JP2803083B2 - 重合体組成物およびその用途 - Google Patents

重合体組成物およびその用途

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はホツトメルト接着剤成分として有用な重合体
組成物およびホツトメルト接着剤に関する。
[従来の技術] 近年ホツトメルト接着剤が多くの用途に使用されてい
るが、とくに冷凍食品用ケース等低温における接着性に
優れるものが要求されている。
一方特開昭61−26443号公報には、本願発明の(B)
成分に代えてイソプロペニルトルエン重合体を使用した
ものに相当する被覆材が提案されている。しかし、該公
報に開示された被覆材には種々の利点があるもののガラ
ス、石英、金属に対する接着性がいまだ充分であるとは
言えず更に接着性に優れるものが要望されている。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明者は、このような事情のもとに、とくに低温に
おける各種被着体に対する接着性の改良されたホツトメ
ルト接着剤を提供すべく鋭意検討したところ、特定の新
規重合体組成物を用いることにより、とくに低温におけ
る各種被着体に対する接着性が著しく改善されることを
見い出し、本発明を完成させることができたものであ
る。
[発明の概要] 本発明は、ビニル芳香族化合物(a1)と共役ジエン化
合物(a2)とからなるブロツク共重合体の水素化物
(A)15ないし40重量%、 テルペンフエノール重合体(B)4ないし30重量%、 数平均分子量が250ないし5000の、流動点(JIS K−22
69)が30℃以下であり、常温(25℃)で液状のエチレン
・α−オレフイン共重合体(c1)およびスクワラン
(c2)からなる群より選ばれる化合物(C)40ないし80
重量%、 [但し、上記(A)、(B)および(C)成分の各重
量%はこれらの成分の合計を100重量%としたときの値
である、] を含有する重合体組成物および該重合体組成物をホツト
メルト接着剤成分とするホツトメルト接着剤である。
[(A)成分について] 本発明に用いる(A)成分はビニル芳香族化合物
(a1)と共役ジエン化合物(a2)とからなるブロツク共
重合体の水素化物である。ブロツク共重合体は好ましく
は線状であるが、放射状や分枝状であってもよい。
ビニル芳香族化合物としては、例えばスチレン、α−
メチルスチレン、ビニルトルエン、p−tert−ブチルス
チレン、ビニルキシレン、エチルビニルキシレン、ビニ
ルナフタレン、およびこれらの混合物が例示される。こ
れらのうちではスチレンがとくに好ましい。また共役ジ
エン化合物としては、例えば1,3−ブタジエン、イソプ
レン、1,3−ペンタジエン、2,3−ジメチルブタジエン、
これらのハロゲン化誘導体、およびこれらの混合物が例
示される。これらのうちではブタジエンまたはブタジエ
ンを主体とする共役ジエン化合物の組合せが好ましく、
とくにブタジエンが好適である。
水素化物の原料に用いるビニル芳香族化合物と共役ジ
エン化合物とからなるブロツク共重合体としては、例え
ば特開昭52−150457号公報あるいは特開昭53−71158号
公報に開示されたブロツク共重合体があり、ビニル芳香
族化合物からなるブロツク(X)と(X1)および共役ジ
エン化合物からなるブロツク(Y)(ただしXとX1は同
じであっても異なっていてもよい)が例えばX−Y−
X1、X−Yなどの構成したもの、あるいはさらにXY
−X−YnX、XY−X−YnY(nは1〜10の整
数)などの構成をしたものを挙げることができる。これ
らのブロツク共重合体のうち、未満ブロツクは、ビニル
芳香族化合物からなるブロツクが好適である。ブロツク
共重合体の数平均分子量は、好ましくは約10,000ないし
1,000,000、とくに好ましくは約20,000ないし約300,000
の範囲である。また、ビニル芳香族化合物からなるブロ
ツクのおのおの平均分子量は好ましくは約1,000ないし
約500,000、とくに好ましくは約2,000ないし約300,000
の範囲にあり、共役ジエン化合物からなるブロツクの各
々の平均分子量は好ましくは、約1,000ないし約500,000
とくに好ましくは、約2,000ないし約300,000の範囲にあ
る。
