JP2811724B2 - エッチング方法 - Google Patents
エッチング方法Info
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- JP2811724B2 JP2811724B2 JP1068350A JP6835089A JP2811724B2 JP 2811724 B2 JP2811724 B2 JP 2811724B2 JP 1068350 A JP1068350 A JP 1068350A JP 6835089 A JP6835089 A JP 6835089A JP 2811724 B2 JP2811724 B2 JP 2811724B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- etching
- insulating film
- interlayer insulating
- opening
- resist
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
- Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 基体の表面に形成された層間絶縁膜の厚い部分と薄い
部分とのそれぞれに、該層間絶縁膜を貫いて該基体表面
を表出させる開口を形成するエッチング方法であって、
該層間絶縁膜の上に第1レジスト膜を塗布し、該層間絶
縁膜の厚い部分上のエッチング窓孔のみが該層間絶縁膜
に達するように、該層間絶縁膜の厚い部分及び薄い部分
のそれぞれにエッチング窓孔を形成する工程と、次い
で、該エッチング窓孔をマスクとして該層間絶縁膜の厚
い部分の開口を基体が表出するまでエッチングする工程
と、次いで、該第1レジスト膜上に第2レジスト膜を塗
布して、該エッチング窓孔を埋めるとともに、該第2レ
ジスト膜の、該層間絶縁膜の薄い部分のエッチング窓孔
上に該エッチング窓孔より直径の大きな開口を設けて該
エッチング窓孔内部の第2レジスト膜を取り去る工程
と、次いで、該第1及び第2レジスト膜をマスクとして
該層間絶縁膜の薄い部分の該開口を該基体が表出するま
でエッチングする工程とを含むように構成する。
部分とのそれぞれに、該層間絶縁膜を貫いて該基体表面
を表出させる開口を形成するエッチング方法であって、
該層間絶縁膜の上に第1レジスト膜を塗布し、該層間絶
縁膜の厚い部分上のエッチング窓孔のみが該層間絶縁膜
に達するように、該層間絶縁膜の厚い部分及び薄い部分
のそれぞれにエッチング窓孔を形成する工程と、次い
で、該エッチング窓孔をマスクとして該層間絶縁膜の厚
い部分の開口を基体が表出するまでエッチングする工程
と、次いで、該第1レジスト膜上に第2レジスト膜を塗
布して、該エッチング窓孔を埋めるとともに、該第2レ
ジスト膜の、該層間絶縁膜の薄い部分のエッチング窓孔
上に該エッチング窓孔より直径の大きな開口を設けて該
エッチング窓孔内部の第2レジスト膜を取り去る工程
と、次いで、該第1及び第2レジスト膜をマスクとして
該層間絶縁膜の薄い部分の該開口を該基体が表出するま
でエッチングする工程とを含むように構成する。
本発明は、基体の表面に接して厚い領域と薄い領域を
有する膜に対して、厚い領域及び薄い領域のそれぞれに
基体を表出させる開口を形成するためのエッチング方法
に関する。
有する膜に対して、厚い領域及び薄い領域のそれぞれに
基体を表出させる開口を形成するためのエッチング方法
に関する。
上記の開口形成は、半導体装置の製造において層間絶
縁膜にコンタクト窓を形成する際などにしばしば必要と
なり、その際には、各開口の精度及び開口相互間の位置
精度を正確にし、然も基体の表出部分のダメージを少な
くすることが重要となる。
縁膜にコンタクト窓を形成する際などにしばしば必要と
なり、その際には、各開口の精度及び開口相互間の位置
精度を正確にし、然も基体の表出部分のダメージを少な
くすることが重要となる。
第3図(a)(b)は、半導体装置の製造における開
口形成の膜に厚い領域と薄い領域を有する例を示す側断
面図である。
口形成の膜に厚い領域と薄い領域を有する例を示す側断
