JP2805366B2 - レトルトオニオンスープの製造法 - Google Patents

レトルトオニオンスープの製造法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なレトルトオニオンスープの製造法、更
に詳細には、玉ねぎ等の灰汁によるスープの濁りや不均
一な油脂の浮きがなく、透明な外観と良好な食感を有す
るオニオンスープの製造法に関する。
[従来の技術および発明が解決しようとする課題] 従来、野菜スープの製造法には、スープの中に野菜を
入れて煮こむ方法と、ソテーした野菜にスープを入れて
煮こむ方法とがある。
しかしながら、このいずれの方法も加圧加熱して、缶
詰やレトルトパウチの製品とすると、油脂類が凝集して
スープ表面に多量の油脂類が島状に浮遊すると共に、玉
ねぎ等の灰汁による濁りが生じ、外観および食感が著し
く損われるという欠点があった。
[課題を解決するための手段] 斯かる実情において、本発明者は、上記問題点を解決
せんと鋭意研究を行った結果、スープ原料中の油脂類の
全量を予め玉ねぎに添加しておき、これを他のスープ原
料と共に容器に充填すれば、油脂類の島状の浮きが解決
されることを見出した。しかし、これによっても灰汁に
よる濁りは解決されないと共に、玉ねぎがスープ表面に
浮上するという新しい問題が生じた。
そこで、本発明者は更に研究を行った結果、玉ねぎを
含む野菜類を予め熱湯又は蒸気で加熱処理しておけば、
玉ねぎの灰汁によるスープの濁りおよび玉ねぎのスープ
表面への浮きが一挙に解決されることを見出し、本発明
を完成した。
従って、本発明は、熱湯又は蒸気で加熱処理した玉ね
ぎに原料として使用する油脂類を全量添加混合して得た
具材と、油脂類を除くスープ原料とを容器に充填し、レ
トルト処理することを特徴とするレトルトオニオンスー
プの製造法を提供するものである。
本発明オニオンスープの具材としては、玉ねぎを必須
とし、必要に応じて他の野菜を加えることができる。玉
ねぎは常法によって機械でスライスすればよいが、煮溶
けを少なくするため繊維に沿ってスライスするのが好ま
しい。
これらの具材はまず熱湯又は蒸気で加熱処理される。
当該加熱処理は約80℃以上の熱湯中で1〜10分間程度行
うのが好ましく、1分未満であるとスープの濁りおよび
玉ねぎの浮きが解消されず、また10分を超えると玉ねぎ
の風味が失なわれて好ましくない。
当該加熱処理された具材を水きりした後、これに油脂
類を添加して均一に混合する。ここで加えられる油脂類
は一般にオニオンスープに加えられる原料成分であり、
例えばバター、サラダ油等が挙げられる。油脂類の添加
量は具材に対して3〜10%(重量)が好ましく、3%未
満であるとコクに欠け、また10%を超えると油浮きが目
立って好ましくない。
一方、スープはその原料中から油脂類を除く以外は常
法によって調製される。スープ原料としては、ブイヨ
ン、野菜や肉等のエキス、ワイン、調味料、香辛料、水
等通常用いられるものでよい。
斯くして調製した具材とスープをパウチ容器に充填し
て、常法によって加圧加熱処理すれば本発明のレトルト
オニオンスープが得られる。
〔発明の効果〕
斯くして本発明方法で得られるレトルトオニオンスー
プは玉ねぎ等の灰汁によるスープの濁りや不均一な油脂
の浮きがなく透明で、しかも玉ねぎの浮遊および煮溶け
がなく、外観および食感の何れにおいても優れたもので
ある。
〔実施例〕
次に実施例を挙げて説明する。
実施例1 第1表に示す方法によって処理した玉ねぎ16.1g(玉
ねぎ15g、バター1.1g)およびスープ(ブイヨン100g、
野菜エキス13g、赤ワイン5g、調味料5g、香辛料0.5gお
よび水880gを均一に混合し85℃に加熱後冷却したもの)
165gをレトルトパウチに充填し、120℃で25分間加圧加
熱処理してレトルトオニオンスープを得た。これを供食
時、レトルトパウチごと熱湯中で5分間煮沸し、スープ
皿に移して評価を行った。その結果は第1表のとおりで
ある。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱湯又は蒸気で加熱処理した玉ねぎに原料
    として使用する油脂類の全量を添加混合して得た具材
    と、油脂類を除くスープ原料とを容器に充填し、レトル
    ト処理することを特徴とするレトルトオニオンスープの
    製造法。
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