また、これらのブロツク共重合体におけるビニル芳香
族化合物対共役ジエン化合物の重量比は、好ましくは約
2/98〜約60/40、とくに好ましくは約10/90〜約40/60の
範囲にある。
本発明ではこれらのブロツク共重合体を水素化した水
素化物が用いられる。
ビニル芳香族化合物と共役ジエン化合物のブロツク共
重合体の水素化物としては、例えば90%以上の脂肪族二
重結合が水素化され、他方10%以下の芳香族二重結合が
水素化されたものが好適であり、とくに好ましくは99%
以上の脂肪族二重結合が水素化され、5%以下の芳香族
二重結合が水素化されたものが望ましい。
水素化は、当業者に公知の方法を採用することができ
る。水素化触媒としては、例えばニツケル多孔質ケイソ
ウ土、ラネーニツケル、重クロム酸銅、硫化モリブデン
あるいは白金、パラジウム等をカーボン等の担体に担持
したものを挙げることができる。水素化は例えば大気圧
から300気圧、通常5ないし200気圧で、例えば24℃ない
し320℃の温度において、例えば0.1ないし24時間、好ま
しくは、0.2ないし10時間で行うことができる。
ビニル芳香族化合物と共役ジエン化合物からなる共重
合体として、具体的にはブタジエン−ポリスチレン−ブ
ロツク共重合体、ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリ
スチレン−ブロツク共重合体、ポリ(α−メチルスチメ
ン)−ポリブタジエン−ポリ(α−メチルスチレン)−
ブロツク共重合体などが例示できる。これらの共重合体
として市販品を使用することができる。水素化物自体も
市販されている。市販品の水素化物としては、例えば カリフレツクス TR−1101、TR−1107、TR−4113、 シエルケミカル社 クラトン G−6500、G−6521、G−1650、G−165
2、 シエルケミカル社 ソルプレン、水素化ソルプレン フイリツプス社 などが例示される。
[(B)成分について] 本発明に用いる(B)成分はテルペン類及びフエール
類を主構成単位とするテルペンフエノール重合体であ
る。
ここではテルペン類とは、テルペン炭化水素であり、
例えばモノテルペン、セスキテルペン、ジテルペンなど
を挙げることができる。好ましくはモノテルペンであ
る。モノテルペンとしては、例えばα−ピネン、β−ピ
ネン、ジペンテン(リモネン)などを挙げることができ
る。中でもα−ピネンが好ましい。
またフエノール類としては、例えばフエノール、o−
クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾール、3,5−
キシレノール、カルバクロール、チモール、α−ナフト
ール、β−ナフトールなどを例示することができる。中
でもフエノールおよびクレゾール類が好ましく、とくに
フエノールが好ましい。
従って、本発明に用いる(B)成分としては、例えば
α−ピネン、β−ピネン、ジペンテンなどものモノテル
ペン炭化水素とフエノール若しくはクレゾールを主構成
単位とすテルペンフエノール重合体が好ましい。特に好
ましくは、α−ピネンとフエノールを主構成単位とする
α−ピネンフエノール重合体である。
テルペン類とフエノール類の好ましいモル比はテルペ
ン類/フエノール類=1.0〜20であり、特に好ましく1.0
ないし10である。
好ましい性状を持つ(B)成分としては、例えばテル
ペン類とフエノール類とをフリーデルクラフツ触媒の存
在下で重合して得られ、数平均分子量500ないし1600を
持ち、重量平均分子量に対する数平均分子量の比が3.0
以下でありそして軟化点(環球法、JIS K−2531)が90
℃ないし160℃のものである。またさらに好ましくは、
数平均分子量600ないし1450、重量平均分子量に対する
数平均分子量の比が2.5以下、軟化点(環球法、JIS K−
2531)が100℃ないし150℃のものである。
なお、該(B)成分を構成する重合単位としては、テ
ルペン類とフエノール類のほかに、イソプロペニルトル
エン、ビニルトルエン、t−ブチルスチレン、t−ブチ
ル−α−メチルスチレン、スチレン、α−メチルスチレ
ンが共に重合成分に含まれていてもよい。これらの含有
量はテルペン類、フエノール類およびこの他の成分の合
計に対し50モル%以下であることが好ましい。
