JP2804729B2 - インキローラ装置およびこのインキローラ装置を備えたナンバリングマシン - Google Patents
インキローラ装置およびこのインキローラ装置を備えたナンバリングマシンInfo
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Description
ングマシンに用いられるカセット式のインキローラ装置
およびこのインキローラ装置を備えたナンバリングマシ
ンに関する。
用紙に複数桁のナンバリングを行なう印字器として広く
利用されている。従来のナンバリングマシンは、フレー
ム構造のナンバリング本体内に複数桁のダイキャスト製
字輪を組み込んだ字輪装置を昇降可能に収容しており、
字輪装置を構成する各桁の字輪の印字体へのインキ付け
は、字輪装置の昇降と連動するインキパッドにより行な
うのが主流である(実開昭53−100017号公報お
よび実開昭60−17355号公報参照)。
字輪の印字体にインキパッドによりインキを供給する場
合、印字体へのインキパッドの当接部分は局所的に制限
されてパッド面全面を有効に利用することができず、イ
ンキパッドの当接部分(中央部分)が集中的に酷使され
るため、インキパッドが短寿命であったり、また、印字
体に当接するインキパッドの当接部分に局所的な制約を
受けるため、ナンバリングマシンの使用を繰り返すと、
インキパッドの当接面が次第に凹設していき、印字体の
印字面に一様なインキ付けができず、インキむらに起因
してインキ濃度にバラツキが生じ、掠れたり、不鮮明な
印字となるおそれがあった。
ーム構造のナンバリング本体内に収容された字輪装置の
昇降動作に連動するインキローラ装置を設けたものもあ
る(実開昭55−96758号公報および実開昭61−
112965号公報参照)。
体の上部に揺動自在に支持された揺動アームの自由端側
にインキローラを直接固定したものであり、インキロー
ラは揺動アームの支軸廻りに揺動するようになってい
る。
することにより、字輪装置の各桁の字輪がインキローラ
に当接してインキローラを押し込み、インキローラを揺
動アームの支軸廻りに回動させている。
えた従来のナンバリングマシンは、字輪装置の各桁の字
輪がインキローラを直接押圧してインキローラを揺動ア
ームの支軸廻りに回動させるものであるため、インキロ
ーラの回動が円滑かつスムーズに行なわれないのみなら
ず、インキローラの回動初期に各桁の字輪による押圧力
が大きく、しかも各桁の字輪による押圧力はインキロー
ラの回動初期から回動全般に亘り一様でないため、各桁
の字輪の印字体に塗布されるインキは一様でなく、イン
キむらが生じ、鮮明な印字を行なうことが困難で、印字
が読み取りにくいことがある。
インキローラ装置のインキローラは揺動アームの自由端
側に設けられ、字輪装置の各字輪に直接接触して押圧移
動せしめられるものであり、字輪装置を構成する各字輪
の印字体にインキを均一かつ一様に塗布するために必要
な構成は開示されていない。
アームの自由端側に直接インキローラが設けられてお
り、インキローラ装置が着脱自在の構造となっておら
ず、インキローラの着脱作業に困難性を伴い、インキロ
ーラの交換作業を簡単かつスムーズに行なうことができ
なかった。
は、揺動アームの自由端側にインキローラを着脱自在に
支持させたものも存在するが、揺動アーム自体の取外し
が困難であるため、揺動アームにインキローラを着脱さ
せるインキローラ交換作業に困難性を伴い、手を汚さな
いでインキローラを簡単かつ容易に交換させることがで
きなかった。
もので、インキローラの交換作業を手を汚すことなく簡
単かつスムーズに行なうことができ、インキローラを長
寿命化させたインキローラ装置およびこのインキローラ
装置を備えたナンバリングマシンを提供することを目的
とする。
各桁の字輪の印字体にインキを一様にインキむらを生じ
させることなく塗布し、鮮明な印字を行なうことができ
るインキローラ装置およびこのインキローラ装置を備え
たナンバリングマシンを提供するにある。
装置をカセット式に構成してインキローラ装置自体を着
脱自在とし、このインキローラ装置にインキローラをさ
らに着脱自在としてインキローラの交換作業を安定的に
かつ簡単に行なうことができるナンバリングマシンを提
供するにある。
成する各桁の字輪の調整を簡単かつ容易に行なうことが
できるナンバリングマシンを提供するにある。
置を構成する各桁の字輪の印字面をインキローラが押圧
接触する力を常時一様化させてインキむらや濃度むらを
無くし、高精度で鮮明な印字を行ない得るようにしたナ
ンバリングマシンを提供するにある。
ラの内部に多量のインキを含浸させることができ、含浸
されたインキをローラ表層面に毛細管現象や弾性復元力
を利用して適量ずつ染み出させることができ、長寿命化
に適したインキローラ装置を提供するにある。
ラ装置は、上述した課題を解決するために、請求項1に
記載したように、対をなす側方ガイドアームを備えたロ
ーラ保持枠と、このローラ保持枠の対をなす係合保持溝
に着脱可能にかつ回転自在に保持されたインキローラ
と、このインキローラの両側に設けられ、ローラ径より
