JP2811448B2 - 流体封入型エンジンマウント - Google Patents
流体封入型エンジンマウントInfo
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- JP2811448B2 JP2811448B2 JP63172678A JP17267888A JP2811448B2 JP 2811448 B2 JP2811448 B2 JP 2811448B2 JP 63172678 A JP63172678 A JP 63172678A JP 17267888 A JP17267888 A JP 17267888A JP 2811448 B2 JP2811448 B2 JP 2811448B2
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- Japan
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- fluid
- fluid chamber
- orifice
- vibration
- movable plate
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F13/00—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
- F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
- F16F13/06—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/08—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/10—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper the wall being at least in part formed by a flexible membrane or the like
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車等の車両に搭載されるエンジンを防
振支持するエンジンマウントに関するもので、特に、ゴ
ム等の弾性体によって形成される流体室の内部に流体を
封入した流体封入型エンジンマウントに関するものであ
る。
振支持するエンジンマウントに関するもので、特に、ゴ
ム等の弾性体によって形成される流体室の内部に流体を
封入した流体封入型エンジンマウントに関するものであ
る。
(従来の技術) 自動車においては、搭載されているエンジンから車体
に伝えられる振動を低減させるために、そのエンジンを
防振支持することが必要となっている。従来は、そのよ
うにエンジンを防振支持するエンジンマウントとしては
ゴム等の弾性体からなるブロック状のものが用いられて
いたが、最近では、流体封入型エンジンマウントを用い
たものも見られるようになってきている。
に伝えられる振動を低減させるために、そのエンジンを
防振支持することが必要となっている。従来は、そのよ
うにエンジンを防振支持するエンジンマウントとしては
ゴム等の弾性体からなるブロック状のものが用いられて
いたが、最近では、流体封入型エンジンマウントを用い
たものも見られるようになってきている。
流体封入型エンジンマウントは、エンジンに取り付け
られる取付部材と車体フレームに取り付けられる支持部
材とに両端が固着されるゴム等の弾性体によって主流体
室を形成するとともに、その主流体室の容積変化を許容
する副流体室を設け、それら主副流体室内に水あるいは
油等の非圧縮性流体を封入したものである。このような
流体封入型エンジンマウントによれば、エンジン振動に
伴って弾性体が変形するとき、内部の流体が流動するの
で、その流体の流動を制御することによって、その振動
吸収特性を変化させることができる。したがって、広範
囲の振動を吸収し得るものとすることができる。
られる取付部材と車体フレームに取り付けられる支持部
材とに両端が固着されるゴム等の弾性体によって主流体
室を形成するとともに、その主流体室の容積変化を許容
する副流体室を設け、それら主副流体室内に水あるいは
油等の非圧縮性流体を封入したものである。このような
流体封入型エンジンマウントによれば、エンジン振動に
伴って弾性体が変形するとき、内部の流体が流動するの
で、その流体の流動を制御することによって、その振動
吸収特性を変化させることができる。したがって、広範
囲の振動を吸収し得るものとすることができる。
そのように流体の流動を制御する手段としては、主副
流体室の流体圧をそれぞれ対応する面に受けて、その圧
力差により所定のストローク内で移動するようにされた
可動板が用いられることが多い。このような可動板を備
えたエンジンマウントにおいては、小振幅振動が加えら
れたときには、可動板が主流体室の流体圧変化に応じて
移動して、主流体室の容積変化を吸収する。したがっ
て、弾性体の変形がほとんど抵抗なく許容されるように
なり、その弾性変形によってそのときの振動が吸収され
る。また、大振幅振動が加えられたときには、可動板が
移動可能ストローク限に達し、主流体室の容積変化が規
制されるので、弾性体の変形が制限される。そして、主
副流体室間に設けられたオリフィスを通して流体が流動
することにより、そのときの振動が減衰される。
流体室の流体圧をそれぞれ対応する面に受けて、その圧
力差により所定のストローク内で移動するようにされた
可動板が用いられることが多い。このような可動板を備
えたエンジンマウントにおいては、小振幅振動が加えら
れたときには、可動板が主流体室の流体圧変化に応じて
移動して、主流体室の容積変化を吸収する。したがっ
て、弾性体の変形がほとんど抵抗なく許容されるように
なり、その弾性変形によってそのときの振動が吸収され
る。また、大振幅振動が加えられたときには、可動板が
