JPH08181445A - セラミックス多層基板 - Google Patents

セラミックス多層基板

Info

Publication number
JPH08181445A
JPH08181445A JP6320503A JP32050394A JPH08181445A JP H08181445 A JPH08181445 A JP H08181445A JP 6320503 A JP6320503 A JP 6320503A JP 32050394 A JP32050394 A JP 32050394A JP H08181445 A JPH08181445 A JP H08181445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramic
ceramic multilayer
multilayer substrate
board
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6320503A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Yamade
善章 山出
Yoichi Moriya
要一 守屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP6320503A priority Critical patent/JPH08181445A/ja
Publication of JPH08181445A publication Critical patent/JPH08181445A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/151Die mounting substrate
    • H01L2924/153Connection portion
    • H01L2924/1531Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface
    • H01L2924/15311Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface being a ball array, e.g. BGA
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/161Cap
    • H01L2924/1615Shape
    • H01L2924/16195Flat cap [not enclosing an internal cavity]

Landscapes

  • Wire Bonding (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 LSI11が搭載される面21aとこれに対
向する面21bとにバンプ電極24、26が形成される
と共に、コンデンサ部23が内蔵され、セラミックス基
板21及び導電層22を含んで構成されているセラミッ
クス多層基板20。 【効果】 コンデンサ部23によりスイッチングノイズ
の発生を確実に防止することができ、またバンプ電極2
4、26がセラミックス基板面21a、21b全体に形
成されるために小形化を図り得ると共に、プリント配線
基板14上に容易に実装することができる。またバンプ
電極24、26の比表面積が比較的狭く、かつ外部に露
出しないスルーホール25によりバンプ電極24、26
間を接続し得るため、湿気等の外部環境の影響を受ける
ことも少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセラミックス多層基板に
関し、より詳細には通信、画像処理等の技術分野で使用
され、搭載された半導体素子をプリント配線基板等に実
装する際に用いられるセラミックス多層基板に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の高集積化、大容量化
に伴い、この半導体素子としてのLSIチップを搭載す
るセラミックス多層基板についても電気ノイズ(以下、
単にノイズと記す)の減少及び接続端子の高密度化が求
められている。従来のこの種ノイズの減少対策が施され
たセラミックス多層基板として、セラミックス多層基板
の下部にコンデンサ部が一体的に形成されたものが提案
されている(特開昭59−145536号公報)。図3
はこのセラミックス多層基板を示した模式図であり、
(a)は斜視図、(b)は(a)におけるA−A線断面
図である。Al23 (アルミナ)等を用いて形成され
たセラミックス基板41上部には凹部42が形成され、
凹部42内のセラミックス基板41上にはLSIチップ
12(斜視図では省略)が搭載されている。LSIチッ
プ12はセラミックス基板41上部に埋設された複数個
の信号線層43、電源層44、接地層45の一端部にボ
ンディングワイヤ46を介してそれぞれ接続され、信号
線層43、電源層44、接地層45の他端部はセラミッ
クス基板41外周に形成された導体部43a、44a、
45aにそれぞれ接続されている。またセラミックス基
板41下部には、複数個の電極層47a、47bが埋設
され、電極層47aは導体部45aに接続され、電極層
47bは導体部44aに接続されており、これら電極層
47a、47bと、電極層47a、47bに挟まれたセ
ラミックス基板41の部分とを含んでコンデンサ部47
が構成されている。これらセラミックス基板41、各配
線層43、44、45、電極層46a、46b、導体部
43a、44a、45aを含んでセラミックス多層基板
40が構成されている。さらに、LSIチップ12が搭
載されたセラミックス多層基板40をプリント配線基板
15に実装する場合、この基板15のプリント配線15
a、15b、15c上にセラミックス多層基板40の導
体部43a、44a、45aを載置し、ハンダ48等を
用いてそれぞれ接続する。
【0003】またAl23 製のセラミックス基板内に
W(タングステン)やMo(モリブデン)等の金属微粒
子を分散させることにより大容量のキャパシタが構成さ
れたものが提案されている。しかしこのセラミックス多
層基板の場合、分散させた前記金属微粒子の量が多くな
るとショートの発生確率が高くなるため、比誘電率は2
0程度が限界となる。
【0004】また接続端子の高密度化を図るため、LS
Iチップとセラミックス多層基板とにおける各回路の接
続端子がフリップチップ方式により接続され、セラミッ
クス多層基板とプリント配線基板とにおける各回路の接
続端子がPGA(Pin Grid Array) 方式により接続さ
れ、かつこの内部にコンデンサ部が構成されたセラミッ
クス多層基板が提案されている(特開平1−26084
6号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したセラミックス
多層基板40においては、内部にコンデンサ部47が構
成されてスイッチングノイズの減少は図られているが、
導体部43a、44a、45aがセラミックス多層基板
40の外周部のみに形成されており、集積度の高い(接
続端子の多い)LSIチップ12を搭載する場合、導体
部43a、44a、45aの数が増加してセラミックス
基板41の面積が広くなり、セラミックス多層基板40
の小形化を図るのが難しい。またAl23 はBaTi
3 等の高誘電率材料に比べて比誘電率が低く、コンデ
ンサ部47のキャパシタンスを高めるには積層数を多く
する必要があり、セラミックス多層基板40の小形化を
図るのがこの点からも困難であった。またセラミックス
基板41のAl23 材料と、各配線層43、44、4
5及び電極層47a、47bの材料とを交互に積層し、
同時に焼成する方法によりセラミックス多層基板40を
製造する場合、Al23 の焼成温度が高いので、各配
線層43、44、45には耐熱性を有するWやMo材料
を用いる必要がある。これらの材料はいずれも抵抗値が
比較的高く、したがって伝送特性に劣り、高速化に対応
するのが難しい。さらに導体部43a、44a、45a
は表面積が比較的広く露出しており、湿度等の影響を受
け易いという課題があった。
【0006】また、上記WやMoを分散させたタイプの
場合、大容量のキャパシタを構成させると前記セラミッ
クス基板が厚くなり、小形化を図るのが難しく、また製
造プロセスが複雑で歩留りが低下し易く、コストが高く
付くという問題があった。
【0007】また上記した特開平1−260846号公
報で開示されたセラミックス多層基板においては、PG
A方式であるため、前記セラミックス多層基板下面全体
に形成された多数のピンからノイズが発生し易く、また
これらピンをプリント配線基板に形成されたスルーホー
ルに挿入・実装するのに手間が掛かるという課題があっ
た。
【0008】本発明はこのような課題に鑑みなされたも
のであり、コンデンサ部が比較的コンパクトに構成され
てノイズを除去することができ、プリント配線基板に集
積度の高い半導体素子を簡単、かつ確実に実装すること
ができ、小形化が図れると共に外部環境の影響を軽減す
ることができ、優れた伝送特性を有するセラミックス多
層基板を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るセラミックス多層基板は、コンデンサ部
が内蔵され、絶縁層及び導電層を含んで構成されたセラ
ミックス多層基板において、半導体素子が搭載される面
とこれに対向する面とにバンプ電極が形成されているこ
とを特徴としている(1)。
【0010】また本発明に係るセラミックス多層基板
は、上記セラミックス多層基板(1)の絶縁層がガラス
セラミックス材料を用いて形成されていることを特徴と
している(2)。
【0011】
【作用】上記構成のセラミックス多層基板(1)によれ
ば、コンデンサ部が内蔵され、絶縁層及び導電層を含ん
で構成されたセラミックス多層基板において、半導体素
子が搭載される面とこれに対向する面とにバンプ電極が
形成されており、前記コンデンサ部によりノイズがフィ
ルタリングされるため、スイッチングノイズが半導体素
子に入力され、誤動作を生じさせるのが防止されること
となる。また前記半導体素子が搭載される面全体に亙っ
て形成された前記バンプ電極(以下、これを第1のバン
プ電極と記す)に前記半導体素子の各端子が確実に接続
されると共に、前記対向面全体に亙って形成された前記
バンプ電極(以下、これを第2のバンプ電極と記す)に
プリント配線基板の各端子が確実に接続されることとな
る。この結果、これら接続部からのノイズ発生が抑制さ
れ、また前記端子数が同一の場合に前記セラミックス多
層基板の小形化を図り得ると共に、該セラミックス多層
基板を介して集積度の高い前記半導体素子を前記プリン
ト配線基板に簡単に実装し得ることとなる。また前記各
バンプ電極の比表面積が比較的狭く、かつ外部に露出し
ないスルーホールにより前記各バンプ電極間を接続させ
得るため、湿気等の外部環境の影響をあまり受けなくな
る。
【0012】また上記構成のセラミックス多層基板
(2)によれば、上記セラミックス多層基板(1)の絶
縁層がガラスセラミックス材料を用いて形成されてお
り、該ガラスセラミックス材料は焼成温度が低く、かつ
大気中で焼成可能であるため、前記導電層の形成材料と
して溶融温度が比較的低いAg(銀)、AgPd(銀−
パラジウム)、Au(金)等の良導電材料が使用可能と
なり、伝送特性を高め得ることとなる。ガラスセラミッ
クス材料としてはホウ珪酸系ガラス、鉛ホウ珪酸系ガラ
ス、亜鉛ホウ珪酸系ガラス、コージェライト(MgO−
Al23 −SiO2)系ガラス、アノーサイト(Ca
O−Al23 −SiO2 )系ガラス等が挙げられる。
またガラスセラミックス材料は大気中での焼成が可能な
ため、前記コンデンサ部を構成する誘電体層の材料とし
てPbTiO3 (チタン酸鉛)、BaTiO3 (チタン
酸バリウム)、SrTiO3 (チタン酸ストロンチウ
ム)、BaSrTiO3 (BaとStとのチタン酸複合
塩)等の高誘電率材料が使用可能となり、キャパシタン
スが高められるので、前記コンデンサ部を含む前記セラ
ミックス多層基板全体の小形化を一層図り得ることとな
る。また前記ガラスセラミックス材料の線膨張率は前記
半導体素子を構成するSi(シリコン)基板のそれと略
同様であるため、使用中、前記第1のバンプ電極に掛か
る熱応力に起因した電極剥離等のトラブルが減少し、信
頼性が一層高められることとなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係るセラミックス多層基板の
実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る
セラミックス多層基板の実施例1を示した摸式図であ
り、(a)は斜視図、(b)は断面図である。絶縁層と
してのセラミックス基板21は例えばホウ珪酸系ガラ
ス、コージェライト系ガラス、アノーサイト系ガラス材
料等を用いて略板形状に形成されている。セラミックス
基板21上部の所定箇所には信号線層、電源層、接地層
をそれぞれ構成する複数個の導電層22が埋設されてお
り、導電層22は金属ペーストを用いて形成され、該金
属ペーストは導電性に優れた例えばAg、AgPd、A
u等の金属を含んで構成されている。またセラミックス
基板21下部の所定箇所にはコンデンサ部23が埋設さ
れている。コンデンサ部23は比誘電率が高い例えばP
bTiO3 、BaTiO3 、SrTiO3 、BaSrT
iO3 を用いて形成された誘電体層23aと、この両面
に例えばAgペースト等を用いて形成された電極層23
b、23cとを含んで構成されており、高いキャパシタ
ンスを有している。さらにセラミックス基板上面21a
の所定箇所には、パッド24aとハンダバンプ24bと
により構成された複数個のバンプ電極24が形成されて
おり、バンプ電極24はスルーホール25を介して導電
層22の信号線層、電源層、接地層にそれぞれ接続さ
れ、導電層22の電源層、接地層はコンデンサ部23の
電極層23b、23cにそれぞれ接続されている。一
方、セラミックス基板下面21bの所定箇所には、パッ
ド26aとバンプ26bとにより構成された複数個のバ
ンプ電極26が形成されており、バンプ電極26はスル
ーホール25を介して導電層22の信号線層、電源層、
接地層と、コンデンサ部23の電極層23b、23cと
にそれぞれ接続されている。これらセラミックス基板2
1、導電層22、コンデンサ部23、バンプ電極24、
26、スルーホール25を含んでチップキャリアタイプ
のセラミックス多層基板20が構成されている。
【0014】このように構成されたセラミックス多層基
板20を製造する場合、例えばまずセラミックス基板2
1となるガラスセラミックスグリーンシート上に導電層
22となる金属ペーストを印刷する。また誘電体層23
aとなる高誘電率材料から成るグリーンシートの両面に
電極層23bとなる金属ペーストを印刷し、前記ガラス
セラミックスグリーンシート間の所定箇所に挿入する。
また予め積層体内の所定箇所に形成したスルーホール2
5に例えばAg−Pd等から成る金属ペーストを充填し
ておく。次にこの積層体を大気雰囲気中、比較的低い所
定の温度で焼成した後、スルーホール25上にバンプ電
極24、26を形成するとセラミックス多層基板20が
製造される。
【0015】セラミックス多層基板20上に半導体素子
としてのLSIチップ11を搭載する場合、LSIチッ
プ11をセラミックス多層基板20上の所定箇所に配置
した後、所定温度で加熱すると、LSIチップ11にお
ける集積回路の所定端子と所定のバンプ電極24とがそ
れぞれ接続・固定される。またLSIチップ11が搭載
されたセラミックス多層基板20をプリント配線基板1
4に実装する場合、セラミックス多層基板20をプリン
ト配線基板14上の所定箇所に配置した後、所定温度で
加熱すると、所定のバンプ電極26とプリント配線基板
14上における配線パターン(図示せず)の所定端子と
がそれぞれ接続・固定される。
【0016】このように構成されたセラミックス多層基
板20を用いると、信号はプリント配線基板14の配線
パターン、バンプ電極26、スルーホール25、導電
(信号線)層22、バンプ電極24を介してLSIチッ
プ11に入力され、あるいは信号処理された後、逆の経
路をたどって出力され、コンデンサ部23によりスイッ
チングノイズがフィルタリングされる。
【0017】上記説明から明らかなように、実施例1に
係るセラミックス多層基板20では、スイッチングノイ
ズがコンデンサ部23によりフィルタリングされるた
め、LSI11に誤動作が生じるのを防止することがで
きる。またLSI11が搭載される上面21a全体に亙
って形成されたバンプ電極24に各LSI11端子が確
実に接続されると共に、対向する下面21b全体に亙っ
て形成されたバンプ電極26に各プリント配線基板14
端子が確実に接続される。この結果、ワイヤボンディン
グやリード接続と異なり、これら接続部からのノイズ発
生が抑制され、また接続端子数が同一の場合にはセラミ
ックス多層基板20の小形化を図り得ると共に、セラミ
ックス多層基板20を介して集積度の高いLSI11を
プリント配線基板14に簡単に実装することができる。
またバンプ電極24、26の表面積が比較的狭く、かつ
外部に露出しないスルーホール25によりバンプ電極2
4、26間が接続させられるため、湿気等の外部環境の
影響を受けることも少なくなる。
【0018】また、ガラスセラミックス材料は焼成温度
が低く、かつ大気中で焼成可能であるため、導電層22
に溶融温度が比較的低いAg、AgPd、Au等の良導
電材料の使用が可能となり、伝送特性を高めることがで
きる。またコンデンサ部23を構成する誘電体層23a
にPbTiO3 、BaTiO3 、SrTiO3 、BaS
rTiO3 等の高誘電率材料の使用が可能となり、キャ
パシタンスが高められるため、コンデンサ部23を含む
セラミックス多層基板20全体の小形化を一層図ること
ができる。また前記ガラスセラミックス材料の線膨張率
はLSI11を構成するSi基板のそれと略同様である
ため、使用中、バンプ電極24に掛かる熱応力に起因し
た電極剥離等のトラブルが減少し、信頼性を一層高める
ことができる。
【0019】図2は実施例2に係るセラミックス多層基
板を示した模式的断面図であり、図中31は絶縁層とし
てのセラミックス基板を示している。セラミックス基板
31は例えばホウ珪酸系ガラス、コージェライト系ガラ
ス、アノーサイト系ガラス材料等を用いて略直方体形状
に形成されている。この上部の所定箇所には凹部32が
形成されており、凹部32内には半導体素子としてのL
SI11が挿入されるようになっている。またセラミッ
クス基板表面31aには凹部32を覆う態様でセラミッ
クスまたは金属製のキャップ33が配設されており、セ
ラミックス基板表面31aにキャップ33を接着させる
ことにより、凹部32内が封止される。その他の構成は
図1に示した実施例1のものと同様であるので、ここで
はその構成の詳細な説明は省略することとする。これら
セラミックス基板31、キャップ33、コンデンサ部2
3、バンプ電極24、26等を含んでパッケージタイプ
のセラミックス多層基板30が構成されている。
【0020】上記説明から明らかなように、実施例2に
係るセラミックス多層基板30では、実施例1のものと
略同様の効果を得ることができると共に、キャップ33
により封止されているため、LSI11が外気により影
響を受けるのを防止し、また取り扱いを容易にすること
ができる。
【0021】なお、実施例1、2に係るセラミックス多
層基板20、30では、いずれもコンデンサ部23が1
個の誘電体層23aと、誘電体層23aを挟む2個の電
極層23cとにより構成されている場合について説明し
たが、別の実施例のものではコンデンサ部が複数個の誘
電体層と、これら各誘電体層を挟む複数個の電極層とに
より構成されていてもよい。
【0022】また、実施例1、2に係るセラミックス多
層基板20、30では、いずれも1個のLSIチップ1
1が搭載されている場合について説明したが、別の実施
例のものでは複数個のLSIチップが搭載されていても
よい。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係るセラミ
ックス多層基板(1)にあっては、コンデンサ部が内蔵
され、絶縁層及び導電層を含んで構成されたセラミック
ス多層基板において、半導体素子が搭載される面とこれ
に対向する面とにバンプ電極が形成されており、前記コ
ンデンサ部によりノイズがフィルタリングされるため、
スイッチングノイズが半導体素子に入力され、誤動作を
生じさせるのが防止される。また前記半導体素子が搭載
される面全体に亙って形成された前記第1のバンプ電極
に前記半導体素子の各端子が確実に接続されると共に、
前記対向面全体に亙って形成された前記第2のバンプ電
極にプリント配線基板の各端子が確実に接続される。こ
の結果、これら接続部からのノイズ発生が抑制され、ま
た前記端子数が同一の場合に前記セラミックス多層基板
の小形化を図ると共に、該セラミックス多層基板を介し
て集積度の高い前記半導体素子を前記プリント配線基板
に簡単に実装することができる。また前記各バンプ電極
の比表面積が比較的狭く、かつ外部に露出しないスルー
ホールにより前記各バンプ電極間を接続させ得るため、
湿気等の外部環境の影響をあまり受けなくすることがで
きる。
【0024】また本発明に係るセラミックス多層基板
(2)にあっては、上記セラミックス多層基板(1)の
絶縁層がガラスセラミックス材料を用いて形成されてお
り、該ガラスセラミックス材料は焼成温度が低く、かつ
大気中で焼成可能であるため、前記導電層の形成材料と
して溶融温度が比較的低いAg、AgPd、Au等の良
導電材料が使用可能となり、伝送特性を高めることがで
きる。またガラスセラミックス材料は大気中での焼成が
可能なため、前記コンデンサ部を構成する誘電体層の材
料としてPbTiO3 、BaTiO3 、SrTiO3
BaSrTiO等の高誘電率材料が使用可能となり、
キャパシタンスが高められるので、前記コンデンサ部を
含む前記セラミックス多層基板全体の小形化を一層図る
ことができる。また前記ガラスセラミックス材料の線膨
張率は前記半導体素子を構成するSi基板のそれと略同
様であるため、使用中、前記第1のバンプ電極に掛かる
熱応力に起因した電極剥離等のトラブルが減少し、信頼
性を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセラミックス多層基板の実施例1
を示した摸式図であり、(a)は斜視図、(b)は断面
図である。
【図2】実施例2に係るセラミックス多層基板を示した
模式的断面図である。
【図3】コンデンサ部が一体的に形成された従来のセラ
ミックス多層基板を示した模式図であり、(a)は斜視
図、(b)は(a)におけるA−A線断面図である。
【符号の説明】
11 LSIチップ 20 セラミックス多層基板 21 セラミックス基板 22 導電層 23 コンデンサ部 24、26 バンプ電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンデンサ部が内蔵され、絶縁層及び導
    電層を含んで構成されたセラミックス多層基板におい
    て、半導体素子が搭載される面とこれに対向する面とに
    バンプ電極が形成されていることを特徴とするセラミッ
    クス多層基板。
  2. 【請求項2】 絶縁層がガラスセラミックス材料を用い
    て形成されていることを特徴とする請求項1記載のセラ
    ミックス多層基板。
JP6320503A 1994-12-22 1994-12-22 セラミックス多層基板 Pending JPH08181445A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6320503A JPH08181445A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 セラミックス多層基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6320503A JPH08181445A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 セラミックス多層基板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08181445A true JPH08181445A (ja) 1996-07-12

Family

ID=18122182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6320503A Pending JPH08181445A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 セラミックス多層基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08181445A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001035960A (ja) * 1999-07-21 2001-02-09 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置および製造方法
US6859352B1 (en) 2004-02-19 2005-02-22 Fujitsu Limited Capacitor sheet
JP2005276860A (ja) * 2004-03-22 2005-10-06 Kyocera Corp 多数個取り配線基板
US7906840B2 (en) 2007-09-04 2011-03-15 Kyocera Corporation Semiconductor integrated circuit package, printed circuit board, semiconductor apparatus, and power supply wiring structure
WO2013115395A1 (en) 2012-01-31 2013-08-08 Aisin Aw Co., Ltd. Switching element unit

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001035960A (ja) * 1999-07-21 2001-02-09 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置および製造方法
US6859352B1 (en) 2004-02-19 2005-02-22 Fujitsu Limited Capacitor sheet
JP2005276860A (ja) * 2004-03-22 2005-10-06 Kyocera Corp 多数個取り配線基板
JP4502675B2 (ja) * 2004-03-22 2010-07-14 京セラ株式会社 多数個取り配線基板
US7906840B2 (en) 2007-09-04 2011-03-15 Kyocera Corporation Semiconductor integrated circuit package, printed circuit board, semiconductor apparatus, and power supply wiring structure
WO2013115395A1 (en) 2012-01-31 2013-08-08 Aisin Aw Co., Ltd. Switching element unit
KR20140090228A (ko) 2012-01-31 2014-07-16 아이신에이더블류 가부시키가이샤 스위칭소자 유닛
US9177948B2 (en) 2012-01-31 2015-11-03 Aisin Aw Co., Ltd. Switching element unit

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR930010076B1 (ko) 다층혼성집적회로
EP0423821B1 (en) Surface-mount network device
US5227583A (en) Ceramic package and method for making same
US5034850A (en) Thin decoupling capacitor for mounting under integrated circuit package
KR20140039736A (ko) 스택 패키지 및 그 제조 방법
US5923077A (en) Passive component integrated circuit chip
JP3161831B2 (ja) 回路素子モジュール
JPH08181445A (ja) セラミックス多層基板
JP3718940B2 (ja) フリップチップセラミック基板
TW200403885A (en) Semiconductor module structure incorporating antenna
EP0359513A2 (en) Semiconductor chip carrier and method of making it
JPH08148595A (ja) 半導体装置
JPH07135394A (ja) 厚膜コンデンサ付きセラミック配線基板及びその製造方法
JPH05347227A (ja) 積層薄膜コンデンサ
JP3339999B2 (ja) 配線基板とそれを用いた半導体素子収納用パッケージおよびその実装構造
JP2004281470A (ja) 配線基板
JP3210837B2 (ja) 配線基板とそれを用いた半導体素子収納用パッケージおよびその実装構造
JP2668264B2 (ja) 半導体素子収納用パッケージ
JPH0964232A (ja) セラミックパッケージ
JP3187239B2 (ja) 半導体素子収納用パッケージ
JPH08125063A (ja) 配線基板
JP2005039006A (ja) 中継基板、半導体素子付き中継基板、中継基板付きパッケージ、半導体素子と中継基板とパッケージとからなる構造体、および中継基板の製造方法
JP2810656B2 (ja) 電子部品用基体
JP2515671Y2 (ja) 半導体素子収納用パッケージ
JP3401366B2 (ja) 集積回路のパッケージ

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991019