大きな径を有するガイドディスクとからカセット式イン
キローラ装置を構成し、上記インキローラ装置はその脱
着操作を行なう操作把手部と前記ローラ保持枠装着固定
用の弾性係止部とを、インキローラ装着側の反対側に突
出させて前記ローラ保持枠に備える一方、前記ローラ支
持枠の係合保持溝は、対をなす側方ガイドアームのアー
ム側方に開放された開口であり、上記係合保持溝に前記
サイドディスクから側外方に突出するインキローラのロ
ーラシャフトが着脱可能に保持されたものである。
発明に係るインキローラ装置は、請求項2に記載したよ
うに、インキローラはインキを含浸した連続気泡の弾性
スポンジローラをローラシャフトに装着したものであ
る。
は、上述した課題を解決するために、請求項3に記載し
たように、フレーム構造のナンバリング本体と、この本
体内に印字位置と収納位置との間を昇降可能に収容され
た字輪装置と、この字輪装置を復帰ばねのばね力に抗し
て押圧操作可能な操作ノブを備えた操作手段と、前記ナ
ンバリング本体に設けられ、操作ノブの押圧操作に連動
して揺動可能な揺動アーム機構と、この揺動アーム機構
の下部に脱着可能に保持されたカセット式のインキロー
ラ装置とを有し、上記インキローラ装置はローラ保持枠
に着脱可能に保持されたインキローラを備える一方、前
記揺動アーム機構はナンバリング本体の上部水平支軸廻
りに揺動自在に支持された揺動アームを備え、この揺動
アームは途中に傾斜したカム面を形成し、このカム面に
字輪装置の係合突起が当接可能に構成され、前記揺動ア
ームのカム面は、揺動アーム機構に初期動作を付与する
とともに、印字体の印字面に転がり接触するインキロー
ラの潰れ代がほぼ一定となるようにカム面の軌跡を形成
し、上記インキローラが字輪装置を構成する印字体の印
字面に転がり接触してインキを塗布可能に構成したもの
である。
本発明に係るナンバリングマシンは、請求項4に記載し
たように、揺動アーム機構はナンバリング本体の上部水
平支軸廻りに揺動自在に支持された揺動アームと字輪装
置に支持された連接リンクとを備え、上記揺動アームお
よび連接リンクの自由端側は一方の係合ピンが他方のカ
ム孔に係合してカムリンク機構が構成され、このカムリ
ンク機構により揺動アーム機構に初期動作を付与させる
とともに、印字体の印字面に転がり接触するインキロー
ラの潰れ代がほぼ一定となるようにカム孔の孔形状を形
成したものである。
に、本発明に係るナンバリングマシンは、請求項5に記
載したように、ナンバリング本体の底板に形成される印
字窓の一側に櫛歯状のガイド溝を字輪装置の各桁の字輪
に対向させて形成する一方、印字窓の他側を印字体変換
棒の先端に係合可能なストッパに構成し、前記ガイド溝
に印字体変換棒の軸方向のガイド突起をスライド係合可
能としたものである。
作把手部を備えたローラ保持枠の対をなす係合保持溝を
形成し、この係合保持溝をインキローラを回転自在で着
脱可能に作業性の良い場所で簡単かつ容易にワンタッチ
で脱着させることができる。
の両側にローラ径より大きな径のガイドディスクを設け
たので、インキローラの脱着交換作業時に、インキロー
ラのローラ面が周囲に接触して汚したりするのを有効的
にかつ未然に防止でき、インキローラのローラ面を持っ
たり、手を汚すことなく脱着交換作業を効率よく、クリ
ーンに行なうことができる。
フトにインキを含浸した連続気泡の弾性スポンジローラ
を装着してインキローラを構成し、多量のインキを含浸
保持させることができる。インキローラは字輪の印字体
に押圧されて転がり接触することにより常に新しいロー
ラ面が印字体に接触し、しかも、ローラ面は全周に亘っ
て印字体に有効的に効率よく接触するので、インキロー
ラの長寿命化を図ることができる。
は、操作ノブの押圧操作に連動して揺動可能な揺動アー
ム機構をナンバリング本体に設け、この揺動アーム機構
の下部にカセット式のインキローラ装置を脱着自在に設
けたので、インキローラ装置を簡単かつ容易に脱着させ
ることができる。さらに、インキローラ装置はインキロ
ーラをローラ保持枠に脱着自在に設けたので、インキロ
ーラの脱着交換作業はインキローラ装置をナンバリング
マシンから取り外して作業環境の良い所で行なうことが
でき、しかもインキローラ装置はローラ保持枠にインキ
ローラが脱着自在に保持されているので、作業環境の良
い所でインキローラをローラ保持枠から簡単かつスムー
ズに脱着させることができる。
際、揺動アーム機構の下部に脱着自在に保持されたイン
キローラ装置は、インキローラが字輪装置の印字体に転
がり接触し、印字体の印字面に常に新しいローラ面が次
々と接触し、インキローラのローラ面は全周が効率よく
利用されるので、長寿命化が図れる。
中にカム面を形成し、このカム面に字輪装置の係合突起
を係合可能に構成し、字輪装置の下降ストロークに揺動
アーム機構が連動する際、揺動アーム機構に初期動作を
積極的に付与するので揺動アームをスムーズに動作させ
る一方、揺動アームの揺動はカム面の軌跡によりコント
ロールされ、印字体に転がり接触するインキローラの潰
れ代がほぼ一定となるように調整されているので、イン
キローラの潰れ代(実際にはインキローラと印字体との
潰れ量をいう。)を印字体の全面に亘り一様化させるこ
とができ、印字体に一様でインキむらのないインキ転着
を安定的に施すことができる。
形成する代りに、揺動アームと連接リンクの自由端側を
係合ピンと所要形状のカム孔で連接することにより、イ
ンキローラを印字体に転がり接触させる際、インキロー
ラの潰れ代を印字体の全面に亘り、一様化させることが
でき、印字体に一様でインキむらのないインキ転着を安
定的に施すことができる。
ナンバリング本体の底板に形成される印字窓の一側に櫛
歯状ガイド溝を、他側に印字体変換棒に係合可能なスト
ッパを形成したので、印字体変換棒の先端を字輪の印字
体側部に係合させた状態で印字体変換棒の軸方向のガイ
ド突起を櫛歯状ガイド溝の中から選択されたガイド溝に
係合させてスライドさせることにより、字輪の印字体の
印字面の保護を図りつつ、1桁ずつ簡単かつ容易に送っ
て、各桁の字輪の送り調整を簡単にかつ短時間で行ない
得るようにしたものである。
て説明する。
グマシンの第1実施例を示す正面図、右側面図、背面図
および縦断面図である。ナンバリングマシンは事務書類
等の被印字用紙にナンバリングを施す印字器であり、全
体を符号10で示す。ナンバリングマシン10は7桁の
ナンバリングを施すものでは例えば横幅が67mm、高さ
143mm、奥行40mm程度に構成される。
ナンバリング本体11と、このナンバリング本体11内
に印字位置と収納位置との間を昇降自在に収容された字
輪装置12と、この字輪装置12を復帰スプリング13
のばね力に抗して押圧操作する操作ノブ14を備えた操
作手段15と、この操作ノブ14の押圧操作に連動して
揺動可能な揺動アーム機構16と、この揺動アーム機構
16の下部に脱着可能に保持されたカセット式のインキ
ローラ装置17と、字輪装置12による印字回数を選択
する印字回数選択装置18とを有する。
側に備えた門型フレーム21と、門型フレーム21の下
端に固着された底板22とを一体的に組み立てて構成さ
れる。ナンバリング本体11の補強側板20には対抗す
る内側に字輪装置12の昇降を案内する昇降ガイド溝2
3が形成され、この昇降ガイド溝23に字輪装置12の
字輪シャフト25両端部が摺動自在に係合し、昇降が案
内される。補強側板20は門型フレーム21に固定され
るが、両者は一体成形により構成してもよい。
に、門型フレーム構造の字輪ホルダ26と、この字輪ホ
ルダ26に支持され、シャフト位置決め板27(図11
〜図15参照)によりシャフト位置が位置決め調整され
た字輪シャフト25と、この字輪シャフト25に回転可
能に軸装され、相互に重ね合された複数枚の字輪ディス
ク28と、字輪ディスク28の側面に固着された送りラ
チェット板29と、字輪ディスク28の外周面に装着さ
れたリング状の可撓性字輪帯30とを有する。字輪帯3
0はインキと馴染み性が良好なゴムまたはプラスチック
等の樹脂材料で一体成形され、例えば10個の印字体3
1を一定間隔毎に一体に連接して無端状に構成される。
各印字体31には数字,記号あるいは文字等の印字面を
備えた印字部が形成されている。
着することにより字輪33が構成される。字輪帯30の
各印字体31の裏面側に係合突起34が突設され、この
係合突起34が字輪ディスク28の外周面に形成された
係合溝35に係合させることにより、字輪帯30は字輪
ディスク28に周方向の相対変位が生じることなく、固
着される。
する逆回転防止メンバであり、この逆回転防止メンバ3
7は抑えスプリング38でばね付勢されて字輪33に装
着された送りラチェット板29に係合して押圧し、字輪
33の反転を防止している。送りラチェット板29を字
輪ディスク28と一体成形により構成してもよい。
操作することにより行なわれる。操作手段15は字輪装
置12の字輪ホルダ26の頂部に固定される操作シャフ
ト40と、この操作シャフト40の頂部にねじ結合され
る操作ノブ14と、操作ノブ14を初期位置(復帰位
置)側にばね付勢する復帰スプリング13とを有する。
操作シャフト40は下端が字輪ホルダ26に固着され
る。操作シャフト40はナンバリング本体11の頂部に
立設された保護筒41内を貫いて上方に延び、シャフト
上端部に操作ノブ14がねじ結合されて装着される。復
帰スプリング13は保護筒41の基部側と操作ノブ14
のボス部14aに装着されたばね受け42との間に介装
され、操作ノブ14を常時復帰位置側にばね付勢してい
る。復帰スプリング13は操作ノブ14の保護スリーブ
14bと保護筒41で常時覆われ、外部に露出するのが
防止される。
13のばね力に抗して押し込むことにより、操作ノブ1
4の動きに字輪装置12が一体に動き、字輪装置12は
ナンバリング本体11の昇降ガイド溝23に案内されて
下降し、図5に示すように、印字位置まで移動せしめら
れる。操作ノブ14による押圧操作を中止すると、字輪
装置12は復帰スプリング13のばね力により印字位置
から図4に示す収納位置(初期位置)に復帰せしめられ
る。
0の途中に括れ部が形成されており、この括れ部により
操作シャフト40に肩部43が形成される。この肩部4