面図である。
第3図において、(a)はDRAMにまた(b)はSRAMな
どに見られる構造であって、1はSi基板、2はSiO2フィ
ールド絶縁膜、3は拡散領域、4はゲート電極、であ
り、これら基体5を構成する。また、6は基体5の表面
に接するPSG層間絶縁膜、7は層間絶縁膜6の厚い領域6
aに形成する開口(コンタクト窓)、8は絶縁膜6の薄
い領域6bに形成する開口(コンタクト窓)である。
どに見られる構造であって、1はSi基板、2はSiO2フィ
ールド絶縁膜、3は拡散領域、4はゲート電極、であ
り、これら基体5を構成する。また、6は基体5の表面
に接するPSG層間絶縁膜、7は層間絶縁膜6の厚い領域6
aに形成する開口(コンタクト窓)、8は絶縁膜6の薄
い領域6bに形成する開口(コンタクト窓)である。
層間絶縁膜6に厚い領域と薄い領域が生ずるのは、層
間絶縁膜6がCVD法などで形成されて基体5表面の狭い
谷間を埋めるためである。そこで(a)は、隣接する二
つのゲート電極4の間が開口7を形成する厚い領域6aと
なり、開口8を形成する薄い領域6bの表面が厚い領域6a
の表面よりも低くなっている。また(b)では、フィー
ルド絶縁膜2とゲート電極4の間が開口7を形成する厚
い領域6aとなり、厚い領域6aと薄い領域6bの表面がほぼ
同じ高さになっている。
間絶縁膜6がCVD法などで形成されて基体5表面の狭い
谷間を埋めるためである。そこで(a)は、隣接する二
つのゲート電極4の間が開口7を形成する厚い領域6aと
なり、開口8を形成する薄い領域6bの表面が厚い領域6a
の表面よりも低くなっている。また(b)では、フィー
ルド絶縁膜2とゲート電極4の間が開口7を形成する厚
い領域6aとなり、厚い領域6aと薄い領域6bの表面がほぼ
同じ高さになっている。
開口7及び8は、基体5の拡散領域3又はゲート電極
4を表出させて、層間絶縁膜6上に形成される配線など
を拡散領域3又はゲート電極4に接続させるものであ
る。従って、この接続を良好にするためには、開口7及
び8による基体5の表出部をダメージの少ないものとし
ておく必要がある。
4を表出させて、層間絶縁膜6上に形成される配線など
を拡散領域3又はゲート電極4に接続させるものであ
る。従って、この接続を良好にするためには、開口7及
び8による基体5の表出部をダメージの少ないものとし
ておく必要がある。
上述した開口7及び8を形成する従来の方法は、第3
図(a)の場合を例にとれば第4図(a)〜(d)の工
程順側断面図に示される。
図(a)の場合を例にとれば第4図(a)〜(d)の工
程順側断面図に示される。
即ち第4図において、先ず(a)を参照して、層間絶
縁膜6上にレジストを塗布してレジスト膜11を形成す
る。レジスト膜11の表面が平坦になることから、レジス
ト膜11は、薄い領域6b上の厚さが厚い領域6a上の厚さよ
りも厚く形成される。
縁膜6上にレジストを塗布してレジスト膜11を形成す
る。レジスト膜11の表面が平坦になることから、レジス
ト膜11は、薄い領域6b上の厚さが厚い領域6a上の厚さよ
りも厚く形成される。
次いで(b)を参照して、露光及び現像などの処理に
より、開口7形成のエッチング窓孔12と開口8形成のエ
ッチング窓孔13を同時にレジスト膜11に形成する。その
際エッチング窓孔12及び13は層間絶縁膜6を表出させる
ようにする。
より、開口7形成のエッチング窓孔12と開口8形成のエ
ッチング窓孔13を同時にレジスト膜11に形成する。その
際エッチング窓孔12及び13は層間絶縁膜6を表出させる
ようにする。
次いで(c)を参照して、レジスト膜11をマスクにし
たRIE(反応性イオンエッチング)などのプラズマエッ
チングにより、エッチング窓孔12及び13の両者において
基体5が表出するまで層間絶縁膜6をエッチングして、
開口7及び8を同時に形成する。
たRIE(反応性イオンエッチング)などのプラズマエッ
チングにより、エッチング窓孔12及び13の両者において
基体5が表出するまで層間絶縁膜6をエッチングして、
開口7及び8を同時に形成する。
次いで(d)を参照して、周知の方法によりレジスト
膜11を除去して開口7及び8の形成を完了する。
