JP3681917B2 - 背もたれ部の起伏装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はベッドの背もたれ部の起立時に背もたれ部が左側または右側に向け傾けることのできる背もたれ部の起伏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の背もたれ部の起伏装置の一例として特公平4−56610号公報に記載されたものが知られていた。
【0003】
以下、その背もたれ部の起伏装置の構成について図18を参照しながら説明する。
【0004】
図に示すように、背もたれ部保持用枠101に楕円弧状湾曲棒102を設け、楕円弧状湾曲棒102を駆動機構103により駆動させて背もたれ部保持用枠101を起立させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の背もたれ部の起伏装置では、背もたれ部保持用枠101はベッド104の長手方向に向かい種々の角度に起立させるものであるため、背もたれ部を安眠しやすいように人体の上半身を左側または右側に傾けることができないという課題があった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するもので、人体が個々に持っている寝やすい傾きをベッドに与え、快適な安眠を促進することのできる背もたれ部の起伏装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の背もたれ部の起伏装置は上記目的を達成するために、架台上に載置されるベッド枠の背もたれ部枠を起立させるように前記架台の左右に起立自在に設けた左側背上げアームおよび右側背上げアームと、この左側背上げアームおよび右側背上げアームを個別に起伏駆動する左側駆動手段および右側駆動手段とを備え、前記左側駆動手段と右側駆動手段の駆動距離が異なるように可変することにより前記左側背上げアームと右側背上げアームの起立角度を異ならしめ、前記背もたれ部枠を左側または右側に傾ける構成としたものである。
【0008】
本発明によれば、人体が個々に持っている寝やすい傾きをベッドに与え、快適な安眠を促進することのできる背もたれ部の起伏装置を提供することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明は、架台上に載置されるベッド枠の背もたれ部枠を起立させるように前記架台の左右に起立自在に設けた左側背上げアームおよび右側背上げアームと、この左側背上げアームおよび右側背上げアームを個別に起伏駆動する左側駆動手段および右側駆動手段とを備え、前記左側駆動手段と右側駆動手段の駆動距離が異なるように可変することにより前記左側背上げアームと右側背上げアームの起立角度を異ならしめ前記背もたれ部枠を左側または右側に傾ける構成としたものであり、背もたれ部を左側または右側に傾けることができ、人体が個々にもっている寝やすい状態となり快適な安眠を促進することができるという作用を有する。
【0010】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0011】
【実施例】
(実施例1)
図1〜図7に示すように、枠状の架台1の長手方向のほぼ中央部分に支持台2を設け、背もたれ部枠3と尻部枠4ともも部および膝部を含む足部枠5等を屈曲自在に連結し架台1上に載置されるベッド枠6の背もたれ部枠3を起立させるように架台1の左右に左側背上げアーム7および右側背上げアーム8を起立自在に設け、左側背上げアーム7は左側連結杆8を介し、支持台2に設けた左側取付部10に揺動自在に取り付けられる正逆回転可能な左側モータ11および、左側モータ11により架台1の長手方向に進退自在に駆動される駆動軸12よりなる左側駆動手段13の左側駆動軸12の端部に連結し、左側モータ11の正回転または逆回転により左側駆動軸12は架台1の長手方向に前後して左側連結杆9を介し左側背上げアーム7が起伏されるように設ける。
【0012】