3にロックレバー44のロック部44aが係合可能に構
成される。ロックレバー44はナンバリング本体11の
頂部に垂直支軸45廻りに回動自在に支持され、図6に
実線で示すロック位置と鎖線で示す解除位置との間を揺
動するようになっている。
レバー44のロック操作によりロックすると、ナンバリ
ングマシン10は図7に示すように、揺動アーム機構1
6が拡開した状態でロックされ、このロック状態に保持
される。
図7に示すように、ナンバリング本体11の背側に配置
される。揺動アーム機構16はナンバリング本体11の
背側上部に揺動自在に設けられた揺動アーム47と、字
輪装置12の字輪ホルダ26の背部両側に揺動自在に設
けられた対の連接リンク48とを有する。揺動アーム4
7はナンバリング本体11の背側上部に設けられた水平
支軸49廻りに回転自在に支持され、常時は抑えスプリ
ング50により、図において時計方向にばね付勢されて
いる。
示すように側面視がほぼ逆L字状に形成され、揺動アー
ム47の下部は連接リンク48の自由端部との間で係合
ピン51と長孔52により連接される。係合ピン51は
例えば揺動アーム47に設けられ、長孔52は連接リン
ク48に設けられ、揺動アーム47に揺動ストロークを
与えている。係合ピン51と長孔52は逆に設けてもよ
い。
のインキローラ装置17が脱着自在に保持されている。
インキローラ装置17は図8に示すように、枠体構造の
ローラ保持枠54と、このローラ保持枠54の対をなす
片持梁状の側方ガイドアーム55に着脱自在に支持され
たインキローラ56と、インキローラ56の両側に装着
されたサイドディスク57とを有する。サイドディスク
57は、図10(A)および(B)に示すように、イン
キローラ56のローラ径や側方ガイドアーム55の幅
(側方ガイドアームの長手方向に直交する方向の幅)よ
り大きな径を有し、このサイドディスク57の存在によ
りインキローラ56の脱着時に周囲を汚したり、手を汚
すのを未然に防止できる。
装置17の脱着操作を行なう操作把手部58とインキロ
ーラ装置17を所定位置に係止させる弾性係止部59と
が、インキローラ56装着側の反対側から突出してい
る。操作把手部58および弾性係止部59は、ローラ保
持枠54と一体成形によりあるいは一体的に構成され
る。弾性係止部59は揺動アーム機構16の揺動アーム
47下部の係止孔60に係止される係止爪61を備え、
この係止爪61が揺動アーム47の係止孔60に係合す
ることにより、インキローラ装置17がロックされて安
定的に保持され、その抜出しが防止される。
下部に後方側から出入れされるが、この出入れは、ロー
ラ保持枠54の側方ガイドアーム55が揺動アーム47
の出入れ案内溝62に係合してスライドするため、安定
的に出し入れされる。
ラ56は天然ゴムや合成ゴム,プラスチック等の発泡樹
脂材料を発泡させて成形された連続気泡フォームの円筒
状のスポンジローラ63であり、スポンジローラ63に
はシャフト挿通孔が同心円状に形成される。このスポン
ジローラ63をローラシャフト64に軸着することによ
り構成される。このローラシャフト64にスポンジジロ
ーラ63を両側から挟むようにサイドディスク57が設
けられる。ローラシャフト64はサイドディスク57か
ら側外方に突出し、この突出部がローラ保持枠54の側
方ガイドアーム55の係合保持溝65に係合して係合突
起65aにより安定的に保持される。側方ガイドアーム
55の係合保持溝65は上側に開放されたV字状(ある
いはU字状)の開口を有し、このV字状の開口を介して
インキローラ56が脱着されるようになっている。
バー44を操作して、ナンバリングマシン10を図7に
示すロック状態にセットした状態で行なわれる。インキ
ローラ装置17をナンバリングマシン10の揺動アーム
機構16から取り外す場合には、インキローラ装置17
の操作把手部58と弾性係止部59を把持し、弾性係止
部59の弾性保持力に抗して押し込むことにより、係止
爪61を係止孔60から外し、ロック状態を解除する。
うにインキローラ装置17を引き抜くと、インキローラ
装置17のローラ保持枠54は揺動アーム47の出入れ
案内溝62に案内されてスムーズに引き出される。
ン10から取り外した状態でインキローラ56を交換す
る場合には、図10(A)に示すように、サイドディス
ク57を平板(机上のような平らな面でもよい。)66
上に載せてローラ保持枠54を押し下げることにより行
なわれる。ローラ保持枠54を押し下げると、側方ガイ
ドアーム55の係合保持溝65の弾性変形により、イン
キローラ56のローラシャフト64は係合保持溝65か
ら外れ、インキローラ56をカセット式のインキローラ
装置17から容易に取り外すことができる。
り大きなサイドディスク57が両側に設けられているの
で、インキローラ面が平板66を汚したりすることなく
簡単かつ容易にワンタッチでインキローラ56をローラ
保持枠54から取り外すことができる。
持枠54に取り付ける場合には、図10(B)に示すよ
うにして行なわれる。この場合には、ローラ保持枠54
を反転させ、ローラ保持枠54のV字状の係合保持溝6
