JP2728161B2 - 湾曲位置調節手段を備えたベッドにおけるボトム構造 - Google Patents
湾曲位置調節手段を備えたベッドにおけるボトム構造Info
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Description
ドのボトムに、適切な曲率で湾曲可能に構成した湾曲ボ
トムを設けると共に、その湾曲位置を調節する手段を設
けることで、使用者の体格によって位置的に異なる身体
の屈伸部に前記湾曲ボトムの湾曲中心位置を合わせるよ
うにした、湾曲位置調節手段を備えたベッドにおけるボ
トム構造に関するものである。
が、病院向け、在宅向けを問わず広く出回っている。前
記ボトム起伏機構は、複数に分割したボトムを、単に順
次回動自在に軸止めして、これらボトムを駆動手段によ
って背上げや、脚上げを行い、それぞれ所望の傾斜角度
に調節する構成のものである。その際、背上げにつれ、
背に対応するボトムと腰に対応するボトムとの連結箇所
近傍のボトム上側空間が狭くなり、使用者の身体が圧迫
を受けることがある。一方、脚上げによって、膝に対応
するボトムと、脚に対応するボトムとの連結箇所が持ち
上がり、この連結箇所が使用者の膝裏関節と合わない
と、違和感のある、快適性の乏しいものとなる。そこ
で、本出願人は、連結箇所、例えば、腿の部分を支える
膝ボトム1と、脛の部分を支える脚ボトム2との連結箇
所に、細分割した短冊状ボトムを順次連結した湾曲ボト
ム3を配設し、かかる湾曲ボトム3をローラ4等を介し
て起伏腕5によって支持する構成とし、湾曲ボトム3を
適度な曲率で湾曲させることで、この湾曲ボトム3の湾
曲箇所と使用者の身体の屈伸箇所に多少のずれがあって
も、使用者を違和感なく支えることができるようにした
ベッドを既に提案している(図5参照)。
曲ボトム3によれば、平均的な身長からある程度の身長
差に対しては、身体の屈伸箇所(膝裏関節)に多少のず
れがあっても、違和感なく支えることができる。しか
し、平均的な身長と極端な差があると(例えば老人)、
膝裏関節と前記湾曲ボトム3における湾曲箇所とが大幅
に異なり、せっかくの湾曲ボトム3の機能が損なわれる
おそれがある。本発明はこのような背景から、提案され
たもので、起伏機構を備えたベッドのボトムに、適切な
曲率で湾曲可能に構成した湾曲ボトムを設けると共に、
その湾曲位置を調節する手段を設けることで、使用者の
体格によって位置的に異なる身体の屈伸部に前記湾曲ボ
トムの湾曲中心位置を合わせるようにした、湾曲位置調
節手段を備えたベッドにおけるボトム構造を提供するこ
とを目的とする。
ために、本発明は、ボトムの起伏機構を備えたベッドに
おいて、ボトムを複数に分割して、これら分割したボト
ムのうち隣合うボトムを湾曲ボトムを介して連結すると
共に、前記双方のボトム下面に、第1の連結部材、第2
の連結部材を互いに先端を対向するボトムに指向して突
出するように装着して、これら第1、第2連結部材を互
いに回動自在に連結し、これら第1、第2連結部材の湾
曲ボトムと対向する面を曲面状に形成して、ボトムの変
位時に前記第1、第2連結部材がなす曲面を介して前記
湾曲ボトムを支持するようにし、前記第1、第2連結部
材をそれぞれのボトム下面において、固定位置をボトム
長手方向に調節可能として、第1、第2連結部材の連結
箇所を移動することにより、湾曲ボトムの湾曲中心位置
を調節するようにしたことを特徴とする。
第1、第2連結部材がなす曲面が、湾曲ボトムに当接し
て湾曲ボトムが湾曲する。前記ボトム平坦時において、
第1、第2連結部材のボトム下面に対する取り付け位置
を、ボトム長手方向に沿って異なった位置に変えると、
第1連結部材と第2連結部材との連結箇所が移動し、ボ
トム変位時に、かかる連結箇所が前記湾曲ボトムの異な
った位置に当接するので、その当接した位置を湾曲中心
として湾曲ボトムが湾曲する。
えたベッドにおけるボトム構造について、一実施例を挙
げ、添付の図面を参照しながら以下説明する。図1に、
ボトムの起伏機構を備えたベッド10において、キャス
タを備えた基部フレーム11上のフレーム12に設けら
れるボトム13のうち、大腿部を支える膝ボトム13
a、および脛を支える脚ボトム13bの取付け構成を示
す。かかるベッド10は、ボトム13の起伏機構、すな
わち、背上げ機構(図示省略)、脚上げ機構(図示省
略)を備えたものである。前記膝ボトム13aと脚ボト
ム13bとは、回動自在に連結してあり、前記膝ボトム
13aに作動腕14を固設して、前記脚上げ機構を構成
する起動部にこの作動腕14を連結し、起動部により作
動腕14を変位させることで、膝ボトム13aおよび脚
ボトム13bを連動変位させる構成である。
の間には、湾曲ボトム15が配設され、これら膝ボトム
13aおよび脚ボトム13bの互いに対向する下面に
は、第1の連結部材16、第2の連結部材17が互いに
先端を対向するボトムに指向して、突出/後退可能に装
着してある。そして、これら第1、第2連結部材16、
17を互いに回動自在に連結し、第1、第2連結部材1
6、17の湾曲ボトム15と対向する面を曲面状に形成
して、ボトムの変位時に第1、第2連結部材16、17
がなす曲面を介して前記湾曲ボトム15を支持するよう
にしている。また、前記第1、第2連結部材16、17
は、膝ボトム13aと脚ボトム13b下面において、ボ
トム長手方向に突出/後退可能としたことにより、第
1、第2連結部材16、17の連結箇所を移動すること
で、湾曲ボトム15の湾曲中心位置を変えるように構成
している。
て説明すると、湾曲ボトム15は、詳細に図示はしない
が、例えば複数の短冊状部材と、これら短冊状部材間を
蛇腹状に屈曲する連結部材によって連結構成すると共に
連結部材の変形状態を規制する規制手段(図示省略)を
有し、湾曲ボトム15が所定の曲率で湾曲するように構
成したものである。なお、前記湾曲ボトム15は、他の
構成でもよい。
17は、側面先端側がウエッジ形状を有しており、互い
に回動自在に連結する先端部を、ボトム平坦時において
湾曲床部16から離隔するように形成している。そし
て、これら第1、第2連結部材16、17基部側が、膝
ボトム13aと脚ボトム13b下面に取り付け部材(後
述)を介してボトム長手側に摺動可能に装着され、異な
った位置で固定するように、複数の調節穴18a、18
b、18c、18d、19a、19b、19c、19d
が形成されている。
を備えたベッドにおけるボトム構造について、その機能
および作用を説明する。先ず、使用者の体格に応じて湾
曲ボトム15の湾曲中心位置を調節する。すなわち、第
1連結部材16および第2連結部材17の膝ボトム13
aおよび脚ボトム13bに対する取り付け位置を調節す
る。これら第1、第2連結部材16、17を膝ボトム1
3aおよび脚ボトム13bにおける取り付け部材20上
を摺動させ、調節完了した位置において、調節穴18a
〜18d、19a〜19dのうち、適応する調節穴に固
定ねじ21を螺入して前記取り付け部材20に固定す
る。
状態で脚上げ機構の起動部(図示省略)により、膝ボト
ム13aと脚ボトム13bとを最大変位状態まで変位さ
せていくと、第1、第2連結部材16、17が一つの湾
曲面を形成するようになり、これに湾曲ボトム15が当
接することで、互いに回動自在に連結する先端部に対応
する位置を湾曲中心として湾曲ボトム15は湾曲してい
く。
きは)、湾曲ボトム15の湾曲中心位置を膝ボトム13
a側に寄るように調節する。すなわち、第1、第2連結
部材16、17を膝ボトム13aおよび脚ボトム13b
における取り付け部材20上を摺動させ、調節穴18
c、18d、19c、19dに固定ねじ21を挿通して
取り付け部材20に固定し、第1、第2連結部材16、
17の連結箇所を膝ボトム13a側に寄せる(図2参
照)。
曲ボトム15の湾曲中心位置を湾曲ボトム15の中心に
くるように調節する。すなわち、第1、第2連結部材1
6、17を、第1、第2連結部材16、17の連結箇所
が湾曲ボトム15の中心にくるように、調節穴18b、
18c、19b、19cに固定ねじ21を挿通して取り
付け部材20に固定する(図3参照)。
ボトム15の湾曲中心位置を脚ボトム13b側に寄るよ
うに調節する。すなわち、第1、第2連結部材16、1
7を、第1、第2連結部材16、17の連結箇所が脚ボ
トム13b側に寄るように取り付け部材20上を摺動さ
せ、調節穴18a、18b、19a、19bに固定ねじ
21を挿通して取り付け部材20に固定する(図4参
照)。
位置は、第1、第2連結部材16、17を取り付け部材
20上を摺動させて、第1、第2連結部材16、17の
連結箇所の位置を移動させることで調節することができ
る。すなわち、脚上げ機構の起動部により、膝ボトム1
3aと脚ボトム13bとを変位させていくと、前記第
1、第2連結部材16、17が一つの湾曲面を形成し