[(C)成分について] 本発明に用いる(C)成分のうち、α−オレフイン重
合体(c1)は、数平均分子量が250ないし5000の範囲、
好ましくは300ないし3000の範囲、さらに好ましくは300
ないし1000の範囲にあるものである。
該重合体としては、例えばα−オレフインの単独重合
体、α−オレフインと他のαオレフインとの共重合体、
α−オレフインを主成分とするα−オレフインと他のモ
ノマー、例えばジエン類、塩化ビニル、酢酸ビニル、
(メタ)アクリル酸などとの共重合体が挙げられる。こ
れらのうち前二者が好ましい。また、(c1)としては好
ましくは流動点(JIS K−2269)が30℃以下であり、常
温(25℃)で液状であるものが更に好ましい。
前記のα−オレフインとしては、例えば炭素数2ない
し20のものが好ましい。炭素数2ないし12のものが特に
好ましい。例えばエチレン、プロピレン、1−ブテン、
1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デテ
ン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−オクタデセ
ン、1−エンコセン、4−メチル−1−ペンテンなどを
挙げることができる。
α−オレフインの単独重合体(c1)成分として使用す
る場合には、炭素数4ないし10のものを用いることが一
層好ましい。とくに1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘ
キセン、1−オクテン、1−デセンをモノマーとするも
のを用いることが好ましい。
α−オレフイン同志の共重合体を用いる場合には、エ
チレンとエチレン以外のα−オレフインの共重合体であ
ることが好ましい。その際のα−オレフインとしては炭
素数3ないし12のもの、例えばプロピレン、1−ブテ
ン、1−ヘキセン、1−ペンテン、1−デセン、1−ド
デセン等を挙げることができる。その場合、エチレン含
量は25ないし70モル%であることが好ましい。さらに該
共重合体の重量平均分子量対数平均分子量の比が4以
下、とくに3以下であることが好ましい。
エチレン含有量が上記下限を外れると、本発明の組成
物をホツトメルト接着剤に用いた場合に剥離強度が低下
する傾向があり、また上限を外れると相溶性が不良とな
り溶融粘度が高くなる傾向がある。同様に数平均分子量
が下限を外れると配合物溶融時の加熱減量が大となり、
上限を外れると、配合物溶融粘度が高くなり作業性不良
となる傾向がある。
前記α−オレフインの共重合体又は単独重合体は公知
の方法、例えば特開昭57−123205に記載の方法によって
得ることができる。さらに該共重合体には、例えばスチ
レン等の芳香族ビニル化合物、アクリル酸、メタアクリ
ル酸、マレイン酸、無水マレイン酸等の不飽和カルボン
酸又はその誘導体、ビニルトリメトキシシラン等の不飽
和シラン化合物、グリシジリアクリレート、グリシジリ
メタアクリレート等の不飽和エポキシ化合物、塩素、臭
素等のハロゲンをグラフトした変性(共)重合体も含ま
れる。これらも同様に用いることができる。
またスクアラン(c2)はスクアレンをニツケル触媒に
より水素添加して得られるものである。この原料となる
スクアレンは、深海産のサメ肝油中に含まれるもので、
サメ肝油の不ケン化物を分別蒸留し、脱酸し更に金属ナ
トリウムの存在下に分別蒸留するか、塩化フアルネシル
を金属マグネシウムの存在下縮合させるか、トランス−
ゲラニルアセトンにウイツチヒ反応を行って得られる。
上記(c1)成分と(c2)成分は各単独で、またはこれ
らを混合して本発明の組成物に使用することができる。
[各成分の混合割合] 各成分の混合割合は後述のホツトメルト接着剤として
用いる場合に適するように前記の通りに特定される。好
ましい範囲は(A)成分22ないし33重量%、とくに好ま
しくは25ないし30重量%、(B)成分4ないし25%、と
くには4ないし20重量%、(C)成分45ないし72重量
%、とくには50ないし69重量%である。
[他の成分について] 本発明の組成物には前記(A)、(B)および(C)
成分のほかに用途に応じて種々の他の成分を含有させる
ことができる。
本発明に用いられるかかる他の成分の一つとしては、