5を下向きにする。係合保持溝65を下向きにした状態
で、インキローラ56のローラシャフト64の両端部に
ローラ保持枠54の係合保持溝65を当接させ、ローラ
保持枠54を押し下げることにより、インキローラ56
はスポンジローラ63,ローラシャフト64およびサイ
ドディスク57がセットになって、ローラ保持枠54の
係合保持溝65の弾性変形により簡単かつ容易にワンタ
ッチで手を汚すことなく装着することができる。インキ
ローラ56は使い捨てタイプのものでも、インキ補給式
タイプのものでもよい。
ンキローラ装置17をナンバリングマシン10の揺動ア
ーム機構16に取り付ける場合には、取外しと逆の手順
で行なわれる。揺動アーム47の出入れ案内溝62に沿
って挿入されたインキローラ装置17が所定の挿入位置
に達すると、弾性係止部59の係止爪61が揺動アーム
47の係止孔60に係合してロックされ、インキローラ
装置17の取付作業が完了する。取付作業の完了によ
り、ロックレバー44を解除することにより、ナンバリ
ングマシン10は図7に示す状態から図4に示す使用可
能状態にセットされる。
いるが、このインキローラに多量のインキを含浸させる
ために、インキローラ56を構成するスポンジローラ6
3は内側(内層側)が粗に、表層側が密になるように構
成される。具体的には例えば内側が連続気泡の高発泡
(低密度フォーム)、外側が連続気泡の低発泡フォーム
(高密度フォーム)で形成され、中間に中発泡フォーム
を介装してもよい。スポンジローラ63は表層側の空孔
が密に、内側の空孔が粗になるように多層あるいは多段
構造に形成しても、密から粗に連続的に変化するように
構成してもよい。また、スポンジローラ63の空孔は全
体的に均一になるように構成してもよい。
部を覆う前面カバーである。この前面カバー68はナン
バリング本体11の門型フレーム21に固定された耳軸
69廻りに回動自在であるとともに、この前面カバー6
8の下部に印字回数選択装置18が設けられている。
トする係止爪70を操作することにより、印字回数が適
宜選択される。この印字回数選択装置18により選択さ
れた印字回数だけ印字が行なわれると、送り爪71が字
輪装置12の送りラチェット29にラチェット係合し
て、1桁の字輪33の印字体31を1コマずつ順次送る
ようになっている。各桁の字輪33は1桁の字輪33に
連動して作動し、桁上りが行なわれるようになってい
る。
字回数選択装置18をナンバリング本体11の前面側
に、揺動アーム機構16を背面側に設置した例を示した
が、揺動アーム機構16と印字回数選択装置18は逆に
設置してもよい。
ム47の途中に傾斜したカム面73が形成されており、
この揺動アーム47のカム面73に図11ないし図15
に示すように字輪装置12の字輪ホルダ26に形成され
た係合突起74が係合可能に構成される。係合突起74
は先端が円弧状の接触係合面を有するように滑かに構成
される。
連動して昇降せしめられる字輪装置12に設けられ、こ
の係合突起74を揺動アーム機構16の傾斜したカム面
73に当接させてカム作用を行なうようになっている。
このカム作用により、揺動アーム機構16の揺動アーム
47に、図12において反時計方向側に回動させる初期
動作を積極的に付与するとともに、カム面73の軌跡
(傾斜面の角度や傾斜面の長さ)を適宜選択して設定す
ることにより、字輪装置12の印字体31に押圧されて
転がり接触するインキローラ56の潰れ代(インキロー
ラ56と印字体31の潰れ量)を印字体31の接触面全
体に亘り一様化させ、ほぼ一定にすることができる。
置12の昇降ストローク(印字ストロークS)がゼロ
で、字輪装置12が基準面0−0の収納状態にあると
き、インキローラ装置17のインキローラ56は字輪3
3の印字体31と非接触状態(間隙d)に保たれる(図
16(A)参照)。インキローラ56には例えばローラ
径11mmφのスポンジローラ63が使用される。インキ
ローラ56のスポンジローラ63はローラシャフト64
に同心円状に精度よく装着されている。
輪33の印字体31のエッジより前方に所要量、例えば
0.5mm程度偏位している。揺動アーム機構16のカム
面73と字輪装置12の係合突起(肩部)74との間に
遊びに相当する隙間δ、例えば1mmが形成されている。
し、図12に示す昇降ストローク(押下げストローク)
S1分、例えば1mm程度押し下げると、字輪装置12の
係合突起74が揺動アーム47のカム面73に当接し、
隙間がなくなる。このときから字輪装置12の係合突起
74が揺動アーム47のカム面73を押圧し、揺動アー
ム47に抑えスプリング50のばね力に抗して初期動作
を付与する。
ローラ56のローラ面には字輪33の印字体31が所要
量、例えば0.5mm程度押し込まれている。印字体31
の押込みにより、インキローラ56は所要量潰され、こ
の潰れ代による転位量がほぼ一定になるようにカム面7
3の軌跡(傾斜角度、カム面の長さ等)が調節される。
してさらに押し込むと、字輪装置12の係合突起74が
揺動アーム47のカム面73を押圧し、揺動アーム47
が図において水平支軸49を支点として反時計方向側に