移動可能ストローク限に達し、主流体室の容積変化が規
制されるので、弾性体の変形が制限される。そして、主
副流体室間に設けられたオリフィスを通して流体が流動
することにより、そのときの振動が減衰される。
このような可動板を用いたエンジンマウントにおいて
は、高周波小振幅振動時の動ばね定数が低減されること
が知られている。
は、高周波小振幅振動時の動ばね定数が低減されること
が知られている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、自動車用エンジンにおいては、通常走行時
のような中高回転域における高周波小振幅振動と、アイ
ドル回転域における比較的低周波大振幅の振動と、クラ
ンキング時やシェイク時等に生ずる更に周波数が低く極
めて振幅の大きい振動とが発生する。したがって、エン
ジンマウントには、これらの振動をいずれも効果的に吸
収し得るものとすることが求められる。そのためには、
特にアイドル域以上の回転域における振動に対するエン
ジンマウントの動ばね定数を低減させることが必要とな
る。
のような中高回転域における高周波小振幅振動と、アイ
ドル回転域における比較的低周波大振幅の振動と、クラ
ンキング時やシェイク時等に生ずる更に周波数が低く極
めて振幅の大きい振動とが発生する。したがって、エン
ジンマウントには、これらの振動をいずれも効果的に吸
収し得るものとすることが求められる。そのためには、
特にアイドル域以上の回転域における振動に対するエン
ジンマウントの動ばね定数を低減させることが必要とな
る。
しかしながら、上述のような可動板を備えた流体封入
型エンジンマウントによっても、アイドル域の振動に対
する動ばね定数を下げることはできない。
型エンジンマウントによっても、アイドル域の振動に対
する動ばね定数を下げることはできない。
一方、流体封入型エンジンマウントにおいて、主流体
室と副流体室とを連通させるオリフィスを所定寸法に形
成し、そのオリフィスを流動する流体に共振を起こさせ
ることによって、特定の周波数域における動ばね定数を
低減させることができるということが知られている(例
えば特開昭60−263736号公報参照)。そこで、特公昭59
−117930号公報等に示されているように、主流体室と副
流体室との間に上述のような可動板とオリフィスとを並
列に設けることが考えられている。その場合、オリフィ
スの寸法を適切に設定して、そのオリフィスを流動する
流体がアイドル時に共振するようにしておけば、中高速
域においては可動板の移動によって動ばね定数が低減さ
れ、アイドル域においてはオリフィスを流れる流体の共
振によって動ばね定数が低減されるようになる。
室と副流体室とを連通させるオリフィスを所定寸法に形
成し、そのオリフィスを流動する流体に共振を起こさせ
ることによって、特定の周波数域における動ばね定数を
低減させることができるということが知られている(例
えば特開昭60−263736号公報参照)。そこで、特公昭59
−117930号公報等に示されているように、主流体室と副
流体室との間に上述のような可動板とオリフィスとを並
列に設けることが考えられている。その場合、オリフィ
スの寸法を適切に設定して、そのオリフィスを流動する
流体がアイドル時に共振するようにしておけば、中高速
域においては可動板の移動によって動ばね定数が低減さ
れ、アイドル域においてはオリフィスを流れる流体の共
振によって動ばね定数が低減されるようになる。
しかしながら、そのように可動板とアイドル用オリフ
ィスとを並列に設ける場合、そのオリフィスが常時開い
ていると、アイドル振動よりも周波数が低く振幅の大き
い振動が加えられたときには流体がそのオリフィスを通
してほとんど抵抗なく流動することになるので、その振
動を減衰させることができなくなってしまう。そこで、
上記特開昭59−117930号公報に示されたものでは、アイ
ドル用オルフィスをアイドル時以外は閉じるようにして
いるが、そのために、エンジン回転数に応じて作動する
制御装置を用いてそのオリフィスを開閉することが必要
となっており、エンジンマウントが極めて高価なものと
なっている。
ィスとを並列に設ける場合、そのオリフィスが常時開い
ていると、アイドル振動よりも周波数が低く振幅の大き
い振動が加えられたときには流体がそのオリフィスを通
してほとんど抵抗なく流動することになるので、その振
動を減衰させることができなくなってしまう。そこで、
上記特開昭59−117930号公報に示されたものでは、アイ
ドル用オルフィスをアイドル時以外は閉じるようにして
いるが、そのために、エンジン回転数に応じて作動する
制御装置を用いてそのオリフィスを開閉することが必要
となっており、エンジンマウントが極めて高価なものと
なっている。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであ
って、その目的は、アイドル用オリフィスが常時開いた
状態で保持されるようにしながら、いずれの振動をも効
果的に吸収することができる流体封入型エンジンマウン
トを得ることである。
って、その目的は、アイドル用オリフィスが常時開いた
状態で保持されるようにしながら、いずれの振動をも効
果的に吸収することができる流体封入型エンジンマウン
トを得ることである。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するために、本発明では、主流体室と
副流体室との間の隔壁に、上述の可動板のように主副流
体室の流体圧を受けて移動する可動部材を、エンジンの
アイドル時における主流体室の容積変化を吸収し得るだ
けのストロークで移動可能に設けるとともに、その可動
部材に主流体室あるいは副流体室の流体圧を作用させる
開口を、エンジンのアイドル時にその開口を流動する流
体に共振を起こさせるアイドル用オリフィスとして形成
するようにしている。
副流体室との間の隔壁に、上述の可動板のように主副流
体室の流体圧を受けて移動する可動部材を、エンジンの
アイドル時における主流体室の容積変化を吸収し得るだ
けのストロークで移動可能に設けるとともに、その可動
部材に主流体室あるいは副流体室の流体圧を作用させる
開口を、エンジンのアイドル時にその開口を流動する流
体に共振を起こさせるアイドル用オリフィスとして形成
するようにしている。
(作用) このように構成することにより、アイドル時には、主
副流体室の流体圧を受けて可動部材が移動し、それに伴
ってアイドル用オリフィスを流体が流動することにな
る。そして、その流体がそのときの振動に共振する。し
たがって、動ばね定数が低減され、アイドル振動が効果
的に吸収される。
副流体室の流体圧を受けて可動部材が移動し、それに伴
ってアイドル用オリフィスを流体が流動することにな
る。そして、その流体がそのときの振動に共振する。し
たがって、動ばね定数が低減され、アイドル振動が効果
的に吸収される。
また、エンジンの中高回転時や、クランキング時ある
いはシェイク時には、他の可動部材やオリフィス等によ
ってそのときの振動が減衰される。したがって、オリフ
ィス開閉用の制御装置が不要となる。
いはシェイク時には、他の可動部材やオリフィス等によ
ってそのときの振動が減衰される。したがって、オリフ
ィス開閉用の制御装置が不要となる。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図中、第1,2図は本発明による流体封入型エンジンマ
ウントの一実施例を示すもので、第1図はその縦断面図
であり、第2図はそのエンジンマウントの隔壁の平面図
である。
ウントの一実施例を示すもので、第1図はその縦断面図
であり、第2図はそのエンジンマウントの隔壁の平面図
である。
第1図から明らかなように、このエンジンマウント1
は、厚肉ゴムからなる円錐筒状の弾性体2と、鋼板等の
剛性材からなるハウジング3とを備えている。ハウジン
グ3は、ほぼ円筒状の上部ハウジング3aと下部ハウジン
グ3bとからなり、下部ハウジング3bに設けられたフラン
ジ3cによって車体フレーム(図示せず)に取り付けられ
るようになっている。したがって、この実施例では、ハ
ウジング3が支持部材となっている。
は、厚肉ゴムからなる円錐筒状の弾性体2と、鋼板等の
剛性材からなるハウジング3とを備えている。ハウジン
グ3は、ほぼ円筒状の上部ハウジング3aと下部ハウジン
グ3bとからなり、下部ハウジング3bに設けられたフラン
ジ3cによって車体フレーム(図示せず)に取り付けられ
るようになっている。したがって、この実施例では、ハ
ウジング3が支持部材となっている。
弾性体2の下端部外周は、上部ハウジング3aの上端部
内周面に加硫接着されている。また、その弾性体2の上
端部には、エンジンを固定するためのボルト4を備えた
取付金具5、すなわち取付部材が加硫接着されている。
内周面に加硫接着されている。また、その弾性体2の上
端部には、エンジンを固定するためのボルト4を備えた
取付金具5、すなわち取付部材が加硫接着されている。
こうして、エンジンは弾性体2を介して車体フレーム
に支持され、その振動に応じて弾性体2が弾性変形する
ようにされている。
に支持され、その振動に応じて弾性体2が弾性変形する
ようにされている。
弾性体2の下方には、その弾性体2の下面開口を覆う
隔壁6が設けられている。また、その隔壁6の下面側に
は、薄肉ゴムからなり容易に変形し得るダイヤフラム7
が設けられている。これら隔壁6及びダイヤフラム7
は、その周縁部を下部ハウジング3bの上端フランジに重
ね、上部ハウジング3aの下端をかしめることによって、
ハウジング3に固定されるようになっている。そして、
それらの間は液密にシールされるようになっている。
隔壁6が設けられている。また、その隔壁6の下面側に
は、薄肉ゴムからなり容易に変形し得るダイヤフラム7
が設けられている。これら隔壁6及びダイヤフラム7
は、その周縁部を下部ハウジング3bの上端フランジに重
ね、上部ハウジング3aの下端をかしめることによって、
ハウジング3に固定されるようになっている。そして、
それらの間は液密にシールされるようになっている。
このようにして、エンジンマウント1の内部には、弾
性体2とダイヤフラム7とによって取り囲まれ、隔壁6
によって上下に区画される液密の空間が形成されてい
る。そして、その空間内には、水あるいは油等の非圧縮
性流体が封入されている。すなわち、隔壁6の上下の空
間は、それぞれ流体室8,9とされている。
性体2とダイヤフラム7とによって取り囲まれ、隔壁6
によって上下に区画される液密の空間が形成されてい
る。そして、その空間内には、水あるいは油等の非圧縮
性流体が封入されている。すなわち、隔壁6の上下の空
間は、それぞれ流体室8,9とされている。
隔壁6の上方に形成される流体室8は、弾性体2によ
って囲まれ、エンジン振動に伴う弾性体2の変形によっ
てその容積が変化するようになっている。すなわち、そ
の流体室8が主流体室とされている。一方、隔壁6の下
方に形成される流体室9は、下面側に大気に開放された
ダイヤフラム7によって囲まれている。したがって、そ
の流体室9の容積は、内部の流体圧によって自由に変化
するようにされている。すなわち、その流体室9が副流
体室となっている。
って囲まれ、エンジン振動に伴う弾性体2の変形によっ
てその容積が変化するようになっている。すなわち、そ
の流体室8が主流体室とされている。一方、隔壁6の下
方に形成される流体室9は、下面側に大気に開放された
ダイヤフラム7によって囲まれている。したがって、そ
の流体室9の容積は、内部の流体圧によって自由に変化
するようにされている。すなわち、その流体室9が副流
体室となっている。
第1,2図から明らかなように、隔壁6は厚い円板状の
ものとされている。そして、その内部には、可動部材で
ある複数枚の高周波用可動板10,10,…と1枚のアイドル
用可動板11とが並列に配置されて収容されている。これ
らの可動板10,11は、剛性板、あるいはそれにゴム等の
弾性材を被覆した薄いものとされており、それぞれ保持
部12,13によって所定の移動ストローク内で上下動し得
るようにして保持されている。
ものとされている。そして、その内部には、可動部材で
ある複数枚の高周波用可動板10,10,…と1枚のアイドル
用可動板11とが並列に配置されて収容されている。これ
らの可動板10,11は、剛性板、あるいはそれにゴム等の
弾性材を被覆した薄いものとされており、それぞれ保持
部12,13によって所定の移動ストローク内で上下動し得
るようにして保持されている。
隔壁6には、高周波用可動板10の上下位置に、それぞ
れ複数個の開口14,14,…及び15,15,…が設けられてお
り、その開口14,15を通して主副流体室8,9内の流体圧が
それぞれ可動板10の上下の面に作用するようにされてい
る。これらの開口14,15は、可動板10に向かって拡開す
るテーパ部を有するものとされ、それによってその開口
14,15を流動する流体に渦が生じることが防止され、可
動板10が滑らかに上下動するようにされている。また、
上方の開口14は比較的長いものとされ、その開口14に位
置する流体が高周波振動に共振するようにされている。
すなわち、その開口14,14…は高周波用オリフィスOHと
なっている。
れ複数個の開口14,14,…及び15,15,…が設けられてお
り、その開口14,15を通して主副流体室8,9内の流体圧が
それぞれ可動板10の上下の面に作用するようにされてい
る。これらの開口14,15は、可動板10に向かって拡開す
るテーパ部を有するものとされ、それによってその開口
14,15を流動する流体に渦が生じることが防止され、可
動板10が滑らかに上下動するようにされている。また、
上方の開口14は比較的長いものとされ、その開口14に位
置する流体が高周波振動に共振するようにされている。
すなわち、その開口14,14…は高周波用オリフィスOHと
なっている。
一方、アイドル用可動板11の上下に位置する隔壁6部
分には、それぞれ1個の開口16,17が形成されている。
それらの開口16,17も可動板11に向かって拡開するテー
パ部を有するものとされ、それによって可動板11が渦の
発生を伴うことなく滑らかに上下動するようにされてい
る。また、それらの開口16,17を通して可動板11の上下
の面にそれぞれ主副流体室8,9内の流体圧が作用するよ
うにされている。上方の開口16の上端部周囲には、隔壁
6の上面から突出する円筒状の突起部18が設けられ、そ
れによってその開口16の長さが十分に長くなるようにさ
れている。また、その開口16の面積は、高周波用オリフ
ィスOHをなす開口14,14,…の合計面積よりも小さくされ
ている。こうして、その開口16を流動する流体が、アイ
ドル時の振動に共振するようにされている。すなわち、
その開口16がアイドル用オリフィスOIとなっている。下
方の開口17は十分に面積の大きいものとされている。
分には、それぞれ1個の開口16,17が形成されている。
それらの開口16,17も可動板11に向かって拡開するテー
パ部を有するものとされ、それによって可動板11が渦の
発生を伴うことなく滑らかに上下動するようにされてい
る。また、それらの開口16,17を通して可動板11の上下
の面にそれぞれ主副流体室8,9内の流体圧が作用するよ
うにされている。上方の開口16の上端部周囲には、隔壁
6の上面から突出する円筒状の突起部18が設けられ、そ
れによってその開口16の長さが十分に長くなるようにさ
れている。また、その開口16の面積は、高周波用オリフ
ィスOHをなす開口14,14,…の合計面積よりも小さくされ
ている。こうして、その開口16を流動する流体が、アイ
ドル時の振動に共振するようにされている。すなわち、
その開口16がアイドル用オリフィスOIとなっている。下
方の開口17は十分に面積の大きいものとされている。
このようにして、このエンジンマウント1において
は、高周波用可動板10に並列にアイドル用可動板11が設
けられ、そのアイドル用可動板11に直列にアイドル用オ
リフィスOIが設けられている。
は、高周波用可動板10に並列にアイドル用可動板11が設
けられ、そのアイドル用可動板11に直列にアイドル用オ
リフィスOIが設けられている。
高周波用可動板10を保持する保持部12は、エンジンの
中高回転域における高周波小振幅振動によって弾性体2
が小変形したとき、その変形に伴う主流体室8の容積変
化を吸収し得るだけの可動板10の移動を許容するものと
されている。すなわち、可動板10の、わずかのストロー
クでその移動が規制されるようになっている。一方、ア
イドル用可動板11を保持する保持部13は、アイドル振動
によって弾性体2が比較的大きく変形したとき、その変
形に伴う主流体室8の容積変化を高周波用可動板10とと
もに吸収し得るだけのストロークで可動板11の移動を許
容するものとされている。したがって、アイドル用可動
板11は、高周波用可動板10よりも十分に大きく移動し得
るようにされ、エンジンマウント1にシェイク振動のよ
うなより振幅の大きい振動が加えられたときにその移動
が規制されるようになっている。
中高回転域における高周波小振幅振動によって弾性体2
が小変形したとき、その変形に伴う主流体室8の容積変
化を吸収し得るだけの可動板10の移動を許容するものと
されている。すなわち、可動板10の、わずかのストロー
クでその移動が規制されるようになっている。一方、ア
イドル用可動板11を保持する保持部13は、アイドル振動
によって弾性体2が比較的大きく変形したとき、その変
形に伴う主流体室8の容積変化を高周波用可動板10とと
もに吸収し得るだけのストロークで可動板11の移動を許
容するものとされている。したがって、アイドル用可動
板11は、高周波用可動板10よりも十分に大きく移動し得
るようにされ、エンジンマウント1にシェイク振動のよ
うなより振幅の大きい振動が加えられたときにその移動
が規制されるようになっている。
これらの可動板10,11の移動可能ストロークを数値的
に表すと、通常走行域におけるエンジン振動の振幅がお
よそ±0.05mm、アイドル域における振動の振幅がおよそ