通常ポリマー物質に用いられる熱酸化安定剤を挙げるこ
とができる。たとえばモノフエノール系、ビスフエノー
ル系、高分子型フエノール系などのフエノール系熱酸化
安定剤、硫黄系熱酸化安定剤、リン系熱酸化安定剤など
を挙げることができる。これらの熱酸化安定剤は、とく
に後述のホツトメルト接着剤に本発明の組成物を用いる
際に含有されていることが好ましい。
熱酸化安定剤は、前記(A)、(B)および(C)の
合計100重量部に対し、通常0.5重量部ないし1.7重量
部、とくに0.8重量部ないし1.4重量部用いることが好ま
しい。
同様に本発明の用いるのは任意であるが、用いること
が好ましい成分としてはワツクスがある。ここでいうワ
ツクスとしては、パラフイン系ワツクス、ポリオレフイ
ン系ワツクスなどの各種のワツクスを挙げることができ
る。好ましくは、融点(ASTM D−127)が70以上のもの
である。
ワツクスの使用量は(A)、(B)および(C)成分
の合計100重量部に対し0ないし11重量部である。
同様に本発明に用いるのは任意であるが、用いること
が好ましい成分としてはイソプロペニルトルエン重合体
がある。
ここでいうイソプロペニルトルエン重合体とはイソプ
ロペニルトルエンを主構成単位とするものである。他の
従たる副構成単位としては、例えばスチレン、α−メチ
ルスチレン、ビニルトルエン、t−ブチルスチレン、t
−ブチル−α−メチルスチレン等を挙げることができ
る。かかる副たる構成単位は50モル%以下含まれていて
も良い。イソプロペニルトルエン重合体の使用量は
(A)、(B)および(C)成分の合計100重量部に対
し通常0ないし30重量部である。
なお、本発明の組成物には、上記各成分のほか、さら
に、公知の種々の配合剤、例えば耐候安定剤、老化防止
剤、滑剤、スリツプ該、帯電防止剤、充填剤、顔料など
を本発明の目的を損なわない範囲で配合してもよい。
本発明の組成物を製造する方法は特殊なものではな
く、通常ホツトメルト組成物を製造する装置、方法に従
えばよい。
[ホツメルト接着剤] 前記本願発明の組成物は通常そのまま通常のホツトメ
ルト接着剤として用いることができる。すなわち該組成
物の各成分を加熱下に撹拌して均一な溶融液を調製し、
これを用途に応じて粒状、フレーク状、ペレツト状、棒
状などに冷却下に成形する。このホツトメルト接着剤組
成物は再び溶融ないし塗工の用途に供される。たとえ
ば、接着の用途に供する場合に、成形品のコーナー接着
では棒状の配合体を熔接ガンに充填するなどして使用さ
れる。
本発明のホツトメルト接着剤は一般に自動車、電気、
電子、不織布、製靴、製本、製缶、本工、ラミネート、
シート、コーテイング加工等の分野において接着剤ある
いは塗工剤として使用することができる。
本発明のホツトメルト接着剤は後述の実施例が示すよ
うに、とくに低温におけ接着性が優れている。
[実施例] 後記実施例等に使用する各成分を参考例として以下に
記す。
参考例1 温度計、撹拌機を付けた500mlフラスコにα−ピネン
(和光一級、純度74%)100g、n−ヘキサン(三井石油
化学製)150gとフエノール25gを仕込み、撹拌下に温度
+30℃に保ちながら三フッ素ホウ素フエノール錯体1.50
gを約20分間で滴下した。さらに同じ温度で2時間反応
させた後、2%水酸化ナトリウム水溶液75gを加え、さ
らに30分間撹拌を続けて触媒を分解した。
次に重合液を中性になるまで水洗した後、215℃、10m
mHgの条件で30分間溶媒および未反応モノマーを留去し
て樹脂を得た。
樹脂収量は90gであり、色相(G.No.)6、軟化点は13
5℃、nは1100、w/nは1.6であつた。
参考例2 温度計、撹拌機を付けた500mlフラスコにイソプロペ
ニルトルエン(オイル異性体2%、メタ異性体91%、パ
ラ異性体6%の組成をもつ混合物)150gとトルエン300g
を仕込み、撹拌機に温度−30℃に保ちながら三フッ化素
ホウ素フエノール錯体1.50gを約20分間で滴下した。さ
らに同じ温度で2時間反応を続けた後2%の水酸化ナト
リウム水溶液75gを加え、さらに30分間撹拌を続けて触
媒を分解した。
次に重合液を中性になるまで水洗した後、215℃、10m
mHgの条件で30分間溶媒および未反応モノマーを留去し
て樹脂を得た。
樹脂収量は136.6gであり、色相(G.No.)1以下、軟