膜11を除去して開口7及び8の形成を完了する。
第3図(b)の場合の開口7及び8を形成する従来の
方法も上述と同様である。但し、この場合のレジスト膜
11は、厚い領域6aと薄い領域6bの表面の高さがほぼ同じ
であることから、両領域6a及び6b上の厚さがほぼ等しく
なり上述のような厚薄が生じない。
方法も上述と同様である。但し、この場合のレジスト膜
11は、厚い領域6aと薄い領域6bの表面の高さがほぼ同じ
であることから、両領域6a及び6b上の厚さがほぼ等しく
なり上述のような厚薄が生じない。
しかしながら開口7及び8を形成する上述の方法は、
以下に説明する問題を抱えている。
以下に説明する問題を抱えている。
即ち第3図(a)の場合について見るならば、エッチ
ング窓孔12及び13を形成する露光を、レジスト膜11のエ
ッチング窓孔13が形成されるべき厚い部分に合わせる必
要があることから、エッチング窓孔12が形成されるべき
薄い部分の露光が過剰になり、レジストのポジ型又はネ
ガ型によりエッチング窓孔12が所定よりも大きく又は小
さく形成されて開口7の大きさが所定から外れる。
ング窓孔12及び13を形成する露光を、レジスト膜11のエ
ッチング窓孔13が形成されるべき厚い部分に合わせる必
要があることから、エッチング窓孔12が形成されるべき
薄い部分の露光が過剰になり、レジストのポジ型又はネ
ガ型によりエッチング窓孔12が所定よりも大きく又は小
さく形成されて開口7の大きさが所定から外れる。
また、エッチングの際にエッチング窓孔12と13の間で
基体5の表出に時間差があり、遅くなるエッチング窓孔
12の方が表出するまでエッチングを継続する必要がある
ために、エッチング窓孔13で形成された開口8により基
体5の表出した部分は大きなダメージを受ける。
基体5の表出に時間差があり、遅くなるエッチング窓孔
12の方が表出するまでエッチングを継続する必要がある
ために、エッチング窓孔13で形成された開口8により基
体5の表出した部分は大きなダメージを受ける。
この点を第3図(b)の場合について見るならば、エ
ッチング窓孔12と13の間に露光の差が生じないが、エッ
チングによる基体5の表出部分のダメージは上述と同様
である。
ッチング窓孔12と13の間に露光の差が生じないが、エッ
チングによる基体5の表出部分のダメージは上述と同様
である。
この問題は、レジスト膜11の形成・露光・現像などを
2回行って開口7と8とを別々に形成すれば解消する
が、その場には、露光の位置合わせずれのために開口7
と8の相互間の位置精度が悪くなる問題がある。
2回行って開口7と8とを別々に形成すれば解消する
が、その場には、露光の位置合わせずれのために開口7
と8の相互間の位置精度が悪くなる問題がある。
そしてこれらの問題は、半導体装置の集積度を高める
ために必要なパターンの微細化を阻害するものである。
ために必要なパターンの微細化を阻害するものである。
そこで本発明は、基体の表面に接して厚い領域と薄い
領域を有する膜に対して、厚い領域及び薄い領域のそれ
ぞれに基体を表出させる開口を形成するためのエッチン
グ方法において、各開口の精度及び開口相互間の位置精
度を正確になし得て然も基体の表出部分のダメージを少
なくすることを目的とする。
領域を有する膜に対して、厚い領域及び薄い領域のそれ
ぞれに基体を表出させる開口を形成するためのエッチン
グ方法において、各開口の精度及び開口相互間の位置精
度を正確になし得て然も基体の表出部分のダメージを少
なくすることを目的とする。
上記目的は、基体の表面に形成された層間絶縁膜の厚
い部分と薄い部分とのそれぞれに、該層間絶縁膜を貫い
て該基体表面を表出させる開口を形成するエッチング方
法であって、 該層間絶縁膜の上に第1レジスト膜を塗布し、該層間
絶縁膜の厚い部分上のエッチング窓孔のみが該層間絶縁
膜に達するように、該層間絶縁膜の厚い部分及び薄い部
分のそれぞれにエッチング窓孔を形成する工程と、 次いで、該エッチング窓孔をマスクとして該層間絶縁
膜の厚い部分の開口を基体が表出するまでエッチングす
る工程と、次いで、該第1レジスト膜上に第2レジスト