揺動せしめられる。この揺動アーム47の回動により、
インキローラ56は字輪33の印字体31に沿って転動
し、図13に示す状態(押下げストロークS2)を経て
図14に示す状態(押下げストロークS3)に至るよう
に転がり接触する。
ローラ56は揺動アーム47の水平支軸´(アーム支
点)49廻りに回動するが、この回動角度が揺動アーム
47のカム面73により調整される。揺動アーム47の
カム面73は、字輪33の印字体31がインキローラ5
6に接触し始めてから(図12,図16(B))接触し
終る(図14,図16(D))まで、インキローラ56
の潰れ代(転位量)をほぼ一定、例えば0.5mm程度に
保持している。
なわち字輪33の印字体31のセンタを通過して、図1
4に示す接触終了時点に到達すると、字輪装置12の係
合突起74が揺動アーム47のカム面73から外れる一
方、対をなす連接リンク48の長孔52上面が揺動アー
ム47の係合ピン51を押圧し、揺動アーム47を連接
リンク48が押圧するようになる。この押圧により、イ
ンキローラ56は字輪33の印字体31から離れ、印字
体31とは非接触状態となる一方、インキローラ56の
ローラ面はスポンジの弾性復元力で回復せしめられる。
押し続けながら、インキローラ56は字輪33の印字体
31から急速に離れ、字輪装置12は図15に示される
印字位置まで印字ストロークS分、例えば22mm程度下
降する。
3の印字体31がナンバリング本体11の底板22の印
字窓78から突出し、印字面が事務書類等の被印字物に
接触して印字が行なわれる。
た後、操作ノブ14を解放すると、復帰スプリング13
のばね力により字輪装置12は始動開始前の初期位置
(収納位置)まで上昇し、次のナンバリングに備えられ
る。
に圧接されつつ、転がり接触してインキがインキローラ
56から印字体31に塗布される。したがって、インキ
ローラ56は字輪33の印字体31に次々と新しいロー
ラ面が圧縮変形して接触し、印字体31の印字面にイン
キむらなく一様にインキが塗布される。インキローラ5
6が圧縮変形する際、インキが染み出て、新しいローラ
面が印字面に順次接触してローラ面が全周に亘り有効に
利用されるので、インキローラ56によるインキの塗布
は濃度むらなく一様化され、しかもローラ寿命を長寿命
化させることができる。
に押圧され、圧縮変形するインキローラ56の潰れ代
(実際にはインキローラ56と印字体31との潰れ量)
は印字面全体に亘りほぼ一定に保たれて印字体31への
インキ転着が行なわれる。インキ転着後には、インキロ
ーラ56のローラ面は印字体31から離れ、弾性復元力
により復元せしめられる。この復元時には、インキロー
ラ56の内部に含浸されているインキを表層側に積極的
に移行させる一方、インキローラ56の毛細管現象によ
りローラ表層側にインキが移行してくるので、インキロ
ーラ56は常に安定してインキを印字体31に供給し続
けることができる。
ンキローラ装置17のインキローラ56を字輪33の印
字体31に転がり接触させるとき、インキローラ56の
転がり接触を揺動アーム47のカム面73で案内する例
を示したが、字輪装置12の字輪ホルダ26の底面にカ
ム面を形成し、このカム面にインキローラ56のサイド
ディスク57を転動させて字輪33の印字体31に転が
り接触させてもよい。この場合にもインキローラ56の
潰れ代を一定に保持することができる。
12の印字体の送り操作について説明する。
場合には、図17に示すように、ナンバリング本体11
の底板22に形成された矩形の印字窓78を利用し、印
字体変換棒80を用いて行なわれる。
窓78が矩形開口として形成され、印字窓78の一側に
は櫛歯状のガイド溝81が形成され、その他側は印字体
変換棒80の先端に係合可能なストッパ82を構成して
いいる。各ガイド溝81は字輪装置12の各桁の字輪3
3に対向した位置にそれぞれ設けられる。
よび(B)に示すように細長い操作棒で、先端に字輪3
3の印字体31側面に係合可能な段付きの係合溝84を
備え印字体31の印字面に係合するのを防止し、印字面
を保護している。印字体変換棒80の係合溝84から印
字体変換棒80の長手方向に沿って軸方向のガイド突起
85が一体に形成される。このガイド突起85は印字窓
78に形成された櫛歯状ガイド溝81の1つに選択的に
かつスライド自在に係合できるようになっている。
て、字輪33の印字体31を送り操作する場合には、操
作ノブ14を押圧操作して字輪装置12を印字位置に下
降させた状態でロック装置を構成するロックレバー44
をロック位置に回動させ、図7に示すロック状態に係止
する。操作手段15の操作シャフト40をロックレバー
44でロックさせた状態でナンバリングマシン10を反
転させる。
ら、印字体変換棒80を用意し、この変換棒80の先端
側係合溝84を所要の字輪33の印字体31側面に押し
当てて印字体変換棒80のガイド突起85を所要のガイ
ド溝81に係合させる。このガイド溝81は送り操作し
ようとする桁の字輪33に対応する位置のガイド溝であ
り、櫛歯状ガイド溝81の中から適宜選択される。
のガイド溝81に係合させた後、印字体変換棒80をガ
イド溝81に案内させて、変換棒先端係合部が印字窓7
8の反対側に形成されたストッパ82に当接するまて押
し込む。印字体変換棒80の先端がストッパ82に当接
すると、字輪33の印字体31は1コマ(1ブロック)
分が送られる。
すことにより、所望する桁の字輪33の印字体31の送
り操作が終了する。この各桁の字輪33も同様な手順で
送り操作を繰り返すことにより、印字体31の送り操作
が行なわれる。
と、ロックレバー44を回動操作させてロック状態を解
除し、解除位置にセットさせる。ロックレバー44が解
除位置にセットされると、操作シャフト40のロックが
解除され、操作シャフト40は復帰スプリング13のば
ね力により、復帰位置(初期位置)に復帰せしめられ
る。これにより、字輪装置12は収納位置に保持され、
ナンバリングマシン10は使用可能な状態となる。
他の実施例を図19および図20を参照して説明する。
10Aは、揺動アーム機構16Aの揺動アーム47にカ
ム面を形成する代りに、自由端側をカム孔87と係合ピ
ン88で連接リンク48とリンク結合させたものであ
る。この揺動アーム機構16Aは揺動アーム47の下部
に係合ピン88を、連接リンク48の自由端側にくの字
状あるいは変形L字形のカム孔87を形成し、このカム
孔87に係合ピン88を係合させてカムリンク機構を構
成したものである。他の構成は一実施例で示したものと
異ならないので同一符号を付して説明を省略する。
動アーム47と連接リンク48の自由端側をカム孔87
と係合ピン88で連接してカムリンク機構を構成し、カ
ム孔87の孔形状を適宜選択することにより、字輪装置
12の下降ストロークとインキローラ56の揺動ストロ
ークを連動させ、字輪33の印字体31と転がり接触す
るインキローラ56の潰れ代(実際にはインキローラ5
6と印字体31との潰れ量)を印字体31の全面に亘り
一様化させ、ほぼ一定にすることができる。
図21に示すように構成したものである。このカム孔8
7は軸方向に延びる長孔90の上部から図21において
外側に屈折する傾斜孔91を連続させ、この傾斜孔91
を形成する傾斜面(カム面)がカム作用をし、インキロ
ーラ56と各字輪33の印字体31との潰れ量を印字体
全面に亘り一様化したものである。
は、インキローラ56と各字輪33の印字体31の潰れ
量を一様化させるために、字輪装置12に係合突起を設
けたり、揺動アーム47にカム面を形成する必要がな
い。
ングマシン10Aにおいては、揺動アーム機構16Aは
揺動アーム47に係合ピン88を、連接リンク48にカ
ム孔87を設けた例を示したが、この係合ピン88とカ
ム孔87は連接リンク48および揺動アーム47にそれ
ぞれ設けてもよい。
ローラ装置においては、カセット式に構成され操作把手
部を備えたローラ保持枠の対をなす係合保持溝を形成
し、この係合保持溝をインキローラを回転自在で着脱可
能に作業性の良い場所で簡単かつ容易にワンタッチで脱
着させることができる。
の両側にローラ径より大きな径のガイドディスクを設け
たので、インキローラの脱着交換作業時に、インキロー
ラのローラ面が周囲に接触して汚したりするのを有効的
にかつ未然に防止でき、インキローラのローラ面を持つ
ことなく脱着交換作業を効率よく、クリーンに行なうこ
とができる。
フトにインキを含浸した連続気泡の弾性スポンジローラ
を装着してインキローラを構成して多量のインキを含浸
保持させることができる。インキローラは字輪の印字体
に押圧されて転がり接触することにより常に新しいロー
ラ面が印字体に接触し、しかも、ローラ面は全周に亘っ
て印字体に有効的に効率よく接触するので、インキロー
ラの長寿命化を図ることができる。
は、操作ノブの押圧操作に連動して揺動可能な揺動アー
ム機構をナンバリング本体に設け、この揺動アーム機構
の下部にカセット式のインキローラ装置を脱着自在に設
けたので、インキローラ装置を簡単かつ容易に脱着させ
ることができる。さらに、インキローラ装置はインキロ
ーラをローラ保持枠に脱着自在に設けたので、インキロ
ーラの脱着交換作業はインキローラ装置をナンバリング
マシンから取り外して作業環境の良い所で行なうことが
でき、しかもインキローラ装置はローラ保持枠にインキ
ローラが脱着自在に保持されているので、作業環境の良
い所で大きな自由度をもってインキローラをローラ保持
枠から簡単かつスムーズに脱着させることができる。
字を施す際、揺動アーム機構の下部に脱着自在に保持さ
れたインキローラ装置は、インキローラが字輪装置の印
字体に転がり接触し、印字体の印字面に常に新しいロー
ラ面が次々と接触し、インキローラのローラ面は全周が
効率よく利用されるので、長寿命化が図れる。
中にカム面を形成し、このカム面に字輪装置の係合突起
を係合可能に構成し、字輪装置の下降ストロークに揺動
アーム機構が連動する際、揺動アーム機構に初期動作を
積極的に付与させるので揺動アームをスムーズに動作さ
せることができる一方、揺動アームの揺動はカム面の軌
跡によりコントロールされ、印字体に転がり接触するイ
ンキローラの潰れ代がほぼ一定となるように調整されて
いるので、インキローラの潰れ代(インキローラと印字
体との潰れ量)を印字体の全面に亘り一様化させること
ができ、印字体に一様でインキむらのないインキ転着を
安定的に施すことができる。
形成する代りに、揺動アームと連接リンクの自由端側を
係合ピンと所要形状のカム孔で連接することにより、イ
ンキローラを印字体に転がり接触させる際、インキロー
ラの潰れ代を印字体の全面に亘り、一様化させることが
でき、印字体に一様でインキむらのないインキ転着を安
定的に施すことができる。
ナンバリング本体の底板に形成される印字窓の一側に櫛
歯状ガイド溝を、他側に印字体変換棒に係合可能なスト
ッパを形成したので、印字体変換棒の先端を字輪の印字
体に係合させた状態で印字体変換棒の軸方向のガイド突
起を櫛歯状ガイド溝の中から選択されたガイド溝に係合
させてスライドさせることにより、字輪の印字体を1桁
ずつ簡単かつ容易に送って、各桁の字輪の送り調整(文
字等の選択)を簡単にかつ短時間で行なうことができる
等の効果を奏する。
示す正面図。
示す右側面図。
示す背面図。
示す縦断面図。
字している状態を示す縦断面図。
ロックするロックレバーを示す平面図。
グマシンをロックした状態を示す部分的な断面図。
セットされるカセット式のインキローラ装置を示す斜視
図。
ーラ装置を脱着させる操作図。
を取り外す例を示す側面図、(B)はインキローラをイ
ンキローラ装置に取り付ける例を示す側面図。
輪装置を収納した使用前の状態を示す図。
字輪の印字体に接触を開始した状態を示す図。
インキローラが字輪の印字体センタを転がり接触により
通過する状態を示す図。
インキローラが字輪の印字体への接触終了時点を示す
図。
印字状態を示す図。
ローラとの関係を示すもので、図11ないし図14にそ
れぞれ対応する図。
字輪の送り調整を行なう印字体変換棒の操作関係を示す
図。
字変換棒の操作開始直前の状態を示す図、(B)は操作
終了時の状態を示す図。
例を示す収納状態の簡略図。
状態を示す図。
リンクに湿されたカム孔のカム形状の一例を示す図。
Claims (5)
- 【請求項1】 対をなす側方ガイドアームを備えたロー
ラ保持枠と、このローラ保持枠の対をなす係合保持溝に
着脱可能にかつ回転自在に保持されたインキローラと、
このインキローラの両側に設けられ、ローラ径より大き
な径を有するガイドディスクとからカセット式インキロ
ーラ装置を構成し、上記インキローラ装置はその脱着操
作を行なう操作把手部と前記ローラ保持枠装着固定用の
弾性係止部とを、インキローラ装着側の反対側に突出さ
せて前記ローラ保持枠に備える一方、前記ローラ支持枠
の係合保持溝は、対をなす側方ガイドアームのアーム側
方に開放された開口であり、上記係合保持溝に前記サイ
ドディスクから側外方に突出するインキローラのローラ
シャフトが着脱可能に保持されたことを特徴とするイン
キローラ装置。 - 【請求項2】 インキローラはインキを含浸した連続気
泡の弾性スポンジローラをローラシャフトに装着した請
求項1記載のインキローラ装置。 - 【請求項3】 フレーム構造のナンバリング本体と、こ
の本体内に印字位置と収納位置との間を昇降可能に収容
された字輪装置と、この字輪装置を復帰ばねのばね力に
抗して押圧操作可能な操作ノブを備えた操作手段と、前
記ナンバリング本体に設けられ、操作ノブの押圧操作に
連動して揺動可能な揺動アーム機構と、この揺動アーム
機構の下部に脱着可能に保持されたカセット式のインキ
ローラ装置とを有し、上記インキローラ装置はローラ保
持枠に着脱可能に保持されたインキローラを備える一
方、前記揺動アーム機構はナンバリング本体の上部水平
支軸廻りに揺動自在に支持された揺動アームを備え、こ
の揺動アームは途中に傾斜したカム面を形成し、このカ
ム面に字輪装置の係合突起が当接可能に構成され、前記
揺動アームのカム面は、揺動アーム機構に初期動作を付
与するとともに、印字体の印字面に転がり接触するイン
キローラの潰れ代がほぼ一定となるようにカム面の軌跡
を形成し、上記インキローラが字輪装置を構成する印字
体の印字面に転がり接触してインキを塗布可能に構成し
たことを特徴とするナンバリングマシン。 - 【請求項4】 揺動アーム機構はナンバリング本体の上
部水平支軸廻りに揺動自在に支持された揺動アームと字
輪装置に支持された連接リンクとを備え、上記揺動アー
ムおよび連接リンクの自由端側は一方の係合ピンが他方
のカム孔に係合してカムリンク機構が構成され、このカ
ムリンク機構により揺動アーム機構に初期動作を付与さ
せるとともに、印字体の印字面に転がり接触するインキ
ローラの潰れ代がほぼ一定となるようにカム孔の孔形状
を形成した請求項3記載のナンバリングマシン。 - 【請求項5】 ナンバリング本体の底板に形成される印
字窓の一側に櫛歯状のガイド溝を字輪装置の各桁の字輪
に対向させて形成する一方、印字窓の他側を印字体変換
棒の先端に係合可能なストッパに構成し、前記ガイド溝
に印字体変換棒の軸方向のガイド突起をスライド係合可
能とした請求項3記載のナンバリングマシン。
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