化点は135℃、nは1200、w/nは2.2であつた。
参考例3 特開昭57−123205号記載の方法により、n800、w/
n1.4、流動点(℃、JIS K2269)−50.0℃、100℃にお
ける動粘度(JIS K2283)20cst、比重(d4 20、アントン
パー密度計)0.830、エチレン含量50モル%のエチレン
・プロピレンランダイ共重合体を得た。
参考例4 特開昭57−123205号記載の方法により、n:400、w
/n:1.2、流動点(℃、JIS K2269)−57.5℃、100℃に
おける動粘度(JIS K2283)4.55cst、エチレン含量35モ
ル%のエチレン・プロピレンランダム共重合体を得た。
実施例1〜2 SEBSブロツクコポリマー(シエル化学製「クラトン
G1650」25重量部、参考例1に記載したテルペンフエノ
ール樹脂5重量部、ワツクス(ペトロライト社製「Be S
quare 195」)9重量部、安定剤(チバガイギー社製
「イルガノツクス1010」))1重量部に、表1に示す参
考例3〜4のエチレン−α−オレフインオリゴマー60重
量部をそれぞれ配合し、混練槽にて溶融(200℃)撹拌
し配合物を調製した。
次に、これら配合物について以下に示す物性を測定し
た(結果は表1に示す)。
接着剤(g/10mm巾):接着性を調べるため、25μのポリ
エステルフイルムと石英板(120×50×3mm)の間に配合
物の厚みが50μになるようにホツトプレス(プレス温度
180℃、圧力3Kg/cm2、10秒間)し、この後、引張速度30
0mm/minでT型はく離を行った(g/10mm巾、測定温度0.2
5、50℃)。
比較例1 実施例2で使用した参考例1のα−ピネンフエノール
重合体のかわりに参考例2に記載するイソプロペニルト
ルエン樹脂を使用する以外は同様に配合物を調製し評価
を行った。
比較例2 市販ホツトメルト接着剤として東亜合成化学製「アロ
ンメルト#912」を使用するほかは、実施例1と同様に
行った。結果を表1に示す。
以上の結果、本発明の重合体組成物は、ホツトメルト
接着剤として優れた低温接着性能を有していることがわ
かる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09J 165:00) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09J 153/02 C08L 53/02,65/00,23/02 - 23/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビニル芳香族化合物(a1)と共役ジエン化
    合物(a2)とからなるブロツク共重合体の水素化物
    (A)15ないし40重量%、 テルペンフエノール重合体(B)4ないし30重量%、お
    よび 数平均分子量が250ないし5000、流動点(JIS K−2269)
    が30℃以下であり、常温(25℃)で液状のエチレン・α
    −オレフイン共重合体(c1)およびスクワラン(c2)か
    らなる群より選ばれる化合物(C)40ないし80重量%、 [但し、上記(A)、(B)および(C)成分の重量%
    はこれらの成分の合計を100重量%としたときの値であ
    る、] を含有することを特徴とする重合体組成物。
  2. 【請求項2】ビニル芳香族化合物(a1)と共役ジエン化
    合物(a2)とからなるブロツク共重合体の水素化物
    (A)15ないし40重量%、 テルペンフエノール重合体(B)4ないし30重量%、お
    よび 数平均分子量が250ないし5000、流動点(JIS K−2269)
    が30℃以下であり、常温(25℃)で液状のエチレン・α
    −オレフイン共重合体(c1)およびスクワラン(c2)か
    らなる群より選ばれた化合物(C)40ないし80重量%、 [但し、上記(A)、(B)および(C)成分の重量%
    はこれらの成分の合計を100重量%としたときの値であ
    る、] を含有する重合体組成物をホツトメルト接着剤成分とす
    ることを特徴とするホツトメルト接着剤。
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