JP3045283B2 - ギャッチベッドにおける膝位置調節機構 - Google Patents

ギャッチベッドにおける膝位置調節機構

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JP3045283B2 JP9280886A JP28088697A JP3045283B2 JP 3045283 B2 JP3045283 B2 JP 3045283B2 JP 9280886 A JP9280886 A JP 9280886A JP 28088697 A JP28088697 A JP 28088697A JP 3045283 B2 JP3045283 B2 JP 3045283B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ギャッチベッド等
のボトムに、複数箇所で片側方向にのみ屈曲可能に構成
したすのこ状ボトムを配置し、その屈曲位置を簡単に調
節できるようにして、使用者の体格によって位置的に異
なる身体の屈伸部に合わせるようにした、ギャッチベッ
ドにおける膝位置調節機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ギャッチベッドが、病院向け、在
宅向けを問わず広く出回っている。そのようなギャッチ
ベッドでは、図示はしないが、例えば背ボトム、腰ボト
ム、膝ボトム、足ボトムに分割したボトムを、ボトム起
伏機構によって背上げや、膝上げを行い、それぞれ所望
の傾斜角度に調節するように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし実際には、使用
者の身体の関節箇所と、ボトムの屈曲箇所が適合するこ
とはまれである。例えば比較的身長の低い人がかかるベ
ッドを使用する際、背ボトムから腰ボトムにかけての屈
曲箇所に使用者の腰の部分を合わせようとすると、膝ボ
トムから足ボトムにかけての屈曲箇所に、膝裏関節の位
置が合わず、逆に膝ボトムから足ボトムにかけての屈曲
箇所に、膝裏関節の位置を合わせようとすると、今度は
腰の部分と背ボトムから腰ボトムにかけての屈曲箇所と
が合わない。本発明はこのような不都合を改善するため
に提案されたものであって、ギャッチベッド等のボトム
に、複数箇所で片側方向にのみ屈曲可能に構成したすの
こ状ボトムを配置し、その屈曲位置を簡単に調節できる
ようにして、使用者の体格によって位置的に異なる身体
の屈伸部に合わせるようにした、ギャッチベッドにおけ
る膝位置調節機構を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、ギャッチベッドにおいて、膝ボトム
と足ボトムとを、複数の短冊状ボトム部材を片側にのみ
折れ曲がるように連結構成したすのこ状ボトムによって
連結する構成とし、前記膝ボトム裏面に膝ボトムを支え
る支持フレームを設けて、この支持フレームに進退可能
にスライド金具を設けて、前記すのこ状ボトムにおける
それぞれのボトム部材の下面に至るようにする構成と
し、前記ボトム部材の長手方向中央部を、ボトム部材同
士の連結箇所端面に比較して肉厚として上面側を凸曲面
状に形成した。前述の構成において、支持フレームに固
定穴を設ける一方、スライド金具側に、スライド金具の
移動方向に沿うように複数の固定位置調節穴を設け、前
記スライド金具を移動して支持フレーム側の固定穴と、
スライド金具側の固定位置調節穴とをそれぞれ位置合わ
せして、固定ピンを挿通することで、前記スライド金具
を複数段階の位置で固定して、すのこ状ボトムにおける
屈曲位置を変えるようにすることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかるギャッチベ
ッドにおける膝位置調節機構について、一つの実施の形
態を示し、添付の図面を基づいて以下説明する。図1
に、ギャッチベッド(図示省略)におけるボトム1のう
ち、大腿部を支える膝ボトム1a、および脛を支える足
ボトム1bを示す。前記膝ボトム1aと足ボトム1bと
は、数カ所で片側にのみ折れ曲がるように構成したすの
こ状ボトム2によって連結する構成としている。前記す
のこ状ボトム2は、4枚の例えば木製の短冊状ボトム部
材2a,2b,2c,2dを蝶番(図示省略)によって
順次片側方向、すなわち図中、上面側を凸とするように
屈曲自在に連結している。前記ボトム部材2a〜2d
は、各連結箇所近傍を長手方向中央部に比較して徐々に
肉薄として、上面側を凸曲面状に形成している。一方、
底面側は、平面状に形成している。
【0006】前記膝ボトム1aの下面側には、膝ボトム
1aを支える支持フレーム3を有し、この支持フレーム
3は、すのこ状ボトム2を構成する図中、左端側に位置
するボトム部材2a下面側まで至っている。そしてこの
支持フレーム3に膝位置調節機構として、前記すのこ状
ボトム2を構成するボトム部材2aからボトム部材2c
の下面に至るまで進退可能にスライド金具4が設けられ
ている。
【0007】前記支持フレーム3とスライド金具4と
は、支持フレーム3の先端側近傍に設けられた固定穴5
と、スライド金具4側に設けられた、移動方向に沿う固
定位置調節穴6a,6b,6cとをそれぞれ位置合わせ
して、例えば固定ピン(図示省略)を挿通することで、
3段階の位置で出し入れ調節固定を可能としている。す
なわち、スライド金具4を支持フレーム3に沿って移動
し、支持フレーム3の先端側の固定穴5に、スライド金
具4側の固定位置調節穴6bを合わせて固定ピンを挿通
すれば、スライド金具4先端は、ボトム部材2bの下面
まで至り、さらにスライド金具4を支持フレーム3に沿
って引き出し、支持フレーム3の固定穴5に、スライド
金具4側の固定位置調節穴6bを合わせて固定ピンを挿
通すれば、スライド金具4先端は、ボトム部材2cの下
面まで至るようになっている。なお、支持フレーム3の
固定穴5に、スライド金具4側の固定位置調節穴6aを
合わせて固定ピンを挿通すれば、支持フレーム3先端は
ボトム部材2a下面まで至って、ボトム部材2aを膝ボ
トム1aと一体的に支える構成である。
【0008】以上のように構成されるギャッチベッドに
おける膝位置調節機構について、その機能および作用を
説明する。当初、ギャッチベッドにおけるボトムを平坦
状にしておく。使用者の身長が比較的高いときは、スラ
イド金具4を支持フレーム3に沿って引き出し、支持フ
レーム3の先端側の固定穴5にスライド金具4側の固定
位置調節穴6cを合わせて固定ピンを挿通すれば、スラ
イド金具4先端は、ボトム部材2cの下面まで至るの
で、すのこ状ボトム2を構成するボトム部材2a〜2d
のうち、ボトム部材2a,2b,2cを膝ボトム1aと
一体的に支えることができる状態となる。そこで膝上げ
動作を行うと、膝ボトム1a、すのこ状ボトム2および
足ボトム1bは図1に示すように変位する。すなわち、
すのこ状ボトム2において、ボトム部材2cとボトム部
材2dとの連結箇所が屈曲する。しかし、ボトム部材2
a〜2dは、それぞれ連結箇所側端面を中央部に比較し
て、徐々に肉薄として上面側を凸曲面状に形成している
ため、前記屈曲箇所上面には、適度な曲率の連続的な屈
曲面となり、通常の蝶番結合のボトムのように急激な曲
がり箇所とはならず、圧迫感、違和感の少ないものとな
る。なお、参考までに屈曲箇所に湾曲ボトム10aを用
いた構造のボトム10の、膝上げした状態を仮想線で示
す。かかるボトム10に比較しても、前記すのこ状ボト
ム2における屈曲箇所は、何ら遜色のない、好ましいな
だらかな曲がり状態が得られることがわかる。
【0009】次に、前述の使用者に比較して身長が低い
ときは、ボトムを平坦状にした状態において、スライド
金具4を移動して、支持フレーム3の固定穴5に、スラ
イド金具4側の固定位置調節穴6bを合わせて固定ピン
を挿通すれば、スライド金具4先端は、ボトム部材2b
の下面まで至り、ボトム部材2a〜2dのうち、ボトム
部材2a,2bを、膝ボトム1aと一体的に支えること
ができる状態となる。そこで膝上げ動作を行うと、膝ボ
トム1a、すのこ状ボトム2および足ボトム1bは図2
に示すように変位する。
【0010】さらに使用者の身長が低い場合は、ボトム
を平坦状にした状態において、スライド金具4を移動し
て支持フレーム3の固定穴5に、スライド金具4側の固
定位置調節穴6aを合わせて固定ピンを挿通すれば、支
持フレーム3先端はボトム部材2a下面まで至って、ボ
トム部材2aを膝ボトム1aと一体的に支えることとな
り、この状態で膝上げを行うと、膝ボトム1a、すのこ
状ボトム2および足ボトム1bは図3に示すようにボト
ム部材2aとボトム部材2bとの連結箇所を屈曲箇所と
して変位する。このボトム部材2aとボトム部材2bと
の連結箇所を屈曲箇所に、使用者の膝裏関節位置が適合
すれば、使用者の身体、特に下半身がボトムから受ける
圧迫や、ずれなどを抑えることができ、違和感は少な
く、快適なホールド性の良好なベッドとすることができ
る。
【0011】以上のように、膝ボトム1aと足ボトム1
bとを、数カ所で片側にのみ折れ曲がるように構成した
すのこ状ボトム2によって連結する構成とし、膝ボトム
1aを支える支持フレーム3に、膝位置調節機構とし
て、前記すのこ状ボトム2を構成するボトム部材2aか
らボトム部材2cの下面に至るまで当接状態で進退可能
にスライド金具4を設け、このスライド金具4を移動し
て、支持フレーム3の先端側近傍に設けられた固定穴5
と、スライド金具4側に設けられた、移動方向に沿う固
定位置調節穴6a〜6cとをそれぞれ位置合わせして、
固定ピンを挿通することで、3段階の位置で出し入れ調
節するようにしたので、一層簡単な構造で、使用者の身
体にボトムの屈曲箇所を適合させることができ、ホール
ド性に優れる快適なベッドとすることができる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、数カ所で片側にのみ折
れ曲がるように構成したすのこ状ボトムの下面に、段階
的にスライド金具を至らしめることで、屈曲箇所を調節
することができ、しかも、すのこ状ボトムを構成するボ
トム部材は、各ボトム部材連結箇所近傍を長手側中央部
に比較して徐々に肉薄として、上面側を凸曲面状に形成
しているので、前記屈曲箇所は好ましい適度な曲率の連
続的な屈曲面となり、使用者の体格の違いによる、身体
の屈伸箇所のずれに充分追従させることができ、身体に
対する圧迫感を解消して、高い快適性をもたらすことが
できる。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるギャッチベッドにおける膝位置
調節機構を備えたボトムにおいて、使用者の体格が最も
大きい場合に対応した屈曲状態を示す、概略的な要部側
面説明図である。
【図2】本発明にかかるギャッチベッドにおける膝位置
調節機構を備えたボトムにおいて、使用者の体格が通常
の場合に対応した屈曲状態を示す、概略的な要部側面説
明図である。
【図3】本発明にかかるギャッチベッドにおける膝位置
調節機構を備えたボトムにおいて、使用者の体格が通常
より小さい場合に対応した屈曲状態を示す、概略的な要
部側面説明図である。
【符号の説明】
1、10 ボトム 1a 膝ボトム 1b 足ボトム 2 すのこ状ボトム 2a〜2d ボトム部材 3 支持フレーム 4 スライド金具 5 固定穴 6a〜6c 固定位置調節穴 10a 湾曲ボトム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61G 7/015 A47C 20/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ギャッチベッドにおいて、膝ボトムと
    足ボトムとを、複数の短冊状ボトム部材を片側にのみ折
    れ曲がるように連結構成したすのこ状ボトムによって連
    結する構成とし、前記膝ボトム裏面に膝ボトムを支える
    支持フレームを設けて、この支持フレームに進退可能に
    スライド金具を設けて、前記すのこ状ボトムにおけるそ
    れぞれのボトム部材の下面に至るようにする構成とし、
    前記ボトム部材の長手方向中央部を、ボトム部材同士の
    連結箇所端面に比較して肉厚として上面側を凸曲面状に
    形成したことを特徴とするギャッチベッドにおける膝位
    置調節機構。
  2. 【請求項2】 前記支持フレームに固定穴を設ける一
    方、スライド金具側に、スライド金具の移動方向に沿う
    ように複数の固定位置調節穴を設け、前記スライド金具
    を移動して支持フレーム側の固定穴と、スライド金具側
    の固定位置調節穴とをそれぞれ位置合わせして、固定ピ
    ンを挿通することで、前記スライド金具を複数段階の位
    置で固定して、すのこ状ボトムにおける屈曲位置を変え
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載のギャッチ
    ベッドにおける膝位置調節機構。
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