JP2810656B2 - 電子部品用基体 - Google Patents

電子部品用基体

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JP2810656B2
JP2810656B2 JP8346645A JP34664596A JP2810656B2 JP 2810656 B2 JP2810656 B2 JP 2810656B2 JP 8346645 A JP8346645 A JP 8346645A JP 34664596 A JP34664596 A JP 34664596A JP 2810656 B2 JP2810656 B2 JP 2810656B2
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文雄 宮川
敏一 竹之内
博之 酒井
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁層上面又は絶
縁層間に2本以上の回路パターンを所定間隔あけて配列
してなるパッケージ、基板等の電子部品用基体に関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来より、セラミック、樹脂等の絶縁体
に2本以上の回路パターンを所定間隔あけて配列してな
るパッケージ、基板等の電子部品用基体がある。 【0003】この電子部品用基体は、一般に、複数の絶
縁層を積層して形成していて、多層構造をしている。電
子部品用基体の複数の絶縁層上面又は絶縁層間には、2
本以上の回路パターンを所定間隔あけてほぼ並列に並べ
て配列したり、又は2本以上の回路パターンを所定間隔
あけてほぼ直列に並べて配列したりしている。 【0004】この電子部品用基体にキャパシタを備える
場合には、従来は、該キャパシタを、専ら電子部品用基
体を構成する絶縁層上面又は絶縁層間の横方向に沿って
平面的に層状に備えている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のキャ
パシタは、強誘電体層を挟んでその上下面に導体層を広
く備えた構造をしていて、上記のようにして、該キャパ
シタを電子部品用基体に備えたとすると、そのキャパシ
タが電子部品用基体を構成する絶縁層上面又は絶縁層間
に沿って極めて広い面積を占有してしまう。 【0006】その結果、そのキャパシタが、同じ電子部
品用基体の絶縁層上面又は絶縁層間に所定間隔あけて2
本以上並べて配列する回路パターンの配列の自由度を妨
げてしまった。そして、その絶縁層上面又は絶縁層間に
2本以上並べて配列する回路パターンの配列を複雑化、
困難化させたり、その絶縁層上面又は絶縁層間に所定間
隔あけて2本以上並べて配列する回路パターンの配列密
度を低下させたりした。 【0007】本発明は、このような課題を解消するため
になされたもので、絶縁層上面又は絶縁層間に2本以上
の回路パターンを所定間隔あけて配列してなる電子部品
用基体に、キャパシタを、その2本以上の回路パターン
を所定間隔あけて配列した絶縁層上面又は絶縁層間の横
方向に沿って層状に広い面積を平面的に占有させること
なく、備えることのできる、電子部品用基体を提供する
ことを目的としている。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電子部品用基体は、絶縁層上面又は絶縁層
間に2本以上の回路パターンを所定間隔あけて配列して
なるパッケージ、基板等の電子部品用基体において、前
記所定間隔あけて配列された各回路パターン直下の絶縁
層部分に上下方向に設けたヴィアホールに導体をそれぞ
れ充填すると共に、それらの導体を充填したヴィアホー
ル間に位置する絶縁層部分であって、前記回路パターン
間に位置する絶縁層部分に上下方向に設けたヴィアホー
ルに強誘電体を充填して、それらの強誘電体及び導体を
用いて、前記絶縁層の厚さ方向にキャパシタを立体的に
備えたことを特徴としている。 【0009】この電子部品用基体においては、回路パタ
ーン直下の絶縁層部分であって、回路パターンが一般に