また、右側背上げアーム8は、右側連結杆14を介し、支持台2に設けた右側取付部15に揺動自在に取付けられる正逆回転可能な右側モータ16および、右側モータ16により架台1の長手方向に駆動される右側駆動軸17よりなる右側駆動手段18の右側駆動軸17の端部に連結し、右側モータ16の正回転または逆回転により右側駆動軸17は架台1の長手方向に前後して右側連結杆14を介し右側背上げアーム8が起伏されるように設け、左側背上げアーム7と右側背上げアーム8の端部にはローラ19を設ける。
【0013】
また、架台1に設けた支持材20に起立自在に支持された一対の膝上げアーム21が設けられ、支持材20に設けた膝上げモータ22により駆動される駆動軸23に連結している。
【0014】
そして、ベッド枠6の背もたれ部枠3は左右のサイドフレーム24間に円筒状の背もたれパイプ25を設けており、背もたれパイプ25はサイドフレーム24に取付けられる自在継手26に連結したガイドピン27が摺動自在に保持される保持体28を端部に設け、ガイドピン27には背もたれパイプ25を自在継手26側に復帰させるスプリング29を設け伸縮手段30を形成している。
【0015】
上記構成において、背もたれ部枠3を起立させるときには制御装置(図示せず)等を介して左側モータ11および右側モータ16に同時に通電し正回転すると、左側駆動手段13を介して左側背上げアーム7が起立するとともに右側駆動手段18を介して右側背上げアーム8が起立してベッド枠6の背もたれ部枠3がともに設定角度に起立されることとなる。
【0016】
そして、この状態で背もたれ部枠3を左側に傾けたいときには、左側駆動手段13の左側モータ11を逆回転させ左側背上げアーム7の起立角度QAを右側背上げアーム8の起立角度QBより小さくすることにより背もたれ部枠3を左側に傾けることができる。また、右側駆動手段18の右側モータ16を更に正回転させ左側背上げアーム7の起立角度QAより右側背上げアーム8の起立角度QBを大きくすることにより、背もたれ部枠3を左側に傾けることができる。
【0017】
また、制御装置により、右側背上げアーム8の起立角度QBに対し左側背上げアーム7の起立角度QAを小さく設定したり、左側背上げアーム7の起立角度QAに対し、右側背上げアーム8の起立角度QBを大きく設定しておくことにより、背もたれ部枠3は左側に傾いた状態に起立させることができる。
【0018】
また、背もたれ部枠3を右側に傾けたいときには、右側背上げアーム8の起立角度QBを左側背上げアーム7の起立角度QAより小さくすることにより背もたれ部枠3を右側に傾けることができる。
【0019】
そして、背もたれ部枠3を左側または右側に向けて起立するときには、背もたれ部枠3の下方部は尻部枠4に連結し保持されているので、背もたれ部枠3のサイドフレーム24の下端部間の距離L1は常に一定であるが、サイドフレーム24の上端部間の距離L2は、背もたれ部枠3の左側または右側に傾く傾きに応じてサイドフレーム24の下端部間の距離L1に対しサイドフレーム24の上端部間の距離L2が大きくなる。このとき、背もたれ部枠3に設けた背もたれパイプ25は伸縮手段30により長さが調節されて背もたれ部枠3の右側または左側の傾きに対しこじれを生じることなく対応することができる。
【0020】
このように本発明の実施例1の背もたれ部の起伏装置によれば、架台1の左右に起立自在に設けた左側背上げアーム7および右側背上げアーム8を個別に起伏駆動させる左側駆動手段13および右側駆動手段18を設けたので、左側背上げアーム7と右側背上げアーム8の起立角度を可変することができ、ベッド枠6の背もたれ部枠3を左側または右側に傾けて起立させることができ、各人がもっている寝やすい傾きをベッドに与え快適な安眠を促進することができる。
【0021】
また、背もたれ部枠3を左右に設けられるサイドフレーム24に伸縮手段30を有した背もたれパイプ25を設け、背もたれ部枠3を形成したので、背もたれ部枠3の左側または右側への傾きをスムーズに行うことができる。
【0022】
(実施例2)
図8〜図10に示すように、背もたれ部枠3Aのサイドフレーム24Aが起伏自在に設けられるベッド枠6Aに、サイドフレーム24Aの起立支点31を可変するように所定の間隔をもって第1の支点孔32と第2の支点孔33および第3の支点孔34を段階的に設け、サイドフレーム24Aには下方部近傍に第1の係合孔35を設け、この第1の係合孔35より所定の間隔をあけて第2の係合孔36および第3の係合孔37を段階的に設け、支点孔と係合孔に挿入保持されサイドフレーム24Aを起立自在に支持するピン等の支持部材38を設ける。
【0023】
そして、ベッド枠6Aの反背もたれ部枠側の尻部および足部に対応する部分を形成するシャッター39を足部側において長さを調節できるように巻取り自在に設ける。
【0024】
上記構成において、座高の高い人に背もたれ部枠3Aを対応させるときには、ベッド枠6Aに設けた第1の支点孔32にサイドフレーム24Aの第1の係合孔35を係合し支持部材38を挿入支持してサイドフレーム24Aの起立支点31を形成し、背もたれ部枠3Aの起立時には、ベッド枠6Aより露出する寸法が一番長い状態(A)に背もたれ部枠3Aを起立させる。
【0025】
また、座高の低い人に背もたれ部枠3Aを対応させるときには、ベッド枠6Aに設けた第3の支点孔34にサイドフレーム24Aに設けた第3の係合孔37を係合し、支持部材38を挿入支持してサイドフレーム24Aの起立支点31を移動した位置に起立支点31Aを形成し、背もたれ部枠3Aの起立時にはベッド枠6Aより露出する寸法が一番短い状態(B)に背もたれ部枠3Aを起立させる。
【0026】
このとき、起立支点31が背もたれ部枠3A側に移動することによりベッド枠6Aの第1の支点孔32から第3の支点孔34間に空間ができるので、その空間を覆うように巻取自在に設けたシャッター39を引き出して閉鎖する。
【0027】
このように本発明の実施例2の背もたれ部の起伏装置によれば、ベッド枠6Aに段階的に設けた支点孔と背もたれ部枠3Aのサイドフレーム24Aに段階的に設けた係合孔との係合位置を変換することにより背もたれ部枠3Aの起立支点31が移動して変わり、ベッド枠6Aから起立する背もたれ部枠3Aの長さが人の座高に対応することができ、ベッドに寝ている人に違和感を与えることがなくなるとともに身体が所定の位置よりづれたりすることが防止できる。
【0028】
また、サイドフレーム24Aの起立支点31が移動したときにベッド枠6Aに生じる空間をシャッター39で覆うようにしたので、空間部分が形成されたことによる身体の落ち込み等による不安感を軽減することができる。
【0029】
(実施例3)
図11〜図14に示すように、ベッド枠6Bに背もたれ部枠3Bのサイドフレーム24Bの起立する支点附近のベッド枠6Bの長手方向にレール40を設け、レール40にはスライド自在で所定位置で係止できるベッド側スライド部材41を設け、背もたれ部3Bのサイドフレーム24Bは端部にチエン等の屈曲できる支点変換部材42を設け、ベッド枠6Bより上方に露出する支点変換部材42の屈曲を阻止できるようにサイドフレーム24Bに摺動し係止されるフレーム側スライド部材43を設け、サイドフレーム24Bに設けた支点変換部材42の端部は背もたれ部枠3Bのベッド枠6Bより露出する長さが一番長い状態で起立できるように反背もたれ枠側となるベッド枠6Bの支点44に起立自在に支持する。
【0030】
上記構成において、座高の高い人に背もたれ部枠3Bを対応させるときには、ベッド枠6Bに設けたレール40に摺動するベッド側スライド部材41を支点44より反背もたれ部枠側に移動することにより背もたれ部枠3Bのサイドフレーム24Bは支点変換部材42を端部に有した状態でフレーム側スライド部材43により支点変換部材42の屈曲が阻止された直線状態となりベッド枠6Bより露出する部分が一番長い寸法〓2の状態となり座高の高い人の背もたれ部枠3Bを形成できる。
【0031】
また、座高の低い人に背もたれ部枠3Bを対応させるときには、ベッド側スライド部材41を背もたれ部枠3B側に移動し、背もたれ部枠3Bのサイドフレーム24Bの起立する位置を支点44から支点45に移動するように、ベッド側スライド部材41をレール40上を摺動して移動し、背もたれ部枠3Bの起立時にはベッド枠6Bより露出する寸法が一番短い寸法〓1の状態に背もたれ部枠3Bを起立させる。
【0032】
また、背もたれ部枠3Bの左右のサイドフレーム24Bの一方のサイドフレーム24Bの支点位置を他方のサイドフレーム24Bの支点位置と異なる位置にすることにより、背もたれ部枠3Bを左方向または右方向に傾けることができる。
【0033】
このように本発明の実施例3の背もたれ部の起伏装置によれば、背もたれ部枠3Bのサイドフレーム24Bの端部に設けられる屈曲自在な支点変換部材42と、ベッド枠6Bに設けたレール40に摺動自在に設けられるベッド側スライド部材41と、支点変換部材42とサイドフレーム24Bを直線状に支持するフレーム側スライド部材43とを設け、支点変換部材42の起立する支点を可変するので、ベッド側スライド部材41とフレーム側スライド部材のスライド操作により背もたれ部枠3Bを座高の高い人または、座高の低い人に対応できるように高さを容易に調節することができる。
【0034】
また、背もたれ部枠3Bのサイドフレーム24Bの起立する支点を左右のサイドフレーム24Bにおいて異なる位置とすることにより、背もたれ部枠3B自身を左側または右側に傾けることができる。
【0035】
(実施例4)
図15に示すように、ベッド枠6Cと起立時の背もたれ部枠3Cとの間に形成される空間を覆うように一方を背もたれ部枠3Cに係止し他方をベッド枠6Cに係止した蛇腹状のカバー46を設ける。
【0036】
上記構成において、ベッド枠6Cに設けた背もたれ部枠3Cを起立させたときには、ベッド枠6Cと背もたれ部枠3Cに係止した蛇腹状のカバー46が開いてベッド枠6Cと背もたれ部枠3C間の空間を覆うこととなる。
【0037】
そして、背もたれ部枠3Cを伏せた場合には、カバー46は蛇腹状の機能により折り畳まれてベッド枠6C内に収納される。
【0038】
このように本発明の実施例4の背もたれ部の起伏装置によれば、ベッド枠6Cと起立時の背もたれ部枠3C間に形成される空間を覆うように蛇腹状のカバー46を設けたので、持物等がベッド枠6C内に落ち込むことが防止できる。
【0039】
(実施例5)
図16に示すように、背もたれ部枠3Dの頭部が置かれる部分のサイドフレーム24Cに、下方部を支点に起立するように支持台47を介して頭部もたれ部枠48を起立自在に設け、頭部もたれ部枠48の側板49に、一端がサイドフレーム24Cに取付けた取付板50に回動自在に設けられた支持棒51がスライド保持される保持部52を取付部53を介して回動自在に取付け頭部起立手段54を形成する。
【0040】
上記構成において、頭部もたれ部枠48を起立させるときには、頭部もたれ部枠48の上部側を上方に持ち上げることにより頭部もたれ部枠48は支持台47を介して起立される。このとき、頭部起立手段54の支持棒51は保持部52にスライドし、起立位置において支持棒51は保持部52に保持され頭部もたれ部枠48は起立状態に保持される。
【0041】
また、頭部もたれ部枠48を伏せたいときには、保持部52の保持力に抗して頭部もたれ部枠48の上方部を下方に押し下げることにより頭部もたれ部枠48は伏せた状態となる。
【0042】
このように本発明の実施例5の背もたれ部の起伏装置によれば、背もたれ部枠3Bに頭部もたれ部枠48を設け、頭部起立手段を介して頭部もたれ部枠48を起立できるようにしたので、頭部を少し持ち上げた自然体で寝ることができる。
【0043】
(実施例6)
図17に示すように、背もたれ部枠3Eの左右のサイドフレーム24Dの下端部を自在継手55を介してベッド枠6Dに起立自在に設ける構成とする。
【0044】
上記構成において、左右のサイドフレーム24Dの起立角度が、左側の起立角度Q1に対し右側の起立角度Q2を大きくして背もたれ部枠3Eを左側に片向ける場合、左右のサイドフレーム24D間の下端部の距離〓1に対し、左右のサイドフレーム24Dの上端部は斜めとなり、左右のサイドフレーム24Dの上端部間の距離は大きくなろうとするが、左右のサイドフレームは自在継手55を介しベッド枠6Dに設けられているため、起立角度の大きい右側のサイドフレーム24Dは左側サイドフレーム24Dの上端部を支点に、下端部側の距離〓1と同一寸法〓2の軌跡で動くこととなり左右のサイドフレーム24D間に設けられる背もたれパイプ25は一定の長さで良いこととなる。
【0045】
このように本発明の実施例6の背もたれ部の起伏装置によれば、背もたれ部枠3Eにサイドフレーム24Dを自在継手55を介してベッド枠6Dに起立自在に設けているので、背もたれ部枠3Eを左側または右側に傾け起立するときに左右のサイドフレーム24Dの起立角度を異なるようにしても、左右のサイドフレーム24D間の上端部側の距離が斜めになることにより広がろうとすることが自在継手55により抑制され、サイドフレーム24Dは下端部側も上端部側も同一の間隔となり、背もたれ部枠3Eに設けられる背もたれパイプを伸縮自在なものにする必要がなくなり背もたれ部分の構造を簡略化することができる。
【0046】
【発明の効果】
以上の実施例から明らかなように、本発明によれば架台上に載置されるベッド枠の背もたれ部枠を起立させるように前記架台の左右に起立自在に設けた左側背上げアームおよび右側背上げアームと、この左側背上げアームおよび右側背上げアームを個別に起伏駆動する左側駆動手段および右側駆動手段とを備え、前記左側駆動手段と右側駆動手段の駆動距離が異なるように可変することにより前記左側背上げアームと右側背上げアームの起立角度を異ならしめ前記背もたれ部枠を左側または右側に傾ける構成としたので人体が個々に持っている寝やすい傾きをベッドに与え、快適な安眠を促進できる背もたれ部の起伏装置を提供することができる。
【0047】
また、ベッド枠の背もたれ部枠を、左右に伸縮する伸縮手段を有した背もたれパイプで形成したので、背もたれ部枠の左側または右側への傾きをスムーズに行うことができる。
【0048】
また、ベッド枠に起立自在に設けられる背もたれ部枠の起立支点位置を変換して背もたれ部枠の露出長さを可変できる構成としたので、人の座高に対応することができ、寝ている人に違和感を与えることがなくなる。
【0049】
また、ベッド枠に起立自在に設けられる背もたれ部枠の反背もたれ部側となるベッド部分を巻取自在なシャッターで形成したので、背もたれ部枠との間の空間をシャッターで覆うことができ、身体の落ち込み等による不安感を軽減できる。
【0050】
また、背もたれ部枠のサイドフレームの端部に屈曲自在に設けられ下方部がベッド枠に回動自在に設けられる支点変換部と、ベッド枠に設けたレールに摺動するベッド側スライド部材と、サイドフレームに設けられる前記支点変換部材をサイドフレームと直線状に保持するように設けたフレーム側スライド部材とを備え、前記ベッド側スライド部材およびフレーム側スライド部材のスライド操作により前記支点変換部材の起立する支点を可変する構成としたので、スライド部材をスライドする簡単な操作で座高の高い人または低い人に容易に対応することができる。
【0051】
また、背もたれ部枠の左右のサイドフレームの起立する支点を異なる位置にして背もたれ部枠を左側または右側に傾ける構成としたので背もたれ部枠自身を左側また右側に傾けることができる。
【0052】
また、背もたれ部枠の起立時にベッド枠との間に形成される空間を覆う蛇腹機能を有したカバーを前記ベッド枠と背もたれ部枠との間に設けたので、持物等がベッド枠内に落ち込むことが防止できる。
【0053】
また、背もたれ部枠の頭部が対応する部分にサイドフレームに支持される頭部もたれ部枠を設け、前記頭部もたれ部枠を頭部起立手段で起立させる構成としたので、頭部を少し持ち上げた自然体で寝ることができる。
【0054】
また、背もたれ部枠の左右のサイドフレームを自在継手を介してベッド枠に起立自在に設けたので、背もたれ部枠に設けられる背もたれパイプを伸縮自在なものにする必要がなくなり背もたれ部分の構造を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の背もたれ部の起伏装置の架台の構成を示す斜視図
【図2】同背もたれ部の起伏装置のベッド枠の構成を示す斜視図
【図3】同背もたれ部の起伏装置のベッド枠を伏せたときの状態を示す側面図
【図4】同背もたれ部の起伏装置のベッド枠の起立時の状態を示す側面図
【図5】同背もたれ部の起伏装置の背もたれパイプ部分の構成を示す断面図
【図6】同背もたれ部の起伏装置の背上げアームの起立状態を示す概略斜視図
【図7】同背もたれ部の起伏装置のサイドフレームの起立状態を示す概略斜視図
