JP2805564B2 - 新規物質pf1101b物質及びその製造法 - Google Patents

新規物質pf1101b物質及びその製造法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なPF1101B物
質及びその製造法に関するものである。本発明のPF1
101B物質は、医薬、動物薬、環境衛生薬及び農園芸
用薬剤等の分野への応用が期待される。
【0002】
【従来の技術】従来、微生物の生産する生理活性物質は
数多く知られているが、本発明によるPF1101B物
質はJanthitrem系の化合物で類似する化合物
としては、Janthitrem A、B、及びC[A
ppl.Environ.Microbiol.,39
(1),272−3(1980)]、Janthitr
em D[J.Chromatogr.,248
(1),150−4(1982)]、Janthitr
em E、F及びG[J.Chem.Soc.Perk
in Trans.1,(4),697−701(19
84)]が報告されているに過ぎない。また微生物の生
産物で駆虫活性を有する物質としては、デストマイシン
A、ハイグロマイシンB、アベルメクチン、PF102
2物質等が、又、殺虫活性を有する物質としてはアトラ
ナクチン、アンチマイシンA、ピエリシジン等が知られ
ているが、その数は極めて少ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、寄生虫病と呼
ばれる病気は動物宿主に寄生虫が寄生することによって
起こる。又、現在種々の害虫が存在している。これらが
原因となって人間及び動物の健康並びに農業に甚大な被
害を及ぼしている。従って、新規な駆虫活性や殺虫活性
物質の出現は常に求められている。本発明者らは、駆虫
作用及び殺虫作用を有する新規な化合物を提供すると共
に、その有利な製造法を確立しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述の期
待にこたえるべく駆虫活性あるいは殺虫活性を有する物
質の探索を続けていたところ、不完全菌ペニシリウム属
に属する1菌株の培養物中に駆虫、殺虫剤としての開発
が期待できる物質が生産されることを見出し、新規な有
効物質PF1101B物質をPF1101A物質と共に
単離し、本発明を完成させた。
【0005】本発明の第1の要旨とするところは、下記
の式:
【化2】 で表されるPF1101B物質を提供することにある。
【0006】なお、本発明においてPF1101B物質
と共に培養液中に生産され、既知の物質と認定されてい
るPF1101A物質は下記の式:
【化3】 で表される。
【0007】本発明の第2の要旨は、糸状菌に属するP
F1101B物質生産菌を培養し、その培養物から駆虫
活性及び殺虫活性物質として開発が期待されるPF11
01B物質を採取することによるPF1101B物質の
製造法にある。本発明で使用されるPF1101B物質
生産菌の一例としては、1989年、トルコ国イスタン
ブール市の土壌から分離されたPF1101株がある。
なお、以下の説明においてPF1101物質はPF11
01B物質とPF1101A物質とを併せた意味であ
る。
【0008】 1.PF1101株の菌学的性状 (1)培養の特徴 ツアペック寒天培地上で、25℃で7日間培養したとこ
ろ、コロニーの大きさは10〜12mm程度となり、白
色綿毛状のコロニーを形成し、まだらに鈍緑色の分生子
を形成した。裏面は白色である。ツアペック酵母エキス
寒天培地(CYA)では13〜14mm(25℃、7
日)、表面は白色綿毛状の部分と鈍緑色ベルベット状の
部分(分生子形成)とに分かれるコロニーとなった。裏
面は灰緑色である。
【0009】麦芽エキス寒天培地上では直径12〜15
mm(25℃、7日)、表面はCYAと同様の性状を示
した。裏面は淡黄色である。どの培地上でも可溶性色素
は生成せず、37℃の培養では生育しなかった。 (2)形態学的特徴 顕微鏡下で観察したところ、分生子柄、分枝、メトレ、
フィアライドからなる複輪生−対称体のペニシリウムで
ある。分生子柄は基底菌糸層から生じ、柄は400〜6
00×3.5〜5μm、滑面である。分枝は2〜3本の
輪生、8〜10×3〜4.5μm、滑面である。メトレ
は3〜6本の輪生、8〜10×3〜4.5μm、滑面で
ある。フィアランドはとっくり型4〜8本の輪生、7〜
9×2.5〜3.5μm,滑面である。分生子は楕円形
〜亜球形、その大きさは2.5〜3.5μm,滑面であ
る。
【0010】以上の菌学的性状により、PF1101株
は不完全菌ペニシリウム属(Penicillium
sp.)ペニシリウム亜属(Subgenus Pen
icillium)に属すると考えられる。従って、本
菌株をペニシリウム属PF1101株と呼称することと
した。尚、本菌株は工業技術院生命工学工業技術研究所
にFERM P−12978として寄託されている。
【0011】PF1101株は、他のカビに見られるよ
うにその性状が変化し易い。例えば、PF1101株
の、又はこの株に由来する突然変異株(自然発生又は誘
発性)、形質接合体又は遺伝子組換え体であっても、P
F1101物質を生産するものは全て本発明に使用でき
る。
【0012】 2.PF1101B物質生産菌の培養法 不完全菌類に属するPF1101B物質生産菌(PF1
101株)を通常の微生物が利用しうる栄養物を含有す
る培地で培養する。栄養源としては、従来カビの培養に
利用されている公知のものが使用できる。例えば、炭素
源としては、グルコース、シュクロース、水飴、デキス
トリン、澱粉、グリセロール、糖蜜、動・植物油等を使
用しうる。また窒素源として、大豆粉、小麦胚芽、コー
ンスティープリカー、綿実粕、肉エキス、ペプトン、酵
母エキス、硫酸アンモニウム、硝酸ナトリウム、尿素等
を使用しうる。その他、必要に応じ、ナトリウム、カリ
ウム、カルシウム、マグネシウム、コバルト、塩素、燐
酸、硫酸、及びその他のイオンを生成することができる
無機塩類を添加することは有効である。また菌の発育を
助け、PF1101B物質の生産を促進するような有機
及び無機物を適当に添加することができる。
【0013】培養法としては、好気的条件での培養法、
特に深部培養法が最も適している。培養に適当な温度は
15〜30℃であるが、多くの場合26℃付近で培養す
る。PF1101B物質の生産は培地や培養条件により
異なるが、振盪培養、タンク培養のいずれにおいても通
常2〜10日間でその蓄積が最高に達する。培養中のP
F1101B物質の蓄積量が最高になった時に培養を停
止し、培養液から目的物質を単離精製する。
【0014】 3.P1101B物質の精製法 本発明によって得られるPF1101B物質の培養物か
らの採取に当たっては、その性状を利用した通常の分離
手段、例えば溶剤抽出法、イオン交換樹脂法、吸着又は
分配カラムクロマト法、ゲルろ過法、透析法、沈澱法等
を単独で又は適宜組み合わせて抽出精製することができ
る。例えば、PF1101B物質は、培養菌体中から
は、アセトン−水、メタノール−水又は酢酸エチル等で
抽出される。又、培養液中に蓄積されたPF1101B
物質は、水と混ざらない有機溶剤、例えば、ブタノー
ル、酢酸エチル等で抽出すればPF1101B物質は有
機溶剤層に抽出される。PF1101B物質を更に精製
するには、シリカゲル(ワコーゲルC−300、和光純
薬工業株式会社製)、アルミナ等の吸着剤やセファデッ
クスLH−20(ファルマシア社製)、トヨパールHW
−40(株式会社東ソー社製)等を用いるクロマトグラ
フィーを行うとよい。
【0015】以上のような方法により、あるいはこれら
を適宜組み合わせることにより、高純度のPF1101
B物質が得られる。得られたPF1101B物質の理化
学的性状は次の通りである。
【0016】 1.PF1101B物質の理化学的性状 (1)色および形状:無色粉末 (2)分子式 :C3747NO (3)マススペクトル(EI−MS):m/z601
(M) (4)比旋光度:[α] 24=−168.57°(c
1.0,CHCl) (5)紫外部吸収スペクトル: λMAX MEOHnm(ε):225(16500),
255(16500),258(16500),295
(10100),314(8600) (6)赤外部吸収スペクトル: νMEOH KBrcm−1:3400,2950,29
00,2850,1650,1610,1560,14
50,1380,1250,1110,1050,88
0,840 (7)H NMRスペクトル:第3図に示す。 (8)13C NMRスペクトル:第4図に示す。 (9)溶解性:クロロホルム、アセトン、酢酸エチル、
メタノールに可溶で、ヘキサン、水に不溶である。 (10)塩基性,酸性,中性の区別:中性物質
【0017】更に、構造研究の結果、PF1101B物
質の化学構造を、前記式(I)のごとく決定した。
【0018】
【参考試験例】PF1101B物質と共に生産されるP
F1101A物質の薬効を示す試験について以下に述べ
る。 1.PF1101A物質投与による鶏回虫駆虫試験 既に鶏回虫(Ascaridia galli)感染症
にかかっているのが確認されている鶏にPF1101A
物質を1回投与してその鶏回虫感染症を治療した試験例
を次に示す。体重60g前後の雛4羽に対し、回虫の感
染卵を各羽約200個ずつ経口投与させた。回虫卵の投
与5週後、鶏の糞便1g中の虫卵数(E.P.G)を検
査して感染を確認した。その4羽にPF1101A物質
を体重1kg当たり40mg,30mg,20mg、残
りの1羽は全くPF1101A物質を投与しない無投与
対照とした。PF1101A物質は各鶏毎の体重から正
確に計算した投与量だけを計量し、ゼラチンカプセルに
充填し、これを、胃ゾンデで強制的に経口投与した。こ
れらの鶏は1羽毎に金網製の鳥籠に入れ、金網敷きの床
から落下する排泄物をステンレス製の受け皿に受け、投
薬開始の当日から7日間毎日排泄された子虫を丹念に数
えると同時に体重と一般状態を観察し、その観察の終了
日に全ての鶏を解剖して消化管内の内部寄生虫を全て計
測して残存虫体数とし、7日間に排泄された子虫数と合
わせて排虫率を求めた。その結果は第1表に示す通りで
ある。
【0019】 即ち、排虫率は投与した薬物の駆虫効果をそのまま表現
する指数と見なされているので、まずその排虫率を見る
と、無投与対照は排虫がなく、残存虫体数のみであった
のでその排虫率は0%であったのに対し、20mg/k
g投与で57.4%、30mg/kg投与で88.0
%、40mg/kg投与では100%と完全に駆除され
ており、投与群の殆どでは投薬後2日間以内に殆どの子
虫が排泄されていた。即ち、PF1101物質A20m
g/kg以上の投与量で顕著な効果が得られた。
【0020】 2.マツノザイセンチュウに対するPF1101A物質
の有効性試験 PF1101A物質のマツノザイセンチュウ増殖抑制効
果を試験するために、既に知られている綿球試験法を用
いた。まず脱脂綿(1.4cm角)を手で丸めて綿球
(径:5mm)を作り、乾熱滅菌し、昆虫針で固定し、
マイクロピペットで所定量のPF1101A物質を注入
した。PF1101A物質を溶かすのに用いた溶媒を注
入した対照品も用意した。デシケーター中で約30分間
減圧にし、溶媒を蒸発除去し、供試綿球とした。
【0021】検定菌のハイイロカビはCzapek培地
(3ml)を含むシャーレで22℃で4日間培養した。
このシャーレの中央に供試綿球を置き、それにマツノザ
イセンチュウ(15000匹/ml)0.1mlを注入
した。このシャーレを裏返しにして26℃の暗黒下で5
日間培養した。培養後の生存するマツノザイセンチュウ
の計数にはベールマンロート法を用いた。24時間後、
濾液を取り出し、遠心分離(2000回転、3分間)し
てマツノザイセンチュウを10mlメスフラスコに移
し、蒸留水を加えて定容した。この溶液1mlをとり、
煮沸湯浴中で3分間加熱し、生存するマツノザイセンチ
ュウの数を求めた。
【0022】このようにして求めたPF1101A物質
のマツノザイセンチュウに対する増殖阻止活性を第2表
に示した。第2表に示すようにPF1101A物質はマ
ツノザイセンチュウ増殖阻止効果を有することが判明し
た。 3.ヒメトビウンカ幼虫に対するPF1101A物質の
有効性試験 PF1101A物質を少量のアセトンに溶解し、展着剤
(Tween20)を0.05%含む水で希釈して50
0ppm懸濁液を調製した。この懸濁液を散布塔でイネ
苗に十分量散布し、風乾後アクリル製パイプを苗にかぶ
せてヒメトビウンカ幼虫を約20頭放虫し、10日後に
生虫数を計測した。第3表に示すようにPF1101物
質はヒメトビウンカ幼虫に対し殺虫活性を示した。 以下に本発明の実施例を示すが、PF1101B物質の
性状が本発明によって明らかにされたので、それらの性
状に基づきPF1101B物質の製造法を種々考案する
ことができる。従って、本発明は実施例によって限定さ
れるものではなく、実施例の修飾手段は勿論、本発明に
よって明らかにされたPF1101B物質の性状に基づ
いて公知の手段を施してPF1101B物質を生産、濃
縮、抽出、精製する方法をすべて包含する。
【0023】
【実施例】種培地として、可溶性澱粉2.0%,グルコ
ース1.0%、ポリペプトン0.5%、小麦胚芽0.6
%、酵母エキス0.3%、大豆粕0.2%および炭酸カ
ルシウム0.2%の組成からなる培地を用いた。なお、
殺菌前のpHは7.0に調整した。また生産培地とし
て、グルコース5.0%、、大豆粕1.0%、肉エキス
0.4%、ペプトン0.4%、酵母エキス0.1%、塩
化ナトリウム0.25%、炭酸カルシウム0.5%、K
M−72 0.1%、アデカノール0.01%の組成か
らなる培地を用いた。なお、殺菌前pHはpH6.5に
調整して使用した。 前記の種培地(25ml)を分注
した100ml容三角フラスコを120℃で15分間殺
菌し、これにPenicillium sp.PF11
01株(FERM P−12978)の斜面寒天培養の
1白金耳を接種し、26℃で24時間振盪培養して第1
種培養とした。次いで、種培地(70ml)を分注した
500ml容三角フラスコを120℃で15分間殺菌
し、これに第1種培養1.4mlを接種し、26℃で2
