JP2800916B2 - ベッド等におけるボトムの湾曲位置調節機構 - Google Patents

ベッド等におけるボトムの湾曲位置調節機構

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JP2800916B2 JP8160190A JP16019096A JP2800916B2 JP 2800916 B2 JP2800916 B2 JP 2800916B2 JP 8160190 A JP8160190 A JP 8160190A JP 16019096 A JP16019096 A JP 16019096A JP 2800916 B2 JP2800916 B2 JP 2800916B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、起伏機構を備えた
ベッド等において、適切な曲率で湾曲可能に構成した湾
曲ボトムを設けると共に、その湾曲位置を調節する手段
を設けることで、使用者の体格によって位置的に異なる
身体の屈伸部に前記湾曲ボトムの湾曲中心位置を合わせ
るようにした、ベッド等におけるボトムの湾曲位置調節
機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ボトム起伏機構を備えたベッド
が、病院向け、在宅向けを問わず広く出回っている。例
えば図4に示すベッド1のように、背ボトム2a、腰ボ
トム2b、膝ボトム2c、脚ボトム2dに分割したボト
ム2を、ボトム起伏機構によって背上げや、脚上げを行
い、それぞれ所望の傾斜角度に調節する構成のものを挙
げることができる。かかるベッド1において、前述のよ
うにボトム2を傾斜させた際に、背ボトム2aの屈曲位
置と、膝ボトム2cと脚ボトム2dとの屈曲位置が、使
用者の身体の腰骨近傍、膝裏関節位置に適合している
と、使用者の身体に対する圧迫や、ずれなどを生ずるこ
とはないので、大変使いやすいベッドとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし実際には、使用
者の身体の関節箇所と、ボトムの屈曲箇所が適合するこ
とはまれである。例えば比較的身長の低い人がかかるベ
ッド1を使用する際、背ボトム2aから腰ボトム2bに
かけての屈曲箇所に使用者の腰の部分を合わせようとす
ると、膝ボトム2cから脚ボトム2dにかけての屈曲箇
所に、膝裏関節の位置が合わず(図4参照)、逆に膝ボ
トム2cから脚ボトム2dにかけての屈曲箇所に、膝裏
関節の位置を合わせようとすると、今度は腰の部分と背
ボトム2aから腰ボトム2bにかけての屈曲箇所とが合
わない(図5参照)。本発明はこのような不都合を改善
するために提案されたものであって、起伏機構を備えた
ベッド等のボトムに、適切な曲率で湾曲可能に構成した
湾曲ボトムを設けると共に、その湾曲位置を調節する手
段を設けることで、使用者の体格によって位置的に異な
る身体の屈伸部に前記湾曲ボトムの湾曲中心位置を合わ
せるようにした、ベッド等におけるボトムの湾曲位置調
節機構を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、ボトムの起伏機構を備えたベッドに
おいて、大腿部を支える膝ボトムと、脛を支える脚ボト
ムとを所定の曲率で湾曲する構成とした湾曲ボトムを介
して連結し、前記湾曲ボトムの裏面側に、湾曲ボトムの
裏面に当接するように屈曲可能に連結した第1の連結部
材と第2の連結部材とを配設して、ボトムの変位と共に
第1、第2連結部材を変位させて前記湾曲ボトムを支持
するようにし、前記膝ボトムおよび脚ボトムは、ボトム
長手方向に伸縮する伸縮ボトムを有して、これら伸縮ボ
トムをそれぞれ膝ボトムおよび脚ボトムに固定する固定
手段を有し、膝ボトムおよび脚ボトムの、ボトム長手方
向の長さを調節することで、湾曲ボトムの湾曲中心位置
を変える構成とした。前述の構成において、前記膝ボト
ムまたは脚ボトムは、伸縮ボトムをそれぞれ膝ボトムお
よび脚ボトムに対してボトム長手方向に無段階的に移動
させて、固定手段により伸縮ボトムを固定保持する構成
とした。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかるベッド等に
おけるボトムの湾曲位置調節機構について、一つの実施
の形態を示し、添付の図面を基づいて以下説明する。図
1に、起伏機構を備えたベッド10におけるボトム11
を示し、このボトム11のうち、大腿部を支える膝ボト
ム11a、および脛を支える脚ボトム11bの取付け構
成を示す。かかるベッド10は、ボトム11の起伏機
構、すなわち、背上げ機構(図示省略)、脚上げ機構
(図示省略)を備えたものである。前記膝ボトム11a
と脚ボトム11bとは、所定の曲率で湾曲する構成とし
た湾曲ボトム12を介して連結してあり、前記膝ボトム
11aに例えば作動腕(図示省略)を固設して、前記脚
上げ機構を構成する起動部にこの作動腕を連結し、起動
部により作動腕を変位させることで、膝ボトム11a、
湾曲ボトム12および脚ボトム11bを連動変位させる
構成である。
【0006】前記膝ボトム11aと脚ボトム11bとを
連結する湾曲ボトム12の裏面側には、湾曲ボトム12
の裏面に当接するように屈曲可能に連結した第1の連結
部材13と第2の連結部材14とを配設して、ボトム1
1の変位と共に第1、第2連結部材13、14を変位さ
せて前記湾曲ボトム12を支持するようにしている。ま
た、前記膝ボトム11aは、ボトム11長手方向に伸縮
する伸縮ボトム15を有している。一方、脚ボトム11
bにおいても、ボトム11長手方向に伸縮する伸縮ボト
ム16を有している。かかる膝ボトム11aにおける伸
縮ボトム15と、脚ボトム11bとに前記湾曲ボトム1
2を連結して第1、第2連結部材13、14を配設して
いる。さらに、前記膝ボトム11aに伸縮ボトム15を
任意の位置に固定保持するための固定ノブ17、また脚
ボトム11bに伸縮ボトム16を任意の位置に固定保持
するための固定ノブ18が設けられている。
【0007】ここで、前記湾曲ボトム12の構造につい
て説明すると、湾曲ボトム12は、詳細には図示しない
が、例えば複数の短冊状部材と、これら短冊状部材間を
蛇腹状に屈曲する連結部材によって連結構成すると共に
連結部材の変形状態を規制する規制手段(図示省略)を
有し、湾曲ボトム12が所定の曲率で湾曲するように構
成したものである。なお、前記湾曲ボトム12は、他の
構成でもよい。
【0008】以上のように構成されるベッド等における
ボトムの湾曲位置調節機構について、その機能および作
用を説明する。先ず、使用者の体格に応じて湾曲ボトム
12の湾曲中心位置を調節する。すなわち、使用者の身
長が比較的低い場合は、膝ボトム11aにおける伸縮ボ
トム15を膝ボトム11a側に退縮させて膝ボトム11
aのボトム長手側の長さを縮めるように調整し、固定ノ
ブ17により伸縮ボトム15を固定するようにする。そ
の一方で脚ボトム11b側では、伸縮ボトム16を脚ボ
トム11bから引き出してボトム全体長手側方向の長さ
を伸長するようにして固定ノブ18により伸縮ボトム1
6を固定するようにする(図2参照)。かかる状態で、
脚上げ機構の起動部(図示省略)により、膝ボトム11
aと脚ボトム11bとを最大変位状態まで変位させてい
くと、湾曲ボトム12に当接する第1、第2連結部材1
3、14との連結箇所を中心に屈曲していき、この結
果、湾曲ボトム12が、第1連結部材13と第2連結部
材14とに倣って湾曲するのである。この湾曲ボトム1
2の湾曲中心に、使用者の膝裏関節位置が適合すること
で、使用者は、身体、特に下半身がボトム11から受け
るずれ、圧迫などの違和感は少なく、快適なホールド性
の高いベッドとすることができる。
【0009】一方、使用者の身長が比較的高いときは、
湾曲ボトム12の湾曲中心位置を脚ボトム11b側寄り
にするために、膝ボトム11aにおける伸縮ボトム15
を膝ボトム11a側から引き出して、膝ボトム11aの
ボトム長手側の長さを伸長するように調整し、固定ノブ
17により伸縮ボトム15を固定する一方、脚ボトム1
1b側の伸縮ボトム16を脚ボトム11bに退縮させて
ボトム全体長手側方向の長さを縮めるようにして固定ノ
ブ18により伸縮ボトム16を固定するようにする(図
3参照)。このようにして湾曲ボトム12の湾曲中心位
置を、膝ボトム11a側、または脚ボトム11b側にず
らすことができるので、使用者の体格、すなわち、膝裏
関節の位置に湾曲ボトム12の湾曲中心位置を追従させ
ることができ、使用者の体格に適合した湾曲状態とする
ことができる。
【0010】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、湾曲ボト
ムの湾曲中心位置を、膝ボトムおよび脚ボトムにおける
伸縮ボトムを出し入れして膝ボトムおよび脚ボトム側の
ボトム長を調節することで、湾曲ボトムの位置をずら
し、使用者の体格の違いによる、身体の屈伸箇所のずれ
に充分追従させることができ、身体に対する圧迫感を解
消して、高い快適性をもたらすことができる。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる湾曲位置調節機構を備えたベッ
ド等におけるボトムの一実施例を示す、概略的な要部側
面説明図である。
【図2】図1に示す湾曲位置調節機構により、湾曲床部
の湾曲中心位置を調節した状態における、概略的な要部
側面説明図である。
【図3】図1に示す湾曲位置調節機構により、湾曲床部
の湾曲中心位置を調節した状態における、概略的な要部
側面説明図である。
【図4】現行の背上げ、脚上げ機構を備えたベッドの屈
曲傾斜したボトムと、使用者の身体との、不適合状態を
示す模式的な要部側面説明図である。
【図5】現行の背上げ、脚上げ機構を備えたベッドの屈
曲傾斜したボトムと、使用者の身体との、不適合状態を
示す模式的な要部側面説明図である。
【符号の説明】
10 ベッド 11 ボトム 11a 膝ボトム 11b 脚ボトム 12 湾曲ボトム 13 第1連結部材 14 第2連結部材 15、16 伸縮ボトム 17、18 固定ノブ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボトムの起伏機構を備えたベッドにお
    いて、大腿部を支える膝ボトムと、脛を支える脚ボトム
    とを所定の曲率で湾曲する構成とした湾曲ボトムを介し
    て連結し、前記湾曲ボトムの裏面側に、湾曲ボトムの裏
    面に当接するように屈曲可能に連結した第1の連結部材
    と第2の連結部材とを配設して、ボトムの変位と共に第
    1、第2連結部材を変位させて前記湾曲ボトムを支持す
    るようにし、前記膝ボトムおよび脚ボトムは、ボトム長
    手方向に伸縮する伸縮ボトムを有して、これら伸縮ボト
    ムをそれぞれ膝ボトムおよび脚ボトムに固定する固定手
    段を有し、膝ボトムおよび脚ボトムの、ボトム長手方向
    の長さを調節することで、湾曲ボトムの湾曲中心位置を
    変える構成としたことを特徴とするベッド等におけるボ
    トムの湾曲位置調節機構。
  2. 【請求項2】 前記膝ボトムまたは脚ボトムは、伸縮
    ボトムをそれぞれ膝ボトムおよび脚ボトムに対してボト
    ム長手方向に無段階的に移動させて、固定手段により伸
    縮ボトムを固定保持する構成としたことを特徴とする請
    求項1記載のベッド等におけるボトムの湾曲位置調節機
    構。
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