形成されない絶縁層部分を有効利用して、該絶縁層部分
に、キャパシタ形成用の導体を充填したヴィアホールを
設けている。 【0010】そのため、そのキャパシタ形成用の導体を
充填したヴィアホールが、回路パターンを形成するのに
好適な絶縁層上面又は絶縁層間であって、回路パターン
が形成された箇所以外の絶縁層上面又は絶縁層間の横方
向に沿って広い面積を平面的に占有するのを防ぐことが
できる。そして、その回路パターンが形成された箇所以
外の絶縁層上面又は絶縁層間に、他の回路パターンを、
キャパシタ形成用の導体を充填したヴィアホールに邪魔
されずに、余裕を持って容易かつ自在に形成できる。そ
して、電子部品用基体に形成する回路パターンの高密度
化が図れる。 【0011】また、この電子部品用基体においては、回
路パターン間に位置する絶縁層部分であって、回路パタ
ーンが一般に形成されない絶縁層部分を有効利用して、
その絶縁層部分の上下方向に、キャパシタ形成用の強誘
電体を充填したヴィアホールを設けている。 【0012】そのため、そのキャパシタ形成用の強誘電
体を充填したヴィアホールが、回路パターンを形成する
のに好適な絶縁層上面又は絶縁層間の横方向に広い面積
を平面的に占有するのを防ぐことができる。そして、そ
の絶縁層上面又は絶縁層間に回路パターンを、キャパシ
タ形成用の強誘電体を充填したヴィアホールに大きく邪
魔されずに、余裕を持って容易かつ自在に形成できる。
そして、電子部品用基体に形成する回路パターンの高密
度化が図れる。 【0013】 【発明の実施の形態】図1ないし図3は本発明の電子部
品用基体のセラミックパッケージの好適な実施の形態を
示し、図1はその一部正面断面図、図2はその一部平面
図、図3はその一部側面断面図である。以下に、このパ
ッケージを説明する。 【0014】図のパッケージでは、アルミナ60Wt
%、ホウケイ酸ガラス40Wt%等を含む方形枠体状を
した低温焼成用の3枚のグリーンシート5a、5b、5
cを順に積層して、パッケージ形成部材を形成してい
る。そして、そのパッケージ形成部材の内側に、半導体
素子収容用のキャビティ4を形成している。パッケージ
形成部材の中間層グリーンシート5b上面には、回路パ
ターン14形成用の低温焼成用のAuまたはAg−Pd
等のメタライズペースト線路6を所定ピッチで複数本ほ
ぼ並列に並べて備えている。 【0015】上層グリーンシート5c上面と下層グリー
ンシート5a下面とには、メタライズ層9形成用の低温
焼成用のAuまたはAg−Pd等のメタライズペースト
層6をそれぞれ備えている。 【0016】回路パターン14形成用のメタライズペー
スト線路6直下の中間層グリーンシート5b部分には、
図1、図2及び図3に示したように、該グリーンシート
5b部分を上下に貫通させて、複数個のヴィアホール8
をメタライズペースト線路6と平行に所定間隔ずつあけ
て並べて設けている。そして、それらの各ヴィアホール
8に、導体23形成用の低温焼成用のAuまたはAg−
Pd等のメタライズペースト7をそれぞれ充填してい
る。そして、それらの各ヴィアホール8に充填したメタ
ライズペースト7の上端を、回路パターン14形成用の
メタライズペースト線路6に連ねている。 【0017】メタライズペースト7を充填したヴィアホ
ール8間に位置する中間層グリーンシート5b部分であ
って、回路パターン14形成用の隣合うメタライズペー
スト線路6間に位置する中間層グリーンシート5b部分
には、図2及び図3に示したように、該グリーンシート
5b部分を上下に貫通させて、複数個のヴィアホール8
をメタライズペースト線路6と平行に所定間隔ずつあけ
て並べて設けている。そして、それらの各ヴィアホール
8に、低温焼成用のPb複合ペロブスカイト系等の強誘
電体形成材20をそれぞれ充填している。 【0018】次いで、3枚のグリーンシート5a、5
b、5cを積層してなるセラミックパッケージ形成部材
を、炉内等に入れて、1000°C前後の低温で一体焼
成し、絶縁層を3層積層してなるセラミックパッケージ
1dを形成している。 【0019】それと同時に、中間絶縁層上面に複数本の