±0.25mm、シェイク領域での振動の振幅がおよそ±0.5m
mであるので、高周波用可動板10の移動可能ストロー
ク、すなわちその可動板10とそれを可動保持する保持部
12との間の上下方向のクリアランスC1(mm)は、その可
動板10,10,…の全有効面積をS1(mm2)、エンジンが上
下方向に1mm変位したときの主流体室8の容積変化量をV
E(mm3)として、 0.05VE≦S1C1≦0.25VE の範囲とされる。また、アイドル用可動板11の移動可能
ストローク、すなわちその可動板11とそれを可動保持す
る保持部13との間の上下方向のクリアランスC2(mm)
は、その可動板11の有効面積をS2(mm2)として、 0.25VE−S1C1≦S2C2≦0.5VE−S1C1 の範囲とされる。
に表すと、通常走行域におけるエンジン振動の振幅がお
よそ±0.05mm、アイドル域における振動の振幅がおよそ
±0.25mm、シェイク領域での振動の振幅がおよそ±0.5m
mであるので、高周波用可動板10の移動可能ストロー
ク、すなわちその可動板10とそれを可動保持する保持部
12との間の上下方向のクリアランスC1(mm)は、その可
動板10,10,…の全有効面積をS1(mm2)、エンジンが上
下方向に1mm変位したときの主流体室8の容積変化量をV
E(mm3)として、 0.05VE≦S1C1≦0.25VE の範囲とされる。また、アイドル用可動板11の移動可能
ストローク、すなわちその可動板11とそれを可動保持す
る保持部13との間の上下方向のクリアランスC2(mm)
は、その可動板11の有効面積をS2(mm2)として、 0.25VE−S1C1≦S2C2≦0.5VE−S1C1 の範囲とされる。
更に、隔壁6には、その外周部の内部に小断面積の長
い円弧状の通路19が形成されている。その通路19の一端
は開口20を介して主流体室8に連通し、他端は開口21を
介して副流体室9に連通している。こうして、これら通
路19及び開口20,21によって、主副流体室8,9間を常時連
通させる流通抵抗の大きい低周波用オリフィスOLが形成
されている。
い円弧状の通路19が形成されている。その通路19の一端
は開口20を介して主流体室8に連通し、他端は開口21を
介して副流体室9に連通している。こうして、これら通
路19及び開口20,21によって、主副流体室8,9間を常時連
通させる流通抵抗の大きい低周波用オリフィスOLが形成
されている。
次に、このように構成された流体封入型エンジンマウ
ント1の作用について説明する。
ント1の作用について説明する。
自動車の通常走行時のようなエンジンの中高回転時に
は、エンジンマウント1に高周波小振幅振動が入力され
る。すると、弾性体2が小変形し、主流体室8の容積が
変化する。その結果、主流体室8内の流体圧が変化し、
その流体圧が高周波用オリフィスOHを通して高周波用可
動板10の上面に作用する。一方、この可動板10の下面に
作用する副流体室9内の圧力は大気圧に保たれている。
したがって、可動板10がその圧力差によって上下に移動
し、高周波用オリフィスOHを流体が流動する。そして、
その可動板10の上下動によって下方の開口15を通しても
流体が流動し、副流体室9の容積が変化する。その副流
体室9の容積変化は主流体室8とは逆となる。
は、エンジンマウント1に高周波小振幅振動が入力され
る。すると、弾性体2が小変形し、主流体室8の容積が
変化する。その結果、主流体室8内の流体圧が変化し、
その流体圧が高周波用オリフィスOHを通して高周波用可
動板10の上面に作用する。一方、この可動板10の下面に
作用する副流体室9内の圧力は大気圧に保たれている。
したがって、可動板10がその圧力差によって上下に移動
し、高周波用オリフィスOHを流体が流動する。そして、
その可動板10の上下動によって下方の開口15を通しても
流体が流動し、副流体室9の容積が変化する。その副流
体室9の容積変化は主流体室8とは逆となる。
この間において、アイドル用オリフィスOIは高周波用
オリフィスOHよりも流通抵抗が大きいので、高周波振動
に伴う流体の流動はアイドル用オリフィスOIにはほとん
ど生じない。
オリフィスOHよりも流通抵抗が大きいので、高周波振動
に伴う流体の流動はアイドル用オリフィスOIにはほとん
ど生じない。
このように可動板10が上下動することによって、主流
体室8内の流体圧変化が吸収される。したがって、弾性
体2の変形がほとんど抵抗なく許容されることになり、
その弾性によってそのときの振動が吸収される。また、
高周波用オリフィスOHを流動する流体がそのときの振動
に位相差をもって共振することにより、その振動に対す
るエンジンマウント1の動ばね定数が低減される。この
場合、高周波用可動板10の上下動に伴ってその下方の開
口15にも流体の流動が生ずる。したがって、その開口15
もオリフィスとして作用するようにしておけば、共振す
る流体の質量が増大することになり、動ばね定数の一層
の低減を図ることができる。
体室8内の流体圧変化が吸収される。したがって、弾性
体2の変形がほとんど抵抗なく許容されることになり、
その弾性によってそのときの振動が吸収される。また、
高周波用オリフィスOHを流動する流体がそのときの振動
に位相差をもって共振することにより、その振動に対す
るエンジンマウント1の動ばね定数が低減される。この
場合、高周波用可動板10の上下動に伴ってその下方の開
口15にも流体の流動が生ずる。したがって、その開口15
もオリフィスとして作用するようにしておけば、共振す
る流体の質量が増大することになり、動ばね定数の一層
の低減を図ることができる。
エンジンのアイドル回転時には、エンジンマウント1
に比較的周波数が低く振幅の大きい振動が加えられる。
したがって、弾性体2が比較的大きく変形し、主流体室
8の容積が大きく変化する。そのように主流体室8の容
積が大きく変化すると、高周波用可動板10の上下動はそ
の移動可能ストローク限で規制されるようになるので、
主流体室8内に流体圧変化が発生する。そして、その主
流体室8内の流体圧によってアイドル用可動板11が上下
動し、アイドル用オリフィスOIを流体が流動するように
なる。
に比較的周波数が低く振幅の大きい振動が加えられる。
したがって、弾性体2が比較的大きく変形し、主流体室
8の容積が大きく変化する。そのように主流体室8の容
積が大きく変化すると、高周波用可動板10の上下動はそ
の移動可能ストローク限で規制されるようになるので、
主流体室8内に流体圧変化が発生する。そして、その主
流体室8内の流体圧によってアイドル用可動板11が上下
動し、アイドル用オリフィスOIを流体が流動するように
なる。
このようにして、アイドル用オリフィスOIを流動する
流体がそのときの振動に共振することにより、動ばね定
数が低減され、アイドル振動が効果的に吸収される。
流体がそのときの振動に共振することにより、動ばね定
数が低減され、アイドル振動が効果的に吸収される。
この場合にも、アイドル用可動板11の上下動に伴って
その下方の開口17にも流体の流動が生ずる。したがっ
て、その開口17をアイドル用オリフィスとすることもで
きるし、上下の開口16,17をともにアイドル用オリフィ
スとして作用させることもできる。
その下方の開口17にも流体の流動が生ずる。したがっ
て、その開口17をアイドル用オリフィスとすることもで
きるし、上下の開口16,17をともにアイドル用オリフィ
スとして作用させることもできる。
このような高周波振動時やアイドル振動時には、流通
抵抗の大きい低周波用オリフィスOLには流体はほとんど
流れない。しかしながら、エンジンのクランキング時や
通常走行中のシェイク時のように極めて振幅の大きい振
動が生じたときには、弾性体2が更に大きく変形し、主
流体室8の容積が大幅に変化する。そして、そのように
大きく主流体室8の容積が変化すると、可動板10,11が
ともにその移動可能ストローク限で規制され、高周波用
オリフィスOHあるいはアイドル用オリフィスOIを通して
の流体の流動も規制されるようになる。したがって、主
流体室8内の流体圧が大きく変化するようになり、流通
抵抗の大きい低周波用オリフィスOLを流体が流れるよう
になる。こうして、その流通抵抗によってそのときの振
動が減衰される。この場合、そのオリフィスOLを十分に
長いものとしておくことによって、そのオリフィスOLを
流動する流体に、そのときの低周波振動に対して共振を
起こさせることができる。そのようにすれば、そのとき
のエンジンマウント1のダンピングを大きくすることが
でき、効果的な振動吸収を図ることができる。
抵抗の大きい低周波用オリフィスOLには流体はほとんど
流れない。しかしながら、エンジンのクランキング時や
通常走行中のシェイク時のように極めて振幅の大きい振
動が生じたときには、弾性体2が更に大きく変形し、主
流体室8の容積が大幅に変化する。そして、そのように
大きく主流体室8の容積が変化すると、可動板10,11が
ともにその移動可能ストローク限で規制され、高周波用
オリフィスOHあるいはアイドル用オリフィスOIを通して
の流体の流動も規制されるようになる。したがって、主
流体室8内の流体圧が大きく変化するようになり、流通
抵抗の大きい低周波用オリフィスOLを流体が流れるよう
になる。こうして、その流通抵抗によってそのときの振
動が減衰される。この場合、そのオリフィスOLを十分に
長いものとしておくことによって、そのオリフィスOLを
流動する流体に、そのときの低周波振動に対して共振を
起こさせることができる。そのようにすれば、そのとき
のエンジンマウント1のダンピングを大きくすることが
でき、効果的な振動吸収を図ることができる。
このように、このエンジンマウント1によれば、高周
波用オリフィスOH及びアイドル用オリフィスOIにそれぞ
れ直列に、互いに移動可能ストロークの異なる高周波用
可動板10及びアイドル用可動板11を配設するようにして
いるので、高価な制御装置を用いることなく、中高速域
の高周波小振幅振動、アイドル域の比較的低周波大振幅
振動、及びクランキング時やシェイク時の極めて振幅が
大きく周波数の低い振動のいずれにも対応させることが
できる。
波用オリフィスOH及びアイドル用オリフィスOIにそれぞ
れ直列に、互いに移動可能ストロークの異なる高周波用
可動板10及びアイドル用可動板11を配設するようにして
いるので、高価な制御装置を用いることなく、中高速域
の高周波小振幅振動、アイドル域の比較的低周波大振幅
振動、及びクランキング時やシェイク時の極めて振幅が
大きく周波数の低い振動のいずれにも対応させることが
できる。
第3図は、本発明による流体封入型エンジンマウント
の他の実施例を示す縦断面図である。
の他の実施例を示す縦断面図である。
この実施例の場合には、低周波用オリフィスOLは、隔
壁6を上下に貫通する細い貫通孔22,23と、その貫通孔2
2,23の一端に取り付けられたリードバルブ24,25とによ
って構成されている。その他の構成は第1,2図の実施例
と同様である。
壁6を上下に貫通する細い貫通孔22,23と、その貫通孔2
2,23の一端に取り付けられたリードバルブ24,25とによ
って構成されている。その他の構成は第1,2図の実施例
と同様である。
低周波用オリフィスOLをこのように構成すると、主副
流体室8,9間の圧力差に応じてリードバルブ24,25が開閉
するので、広い周波数範囲にわたって高いダンピングを
生じさせることができる。
流体室8,9間の圧力差に応じてリードバルブ24,25が開閉
するので、広い周波数範囲にわたって高いダンピングを
生じさせることができる。
第4図は、本発明によるエンジンマウントの更に異な
る実施例を示す縦断面図である。
る実施例を示す縦断面図である。
この実施例においては、低周波用オリフィスOLは、隔
壁6を上下に貫通する比較的大径の貫通孔26と、その貫
通孔26の有効断面積を調節し得るコントロールバルブ27
とによって構成されている。そのコントロールバルブ27
は、エンジン回転数に応じて制御されるようになってい
る。
壁6を上下に貫通する比較的大径の貫通孔26と、その貫
通孔26の有効断面積を調節し得るコントロールバルブ27
とによって構成されている。そのコントロールバルブ27
は、エンジン回転数に応じて制御されるようになってい
る。
低周波用オリフィスOLをこのように構成すると、アイ
ドル時にはそのオリフィスOLを完全に閉じることによ
り、アイドル用オリフィスOIを通しての流体の流動に低
周波用オリフィスOLの影響が及ぼされることがなくなる
ので、アイドル時にその流体に共振を起こさせることが
容易となる。
ドル時にはそのオリフィスOLを完全に閉じることによ
り、アイドル用オリフィスOIを通しての流体の流動に低
周波用オリフィスOLの影響が及ぼされることがなくなる
ので、アイドル時にその流体に共振を起こさせることが
容易となる。
この実施例の場合には、コントロールバルブ27を制御
するための制御装置が必要となるが、アイドル用オリフ
ィスOIは開閉する必要がない。
するための制御装置が必要となるが、アイドル用オリフ
ィスOIは開閉する必要がない。
なお、上記実施例においては、いずれも、高周波用オ
リフィスOH及びアイドル用オリフィスOIに対して流体圧
の作用方向に並列に低周波用オリフィスOLを設けるもの
としているが、そのオリフィスOLは、例えば可動板10あ
るいは11に形成された小径の孔として構成することによ
って、高周波用オリフィスOHあるいはアイドル用オリフ
ィスOIに直列に配設することもできる。
リフィスOH及びアイドル用オリフィスOIに対して流体圧
の作用方向に並列に低周波用オリフィスOLを設けるもの
としているが、そのオリフィスOLは、例えば可動板10あ
るいは11に形成された小径の孔として構成することによ
って、高周波用オリフィスOHあるいはアイドル用オリフ
ィスOIに直列に配設することもできる。
また、上記実施例においては、副流体室9がダイヤフ
ラム7によって形成されるものとしているが、その副流
体室9を、エンジンの振動時、主流体室8を形成する弾
性体2とは逆方向に変形するようにされた弾性体によっ
て形成するようにすることもできる。
ラム7によって形成されるものとしているが、その副流
体室9を、エンジンの振動時、主流体室8を形成する弾
性体2とは逆方向に変形するようにされた弾性体によっ
て形成するようにすることもできる。
更に、高周波用オリフィスOHは、流通抵抗の十分小さ
な単なる大面積の開口とすることもできる。
な単なる大面積の開口とすることもできる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、主
流体室と副流体室との間に、それら主副流体室の流体圧
を受けて移動する可動部材を設けるとともに、その可動
部材に流体圧を作用させる開口を、アイドル時にはその
開口を流動する流体に共振を起こさせるアイドル用オリ
フィスとするようにしているので、アイドル時には、可
動部材の移動に伴って流体がアイドル用オリフィスを流
動し、その流体がそのときの振動に共振することにな
る。したがって、そのときの動ばね定数が低減されるよ
うになり、アイドル振動が効果的に吸収されるエンジン
マウントとすることができる。
流体室と副流体室との間に、それら主副流体室の流体圧
を受けて移動する可動部材を設けるとともに、その可動
部材に流体圧を作用させる開口を、アイドル時にはその
開口を流動する流体に共振を起こさせるアイドル用オリ
フィスとするようにしているので、アイドル時には、可
動部材の移動に伴って流体がアイドル用オリフィスを流
動し、その流体がそのときの振動に共振することにな
る。したがって、そのときの動ばね定数が低減されるよ
うになり、アイドル振動が効果的に吸収されるエンジン
マウントとすることができる。
そして、エンジンの中高回転時や、クランキング時あ
るいはシェイク時には、それぞれそのときに作動するよ
うに設けられている可動部材やオリフィス等によってそ
の振動が減衰される。
るいはシェイク時には、それぞれそのときに作動するよ
うに設けられている可動部材やオリフィス等によってそ
の振動が減衰される。
したがって、いずれの振動にも対応し得るエンジンマ
ウントとすることができる。そして、そのための特別な
制御装置も要しないので、安価なエンジンマウントとす
ることができる。
ウントとすることができる。そして、そのための特別な
制御装置も要しないので、安価なエンジンマウントとす
ることができる。
第1図は、本発明による流体封入型エンジンマウントの
一実施例を示す縦断面図、 第2図は、そのエンジンマウントの隔壁の平面図、 第3図は、本発明による流体封入型エンジンマウントの
他の実施例を示す縦断面図、 第4図は、本発明によるエンジンマウントの更に異なる
実施例を示す縦断面図である。 1……流体封入型エンジンマウント 2……弾性体 3……ハウジング(支持部材) 5……取付金具(取付部材) 6……隔壁、7……ダイヤフラム 8……主流体室、9……副流体室 10……高周波用可動板 11……アイドル用可動板 12,13……保持部 14,15,16,17……開口覆 OH……高周波用オリフィス OI……アイドル用オリフィス OL……低周波用オリフィス
一実施例を示す縦断面図、 第2図は、そのエンジンマウントの隔壁の平面図、 第3図は、本発明による流体封入型エンジンマウントの
他の実施例を示す縦断面図、 第4図は、本発明によるエンジンマウントの更に異なる
実施例を示す縦断面図である。 1……流体封入型エンジンマウント 2……弾性体 3……ハウジング(支持部材) 5……取付金具(取付部材) 6……隔壁、7……ダイヤフラム 8……主流体室、9……副流体室 10……高周波用可動板 11……アイドル用可動板 12,13……保持部 14,15,16,17……開口覆 OH……高周波用オリフィス OI……アイドル用オリフィス OL……低周波用オリフィス
Claims (1)
- 【請求項1】エンジンに取り付けられる取付部材と車体
に取り付けられる支持部材とに両端がそれぞれ固着され
るとともに、一端面が隔壁によって閉塞されて内部に主
流体室を形成する筒状の弾性体と、 その隔壁を挟んで前記主流体室とは反対側に設けられ、
前記弾性体の変形により前記主流体室が容積変化すると
き、その主流体室とは逆の容積変化をするようにされて
いる副流体室と、 前記隔壁に設けられている開口を介して前記主流体室及
び副流体室の流体圧がそれぞれ対応する面に作用するよ
うにされ、その流体圧によって移動するように前記隔壁
に可動支持されている可動部材と、 を備えた流体封入型エンジンマウントにおいて; 前記可動部材が、前記エンジンのアイドル時における前
記主流体室の容積変化を吸収し得るだけのストロークで
移動し得るようにされているとともに、 その可動部材に前記主流体室あるいは副流体室の流体圧
を作用させる前記開口が、前記エンジンのアイドル時に
その開口を流動する流体に共振を起こさせるアイドル用
オルフィスとされていることを特徴とする、 流体封入型エンジンマウント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63172678A JP2811448B2 (ja) | 1988-07-13 | 1988-07-13 | 流体封入型エンジンマウント |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63172678A JP2811448B2 (ja) | 1988-07-13 | 1988-07-13 | 流体封入型エンジンマウント |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0226336A JPH0226336A (ja) | 1990-01-29 |
| JP2811448B2 true JP2811448B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=15946337
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63172678A Expired - Lifetime JP2811448B2 (ja) | 1988-07-13 | 1988-07-13 | 流体封入型エンジンマウント |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2811448B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20190017568A1 (en) * | 2017-07-14 | 2019-01-17 | Hyundai Motor Company | Engine mount |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5273262A (en) * | 1992-06-15 | 1993-12-28 | General Motors Corporation | Hydraulic mount with low amplitude, low-to-medium frequency vibration isolation |
| US5246211A (en) * | 1992-07-13 | 1993-09-21 | General Motors Corporation | Hydraulic mount with spring-loaded decoupler for tuned rate dip |
| DE10200592A1 (de) * | 2002-01-10 | 2003-07-31 | Freudenberg Carl Kg | Hydraulisch dämpfendes Lager |
| JP4103008B2 (ja) | 2004-10-18 | 2008-06-18 | 東海ゴム工業株式会社 | 流体封入式防振装置 |
| DE102016101203A1 (de) | 2016-01-25 | 2017-07-27 | Vibracoustic Gmbh | Hydrolager mit Unterdruckventil |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58163734U (ja) * | 1982-04-27 | 1983-10-31 | 三菱自動車工業株式会社 | 振動物体支持用マウント |
| JPS60179541A (ja) * | 1984-02-27 | 1985-09-13 | Nissan Motor Co Ltd | 流体入りパワ−ユニツトマウント装置 |
-
1988
- 1988-07-13 JP JP63172678A patent/JP2811448B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20190017568A1 (en) * | 2017-07-14 | 2019-01-17 | Hyundai Motor Company | Engine mount |
| CN109249795A (zh) * | 2017-07-14 | 2019-01-22 | 现代自动车株式会社 | 发动机悬置 |
| KR20190007847A (ko) * | 2017-07-14 | 2019-01-23 | 현대자동차주식회사 | 엔진 마운트 |
| US10520057B2 (en) * | 2017-07-14 | 2019-12-31 | Hyundai Motor Company | Engine mount |
| KR102370154B1 (ko) | 2017-07-14 | 2022-03-04 | 현대자동차주식회사 | 엔진 마운트 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0226336A (ja) | 1990-01-29 |
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