【図8】本発明の実施例2の背もたれ部の起伏装置のベッド枠の構成を示す概略斜視図
【図9】同背もたれ部の起伏装置のベッド枠とサイドフレームの関係を示す分解図
【図10】同背もたれ部の起伏装置の背もたれ部枠の起立支点を変えた状態を示す概略図
【図11】本発明の実施例3の背もたれ部の起伏装置の背もたれ部を長くした状態を示す概略図
【図12】同背もたれ部の起伏装置の背もたれ部を短くした状態を示す概略図
【図13】同背もたれ部の起伏装置の起立支点を変えたときの状態を示す概略図
【図14】同背もたれ部の起伏装置の左右のサイドフレームを異なる位置とした状態を示す概略図
【図15】本発明の実施例4の背もたれ部の起伏装置の構成を示す部分拡大図
【図16】本発明の実施例5の背もたれ部の起伏装置の構成を示す部分拡大斜視図
【図17】本発明の実施例6の背もたれ部の起伏装置の背もたれ部枠の構成を示す斜視図
【図18】従来の背もたれ部の起伏装置の構成を示す側面図
【符号の説明】
1 架台
3 背もたれ部枠
3A 背もたれ部枠
3B 背もたれ部枠
3C 背もたれ部枠
3D 背もたれ部枠
3E 背もたれ部枠
6 ベッド枠
6A ベッド枠
6B ベッド枠
6C ベッド枠
6D ベッド枠
7 左側背上げアーム
8 右側背上げアーム
13 左側駆動手段
18 右側駆動手段
24B サイドフレーム
24C サイドフレーム
24D サイドフレーム
25 背もたれパイプ
30 伸縮手段
31 起立支点
31A 起立支点
39 シャッター
40 レール
41 ベッド側スライド部材
42 支点変換部材
43 フレーム側スライド部材
44 支点
45 支点
46 カバー
48 頭部もたれ部枠
54 頭部起立手段
55 自在継手

Claims (9)

  1. 架台上に載置されるベッド枠の背もたれ部枠を起立させるように前記架台の左右に起立自在に設けた左側背上げアームおよび、右側背上げアームと、この左側背上げアームおよび右側背上げアームを個別に起伏駆動する左側駆動手段および右側駆動手段とを備え、前記左側駆動手段と右側駆動手段の駆動距離が異なるように可変することにより前記左側背上げアームと右側背上げアームの起立角度を異ならしめ前記背もたれ部枠を左側または右側に傾ける構成とした背もたれ部の起伏装置。
  2. ベッド枠の背もたれ部枠を、左右に伸縮する伸縮手段を有した背もたれパイプで形成した請求項1記載の背もたれ部の起伏装置。
  3. ベッド枠に起立自在に設けられる背もたれ部枠の起立支点位置を変換して背もたれ部枠の露出長さを可変できる構成とした請求項1記載の背もたれ部の起伏装置。
  4. ベッド枠に起立自在に設けられる背もたれ部枠の反背もたれ部側となるベッド部分を巻取自在なシャッターで形成した請求項1記載の背もたれ部の起伏装置。
  5. 背もたれ部枠のサイドフレームの端部に屈曲自在に設けられ下方部がベッド枠に回動自在に設けられる支点変換部材と、ベッド枠に設けたレールに摺動するベッド側スライド部材と、サイドフレームに設けられる前記支点変換部材をサイドフレームと直線状に保持するように設けたフレーム側スライド部材とを備え、前記ベッド側スライド部材およびフレーム側スライド部材のスライド操作により前記支点変換部材の起立する支点を可変する構成とした請求項1記載の背もたれ部の起伏装置。
  6. 背もたれ部枠の左右のサイドフレームの起立する支点を異なる位置にして背もたれ部枠を左側または右側に傾ける構成とした請求項5記載の背もたれ部の起伏装置。
  7. 背もたれ部枠の起立時にベッド枠との間に形成される空間を覆う蛇腹機能を有したカバーを前記ベッド枠と背もたれ部枠との間に設けた請求項1記載の背もたれ部の起伏装置。
  8. 背もたれ部枠の頭部が対応する部分にサイドフレームに支持される頭部もたれ部枠を設け、前記頭部もたれ部枠を頭部起立手段で起立させる構成とした請求項1記載の背もたれ部の起伏装置。
  9. 背もたれ部枠の左右のサイドフレームを自在継手を介してベッド枠に起立自在に設けた請求項1記載の背もたれ部の起伏装置。
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