JPH0817675A - チップ型積層セラミックコンデンサ - Google Patents

チップ型積層セラミックコンデンサ

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JPH0817675A
JPH0817675A JP6143148A JP14314894A JPH0817675A JP H0817675 A JPH0817675 A JP H0817675A JP 6143148 A JP6143148 A JP 6143148A JP 14314894 A JP14314894 A JP 14314894A JP H0817675 A JPH0817675 A JP H0817675A
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JP
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electrodes
internal electrodes
ceramic capacitor
capacitor
internal
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Application number
JP6143148A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Nishi
幸宏 西
Koichi Hashimoto
浩一 橋本
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 誘電体磁器層と長方形状の内部電極10a、10
bとを積層して形成したコンデンサ部11を有するチップ
本体9と、チップ本体9の内部電極10a、10bと平行な
端面に形成した端子電極12a、12bとから成るチップ型
積層セラミックコンデンサ8において、内部電極10a、
10bの短辺の長さAと長辺の長さBとの比A/Bを 0.5
以下とすると共に、内部電極10a、10bの中央部に複数
のビアホール13a、13bを列状に配設し、端子電極12
a、12bと内部電極10a、10bとを一つおきのビアホー
ル13a、13bを介して接続する。 【効果】 インダクタンスを非常に小さくでき、高速で
スイッチングするデジタル回路等に組み込まれるデカッ
プリングコンデンサに好適なチップ型積層セラミックコ
ンデンサとなる。また、高速化された回路モジュールに
おいてもノイズ発生による電圧レベルの変動に起因する
誤動作を引き起こさない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低インダクタンスのチ
ップ型積層セラミックコンデンサに関し、詳細には、非
常に高速でスイッチングする集積回路等に組み込まれ
る、デカップリングセラミックコンデンサに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル回路の高速化、高集積化
が急速に進展しており、それに伴い、、デジタル回路中
で同時にいくつかのスイッチングが行なわれるようにな
っている。その際、回路素子のインダクタンスが大きい
と、それに起因してデジタル回路中の電圧が変動するた
めに、回路が誤動作を起こしたり、回路の性能を制限し
てしまうことがあった。この電圧の変動は、回路中の電
流または電圧の大きさとその立ち上がり時間、及び半導
体素子である集積回路(IC)の持つインダクタンスの
大きさに依存している。
【0003】上記の電圧変動の対策として、半導体素子
に並列にコンデンサを付加して、スイッチングにより電
圧が変動しても、常に半導体素子にかかる電圧を安定化
することが行なわれている。このような用途のコンデン
サをデカップリングコンデンサと言う。デカップリング
コンデンサには、そのインダクタンスが非常に小さいこ
とが要求され、通常は 0.2nH以下であることが必要と
されている。
【0004】従来、面実装タイプのチップ型積層セラミ
ック(磁器)コンデンサとしては、特開昭59-914号等に
開示されたチップ型積層セラミックコンデンサが知られ
ている。図3(a)及び(b)は、そのようなチップ型
コンデンサの構成を示すもので、同図(a)は横断面図
であり、(b)は縦断面図である。
【0005】図3(a)及び(b)に示したチップ型積
層セラミックコンデンサ1は、誘電体磁器からなるチッ
プ本体2の内部に、第1の内部電極3aと第2の内部電
極3bとが誘電体磁器を介して交互に積層されて、コン
デンサ部(容量発生部)4が形成されている。チップ本
体2の左右の端面には、外部の電気回路基板の配線に接
続するための基板用電極として、厚み50〜100 μmの端
子電極5a、5bが形成され、内部電極3a、3bの一
端がそれぞれ接続されている。そして、端子電極5a、
5bが半田等で回路基板の配線と接続されて、面実装さ
れる。
【0006】このようなセラミックコンデンサ1におい
ては、図3(a)において端子電極に直交する方向の内
部電極の長さCと、端子電極に平行な方向の内部電極の
長さDとの比C/Dが大きくなる程、インダクタンスが