回路パターン14を所定ピッチで横に並べて形成した
り、上層絶縁層上面にメタライズ層9を形成したり、下
層絶縁層下面にメタライズ層9を形成したり、回路パタ
ーン14直下の中間絶縁層部分に導体23を充填したヴ
ィアホール8を設けたり、隣合う回路パターン14間に
位置する中間絶縁層部分に強誘電体22を充填したヴィ
アホール8を設けたりしている。そして、それらのヴィ
アホール8に充填した導体23であって、その上端が回
路パターン14に連なる導体23及びヴィアホール8に
充填した強誘電体22を用いて、隣合う回路パターン1
4間を電気的に並列接続するキャパシタ24を、セラミ
ックパッケージ1dの中間絶縁層部分の厚さ方向に立体
的に備えている。 【0020】その後、セラミックパッケージ1d下面に
形成されたメタライズ層9に、底板10をろう付け接合
している。そして、セラミックパッケージ1dのキャビ
ティ4底面を底板10で塞いでいる。それと共に、キャ
ビティ4内に露出した底板10表面に、ステージ11を
ろう付け接合している。 【0021】図1ないし図3に示したセラミックパッケ
ージ1dは、以上のように構成している。 【0022】次に、このセラミックパッケージ1dの使
用例並びにその作用を説明する。 【0023】図1に示したように、キャビティ4内のス
テージ11に半導体素子12を搭載する。そして、該半
導体素子の電極13と回路パターン14内端とをワイヤ
16で電気的に接続する。 【0024】次いで、キャビティ4上面をキャップ17
で覆って、該キャップ17を上層絶縁層上面のメタライ
ズ層9にろう付け接合する。そして、半導体素子12を
キャビティ4内に封止する。回路パターン14外端に
は、リード18内端をはんだ付け等により接続して、リ
ード18をセラミックパッケージ1d外方に延出する。 【0025】すると、リード18に電源電流や電気信号
を流すと、該電流や信号が回路パターン14及びワイヤ
16を通して、半導体素子の電極13に伝わる。そし
て、該電流や信号で、半導体素子12が動作する。 【0026】その際には、隣合う回路パターン14を伝
わる高周波信号が、その隣合う回路パターン14間を電
気的に並列接続しているキャパシタ24を通して、互い
に混入し合う。 【0027】ここで、図1ないし図3に示したセラミッ
クパッケージ1dに備えたキャパシタ24であって、セ
ラミックパッケージ1dの隣合う回路パターン14間を
電気的に並列接続しているキャパシタ24の等価回路図
を示すと、図4のようになる。 【0028】この図1ないし図3に示したセラミックパ
ッケージ1dにおいては、その隣合う回路パターン14
間を電気的に並列接続するキャパシタ24形成用の導体
23を充填したヴィアホール8を、回路パターン14直
下の中間絶縁層部分の厚さ方向に立体的に備えている。
そのため、その回路パターン14直下の中間絶縁層部分
を有効利用して、キャパシタ24形成用の導体23を充
填したヴィアホール8を、中間絶縁層上面の回路パター
ン14に邪魔されずに、余裕を持って立体的に容易かつ
的確に備えることができる。それと共に、回路パターン
14が形成された箇所以外の中間絶縁層上面又は上層絶
縁層と中間絶縁層との間に、他の回路パターンを、キャ
パシタ24形成用の導体23を充填したヴィアホール8
に邪魔されずに、余裕を持って容易かつ自在に形成でき
る。 【0029】また、回路パターン14間に位置する中間
絶縁層部分を有効利用して、その中間絶縁層部分の上下
方向に、キャパシタ24形成用の強誘電体22を充填し
たヴィアホール8を設けている。そのため、そのキャパ
シタ24形成用の強誘電体22を充填したヴィアホール
8が、回路パターン14を形成するのに好適な中間絶縁
層上面又は上層絶縁層と中間絶縁層との間の横方向に広
い面積を平面的に占有するのを防いで、その中間絶縁層
上面又は上層絶縁層と中間絶縁層との間に回路パターン
14を、余裕を持って容易かつ自在に形成できる。 【0030】図5は本発明の電子部品用基体のセラミッ
クパッケージの他の好適な実施の形態を示し、図5はそ