膜を塗布して、該エッチング窓孔を埋めるとともに、該
第2レジスト膜の、該層間絶縁膜の薄い部分のエッチン
グ窓孔上に該エッチング窓孔より直径の大きな開口を設
けて該エッチング窓孔内部の第2レジスト膜を取り去る
工程と、 次いで、該第1及び第2レジスト膜をマスクとして該
層間絶縁膜の薄い部分の 次いで、該第1及び第2レジスト膜をマスクとして該
層間絶縁膜の薄い部分の該開口を該基体が表出するまで
エッチングする工程とを含むように構成されたエッチン
グ方法によって解決される。
い部分と薄い部分とのそれぞれに、該層間絶縁膜を貫い
て該基体表面を表出させる開口を形成するエッチング方
法であって、 該層間絶縁膜の上に第1レジスト膜を塗布し、該層間
絶縁膜の厚い部分上のエッチング窓孔のみが該層間絶縁
膜に達するように、該層間絶縁膜の厚い部分及び薄い部
分のそれぞれにエッチング窓孔を形成する工程と、 次いで、該エッチング窓孔をマスクとして該層間絶縁
膜の厚い部分の開口を基体が表出するまでエッチングす
る工程と、次いで、該第1レジスト膜上に第2レジスト
膜を塗布して、該エッチング窓孔を埋めるとともに、該
第2レジスト膜の、該層間絶縁膜の薄い部分のエッチン
グ窓孔上に該エッチング窓孔より直径の大きな開口を設
けて該エッチング窓孔内部の第2レジスト膜を取り去る
工程と、 次いで、該第1及び第2レジスト膜をマスクとして該
層間絶縁膜の薄い部分の 次いで、該第1及び第2レジスト膜をマスクとして該
層間絶縁膜の薄い部分の該開口を該基体が表出するまで
エッチングする工程とを含むように構成されたエッチン
グ方法によって解決される。
この方法によれば、第1レジスト膜の上記開口形成部
の厚さに厚薄があっても、上記の露光により一方のエッ
チング窓孔の大きさが従来例のように所定から外れて形
成されることがなくなり、且つ所要なエッチング窓孔を
形成する露光を第1レジスト膜に行うので、エッチング
窓孔相互間の位置精度を正確にすることができる。
の厚さに厚薄があっても、上記の露光により一方のエッ
チング窓孔の大きさが従来例のように所定から外れて形
成されることがなくなり、且つ所要なエッチング窓孔を
形成する露光を第1レジスト膜に行うので、エッチング
窓孔相互間の位置精度を正確にすることができる。
また、第1レジスト膜と第2レジスト膜の組合せによ
り、上記膜の厚い領域の開口による基体の表出と薄い領
域の開口による基体の表出とが別工程になって、それぞ
れに合わせたエッチング停止が可能となる。
り、上記膜の厚い領域の開口による基体の表出と薄い領
域の開口による基体の表出とが別工程になって、それぞ
れに合わせたエッチング停止が可能となる。
このことから、各開口の精度及び開口相互間の位置精
度を正確になし得て然も基体の表出部分のダメージを少
なくすることが可能となる。
度を正確になし得て然も基体の表出部分のダメージを少
なくすることが可能となる。
以下本発明による二つの実施例について第1図(a)
〜(f)及び第2図(a)〜(f)の工程順側断面図を
用いて説明する。全図を通し同一符合は同一機能対象物
を示す。
〜(f)及び第2図(a)〜(f)の工程順側断面図を
用いて説明する。全図を通し同一符合は同一機能対象物
を示す。
第1図(a)〜(f)に示す第1実施例は、第3図
(a)の層間絶縁膜6に開口7及び8を形成する場合で
ある。
(a)の層間絶縁膜6に開口7及び8を形成する場合で
ある。
第1図において、先ず(a)を参照して、層間絶縁膜
6上にポジ型レジストを塗布して第4図のレジスト膜11
と同様な第1レジスト膜21を形成する。レジスト膜21の
表面が平坦になることから、レジスト膜21は、層間絶縁
膜6の開口8を形成する薄い領域6b上の厚さが開口7を
形成する厚い領域6a上の厚さよりも厚く形成される。具
体的には、厚い領域6a及び薄い領域6bの厚さがそれぞれ
1.2μm及び1.0μmであり、レジスト膜21の厚さが厚い
領域6a上及び薄い領域6b上でそれぞれ1.1μm及び1.3μ
mである。
6上にポジ型レジストを塗布して第4図のレジスト膜11
と同様な第1レジスト膜21を形成する。レジスト膜21の
表面が平坦になることから、レジスト膜21は、層間絶縁