大きくなることが知られている。図3に示した従来のセ
ラミックコンデンサ1では、C/Dが通常 1.5以上と大
きく最小でも 0.8程度であったため、インダクタンスが
1.0nH以上と大きくなっていた。
【0007】これに対し、例えば、図4(a)及び
(b)にそれぞれ横断面図及び縦断面図で示すような構
成のチップ型積層セラミックコンデンサ6が開発されて
いる。なお、同図において、図3と同様の箇所には同じ
符号を付してある。このセラミックコンデンサ6は、内
部電極3a、3bの端子電極5a、5bに直交する方向
の内部電極の長さCと、端子電極に平行な方向の内部電
極の長さDとの比C/Dを0.25〜 0.7とすることによ
り、発生するインダクタンスを 0.7nH程度に抑制する
ことができるものである。
【0008】また、特開昭63-307715 号には、図5
(a)及び(b)にそれぞれ横断面図及び縦断面図で示
すような構成のチップ型積層セラミックコンデンサ7が
開示されている。このセラミックコンデンサ7において
は、誘電体磁器からなるチップ本体2の第1の角へ向か
って延びて外部に露出する耳片部と本体部とを有する第
1の内部電極3aと、誘電体磁器の第2の角へ向かって
延びて外部に露出する耳片部と本体部とを有する第2の
内部電極3bとが誘電体磁器を介して交互に積層され
て、コンデンサ部4が形成されている。そして、各耳片
部同士が外部で端子電極5a、5bにより接続されて、
コンデンサ7を形成している。このような構成として、
内部電極を流れる電流が、誘電体磁器層を介して隣接す
る対向した第1の内部電極3a及び第2の内部電極3b
中をほぼ反対方向に流れるようにし、それにより内部電
極中を流れる電流による磁界を相殺して、相互インダク
タンスを減少させるものである。このセラミックコンデ
ンサ7における内部電極3a、3bの端子電極5a、5
bに直交する方向の内部電極の長さCと、端子電極に平
行な方向の内部電極の長さDとの比C/Dは、2.0 程度
である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
3に示したセラミックコンデンサ1においては、内部電
極の長さの比C/Dが 0.8以上と大きいため、内部電極
の自己インダクタンスが大きいという問題点があった。
また、隣接した内部電極3a及び内部電極3b中を流れ
る入力電流と出力電流とが、同方向に流れるため、内部
電極間で生じる相互インダクタンスが大きくなるという
問題点もあった。そのため、コンデンサの持つ総合イン
ダクタンスが 1.0nH以上に大きくなるという問題点が
あり、上記デカップリングコンデンサには使用できなか
った。
【0010】また、図4に示したセラミックコンデンサ
6では、内部電極3a、3bの長さの比C/Dを0.25程
度にまで小さくできるため、内部電極の自己インダクタ
ンスは小さくなる。しかし、隣接した内部電極3a及び
内部電極3b中を流れる入力電流と出力電流とが、同方
向に流れるため、内部電極間で生じる相互インダクタン
スが大きくなるという問題点があった。そのため、コン
デンサの持つ総合インダクタンスが 0.7nH以上と大き
くなるという問題点があり、上記デカップリングコンデ
ンサには使用できなかった。
【0011】さらに、特開昭63-307715 号に開示された
図5のセラミックコンデンサ7にも、隣接する対向した
内部電極3a及び3b中を流れる電流が反対方向に流れ
ることにより、相互インダクタンスは小さくなるもの
の、そのような効果を維持しつつ内部電極3a、3bの
長さの比C/Dを小さくすることが静電容量との関係で
難しく、 2.0程度と大きいため、内部電極の自己インダ
クタンスが大きくなってしまうという問題点があった。
そのため、コンデンサの持つ総合インダクタンスが 0.5
nH以上と大きくなるという問題点があり、やはり上記
デカップリングコンデンサには使用できなかった。
【0012】本発明は、上記事情に鑑みて本発明者等が
鋭意研究を進めた結果完成したもので、その目的は、自
己インダクタンス及び相互インダクタンスを共に低減
し、極めて低インダクタンスとしたチップ型積層セラミ
ックコンデンサを提供することにある。
【0013】また、本発明の目的は、高速化、高集積化
されたデジタル回路の半導体素子に並列に付加するデカ
ップリングコンデンサに好適な、極めて低インダクタン
スとしたチップ型積層セラミックコンデンサを提供する
ことにある。
【0014】さらに、本発明の目的は、非常に高速化さ
れた回路モジュールにおいてもノイズ発生による電圧レ
ベルの変動に起因する誤動作を引き起こさない、極めて
低インダクタンスとした面実装タイプのチップ型積層セ
ラミックコンデンサを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のチップ型積層セ
ラミックコンデンサは、誘電体磁器層と長方形状の内部
電極とを交互に積層して形成されたコンデンサ部を有す
るチップ本体と、そのチップ本体の前記内部電極と平行
な端面に形成された端子電極とから成るチップ型積層セ
ラミックコンデンサであって、前記内部電極の短辺の長
さをAとし長辺の長さをBとしたときの比A/Bを0.
5以下とするとともに、前記内部電極の中央部に長辺方
向に沿って複数のビアホールを列状に配設し、前記端子
電極と内部電極とを一つおきのビアホールを介して接続
したことを特徴とするものである。
【0016】
【作用】本発明のチップ型積層セラミックコンデンサ
は、誘電体磁器層と長方形状の内部電極とを交互に積層
して形成されたコンデンサ部において、内部電極の短辺
の長さをAとし長辺の長さをBとしたときの比A/Bを
0.5以下とすることにより、コンデンサに生じる自己イ
ンダクタンスを小さくすることができる。
【0017】また、本発明のチップ型積層セラミックコ
ンデンサは、チップ本体の内部電極と平行な対向する主
面上、即ち端面に、内部電極と平行になるように端子電
極を形成し、この端子電極とそれに接続される内部電極
とをビアホールを介して接続している。それにより、内
部電極の形状における長さの比A/Bを比較的自由に設
計でき、容易に 0.5以下にすることができる。そのた
め、内部電極の持つ自己インダクタンスを小さくでき
る。
【0018】さらに、複数のビアホールを長方形状の内
部電極の短辺方向の中央部に長辺方向に沿って列状に配
設し、一方の主面上の端子電極とそれに接続される複数
の内部電極とを、及び他方の主面上の端子電極とそれに
接続される複数の内部電極とを、それぞれ列状に配設し
た一つおきのビアホールを介して接続する構成とする。
ここで、これら両者の内部電極は交互に積層されてお
り、一方の端子電極と内部電極とを接続するビアホール
は、他方の内部電極を貫通している。
【0019】このような構成とすることにより、誘電体
磁器層を挟んで相対した内部電極の中でビアホール列と
内部電極の長辺との間を流れる電流が、ビアホール列の
両側においてそれぞれ反対方向に流れるようになる。そ
のため、内部電極間に発生する相互インダクタンスを低
減させることができるので、セラミックコンデンサに生
じる総合インダクタンスを極めて小さくすることができ
る。
【0020】従って、本発明のチップ型積層セラミック
コンデンサであれば、極めて低インダクタンスのチップ
型積層セラミックコンデンサとなり、高速化、高集積化
されたデジタル回路の半導体素子に並列に付加するデカ
ップリングコンデンサに好適で、非常に高速化された回
路モジュールにおいてもノイズ発生による電圧レベルの
変動に起因する誤動作を引き起こさない、面実装タイプ
のチップ型積層セラミックコンデンサを提供することが
できる。
【0021】
【実施例】以下、本発明のチップ型積層セラミックコン
デンサを、実施例に基づいて詳述する。図1(a)及び
(b)は本発明の一実施例を示すもので、同図(a)は
本発明のチップ型積層セラミックコンデンサ8の横断面
図である。また、同図(b)はその縦断面図であり、図
の中央付近の破断線の両側で異なる断面を表わしてい
る。これらの図において、9はコンデンサ部を有するチ
ップ本体であり、多数の誘電体磁器層を積層して構成さ
れている。
【0022】このチップ本体9内には、チップ本体9を
構成する誘電体磁器層の間に長方形状の内部電極10a、
10bを介装して、コンデンサ部11を形成している。ここ
で、図1(a)及び(b)におけるAは長方形状の内部
電極10a、10bの短辺の長さを示し、Bは同じく長辺の
長さを示している。そして、本発明のチップ型積層セラ
ミックコンデンサ8においては、内部電極10a、10bの
短辺と長辺の長さの比A/Bを 0.5以下としている。
【0023】また、チップ本体9の内部電極10a、10b
と平行な対向する主面上、即ち端面には、内部電極と平
行になるように、端子電極12a、12bを形成している。
【0024】そして、長方形状の内部電極10a、10bの
短辺方向のほぼ中央部には、端子電極12a、12bと内部
電極10a、10bとを接続するための導体を内部に充填し
た、複数のビアホール13a、13bを長辺方向に沿って列
状に配設している。これらのビアホール13a、13bは、
一つおきにチップ本体9の端面において端子電極12a又
は12bに接続しており、端子電極12aに接続したビアホ
ール13aは、コンデンサ部11において内部電極10aに順
次接続されていて、他方、端子電極12bに接続したビア
ホール13bは、内部電極10bに順次接続されている。
【0025】ここで、内部電極10a同士を接続する各ビ
アホール13aは、他方の内部電極10bを貫通している
が、この各ビアホール13aの回りの各内部電極10bに、
電極膜を形成しないブランク部を設けることにより空隙
を確保して、各ビアホール13aと各内部電極10bとの間
を絶縁している。また、内部電極10b同士を接続する各
ビアホール13bと、それらが貫通する各内部電極10aと
の間も、同様にして絶縁している。
【0026】このように、端子電極12aと各内部電極10
aとを一つおきのビアホール13aによって、また端子電
極12bと各内部電極10bとを同じく一つおきのビアホー
ル13bによって、それぞれ接続することにより、誘電体
磁器層を介して隣接して対向した内部電極10aと内部電
極10bの中を流れる充電電流や放電電流などの電流は、
図2に示すように、ビアホール13a、13bの列の両側に
おいて、それぞれほぼ反対方向に流れるようになる。
【0027】図2(a)及び(b)は、図1に示した本
発明のチップ型積層セラミックコンデンサ9の内部電極
10a、10b中を流れる電流の向きを示す縦断面図及び横
断面図であり、図1と同様の箇所には同じ符号を付して
ある。
【0028】図2(a)及び(b)においては、電流の
向きとして、一方の端子電極12aからビアホール13a及
び内部電極10aを通り、誘電体磁器層を介して内部電極
10bからビアホール13bを通って他方の端子電極12bへ
と流れる場合を示している。そして、図中の実線の矢印
は、端子電極12aからビアホール13aを通って内部電極
10aの中を流れる電流の主な向きを表わし、破線の矢印
は、内部電極10bの中を流れて、ビアホール13bを通っ
て端子電極12bへと流れる電流の主な向きを表わしてい
る。なお、電流がこれとは逆に、端子電極12bから端子
電極12aへと流れる場合には、各々の矢印の向きは逆向
きとなる。
【0029】本発明の構成のチップ型積層セラミックコ
ンデンサ8であれば、図2(a)及び(b)に示したよ
うに、誘電体磁器層を挟んで相対した内部電極10aと10
bとの中で、ビアホール13a、13bの列と内部電極10
a、10bの長辺との間を内部電極10a、10bの短辺に平
行な方向に流れる電流が、ビアホール13a、13b列の両
側においてそれぞれほぼ反対方向に流れるようになる。
そのため、内部電極10a、10b間に生じる相互インダク
タンスが相殺され、コンデンサの総合インダクタンスを
低減させることができる。
【0030】また、上記構成のチップ型積層セラミック
コンデンサ8では、端子電極12a、12bを、チップ本体
9の内部電極10a、10bと平行な対向する主面上、即ち
端面に、内部電極10a、10bと平行になるように形成す
ることによって、端子電極12a、12b間に発生する相互
インダクタンスも低減することができる。
【0031】さらに、上記構成であれば、長方形状の内
部電極10a、10bの形状を比較的自由に設計できるの
で、内部電極10a、10bの短辺と長辺の長さの比A/B
を容易に 0.5以下とすることができ、それによって、コ
ンデンサ部11に発生する自己インダクタンスを小さくす
ることができる。
【0032】そして、内部電極10a、10bの中央部に列
状に配設した複数のビアホール13a、13bの一つおきに
よって端子電極12a、12bと内部電極10a、10bとを接
続し、相対する内部電極10a、10b間でそれらの中を電
流が反対方向に流れるようにすることによって、内部電
極10a、10b間で発生する相互インダクタンスを低減で
きる。
【0033】以上により、チップ型積層セラミックコン
デンサ8に生じるインダクタンスを0.2nH以下と非常
に小さく抑制することができ、高速化、高集積化された
デジタル回路の半導体素子に並列に付加するデカップリ
ングコンデンサに好適となり、スイッチングにより電圧
が変動しても、常に半導体素子にかかる電圧を安定化す
ることが可能となる。また、非常に高速でスイッチング
する回路モジュールに使用した場合においても、ノイズ
発生による電圧レベルの変動に起因する回路の誤動作を
生じることがなくなる。
【0034】なお、図1及び図2においてはビアホール
を奇数個配列した例を示したが、ビアホールを偶数個配
列して、内部電極と端子電極とを同数のビアホールによ
って接続してもよいことは、言うまでもない。
【0035】チップ本体9を構成する誘電体磁器層に
は、種々の誘電体材料を用いることができ、例えば、B
aTiO3 、LaTiO3 、CaTiO3 、NdTiO
3 、MgTiO3 、SrTiO3 、CaZrO3 、Sr
SnO3 、BaTiO3 にNb2 5 、Ta2 5 、Z
nO、CoO等を添加した組成物、BaTiO3 の構成
原子であるBaをCaで、TiをZrやSnで部分的に
置換した固溶体等のチタン酸バリウム系材料や、Pb
(Mg1/3 Nb2/3 )O3 、Pb(Fe,Nd,Nb)
3 系ペロブスカイト型構造化合物、Pb(Mg1/3
2/3 )O3 −PbTiO3 等の2成分系組成物、Pb
(Mg1/3 Nb2/3 )O3 −PbTiO3 −Pb(Mg
1/2 1/2 )O3 、Pb(Mg1/3 Nb2/3 )O3 −P
b(Zn1/3Nb2/3 )O3 −PbTiO3 、Pb(M
1/3 Nb2/3 )O3 −Pb(Zn1/ 3 Nb2/3 )O3
−Pb(Sm1/2 Nb1/2 )O3 等の3成分系組成物、
あるいはそれらにMnO、MnO2 、CuO、BaTi
3 等を添加したもの等の鉛系リラクサー材料などが挙
げられる。チップ本体9の形成に際しては、これらの誘
電体粉末をバインダーと十分に混合したスリップからセ
ラミックグリーンシートに成形したものを使用する。
【0036】内部電極10a、10bを形成する材料として
は、例えばPd、Ag、Pt、Ni、Cu、Pb及びそ
れらの合金が挙げられる。内部電極10a、10bの形成に
当たっては、このような電極材料粉末をバインダーと混
合粉砕してペースト状にした導電性ペーストが用いられ
る。この導電性ペーストを、スクリーン印刷法などによ
ってセラミックグリーンシート上に内部電極パターンと
して印刷して、積層、圧着、焼成することにより、所望
の内部電極10a、10bを形成する。
【0037】また、端子電極12a、12bを形成する材料
は、内部電極10a、10bと同様であり、必要に応じてガ
ラスフリットなどを添加して、導電性ペーストとしてチ
ップ本体9の端面に塗布し、焼成することにより、所望
の端子電極12a、12bを形成する。あるいは、スパッタ
リング等の薄膜形成法による導体膜によって形成しても
よい。また、このようにして形成した電極膜に、さらに
メッキ法によりNi、Ni−Sn、Au等のメッキ膜を
析出させてもよい。
【0038】端子電極12a、12bは、チップ本体9の内
部電極10a、10bと平行な対向する主面(端面)上に、
内部電極10a、10bとそれぞれ平行になるように形成さ
れる。そして、内部電極10a、10bのほぼ中央部に列状
に形成される複数のビアホール13a、13bの一つおきと
それぞれ接続する。この端子電極12a、12bの厚さは、
20μm以下とすると、コンデンサのインダクタンスがさ
らに低下するといった点で好ましい。そして、端子電極
12a、12bの各々は、半導体素子や外部の回路モジュー
ルに、接続リードや接続ワイヤ、基板上の接続ランドな
どを介して、ワイヤボンディングや半田などを用いて接
続される。
【0039】ビアホール13a、13bは、長方形状の内部
電極10a、10bの短辺方向のほぼ中央部に、長辺方向に
沿って列状に複数形成する。この列は、必ずしも一直線
状である必要はなく、ビアホール13a、13b間距離が 2
00μm以下の範囲で、千鳥状(ジグザグ状)に配置して
もよい。そのように千鳥状に配置すると、同じ長さの内
部電極中により多くのビアホールを配列できるので、内
部電極と端子電極との接続をより低抵抗で確実に行なえ
るとともに、隣接する内部電極中を流れる電流の向きを
反対方向に揃えやすくなって、相互インダクタンスをよ
り低減できるという利点もある。
【0040】ビアホール13a、13bの形成に当たって
は、まずセラミックグリーンシートの所定の位置に、後
から印刷する内部電極パターンのほぼ中央部に長辺方向
に沿って列状に並ぶように、穴加工(スルーホール加
工)を施す。この穴加工は、MPS(マルチ・パンチン
グ・システム)装置などを使用して行なう。
【0041】次に、スルーホールを形成したグリーンシ
ート上に、導電性ペーストを所定の内部電極パターン形
状に印刷する。この内部電極パターンには、端子電極12
aに接続される内部電極10aとなるパターンと、端子電
極12bに接続される内部電極10bとなるパターンとの2
種類を用いる。
【0042】これら内部電極パターンの印刷に際して
は、端子電極と接続するためのビアホールとなるスルー
ホール部分には、導電性ペーストの一部がスルーホール
の淵に掛かるように、スルーホールの径と同じ程度の大
きさの中抜きを施して印刷する。一方、接続しないビア
ホールとなるスルーホール部分には、内部電極とビアホ
ールとの電気的な導通を避けて絶縁性を確保するため、
スルーホール端部から所定のマージン(間隙)を設定し
て印刷する。このマージンは、印刷あるいは積層時のず
れを見込んで設定されるが、通常は 150μmより小さく
なると絶縁不良を起こし易い傾向があるため、それ以上
に設定することが好ましい。
【0043】但しこの数値は、内部電極パターンの印刷
精度や印刷後のグリーンシートの積層精度、誘電体及び
内部電極の材質の選定、ビアホール形成の際の導体のに
じみ等により異なるため、それらに応じて適宜選択すれ
ば良い。なお、スルーホール即ちビアホールの形状及び
上記所定のマージンの形状は必ずしも円形である必要は
なく、所望の特性を有すれば、三角形、四角形、六角形
等の多角形や楕円形などの種々の形状であってもよい。
【0044】次いで、上記のスルーホール加工と内部電
極パターン印刷を施したグリーンシートを、2種類の内
部電極パターンが交互に積層されてコンデンサ部11が形
成されるように、所定数積層する。即ち、誘電体磁器層
を介して重なり合う内部電極が、交互に互いに隣り合う
ビアホールに導通するように積層する。その後、互いに
繋がって細長い空洞を形成したスルーホール部に、端子
電極12a、12bと内部電極10a、10bとを接続するため
の導体を、スクリーン印刷、エッチングプレート印刷な
どの方法によって充填する。この導体の材料は、安定し
て電気的導通を確保できれば特に限定はないが、内部電
極10a、10bと同種の材料を用いると、焼成時の収縮の
違いによる接続不良が発生せず、接続部が一体化して良
好な導通特性が得られる点で好ましい。
【0045】このようにして導体が充填されたスルーホ
ールは、焼成後に、端子電極12a、12bと内部電極10
a、10bとを接続するビアホール13a、13bとなる。な
お、ビアホール13a、13bの長さは、インダクタンスの
発生に関与し、ビアホールが長くなるに従ってビアホー
ルの持つ自己インダクタンスが増加するため、なるべく
短くすることが好ましい。
【0046】そして、必要に応じてチップ本体9の端部
のブランク層となるセラミックグリーンシートを積層
し、熱圧着した後で所定のサイズに切断し、脱バインダ
ーを行ない、焼成する。
【0047】焼成後に、バレル研磨を行なってチップ本
体9の角面を研磨した後、チップ本体9の端面に端部が
露出しているビアホール13a、13bに対して、それぞれ
端子電極12a、12bを形成する。この端子電極12a、12
bは、互いに隣り合うビアホール13a、13bとそれぞれ
接続されるように形成することにより、一方の端子電極
12a又は12bに対して一つおきのビアホール13a又は13
bが接続される形となる。この端子電極12a、12bは、
前述のように導電性ペーストを用いて形成してもよく、
あるいはスパッタリング等の薄膜形成法によって形成し
てもよい。
【0048】以下に、本発明のチップ型積層セラミック
コンデンサの具体例を示す。 〔例1〕まず、誘電体磁器層の材料として、PMN(P
b(Mg1/3 Nb2/3 )O3 )を主成分とする鉛系リラ
クサー材料粉末を用意し、分散剤と水とアクリル系樹脂
のバインダーとを加えて混合し、得られたスリップを用
いて、ドクターブレード法によって厚さ50μmのセラミ
ックグリーンシートを成形した。
【0049】このセラミックグリーンシートの所定の位
置に、MPS装置を使用して、後から印刷する内部電極
パターンの中央部に長辺方向に沿って1列に並ぶよう
に、直径 120μmのスルーホールを 250μm間隔で、図
1のように7個加工した。
【0050】このスルーホール加工を施したグリーンシ
ートに、Ag又はAg/Pd粉末に有機ビヒクルを添加
して混合した導電性ペーストを用いて、スクリーン印刷
法により、長方形状の内部電極パターンを印刷した。こ
の内部電極パターンの寸法は、内部電極の短辺の長さA
= 0.8mm、長辺の長さB= 3.2mm、短辺と長辺の長
さの比A/B=0.25となり、厚さが8〜10μmとなるよ
うにした。また、ビアホールと接続する部分には、導電
性ペーストの一部がスルーホールの淵に掛かるように、
スルーホール径と同じ直径 120μmの中抜きを設け、ビ
アホールと接続しない部分には、スルーホールの周囲に
それぞれ 150μmのマージンを取り、直径 420μmの中
抜きを設けた。
【0051】次いで、隣り合うビアホールに交互に導通
するように、2種類の内部電極パターンを印刷したグリ
ーンシートを、交互に5枚ずつ計10枚積層した後、細長
い空洞となったスルーホールに、内部電極と同じAg又
はAg/Pdからなる導電性ペーストを充填した。これ
により、チップ型積層セラミックコンデンサの静電容量
の目標値が10nFとなるように設計している。
【0052】このように積層したグリーンシートを、熱
圧着して一体化した後、長さ4.15mm、幅1.55mmのチ
ップに切断した。これを乾燥機により 300℃で脱バイン
ダーした後、 880〜930 ℃、 2.0時間の条件で焼成し
て、長さ 3.2mm、幅 1.6mm、厚さ 1.2mmのチップ
本体を作製した。
【0053】このチップ本体をバレル研磨にかけて角面
を研磨した後、ビアホールの端部が露出した端面に、A
g粉末にガラスフリット及び有機ビヒクルを混合した導
電性ペーストを、端子電極として 100μmの厚さで塗布
した。これを乾燥後に、 600〜700 ℃、5分間の条件で
焼成して端子電極を形成し、チップ型積層セラミックコ
ンデンサ試料Aを得た。
【0054】このようにして得た試料Aの総合インダク
タンスを、以下のようにして求めた。測定器としてYH
P4274Aを用い、周波数1kHz、電圧1Vの時の静電
容量を測定した。次いで、測定器としてYHP4191Aを
用い、共振周波数を測定した。そして、共振周波数f0
と静電容量C、インダクタンスLの関係式f0 =1/2
π√(L・C)より、コンデンサのインダクタンスを算
出した。その結果、試料Aの静電容量Cは 10.05nF、
共振周波数f0 は 144.9MHzであり、総合インダクタ
ンスLは0.12nHと非常に小さいものであった。
【0055】これに対し、比較例として、図3並びに図
4、図5に示した構造のチップ型積層セラミックコンデ
ンサ(長さ 3.2mm、幅 1.6mm、厚さ 1.2mm)を作
製して、同様に総合インダクタンスを測定した。ここ
で、各コンデンサ試料における内部電極の長さの比C/
Dは、図3のコンデンサ試料Bは1.58、図4のコンデン
サ試料Cは0.34、図5のコンデンサ試料Dは1.76であっ
た。また、いずれのコンデンサ試料も、静電容量の目標
値は10nFとした。これらの測定結果を、試料Aの結果
と共に表1にまとめた。
【0056】
【表1】
【0057】表1の結果より、本発明のチップ型積層セ
ラミックコンデンサが極めて低インダクタンスであり、
総合インダクタンスを 0.2nH以下と小さくできること
が確認できた。
【0058】〔例2〕次に、〔例1〕と同様にしてセラ
ミックコンデンサ試料を作製するに当り、内部電極の短
辺の長さA及び長辺の長さBを変えて、表2に示すよう
に短辺と長辺の長さの比A/Bの異なる試料E〜Kを得
た。これらについて〔例1〕と同様にして総合インダク
タンスを求めたところ、表2に示す結果が得られた。
【0059】
【表2】
【0060】表2の結果より、内部電極の短辺と長辺の
長さの比A/Bが 0.5以下のコンデンサ試料E〜Gであ
れば、インダクタンスを 0.2nH以下と非常に小さく抑
制できることが確認できた。また、内部電極の短辺と長
辺の長さの比が、従来の構成のチップ型積層セラミック
コンデンサと同じであっても、本発明の構成であれば、
より低インダクタンスとできることが分かる。
【0061】〔例3〕次に、〔例1〕と同様にしてセラ
ミックコンデンサ試料を作製するに当り、内部電極を接
続するビアホールの合計数を、2個、4個及び6個に変
えた。これらのビアホールは、試料Aの7個のビアホー
ルと両端の位置が同じになるようにし、その間で内部電
極パターンの中央部に長辺方向に沿って1列に並ぶよう
に、等間隔に配置した。そして、ビアホールが2個の場
合は、両端の1つずつが第1パターンと第2パターンの
それぞれの内部電極と端子電極とを接続するように、ま
た、4個及び6個の場合はその間で1つおきにそれぞれ
の内部電極と端子電極とを接続するようにした。このよ
うにして、それぞれ試料L、M及びNを得た。
【0062】これらについて〔例1〕と同様にして総合
インダクタンスを求めたところ、表3に示した結果が得
られた。なお、表3には、試料Aの結果も併記した。
【0063】
【表3】
【0064】表3の結果より、本発明のチップ型積層セ
ラミックコンデンサにおいては、試料M、N及びAのよ
うにビアホールの合計数を4個以上に設定することが、
インダクタンスの低減のために好ましいことが分かる。
これは、ビアホールの数が減少すると、内部電極中の電
流の流れにおいて内部電極の長辺方向の成分が大きくな
るために、コンデンサの自己インダクタンスが増加して
くるためと考えられる。
【0065】また、ESR(等価直列抵抗)を低く抑え
る点からも、ビアホールは、好ましくは合計で4個以上
の多数設けることが良いと考えられる。
【0066】〔例4〕次に、〔例1〕と同様にしてセラ
ミックコンデンサ試料を作製するに当り、内部電極を接
続するビアホールの配置を、1列の直線状から、千鳥状
の配置に変化させた。その際、ビアホールの径及び内部
電極の長辺方向の間隔は試料Aと同じとし、短辺方向の
間隔を表4に示すように0.05mm〜0.25mmにおいて5
段階に変えたものを作製して、それぞれ試料O〜Sを得
た。
【0067】これらについて〔例1〕と同様にして総合
インダクタンスを求めたところ、表4に示した結果が得
られた。なお、表4には、試料Aの結果も併記した。
【0068】
【表4】
【0069】表4の結果より、本発明のチップ型積層セ
ラミックコンデンサにおいては、ビアホールを千鳥状に
配置する場合、試料A及びO〜Rのように内部電極の短
辺方向の間隔を0.20mm以下に設定することが、インダ
クタンスの低減のために好ましいことか分かる。これ
は、ビアホールを千鳥状に配置すると、内部電極の中央
部分の相互インダクタンスが増加するために、全体とし
てのインダクタンスが増加するためと考えられる。
【0070】しかし、ビアホールを千鳥状に配置する
と、同じ長さの内部電極中により多くのビアホールを配
列できるので、内部電極と端子電極との接続をより低抵
抗で確実に行なえるとともに、隣接する内部電極中を流
れる電流の向きを反対方向に揃えやすくなって相互イン
ダクタンスをより低減できる、という点で有利となる。
従って、その場合のビアホールの配置間隔は、インダク
タンスとの兼ね合いで設定することが望ましい。
【0071】〔例5〕次に、〔例1〕と同様にしてセラ
ミックコンデンサ試料を作製するに当り、端子電極の厚
さを変えた。塗布した導電性ペーストの厚さを変えて、
端子電極の厚さを表5に示すように10〜150 μmの間で
4段階に変えたものを作製し、それぞれ試料T〜Wを得
た。
【0072】これらについて〔例1〕と同様にして総合
インダクタンスを求めたところ、表5に示した結果が得
られた。なお、表5には、試料Aの結果も併記した。
【0073】
【表5】
【0074】表5の結果より、本発明のチップ型積層セ
ラミックコンデンサにおいては、端子電極の厚さは特に
大きな影響を与えていないが、望ましくは20μm以下と
することで、インダクタンスを更に低く抑えられること
が分かった。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のチップ型
積層セラミックコンデンサによれば、コンデンサに発生
する自己インダクタンス及び相互インダクタンスを共に
非常に小さく抑制することができ、極めて低インダクタ
ンスのチップ型積層セラミックコンデンサを提供するこ
とができた。
【0076】また、本発明のチップ型積層セラミックコ
ンデンサによれば、高速化、高集積化されたデジタル回
路の半導体素子に並列に付加するデカップリングコンデ
ンサに好適な、極めて低インダクタンスのチップ型積層
セラミックコンデンサを提供することができた。
【0077】さらに、本発明のチップ型積層セラミック
コンデンサによれば、高速化された回路モジュールにお
いても、ノイズ発生による電圧レベルの変動に起因する
誤動作を引き起こさない、極めて低インダクタンスの面
実装タイプのチップ型積層セラミックコンデンサを提供
することができた。
【0078】そのため、高速化、高集積化されたデジタ
ル回路の半導体素子の動作、あるいは高速化された回路
モジュールの動作を安定化することが可能となり、デジ
タル回路のさらなる高速化に対応できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は、それぞれ本発明のチップ
型積層セラミックコンデンサの構成例を示す横断面図及
び縦断面図である。
【図2】(a)及び(b)は、それぞれ本発明のチップ
型積層セラミックコンデンサの構成例における電流の向
きを説明する縦断面図及び横断面図である。
【図3】(a)及び(b)は、それぞれ従来のチップ型
積層セラミックコンデンサの構成を示す横断面図及び縦
断面図である。
【図4】(a)及び(b)は、それぞれ従来の他のチッ
プ型積層セラミックコンデンサの構成を示す横断面図及
び縦断面図である。
【図5】(a)及び(b)は、それぞれ従来の他のチッ
プ型積層セラミックコンデンサの構成を示す横断面図及
び縦断面図である。
【符号の説明】
1、6、7、8・・・・・・・チップ型積層セラミック
コンデンサ 2、9・・・・・・・・・・・チップ本体 3a、3b、10a、10b・・・内部電極 4、11・・・・・・・・・・コンデンサ部 5a、5b、12a、12b・・・端子電極 13a、13b・・・・・・・・・ビアホール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体磁器層と長方形状の内部電極とを
    交互に積層して形成されたコンデンサ部を有するチップ
    本体と、該チップ本体の前記内部電極と平行な端面に形
    成された端子電極とから成るチップ型積層セラミックコ
    ンデンサであって、前記内部電極の短辺の長さをAとし
    長辺の長さをBとしたときの比A/Bを0.5以下とす
    るとともに、前記内部電極の中央部に長辺方向に沿って
    複数のビアホールを列状に配設し、前記端子電極と内部
    電極とを一つおきのビアホールを介して接続したことを
    特徴とするチップ型積層セラミックコンデンサ。
JP6143148A 1994-06-24 1994-06-24 チップ型積層セラミックコンデンサ Pending JPH0817675A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6370011B1 (en) 1997-11-14 2002-04-09 Murata Manufacturing Co., Ltd Multilayer capacitor
US6794729B2 (en) 2001-03-01 2004-09-21 Nec Corporation Stacked capacitor and method of forming the same as well as semiconductor device using the same and circuit board using the same
CN100437850C (zh) * 2002-10-30 2008-11-26 京瓷株式会社 电容器,布线基板,退耦电路以及高频电路
JP2010041004A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Tdk Corp 積層型チップバリスタ
KR101477405B1 (ko) * 2013-07-05 2014-12-29 삼성전기주식회사 적층 세라믹 커패시터 및 그 실장 기판
US11735371B2 (en) 2019-07-05 2023-08-22 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Multilayer ceramic capacitor

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