の一部正面断面図である。以下に、このパッケージを説
明する。 【0031】図のパッケージでは、前述図1に示したパ
ッケージ形成部材と同様な3枚のグリーンシート5a、
5b、5cを順に積層してなるパッケージ形成部材の中
間層グリーンシート5b上面に当たる、上層グリーンシ
ート5cと中間層グリーンシート5bとの間に、回路パ
ターン14形成用の低温焼成用のメタライズペースト線
路6を、その中途部を所定長さ分断した状態で、ほぼ直
線状に備えている。換言すれば、上層グリーンシート5
cと中間層グリーンシート5bとの間に、回路パターン
14形成用の2本のメタライズペースト線路6を、所定
間隔あけて、ほぼ直列に並べて備えている。 【0032】上層グリーンシート5cと中間層グリーン
シート5bとの間にほぼ直列に並べて備えた各メタライ
ズペースト線路6の対向する各内端直下の中間層グリー
ンシート5b部分には、該グリーンシート5b部分を上
下に貫通させて、ヴィアホール8をそれぞれ設けてい
る。そして、それらの各ヴィアホール8に、導体23形
成用の低温焼成用のメタライズペースト7をそれぞれ充
填している。そして、それらのメタライズペースト7の
上端を、各メタライズペースト線路6の内端にそれぞれ
連ねている。 【0033】上層グリーンシート5cと中間層グリーン
シート5bとの間にほぼ直列に並べて備えたメタライズ
ペースト線路6の内端間に位置する中間層グリーンシー
ト5b部分であって、メタライズペースト線路6の各内
端直下の中間層グリーンシート5b部分に設けたヴィア
ホール8間に位置する中間層グリーンシート5b部分に
は、該グリーンシート5b部分を上下に貫通させて、ヴ
ィアホール8を設けている。そして、そのヴィアホール
8に、低温焼成用のPb複合ペロブスカイト系等の強誘
電体形成材20を充填している。 【0034】次いで、3枚のグリーンシート5a、5
b、5cを積層してなるセラミックパッケージ形成部材
を、炉内等に入れて、1000°C前後の低温で一体焼
成し、絶縁層を3層積層してなるセラミックパッケージ
1eを形成している。 【0035】それと同時に、中間絶縁層上面に当たる上
層絶縁層と中間絶縁層との間に2本の回路パターン14
を所定間隔あけてほぼ直列に並べて形成したり、上層絶
縁層上面にメタライズ層9を形成したり、下層絶縁層下
面にメタライズ層9を形成したり、回路パターン14の
対向する各内端直下の中間絶縁層部分に導体23を充填
したヴィアホール8をそれぞれ設けたり、回路パターン
14の内端間に位置する中間絶縁層部分に強誘電体22
を充填したヴィアホール8を設けたりしている。そし
て、それらの各ヴィアホール8に充填した導体23であ
って、その上端が回路パターン14の各内端に連なる導
体23及びヴィアホール8に充填した強誘電体22を用
いて、中間絶縁層上面に所定間隔あけてほぼ直列に並べ
て備えた回路パターン14の内端間を電気的に直列接続
するキャパシタ24を、セラミックパッケージ1eの中
間絶縁層部分の厚さ方向に立体的に備えている。 【0036】その後、セラミックパッケージ1e下面に
形成されたメタライズ層9に、底板10をろう付け接合
している。そして、セラミックパッケージ1eのキャビ
ティ4底面を底板10で塞いでいる。それと共に、キャ
ビティ4内に露出した底板10表面に、ステージ11を
ろう付け接合している。 【0037】図5に示したセラミックパッケージ1e
は、以上のように構成している。 【0038】次に、このセラミックパッケージ1eの使
用例並びにその作用を説明する。 【0039】図5に示したように、キャビティ4内のス
テージ11に半導体素子12を搭載する。そして、該半
導体素子の電極13と回路パターン14内端とをワイヤ
16で電気的に接続する。 【0040】次いで、キャビティ4上面をキャップ17
で覆って、該キャップ17を上層絶縁層上面のメタライ
ズ層9にろう付け接合する。そして、半導体素子12を
キャビティ4内に封止する。回路パターン14外端に
は、リード18内端をはんだ付け等により接続して、リ
ード18をセラミックパッケージ1e外方に延出する。 【0041】すると、リード18に電源電流や電気信号
を流すと、該電流や信号が回路パターン14及びワイヤ
16を通して、半導体素子の電極13に伝わる。そし
て、該電流や信号で、半導体素子12が動作する。 【0042】その際には、中間絶縁層上面にほぼ直列に
並べて備えた回路パターン14を伝わる高周波信号が、
その回路パターン14間を電気的に直列接続しているキ
ャパシタ24を通して、互いに伝わり合う。 【0043】ここで、図5に示したセラミックパッケー
ジ1eに備えたキャパシタ24であって、セラミックパ
ッケージ1eの回路パターン14の内端間を電気的に直
列接続しているキャパシタ24の等価回路図を示すと、
図6のようになる。 【0044】この図5に示したセラミックパッケージ1
eにおいては、その回路パターン14の内端間を電気的
に直列接続するキャパシタ24形成用の導体23を充填
したヴィアホール8を、回路パターン14の対向する各
内端直下の中間絶縁層部分の厚さ方向に立体的に備えて
いる。そのため、その回路パターン14直下の中間絶縁
層部分を有効利用して、キャパシタ24形成用の導体2
3を充填したヴィアホール8を、中間絶縁層上面の回路
パターン14に邪魔されずに、余裕を持って立体的に容
易かつ的確に備えることができる。それと共に、回路パ
ターン14が形成された箇所以外の中間絶縁層上面又は
上層絶縁層と中間絶縁層との間に、他の回路パターン
を、キャパシタ24形成用の導体23を充填したヴィア
ホール8に邪魔されずに、余裕を持って容易かつ自在に
形成できる。 【0045】また、回路パターン14の内端間に位置す
る中間絶縁層部分を有効利用して、その中間絶縁層部分
の上下方向に、キャパシタ24形成用の強誘電体22を
充填したヴィアホール8を設けている。そのため、その
キャパシタ24形成用の強誘電体22を充填したヴィア
ホール8が、回路パターン14を形成するのに好適な中
間絶縁層上面又は上層絶縁層と中間絶縁層との間の横方
向に広い面積を平面的に占有するのを防いで、その中間
絶縁層上面又は上層絶縁層と中間絶縁層との間に回路パ
ターン14を、余裕を持って容易かつ自在に形成でき
る。 【0046】なお、上述のセラミックパッケージ1d、
1eにおいては、グリーンシート5a、5b、5cに、
通常のアルミナ92Wt%等を含む高温焼成用のグリー
ンシートを用いたり、メタライズペースト線路6、メタ
ライズペースト層6、メタライズペースト7に、約15
00°Cの高温を加えても溶融、崩壊しない高温焼成用
のメタライズペーストを用いたりしても良い。 【0047】また、セラミックパッケージ1d、1eを
形成するための絶縁層に、成形済みの樹脂等の絶縁層を
用いても良い。そして、その絶縁層にヴィアホールを上
下方向に設けて、該ヴィアホールにメタライズペースト
や強誘電体形成材を充填した後、その絶縁層を高温に晒
しても良い。そして、そのメタライズペーストや強誘電
体形成材を乾燥させて、絶縁層に設けたヴィアホールに
キャパシタ形成用のメタライズからなる導体や強誘電体
を一体に固着させて充填しても良い。そして、それらの
導体及び強誘電体を用いて、セラミックパッケージ1
d、1eの絶縁層の厚さ方向にキャパシタを縦長に立体
的に備えても良い。 【0048】また、強誘電体22を充填したヴィアホー
ル8、導体23を充填したヴィアホール8は、その断面
形状を、円形状でなく、四角形等の多角形状や、楕円形
状等に形成しても良い。 【0049】また、上述のセラミックパッケージ1d、
1eにおいては、強誘電体22を充填したヴィアホール
8及び導体23を充填したヴィアホール8周囲のセラミ
ックからなる絶縁層部分を、キャパシタ24形成用の誘
電体の一部に用いて、キャパシタ24を形成しているこ
とは、言うまでもない。 【0050】また、本発明は、絶縁層上面又は絶縁層間
に回路パターンを形成してなる基板や、絶縁層上面に回
路パターンを形成してなる一層構造のパッケージ、基板
等の電子部品用基体にも、利用可能である。 【0051】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子部品
用基体によれば、回路パターンが一般に形成されない回
路パターン直下の絶縁層部分を有効利用して、その絶縁
層部分の厚さ方向に、キャパシタ形成用の導体を充填し
たヴィアホールを、回路パターンに邪魔されずに、縦長
に立体的に容易かつ自在に備えることができる。 【0052】また、キャパシタ形成用の導体を充填した
ヴィアホールが、回路パターンを形成するのに好適な絶
縁層上面又は絶縁層間であって、回路パターンが形成さ
れた箇所以外の絶縁層上面又は絶縁層間の横方向に沿っ
て、層状に広い面積を平面的に占有するのを防ぐことが
できる。そして、その回路パターンが形成された箇所以
外の絶縁層上面又は絶縁層間の横方向に沿って、他の回
路パターンを、キャパシタ形成用の導体を充填したヴィ
アホールに邪魔されずに、高密度に自在に形成できる。
そして、電子部品用基体の高集積化が図れる。 【0053】また、キャパシタ形成用の強誘電体を充填
したヴィアホールを、回路パターン間に位置する絶縁層
部分の上下方向に備えることができる。そして、キャパ
シタ形成用の強誘電体を充填したヴィアホールが、回路
パターンを形成するのに好適な絶縁層上面又は絶縁層間
の横方向に広い面積を平面的に占有するのを防いで、そ
の絶縁層上面又は絶縁層間に回路パターンを、キャパシ
タ形成用の強誘電体を充填したヴィアホールに大きく邪
魔されずに、高密度に自在に形成できる。そして、電子
部品用基体の高集積化が図れる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のセラミックパッケージの一部正面断面
図である。 【図2】本発明のセラミックパッケージの一部平面断面
図である。 【図3】本発明のセラミックパッケージの一部側面断面
図である。 【図4】図1のセラミックパッケージに備えたキャパシ
タの等価回路図である。 【図5】本発明のセラミックパッケージの一部正面断面
図である。 【図6】図5のセラミックパッケージに備えたキャパシ
タの等価回路図である。 【符号の説明】 1 電子部品用基体 1d、1e セラミックパッケージ 4 キャビティ 5a、5b、5c グリーンシート 6 メタライズペースト線路、メタライズペースト層 7 メタライズペースト 8 ヴィアホール 9 メタライズ層 10 底板 11 ステージ 12 半導体素子 14 回路パターン 16 ワイヤ 17 キャップ 18 リード 20 強誘電体形成材 22 強誘電体 23 導体 24 キャパシタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−195964(JP,A) 特公 昭57−10577(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 23/12 H01G 2/06,4/00 H05K 1/16

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.絶縁層上面又は絶縁層間に2本以上の回路パターン
    を所定間隔あけて配列してなるパッケージ、基板等の電
    子部品用基体において、前記所定間隔あけて配列された
    各回路パターン直下の絶縁層部分に上下方向に設けたヴ
    ィアホールに導体をそれぞれ充填すると共に、それらの
    導体を充填したヴィアホール間に位置する絶縁層部分で
    あって、前記回路パターン間に位置する絶縁層部分に上
    方向に設けたヴィアホールに強誘電体を充填して、そ
    れらの強誘電体及び導体を用いて、前記絶縁層の厚さ方
    向にキャパシタを立体的に備えたことを特徴とする電子
    部品用基体。 2.2本以上の回路パターンが、所定間隔あけてほぼ並
    列に並べて配列したものである請求項1記載の電子部品
    用基体。 3.2本以上の回路パターンが、所定間隔あけてほぼ直
    列に並べて配列したものである請求項1記載の電子部品
    用基体。
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