JP2806577B2 - 口腔用組成物 - Google Patents
口腔用組成物Info
- Publication number
- JP2806577B2 JP2806577B2 JP31150989A JP31150989A JP2806577B2 JP 2806577 B2 JP2806577 B2 JP 2806577B2 JP 31150989 A JP31150989 A JP 31150989A JP 31150989 A JP31150989 A JP 31150989A JP 2806577 B2 JP2806577 B2 JP 2806577B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydroxy
- oral
- composition
- gingival
- benzophenone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は歯周病、特に、歯肉炎、歯槽膿漏、口内炎の
予防、治療に有効な口腔用組成物に関する。
予防、治療に有効な口腔用組成物に関する。
（従来の技術および課題） 近年、高齢化社会の到来に伴い、我国においても歯周
疾患の罹患率が増大し、これに対する治療および予防法
の確立が望まれている。歯周疾患は、歯肉溝内に歯垢、
歯石が蓄積して、歯肉を刺激し、歯肉炎を引き起こすこ
とにより始まるとされている。炎症状態に陥った歯肉組
織内ではセロトニン、ブラジキニン、プロスタグランデ
ィンなどの種々のケミカルメディエーターが産生され、
歯肉溝上皮や歯肉毛細血管壁が脆弱化し透過性亢進など
を引き起こすため、歯肉溝滲出液の増大、歯肉の腫脹、
歯肉粘膜からの出血、歯肉溝の深可など種々の臨床症状
が現れる。このような歯肉の炎症がさらに憎悪すると歯
周組織が脆弱化し、ついには組織の破壊をきたす、歯槽
膿漏症に至る。
疾患の罹患率が増大し、これに対する治療および予防法
の確立が望まれている。歯周疾患は、歯肉溝内に歯垢、
歯石が蓄積して、歯肉を刺激し、歯肉炎を引き起こすこ
とにより始まるとされている。炎症状態に陥った歯肉組
織内ではセロトニン、ブラジキニン、プロスタグランデ
ィンなどの種々のケミカルメディエーターが産生され、
歯肉溝上皮や歯肉毛細血管壁が脆弱化し透過性亢進など
を引き起こすため、歯肉溝滲出液の増大、歯肉の腫脹、
歯肉粘膜からの出血、歯肉溝の深可など種々の臨床症状
が現れる。このような歯肉の炎症がさらに憎悪すると歯
周組織が脆弱化し、ついには組織の破壊をきたす、歯槽
膿漏症に至る。
かかる歯周疾患に対する治療は、局所的処置と全身的
処置に大別され、局所的処置にはクロルヘキシジンのよ
うな殺菌剤が用いられ、全身的処置にはホルモン剤、ビ
タミン剤等が用いられる。さらに、歯肉の発赤、腫脹に
はステロイド系、非ステロイド系の薬剤が利用される。
処置に大別され、局所的処置にはクロルヘキシジンのよ
うな殺菌剤が用いられ、全身的処置にはホルモン剤、ビ
タミン剤等が用いられる。さらに、歯肉の発赤、腫脹に
はステロイド系、非ステロイド系の薬剤が利用される。
しかし、これらの薬剤には副作用や毒性の点で問題が
あり、これをさけるため使用濃度を低くすると、十分な
効果が得られないという問題がある。
あり、これをさけるため使用濃度を低くすると、十分な
効果が得られないという問題がある。
このような事情に鑑み、本発明者らは歯周病および口
内炎の予防、治療に有効な薬剤について種々、検討した
ところ、意外にも、２−ヒドロキシ−４−メトキシベン
ゾフェノンが適していることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
内炎の予防、治療に有効な薬剤について種々、検討した
ところ、意外にも、２−ヒドロキシ−４−メトキシベン
ゾフェノンが適していることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
（課題を解決する手段） 本発明は、一般式： （式中、Ｒは水素を意味する） で示される２−ヒドロキシ−４−メトキシベンゾフェノ
ンを配合したことを特徴とする口腔用組成物を提供する
ものである。
ンを配合したことを特徴とする口腔用組成物を提供する
ものである。
本発明の口腔組成物においては式（Ｉ）の化合物を配
合することができ、その効果、経済性等の観点から、一
般に、組成物全量に対して0.001重量％以上、好ましく
は、0.001〜10重量％の割合で配合される。
合することができ、その効果、経済性等の観点から、一
般に、組成物全量に対して0.001重量％以上、好ましく
は、0.001〜10重量％の割合で配合される。
本発明の口腔組成物は常法に従って、練歯磨、粉歯
磨、液状歯磨等の歯磨類、トローチ、パスタ、クリー
ム、軟膏剤、貼付剤、マウスウオッシュ、チューインガ
ム、うがい液等にすることができる。他の配合成分は特
に限定するものではなく、通常、この種の組成物に用い
られる成分を配合できる。
磨、液状歯磨等の歯磨類、トローチ、パスタ、クリー
ム、軟膏剤、貼付剤、マウスウオッシュ、チューインガ
ム、うがい液等にすることができる。他の配合成分は特
に限定するものではなく、通常、この種の組成物に用い
られる成分を配合できる。
例えば、練歯磨には、第二リン酸カルシウム、炭酸カ
ルシウム、リン酸水素カルシウム等の研磨剤、カルボキ
シメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセル
ロース、カラギーナン、ポリビニルアルコール、カルボ
キシビニルポリマー等の粘結剤、グリセリン、ソルビト
ール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール等の湿潤剤、ラウリル硫
酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム等の発
泡剤、さらに香味剤としてペパーミント、スペアミント
などの精油、メントールなどの香料、サッカリンナトリ
ウムなどの甘味剤、また防腐剤が適宜配合され、これら
の成分を用いて常法に従い製造できる。また粉歯磨、液
状歯磨、洗口剤、軟膏剤、クリーム、パスタ、トロー
チ、チューインガム、貼付剤などについても製品の性状
に応じた成分を配合して常法に従い製造できる。
ルシウム、リン酸水素カルシウム等の研磨剤、カルボキ
シメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセル
ロース、カラギーナン、ポリビニルアルコール、カルボ
キシビニルポリマー等の粘結剤、グリセリン、ソルビト
ール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール等の湿潤剤、ラウリル硫
酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム等の発
泡剤、さらに香味剤としてペパーミント、スペアミント
などの精油、メントールなどの香料、サッカリンナトリ
ウムなどの甘味剤、また防腐剤が適宜配合され、これら
の成分を用いて常法に従い製造できる。また粉歯磨、液
状歯磨、洗口剤、軟膏剤、クリーム、パスタ、トロー
チ、チューインガム、貼付剤などについても製品の性状
に応じた成分を配合して常法に従い製造できる。
なお、貼付剤は、口腔内の湿潤粘膜に貼付されて優れ
た付着性を有し、投与薬剤の流出防止、口腔内粘膜損傷
部の被覆保護を行うフィルム状の付着体からなる口腔内
製剤であって、例えば、粘膜に付着性を有する水溶性高
分子物質、たとえば、ヒドロキシプロピルセルロース、
カルボキシビニルポリマー等をフィルム状に成形したも
のが挙げられる。
た付着性を有し、投与薬剤の流出防止、口腔内粘膜損傷
部の被覆保護を行うフィルム状の付着体からなる口腔内
製剤であって、例えば、粘膜に付着性を有する水溶性高
分子物質、たとえば、ヒドロキシプロピルセルロース、
カルボキシビニルポリマー等をフィルム状に成形したも
のが挙げられる。
本発明の口腔用組成物にはさらに各種の他の薬効剤を
配合してもよい。
配合してもよい。
（実施例） 以下に実験例、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく
説明する。実験例、実施例中、「％」はいずれも重量％
である。
説明する。実験例、実施例中、「％」はいずれも重量％
である。
実験例１ ラット腹腔内滲出細胞を用い、炎症メディエーターで
ある内因性プロスタグランディンE2の産生に対する２−
ヒドロキシ−４−メトキシ−ベンゾフェノンの阻害作用
を調べた。
ある内因性プロスタグランディンE2の産生に対する２−
ヒドロキシ−４−メトキシ−ベンゾフェノンの阻害作用
を調べた。
試験方法 SD系ラットの腹腔内に２％カゼイン溶液を体重に10分
の１量で投与することにより、白血球単球を主体とする
滲出細胞浮遊液を得た。この滲出細胞を用いて1.0×106
細胞mlに調製した細胞懸濁液に、カルシウムイオノフォ
アA23187（以下、CaIと略す）を添加し、誘導されたプ
ロスタグランディンE2を高速液体クロマトグラフィーで
定量した。試験試料には、各薬剤の所定量をCaI添加前
に細胞懸濁液に加えた。結果を第１表に示す。
の１量で投与することにより、白血球単球を主体とする
滲出細胞浮遊液を得た。この滲出細胞を用いて1.0×106
細胞mlに調製した細胞懸濁液に、カルシウムイオノフォ
アA23187（以下、CaIと略す）を添加し、誘導されたプ
ロスタグランディンE2を高速液体クロマトグラフィーで
定量した。試験試料には、各薬剤の所定量をCaI添加前
に細胞懸濁液に加えた。結果を第１表に示す。
第１表に示すごとく、２−ヒドロキシ−４−メトキシ
ベンゾフェノンには、プロスタグランディンE2の産生を
阻害する作用があることが判明した。
ベンゾフェノンには、プロスタグランディンE2の産生を
阻害する作用があることが判明した。
かかるプロスタグランディンE2産生の阻害により、抗
炎症作用や歯槽骨吸収阻害作用が発揮され、歯周病や口
内炎の予防、治療にすぐれた効果を示すと考えられる。
炎症作用や歯槽骨吸収阻害作用が発揮され、歯周病や口
内炎の予防、治療にすぐれた効果を示すと考えられる。
実験例２ ハートレー系雌性モルモット（１群10匹）を用い、後
記方法により、実験的歯肉炎を作成し、２−ヒドロキシ
−４−メトキシ−ベンゾフェノンの実験的歯肉炎に対す
る抗炎症作用を調べた。
記方法により、実験的歯肉炎を作成し、２−ヒドロキシ
−４−メトキシ−ベンゾフェノンの実験的歯肉炎に対す
る抗炎症作用を調べた。
試験方法 麻酔下、モルモットの下顎前歯部に刺傷を作成したの
ち、クロトン油で処置を行い起炎させた。起炎48時間後
の腫脹の程度を指標として、肉眼観察し、以下の評価基
準にて判定し、腫脹度とした。試験試料としては界面活
性剤と香料を含有しない歯磨に、２−ヒドロキシ−４−
メトキシ−ベンゾフェノンを0.1〜3.0重量％配合したも
のを使用し、１日１回２日間麻酔下に炎症部位に投与し
た。
ち、クロトン油で処置を行い起炎させた。起炎48時間後
の腫脹の程度を指標として、肉眼観察し、以下の評価基
準にて判定し、腫脹度とした。試験試料としては界面活
性剤と香料を含有しない歯磨に、２−ヒドロキシ−４−
メトキシ−ベンゾフェノンを0.1〜3.0重量％配合したも
のを使用し、１日１回２日間麻酔下に炎症部位に投与し
た。
（評価基準） 0:腫脹は認められない 1:かすかな腫脹が認められる 2:中程度の腫脹が認められる 3:重度の腫脹が認められる 結果を第２表に示す。
第２表に示すごとく、２−ヒドロキシ−４−メトキシ
−ベンゾフェノンには歯肉炎を効果的に抑制する作用が
あることが判明した。
−ベンゾフェノンには歯肉炎を効果的に抑制する作用が
あることが判明した。
実施例１（練歯磨） つぎに組成により常法にしたがい練歯磨を製造した。
成 分 配合量（重量％） 第二リン酸カルシウム 45.0 カルボキシメチル セルロースナト リウム 0.5 グリセリン 20.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 サッカリンナトリウム 0.1 香 料 0.5 ２−ヒドロキシ−４−メトキシ− ベンゾフェノン 0.5 水 残 部 実施例２（チューインガム） つぎの組成により常法によりチューインガムを製造し
た。
た。
成 分 配合量（重量％） ガムベース 70.0 マンニット 20.0 ソルビット 5.0 香 料 1.5 ２−ヒドロキシ−４−メトキシ− ベンゾフェノン 3.5 実施例３（歯肉マッサージクリーム） つぎの組成により常法にしたがい歯肉マッサージクリ
ームを製造した。
ームを製造した。
成 分 配合量（重量％） 白色ワセリン 10.0 ステアリルアルコール 6.0 プロピレングリコール 4.0 ポリエチレングリコール2000 25.0 ポリエチレングリコール400 37.0 セタノール 7.0 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 パラオキシ安息香酸ブチル 0.1 香 料 0.7 ２−ヒドロキシ−４−メトキシ− ベンゾフェノン 2.5 水 残 部 実施例４（口腔用パスタ） つぎの組成により常法にしたがい口腔用パスタを製造
した。
した。
成 分 配合量（重量％） 白色ワセリン 10.0 ステアリルアルコール 8.0 プロピレングリコール 4.8 ラウリル硫酸ナトリウム 0.6 パラオキシ安息香酸メチル 0.01 パラオキシ安息香酸プロピル 0.006 水 16.0 ２−ヒドロキシ−４−メトキシ− ベンゾフェノン 10.0 カルボキシメチルセルロースナト リウム 残 部 実施例５（軟膏状口腔用剤） つぎの組成により常法にしたがい軟膏状口腔用剤を製
造した。
造した。
成 分 配合量（重量％） ヒドロキシエチルセルロース 4.0 トレアセチン 12.0 オイドラキッドRS 2.0 ２−ヒドロキシ−４−メトキシ− ベンゾフェノン 0.001 グリセリン 残 部 （発明の効果） 本発明によれば、歯周病や口内炎の予防、治療に有用
な口腔用組成物が得られる。
な口腔用組成物が得られる。
Claims (1)
- 【請求項１】一般式： （式中、Ｒは水素を意味する） で示される２−ヒドロキシ−４−メトキシベンゾフェノ
ンを配合したことを特徴とする口腔用組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31150989A JP2806577B2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | 口腔用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31150989A JP2806577B2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | 口腔用組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03170414A JPH03170414A (ja) | 1991-07-24 |
| JP2806577B2 true JP2806577B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=18018092
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31150989A Expired - Fee Related JP2806577B2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | 口腔用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2806577B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008156309A (ja) * | 2006-12-26 | 2008-07-10 | Lion Corp | 口腔用組成物 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6235268B1 (en) * | 2000-02-28 | 2001-05-22 | Colgate-Palmolive Company | Antiplaque oral composition and method |
-
1989
- 1989-11-30 JP JP31150989A patent/JP2806577B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008156309A (ja) * | 2006-12-26 | 2008-07-10 | Lion Corp | 口腔用組成物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03170414A (ja) | 1991-07-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| BRPI0814469B1 (pt) | fita ou tira oral capaz de aderir à superfície da cavidade oral e método para limpar a cavidade oral de um mamífero usando a fita ou tira oral" | |
| JP3582537B2 (ja) | 口腔用組成物 | |
| JP4730991B2 (ja) | 口腔用組成物 | |
| JP2806577B2 (ja) | 口腔用組成物 | |
| JP3140050B2 (ja) | 歯周病の治療に関するケトロラックの用法 | |
| KR980008210A (ko) | 구강위생 증진용 조성물 | |
| JPH0761933B2 (ja) | 口腔用組成物 | |
| JPH08133969A (ja) | 歯槽骨吸収抑制剤 | |
| JPH11130644A (ja) | 口腔用組成物 | |
| JPH09291018A (ja) | 口腔用組成物 | |
| JPS5855409A (ja) | 歯周疾患予防及び治療用組成物 | |
| JPH07247210A (ja) | 口腔用組成物 | |
| JPH08245353A (ja) | 口腔用組成物 | |
| JPS63253018A (ja) | 口腔用抗炎症剤 | |
| JP2607945B2 (ja) | 歯周組織修復促進組成物 | |
| JPS60169413A (ja) | 口腔衛生組成物 | |
| JPH0637379B2 (ja) | 歯周疾患治療用外用剤 | |
| JPH10298045A (ja) | 口腔用組成物 | |
| JP2000229823A (ja) | 口腔用組成物 | |
| JPH06219930A (ja) | 口腔用組成物 | |
| JP3329082B2 (ja) | 口腔用組成物 | |
| JP3464807B2 (ja) | 歯磨用組成物 | |
| JP2001526202A (ja) | 歯肉炎抑制のための組成物 | |
| JP3154285B2 (ja) | コラゲナーゼ活性阻害剤 | |
| RU2462231C1 (ru) | Лечебно-профилактическая зубная паста |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |