両と対向車両との車間距離の検出が必
要である。
【0014】本発明は、上記事実を考慮して、自車両の
前方に存在する車両を認識する画像処理時において、先
行車両または対向車両を容易に検出できる走行車両検出
装置を得ることが目的である。
前方に存在する車両を認識する画像処理時において、先
行車両または対向車両を容易に検出できる走行車両検出
装置を得ることが目的である。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、画像を検出する画像検出手
段と、前記車両が走行する走行路の両側縁の形状を表す
線を検出する形状検出手段と、前記画像中に前記線に基
づいて他車両を検出するための車両検出領域を設定する
設定手段と、前記車両検出領域内の画像から他車両を検
出する車両検出手段と、を備えた走行車両検出装置にお
いて、前記走行路の形状を表す線の交点の基準線からの
ずれ量、及び車速の少なくとも一方に基づいて他車両を
検出するための車両検出領域に補正することを特徴とし
ている。
に請求項1に記載の発明は、画像を検出する画像検出手
段と、前記車両が走行する走行路の両側縁の形状を表す
線を検出する形状検出手段と、前記画像中に前記線に基
づいて他車両を検出するための車両検出領域を設定する
設定手段と、前記車両検出領域内の画像から他車両を検
出する車両検出手段と、を備えた走行車両検出装置にお
いて、前記走行路の形状を表す線の交点の基準線からの
ずれ量、及び車速の少なくとも一方に基づいて他車両を
検出するための車両検出領域に補正することを特徴とし
ている。
【0016】請求項2に記載の発明は、画像を検出する
画像検出手段と、前記車両が走行する走行路の両側縁の
形状を表す線を検出する形状検出手段と、前記画像中に
前記線に基づいて他車両を検出するための車両検出領域
を設定する設定手段と、前記車両検出領域内の画像から
他車両を検出する車両検出手段と、を備えた走行車両検
出装置において、前記車両検出領域に、先行車両のみが
存在すると想定される先行車両検出領域、対向車両のみ
が存在すると想定される対向車両検出領域及び先行車両
と対向車両とが混在すると想定される車両検出重複領域
を定めたことを特徴としている。
画像検出手段と、前記車両が走行する走行路の両側縁の
形状を表す線を検出する形状検出手段と、前記画像中に
前記線に基づいて他車両を検出するための車両検出領域
を設定する設定手段と、前記車両検出領域内の画像から
他車両を検出する車両検出手段と、を備えた走行車両検
出装置において、前記車両検出領域に、先行車両のみが
存在すると想定される先行車両検出領域、対向車両のみ
が存在すると想定される対向車両検出領域及び先行車両
と対向車両とが混在すると想定される車両検出重複領域
を定めたことを特徴としている。
【0017】
【作用】請求項1に記載した発明の走行車両検出装置
は、画像を検出するための画像検出手段を備えており、
画像検出手段は、白黒TVカメラ等のカメラを用いて自
車両の前方の画像を撮影する。形状検出手段は、車両が
走行する走行路の両側縁の形状を表す線を検出する。こ
の両側縁の形状線検出には、走行レーンの白線や縁石等
の連続によって検出できる。設定手段は、前記画像中
に、形状検出手段によって検出された線に基づいて、他
車両を検出するための車両検出領域を設定する。この走
行路の形状を表す線の交点の基準線からのずれ量、及び
車速の少なくとも一方に基づいて他車両を検出するため
の車両検出領域に補正する。すなわち、走行路の形状、
すなわちカーブ路の場合や直線路の場合に先行車両や対
向車両等の他の車両が存在すると想定される領域は変化
する。この走行路の形状を表す線の交点の基準線からの
ずれ量は、走行路のカーブの度合いを表している。従っ
て、この車両検出領域には自車両以外の他の車両の存在
確度が高い。カーブの度合いによって車両検出領域を補
正することによって、この車両検出領域からは高い確度
で他の車両を検出することができる。また、高速走行中
の車両と低速走行中の車両とでは、他の車両が存在する
と想定される領域に差異がある。すなわち、前記線に基
づいて、設定した車両検出領域を外れた領域では、高速
走行中の車両前方に存在すると想定される他の車両は離
れた車間距離であると想定され、低速走行中の車両前方
の走行路では、接近した車間距離に他の車両が存在する
場合がある。従って、車速に応じて車両検出領域を補正
することにより、高い確度で他の車両を検出することが
できる。
は、画像を検出するための画像検出手段を備えており、
画像検出手段は、白黒TVカメラ等のカメラを用いて自
車両の前方の画像を撮影する。形状検出手段は、車両が
走行する走行路の両側縁の形状を表す線を検出する。こ
の両側縁の形状線検出には、走行レーンの白線や縁石等
の連続によって検出できる。設定手段は、前記画像中
に、形状検出手段によって検出された線に基づいて、他
車両を検出するための車両検出領域を設定する。この走
行路の形状を表す線の交点の基準線からのずれ量、及び
車速の少なくとも一方に基づいて他車両を検出するため
の車両検出領域に補正する。すなわち、走行路の形状、
すなわちカーブ路の場合や直線路の場合に先行車両や対
向車両等の他の車両が存在すると想定される領域は変化
する。この走行路の形状を表す線の交点の基準線からの
ずれ量は、走行路のカーブの度合いを表している。従っ
て、この車両検出領域には自車両以外の他の車両の存在
確度が高い。カーブの度合いによって車両検出領域を補
正することによって、この車両検出領域からは高い確度
で他の車両を検出することができる。また、高速走行中
の車両と低速走行中の車両とでは、他の車両が存在する
と想定される領域に差異がある。すなわち、前記線に基
づいて、設定した車両検出領域を外れた領域では、高速
走行中の車両前方に存在すると想定される他の車両は離
れた車間距離であると想定され、低速走行中の車両前方
の走行路では、接近した車間距離に他の車両が存在する
場合がある。従って、車速に応じて車両検出領域を補正
することにより、高い確度で他の車両を検出することが
できる。
【0018】また、請求項2に記載の発明では、前記に
説明した車両検出領域に、先行車両のみが存在すると想
定される先行車両検出領域、対向車両のみが存在すると
想定される対向車両検出領域及び先行車両と対向車両と
が混在すると想定される車両検出重複領域を定めてい
る。車両が走行する走行路の両側縁に挟まれた領域は、
この車両が走行する走行車線に相当し、この領域内には
先行車両が存在する確度が高い。また、この先行車両が
存在する確度が高い領域に隣接する領域には、対向車両
が存在する確度が高い。この境界領域では、先行車両と
対向車両とが混在する確度が高い。従って、車両前方を
撮影した画像を、先行車両検出領域、対向車両検出領域
及び車両検出重複領域を定めることによって、先行車両
や対向車両の検出が容易となる。すなわち、道路のカー
ブの度合いによっては先行車両の存在領域に対向車が存
在することや対向車両の存在領域に先行車両が存在する
ことがあるが、本発明によれば、各車両検出領域が設定
できるため、他の車両の検出をもれなく行うことができ
る。
説明した車両検出領域に、先行車両のみが存在すると想
定される先行車両検出領域、対向車両のみが存在すると
想定される対向車両検出領域及び先行車両と対向車両と
が混在すると想定される車両検出重複領域を定めてい
る。車両が走行する走行路の両側縁に挟まれた領域は、
この車両が走行する走行車線に相当し、この領域内には
先行車両が存在する確度が高い。また、この先行車両が
存在する確度が高い領域に隣接する領域には、対向車両
が存在する確度が高い。この境界領域では、先行車両と
対向車両とが混在する確度が高い。従って、車両前方を
撮影した画像を、先行車両検出領域、対向車両検出領域
及び車両検出重複領域を定めることによって、先行車両
や対向車両の検出が容易となる。すなわち、道路のカー
ブの度合いによっては先行車両の存在領域に対向車が存
在することや対向車両の存在領域に先行車両が存在する
ことがあるが、本発明によれば、各車両検出領域が設定
できるため、他の車両の検出をもれなく行うことができ
る。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の走行車両検
出装置が適用された実施例を詳細に説明する。第1実施
例の走行車両検出装置100は、車両10の前方を同じ
方向に走行する先行車両を白黒TVカメラによる階調画
像から得る場合に本発明を適用したものである。
出装置が適用された実施例を詳細に説明する。第1実施
例の走行車両検出装置100は、車両10の前方を同じ
方向に走行する先行車両を白黒TVカメラによる階調画
像から得る場合に本発明を適用したものである。
【0020】図1に示したように、車両10のフロント
ボデー10Aの上面部には、エンジンフード12が配置
されており、フロントボデー10Aの前端部の車幅方向
両端部には、フロントバンパ16が固定されている。こ
のフロントバンパ16の上部、かつフロントボデー10
Aの下部には、左右一対(車幅方向両端部)のヘッドラ
ンプ18、20が配設されている。
ボデー10Aの上面部には、エンジンフード12が配置
されており、フロントボデー10Aの前端部の車幅方向
両端部には、フロントバンパ16が固定されている。こ
のフロントバンパ16の上部、かつフロントボデー10
Aの下部には、左右一対(車幅方向両端部)のヘッドラ
ンプ18、20が配設されている。
【0021】エンジンフード12の後端部付近には、ウ
インドシールドガラス14が設けられ、このウインドシ
ールドガラス14の上方でかつ車両10内部には、ルー
ムミラー15が設けられている。このルームミラー15
近傍には画像処理装置48(図4)に接続された車両前
方を撮影するためのTVカメラ22が配置されている。
なお、TVカメラ22の配設位置は、車両前方の道路形
状を正確に認識できかつ、ドライバーの目視感覚に、よ
り合致するようにドライバーの目視位置(所謂アイポイ
ント)近傍に位置されることが好ましい。
インドシールドガラス14が設けられ、このウインドシ
ールドガラス14の上方でかつ車両10内部には、ルー
ムミラー15が設けられている。このルームミラー15
近傍には画像処理装置48(図4)に接続された車両前
方を撮影するためのTVカメラ22が配置されている。
なお、TVカメラ22の配設位置は、車両前方の道路形
状を正確に認識できかつ、ドライバーの目視感覚に、よ
り合致するようにドライバーの目視位置(所謂アイポイ
ント)近傍に位置されることが好ましい。
【0022】上記車両10内には図示しないスピードメ
ーターが配設されており、この図示しないスピードメー
タの図示しないケーブルには、車両10の車速Vを検知
する車速センサ66が取り付けられている。
ーターが配設されており、この図示しないスピードメー
タの図示しないケーブルには、車両10の車速Vを検知
する車速センサ66が取り付けられている。
【0023】図2及び図3に示したように、ヘッドラン
プ18は、プロジェクタタイプのヘッドランプで、凸レ
ンズ30、バルブ32及びランプハウス34を有してい
る。このランプハウス34は車両10の図示しないフレ
ームに水平に固定されており、ランプハウス34の一方
の開口には、凸レンズ30が固定され、他方の開口に
は、凸レンズ30の光軸L(凸レンズ30の中心軸)上
に発光点が位置するようにソケット36を介してバルブ
32が固定されている。
プ18は、プロジェクタタイプのヘッドランプで、凸レ
ンズ30、バルブ32及びランプハウス34を有してい
る。このランプハウス34は車両10の図示しないフレ
ームに水平に固定されており、ランプハウス34の一方
の開口には、凸レンズ30が固定され、他方の開口に
は、凸レンズ30の光軸L(凸レンズ30の中心軸)上
に発光点が位置するようにソケット36を介してバルブ
32が固定されている。
【0024】ランプハウス34内部のバルブ側は、楕円
反射面のリフレクタ38とされ、このリフレクタ38に
よるバルブ38の反射光が凸レンズ30及びバルブ32
の間に集光される。この集光点付近にはアクチュエータ
40、42が配設されている。このアクチュエータ4
0、42の遮光カム40A、42Aによって、リフレク
タ38で反射集光されたバルブ32の光が遮光されて、
それ以外の光が凸レンズ30から射出される。
反射面のリフレクタ38とされ、このリフレクタ38に
よるバルブ38の反射光が凸レンズ30及びバルブ32
の間に集光される。この集光点付近にはアクチュエータ
40、42が配設されている。このアクチュエータ4
0、42の遮光カム40A、42Aによって、リフレク
タ38で反射集光されたバルブ32の光が遮光されて、
それ以外の光が凸レンズ30から射出される。
【0025】アクチュエータ40は、遮光カム40A、
歯車40B、40C及びモータ40Dから構成され、ア
クチュエータ42は、遮光カム42A、歯車42B、4
2C及びモータ42Dから構成されている。遮光カム4
0A、42Aは、ランプハウス34に固定された回転軸
44に回動可能に軸支されており、遮光カム40Aには
歯車40Bが固着されている。この歯車40Bには、モ
ータ40Dに固着された歯車40Cが噛み合わされてい
る。このモータ40Dは制御装置50に接続されてい
る。遮光カム40Aは、回転軸44から外周までの距離
が連続的に変化するカム形状をしており、制御装置50
からの信号に応じてランプハウス34内で遮光カム40
Aが回動することにより、バルブ32の光が通過光と遮
光された光とに分断される位置が上下に変化する。同様
に、遮光カム42Aは、ランプハウス34に固定された
回転軸44に回動可能に軸支されており、遮光カム42
Aには歯車42Bが固着されている。この歯車42Bに
は、モータ42Dに固着された歯車42Cが噛み合わさ
れている。このモータ42Dは制御装置50に接続され
ている。
歯車40B、40C及びモータ40Dから構成され、ア
クチュエータ42は、遮光カム42A、歯車42B、4
2C及びモータ42Dから構成されている。遮光カム4
0A、42Aは、ランプハウス34に固定された回転軸
44に回動可能に軸支されており、遮光カム40Aには
歯車40Bが固着されている。この歯車40Bには、モ
ータ40Dに固着された歯車40Cが噛み合わされてい
る。このモータ40Dは制御装置50に接続されてい
る。遮光カム40Aは、回転軸44から外周までの距離
が連続的に変化するカム形状をしており、制御装置50
からの信号に応じてランプハウス34内で遮光カム40
Aが回動することにより、バルブ32の光が通過光と遮
光された光とに分断される位置が上下に変化する。同様
に、遮光カム42Aは、ランプハウス34に固定された
回転軸44に回動可能に軸支されており、遮光カム42
Aには歯車42Bが固着されている。この歯車42Bに
は、モータ42Dに固着された歯車42Cが噛み合わさ
れている。このモータ42Dは制御装置50に接続され
ている。
【0026】従って、遮光カム40A、42Aの上方に
位置が車両前方の配光における明暗の境界であるカット
ラインとして道路に位置することになる。すなわち、図
16に示したように、遮光カム40Aによってカットラ
イン70が形成され、遮光カム42Aによってカットラ
イン72が形成される。この遮光カム40Aが回動する
ことにより、カットライン70は、上部の最下位に対応
する位置(図16のカットライン70の位置、所謂ハイ
ビームのときの明部限界位置と同一またはそれ以下の位
置)から最上位に対応する位置(図16の想像線の位
置、所謂ロービームのときの明部限界位置)まで平行に
変位する。同様に、カットライン72は、遮光カム42
Aの回動で、最上位の位置(図16のカットライン72
の位置)から最下位の位置(図16の想像線の位置)ま
で平行に変位する。
位置が車両前方の配光における明暗の境界であるカット
ラインとして道路に位置することになる。すなわち、図
16に示したように、遮光カム40Aによってカットラ
イン70が形成され、遮光カム42Aによってカットラ
イン72が形成される。この遮光カム40Aが回動する
ことにより、カットライン70は、上部の最下位に対応
する位置(図16のカットライン70の位置、所謂ハイ
ビームのときの明部限界位置と同一またはそれ以下の位
置)から最上位に対応する位置(図16の想像線の位
置、所謂ロービームのときの明部限界位置)まで平行に
変位する。同様に、カットライン72は、遮光カム42
Aの回動で、最上位の位置(図16のカットライン72
の位置)から最下位の位置(図16の想像線の位置)ま
で平行に変位する。
【0027】ヘッドランプ20は、アクチュエータ4
1、43(図4)を備えている。ヘッドランプ20の構
成はヘッドランプ18と同様であるため詳細な説明は省
略する。
1、43(図4)を備えている。ヘッドランプ20の構
成はヘッドランプ18と同様であるため詳細な説明は省
略する。
【0028】図4に示したように、制御装置50は、リ
ードオンリメモリ(ROM)52、ランダムアクセスメ
モリ(RAM)54、中央処理装置(CPU)56、入
力ポート58、出力ポート60及びこれらを接続するデ
ータバスやコントロールバス等のバス62を含んで構成
されている。なお、このROM52には、後述するマッ
プ及び制御プログラムが記憶されている。
ードオンリメモリ(ROM)52、ランダムアクセスメ
モリ(RAM)54、中央処理装置(CPU)56、入
力ポート58、出力ポート60及びこれらを接続するデ
ータバスやコントロールバス等のバス62を含んで構成
されている。なお、このROM52には、後述するマッ
プ及び制御プログラムが記憶されている。
【0029】入力ポート58には、車速センサ66及び
画像処理装置48が接続されている。出力ポート60
は、ドライバ64を介してヘッドランプ18のアクチュ
エータ40、42及びヘッドランプ20のアクチュエー
タ41、43に接続されている。また、出力ポート60
は、画像処理装置48にも接続されている。
画像処理装置48が接続されている。出力ポート60
は、ドライバ64を介してヘッドランプ18のアクチュ
エータ40、42及びヘッドランプ20のアクチュエー
タ41、43に接続されている。また、出力ポート60
は、画像処理装置48にも接続されている。
【0030】この画像処理装置48は、後述するように
TVカメラ22及び制御装置50から入力される信号に
基づいてTVカメラ22で撮影したイメージを画像処理
する装置である。
TVカメラ22及び制御装置50から入力される信号に
基づいてTVカメラ22で撮影したイメージを画像処理
する装置である。
【0031】なお、上記道路形状には、進行路の形状、
例えばセンターラインや縁石等によって形成される1車
線に対応する道路形状を含むものである。
例えばセンターラインや縁石等によって形成される1車
線に対応する道路形状を含むものである。
【0032】次に、本実施例で基にした日中において画
像処理により先行車両11を認識し、定速走行等のクル
ーズ制御をする処理を、図6に示した車両認識走行制御
ルーチンを参照して説明する。なお、画像信号によって
形成されるイメージ上の各画素は、イメージ上に設定さ
れた各々直交するX軸とY軸とによって定まる座標系の
座標(Xn ,Yn )で位置を特定する。
像処理により先行車両11を認識し、定速走行等のクル
ーズ制御をする処理を、図6に示した車両認識走行制御
ルーチンを参照して説明する。なお、画像信号によって
形成されるイメージ上の各画素は、イメージ上に設定さ
れた各々直交するX軸とY軸とによって定まる座標系の
座標(Xn ,Yn )で位置を特定する。
【0033】図5(1)には、車両10が走行する道路
122をTVカメラ22によって撮影したときのドライ
バーが目視する画像と略一致するイメージ120を示し
た。この道路122は、車両10が走行する車線の両側
に白線124を備えている。このイメージ120によっ
て先行車両11を認識する。
122をTVカメラ22によって撮影したときのドライ
バーが目視する画像と略一致するイメージ120を示し
た。この道路122は、車両10が走行する車線の両側
に白線124を備えている。このイメージ120によっ
て先行車両11を認識する。
【0034】画像処理装置48にイメージ120の画像
信号が入力されると、画像処理が開始され、白線候補点
抽出処理及び直線近似処理の順に処理し、車両10の走
行レーンを検出したのち、車両認識領域WP を設定する
(ステップ610)。このステップ610の処理を説明
する。
信号が入力されると、画像処理が開始され、白線候補点
抽出処理及び直線近似処理の順に処理し、車両10の走
行レーンを検出したのち、車両認識領域WP を設定する
(ステップ610)。このステップ610の処理を説明
する。
【0035】白線候補点抽出処理は、車両10が走行す
る車線の白線と推定される候補点を抽出する処理であ
り、先ず、前回求めた白線推定線126の位置に対して
所定の幅γを有する領域をウインド領域WS と設定する
(図5(3)参照)。初回の場合は、予め設定された白
線推定線126の設定値を読み取ってウインド領域WS
を設定する。また、イメージ120の上下の領域には、
先行車両11が存在する確度が低いため、上限線128
及び下限線130を設け、この間の範囲を、以下の処理
対象領域とする。次に、このウインド領域WS 内におい
て明るさについて微分し、この微分値のピーク点(最大
点)を白線候補点であるエッジ点として抽出する。すな
わち、ウインド領域WS 内を垂直方向(図5(3)矢印
A方向)に、水平方向の各画素について最下位置の画素
から最上位置の画素までの明るさについて微分し、明る
さの変動がおおきな微分値のピーク点をエッジ点として
抽出する。このエッジ点の連続を図5(3)の点線13
2に示した。
る車線の白線と推定される候補点を抽出する処理であ
り、先ず、前回求めた白線推定線126の位置に対して
所定の幅γを有する領域をウインド領域WS と設定する
(図5(3)参照)。初回の場合は、予め設定された白
線推定線126の設定値を読み取ってウインド領域WS
を設定する。また、イメージ120の上下の領域には、
先行車両11が存在する確度が低いため、上限線128
及び下限線130を設け、この間の範囲を、以下の処理
対象領域とする。次に、このウインド領域WS 内におい
て明るさについて微分し、この微分値のピーク点(最大
点)を白線候補点であるエッジ点として抽出する。すな
わち、ウインド領域WS 内を垂直方向(図5(3)矢印
A方向)に、水平方向の各画素について最下位置の画素
から最上位置の画素までの明るさについて微分し、明る
さの変動がおおきな微分値のピーク点をエッジ点として
抽出する。このエッジ点の連続を図5(3)の点線13
2に示した。
【0036】次の直線近似処理は、白線候補点抽出処理
で抽出されたエッジ点をハフ(Hough )変換を用いて直
線近似し、白線と推定される線に沿った直線134、1
36を求める。この求めた直線136、138と下限線
130とで囲まれた領域を車両認識領域WP として設定
する(図5(4)参照)。なお、上記道路122がカー
ブ路のときには、上記求めた直線136、138の傾き
差を有して下限線130とで囲まれた領域が車両認識領
域WP として設定される(図5(2)参照)。
で抽出されたエッジ点をハフ(Hough )変換を用いて直
線近似し、白線と推定される線に沿った直線134、1
36を求める。この求めた直線136、138と下限線
130とで囲まれた領域を車両認識領域WP として設定
する(図5(4)参照)。なお、上記道路122がカー
ブ路のときには、上記求めた直線136、138の傾き
差を有して下限線130とで囲まれた領域が車両認識領
域WP として設定される(図5(2)参照)。
【0037】次に、白線候補点抽出処理及び直線近似処
理が終了すると、水平エッジ検出処理及び垂直エッジ検
出処理の順に処理し、設定された車両認識領域内WP に
おいて先行車両11の有無を判定すると共に先行車両1
1の有のときに車間距離ΔVを演算する(ステップ62
0)。このステップ620の処理を説明する。
理が終了すると、水平エッジ検出処理及び垂直エッジ検
出処理の順に処理し、設定された車両認識領域内WP に
おいて先行車両11の有無を判定すると共に先行車両1
1の有のときに車間距離ΔVを演算する(ステップ62
0)。このステップ620の処理を説明する。
【0038】水平エッジ検出処理は、車両認識領域WP
内において、先ず、上記白線候補点検出処理と同様の処
理で水平エッジ点を検出する。次に、検出された水平エ
ッジ点を横方向に積分し、積分値が所定値を越える位置
のピーク点EP を検出する(図5(5)参照)。
内において、先ず、上記白線候補点検出処理と同様の処
理で水平エッジ点を検出する。次に、検出された水平エ
ッジ点を横方向に積分し、積分値が所定値を越える位置
のピーク点EP を検出する(図5(5)参照)。
【0039】垂直エッジ検出処理は、水平エッジ点の積
分値のピーク点EP が複数あるとき、画像上で下方に位
置するピーク点EP (距離のより近い点)から順に、ピ
ーク点EP に含まれる水平エッジ点の両端を各々含むよ
うに垂直線を検出するためのウインド領域WR 、WL を
設定する(図5(6)参照)。このウインド領域WR、
WL 内において垂直エッジを検出し、垂直線138R,
138Lが安定して検出された場合に先行車両11が存
在すると判定する。次に、ウインド領域WR 、WL 内の
各々で検出された垂直線138R,138Lの横方向の
間隔を求めることによって車幅を求め、かつこの先行車
両11の水平エッジの位置及び求めた車幅から先行車両
11と自車両10との車間距離ΔVを演算する。垂直線
138R,138Lの横方向の間隔は、垂直線138
R,138Lの各々の代表的なX座標(例えば、平均座
標値や多頻度の座標値)の差から演算できる。
分値のピーク点EP が複数あるとき、画像上で下方に位
置するピーク点EP (距離のより近い点)から順に、ピ
ーク点EP に含まれる水平エッジ点の両端を各々含むよ
うに垂直線を検出するためのウインド領域WR 、WL を
設定する(図5(6)参照)。このウインド領域WR、
WL 内において垂直エッジを検出し、垂直線138R,
138Lが安定して検出された場合に先行車両11が存
在すると判定する。次に、ウインド領域WR 、WL 内の
各々で検出された垂直線138R,138Lの横方向の
間隔を求めることによって車幅を求め、かつこの先行車
両11の水平エッジの位置及び求めた車幅から先行車両
11と自車両10との車間距離ΔVを演算する。垂直線
138R,138Lの横方向の間隔は、垂直線138
R,138Lの各々の代表的なX座標(例えば、平均座
標値や多頻度の座標値)の差から演算できる。
【0040】上記処理が終了すると、設定走行処理が実
行される(ステップ630)。ステップ630は、定速
走行制御や車間距離制御等の設定走行における先行車両
の存在をフィードバック制御するための処理例である。
例えば、求めた車間距離ΔVが所定値を越える場合に定
速走行を継続したり、車間距離ΔVが所定値以下になる
と定速走行を解除したりする。また、車間距離を所定値
に制御する場合は、自車両10と先行車両11との車間
距離ΔVが所定距離を維持するように車速等を制御す
る。
行される(ステップ630)。ステップ630は、定速
走行制御や車間距離制御等の設定走行における先行車両
の存在をフィードバック制御するための処理例である。
例えば、求めた車間距離ΔVが所定値を越える場合に定
速走行を継続したり、車間距離ΔVが所定値以下になる
と定速走行を解除したりする。また、車間距離を所定値
に制御する場合は、自車両10と先行車両11との車間
距離ΔVが所定距離を維持するように車速等を制御す
る。
【0041】以下、本実施例の作用を説明する。先ず、
ドライバーが車両の図示しないライトスイッチをオン
し、ヘッドランプ18、20を点灯させると、所定時間
毎に図7に示した制御メインルーチンが実行される。本
制御ルーチンのステップ200では先行車両認識サブル
ーチン(図8参照)が実行されて先行車両11が認識さ
れる。この先行車両11が認識されると次のステップ3
00において配光制御サブルーチン(図19参照)によ
りヘッドランプ18、20が配光制御されて本ルーチン
を終了する。
ドライバーが車両の図示しないライトスイッチをオン
し、ヘッドランプ18、20を点灯させると、所定時間
毎に図7に示した制御メインルーチンが実行される。本
制御ルーチンのステップ200では先行車両認識サブル
ーチン(図8参照)が実行されて先行車両11が認識さ
れる。この先行車両11が認識されると次のステップ3
00において配光制御サブルーチン(図19参照)によ
りヘッドランプ18、20が配光制御されて本ルーチン
を終了する。
【0042】次に、ステップ200の詳細を説明する。
先ずステップ202では、上記説明した日中の白線検出
と同様に白線検出ウインド領域Wsdを設定する。本実施
例では、車両10は夜間走行のため、車両10の前方の
略40〜50mまでの画像しか検出できないため、車両
10の前方60mを越える画像の検出が不要である。こ
のため、白線検出ウインド領域Wsdを、車両10の前方
60mまでを検出できるように、上記ウインド領域WS
から所定の水平線140以上の領域を除去した白線検出
ウインド領域Wsdを設定する(図9参照)。
先ずステップ202では、上記説明した日中の白線検出
と同様に白線検出ウインド領域Wsdを設定する。本実施
例では、車両10は夜間走行のため、車両10の前方の
略40〜50mまでの画像しか検出できないため、車両
10の前方60mを越える画像の検出が不要である。こ
のため、白線検出ウインド領域Wsdを、車両10の前方
60mまでを検出できるように、上記ウインド領域WS
から所定の水平線140以上の領域を除去した白線検出
ウインド領域Wsdを設定する(図9参照)。
【0043】次に、上記ステップ610の白線候補点抽
出処理及び直線近似処理と同様に、白線検出ウインド領