て、湾曲ボトム15は第1、第2連結部材16、17に
追従し、第1、第2連結部材16、17の連結箇所に対
応する位置を中心に湾曲することとなる。このようにし
て湾曲ボトム15の湾曲中心位置を、膝ボトム13a
側、または脚ボトム13b側にずらすことができるの
で、使用者の体格、すなわち、膝裏関節の位置に湾曲ボ
トム15の湾曲中心位置を追従させることができ、使用
者の体格に適合した湾曲状態とすることができる。
ムの湾曲中心位置を、第1、第2連結部材の取り付け位
置をずらすことで調節することができ、使用者の体格の
違いによる、身体の屈伸箇所のずれに充分追従させるこ
とができ、身体に対する圧迫感を解消して、高い快適性
をもたらすことができる。
ドにおけるボトムの一実施例を示す、概略的な要部側面
説明図である。
の湾曲中心位置を調節した状態における、概略的な要部
側面説明図である。
の湾曲中心位置を調節した状態における、概略的な要部
側面説明図である。
の湾曲中心位置を調節した状態における、概略的な要部
側面説明図である。
概略的な要部側面説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ボトムの起伏機構を備えたベッドにお
いて、ボトムを複数に分割して、これら分割したボトム
のうち隣合うボトムを湾曲ボトムを介して連結すると共
に、前記双方のボトム下面に、第1の連結部材、第2の
連結部材を互いに先端を対向するボトムに指向して突出
するように装着して、これら第1、第2連結部材を互い
に回動自在に連結し、これら第1、第2連結部材の湾曲
ボトムと対向する面を曲面状に形成して、ボトムの変位
時に前記第1、第2連結部材がなす曲面を介して前記湾
曲ボトムを支持するようにし、前記第1、第2連結部材
をそれぞれのボトム下面において、固定位置をボトム長
手方向に調節可能として、第1、第2連結部材の連結箇
所を移動することにより、湾曲ボトムの湾曲中心位置を
調節するようにしたことを特徴とする湾曲位置調節手段
を備えたベッドにおけるボトム構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7249825A JP2728161B2 (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | 湾曲位置調節手段を備えたベッドにおけるボトム構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7249825A JP2728161B2 (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | 湾曲位置調節手段を備えたベッドにおけるボトム構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0984836A JPH0984836A (ja) | 1997-03-31 |
JP2728161B2 true JP2728161B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=17198752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7249825A Expired - Fee Related JP2728161B2 (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | 湾曲位置調節手段を備えたベッドにおけるボトム構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2728161B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4292435B2 (ja) * | 1999-05-26 | 2009-07-08 | アイシン精機株式会社 | 屈伸位置調節可能な介護用ベッド |
-
1995
- 1995-09-27 JP JP7249825A patent/JP2728161B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0984836A (ja) | 1997-03-31 |
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