膜6の開口8を形成する薄い領域6b上の厚さが開口7を
形成する厚い領域6a上の厚さよりも厚く形成される。具
体的には、厚い領域6a及び薄い領域6bの厚さがそれぞれ
1.2μm及び1.0μmであり、レジスト膜21の厚さが厚い
領域6a上及び薄い領域6b上でそれぞれ1.1μm及び1.3μ
mである。
次いで(b)を参照して、露光及び現像などの処理に
より、開口7形成のエッチング窓孔22と開口8形成のエ
ッチング窓孔23を同時にレジスト膜21に形成する。その
際、露光を薄い領域6bに合わせて、エッチング窓孔22は
層間絶縁膜6を表出させ、エッチング窓孔23は底部に厚
さ約0.2μmのレジストが残るようにする。このように
すれば、エッチング窓孔22及び23の大きさが何れも適切
になり従来例のようにエッチング窓孔22が過大になるこ
とがない。
より、開口7形成のエッチング窓孔22と開口8形成のエ
ッチング窓孔23を同時にレジスト膜21に形成する。その
際、露光を薄い領域6bに合わせて、エッチング窓孔22は
層間絶縁膜6を表出させ、エッチング窓孔23は底部に厚
さ約0.2μmのレジストが残るようにする。このように
すれば、エッチング窓孔22及び23の大きさが何れも適切
になり従来例のようにエッチング窓孔22が過大になるこ
とがない。
次いで(c)を参照して、レジスト膜21をマスクにし
てレジスト膜21と層間絶縁膜6とのエッチングレート比
を例えばほぼ1:5にしたRIE(反応性イオンエッチング)
などのプラズマエッチングにより、エッチング窓孔22に
おいて基体5が表出するまで層間絶縁膜6をエッチング
して、開口7を形成する。エッチング窓孔23の方は基体
5が表出する前にエッチングが停止されて底部に層間絶
縁膜6の一部が残る。上記ほぼ1:5のエッチングレート
比は、例えば、CF4+CHF3=Heのガス中、パワーが500
W、圧力が2Torr、基板をガス冷却、の条件にしたRIEに
よって実現できる。
てレジスト膜21と層間絶縁膜6とのエッチングレート比
を例えばほぼ1:5にしたRIE(反応性イオンエッチング)
などのプラズマエッチングにより、エッチング窓孔22に
おいて基体5が表出するまで層間絶縁膜6をエッチング
して、開口7を形成する。エッチング窓孔23の方は基体
5が表出する前にエッチングが停止されて底部に層間絶
縁膜6の一部が残る。上記ほぼ1:5のエッチングレート
比は、例えば、CF4+CHF3=Heのガス中、パワーが500
W、圧力が2Torr、基板をガス冷却、の条件にしたRIEに
よって実現できる。
次いで(d)を参照して、レジスト膜21上にレジスト
を塗布し露光及び現像などの処理を行って、エッチング
窓孔22を埋め且つエッチング窓孔23の全域を表出させた
窓孔25を設けた第2レジスト膜24を形成する。このレジ
ストはネガ型が望ましいがポジ型であっても良い。それ
はネが型にすることにより露光の際にエッチング窓孔23
部の光照射を避けることができるためであり、ポジ型に
した場合はレジスト膜21の現像後のベーキングによる感
光性喪失がエッチング窓孔23を保存させるためである。
を塗布し露光及び現像などの処理を行って、エッチング
窓孔22を埋め且つエッチング窓孔23の全域を表出させた
窓孔25を設けた第2レジスト膜24を形成する。このレジ
ストはネガ型が望ましいがポジ型であっても良い。それ
はネが型にすることにより露光の際にエッチング窓孔23
部の光照射を避けることができるためであり、ポジ型に
した場合はレジスト膜21の現像後のベーキングによる感
光性喪失がエッチング窓孔23を保存させるためである。
レジスト膜24の厚さは、適宜で良くここでは1μm程
度である。窓孔25の大きさは、大きくとも支障がないが
どちらかといえば先のエッチングによるレジスト膜21の
目減りを考慮して小さくする方が望ましい。但し、エッ
チング窓孔23の内部の第2レジスト膜24を除去するため
に、少なくとも露光の際の位置合わせずれを吸収する分
だけ(例えば0.3μm程度)エッチング窓孔23よりも大
きくする必要がある。
度である。窓孔25の大きさは、大きくとも支障がないが
どちらかといえば先のエッチングによるレジスト膜21の
目減りを考慮して小さくする方が望ましい。但し、エッ
チング窓孔23の内部の第2レジスト膜24を除去するため
に、少なくとも露光の際の位置合わせずれを吸収する分
だけ(例えば0.3μm程度)エッチング窓孔23よりも大
きくする必要がある。
次いで(e)を参照して、レジスト膜24及び21をマス
クにしたRIEなどのプラズマエッチングにより、エッチ
ング窓孔23において基体5が表出するまで層間絶縁膜6
をエッチングして、開口8を形成する。
クにしたRIEなどのプラズマエッチングにより、エッチ
ング窓孔23において基体5が表出するまで層間絶縁膜6
をエッチングして、開口8を形成する。
次いで(f)を参照して、周知の方法によりレジスト
膜24及び21を除去して開口7及び8の形成を完了する。
膜24及び21を除去して開口7及び8の形成を完了する。
従って、(b)で形成されたエッチング窓孔22及び23
に倣って開口7及び8が形成されるので、開口7及び8
の個々の精度及び相互間の位置精度は正確なものとな
り、然も、(c)の開口7による基体5の表出と(e)
の開口8による基体5の表出が別工程になって、それぞ
れに合わせたエッチング停止がなされるので、基体5の
表出部分のダメージは極めて少ないものとなる。
に倣って開口7及び8が形成されるので、開口7及び8
の個々の精度及び相互間の位置精度は正確なものとな
り、然も、(c)の開口7による基体5の表出と(e)
の開口8による基体5の表出が別工程になって、それぞ
れに合わせたエッチング停止がなされるので、基体5の
表出部分のダメージは極めて少ないものとなる。
次に説明する第2図(a)〜(f)に示す第2実施例
は、第3図(b)の層間絶縁膜6に開口7及び8を形成
する場合である。
は、第3図(b)の層間絶縁膜6に開口7及び8を形成
する場合である。
第2図において、先ず(a)を参照して、第1実施例
と同様に層間絶縁膜6上にレジストを塗布して第1レジ
スト膜21を形成する。但しこのレジストはポジ型又はネ
ガ型の何れであっても良い。層間絶縁膜6の開口7を形
成する厚い領域6aと開口8を形成する薄い領域6bの表面
の高さがほぼ同じであり、レジスト膜21の表面が平坦に
なることから、レジスト膜21は、両領域6a及び6b上の厚
さがほぼ等しく形成される。その厚さは適宜にしここで
は1μmである。
と同様に層間絶縁膜6上にレジストを塗布して第1レジ
スト膜21を形成する。但しこのレジストはポジ型又はネ
ガ型の何れであっても良い。層間絶縁膜6の開口7を形
成する厚い領域6aと開口8を形成する薄い領域6bの表面
の高さがほぼ同じであり、レジスト膜21の表面が平坦に
なることから、レジスト膜21は、両領域6a及び6b上の厚
さがほぼ等しく形成される。その厚さは適宜にしここで
は1μmである。
次いで(b)を参照して、露光及び現像などの処理に
より、開口7形成のエッチング窓孔22と開口8形成のエ
ッチング窓孔23を同時にレジスト膜21に形成する。その
際、露光を厚い領域6a(即ち薄い領域6b)に合わせて、
エッチング窓孔22及び23に層間絶縁膜6を表出させる。
このようにすれば、エッチング窓孔22及び23の大きさが
何れも適正になる。
より、開口7形成のエッチング窓孔22と開口8形成のエ
ッチング窓孔23を同時にレジスト膜21に形成する。その
際、露光を厚い領域6a(即ち薄い領域6b)に合わせて、
エッチング窓孔22及び23に層間絶縁膜6を表出させる。
このようにすれば、エッチング窓孔22及び23の大きさが
何れも適正になる。
次いで(c)を参照して、レジスト膜21をマスクにし
たRIEなどのプラズマエッチングにより、エッチング窓
孔23において基体5が表出するまで層間絶縁膜6をエッ
チングして、開口8を形成する。エッチング窓孔22の方
は基体5が表出する前にエッチングが停止されて底部に
層間絶縁膜6の一部が残る。
たRIEなどのプラズマエッチングにより、エッチング窓
孔23において基体5が表出するまで層間絶縁膜6をエッ
チングして、開口8を形成する。エッチング窓孔22の方
は基体5が表出する前にエッチングが停止されて底部に
層間絶縁膜6の一部が残る。
