JP2811562B2 - 2−フェニル−4−ベンジルイミダゾールの合成方法 - Google Patents
2−フェニル−4−ベンジルイミダゾールの合成方法Info
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- JP2811562B2 JP2811562B2 JP26783397A JP26783397A JP2811562B2 JP 2811562 B2 JP2811562 B2 JP 2811562B2 JP 26783397 A JP26783397 A JP 26783397A JP 26783397 A JP26783397 A JP 26783397A JP 2811562 B2 JP2811562 B2 JP 2811562B2
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- phenylimidazole
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- 2p4bz
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2−フェニル−
4−ベンジルイミダゾール(以下2P4BZと略称す
る)の合成方法に関するものであり、本発明の方法によ
ってえられる2P4BZは、エポキシ樹脂の一液性硬化
剤として有用な、2−フェニル−4(5)−ベンジル−
5(4)−ヒドロキシメチルイミダゾールの出発物質と
して、利用される。
4−ベンジルイミダゾール(以下2P4BZと略称す
る)の合成方法に関するものであり、本発明の方法によ
ってえられる2P4BZは、エポキシ樹脂の一液性硬化
剤として有用な、2−フェニル−4(5)−ベンジル−
5(4)−ヒドロキシメチルイミダゾールの出発物質と
して、利用される。
【0002】
【従来の技術】2−フェニルイミダゾールを2−フェニ
ルイミダゾリンの接触脱水素で合成する際、副生成する
2P4BZを採取する方法〔日化誌、89巻9号、86
8〜872頁(1968)〕及び2−フェニルイミダゾ
ールと臭化ベンジルの縮合反応により低収率ながら2P
4BZを得る方法〔日化誌、前出〕が知られている。
ルイミダゾリンの接触脱水素で合成する際、副生成する
2P4BZを採取する方法〔日化誌、89巻9号、86
8〜872頁(1968)〕及び2−フェニルイミダゾ
ールと臭化ベンジルの縮合反応により低収率ながら2P
4BZを得る方法〔日化誌、前出〕が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】2P4BZの供給源を
副生成物あるいは低収率の縮合反応に頼っている限り、
2−フェニル−4(5)−ベンジル−5(4)−ヒドロ
キシメチルイミダゾールの自由な供給は制限される。そ
の制限を解消するための新規な2P4BZの合成方法を
導き出すことが、本発明が解決しようとする課題であ
る。
副生成物あるいは低収率の縮合反応に頼っている限り、
2−フェニル−4(5)−ベンジル−5(4)−ヒドロ
キシメチルイミダゾールの自由な供給は制限される。そ
の制限を解消するための新規な2P4BZの合成方法を
導き出すことが、本発明が解決しようとする課題であ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等はこのような
事情に鑑み鋭意研究の結果、1−ベンジル−2−フェニ
ルイミダゾール塩酸塩または1,3−ジベンジル−2−
フェニルイミダゾリウム−クロライドを加熱反応させた
のちアルカリ中和することにより、2P4BZが効率良
く得られることを見出し、本発明を導き出すことができ
た。
事情に鑑み鋭意研究の結果、1−ベンジル−2−フェニ
ルイミダゾール塩酸塩または1,3−ジベンジル−2−
フェニルイミダゾリウム−クロライドを加熱反応させた
のちアルカリ中和することにより、2P4BZが効率良
く得られることを見出し、本発明を導き出すことができ
た。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の合成方法を反応式で示せ
ば次のとおりである。
ば次のとおりである。
【化2】
【0006】本反応は250ないし350℃の加熱で、
反応は1〜3時間で完結する。反応混合物をアルカリ
(例えば、苛性アルカリまたはアンモニア)のメタノー
ル溶液で中和したのち、メタノールを留去し残留物を水
洗し、被水洗物を減圧蒸留に付すことにより、2P4B
Zが得られる。
反応は1〜3時間で完結する。反応混合物をアルカリ
(例えば、苛性アルカリまたはアンモニア)のメタノー
ル溶液で中和したのち、メタノールを留去し残留物を水
洗し、被水洗物を減圧蒸留に付すことにより、2P4B
Zが得られる。
【0007】この反応の副反応生成物は2−フェニルイ
ミダゾール、1−ベンジル−2−フェニルイミダゾー
ル、4,5−ジベンジル−2−フェニルイミダゾール及
び1,4−ジベンジル−2−フェニルイミダゾールであ
るが、それらの生成量は僅かで副次的なものに過ぎな
い。
ミダゾール、1−ベンジル−2−フェニルイミダゾー
ル、4,5−ジベンジル−2−フェニルイミダゾール及
び1,4−ジベンジル−2−フェニルイミダゾールであ
るが、それらの生成量は僅かで副次的なものに過ぎな
い。
【0008】本発明の方法によって得られる2P4BZ
の性質は、次のとおりである。無色の結晶、塩基性、融
点:171〜173℃、水に不溶、DMF及び酢酸に易
溶、ベンゼン及びクロロホルムに難溶。 NMR(CF3COOH):δ7.87〜7.50,
m,5H;7.50〜7.17,m,5H;7.11,
s,1H;4.13,s,2H;2.37,s,2H
(CF3COOHに由来) Mass(m/e):234(M+),157,13
1,130,116,104,103,91,77
の性質は、次のとおりである。無色の結晶、塩基性、融
点:171〜173℃、水に不溶、DMF及び酢酸に易
溶、ベンゼン及びクロロホルムに難溶。 NMR(CF3COOH):δ7.87〜7.50,
m,5H;7.50〜7.17,m,5H;7.11,
s,1H;4.13,s,2H;2.37,s,2H
(CF3COOHに由来) Mass(m/e):234(M+),157,13
1,130,116,104,103,91,77
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
する。 〔実施例1〜4〕表1に示す各出発原料の各所定量及び
各反応条件による反応を行い、得られた反応混合物を水
酸化ナトリウムで中和、水洗、乾燥したのち、TLC分
析を行った。これらの試験結果は表2に示したとおりで
あった。なお、TLCの展開には、シリカゲルGとクロ
ロホルム/メタノール=9/1(vol.)を使用し、
発色にはヨードを用い、2P4BZのRfは0.58〜
0.69、2−フェニルイミダゾール(2PZ)のRf
は0.36〜0.40、1,4−ジベンジル−2−フェ
ニルイミダゾール(1B4B2PZ)のRfは0.85
〜0.88、1−ベンジル−2−フェニルイミダゾール
(1B2PZ)のRfは0.75〜0.79、4,5−
ジベンジル−2−フェニルイミダゾール(4B5B2P
Z)のRfは0.75〜0.79であった。
する。 〔実施例1〜4〕表1に示す各出発原料の各所定量及び
各反応条件による反応を行い、得られた反応混合物を水
酸化ナトリウムで中和、水洗、乾燥したのち、TLC分
析を行った。これらの試験結果は表2に示したとおりで
あった。なお、TLCの展開には、シリカゲルGとクロ
ロホルム/メタノール=9/1(vol.)を使用し、
発色にはヨードを用い、2P4BZのRfは0.58〜
0.69、2−フェニルイミダゾール(2PZ)のRf
は0.36〜0.40、1,4−ジベンジル−2−フェ
ニルイミダゾール(1B4B2PZ)のRfは0.85
〜0.88、1−ベンジル−2−フェニルイミダゾール
(1B2PZ)のRfは0.75〜0.79、4,5−
ジベンジル−2−フェニルイミダゾール(4B5B2P
Z)のRfは0.75〜0.79であった。
【0010】
【表1】
【0011】
【表2】
【0012】〔実施例5〕1B2PZを塩酸で中和して
容易に得られる1−ベンジル−2−フェニルイミダゾー
ル塩酸塩0.13モル(35.1g)を280℃の温度
で3時間加熱したのち、内容物を水酸化ナトリウム−メ
タノール溶液で中和し、メタノールを留去して得られる
残留物を水洗したのち、減圧蒸留に付したところ、粗製
2P4BZ(bp5 :218〜250℃)が0.06モ
ル〔15g、収率49モル%〕得られ、それ以外にbp
25:218〜250℃の留分6g(主に2PZ)を得
た。前記bp5 の留分のTLCは、2P4BZが大・
強、1B2PZが中・弱、2PZが中・強、1B4B2
PZが小・微、4B5B2PZが小・微であった。
容易に得られる1−ベンジル−2−フェニルイミダゾー
ル塩酸塩0.13モル(35.1g)を280℃の温度
で3時間加熱したのち、内容物を水酸化ナトリウム−メ
タノール溶液で中和し、メタノールを留去して得られる
残留物を水洗したのち、減圧蒸留に付したところ、粗製
2P4BZ(bp5 :218〜250℃)が0.06モ
ル〔15g、収率49モル%〕得られ、それ以外にbp
25:218〜250℃の留分6g(主に2PZ)を得
た。前記bp5 の留分のTLCは、2P4BZが大・
強、1B2PZが中・弱、2PZが中・強、1B4B2
PZが小・微、4B5B2PZが小・微であった。
【0013】〔実施例6〕1,3−ジベンジル−2−フ
ェニルイミダゾリウム−クロライド0.019モル
(7.0g)と2−フェニルイミダゾール0.019モ
ル(2.8g)を300℃で1時間加熱したのち、内容
物を水酸化ナトリウム−メタノール溶液で中和し、メタ
ノールを留去したのち残留物を水洗し、被水洗物のガス
クロマトグラフィーを行い、各生成物のモル%を面積強
度から求めた。
ェニルイミダゾリウム−クロライド0.019モル
(7.0g)と2−フェニルイミダゾール0.019モ
ル(2.8g)を300℃で1時間加熱したのち、内容
物を水酸化ナトリウム−メタノール溶液で中和し、メタ
ノールを留去したのち残留物を水洗し、被水洗物のガス
クロマトグラフィーを行い、各生成物のモル%を面積強
度から求めた。
【0014】なおガスクロマトグラフィーの測定条件
は、次に示すとおりである。 本装置:島津製作所製「ガスクロマトグラフGC−15
A(PTF)」 数値処理装置:インテグレーターC−R5A ガラスカラム:径3.0mm、長さ2m 充填剤:2%シリコンOV−17on、ユニポートHP
S(80/100メッシュ)、Sily−8処理品 昇温条件:10℃/分、140〜280℃ 検出器:FID、水素40ml/分、空気500ml/
分 キャリアガス:窒素50ml/分
は、次に示すとおりである。 本装置:島津製作所製「ガスクロマトグラフGC−15
A(PTF)」 数値処理装置:インテグレーターC−R5A ガラスカラム:径3.0mm、長さ2m 充填剤:2%シリコンOV−17on、ユニポートHP
S(80/100メッシュ)、Sily−8処理品 昇温条件:10℃/分、140〜280℃ 検出器:FID、水素40ml/分、空気500ml/
分 キャリアガス:窒素50ml/分
【0015】この分析結果から、前記生成物は2P4B
Z32.0%、2PZ34.0%、4B5B2PZ1
9.5%、1B2PZ4.2%、1B4B2PZ2.7
%を含むものと認められた。
Z32.0%、2PZ34.0%、4B5B2PZ1
9.5%、1B2PZ4.2%、1B4B2PZ2.7
%を含むものと認められた。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、2−フェニル−4−ベ
ンジルイミダゾールの収率が高まり、工業的規模の量産
に適する製法を提供することができる。
ンジルイミダゾールの収率が高まり、工業的規模の量産
に適する製法を提供することができる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−53778(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 233/58
Claims (1)
- 【請求項1】 【化1】 で示される1−ベンジル−2−フェニルイミダゾール塩
酸塩または1,3−ジベンジル−2−フェニルイミダゾ
リウム−クロライドを加熱反応させたのち、アルカリ中
和することを特徴とする2−フェニル−4−ベンジルイ
ミダゾールの合成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26783397A JP2811562B2 (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 2−フェニル−4−ベンジルイミダゾールの合成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26783397A JP2811562B2 (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 2−フェニル−4−ベンジルイミダゾールの合成方法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18127988A Division JP2775100B2 (ja) | 1988-07-19 | 1988-07-19 | 2−フェニル−4−ベンジルイミダゾールの合成方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1081670A JPH1081670A (ja) | 1998-03-31 |
| JP2811562B2 true JP2811562B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=17450262
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26783397A Expired - Fee Related JP2811562B2 (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 2−フェニル−4−ベンジルイミダゾールの合成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2811562B2 (ja) |
-
1997
- 1997-09-12 JP JP26783397A patent/JP2811562B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1081670A (ja) | 1998-03-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |