JP2000143648A - 5−アミノメチル−2−クロロチアゾールまたはその塩の製造方法 - Google Patents
5−アミノメチル−2−クロロチアゾールまたはその塩の製造方法Info
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Abstract
はその塩の製造方法を提供する。 【解決手段】2−クロロ−5−クロロメチルチアゾール
またはその塩とアンモニアとをメタノール溶媒中、加圧
下で反応させることを特徴とする5−アミノメチル−2
−クロロチアゾールまたはその塩の製造方法。本発明の
製造法によれば、殺虫剤中間体として有用な5−アミノ
メチル−2−クロロチアゾールを従来の方法より簡便な
操作で、高収率で製造できる。また、副生成物を含まな
い5−アミノメチル−2−クロロチアゾール塩の水溶液
を工業的に有利に製造できる。
Description
て有用な5−アミノメチル−2−クロロチアゾールの製
造方法に関する。
ル(以下ACTと略記することがある)またはその塩が殺
虫剤の中間体として有用であることは特開平2−171
号、特開平3−157308号、特開平5−9173
号、特開平9−67342号及び特開平10−1206
66号公報等に開示されている。また、ACTの製法とし
ては特開平2−171号、特開平3−157308号お
よび特開平4−234864号公報等に記載されてい
る。これらの製法の原料はいずれも2−クロロ−5−ク
ロロメチルチアゾール(以下CCTと略記する場合があ
る)である。
よれば反応・精製操作が煩雑なことから大量スケールで
製造する場合、不利な問題点が多く残されていた。ま
た、CCTとアンモニアとを反応させる場合は常にCCTとア
ンモニアとが2:1の割合で反応したビス(2−クロロ
−5−チアゾリルメチル)アミン(以下、BTAと略記す
る場合がある。)が副生物として生成し、ACTとの工業
的分離法が厄介な問題であった。このような現状におい
て、より収率がよく、反応・精製操作が簡便で、工業的
に有利で安価なACTまたはその塩の製造方法の開発が求
められている。
を達成するため、5−アミノメチル−2−クロロチアゾ
ール(ACT)またはその塩の製造方法を鋭意検討した。
その結果、2−クロロ−5−クロロメチルチアゾール
(CCT)またはその塩とアンモニアとをメタノール溶媒
中、加圧下で反応させるか、アンモニアにCCTまたは
その塩を滴下しながら水溶媒中、加圧下で反応させる
か、CCTまたはその塩とアンモニアとを加圧下、細管
内で連続的に反応させることにより意外にも高収率でAC
Tまたはその塩が製造されることを発見した。また、CCT
またはその塩とアンモニアとの反応の際、ホルマリン、
ハイドロキノン等の重合防止剤を添加することにより後
処理操作が簡便になる場合があることを見出した。この
ようにして製造されたACTは不純物としてビス(2−ク
ロロ−5−チアゾリルメチル)アミン(BTA)またはそ
の塩を含有することもあるが、この粗製のACTまたはそ
の塩を有機溶媒に溶解させた溶液に水を加え、塩酸など
の酸で弱酸性(pH3.5〜5.5)に調整した後、抽出する
ことにより、極めて意外なことに同様のアミン類である
BTAまたはその塩をほとんど含まないACT酸付加塩水溶液
が製造できることを発見した。さらにこれらに基づいて
鋭意研究を重ねた結果本発明を完成した。
−クロロメチルチアゾールまたはその塩とアンモニアと
をメタノール溶媒中、加圧下で反応させることを特徴と
する5−アミノメチル−2−クロロチアゾールまたはそ
の塩の製造方法、(2)アンモニアに2−クロロ−5−
クロロメチルチアゾールまたはその塩を滴下しながら水
溶媒中、加圧下で反応させることを特徴とする5−アミ
ノメチル−2−クロロチアゾールまたはその塩の製造方
法、(3)2−クロロ−5−クロロメチルチアゾールま
たはその塩とアンモニアとを加圧下、細管内で連続的に
反応させることを特徴とする5−アミノメチル−2−ク
ロロチアゾールまたはその塩の製造方法、(4)5−ア
ミノメチル−2−クロロチアゾールの有機溶媒溶液を弱
酸性下の水で抽出することを特徴とする精製された5−
アミノメチル−2−クロロチアゾール酸付加塩の水溶液
の製造方法、(5)(1)2−クロロ−5−クロロメチル
チアゾールまたはその塩とアンモニアとをメタノール溶
媒中、加圧下で反応させるか、(2)アンモニアに2−ク
ロロ−5−クロロメチルチアゾールまたはその塩を滴下
しながら水溶媒中、加圧下で反応させるか、または(3)
2−クロロ−5−クロロメチルチアゾールまたはその塩
とアンモニアとを加圧下、細管内で連続的に反応させた
後、反応混合物を有機溶媒で抽出し、抽出液を弱酸性下
の水で抽出することを特徴とする精製された5−アミノ
メチル−2−クロロチアゾール酸付加塩水溶液の製造方
法、(6)重合防止剤の存在下で反応させることを特徴
とする上記(1)、(2)、(3)または(5)項記載
の製造方法、(7)重合防止剤がホルマリンまたはハイ
ドロキノンである上記(6)項記載の製造方法、(8)
1atmより高く50atmより低い加圧下で反応させることを
特徴とする上記(1)、(2)、(3)、(5)、
(6)または(7)項記載の製造方法、(9)弱酸性下
の水のpHが3.5〜5.5の範囲である上記(4)、
(5)、(6)または(7)項記載の製造方法、(1
0)有機溶媒がジクロロメタン、クロロホルム、1,2
−ジクロロエタン、クロロベンゼン、酢酸エチルおよび
酢酸ブチルから選ばれる一種類または二種類以上の混合
物である上記(4)、(5)、(6)または(7)項記
載の製造方法、(11)2−クロロ−5−クロロメチル
チアゾールまたはその塩とアンモニアとを重合防止剤の
存在下で反応させることを特徴とする5−アミノメチル
−2−クロロチアゾールまたはその塩の製造方法、およ
び(12)重合防止剤がホルマリンまたはハイドロキノ
ンである上記(11)項記載の製造方法に関する。
を反応させることによりACTまたはその塩を製造するこ
とができる。CCTの塩としては例えば塩酸、臭化水素
酸、硫酸、過塩素酸、硝酸、メタンスルホン酸、トリフ
ルオロメタンスルホン酸等の酸付加塩が挙げられる。AC
TまたはBTAの塩としては例えば塩酸、臭化水素酸、ヨウ
化水素酸、リン酸、硫酸、過塩素酸、硝酸等の無機酸ま
たは、例えばギ酸、酢酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン
酸、シュウ酸、コハク酸、安息香酸、ピクリン酸、メタ
ンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、p-トル
エンスルホン酸等の有機酸等の酸付加塩が挙げられる。
アンモニアはCCTまたはその塩に対して5〜100当量程度
使用するのが好ましい。反応温度は通常15℃〜150℃で
ある。反応時間は30分〜20時間程度が好ましい。反応は
常圧もしくは加圧下(1〜50atm)で行えばよい。反応は無
溶媒で行ってもよいが、反応に悪影響を及ぼさない溶媒
を加えてもよい。このような溶媒としては水、例えばメ
タノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパ
ノール等のアルコール類、例えばベンゼン、トルエン、
キシレン、クロロベンゼン、o-ジクロロベンゼン、m-ジ
クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類、例えばジクロロ
メタン、クロロホルム、1,2-ジクロロエタン、四塩化炭
素等のハロゲン化炭化水素類、例えばヘキサン、ヘプタ
ン、シクロヘキサン等の飽和炭化水素類、例えばジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル類、例えばアセトン、メチルエチルケトン等のケト
ン類、例えばアセトニトリル、プロピオニトリル等のニ
トリル類、例えばジメチルスルホキシド等のスルホキシ
ド類、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジ
メチルアセトアミド等の酸アミド類、例えば酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等のエステル類などが用いられる。これ
らの溶媒は単独で用いることもできるし、また必要に応
じて二種またはそれ以上の多種類(好ましくは三種以
内)を適当な割合で混合して用いてもよい。反応混合物
が均一相でない場合には、例えばトリエチルベンジルア
ンモニウムクロリド、トリn−オクチルメチルアンモニ
ウムクロリド、トリメチルデシルアンモニウムクロリ
ド、テトラメチルアンモニウムブロミド等の四級アンモ
ニウム塩やクラウンエーテル類などの相間移動触媒の存
在下に反応を行なってもよい。本反応ではCCTまたはそ
の塩とアンモニアとを一度に反応容器内で混合し、反応
に付してもよく、溶媒に溶解させたアンモニアにCCTま
たはその塩またはその有機溶媒溶液を滴下してもよい。
また、反応時に重合防止剤の存在下で反応を行うことに
より、後処理操作が簡便になる場合が多い。このような
重合防止剤としては例えばホルマリン、例えば一般に重
合禁止剤、重合停止剤、重合抑制剤として公知であるハ
イドロキノン、ピロガロール、p-ベンゾキノン、p-t-ブ
チルカテコール、p-メトキシフェノール等が用いられ
る。好ましい重合防止剤は例えばホルマリンまたはハイ
ドロキノンである。重合防止剤は例えばCCTまたはその
塩に対し、0.1〜1当量用いられる。重合防止剤は反応前
に混合しておいてもよいし、反応途中に添加してもよい
が、反応操作簡便化のため反応前に混合しておくのが好
ましい。反応の後処理操作としては例えば水と混和する
溶媒(メタノール、アセトニトリル等)を使用した場合
はまずそれを常圧または減圧下で留去後、水酸化ナトリ
ウム水溶液等のアルカリ性水溶液を加え、クロロホル
ム、クロロベンゼン等の有機溶媒で抽出することが好ま
しい。この抽出操作時に重合物と推定されるタール状物
質が生成して分液操作が困難になる場合があるが、上記
したように反応時に重合防止剤を添加することにより、
このタール状物質の生成が抑えられる場合が多い。本発
明の製造方法は、より具体的には例えば下記(A)〜
(E)記載の方法に従って実施することができる。 (A)CCTまたはその塩とアンモニアとをメタノール溶
媒中、加圧下で反応させることにより、高収率でACTま
たはその塩が製造できる。BTAの生成を抑えるため、ア
ンモニアはCCTまたはその塩に対して5〜50当量程度使用
するのが好ましい。さらに好ましくは10〜20当量であ
る。アンモニアはあらかじめメタノールに溶解させアン
モニア/メタノール溶液として反応に用いることができ
る。アンモニア/メタノール溶液におけるアンモニアの
濃度は20%〜30%が好ましい。反応温度は通常50〜100
℃、好ましくは60〜80℃である。反応時間は30分〜5時
間が好ましい。加圧の程度は1 atm(101 kPa)より高く50
atm(5,050 kPa)より低い圧力が好ましい。より好まし
くは1 atm(101 kPa)より高く10 atm(1,010 kPa)より低
い圧力である。上記加圧力は、大気圧と増した圧力の合
計、すなわち反応系中の圧力を示す。本反応はメタノー
ルを溶媒として実施できるが、場合によっては反応に悪
影響を及ぼさない補助溶媒を加えてもよい。このような
補助溶媒としては例えば水、例えばエタノール、n−プ
ロパノール、イソプロパノール等のアルコール類、例え
ばベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、o-
ジクロロベンゼン、m-ジクロロベンゼン等の芳香族炭化
水素類、例えばジクロロメタン、クロロホルム、1,2-ジ
クロロエタン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、
例えばヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン等の飽和炭
化水素類、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル類、例えばアセトン、メチ
ルエチルケトン等のケトン類、例えばアセトニトリル、
プロピオニトリル等のニトリル類、例えばジメチルスル
ホキシド等のスルホキシド類、例えばN,N−ジメチル
ホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等の酸ア
ミド類、例えば酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類
などが用いられる。これらの溶媒は単独で用いることも
できるし、また必要に応じて二種またはそれ以上の多種
類(好ましくは三種以内)を適当割合例えばメタノー
ル:補助溶媒=10:1〜1:10の割合で混合して用
いてもよい。反応混合物が均一相でない場合には、例え
ば上記したような相間移動触媒の存在下に反応を行なっ
てもよい。通常は補助溶媒がなくても好結果が得られ
る。本反応ではCCTまたはその塩とアンモニアのメタノー
ル溶液とを一度に反応容器内で混合し、加圧、加温して
反応させてもよく、アンモニアのメタノール溶液にCCT
またはその塩またはその有機溶媒溶液を滴下してもよ
い。滴下する場合の滴下時間は30分〜5時間が好まし
い。また上記したような重合防止剤の存在下で反応させ
ることにより後処理操作が簡便になる場合もある。この
ような重合防止剤の具体例及び使用量は上記したとおり
である。
下しながら水溶媒中、加圧下で反応させることにより、
高収率でACTまたはその塩が製造できる。BTAの生成を抑
えるため、アンモニアはCCTまたはその塩に対して5〜50
当量程度使用するのが好ましい。さらに好ましくは10〜
20当量である。本反応はCCTまたはその塩とアンモニア
を水溶媒中で反応させるものであるが、具体的にはアン
モニア水にCCTまたはその塩またはその有機溶媒溶液を
滴下しながら反応させるのが好ましい。使用するアンモ
ニア水の好ましい濃度は20%〜30%である。反応温度は
通常50〜100℃、好ましくは60〜80℃である。CCTまたは
その塩の滴下時間は30分〜10時間が好ましい。加圧の程
度は1 atm(101 kPa)より高く50 atm(5,050 kPa)より低
い圧力が好ましい。より好ましくは1 atm(101 kPa)より
高く10 atm(1,010 kPa)より低い圧力である。上記加圧
力は、大気圧と増した圧力の合計、すなわち反応系中の
圧力を示す。なお滴下終了後、通常50〜100℃、好まし
くは60〜80℃で5時間以内程度さらに反応を継続させて
完結させることによりより高収率でACTまたはその塩が
得られる場合もある。本反応は水以外に反応に悪影響を
及ぼさない溶媒を加えてもよい。このような溶媒として
はメタノールや(A)で補助溶媒として述べたもの等が
用いられる。これらの溶媒は単独で用いることもできる
し、また必要に応じて二種またはそれ以上(好ましくは
三種以内)の多種類を適当な割合例えば水:水以外の溶
媒=10:1〜1:10の割合で混合して用いてもよ
い。反応混合物が均一相でない場合には、上述したよう
な相間移動触媒の存在下に反応を行なってもよい。ま
た、反応時に上述したような重合防止剤の存在下でCCT
またはその塩を滴下することにより、後処理操作が簡便
になる場合もある。このような重合防止剤の具体例及び
使用量は上記したとおりである。
加圧下、細管内で連続的に反応させることにより、高収
率でACTまたはその塩が製造できる。BTAの生成を抑える
ため、アンモニアはCCTまたはその塩に対して5〜50当量
程度使用するのが好ましい。さらに好ましくは20〜50当
量である。反応温度は通常50〜150℃、好ましくは100〜
120℃である。反応時間は30分〜10時間が好ましい。加
圧の程度は1 atm(101 kPa)より高く50 atm(5,050 kPa)
より低い圧力が好ましい。より好ましくは1.5 atm(151.
5 kPa)〜50 atm(5,050 kPa)である。上記加圧力は、大
気圧と加えた圧力の合計、すなわち反応系中の圧力を示
す。本反応は無溶媒で行ってもよいが、通常反応に悪影
響を及ぼさない溶媒中で行われる。このような溶媒とし
てはメタノールおよび(A)で補助溶媒として述べたも
の等が用いられる。特に水を溶媒として用いる場合、ア
ンモニアを濃度20%〜30%のアンモニア水として用いれ
ばよい。これらの溶媒は単独で用いることもできるし、
また必要に応じて二種またはそれ以上(好ましくは三種
以内)の多種類を適当な割合で混合して用いてもよい。
反応混合物が均一相でない場合には、上述したような相
間移動触媒の存在下に反応を行なってもよい。好ましい
溶媒はアセトニトリル等のニトリル類、メタノール等の
アルコール類及び水またはこれらの混合溶媒である。本
反応はいわゆる連続反応であり、CCTまたはその塩、ア
ンモニア及び溶媒の混合物を連続的に加熱した細管内に
ポンプ類で加圧下送り込むことにより実施される。例え
ばこのような細管としてはラボスケールで長さ約5m〜
約20m、口径約0.1mm〜約1.0mmのサイズのものが好
ましく、具体的には高圧液体クロマトグラフ(HPLC)で
使用する配管用SUS 316チューブが用いられる。また工
業的スケールでは加熱のためのジャケットを有した長さ
約50m〜約200m、口径約50mm〜約200mmのサイズの
いわゆるチューブリアクターが好ましく、材質としては
例えばSUS 304、SUS 316、SUS 316L、SUS 317、ハステロ
イCが挙げられる。また、反応時に上述したような重合
防止剤の存在下で反応を行うことにより、後処理操作が
簡便になる場合もある。このような重合防止剤の例及び
使用量は上記したとおりである。
ンモニアとを水溶媒中、常圧下40℃〜70℃の範囲内で反
応させることにより、高収率でACTまたはその塩が製造
できる。BTAの生成を抑えるため、アンモニアはCCTに対
して50〜100当量使用するのが好ましい。反応時間は30
分〜5時間が好ましい。本反応は無溶媒で行ってもよい
が、反応に悪影響を及ぼさない溶媒を加えてもよい。こ
のような溶媒としてはメタノールおよび(A)で補助溶
媒として述べたもの等が用いられる。特に水を溶媒とし
て用いる場合、アンモニアを濃度20%〜30%のアンモニ
ア水として用いればよい。これらの溶媒は単独で用いる
こともできるし、また必要に応じて二種またはそれ以上
の多種類を適当な割合で混合して用いてもよい。反応混
合物が均一相でない場合には、上述したような相間移動
触媒の存在下に反応を行なってもよい。好ましい溶媒は
アセトニトリル等の二トリル類、メタノール等のアルコ
ール類及び水またはこれらの混合溶媒である。本反応で
はCCTまたはその塩とアンモニアとを一度に反応容器内
で混合し、加温してもよく、アンモニア水にCCTまたは
その塩またはその有機溶媒溶液を滴下してもよい。ま
た、反応時に上述したような重合防止剤の存在下で反応
を行うことにより、後処理操作が簡便になる場合もあ
る。このような重合防止剤の具体例及び使用量は上記し
たとおりである。
は公知の手段、例えば濃縮、減圧濃縮、蒸留、分留、溶
媒抽出、液性変換、転溶、クロマトグラフィー、結晶
化、再結晶等により、単離精製することができる。ま
た、ACTが遊離体で得られた場合は前述したような塩と
したのち同様に単離精製することもできる。しかしなが
ら、上記の方法で製造されたACTまたはその塩は通常5〜
30%程度のBTAまたはその塩を含有しており、とりわけ大
量スケールでの精製が厄介である。実験室レベルから工
業的に大規模なスケールでの製造まで実施可能な、精製
されたACTまたはその塩の製造法について以下に述べ
る。
有するACTの有機溶媒溶液を弱酸性下の水で抽出するこ
とにより、精製されたACT酸付加塩の水溶液が製造され
る。不純物としてBTAまたはその塩を含有するACTまたは
その塩は上記の方法で製造されたものを用いてもよい
が、上記以外の方法(例えば特開平3−157308及
び特開平5−9173に記載の方法)でCCTとアンモニ
ア(アンモニア水)とから製造してもよい。これらの反
応の通常の後処理法としては、水と混和する溶媒(メタ
ノール、アセトニトリル等)を使用した場合はまずそれ
を常圧または減圧下で留去し、水酸化ナトリウム水溶液
等のアルカリ性水溶液を加えてアルカリ性(pH10〜1
4)とした後、有機溶媒で抽出する。有機溶媒としては
(A)で補助溶媒として述べたもののうち水と二相系を
形成するものが用いられるが、好ましくはジクロロメタ
ン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、クロロベ
ンゼン、酢酸エチル、酢酸ブチルから選ばれる一種類ま
たは二種類以上(好ましくは1〜3種)の混合物であ
る。特に好ましいのはクロロホルム、1,2−ジクロロ
エタンまたはクロロベンゼンが単独で用いられる。上記
方法で得られたBTAまたはその塩を含有するACTまたはそ
の塩の有機溶媒溶液に水を加え、酸性物質で弱酸性、好
ましくはpH3.5〜5.5に調整する。このような酸性物質
とは例えば塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、リン酸、
硫酸、過塩素酸、硝酸等の無機酸または、例えばギ酸、
酢酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、シュウ酸、コハク
酸、安息香酸、ピクリン酸、メタンスルホン酸、トリフ
ルオロメタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸等の有
機酸が用いられる。好ましい酸性物質は塩酸及び硫酸で
ある。この時点で抽出操作を行い、水層のpHが3.5〜
5.5であることを確認後、分液することによりBTAまたは
その塩をほとんど含まないACT酸付加塩の水溶液が製造
される。水溶液の着色を軽減したい場合は、ここで活性
炭処理を実施してもよい。具体的には計算されるACTに
対して0.2〜5倍重量の活性炭を該水溶液に加え、数分〜
数十分攪拌後不溶物をろ別すればよい。
液(好ましくは塩酸塩または硫酸塩)は特開平10−1
20666号公報等に記載のグアニジン誘導体への原料
としてそのまま用いることができる。また塩のままもし
くは遊離形とした後、上記した公知の手段でさらに単離
精製することもできる。
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定解釈される
べきものではない。pHは他に記載がない限り、pH試
験紙で測定した。なお、下記実施例で用いる略号は、次
のような意義を有する。 CCT:2−クロロ−5−クロロメチルチアゾール、ACT:
5−(アミノメチル)−2−クロロチアゾール、BTA:ビス
(2−クロロチアゾール−5−イルメチル)アミン、HPL
C:高速液体クロマトグラフィー、%:重量%。また室
温とあるのは約15〜25℃を意味する。
/メタノール溶液107.8g(1.65 mol)を混合し封管後、
75℃に加熱し4時間攪拌した。この時の内圧は5±1 atm
(505±101 kPa)であった。反応混合物を濃縮し、残渣
に水15 mlを加え、28%水酸化ナトリウム水溶液を加えて
pHを13.5に調整した後、クロロベンゼン50 mlで3回抽出
した。この際タール状物質が生成し、分液操作に手間取
った。ここに反応副生物であるBTA 2.1 g (0.0075 mo
l;HPLCによる分析結果)も抽出された。あわせた有機層
に水10 mlを加え、35%塩酸を加えてpHを4.6に調整後、
水層を分液してACT塩酸塩水溶液31.3 gを得た。この時B
TAはクロロベンゼン層側に選択的に残存し目的物から除
去された。ACT塩酸塩含量35.0%(10.96 g,0.0592 mo
l)。収率75.1%。
ア/メタノール溶液263.0 g(3.86 mol)を混合し封管
後、80℃に加熱し4時間攪拌した。この時の内圧は5±1
atm(505±101 kPa)であった。反応混合物を濃縮し、
残渣に水50 mlを加え、28%水酸化ナトリウム水溶液を加
えてpHを13.5に調整した後、酢酸エチル130 mlで3回抽
出した。この際タール状物質が生成し、分液操作に手間
取った。ここに反応副生物であるBTA 4.3 g(0.0153 mo
l;HPLCによる分析結果)も抽出された。あわせた有機
層に水33 mlを加え、35%塩酸を加えてpHを5.2に調整
後、水層を分液してACT塩酸塩水溶液82.2 gを得た。こ
の時BTAは酢酸エチル層側に選択的に残存し目的物から
除去された。ACT塩酸塩含量32.4%(26.63 g,0.1439 mo
l)。収率72.2%。
/メタノール溶液339.0 g (5.57 mol)と37%ホルマリ
ン2.5 g(0.0308 mol)を混合し封管後、78℃に加熱し
3.5時間攪拌した。この時の内圧は5±1 atm(505±101
kPa)であった。反応混合物を濃縮し、残渣に水50 mlを
加え、28%水酸化ナトリウム水溶液45 g(0.315 mol)を
加えてpHを13.5に調整した後、クロロベンゼン160 ml、
100 ml、100 mlで3回抽出した。この際分液操作に支障
が出るようなタール状物質は見られなかった。あわせた
有機層に14%水酸化ナトリウム水溶液20 mlを加えて洗浄
した後に分液した。有機層に水50 mlを加え、35%塩酸2
4.3 g(0.233 mol)を加えてpHを3.6に調整後、水層を
分液した。水層を活性炭2.5 gで脱色処理後、ろ過し
た。この結果ACT塩酸塩水溶液95.37 gを得た。ACT塩酸
塩含量35.6%(33.95 g、0.183 mol)。収率71.3%。
/メタノール溶液331.6g(5.06 mol)とハイドロキノン
0.6 g(0.0054 mol)を混合し封管後、65℃に加熱し3.5
時間攪拌した。この時の内圧は5±1 atm(505±101 kP
a)であった。反応混合物を濃縮し、残渣に水50 mlを加
え、28%水酸化ナトリウム水溶液45 g(0.315 mol)を加
えてpHを13.5に調整した後、クロロベンゼン160 ml、13
0 ml、100 mlで3回抽出した。この際分液操作に支障が
出るようなタール状物質は見られなかった。あわせた有
機層に14%水酸化ナトリウム水溶液20 mlを加えて洗浄し
た後に分液した。有機層に水50 mlを加え、35%塩酸25.5
g (0.245 mol)を加えてpHを4.1に調整後、水層を分液
した。水層を活性炭2.5 gで脱色処理後、ろ過した。こ
の結果ACT塩酸塩水溶液87.95 gを得た。ACT塩酸塩含量4
3.0%(37.82 g、0.204mol)。収率77.8%。
れ、ここにCCT (純度95.8%) 5.00 g (0.0285 mol)と
クロロホルム1.0 mlの混合溶液を8時間かけて、内温60
℃で滴下した。60℃でさらに2時間攪拌した後に室温下
で放冷した。この時の内圧は4±1 atm(404±101 kPa)
であった。反応液をHPLCにて分析した結果、ACT 3.10 g
(0.0209 mol)(収率73.3%)及びBTA 0.83 g (0.0029 m
ol)(収率20.4%)を含有していた。
15 mlに溶解して、25%アンモニア水46.7 ml (0.624 mo
l)と同時に液送ポンプで120℃の油浴中のチューブコイ
ル(内径0.5mm、外径1.6mm、全長10m)内に流速1.0 ml/
分で送液した。この時の内圧は10±1 atm(1010±101 k
Pa)であった。チューブコイルより流出された全反応液
をHPLCにて分析した結果、ACT 2.48 g (0.0167 mol)
(収率80.3%)及びBTA 0.48 g (0.0017 mol)(収率16.5
%)を含有していた。
%)200 mg (1.19 mmol)とを混合した。50℃で2時間攪拌
した後に室温下で放冷した。反応液をHPLCにて分析した
結果、ACT 138.31 mg (0.931 mmol)(収率78.2%)、BTA
30.01 mg (0.107 mmol)(収率18.0%)を含有してい
た。
として有用な5−アミノメチル−2−クロロチアゾール
を従来の方法より簡便な操作で、高収率で製造できる。
また、副生成物を含まない5−アミノメチル−2−クロ
ロチアゾール塩の水溶液を工業的に有利に製造できる。
Claims (12)
- 【請求項1】2−クロロ−5−クロロメチルチアゾール
またはその塩とアンモニアとをメタノール溶媒中、加圧
下で反応させることを特徴とする5−アミノメチル−2
−クロロチアゾールまたはその塩の製造方法。 - 【請求項2】アンモニアに2−クロロ−5−クロロメチ
ルチアゾールまたはその塩を滴下しながら水溶媒中、加
圧下で反応させることを特徴とする5−アミノメチル−
2−クロロチアゾールまたはその塩の製造方法。 - 【請求項3】2−クロロ−5−クロロメチルチアゾール
またはその塩とアンモニアとを加圧下、細管内で連続的
に反応させることを特徴とする5−アミノメチル−2−
クロロチアゾールまたはその塩の製造方法。 - 【請求項4】5−アミノメチル−2−クロロチアゾール
の有機溶媒溶液を弱酸性下の水で抽出することを特徴と
する精製された5−アミノメチル−2−クロロチアゾー
ル酸付加塩の水溶液の製造方法。 - 【請求項5】(1)2−クロロ−5−クロロメチルチアゾ
ールまたはその塩とアンモニアとをメタノール溶媒中、
加圧下で反応させるか、(2)アンモニアに2−クロロ−
5−クロロメチルチアゾールまたはその塩を滴下しなが
ら水溶媒中、加圧下で反応させるか、または(3)2−ク
ロロ−5−クロロメチルチアゾールまたはその塩とアン
モニアとを加圧下、細管内で連続的に反応させた後、反
応混合物を有機溶媒で抽出し、抽出液を弱酸性下の水で
抽出することを特徴とする精製された5−アミノメチル
−2−クロロチアゾール酸付加塩水溶液の製造方法。 - 【請求項6】重合防止剤の存在下で反応させることを特
徴とする請求項1、2、3または5記載の製造方法。 - 【請求項7】重合防止剤がホルマリンまたはハイドロキ
ノンである請求項6記載の製造方法。 - 【請求項8】1atmより高く50atmより低い加圧下で反応
させることを特徴とする請求項1、2、3、5、6また
は7記載の製造方法。 - 【請求項9】弱酸性下の水のpHが3.5〜5.5の範
囲である請求項4、5、6または7記載の製造方法。 - 【請求項10】有機溶媒がジクロロメタン、クロロホル
ム、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、酢酸エ
チルおよび酢酸ブチルから選ばれる一種類または二種類
以上の混合物である請求項4、5、6または7記載の製
造方法。 - 【請求項11】2−クロロ−5−クロロメチルチアゾー
ルまたはその塩とアンモニアとを重合防止剤の存在下で
反応させることを特徴とする5−アミノメチル−2−ク
ロロチアゾールまたはその塩の製造方法。 - 【請求項12】重合防止剤がホルマリンまたはハイドロ
キノンである請求項11記載の製造方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2005123704A1 (en) * | 2004-06-17 | 2005-12-29 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Compound for preparing thiazole by aminomethylation |
WO2006109811A1 (en) * | 2005-04-07 | 2006-10-19 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Process for producing an aminomethyl thiazole compound |
WO2011118832A1 (ja) * | 2010-03-24 | 2011-09-29 | 住友化学株式会社 | 5-(アミノメチル)-2-クロロチアゾールの製造方法 |
-
1998
- 1998-11-05 JP JP31456898A patent/JP4276720B2/ja not_active Expired - Lifetime
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