域Wsd内のエッジ点を検出し(ステップ204)、ハフ
変換を行って(ステップ206)、直線近似された道路
122の白線に沿う近似直線142、144を求める
(図9参照)。
出処理及び直線近似処理と同様に、白線検出ウインド領
域Wsd内のエッジ点を検出し(ステップ204)、ハフ
変換を行って(ステップ206)、直線近似された道路
122の白線に沿う近似直線142、144を求める
(図9参照)。
【0044】次のステップ208では、求めた近似直線
の交点PN (X座標、XN )を求め、求めた交点PN と
基準とする予め定めた直線路の場合の近似直線の交点P
0 (X座標、X0 )との水平方向の変位量A(A=XN
−X0 )を求める。この変位量Aは、道路122のカー
ブ路の度合いに対応している。
の交点PN (X座標、XN )を求め、求めた交点PN と
基準とする予め定めた直線路の場合の近似直線の交点P
0 (X座標、X0 )との水平方向の変位量A(A=XN
−X0 )を求める。この変位量Aは、道路122のカー
ブ路の度合いに対応している。
【0045】次のステップ210では、A2 ≧A≧A1
か否かを判定することにより道路122が略直線路か否
かを判定する。この判定基準値A1 は、直線路と右カー
ブ路との境界を表す基準値であり、判定基準値A2 は、
直線路と左カーブ路との境界を表す基準値である。
か否かを判定することにより道路122が略直線路か否
かを判定する。この判定基準値A1 は、直線路と右カー
ブ路との境界を表す基準値であり、判定基準値A2 は、
直線路と左カーブ路との境界を表す基準値である。
【0046】ステップ210で直線路と判定された場合
には、自車両10の車速Vを読み取って(ステップ21
2)、次のステップ214において、読み取った車速V
に応じた、車両認識領域WP を設定するために近似直線
の位置を補正する左右の補正幅αR 、αL を決定する。
高速走行時は車両が旋回可能な道路の曲率半径が大きい
ため、略直線の道路を走行していると見なせるが、低速
走行時は車両の直前方が略直線に近い道路であっても遠
方は道路の曲率半径が小さくなっている場合があるので
車両10の前方60mまでの白線だけでは道路が直線か
否かを判別できないことがある。従って、低速走行時は
補正幅を大きくし、高速走行時は小さくすることによっ
て(図12参照)、低速走行時は高速走行時より車両認
識領域W P を大きくして、先行車両11の認識領域を大
きくする(図11参照)。
には、自車両10の車速Vを読み取って(ステップ21
2)、次のステップ214において、読み取った車速V
に応じた、車両認識領域WP を設定するために近似直線
の位置を補正する左右の補正幅αR 、αL を決定する。
高速走行時は車両が旋回可能な道路の曲率半径が大きい
ため、略直線の道路を走行していると見なせるが、低速
走行時は車両の直前方が略直線に近い道路であっても遠
方は道路の曲率半径が小さくなっている場合があるので
車両10の前方60mまでの白線だけでは道路が直線か
否かを判別できないことがある。従って、低速走行時は
補正幅を大きくし、高速走行時は小さくすることによっ
て(図12参照)、低速走行時は高速走行時より車両認
識領域W P を大きくして、先行車両11の認識領域を大
きくする(図11参照)。
【0047】次のステップ216では、下限線130、
近似直線142、144及び決定された左右の補正幅α
R 、αL を用いて先行車両11を認識処理する車両認識
領域WP を決定する(図10参照)。
近似直線142、144及び決定された左右の補正幅α
R 、αL を用いて先行車両11を認識処理する車両認識
領域WP を決定する(図10参照)。
【0048】上記ステップ210で否定判定されると、
ステップ218において、A>A2か否かを判定するこ
とによって、道路が右カーブ路か左カーブ路かを判定す
る。肯定判定の場合には、道路は右カーブ路と判定さ
れ、車両10の車速Vを読み取って(ステップ22
0)、読み取った車速Vに応じた左右の補正幅αR 、α
L に対する補正値αR ' 、αL ' を決定する(ステップ
222、図12参照)。次のステップ224では、カー
ブ路の度合いである変位量Aに応じて車両認識領域の左
右の補正幅αR 、αL を決定するためのゲインGL,G
Rを決定し(図13,図14参照)、ステップ226に
おいて、決定された補正値αR ' 、αL ' 及びゲインG
L,GRに基づいて最終的なウインド領域の左右の補正
幅αR 、αL を決定する。このとき道路はカーブ路であ
るため、左右は非対称となり、近似直線142、144
は異なる傾きとなる。このため、左右の補正幅αR 、α
L は独立した値に設定される。すなわち、道路が右カー
ブ路で曲率半径が小さい(変位量Aが大)ときは、先行
車両11が右側に存在する確度が高い。従って、右側の
ゲインGRを大きくすることにより補正幅αR は大きく
し(図13参照)かつ左側のゲインGLを小さくするこ
とにより補正幅αL は小さくする(図14参照)。ま
た、道路が右カーブ路で曲率半径が大きい(変位量Aが
小)ときは、右側のゲインGRを小さくすることにより
補正幅αR は小さくしかつ左側のゲインGLを大きくす
ることにより補正幅αL は大きくする。この補正幅の変
化を、図15にイメージとして表した。
ステップ218において、A>A2か否かを判定するこ
とによって、道路が右カーブ路か左カーブ路かを判定す
る。肯定判定の場合には、道路は右カーブ路と判定さ
れ、車両10の車速Vを読み取って(ステップ22
0)、読み取った車速Vに応じた左右の補正幅αR 、α
L に対する補正値αR ' 、αL ' を決定する(ステップ
222、図12参照)。次のステップ224では、カー
ブ路の度合いである変位量Aに応じて車両認識領域の左
右の補正幅αR 、αL を決定するためのゲインGL,G
Rを決定し(図13,図14参照)、ステップ226に
おいて、決定された補正値αR ' 、αL ' 及びゲインG
L,GRに基づいて最終的なウインド領域の左右の補正
幅αR 、αL を決定する。このとき道路はカーブ路であ
るため、左右は非対称となり、近似直線142、144
は異なる傾きとなる。このため、左右の補正幅αR 、α
L は独立した値に設定される。すなわち、道路が右カー
ブ路で曲率半径が小さい(変位量Aが大)ときは、先行
車両11が右側に存在する確度が高い。従って、右側の
ゲインGRを大きくすることにより補正幅αR は大きく
し(図13参照)かつ左側のゲインGLを小さくするこ
とにより補正幅αL は小さくする(図14参照)。ま
た、道路が右カーブ路で曲率半径が大きい(変位量Aが
小)ときは、右側のゲインGRを小さくすることにより
補正幅αR は小さくしかつ左側のゲインGLを大きくす
ることにより補正幅αL は大きくする。この補正幅の変
化を、図15にイメージとして表した。
【0049】ステップ228では、決定されたウインド
領域の左右の補正幅αR 、αL を用いて先行車両11を
認識処理する車両認識領域WP を設定する。
領域の左右の補正幅αR 、αL を用いて先行車両11を
認識処理する車両認識領域WP を設定する。
【0050】一方、ステップ218で否定判定される
と、左カーブ路とみなしてステップ230へ進み、車両
10の車速Vを読み取る。次に、この車速Vに応じて、
左右の補正値αR ' 、αL ' を決定し(ステップ23
2、図12参照)、変位量Aに応じた左右のゲインG
L,GRを決定する(ステップ234)。すなわち、道
路が左カーブ路で曲率半径が小さい(変位量Aが大)と
きは先行車両11が左側に存在する確度が高いため、右
側のゲインGRを小さくすることにより補正幅αR は小
さくし(図17)かつ左側のゲインGLを大きくするこ
とにより補正幅αL は大きくする(図18)。次のステ
ップ236では、決定された補正値αR ' 、α L ' 及び
ゲインGL,GRに基づいて最終的なウインド領域の左
右の補正幅αR、αL を決定し、決定されたウインド領
域の左右の補正幅αR 、αL を用いて先行車両を認識処
理する車両認識領域WP を決定する(ステップ23
8)。
と、左カーブ路とみなしてステップ230へ進み、車両
10の車速Vを読み取る。次に、この車速Vに応じて、
左右の補正値αR ' 、αL ' を決定し(ステップ23
2、図12参照)、変位量Aに応じた左右のゲインG
L,GRを決定する(ステップ234)。すなわち、道
路が左カーブ路で曲率半径が小さい(変位量Aが大)と
きは先行車両11が左側に存在する確度が高いため、右
側のゲインGRを小さくすることにより補正幅αR は小
さくし(図17)かつ左側のゲインGLを大きくするこ
とにより補正幅αL は大きくする(図18)。次のステ
ップ236では、決定された補正値αR ' 、α L ' 及び
ゲインGL,GRに基づいて最終的なウインド領域の左
右の補正幅αR、αL を決定し、決定されたウインド領
域の左右の補正幅αR 、αL を用いて先行車両を認識処
理する車両認識領域WP を決定する(ステップ23
8)。
【0051】上記のように車両認識領域WP が決定され
ると、ステップ240へ進み、上記ステップ620の先
行車両検出処理と同様に決定された車両認識領域WP 内
において水平エッジ点積分を行うことにより、存在する
先行車両を認識処理し、車間距離ΔVを演算する(ステ
ップ242)。
ると、ステップ240へ進み、上記ステップ620の先
行車両検出処理と同様に決定された車両認識領域WP 内
において水平エッジ点積分を行うことにより、存在する
先行車両を認識処理し、車間距離ΔVを演算する(ステ
ップ242)。
【0052】このように、車速及び道路の曲線の度合い
に応じて、先行車両11の認識領域を変動させているた
め、得られる車両認識領域は、実際に先行車両が存在す
る確度が高い範囲を確実に含むことができ、高い確度で
先行車両を認識することができる。
に応じて、先行車両11の認識領域を変動させているた
め、得られる車両認識領域は、実際に先行車両が存在す
る確度が高い範囲を確実に含むことができ、高い確度で
先行車両を認識することができる。
【0053】なお、本実施例では、上記図12の関係を
速度マップとして記憶し、図17の関係を左GRマップ
として記憶し、図13の関係を右GRマップとして記憶
し、図18の関係を左GLマップとして記憶し、図14
の関係を右GLマップとして記憶している。
速度マップとして記憶し、図17の関係を左GRマップ
として記憶し、図13の関係を右GRマップとして記憶
し、図18の関係を左GLマップとして記憶し、図14
の関係を右GLマップとして記憶している。
【0054】また、上記白線の検出できなかった場合に
は、前回検出された白線の位置に基づく車両認識領域を
用いる。
は、前回検出された白線の位置に基づく車両認識領域を
用いる。
【0055】次に、ステップ300の詳細を説明する。
ステップ300は、求めた道路の形状(直線路、右カー
ブ路、左カーブ路)に応じてカットラインの位置を変更
するアクチュエータを制御するためのサブルーチンであ
る(図19参照)。
ステップ300は、求めた道路の形状(直線路、右カー
ブ路、左カーブ路)に応じてカットラインの位置を変更
するアクチュエータを制御するためのサブルーチンであ
る(図19参照)。
【0056】先ず、ステップ302では、A2 ≧A≧A
1 か否かを判定するすることによって、求めた道路の形
状が直線路、右カーブ路、左カーブ路の何れであるかを
判定する。肯定判定の場合には、直線路と判定され、車
間距離ΔVを読み取り(ステップ304)、車間距離Δ
Vに応じてアクチュエータ40、42のゲインDE
G L 、DEGR を決定する(ステップ306)。この場
合、道路は直線路であるため、左右のアクチュエータ4
0、42を独立制御が必要なく、ゲインDEGL 、DE
GR を決定は、図20に示したように、車間距離ΔVが
大きくなるに従ってゲインが大きくなるようにする。本
実施例では、図20に示した車間距離とゲインとの関係
がテーブルであるマップ1としてROM52に記憶され
ている。
1 か否かを判定するすることによって、求めた道路の形
状が直線路、右カーブ路、左カーブ路の何れであるかを
判定する。肯定判定の場合には、直線路と判定され、車
間距離ΔVを読み取り(ステップ304)、車間距離Δ
Vに応じてアクチュエータ40、42のゲインDE
G L 、DEGR を決定する(ステップ306)。この場
合、道路は直線路であるため、左右のアクチュエータ4
0、42を独立制御が必要なく、ゲインDEGL 、DE
GR を決定は、図20に示したように、車間距離ΔVが
大きくなるに従ってゲインが大きくなるようにする。本
実施例では、図20に示した車間距離とゲインとの関係
がテーブルであるマップ1としてROM52に記憶され
ている。
【0057】また、ステップ302で否定判定される
と、ステップ308において、A>A 2 か否かを判定す
ることによって、道路が右カーブ路か左カーブ路かを判
定する。肯定判定の場合には、道路は右カーブ路と判定
され、車間距離ΔVを読み取る(ステップ310)。次
のステップ312では、変位量AがA<A3 か否かを判
定することにより、右カーブ路の度合いの大小を判定す
る。肯定判定の場合は、道路の右カーブの曲率半径が大
きいため、略直線と見なしてステップ306と同様にス
テップ316においてマップ1を参照して車間距離ΔV
に応じたアクチュエータ40、42のゲインDEGL 、
DEGR を決定する(図20参照)。なお、この右カー
ブ路の度合いの大小を判定するために、判定基準として
の値A3 が予め記憶されている。
と、ステップ308において、A>A 2 か否かを判定す
ることによって、道路が右カーブ路か左カーブ路かを判
定する。肯定判定の場合には、道路は右カーブ路と判定
され、車間距離ΔVを読み取る(ステップ310)。次
のステップ312では、変位量AがA<A3 か否かを判
定することにより、右カーブ路の度合いの大小を判定す
る。肯定判定の場合は、道路の右カーブの曲率半径が大
きいため、略直線と見なしてステップ306と同様にス
テップ316においてマップ1を参照して車間距離ΔV
に応じたアクチュエータ40、42のゲインDEGL 、
DEGR を決定する(図20参照)。なお、この右カー
ブ路の度合いの大小を判定するために、判定基準として
の値A3 が予め記憶されている。
【0058】一方、道路の右カーブの曲率半径が小さい
場合(ステップ312で否定判定)には、ステップ31
4においてΔV<ΔVxか否かを判定することにより所
定車間距離(例えば70m)未満か否かを判定する。肯
定判定の場合には、先行車両11とは近距離であり、ア
クチュエータ40、42の独立制御が必要ないため、ス
テップ316へ進み、ゲインDEGL 、DEGR を決定
する。一方、ステップ314で否定判定された場合に
は、車両前方右側に先行車両が存在する確度が高く、車
両前方右側の配光(カットライン)を制御すればよいた
め、ステップ318において左側のカットライン制御に
対応するアクチュエータ42のゲインDEGR を所定値
にすると共に、右側のカットライン制御に対応するアク
チュエータ40のゲインDEGL を車間距離ΔVに応じ
た値となるように設定する。すなわち、図21に示した
ように、ゲインDEGR は車間距離ΔVに拘わらず所定
値であり、ゲインDEGL は車間距離ΔVが大きくなる
に従って大きくなるように設定する。本実施例では、図
21に示した車間距離とゲインとの関係をテーブルであ
るマップ2としてROM52に記憶している。
場合(ステップ312で否定判定)には、ステップ31
4においてΔV<ΔVxか否かを判定することにより所
定車間距離(例えば70m)未満か否かを判定する。肯
定判定の場合には、先行車両11とは近距離であり、ア
クチュエータ40、42の独立制御が必要ないため、ス
テップ316へ進み、ゲインDEGL 、DEGR を決定
する。一方、ステップ314で否定判定された場合に
は、車両前方右側に先行車両が存在する確度が高く、車
両前方右側の配光(カットライン)を制御すればよいた
め、ステップ318において左側のカットライン制御に
対応するアクチュエータ42のゲインDEGR を所定値
にすると共に、右側のカットライン制御に対応するアク
チュエータ40のゲインDEGL を車間距離ΔVに応じ
た値となるように設定する。すなわち、図21に示した
ように、ゲインDEGR は車間距離ΔVに拘わらず所定
値であり、ゲインDEGL は車間距離ΔVが大きくなる
に従って大きくなるように設定する。本実施例では、図
21に示した車間距離とゲインとの関係をテーブルであ
るマップ2としてROM52に記憶している。
【0059】上記ステップ308で否定判定された場合
には、左カーブ路と判定され、車間距離ΔVを読み取っ
て(ステップ320)。ステップ322へ進む。次のス
テップ322では、変位量AがA<A4 か否かを判定す
ることにより、左カーブ路の度合いの大小を判定する。
肯定判定の場合は、道路の右カーブの曲率半径が大きい
ため、略直線路と見なしてステップ316においてマッ
プ1を参照して車間距離ΔVに応じたアクチュエータ4
0、42のゲインDEGL 、DEGR を決定する(図2
0参照)。なお、この左カーブ路の度合いの大小を判定
するために、判定基準として、値A4 が予め記憶されて
いる。
には、左カーブ路と判定され、車間距離ΔVを読み取っ
て(ステップ320)。ステップ322へ進む。次のス
テップ322では、変位量AがA<A4 か否かを判定す
ることにより、左カーブ路の度合いの大小を判定する。
肯定判定の場合は、道路の右カーブの曲率半径が大きい
ため、略直線路と見なしてステップ316においてマッ
プ1を参照して車間距離ΔVに応じたアクチュエータ4
0、42のゲインDEGL 、DEGR を決定する(図2
0参照)。なお、この左カーブ路の度合いの大小を判定
するために、判定基準として、値A4 が予め記憶されて
いる。
【0060】一方、道路の左カーブの曲率半径が小さい
場合(ステップ322で否定判定)には、ステップ32
4においてΔV<ΔVxか否かを判定することにより所
定車間距離(例えば70m)未満か否かを判定する。肯
定判定の場合には、先行車両11とは近距離であり、ア
クチュエータ40、42の独立制御が必要ないため、ス
テップ326へ進み、ゲインDEGL 、DEGR を決定
する(図20参照)。一方、ステップ324で否定判定
された場合には、車両前方左側に先行車両11が存在す
る確度が高く、車両前方左側の配光(カットライン)を
制御すればよいため、ステップ328において右側のカ
ットライン制御に対応するアクチュエータ40のゲイン
DEGL を所定値にすると共に、左側のカットライン制
御に対応するアクチュエータ42のゲインDEGR を車
間距離ΔVに応じた値となるように設定する。すなわ
ち、図22に示したように、ゲインDEGL は車間距離
ΔVに拘わらず所定値であり、ゲインDEGR は車間距
離ΔVが大きくなるに従って大きくなるように設定す
る。本実施例では、図22に示した車間距離とゲインと
の関係をテーブルであるマップ3としてROM52に記
憶している。
場合(ステップ322で否定判定)には、ステップ32
4においてΔV<ΔVxか否かを判定することにより所
定車間距離(例えば70m)未満か否かを判定する。肯
定判定の場合には、先行車両11とは近距離であり、ア
クチュエータ40、42の独立制御が必要ないため、ス
テップ326へ進み、ゲインDEGL 、DEGR を決定
する(図20参照)。一方、ステップ324で否定判定
された場合には、車両前方左側に先行車両11が存在す
る確度が高く、車両前方左側の配光(カットライン)を
制御すればよいため、ステップ328において右側のカ
ットライン制御に対応するアクチュエータ40のゲイン
DEGL を所定値にすると共に、左側のカットライン制
御に対応するアクチュエータ42のゲインDEGR を車
間距離ΔVに応じた値となるように設定する。すなわ
ち、図22に示したように、ゲインDEGL は車間距離
ΔVに拘わらず所定値であり、ゲインDEGR は車間距
離ΔVが大きくなるに従って大きくなるように設定す
る。本実施例では、図22に示した車間距離とゲインと
の関係をテーブルであるマップ3としてROM52に記
憶している。
【0061】上記のように、アクチュエータ40、42
のゲインDEGL 、DEGR が決定されると、ステップ
330において、決定されたアクチュエータのゲインD
EG R 、DEGL に応じてアクチュエータを制御するこ
とにより、アクチュエータ40、42の遮光カムを移動
しヘッドランプ18の配光を変更し、本ルーチンを終了
する。
のゲインDEGL 、DEGR が決定されると、ステップ
330において、決定されたアクチュエータのゲインD
EG R 、DEGL に応じてアクチュエータを制御するこ
とにより、アクチュエータ40、42の遮光カムを移動
しヘッドランプ18の配光を変更し、本ルーチンを終了
する。
【0062】このように、本実施例では、TVカメラで
撮影した画像から車両前方の道路内に存在する先行車両
を認識するための車両認識領域を設定すると共に、車速
及び道路の形状に応じてこの車両認識領域を変更して先
行車両を認識しかつ、ヘッドランプの配光を変更してい
るため、先行車両11のドライバーにグレアを与えるこ
となく、自車両10のヘッドランプによる最適な光の照
射が行える。
撮影した画像から車両前方の道路内に存在する先行車両
を認識するための車両認識領域を設定すると共に、車速
及び道路の形状に応じてこの車両認識領域を変更して先
行車両を認識しかつ、ヘッドランプの配光を変更してい
るため、先行車両11のドライバーにグレアを与えるこ
となく、自車両10のヘッドランプによる最適な光の照
射が行える。
【0063】次に、第2実施例を説明する。第1実施例
では車両10の前方の画像から先行車両を認識している
が、第2実施例では、対向車両11Aを認識して配光を
制御するものである。なお、第2実施例の構成は、上記
第1実施例と略同様のため、同一部分の詳細な説明は省
略し、異なる部分について説明する。
では車両10の前方の画像から先行車両を認識している
が、第2実施例では、対向車両11Aを認識して配光を
制御するものである。なお、第2実施例の構成は、上記
第1実施例と略同様のため、同一部分の詳細な説明は省
略し、異なる部分について説明する。
【0064】次に、第2実施例の作用を参照して説明す
る。第2実施例の制御メインルーチンは、第1実施例の
制御メインルーチン(図7参照)におけるステップ20
0の先行車両認識サブルーチンを対向車両認識サブルー
チン400(図23参照)に、ステップ300の詳細を
配光制御サブルーチン500(図28参照)に代えて実
行する。
る。第2実施例の制御メインルーチンは、第1実施例の
制御メインルーチン(図7参照)におけるステップ20
0の先行車両認識サブルーチンを対向車両認識サブルー
チン400(図23参照)に、ステップ300の詳細を
配光制御サブルーチン500(図28参照)に代えて実
行する。
【0065】図23に示した対向車両認識サブルーチン
が実行されると、ステップ402へ進み、先行車両11
の認識処理サブルーチンが実行される。この認識処理サ
ブルーチンは、上記で説明した先行車両認識ルーチン
(図8)及び配光制御サブルーチン(図19)における
ステップ302からステップ328までを実行するサブ
ルーチンである。
が実行されると、ステップ402へ進み、先行車両11
の認識処理サブルーチンが実行される。この認識処理サ
ブルーチンは、上記で説明した先行車両認識ルーチン
(図8)及び配光制御サブルーチン(図19)における
ステップ302からステップ328までを実行するサブ
ルーチンである。
【0066】先行車両11の認識が終了すると、ステッ
プ404へ進み、求めた近似直線の交点PN と、基準と
する直線路の場合の近似直線の交点P0 との水平方向の
変位量A(ステップ208参照)を読み取る。
プ404へ進み、求めた近似直線の交点PN と、基準と
する直線路の場合の近似直線の交点P0 との水平方向の
変位量A(ステップ208参照)を読み取る。
【0067】次に、ステップ406において、A2 ≧A
≧A1 か否かを判定し、道路122が略直線路と判定さ
れた場合には、車両10の車速Vを読み取って(ステッ
プ408)、次のステップ410において読み取った車
速Vに応じた対向車両認識領域WPOを設定するための近
似直線の位置を補正する右側の補正幅αROを決定する。
すなわち、上記先行車両認識と同様に低速走行時は補正
幅を大きくし、高速走行時は小さくする(図24参
照)。この場合、低速走行時の対向車両認識領域W
POは、高速走行時のそれよりも広くなる。
≧A1 か否かを判定し、道路122が略直線路と判定さ
れた場合には、車両10の車速Vを読み取って(ステッ
プ408)、次のステップ410において読み取った車
速Vに応じた対向車両認識領域WPOを設定するための近
似直線の位置を補正する右側の補正幅αROを決定する。
すなわち、上記先行車両認識と同様に低速走行時は補正
幅を大きくし、高速走行時は小さくする(図24参
照)。この場合、低速走行時の対向車両認識領域W
POは、高速走行時のそれよりも広くなる。
【0068】次のステップ412では、下限線130、
近似直線144及び決定された補正幅αROを用いて対向
車両11Aを認識処理する車両認識領域WPOを決定する
(図27参照)。
近似直線144及び決定された補正幅αROを用いて対向
車両11Aを認識処理する車両認識領域WPOを決定する
(図27参照)。
【0069】上記ステップ406で否定判定されると、
ステップ414において、A>A2か否かの判定で道路
が右カーブ路か左カーブ路かを判定する。肯定判定の場
合には、道路は右カーブ路と判定され、車両10の車速
Vを読み取って(ステップ416)、読み取った車速V
に応じた補正幅αROに対する補正値αRO' を決定する
(ステップ418、図24参照)。次のステップ420
では、カーブ路の度合いである変位量Aに応じて車両認
識領域の補正幅αROを決定するためのゲインGR O を決
定し(図25参照)、ステップ422において、決定さ
れた補正値αRO'、及びゲインGRO に基づいて最終的
な対向車両認識領域WPOを設定するための近似直線の位
置を補正する右側の補正幅αROを決定する。次のステッ
プ424では、決定された補正幅αROを用いて対向車両
11Aを認識処理する車両認識領域WPOを決定する。
ステップ414において、A>A2か否かの判定で道路
が右カーブ路か左カーブ路かを判定する。肯定判定の場
合には、道路は右カーブ路と判定され、車両10の車速
Vを読み取って(ステップ416)、読み取った車速V
に応じた補正幅αROに対する補正値αRO' を決定する
(ステップ418、図24参照)。次のステップ420
では、カーブ路の度合いである変位量Aに応じて車両認
識領域の補正幅αROを決定するためのゲインGR O を決
定し(図25参照)、ステップ422において、決定さ
れた補正値αRO'、及びゲインGRO に基づいて最終的
な対向車両認識領域WPOを設定するための近似直線の位
置を補正する右側の補正幅αROを決定する。次のステッ
プ424では、決定された補正幅αROを用いて対向車両
11Aを認識処理する車両認識領域WPOを決定する。
【0070】一方、ステップ414で否定判定される
と、左カーブ路とみなしてステップ426へ進み、車両
10の車速Vを読み取る。次に、読み取った車速Vに応
じて、補正値αRO' を決定し(ステップ428、図24
参照)、変位量Aに応じたゲインGRO を決定する(ス
テップ430、図26参照)。次のステップ432で
は、決定された補正値αRO' 及びゲインGRO に基づい
て最終的なウインド領域の補正幅αROを決定し、決定さ
れた補正幅αROを用いて先行車両を認識処理する車両認
識領域WPOを決定する(ステップ434)。
と、左カーブ路とみなしてステップ426へ進み、車両
10の車速Vを読み取る。次に、読み取った車速Vに応
じて、補正値αRO' を決定し(ステップ428、図24
参照)、変位量Aに応じたゲインGRO を決定する(ス
テップ430、図26参照)。次のステップ432で
は、決定された補正値αRO' 及びゲインGRO に基づい
て最終的なウインド領域の補正幅αROを決定し、決定さ
れた補正幅αROを用いて先行車両を認識処理する車両認
識領域WPOを決定する(ステップ434)。
【0071】上記のように対向車両認識領域WPOが決定
されると、ステップ436へ進み、上記ステップ620
の先行車両検出処理と同様に、決定された対向車両認識
領域WPO内において水平エッジ点積分を行うことによ
り、先行車両及び対向車両を共に認識処理した後にステ
ップ438へ進む。ステップ438では、対向車両認識
領域WPOについて更に水平エッジ点の積分ピーク点を含
むように対向車両認識ウインドWOOを付与し(図27参
照)、垂直方向にエッジ点積分し、存在する車両の位置
(X軸座標)を求める。次のステップ440では、求め
た車両の位置(X軸座標)が先行車両認識領域WS か対
向車両認識領域WPOかの何れに含まれるかを判定し、対
向車両認識領域WPOに含まれる場合にステップ448に
おいて車両は対向車両11Aであると認識し、車間距離
ΔVを演算する(ステップ450)。車両の位置(X軸
座標)が先行車両認識領域WS に含まれていると判定さ
れた場合には、ステップ442において水平エッジ積分
量が所定値βを越えたか否かを判定し、越えた場合に車
両は対向車両11Aであると認識して先行車両11と認
識した車両を対向車両11Aと修正し(ステップ44
6)、車間距離ΔVを演算する(ステップ450)。対
向車両11Aは自車両に向けてヘッドランプの光が照射
されている。従って、自車両10が前方車両として検出
する明るさ(エッジ点の積分値)は、先行車両11にお
ける反射光またはテールランプ等の直接光よりヘッドラ
ンプからの直接光である対向車両11Aの光が明るくな
る。このため、先行車両11と対向車両11Aとを判定
するために対向車両11Aからのヘッドランプの光量以
上を特定できる所定値βが設定されている。一方、水平
エッジ積分量が所定値β以下の場合に車両は先行車両1
1と認識し(ステップ444)本ルーチンを終了する。
されると、ステップ436へ進み、上記ステップ620
の先行車両検出処理と同様に、決定された対向車両認識
領域WPO内において水平エッジ点積分を行うことによ
り、先行車両及び対向車両を共に認識処理した後にステ
ップ438へ進む。ステップ438では、対向車両認識
領域WPOについて更に水平エッジ点の積分ピーク点を含
むように対向車両認識ウインドWOOを付与し(図27参
照)、垂直方向にエッジ点積分し、存在する車両の位置
(X軸座標)を求める。次のステップ440では、求め
た車両の位置(X軸座標)が先行車両認識領域WS か対
向車両認識領域WPOかの何れに含まれるかを判定し、対
向車両認識領域WPOに含まれる場合にステップ448に
おいて車両は対向車両11Aであると認識し、車間距離
ΔVを演算する(ステップ450)。車両の位置(X軸
座標)が先行車両認識領域WS に含まれていると判定さ
れた場合には、ステップ442において水平エッジ積分
量が所定値βを越えたか否かを判定し、越えた場合に車
両は対向車両11Aであると認識して先行車両11と認
識した車両を対向車両11Aと修正し(ステップ44
6)、車間距離ΔVを演算する(ステップ450)。対
向車両11Aは自車両に向けてヘッドランプの光が照射
されている。従って、自車両10が前方車両として検出
する明るさ(エッジ点の積分値)は、先行車両11にお
ける反射光またはテールランプ等の直接光よりヘッドラ
ンプからの直接光である対向車両11Aの光が明るくな
る。このため、先行車両11と対向車両11Aとを判定
するために対向車両11Aからのヘッドランプの光量以
上を特定できる所定値βが設定されている。一方、水平
エッジ積分量が所定値β以下の場合に車両は先行車両1
1と認識し(ステップ444)本ルーチンを終了する。
【0072】このように、先行車両の認識領域と対向車
両の認識領域とが重複する場合であっても、対向車両認
識領域に対向車両認識ウインドWOOを付与し、この領域
内の車両の位置から先行車両か対向車両かを判定してい
るため、実際に対向車両が存在する確度が高い範囲を確
実に含むことができ、更に先行車両を除外して高い確度
で対向車両を認識することができる。
両の認識領域とが重複する場合であっても、対向車両認
識領域に対向車両認識ウインドWOOを付与し、この領域
内の車両の位置から先行車両か対向車両かを判定してい
るため、実際に対向車両が存在する確度が高い範囲を確
実に含むことができ、更に先行車両を除外して高い確度
で対向車両を認識することができる。
【0073】次に、ステップ500の詳細を説明する
(図28参照)。先ず、ステップ502では、求めた変
位量AがA2 >Aか否かを判定するすることによって、
求めた道路の形状が左カーブ路か否かを判定する。否定
判定の場合には、直線路または右カーブ路と判定され、
車間距離ΔVを読み取り(ステップ504)、この車間
距離ΔVに応じて対向車両11Aに対するアクチュエー
タ40、42のゲインDGL 、DGR を決定する(ステ
ップ506)。この場合、道路は直線路または右カーブ
路であり、対向車両11Aは略画面の右側に存在する確
度が高いため、左側のカットラインに対するアクチュエ
ータ42を変動させることによるグレイが生じることは
ない。従って、ゲインDGL 、DGR を決定は、図29
に示したように、右側のカットラインに対するアクチュ
エータ40のゲインDGL のみが車間距離ΔVが大きく
なるに従ってゲインが大きくなるようにする。本実施例
では、図29に示した車間距離とゲインとの関係がテー
ブルであるマップ4としてROM52に記憶されてい
る。
(図28参照)。先ず、ステップ502では、求めた変
位量AがA2 >Aか否かを判定するすることによって、
求めた道路の形状が左カーブ路か否かを判定する。否定
判定の場合には、直線路または右カーブ路と判定され、
車間距離ΔVを読み取り(ステップ504)、この車間
距離ΔVに応じて対向車両11Aに対するアクチュエー
タ40、42のゲインDGL 、DGR を決定する(ステ
ップ506)。この場合、道路は直線路または右カーブ
路であり、対向車両11Aは略画面の右側に存在する確
度が高いため、左側のカットラインに対するアクチュエ
ータ42を変動させることによるグレイが生じることは
ない。従って、ゲインDGL 、DGR を決定は、図29
に示したように、右側のカットラインに対するアクチュ
エータ40のゲインDGL のみが車間距離ΔVが大きく
なるに従ってゲインが大きくなるようにする。本実施例
では、図29に示した車間距離とゲインとの関係がテー
ブルであるマップ4としてROM52に記憶されてい
る。
【0074】また、ステップ502で肯定判定されると
車間距離ΔVを読み取った後(ステップ508、ステッ
プ510において、A>A5 か否かを判定することによ
って、左カーブ路のカーブ度合いの大小を判定する。肯
定判定の場合には、大きな曲率の左カーブ路と判定さ
れ、道路の左カーブの曲率半径が小さいので車間距離Δ
Vに拘わらずゲインDGL 、DGR は所定値に決定する
(図30参照)。本実施例では、図30に示した車間距
離とゲインとの関係がテーブルであるマップ5としてR
OM52に記憶されている。また、この左カーブ路の度
合いの大小を判定するために、判定基準として、値A5
が予め記憶されている。
車間距離ΔVを読み取った後(ステップ508、ステッ
プ510において、A>A5 か否かを判定することによ
って、左カーブ路のカーブ度合いの大小を判定する。肯
定判定の場合には、大きな曲率の左カーブ路と判定さ
れ、道路の左カーブの曲率半径が小さいので車間距離Δ
Vに拘わらずゲインDGL 、DGR は所定値に決定する
(図30参照)。本実施例では、図30に示した車間距
離とゲインとの関係がテーブルであるマップ5としてR
OM52に記憶されている。また、この左カーブ路の度
合いの大小を判定するために、判定基準として、値A5
が予め記憶されている。
【0075】このステップ510で否定判定され、左カ
ーブ路のカーブ度合いが大きいと判定された場合には、
略直線路に近い左カーブ路でありステップ514におい
てアクチュエータ40、42に対するゲインDGL 、D
GR を車間距離ΔVに応じた値に決定する(図31参
照)。本実施例では、図31に示した車間距離とゲイン
との関係がテーブルであるマップ6としてROM52に
記憶されている。
ーブ路のカーブ度合いが大きいと判定された場合には、
略直線路に近い左カーブ路でありステップ514におい
てアクチュエータ40、42に対するゲインDGL 、D
GR を車間距離ΔVに応じた値に決定する(図31参
照)。本実施例では、図31に示した車間距離とゲイン
との関係がテーブルであるマップ6としてROM52に
記憶されている。
【0076】上記のように対向車両11Aに対するアク
チュエータ40、42のゲインDG L 、DGR の決定が
終了すると、ステップ516において、アクチュエータ
40に対するゲインDEGL 、DGL の何れか一方、及
びアクチュエータ42に対するゲインDEGR 、DGR
の何れか一方の小さなゲインCGL 、CGR が選択され
る。
チュエータ40、42のゲインDG L 、DGR の決定が
終了すると、ステップ516において、アクチュエータ
40に対するゲインDEGL 、DGL の何れか一方、及
びアクチュエータ42に対するゲインDEGR 、DGR
の何れか一方の小さなゲインCGL 、CGR が選択され
る。
【0077】次のステップ518では、上記のように選
択されたアクチュエータ40、42のゲインCGL 、C
GR に応じてアクチュエータを制御することにより、ア
クチュエータ40、42の遮光カムを移動しヘッドラン
プ18の配光を変更し、本ルーチンを終了する。
択されたアクチュエータ40、42のゲインCGL 、C
GR に応じてアクチュエータを制御することにより、ア
クチュエータ40、42の遮光カムを移動しヘッドラン
プ18の配光を変更し、本ルーチンを終了する。
【0078】このように、本実施例では、先行車両を認
識するための車両認識領域に、対向車両を認識するため
の対向車両認識領域を更に加えて車両前方の道路内に存
在する車両を認識するようにしているため、対向車両に
対してもグレアを与えることなく、自車両10のヘッド
ランプによる最適な光の照射が行える。
識するための車両認識領域に、対向車両を認識するため
の対向車両認識領域を更に加えて車両前方の道路内に存
在する車両を認識するようにしているため、対向車両に
対してもグレアを与えることなく、自車両10のヘッド
ランプによる最適な光の照射が行える。
【0079】なお、上記実施例では、遮光カムによって
車両前方の配光を制御するようにしたが、遮光板やシャ
ッターによってヘッドランプの光を遮光するようにして
もよい。また、ヘッドランプの光を遮光することにより
配光を制御しているが、ヘッドランプの射出光軸を偏向
するようにしてもよい。
車両前方の配光を制御するようにしたが、遮光板やシャ
ッターによってヘッドランプの光を遮光するようにして
もよい。また、ヘッドランプの光を遮光することにより
配光を制御しているが、ヘッドランプの射出光軸を偏向
するようにしてもよい。
【0080】また、上記実施例では、対向車両が自車両
の前方右側に存在する左側通行による道路法規で走行す
る車両の場合について説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、右側通行による車両にも容易に適
用できる。
の前方右側に存在する左側通行による道路法規で走行す
る車両の場合について説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、右側通行による車両にも容易に適
用できる。
【0081】また、上記実施例において初期データであ
る道路の白線のデータに、平地でかつ所定幅のラインが
車両の両側に設けられた直線路を走行したときのデータ
を記憶することにより、画像検出時に白線検出が行えな
い場合であっても、標準的な認識領域を設定することで
きる。また、このデータを複数パターン記憶し、選択す
ることによって、ドライバーの設定による認識領域を定
めることができる。
る道路の白線のデータに、平地でかつ所定幅のラインが
車両の両側に設けられた直線路を走行したときのデータ
を記憶することにより、画像検出時に白線検出が行えな
い場合であっても、標準的な認識領域を設定することで
きる。また、このデータを複数パターン記憶し、選択す
ることによって、ドライバーの設定による認識領域を定
めることができる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明によれば、画像中に他車両を検出するための車両検
出領域を設定し、この車両検出領域を走行路のカーブの
度合いに対応する走行路の形状を表す線の交点の基準線
からのずれ量や車速に基づいて補正しているため、走行
路の曲率が変化した場合や車速が変化した場合であって
も他車両を含む確度が高い車両検出領域を定めることが
でき、他車両を確実に検出することができる、という効
果がある。
発明によれば、画像中に他車両を検出するための車両検
出領域を設定し、この車両検出領域を走行路のカーブの
度合いに対応する走行路の形状を表す線の交点の基準線
からのずれ量や車速に基づいて補正しているため、走行
路の曲率が変化した場合や車速が変化した場合であって
も他車両を含む確度が高い車両検出領域を定めることが
でき、他車両を確実に検出することができる、という効
果がある。
【0083】請求項2に記載した発明によれば、先行車
両検出領域、対向車両検出領域及び車両検出重複領域を
定めているため、先行車両と対向車両が混在する場合や
走行路の形状により先行車両と対向車両との判別が難し
い他車両を的確に認識することができ、先行車両や対向
車両を確実に検出することができる、という効果があ
る。
両検出領域、対向車両検出領域及び車両検出重複領域を
定めているため、先行車両と対向車両が混在する場合や
走行路の形状により先行車両と対向車両との判別が難し
い他車両を的確に認識することができ、先行車両や対向
車両を確実に検出することができる、という効果があ
る。
【図1】本実施例に利用した車両前部を示す車両斜め前
方から見た斜視図である。
方から見た斜視図である。
【図2】本発明が適用可能なヘッドランプの概略構成斜
視図である。
視図である。
【図3】ヘッドランプの概略構成断面図(図2のI−I
線)である。
線)である。
【図4】制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【図5】日中に撮影したTVカメラが出力する画像信号
に基づいて先行車両を認識する過程を説明するためのイ
メージ図である。
に基づいて先行車両を認識する過程を説明するためのイ
メージ図である。
【図6】日中に撮影したTVカメラの画像信号に基づく
先行車両の認識処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。
先行車両の認識処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図7】第1実施例の制御メインルーチンを示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図8】第1実施例の先行車両認識処理ルーチンを示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図9】白線認識時のウインド領域を示す線図である。
【図10】車両認識領域を示す線図である。
【図11】車速に応じて車両認識領域を変動させること
を説明するためのイメージ図である。
を説明するためのイメージ図である。
【図12】第1実施例の車速とウインド領域の補正幅
(補正値)との関係を示す線図である。
(補正値)との関係を示す線図である。
【図13】右カーブ路の度合とウインド右側の補正幅を
決定するゲインとの関係を示す線図である。
決定するゲインとの関係を示す線図である。
【図14】右カーブ路の度合とウインド左側の補正幅を
決定するゲインとの関係を示す線図である。
決定するゲインとの関係を示す線図である。
【図15】異なる曲率のカーブ路に対するウインド領域
及び補正幅を示すイメージ図である。
及び補正幅を示すイメージ図である。
【図16】アクチュエータにより変位するカットライン
を説明するためのイメージ図である。
を説明するためのイメージ図である。
【図17】左カーブ路の度合とウインド右側の補正幅を
決定するゲインとの関係を示す線図である。
決定するゲインとの関係を示す線図である。
【図18】左カーブ路の度合とウインド左側の補正幅を
決定するゲインとの関係を示す線図である。
決定するゲインとの関係を示す線図である。
【図19】第1実施例の配光制御サブルーチンを示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図20】車間距離とアクチュエータの制御ゲインとの
関係を示す線図である。
関係を示す線図である。
【図21】車間距離とアクチュエータの制御ゲインとの
関係を示す線図である。
関係を示す線図である。
【図22】車間距離とアクチュエータの制御ゲインとの
関係を示す線図である。
関係を示す線図である。
【図23】第2実施例の対向車両認識処理ルーチンを示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図24】第2実施例の車速とウインド領域の補正幅
(補正値)との関係を示す線図である。
(補正値)との関係を示す線図である。
【図25】第2実施例の左カーブ路の度合とウインド右
側の補正幅を決定するゲインとの関係を示す線図であ
る。
側の補正幅を決定するゲインとの関係を示す線図であ
る。
【図26】第2実施例の右カーブ路の度合とウインド右
側の補正幅を決定するゲインとの関係を示す線図であ
る。
側の補正幅を決定するゲインとの関係を示す線図であ
る。
【図27】第2実施例の対向車両認識領域を示すイメー
ジ図である。
ジ図である。
【図28】第2実施例の配光制御サブルーチンを示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図29】第2実施例の車間距離とアクチュエータの制
御ゲインとの関係を示す線図である。
御ゲインとの関係を示す線図である。
【図30】第2実施例の車間距離とアクチュエータの制
御ゲインとの関係を示す線図である。
御ゲインとの関係を示す線図である。
【図31】第2実施例の車間距離とアクチュエータの制
御ゲインとの関係を示す線図である。
御ゲインとの関係を示す線図である。
18、20 ヘッドランプ 40、42 アクチュエータ 22 TVカメラ 48 画像処理装置 50 制御装置 66 車速センサ 100 走行車両検出装置
Claims (2)
- 【請求項1】 画像を検出する画像検出手段と、前記車
両が走行する走行路の両側縁の形状を表す線を検出する
形状検出手段と、前記画像中に前記線に基づいて他車両
を検出するための車両検出領域を設定する設定手段と、
前記車両検出領域内の画像から他車両を検出する車両検
出手段と、を備えた走行車両検出装置において、 前記走行路の形状を表す線の交点の基準線からのずれ
量、及び車速の少なくとも一方に基づいて他車両を検出
するための車両検出領域に補正することを特徴とする走
行車両検出装置。 - 【請求項2】 画像を検出する画像検出手段と、前記車
両が走行する走行路の両側縁の形状を表す線を検出する
形状検出手段と、前記画像中に前記線に基づいて他車両
を検出するための車両検出領域を設定する設定手段と、
前記車両検出領域内の画像から他車両を検出する車両検
出手段と、を備えた走行車両検出装置において、 前記車両検出領域に、先行車両のみが存在すると想定さ
れる先行車両検出領域、対向車両のみが存在すると想定
される対向車両検出領域及び先行車両と対向車両とが混
在すると想定される車両検出重複領域を定めたことを特
徴とする走行車両検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6025293A JPH06274626A (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 走行車両検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6025293A JPH06274626A (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 走行車両検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06274626A true JPH06274626A (ja) | 1994-09-30 |
Family
ID=13136802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6025293A Pending JPH06274626A (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 走行車両検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06274626A (ja) |
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-
1993
- 1993-03-19 JP JP6025293A patent/JPH06274626A/ja active Pending
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