次いで(d)を参照して、第1実施例と同様にレジス
ト膜21上にレジストを塗布し露光及び現像などの処理を
行って、エッチング窓孔23を埋め且つエッチング窓孔23
の全域を表出させた窓孔25有する第2レジスト膜24を形
成する。このレジストは第1実施例で説明したようにネ
ガ型が望ましいがポジ型であっても良い。レジスト膜24
の厚さ及び窓孔25の大きさは、第1実施例の場合と同様
にする。
ト膜21上にレジストを塗布し露光及び現像などの処理を
行って、エッチング窓孔23を埋め且つエッチング窓孔23
の全域を表出させた窓孔25有する第2レジスト膜24を形
成する。このレジストは第1実施例で説明したようにネ
ガ型が望ましいがポジ型であっても良い。レジスト膜24
の厚さ及び窓孔25の大きさは、第1実施例の場合と同様
にする。
次いで(e)を参照して、レジスト膜24及び21をマス
クにしたRIEなどのプラズマエッチングにより、エッチ
ング窓孔22において基体5が表出するまで層間絶縁膜6
をエッチングして、開口7を形成する。
クにしたRIEなどのプラズマエッチングにより、エッチ
ング窓孔22において基体5が表出するまで層間絶縁膜6
をエッチングして、開口7を形成する。
次いで(f)を参照して、周知の方法によりレジスト
膜24及び21を除去して開口7及び8の形成を完了する。
膜24及び21を除去して開口7及び8の形成を完了する。
従って、第1実施例の場合と同様に、(b)で形成さ
れたエッチング窓孔22及び23に倣って開口7及び8が形
成されるので、開口7及び8の個々の精度及び相互間の
位置精度は正確なものとなり、然も、(c)の開口8に
よる基体5の表出と(e)の開口7による基体5の表出
が別工程になって、それぞれに合わせたエッチング停止
がなされるので、基体5の表出部分のダメージは極めて
少ないものとなる。
れたエッチング窓孔22及び23に倣って開口7及び8が形
成されるので、開口7及び8の個々の精度及び相互間の
位置精度は正確なものとなり、然も、(c)の開口8に
よる基体5の表出と(e)の開口7による基体5の表出
が別工程になって、それぞれに合わせたエッチング停止
がなされるので、基体5の表出部分のダメージは極めて
少ないものとなる。
なお、上述の説明から理解されるように本発明のエッ
チング方法は、上記実施例の場合に限られず、基体の表
面に接して厚い領域と薄い領域を有する膜に対して、厚
い領域及び薄い領域のそれぞれに基体を表出させる開口
を形成する場合に共通して適用し得て、実施例と同様な
効果を得ることができるものである。
チング方法は、上記実施例の場合に限られず、基体の表
面に接して厚い領域と薄い領域を有する膜に対して、厚
い領域及び薄い領域のそれぞれに基体を表出させる開口
を形成する場合に共通して適用し得て、実施例と同様な
効果を得ることができるものである。
以上説明したように本発明の構成によれば、基体の表
面に接して厚い領域と薄い領域を有する膜に対して、厚
い領域及び薄い領域のそれぞれに基体を表出させる開口
を形成するためのエッチング方法において、各開口の精
度及び開口相互間の位置精度を正確になし得て然も基体
の表出部分のダメージを少なくすることが可能となり、
例えば、半導体装置の製造において集積度を高めるため
に必要なパターンの微細化を容易にさせる効果がある。
面に接して厚い領域と薄い領域を有する膜に対して、厚
い領域及び薄い領域のそれぞれに基体を表出させる開口
を形成するためのエッチング方法において、各開口の精
度及び開口相互間の位置精度を正確になし得て然も基体
の表出部分のダメージを少なくすることが可能となり、
例えば、半導体装置の製造において集積度を高めるため
に必要なパターンの微細化を容易にさせる効果がある。
第1図(a)〜(f)は第1実施例の工程順側断面図、 第2図(a)〜(f)は第2実施例の工程順側断面図、 第3図(a)(b)は開口形成の膜に厚い領域と薄い領
域を有する例を示す側断面図、 第4図(a)〜(d)は従来例の工程順側断面図、 である。 図において、 1はSi基板、 2はフィールド絶縁膜、 3は拡散領域、 4はゲート電極、 5は基体、 6は層間絶縁膜(膜)、 6aは厚い領域、 6bは薄い領域、 7、8は開口、 11はレジスト膜、 12、13はエッチング窓孔、 21は第1レジスト膜、 22、23はエッチング窓孔、 24は第2レジスト膜、 25は窓孔、 である。
域を有する例を示す側断面図、 第4図(a)〜(d)は従来例の工程順側断面図、 である。 図において、 1はSi基板、 2はフィールド絶縁膜、 3は拡散領域、 4はゲート電極、 5は基体、 6は層間絶縁膜(膜)、 6aは厚い領域、 6bは薄い領域、 7、8は開口、 11はレジスト膜、 12、13はエッチング窓孔、 21は第1レジスト膜、 22、23はエッチング窓孔、 24は第2レジスト膜、 25は窓孔、 である。
Claims (1)
- 【請求項1】基体の表面に形成された層間絶縁膜の厚い
部分と薄い部分とのそれぞれに、該層間絶縁膜を貫いて
該基体表面を表出させる開口を形成するエッチング方法
であって、 該層間絶縁膜の上に第1レジスト膜を塗布し、該層間絶
縁膜の厚い部分上のエッチング窓孔のみが該層間絶縁膜
に達するように、該層間絶縁膜の厚い部分及び薄い部分
のそれぞれにエッチング窓孔を形成する工程と、 次いで、該エッチング窓孔をマスクとして該層間絶縁膜
の厚い部分の開口を基体が表出するまでエッチングする
工程と、 次いで、該第1レジスト膜上に第2レジスト膜を塗布し
て、該エッチング窓孔を埋めるとともに、該第2レジス
ト膜の、該層間絶縁膜の薄い部分のエッチング窓孔上に
該エッチング窓孔より直径の大きな開口を設けて該エッ
チング窓孔内部の第2レジスト膜を取り去る工程と、 次いで、該第1及び第2レジスト膜をマスクとして該層
間絶縁膜の薄い部分の該開口を該基体が表出するまでエ
ッチングする工程と を含むことを特徴とするエッチング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1068350A JP2811724B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | エッチング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1068350A JP2811724B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | エッチング方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02246331A JPH02246331A (ja) | 1990-10-02 |
JP2811724B2 true JP2811724B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=13371291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1068350A Expired - Lifetime JP2811724B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | エッチング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2811724B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6376453A (ja) * | 1986-09-19 | 1988-04-06 | Oki Electric Ind Co Ltd | 多層配線の製造方法 |
JPS63306643A (ja) * | 1987-06-08 | 1988-12-14 | Nec Corp | 半導体装置の製造方法 |
-
1989
- 1989-03-20 JP JP1068350A patent/JP2811724B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02246331A (ja) | 1990-10-02 |
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