JP2811755B2 - 微小真空三極管の製造方法 - Google Patents

微小真空三極管の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、半導体素子に比べて放射線損傷、絶縁耐圧
に優れている微小真空三極管の製造方法に関するもので
ある。
(従来の技術) 微小真空三極管の形成方法として、例えば、第36回応
用物理学関係連合講演会講演予稿集第2分冊p585 2p−
K−11記載の方法が知られている。第10図a)〜e)は
そのような製造方法の一例を示すものである。第10図
a)に示すように、窒化ケイ素(SiN)膜21をケイ素(S
i)基板22上にマスクとして形成し、次いで、第10図
b)に示すように前記SiN膜21をマスクとしてSi基板22
の異方性エッチングを行なう。次いで第10図c)に示す
ように絶縁膜(酸化ケイ素SiO)23と電極層(タンタリ
ウムTa)24を連続的に蒸着した後、第10図d)に示すよ
うにSiN膜21を除去した後、第10図e)に示すように絶
縁膜22を軽くエッチングする。
(発明が解決しようとする課題) 以上述べた形成方法は、電界放射エミッタを単結晶に
より形成して、自己整合によりグリッド、コレクターを
形成しているものの、マスクを用いて異方性エッチング
を行なっている為、エミッタの先端径が余り小さく出来
ない。又、エミッタは大気に露出している為、実際の動
作時では、真空中に封入する必要があり、このままでは
動作させることができない。
本発明は目的は、このような従来の欠点を除去せしめ
て、自己整合的に微小真空三極管を形成する方法を提供
することにある。
(課題を解決するための手段) 基板上の第1の金属薄膜を形成し、次いで第1の絶縁
膜を形成した後、第2の金属薄膜を該第1の絶縁膜上に
形成し、次いで該第2の金属薄膜上に第2の絶縁膜を形
成した後、該第2の絶縁膜上にマスク材を塗布形成し
て、該マスク材をパターニングして開口を形成し、次い
で露呈した第2の絶縁膜を除去した後、次いで該第2の
絶縁膜の開口をマスクとして第2との金属薄膜を除去
し、次いで該第2の金属薄膜の開口をマスクとして第1
の絶縁膜を除去して、第1の金属薄膜を一部露呈する工
程と、該第2の絶縁膜の開口を通して、エミッタ金属を
蒸着して、第2の絶縁膜上の不要なエミッタ金属を第2
の絶縁膜と供に除去した後、全面に第3の絶縁膜を形成
する工程と、次いで第3の絶縁膜上にマスク材を塗布形
成し、露光により該マスク材の開口を前記エミッタ電極
上部に形成し、次いで露呈された前記第3の絶縁膜を除
去して、前記エミッタ電極を露呈させる。次いで前記マ
スク材を除去しとた後、マスク材を塗布して、露光する
ことにより、エミッタ電極を覆うように該レジストを残
し、次いで全面に第3の金属薄膜を形成した後、該第3
の金属薄膜上に金属の厚膜を形成させる工程と次いで該
金属厚膜上にマスク材を塗布して、前記エミッタ電極を
周辺部にマスク材に開口部を形成した後、このマスク材
をマスクとして金属の厚膜及び第3図の金属薄膜を除去
し、次いで残存するポジ型レジストを除去する工程と、
該金属の厚膜の開口が閉じるまで第4の金属薄膜を形成
することを特徴としている。
(作用) 上記方法において、蒸着法によりエミッタを形成して
いる為、エミッタの先端径を充分に小さくすることがで
きる。又、真空中で蒸着しながら、開口を閉じさせるの
で素子を真空封止する必要がなく、チップとして切り出
してそのまま、実装することができる。
(実施例) 以下、第1図〜第9図を参照して本発明の実施例を詳
細に説明する。
第1図に本発明の方法によって形成される微小真空三
極管の断面図を示している。即ち、本方法では、エミッ
タ電極部が真空封止される。第2図に示すように基板10
上に第1の金属薄膜(例えば金(Au))11を蒸着した
後、第1の絶縁膜(例えば窒化ケイ素(SiN))12を金
属薄膜11の上に成長し、次いで第2の金属薄膜(例えば
タングステン(W))13を絶縁膜12上に蒸着する。次い
で第2の絶縁膜(例えば二酸化ケイ素(SiO2))14を金
属薄膜13上に形成した後、ポジ型レジスト(例えばポリ
メチルメタアクリレート(PMMA)(C5H8O2)n)15を絶
縁膜14上に塗布形成し、露光により開口を形成する。次
いで第3図に示すようにボジ型レジスト15の開口をマス
クとしてドライエッチング(例えば四フッ化炭素CF4
により、絶縁膜14、12及び金属薄膜13を除去して、金属
薄膜11を一部露呈させる。次いで、残存のポジ型レジス
ト15を除去した後、絶縁膜14をマスクとしてエミッタ金
属(例えばタングステン(W))16を蒸着する。次い
で、第4図に示すように、エミッタ金属16上にポジ型レ
ジスト18(例えばMP2400;シプレイ社製)を塗布し、エ
ミッタ17上部のレジスト18が残るように露光し、レジス
ト18をマスクに露呈したエミッタ金属16をドライエッチ
ング(CF4)により除去して、絶縁膜14を一部露呈させ
る。次いでウェットエッチング(例えばバッファードフ
ッ酸)により絶縁膜14を除去して、同時に不要のエミッ
タ金属16も除去する。次いで、第5図に示すように、全
面に第3の絶縁膜(例えばSiO2)19を成長させ、次いで
ポジ型レジスト(例えばMP2400)30を絶縁膜19上に塗布
形成し、次いで露光することにより、エミッタ17上部に
レジスト開口を形成する。次に第6図に示すように、ウ
ェットエッチング(例えばバッファードフッ酸)により
エミッタ17周辺の絶縁膜19を除去する。次に第7図に示
すように、ポジ型レジスト(例えばMP2400)31塗布し
て、エミッタ17上部にレジスト31が残るように露光して
パターン形成し、次いで第3の金属薄膜(例えばチタン
/金(Ti/Au)32を全面に蒸着し、次いで金属厚膜とし
てメッキにより金属膜32上に金(Au)33を堆積させる。
次いで、第8図に示すように、金メッキ層33上にポジ型
レジスト(例えばMP1300、シプレイ社製)34を塗布形成
して、エミッタ17が存在せずかつ、ポジ型レジスト31の
存在している部分のレジスト34を露光して開口を形成
し、ミリング(例えばアルゴン(Ar))により露呈した
金メッキ層33及び金属薄膜32を一部除去する。次いで酸
素(O2)プラズマにより残存するレジスト31、34を全て
除去する。次いで、第9図に示すように、第4の金属薄
膜(例えば金(Au))35を蒸着して、先の金メッキ層33
の開口が閉じるようにする。以上の工程により、第1図
に示したような微小真空三極管が形成される。以上の実
施例において使用された金属、レジストはこれらに限定
されるものではなく、プロセス上不都合が生じないもの
であれば使用できる。又、第1図のように片側だけに真
空封止部をつくるのではなく、エミッタ17を中心として
両側に真空封止部をつくってもよい。
(発明の効果) 本発明によれば、素子自体をガラス等により真空封止
する必要がない為、極めて微少な真空三極管を形成する
ことが出来る。又、エミッタ自体の先端径が10nm以下と
極めて小さくできるので、先端への電界集中が大きく、
電子銃として使用されるエミッタなどと比べて低電圧で
電流を放出させることができる。さらに、エミッタの形
成時にはレジストフリーの状態である為、レジストから
のアウトガスの影響は無く、蒸着装置の真空度で、素子
の真空封止が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例により得られる真空封止部を含
んだ微小真空三極管の断面図、第2図から第9図は本発
明の実施例を示す断面工程図、第10図a)からe)は従
来例を示す断面図である。 図において、 10……基板、11……第1の金属薄膜、12……第1の絶縁
膜、13……第2の金属薄膜、14……第2の絶縁膜、15…
…ポジ型レジスト、16……エミッタ金属、17……エミッ
タ、18……ポジ型レジスト、19……第3の絶縁膜、21…
…SiN、22……Si基板、23……SiO膜、24……Ta膜、30…
…ポジ型レジスト、31……ポジ型レジスト、32……第3
の金属薄膜、33……金メッキ層、34……ポジ型レジス
ト、35……第4の金属薄膜

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に第1の金属薄膜を形成し、次いで
    第1の絶縁膜を形成した後、第2の金属薄膜を該第1の
    絶縁膜上に形成し、次いで該第2の金属薄膜上に第2の
    絶縁膜を形成した後、該第2の絶縁膜上にマスク材を塗
    布して、該マスク材をパターニングして開口を形成し、
    次いで露呈した第2の絶縁膜を除去した後、次いで該第
    2の絶縁膜をマスクとして第2の金属薄膜をエッチング
    除去し、次いで該第2の金属の薄膜をマスクとして第1
    の絶縁膜を除去して、第1の金属薄膜を一部露呈する工
    程と、該第2の絶縁膜の開口を通して、エミッタ金属を
    形成して、第2の絶縁膜上の不要なエミッタ金属を第2
    の絶縁膜と共に除去した後、全面に第3の絶縁膜を形成
    する工程と、次いで第3の絶縁膜上にマスク材を塗布形
    成し、該マスク材の開口を前記エミッタ電極上部に形成
    し、次いでエッチングにより、露呈された前記第3の絶
    縁膜を除去して、前記エミッタ電極を露呈させる。次い
    で前記マスク材を除去した後、マスク材を塗布して、パ
    ターニングすることにより、エミッタ電極を覆うように
    該マスク材を残し、次いで全面に第3の金属薄膜を形成
    した後、該第3の金属薄膜上に金属厚膜を施す工程と次
    いで該金属厚膜上にマスク材を塗布して、前記エミッタ
    電極の周辺部に露光することによりマスク材に開口を形
    成した後、このマスク材をマスクとして金属厚膜及び第
    3の金属薄膜を除去し、次いで残存するマスク材を除去
    する工程と、該金属厚膜の開口が閉じるまで第4の金属
    薄膜を形成することを特徴とする微小真空三極管の製造
    方法。
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