4時間振盪培養して第2種培養とした。次いで、種培地
(700ml)を分注した3L容フラスコを120℃で
15分間殺菌し、これに、第2種培養14mlを接種
し、26℃で24時間振盪培養して第3種培養とした。
さらに、前記の生産培地(35L)を分注した50L容
のジャーファメンターを120℃で15分間殺菌し、こ
れに前記第3種培養700mlを接種して、26℃で9
6時間振盪培養した。なお回転数は0〜24時間後は毎
分200回転で、24〜96時間後は毎分250回転で
行った。培養終了後、濾過助剤として珪藻土を加えて濾
過し、濾液と菌体を得た。この菌体に70%アセトン水
(33L)を加え、1時間撹拌後菌体を濾別して菌体抽
出液を得た。菌体抽出液は減圧下でアセトンを留去して
10Lの濃縮液とした。この濃縮液のpHを9.0に合
わせブタノール(18L)で活性成分を抽出し、ブタノ
ール層を濃縮した後、シリカゲル(300g)をその濃
縮液に加え、更に濃縮乾固することにより活性成分をシ
リカゲルに吸着させた。これをグラスフィルター上に載
せ、ヘキサン及びクロロホルムーメタノール(1:1)
で溶出することにより、PF1101物質を含むフラク
ションを得た。活性画分を濃縮乾固後、更にヘキサンで
充填したシリカゲルカラム(100g)に載せヘキサン
で洗浄後、クロロホルム−メタノール(100:1、5
0:1、25:1、10:1、7:1、5:1、3:
1、1:1)を展開溶媒とするクロマトグラフィーを行
い、PF1101A物質を含む画分(10:1、7:1
で溶出される画分)、PF1101B物質を含む画分
(5:1、3:1で溶出される画分)を濃縮乾固し、淡
黄色粉末をそれぞれ554mg、252mg得た。次い
でPF1101A物質を含む粉末をメタノールを展開溶
媒とするセファデックスLH−20(200ml)カラ
ムクロマトグラフィーで精製した後、メタノールより結
晶化を行い、PF1101A物質の無色針状結晶10
4.1mgを得た。同様にPF1101B物質を含む粉
末をクロロホルムーメタノール(3:7)を展開溶媒と
するセファデックスLH−20(500ml)カラムク
ロマトグラフィーで精製し、PF1101B物質の無色
粉末42.5mgを得た。
【0024】
【発明の効果】本発明のPF1101B物質は駆虫剤、
殺虫剤としての用途が期待される。さらに各種駆虫剤、
殺虫剤への変換素材として用いることができる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】PF1101A物質の重クロロホルム溶液中で
の400MH HNMRスペクトル
【図2】PF1101A物質の重クロロホルム溶液中で
の100MH 13CNMRスペクトル
【図3】PF1101B物質の重クロロホルム溶液中で
の400MH HNMRスペクトル
【図4】PF1101B物質の重クロロホルム溶液中で
の100MH 13CNMRスペクトル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12R 1:80) (72)発明者 今村 圭一 神奈川県横浜市港北区師岡町760番地 明治製菓株式会社薬品総合研究所内 (72)発明者 岡田 忠昭 神奈川県横浜市港北区師岡町760番地 明治製菓株式会社薬品総合研究所内 (56)参考文献 APPLIED AND ENVIR ONMENTAL MICROBIOL OGY (1980) VOL.39,NO. 1 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) BIOSIS(DIALOG) CA(STN) REGISTRY(STN) WPI(DIALOG)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の式 【化1】 で表されるPF1101B物質又はその薬学的に許容さ
    れる塩。
  2. 【請求項2】ペニシリウム属(Penicillium
    属)に属するPF1101B物質生産菌を培養し、その
    培養物から請求項1に記載の構造式で表されるPF11
    01B物質を採取することを特徴とするPF1101B
    物質の製造法。
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PL185563B1 (pl) * 1995-03-20 2003-06-30 Merck & Co Inc Pochodne kwasu nodulisporowego oraz zawierające je kompozycje farmaceutyczne
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